JPS62297608A - 竪型気化バ−ナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、薄型の給湯機あるいは暖房機等に装備して、
畑土する気化燃焼焔により能率的に給湯あるｉは暖房等
を行うことができる竪型気化バーナに関する。

従来の技術 従来、この種の竪型気化バーナとしては、実公昭５２−
５４０３３号公報に示されているようなものがあり、こ
れを第３図を用いて説明する。１は扁平状を呈する燃焼
筒、２は気化筒、３はその周囲をとりまく点火壁であっ
て、燃焼筒１の底壁は多数の噴焔孔４を穿孔した燃焼盤
５となっており、燃焼盤５の下部には混気ガスを蓄気す
るガス室（図には現われていない）が形成されている。

そして、この竪型気化バーナにおいては、気化筒２で気
化され、かつガス室に蓄気された混気カスが噴焔孔４よ
り噴出して気化燃焼を営むものである。

発明が解決しようとする問題点 ところで、このような従来の竪型気化バーナにあっては
、燃焼筒１が扁平の多角形状であるから、混気ガスを構
成せしめる気化筒２とその燃焼盤５の横長方向と前後の
短辺方向とでは距離が大きく異なるため、燃焼盤５の全
面にわたって噴出する混気ガスの噴出圧力が気化筒２の
回転による影響で一様とならず、どうしても燃焼状態が
不安定となったり、部分的にリフト燃焼が生ずる等の欠
点がある。

また、燃焼筒が扁平状であるところから、そのｔｉｉｊ
後左右方向の機械的強度が劣り、高温状態におψて燃焼
筒が変形するおそれがある。

したがって、この種の竪型気化バーナにあっては、かか
る不都合を解消しなければならない。

問題点を解決するための手段 本発明は前記問題点を解決するものであって、以下にそ
の内存を実施例に対応する第１図および第２図を用いて
説明する。

横断面が多角形となり、かつ上端を開放した短長の竪型
筒壁１０２を有する有底扁平状の燃焼体１０１内周に、
竪型筒壁１０６全周１こ多数の噴焔孔１０７を穿孔し、
その底壁中央には凹陥燃焼室１０９を設けた扁平状の燃
焼盤体１０５を配設して、燃焼体１０１と燃焼盤体１０
５とσ）１）旧こガス室１）０を形成する。まプこ、前
記凹陥悌焼室１０９内には、噴気室１）４および噴気室
１）４番こ通ずる冷風噴気通路１２３を介して回転自在
（こ西己設した気化体１）９の開放側を没入位置せしめ
る。そして、このように構成したものにおいて、竪型筒
壁１０６内周には噴気安定板１３１を配設する。

作　　　　　　　用 バーナの始動にあたっては、気化体１）９を高速回転さ
せると共に、強制風を気化体１）９ｉ・よび噴気室１０
７に送風すれば、強制風は気化体１）９内部を通ってガ
ス室１）０に圧入された後、多数の噴焔孔１０７から燃
焼体１０１内に噴気されると同時に、強制風の一部は噴
気室１）４より出て冷気噴気通路１２３を通り、凹陥燃
焼室１０９の筒壁１）１に沿い噴気される。そこで、燃
油を気化体１）９内に給油すれば、燃油は薄膜状に拡散
し、開放端部より微粒状となって凹陥燃焼室１０９内に
噴散され、点火によって生燃焼が生ずる。

このようにして、凹陥燃焼室１０９内に生燃焼が生ずる
と、これによって気化体１）９が高温に加熱され、以後
給油された燃油は気化体１）９内面に沿い拡散移行され
る間に蒸発気化され、発生した気化ガスは強制風と撹拌
混合し、完全な混気ガスとなってガス室１）０内に圧入
されたうえ、多数の噴焔孔１０７から噴気燃焼される。

ところで、上述の如き気化燃焼時に噴気室１）４内に尋
人された冷風は、冷風噴気通路１２３より燃焼盤体１０
５内底壁面に沿い燃焼盤体１０５を冷却りながら噴送さ
れ、しかも、この冷風は気化体１）９の回転作用により
一方に向う旋回風となって燃焼盤体１０５の竪型筒壁１
０６に沿い旋回しながら上端開放側に向は噴出され、多
数の噴焔４一 孔１０７より強制的に混気ガスを吸い出そうとする。

