JP2005247583A - エレベータ設備の使用可能性を自動的に検査するための方法および装置 - Google Patents

エレベータ設備の使用可能性を自動的に検査するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エレベータ設備の使用可能性の自動検査のための方法を提供する。
【解決手段】第1の時間期間中のエレベータ1.1、1.2の使用頻度に関する少なくとも一つの第1の予測値N(i,t)、および/または第2の時間期間中の使用頻度に関する第2の予測値N(i,t+Δt)が確認される。第1に時間期間中の使用頻度に関する測定値Ni,tが決定され、この測定値は、予測値N(i,t)、N(i,t+Δt)のうちの少なくとも一つと比較される。もし測定値N(i,t)が、それぞれの予測値N(i,t)、N(i,t+Δt)よりも予め決められた量N(i,t)−Nmin(i,t),ΔNだけ小さければ、エレベータ設備1の少なくとも一つの試験を実施するための予め決められた少なくとも一つのコマンドが与えられ、この場合、エレベータ設備1の使用可能な場合の試験は、エレベータ設備の所望の反応Rという結果をもたらす。
【選択図】 図4

Description

本発明は、請求項1の導入部による、少なくとも一つのエレベータを有するエレベータ設備の使用可能性を自動的に検査するための方法と、請求項8の導入部による、少なくとも一つのエレベータを有するエレベータ設備の使用可能性の自動検査のための装置とに関する。
エレベータ設備の利用者のために、可能な最高度の使用可能性を保証する状態にエレベータ設備を維持することは、エレベータ設備の運用者の関心事である。動作上の障害は、エレベータ設備の使用可能性を損なう可能性があり、更に利用者の安全に危険を示すことがあり得るので、動作上の障害が可能な限り早期に認識されて、所定の場合にその原因が確定されることは、エレベータ設備の運用者にとっての関心事である。
遠隔保守センタとの通信のための通信インタフェースを有するエレベータ設備は、米国特許第3,973,648号に開示されている。エレベータ設備の試験システムとエレベータ制御装置との間の通信接続は、エレベータ設備の通信インタフェースを介して遠隔保守センタによって生成できる。試験システムは、予め決められた時点で、このシステムがエレベータ制御装置との通信接続を生成し、予め決められたプログラムにしたがって、ケージ呼出しおよび/または階呼出しをエレベータ制御装置に自動的に送信し、エレベータ設備のそれぞれの反応を分析するような仕方で、プログラム可能である。したがって反応の分析は、エレベータ設備が即座に使用可能であるかどうかに関する情報を供給する。米国特許第3,973,648号に開示された手順は、種々の欠点を持っている。例えばエレベータ設備の使用可能性は、遠隔保守センタの要員が計画した時点、または事前にプログラムされた時点でのみ検証可能である。試験システムは、エレベータ設備が使用されていないとき、例えば夜間に使用されるものとしている。人々が通常エレベータ設備を使用しているときの、エレベータ設備の使用可能性に関するデータは、この方法では得られない。したがってエレベータ設備の使用の主要な時間における動作上の障害は、更なる措置なしでは自動的に検出されない。更なる欠点は、単に、上述の試験が、任意の階の間のエレベータ設備のすべての可能な走行を包含するときに、エレベータ設備の使用可能性に関する信頼できる表明を可能にするということに見られることである。したがってこれらの試験は、エレベータが人々によって通常使用されない時間における、エレベータの多数回の試験走行という結果を招く。更に通常、遠隔保守センタには多数のエレベータ設備が接続されている。この考えは、通常、任意の所望の長さの期間に亘って保守され得る個別のエレベータ設備との通信接続を除外している。したがって個別のエレベータ設備は、通常、中断なしには遠隔保守施設によって検査することができない。
米国特許第3,973,648号明細書
本発明は、前述の欠点に取り組んでいる。本発明は、特にエレベータ設備が乗客によって使用されているときに、可能な最小回数の試験で、任意の時間期間中のエレベータ設備の使用可能性の障害を迅速に確定するために適した、エレベータ設備の使用可能性の自動検査のための方法を創出するという目的を有する。更に本発明は、このような方法を実施するために適した装置を提供するものである。
本発明によれば、この目的は、請求項1の特徴を有する方法と請求項8の特徴を有する装置とによって達成される。
従属請求項は、本発明による方法と本発明による装置の実施の好適な形態を規定している。
