JPS62295885A - エレベ−タの自動点検運転装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〈産業上の利用分野〉 本発明はエレベータの点検運転を行わせる自動点検運転
装置に関する。

〈従来技術〉 −ｉにエレベータは、その安全運転を計るために点検運
転を定期的に行っている。これまで作業員が乗かごに乗
り込み、エレベータの点検運転を手動操作で行っていた
が、近年では自動的にエレベータの点検運転を行う自動
点検運転装置が、例えば特開昭５８−１３０８７６号公
報および特開昭５８−１９７１６１号公報等で提案され
ている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上述した従来の自動点検運転装置は、点検運転指令が出
ると、乗かご内の乗客が行うかご呼びと既に登録された
乗場呼びに対応する階床にだけ停止する運転が行われる
。このため、乗客がエレベータから降りたことを検出す
る降車検出装置や自動点検運転中であることを表示する
表示装置等を設ける必要があり、エレベータの制御装置
が複雑になってエレベータの製造費用の増大を招いたり
、また点検運転中はエレベータの一般刊用がてきず利用
者にとって不便を来していた。

本発明の目的は、エレベータの利用者の使用上の不便を
なくしたエレベータの自動点検運転装置を提供するにあ
る。

く問題点を解決するための手段〉 本発明のエレベータの自動点検運転装置は、予め設定し
た時間帯を検出する時間検出装置と、この時間帯にエレ
ベータの呼び登録かなくエレベータが停止しているとき
計数を開始し所定計数時間後に停止確認信号を発する計
数手段と、上記時間帯にエレベータの呼び登録がなく上
記停止確認信号が入力されたときエレベータを点検運転
させる点検運転手段とを備えたことを特徴とする。

く牛用〉 本発明のエレベータの自動点検運転装置は上記の如き構
成であるため、時間検出装置によって予測した閑散時と
思われる時間帯において計数手段によって実際に閑散状
態であるか否かを判断し、閑散時に点検運転を行うこと
ができ、エレベータ利用者に不便をかけることがない。

〈実施例〉 以下本発明の実施例を図面によって説明する。

エレベータの利用が閑散状態となると思われる所定の時
間帯になると、時間検出装置１０は点検要求信号ａを発
し、この点検要求信号ａは点検指令装置１に受信される
。点検指令装置１の出力１子は、呼び無し検出装置３、
計数手段４、点検運転制御装置５および点検運転中止装
置６の入力端子にそれぞれ接続されている。また利用客
検出装置１１が設けられ、その出力は点検運転制御装置
５および点検運転中止装置６に接続されている。

一方エレベータ制御装置２から発せられる呼び信号２ａ
は呼び無し検出装置３へ入力され、また停止信号２ｂは
計数手段４へ入力されている９点検運転制御装置５およ
び点検運転中止装置６の出力端子は、記憶装置８の入力
端子と点検指令装置１の入力端子へそれぞれ接続されて
いる。

一方、点検結果通信ラインＢによってエレベータ制御装
置２は点検運転判定装置７に接続されている。また点検
運転制御装置５とエレベータ制御装置２および点検運転
判定装置７間は、点検運転通信ラインＡによって接続さ
れ、点検運転判定装置７と点検運転制御装置５間は個別
点検運転終了通信ラインＣによって接続されている。ま
た点検運転判定装置７と記１ｎ装置Ｓ間は判定結果通信
ラインＤで接続され、記憶装置８と出力装置９間は記憶
データ通信ラインＥで接続され、更に出力装置つとモニ
タ装置１２および伝送装置１３間は表示データ通信ライ
ンＦで接続されている。

次に動作について説明する。

先ず、時間検出装置１０が所定時間帯を検出して点検要
求信号ａを発すると、点検指令装置１の入力端の点検要
求信号ａの論理値は°°１″となり、出力端の点検運転
指令信号１ａの論理値が“１″となり、点検運転指令信
号１ａが、呼び無し検出装置３、計数手段４、点検運転
制御装置５および点検運転中止装置６にそれぞれ入力さ
れる。この時、エレベータに対する呼び登録がないと、
呼び信号２ａの論理値は“０“であり、呼び無し検出装
置３の呼び無し信号３ａの論理値は“１°”となる。こ
の状態で、計数手段４、点検運転制御装置５および点検
運転中止装置６に、呼び無し信号３ａが入力としてそれ
ぞれ与えられる。