しかしながら、竪型筒壁１０６の内周には噴焔安定板１
３１が配設されているので、前記旋回風は竪型筒壁１０
６側において旋回するのが遮えぎられ、竪型筒壁１０６
面側に直接旋回風の影響ｉＪり及ばないようになる。そ
の結果、多数の噴焔孔１０７からは、混気ガスが旋回風
による吸い出し作用の影響を受けることな（、一定圧力
状態のもとで噴気され、安定した気化燃焼が営まれ、決
して部分的にリフト燃焼が生ずることがない。

また、噴焔安定板１３１は、竪型筒壁１０６内周にわた
って配設されているので、その機械的’ｒｆＡ度が高く
、高温状態でも変形することがな−。

実　　　施　　　例 本発明の一実施例を図面について説明する。

第１図ふ・よび第２図において、１０１は燃焼体であっ
て、この燃焼体１０１は、横断…１が多角形となり、か
つ上端を開放した短長σ）竪型簡壁１０２を有し、底壁
１０３の中央部には外側に向けて膨出した環状膨出部１
０４を設けた有底扁平状のものである。そして、燃焼体
１０１の内周には、竪型筒壁１０６の全周に多数の噴焔
孔１０７を穿孔し、かつ底ｖ１０８の中央部に凹陥燃焼
室１０９を設けた燃焼体１０１と略同形とした扁平状の
燃焼盤体１０５を間隔をおいて張設し、燃焼体１０１と
燃焼盤体１０５との間にガス室１）０を形成せしめる。

上記凹陥燃焼室１　ｏ　９＃−を筒壁１）１と底壁１）
２とにより形成されてふ・す、底壁１）２の中央には開
放部１）３が開口されている。１）４は前記開放部１）
３の開目端部周囲に設置された中空環状の噴気室であっ
て、この噴気室１）４は、燃焼体１０１の環状膨出部１
０４側に隣設した送風室１）５と複数本の給気管１）６
を介して連通せしめると共に、噴気室１）４の内側筒壁
には冷風噴気口１）１が全周に亘り開口されている。

１）８は送風室１）５側より燃焼体１０１内の中央部に
向は挿通した回転軸であって、この回転軸１）８の先端
にはそれを覆うように基端側を開放した気化体１）９が
直結されている。そして、気化体１）９の開放端部は外
方へ折曲して張出させ、その周端面には中空状を呈する
混気筒１２０の上部側に一体に設けた燃油飛散板１２１
を気化体１）９端部との間に燃油飛散間隙１２２が形成
せられるように一体に装着せしめである。１２３は噴気
室１）４の上部と気化筒１）９の開放側端部に装着した
混気筒１２０との間に形成した環状の冷風噴気通路であ
って、この冷風噴気通路１２３の送風基端側は冷風噴気
口１）７およびガス室１）０に連通されて、冷風のみを
凹陥燃焼室１０９内に噴気せしめる。したがって、０ｉ
１記気化体１）９は開放部１）３を介してガス室１）０
と連通されると共に、気化体１）９の開放側を凹陥燃焼
室１０９内に没入位置せしめて燃油飛散間隙１２２より
出て、燃油飛散板１２１により噴散された燃油が必らず
凹陥燃焼室１０９の尚壁１）１面に当って微粒化され、
冷風噴気通路１２３からの補給作用で速かに生燃焼せし
める。凹陥燃焼室１０９を形成する筒壁１）１の周面お
よび底壁１）２面には多数の補助噴焔孔１２４を穿孔し
て、ガス室１）０内に充満した混気ガスの一部を気化体
１）９に向は噴気燃焼せしめて、気化体１）９内部を気
化ガス発生温度に昇温させ、気化ガスを連続して発生せ
しめる。１２５は底部側を環状膨出部１ｏ、４の中央に
開口した連通ロ１２６端部に装着し、上端開口部を気化
体１）９内の頂部近傍位置に臨むように挿入立設した送
風筒であり、また１２７は気化体１）９の頂部内面に一
体に装着した中空状の燃油拡散体であって、気化体１）
９の内面と燃油拡散体１２７の上端面との間には適宜寸
法の燃油飛散間隙が設けられている。１２８は燃油拡散
体１２１の下部内面に燃油を供給するための給油管、１
２９は点火栓、１３０Ｆｉドレンパイプである。