本発明による方法の場合には、少なくとも一つのエレベータを有するエレベータ設備の使用可能性の自動検査は、エレベータ設備が、このエレベータ設備の少なくとも一つの試験を実施するための少なくとも一つの予め決められたコマンドを与えられ、その後でエレベータ設備の少なくとも一つの反応が登録され、エレベータ設備の所望の反応と比較されることによって実現される。エレベータ設備が使用可能な場合には、試験は、所望の反応を生成する筈であり、すなわち登録された反応は所望の反応と一致する筈である。
試験を実施するためのコマンドが与えられるかどうかは、あるいは所定の場合に与えられるときは、本発明によれば次のように決定される。すなわち、第1の時間期間中のエレベータの使用頻度に関する第1の予測値が確認され、および/または第1の時間期間より遅い時点から始まる第2の時間期間中のエレベータの使用頻度に関する第2の予測値が確認される。更に第1の時間期間中の使用頻度に関する測定値が決定され、この測定値は、予測値の少なくとも一つと比較される。引き続いて、もし測定値が、予め決められた量だけそれぞれの予測値より小さければコマンドが与えられる。
もし登録された反応が所望の反応と一致すれば、エレベータは使用可能であると想定できる。もし登録された反応が所望の反応と一致しなければ、エレベータは使用可能でないと想定できる。
「使用」によって、この関連では利用者にとって便利なエレベータの任意のサービスが理解されるものとする。一般に使用は、ケージ呼出し、階呼出し、走行コマンド、および/または一つのドアまたは数個のドアの開閉のためのコマンドに関連している。
用語「使用頻度」は、この関連では、使用頻度に関する如何なる定量的測定値も示すものとし、ここでは使用頻度が大きいほど、より頻繁に使用が発生することが前提とされている。例えば、予め決められた時間期間中に発生する使用の回数として、使用頻度を決定することが可能である。代替として、予め決められた時点から次の使用の時点までに亘る時間期間の長さから、使用頻度を導出することも可能であって、この場合、使用頻度は、この時間期間の逆数値として決定できるであろう。例えば使用頻度は、二つの連続した使用の間の時間的間隔の逆数値として決定できるであろう。
この場合、本発明は、エレベータがちょうど使用されていることは、通常このエレベータが使用可能である証拠であるという考えから始まる。したがって試験によって使用可能性を検査する理由は、下記の場合にだけエレベータの動作時に見られる。すなわち、
・ 動作時に測定された使用頻度が、予測より小さいとき(この場合、動作上の障害が存在する可能性がある)、または、
・ 予め決められた量だけの使用頻度の増加が予想されるとき(この場合、エレベータが、所定の場合に、もしエレベータが使用可能でなければ、この増加の前に適時に適切な措置によってエレベータの使用可能性を回復させ得るようにエレベータが使用可能であるかどうかが、使用頻度の予想される上昇の前に順次に検査される)。
予め決められた時間期間中のエレベータの使用頻度に関する予測値は、例えば最初にこの時間期間の前に、エレベータの使用とそれぞれの使用の時点とが登録されることによって確認できる。更なるステップで、使用の既に登録された時点からの使用頻度の時間による推移に関するもっともらしい仮定に基づいて、予め決められた時間期間中のどの使用頻度が予想できるかが決定できる。この予想された使用頻度は、この関連では、前述の予測値と見なされるであろう。
使用頻度の時間による推移に関する仮定は、使用モデルに基づいて、すなわちエレベータの使用に関する理論的モデルに基づいて採用できる。本発明の関連では、使用モデルは、それぞれの状況に応じて適切に選択できる。
公共的に出入りできる建物内のエレベータに関して、使用モデルは、例えば使用の統計的分析に基づいて得ることができる。統計的分析は、例えば、使用頻度が、利用者の習慣あるいは他の影響する要因(開館時間、休日、天候など)により、例えば一日のうちの時間による、日による、あるいは週による時間の関数として一連のパラメータに応じる予想による、特定の傾向に従うということを示すことができる。更に、計画し得るイベントは、使用頻度の推移に影響を与える可能性がある。このようにしてある特定の人数が参加する行事は、確定された時間間隔の間に特定の仕方で頻度に影響を及ぼす。例えば、このような行事の初めまたは終りにおける使用頻度は、増加の大きさが参加する人々の数に応じる場合に、大きく増加し、その後再び減少することが予想できる。