この計数手段４は点検運転指令信号］ａ、エレベータの
停止中に発せられる停止信号２ｂおよび呼び無し信号３
ａの論理値が１゛であることを検知して１ｖ動し、予め
設定された計数値に達すると出力端の停止確認信号４ａ
の論理値が“１パとなつ、エレベータの利用が閑散状態
にあることを確認する。

点検運転制御装置５は、呼び無し信号３ａ、停止確認信
号４ａおよび点検運転指令信号１ａの論理値が“１”で
あることを検知すると、点検運転通信ラインＡを通じて
エレベータ制御装置２および点検運転判定装置７に各種
の点検運転実行信号が入力される。

従って、エレベータ制御装置２は、点検運転通信ライン
Ａを通じて与えられる点検運転実行信号に基づいてエレ
ベータに各種の点検運転を行わせる。点検運転は点検運
転制御装置に設けられた各階運転指令によりエレベータ
制御装置２の各階呼び運転と同一回路を構成し、各財毎
に停止、ドアの開閉状態、運行状況等を点検し、エレベ
ータの階床に併せた起動回数をエレベータ制御装置２か
ら発せられる点検結果通信ライン°Ｂを通して点検運転
判定装置７のカウンタで処理し、一定の回数を記憶して
一往復したことを確認する。

一方、それぞれの点検運転に基づいて、エレベータ制御
装置２からは点検運転結果信号が点検結果通信ラインＢ
を介して点検運転判定装置７に入力される。

この点検運転判定装置７では、点検結果通信ラインＢか
ら送られる点検運転結果信号を点検運転通信ラインＡか
ら送られる点検運転実行信号に対応づけて判定する。判
定は点検運転実行信号に基づく正しい点検運転が実行さ
れたか、また点検運転で正規の運転結果の値が得られた
かについて行われる。点検運転実行信号に対して正しい
点検運転が実行され、点検運転結果値が正規であると、
それぞれの点検運転実行ごとに個別点検運転終了通信ラ
インＣを通じて点検運転制御装置５に対して点検運転終
了信号を入力する。同時に点検運転判定装置７からは、
判定データが判定結果通信ラインＤを通じて記憶装置８
に入力され、記憶装置８は入力された判定データを記憶
する。

点検運転が終了すると、点検運転制御装置５から記憶装
置８に入力される点検運転終了信号５ａの論理値が“１
″となる。すると記憶装置８に記憶されている判定デー
タが記憶データ通信ラインＥを介して出力装置９へ転送
される。同時に、点検運転制御装置５から点検指令装置
１に入力される点検運転終了信号５ａの論理値が１°“
となり、点検指令装置１の点検運転指令信号１ａの論理
値がＯ”となって点検運転が終了する。

しかしながら、点検運転中にエレベータの呼び発生ある
いは利用客検出装置１１が作動すると、呼び信号２ａの
論理値が“１”となり、呼び無し信号３ａの論理値が“
０°゛あるいは利用客検出装置１１の論理値が“１パと
なり、利用客検出信号１１ａの論理値が０″となる。点
検運転制御装置５に入力される呼び無し信号３ａの論理
値が“Ｏ“あるいは利用客検出信号１１ａの論理泣がＯ
“となるために、点検運転制御装置５は点検運転実行信
号の出力を停止し、点検運転が中断される。

エレベータの呼びが消失して呼び信号の論理泣か再度“
°０°°となり、停止確認信号４ａの論理値か°１′と
なると点検運転制御装置５が再び作動を開始する。この
場合、点検運転制御装置５は個別点検通信ラインＣから
送られている点検運転終了信号を確認し、中継後まだ終
了していない点検運転から点検運転を再開する。