前記竪型筒壁１０６に穿孔した噴焔孔１０７設定位置よ
り低位の竪型筒壁１０６の内周には、それを取り囲むよ
うに噴焔安定板１３１が内方に向は延出するように配設
されている。この噴焔安定板１３１は竪型筒壁１０６の
袖強体ともなっておリ、特に前後および左右方向の機械
的強度の向上が図られて−る。

なお、燃焼盤体１０５の底壁１０８面にも多数の噴焔孔
１０７ａを穿孔せしめれば、より人容晴の混気ガスを噴
気燃焼させ、燃煉加熱効率の向上を図ることができる許
りか、凹陥燃焼室１０９内の底壁１）２面に穿孔した補
助噴焔孔１２４は、生燃焼の始動時に未燃油が発生した
場合には該未燃油を速かにガス室１）０内に流下させる
ためのドレーン孔として兼用できる。そしてガス室１）
０内に流下した未燃油は燃焼体１υ１　ｑ）環状膨出部
１０４に接続開口したトレーンバイブ１３０を介して外
部に排出させればよい。

この実施例の竪型気化バーナにあっては、前記のように
竪型筒壁１０６の内ノ〜に噴焔安定板１３１が設けられ
ているので、例え冷風噴気通路１２３より噴出した冷風
が気化体１）９の回転作用で旋回風が発生しても、該旋
回風を遮えきって、竪イΩ筒壁１０６面側に及ぶのを阻
止し、噴焔孔１０７から混気ガスが一定圧力状態のもと
に噴−（燃ハ・乙され燃焼状態が不安定になることがな
い詐りか、部分的にリフト燃焼を生じることもない。

また、竪型筒壁１０６Ｆｉ噴焔安定板１３１によって十
分補強されるので、これが高温状態でも変形せず、長期
間にわたって用いることができる。

ところで、前記の如き気化体１）９による旋回風は、竪
型筒壁１０６の短辺側で強く、その横長方向では影響が
少いので、噴焔安定板１３１は竪型筒壁１０６の短辺側
たけに設けても、十分に燃焼状態の安定を図ることが可
能である。

発明の効果 要するに本発明は、前記のような具体的構成を具ωムせ
しめたから、気化体１）９の回転により竪型筒壁１０６
に沿い旋回しながら上端開放側に向は噴出される旋回風
は噴焔安定板１３１によって遮えぎられ、竪型筒壁１０
６面側に直接旋回風の影響を及ぼすことがなく、旋回風
による混気ガスの吸−出し作用を受けず一定圧力状態の
もとで噴気されて、常に安定した燃焼状態を維持できる
許りか、竪型筒壁１０６の機械的強度を高くして、高温
状態においても変形等を未然に防止することができる効
果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る竪型気化バーナの一実施例を示すも
のであって、第１図は一部を切欠した縦断正面図、第２
図緯同千面図、第３図は従来例の概略平面図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）横断面が多角形となり、かつ上端を開放した短長
   の竪型筒壁を有する有底扁平状の燃焼体内周に、竪型筒
   壁全周に多数の噴焔孔を穿孔し、かつ底壁中央に凹陥燃
   焼室を設けた扁平状の燃焼盤体を配設して、燃焼体と燃
   焼盤体との間にガス室を形成すると共に、前記凹陥燃焼
   室内には、噴気室および噴気室に通ずる冷風噴気通路を
   介して回転自在に配設した気化体の開放側を没入位置せ
   しめたものにおいて、上記竪型筒壁内周には噴焔安定板
   を配設したことを特徴とする竪型気化バーナ。
2. （２）燃焼盤体の竪型筒壁全周に穿孔した噴焔孔は凹陥
   燃焼室よりも外側に位置した燃焼盤体の底壁面にも穿孔
   したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の竪型
   気化バーナ。