他の場合には、エレベータ設備は、絶えず変化して如何なる長期的な傾向も示さない条件下で運用されることもあり得るであろう。この場合には、使用頻度の時間による推移に関するもっともらしい仮定は、単に短期間の傾向に関する予測を行う使用モデルに基づいて行うことができる。例えば、使用頻度の時間による変化は、第1の時間期間に亘って測定でき、引き続いて第1の時間期間に続く第2の時間期間中の使用頻度の時間的振舞いは、使用頻度に関して第1の時間期間中に測定された値の外挿によって予測できる。この外挿は、第1の時間期間における使用頻度の時間経過と、第2の時間期間における使用頻度の時間経過との間に、相関関係が存在するという仮定に基づいている。例えば、もし第1の時間期間中の使用頻度が、絶え間なく上昇するならば、この傾向は、第1の時間期間の終了後少なくともある特定の時間に亘って継続することが想定され得る。これに対して、もし第1の時間期間中の使用頻度が、絶え間なく減少するならば、使用頻度は、第1の時間期間の終了後少なくともある特定の時間に亘ってある特定の量だけ更に減少することが想定され得る。この仕方で、第1の時間期間中の使用頻度に関する測定値は、この第1の時間期間に続く時間間隔中の使用頻度に関する予測値を決定するために使用できる。
本発明による方法の更なる変形では、使用頻度に関する測定値の決定のために、ある時間期間の継続時間が予め決められ、その時間期間中に登録されたエレベータの使用回数が決定され、この回数と継続時間とから(例えば、それぞれの回数と予め決められた継続時間との比率として)測定値が計算される。本方法のこの変形は、使用が、使用頻度の推測値として、予め決められた継続時間を有する時間期間に関してそれぞれ決められたそれぞれの統計的データで行われるときに特に有利である。
本方法の前述の変形に対する代替の場合、使用頻度に関する測定値の決定のために各事例で、エレベータの使用回数は予め決められ、これらの使用が登録される時間期間の継続時間が決定され、この継続時間の数から測定値が計算される(例えば予め決められた数とそれぞれの継続時間との比率として)。最も単純な場合で、予め決められた数は1であり得る。
本発明による方法の更なる実施の形態は、下記に述べる方法ステップ、すなわち、使用頻度に関する第1の予測値と使用頻度に関する測定値とが、各場合に第1の時間期間に関して決定され、第1の時間期間に続く第2の時間期間中に関する第2の予測値は、下記の値、
(i)もし第1の予測値と測定値とが、予め決められた量以下だけ異なれば、第1の予測値と同じ値、または、
(ii)もし測定値が、予め決められた量より大きな量だけ第1の予測値より小さければ、第1の予測値より小さい値、または、
(iii)もし測定値が、予め決められた量より大きな量だけ第1の予測値より大きければ、第1の予測値より大きい値、
に設定される。
これらの方法ステップは、反復して実行できる。本方法ステップの第1の反復では、最初に、第2の時間期間中の使用頻度に関する測定値が決定できる。引き続いて、前述の方法ステップ(i)、(ii)、または(iii)の一つにしたがって、第2の時間期間に続く更なる時間期間に関する予測値が決定でき、以下同様である。
本発明による方法のこの実施の形態は、幾つもの利点を有する。
上述のステップ(i)、(ii)、および(iii)は、例えば、予め決められた時間期間中の使用頻度に関する予測値と測定値とに対して、後の時間期間中のそれぞれの予測値を割り当てる数学的関数の形に実現できる。このような数学的関数は、種々の基準に従う本発明による方法の目的のために適切に選択できる。一つには、この数学的関数は、使用頻度に関する本方法の実行に必要な予測値が、使用頻度に関する測定値からどのように計算されるべきかというルールを定義する。したがって前述の方法ステップの反復は、ある特定の時点における本方法の実行中に知らなくてはならない各予測値が、より早い時点で確認された使用頻度に関する測定値から継続的に数学的関数の使用によって計算できるような仕方で、本発明による方法の実行を可能にする。使用頻度に関する測定値は、エレベータの運転時の途中で変化し得るので、使用頻度の、数学的関数を用いて確認された予測値は同様に、時間の関数として変化する。したがって本方法の実行時に、使用頻度に関するそれぞれの予測値は、使用頻度に関する測定値に応じて連続的に適応させられる。この適応は、本方法の実行時の試験の回数をできる限り少なく維持することを可能にするという目的に寄与する。この数学的関数は、本方法の最適化のために適切に選択され得る。
本発明による方法の更なる実施の形態の場合、エレベータ設備の反応および/またはエレベータの使用は、ケージドアおよび/または昇降路ドアの作動の登録、および/またはエレベータ設備の駆動装置の状態の変化の登録、および/またはブレーキの作動の登録、および/またはエレベータ設備の構成要素の制御のための信号の登録、および/またはエレベータのケージの位置の検出によって登録される。通常のエレベータ設備では、ケージドアまたは昇降路ドアの作動、および/またはエレベータ設備の駆動装置の状態変化、および/またはブレーキの作動、および/またはエレベータ設備の構成要素の制御のための信号、および/またはエレベータのケージの位置は、如何なる場合にも適切なセンサによって検出される。したがって従来のエレベータ設備は、通常、その信号が使用の時点に関する情報を与えるセンサを含んでいる。これらの信号は、エレベータの使用頻度に関する測定値の決定のために使用でき、したがって本発明による方法の実行のための基礎を形成できる。