点検運転中止装置６では、点検運転指令信号１ａの論理
値が″“１゛′である継続時間、この継続時間での呼び
無し信号３ａの論理値が“１′から“Ｏ“°に転換する
回数および呼び無し信号３ａの論理値が“°０゛′であ
る継続時間、および所定時間での利用客検出装置１１の
動Ｉ七回数を監視している。

これらの監視値がそれぞれ予め設定された基準監視値に
達すると、点検運転中止装置６の出力端の点検運転中止
信号６ａの論理値が“１°゛となる。

この点検運転中止信号６ａにより点検指令装置１の出力
端の点検運転指令信号１ａの論理値が０°゛となり、点
検運転は中止される。同時に、点検運転中止信号６ａの
論理値が１“となることにより、記憶装置８がリセット
される。

上記の実施例によれば、エレベータに呼び登録がなく、
またエレベータが停止していることを確認して点検運転
に移行するので、乗客や各階床め乗場の待ち客に不便を
与えず、しかも安全に短時間に点検運転を行わせること
ができる。また点検運転中にエレベータに呼びの発生あ
るいは利用客の検出があると、点検運転は中断され、そ
の呼びに対する運行の実行あるいはエレベータを平常運
転に切換え、呼びが消失し他の条件が以前溝たされてい
るなら点検運転を中断後の未実行のものから継続するた
め、利用客に対するサービスは損なわれず、また能率的
に点検運転ができる。更に点検運転中に、呼び無し信号
３ａの消失回数と消失時間あるいは利用客の存在が監視
され、所定の監視値に達すると点検運転中止装置６から
点検運転中止信号６ａが発せられて点検運転が中止され
る。

このため、慨検運転の実行は、エレベータが基準階から
基準階まで戻る一往復中に行うよう設定し、また利用客
の比較的少ない時間を選んで、集中的効率的に点検運転
を行うことが可能で、エレベータの利用客に対するサー
ビスが点検運転のために低下することがない。

上記実施例では、記憶装置８に記憶されている判定デー
タを記憶データ通信ラインＥを介して出力装置９へ転送
するように構成したが、出力装置９を介してモニタ装置
１２による集中管理および伝送装置により、遠方へ電話
回線を利用し監視することもできる。このようにするな
ら、一箇所で多数の現場の点検運転を監視でき、点検作
業を効果的に行うことができる。また計数手段４および
点検運転制御装置５への点検運転指令信号１ａは省略し
ても良い。

〈発明の効果〉 以上説明した本発明によるエレベータの自動点検運転装
置によれば、予め設定した時間帯を検出する時間検出装
置と、計数手段とを組合せたため、実際にエレベータ利
用客がないと思われる時に点検運転を実施することがで
き、利用客へのサービスを低下させることなく効率的に
点検運転が行える。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例によるエレベータの自動点検運
転装置を示すブロック図である。 １・・・・・・点検指令装置、２・・・・・・エレベー
タ制御装置、３・・・・・・呼び無し検出装置、４・・
・・・・計数手段、５・・・・・・点検運転制御装置、
６・・・・・・点検運転中止装置、１ｏ・・・・・・時
間検出装置、１１・・・・・・利用客検出装置、ａ・・
・・・・点検要求信号、１ａ・・・・・・点検運転指令
信号、２ａ・・・・・・呼び信号、２ｂ・・・・・・停
止信号、３ａ・・・・・・呼び無し信号、４ａ・・・・
・・停止確認信号。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）点検運転制御装置への指令によつてエレベータの
   点検運転を行うようにしたエレベータの自動点検運転装
   置において、予め設定した時間帯を検出する時間検出装
   置と、この時間帯に上記エレベータの呼び登録がなく上
   記エレベータが停止しているとき計数を開始し所定計数
   時間後に停止確認信号を発する計数手段とを設け、上記
   点検運転制御装置は、上記時間帯に上記エレベータの呼
   び登録がなく上記停止確認信号が入力されたとき、上記
   エレベータの点検運転を行うようにしたことを特徴とす
   るエレベータの自動点検運転装置。