エレベータ設備の少なくとも一つの試験を実施するためのコマンドは、例えばケージ呼出し、階呼出し、および/または走行コマンドを含むことができる。ケージ呼出し、階呼出し、および/または走行コマンドは、従来のエレベータにおいて比較的単純な手段によって生成できる。これはしばしば、エレベータ制御装置の構成に関する詳細なデータの使用なしに可能である。
所望の反応は、例えば、下記の手順、すなわちエレベータ設備の階ドアの開閉、および/またはケージドアの開閉、および/またはある予め決められた階から他の予め決められた階へのケージの走行を含むことができる。この種のプロセスは、如何なる場合にも従来のエレベータ設備に存在するセンサによって検出することが比較的簡単である。
本発明によれば、エレベータ設備の使用可能性の自動検査のための前述の方法の実行のためには、
・ エレベータ設備が使用可能な場合に、エレベータ設備の所望の反応が登録できるように選択される試験であって、エレベータ設備の少なくとも一つの試験を実施するための予め決められたコマンドを、少なくとも一つのエレベータのためのエレベータ制御装置に与え得るコマンド送信器と、
・ このコマンドに従ってエレベータ設備の反応を登録するための登録装置と、
・ この反応を所望の反応と比較するための装置と、
・ 第1の時間期間中のエレベータの使用頻度に関する第1の予測値を決定し、かつ/または第2の時間期間中の使用頻度に関する第2の予測値を決定するための装置と、
・ 第1の時間期間中の使用頻度に関する測定値を確認するための測定装置と、
・ 測定値が予測値の一つより予め決められた量だけ小さいときに、コマンドが与えられるような仕方で、コマンド送信器を制御するための制御装置と、
を含む装置が適切である。
本発明による装置は、例えば、エレベータ設備の付近に設置できる。
本発明による装置は、反応が所望の反応に一致しない場合に、予め決められた情報を監視センタに送信するために通信接続を介して通信するための手段を装備することができる。必要の場合には、本発明による装置は、監視センタとの通信接続を自動的に作動させることができる。もしエレベータ設備が使用可能でないという状況が発生すれば、この方法で、注意が援助手段に自動的に与えられ得る。
本発明による方法または本発明による装置は、以下の更なる利点を提供する。
・ 本方法は、そのような試験が、その時点で有用であり得るという兆候を運転の観測が出すときに、エレベータ設備の唯一つのこのような試験に導く(使用可能性は、即座に、あるいは予想されるイベントの前に問題になるので、エレベータ設備が使用可能であることは必ず保証されなくてはならない)。この仕方で、試験の回数は少なく維持され、運転上の障害は迅速に認識されるということが達成できる。
・ 本発明による装置は、通常、従来の設備において支障なく改装可能である。これが可能であるのは、ケージ呼出し、階呼出し、および/または走行コマンドが、単純な手段によって生成でき、またエレベータの使用と、例えばエレベータ設備の昇降路ドアの開閉、および/またはケージドアの開閉、および/またはケージの走行といったエレベータの反応とが、単純な手段によって登録できるからである。
・ 本発明による方法は、また、グループ制御を持つ数台のエレベータを有するエレベータ設備の使用可能性を検査するためにも適している。
本発明の実施形態の例は、種々の図に基づいて下記に説明される。
図1は、エレベータ設備1の使用可能性の自動検査のための本発明による装置30に関連した同じ構造の2台のエレベータ1.1、1.2を有するエレベータ設備を示す。
エレベータ設備1は、六つの階3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、および3.6を有する建物内に設置されている。エレベータ1.1、1.2の各々のために、それぞれ昇降路2.1、2.2が設けられている。二つのそれぞれの昇降路ドア4.x(x=1から6)は、各階3.xに配置されている。
エレベータ1.1は、階3.xの一つに面した側にケージドア6.1を有するケージ5.1と、釣合い重り7.1と、ケージ5.1と釣合い重り7.1とのための支持手段8.1と、支持手段8.1のための駆動プーリを有する駆動装置10.1と、エレベータ制御装置15.1とを含む。ケージ5.1と釣合い重り7.1は、各事例では支持手段8.1を介して互いに連結されており、支持手段8.1は、駆動装置10.1の駆動プーリの周りに輪を作っている。駆動装置10.1の作動は、駆動プーリの回転を引き起こし、これによって、ケージ5.1と釣合い重り7.1の上向き、および下向きの反対方向の運動を引き起こす。運転時のエレベータ1.1の制御のために、通信接続16.1を介して、エレベータ制御装置15.1とエレベータ1.1の種々の制御可能な構成要素との間で、信号が伝送され得る。
これに対応してエレベータ1.2は、階3.xの一つに面した側にケージドア6.2を有するケージ5.2と、釣合い重り7.2と、ケージ5.2と釣合い重り7.2とのための支持手段8.2と、支持手段8.2のための駆動プーリを有する駆動装置10.2と、エレベータ制御装置15.2とを含む。ケージ5.2と釣合い重り7.2は、各事例では支持手段8.2を介して互いに連結されており、支持手段8.2は、駆動装置10.2の駆動プーリの周りに輪を作っている。駆動装置10.2の作動は、駆動プーリの回転を引き起こし、これによってケージ5.2と釣合い重り7.2の上向きおよび下向きの反対方向の運動を引き起こす。運転時のエレベータ1.2の制御のために、通信接続16.2を介して、エレベータ制御装置15.2とエレベータ1.2の種々の制御可能な構成要素との間で、信号が伝送され得る。
エレベータ1.1、1.2は、それぞれ、エレベータ制御装置15.1および15.2によって互いに独立に制御できる。更に、エレベータ制御装置15.1とエレベータ制御装置15.2との間には、通信接続18が設けられる。エレベータ制御装置15.1とエレベータ制御装置15.2との間の信号は、グループ制御を有するエレベータグループとして、エレベータ1.1および1.2を動作させることができるように、必要な場合に通信接続18を介して交換できる。
エレベータ設備1は、図1および図2に示すように、エレベータ設備の種々の動作状態を検出し、所定の場合に動作状態の変化を登録することを目的とた、下記の多数の装置を有する。すなわち、
・ 昇降路ドア4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6の作動を監視して登録するための装置21.1、21.2、21.3、21.4、21.5、21.6と、
・ ケージドア6.1および6.2を監視して、ケージドア6.1および6.2の作動を登録するための装置22.1および22.2と、
・ ケージ5.1の位置に関する昇降路2.1内に配置された符号化手段23.1と、符号化手段23.1を読み取るためおよびケージ5.1の位置検出のために、ケージ5.1に配置された装置24.1と、
・ ケージ5.2の位置に関する昇降路2.2内に配置された符号化手段23.2と、符号化手段23.2を読み取るためおよびケージ5.2の位置検出のために、ケージ5.2に配置された装置24.2と、
・ 駆動装置10.1および10.2の状態をそれぞれ登録するため、および駆動装置10.1および10.2の状態の変化を登録するための装置25.1および25.2(駆動装置の状態は、例えばそれぞれの駆動装置に流れる電流、またはそれぞれの駆動装置の作動中に動かされる構成要素の速度または加速度によって特徴付けられ得る)と、
・ エレベータ1.1および1.2それぞれのブレーキの作動を登録するための装置26.1および26.2と、
・ エレベータ制御装置15.1および15.2それぞれの信号を登録するための装置27.1および27.2(エレベータ設備の制御のための)と、
・ エレベータ設備またはエレベータ1.1および1.2の付近の人々を登録するための装置28.1および28.2(例えば動きレポーター、カメラ、光障壁など)。
エレベータ1.1および1.2のうちの一つの使用の場合には、通常、ドアの少なくとも一つが動かされる、および/またはケージ5.1および5.2のうちの一つの位置が変化する、および/または駆動装置10.1および10.2のうちの一つの状態が変化する、および/またはエレベータ制御装置15.1および15.2のうちの一つの少なくとも一つの信号が生成される。更に使用は、通常、エレベータ設備1の付近に少なくとも一名の人を前提とする。
エレベータ1.1および1.2のうちの一つの使用の場合には、通常、装置21.1、21.2、21.3、21.4、21.5、21.6、22.1、22.2、24.1、24.2、25.1、25.2、26.1、26.2、27.1、27.2、28.1、28.2のうちの一つによって検出され得る、動作状態の変化が発生する。これらの装置は、それぞれの動作状態を特徴付ける信号を与える。したがってエレベータ1.1および1.2の一つの使用は、前述の装置の一つの助けによって登録され得る。これらの装置の信号は、図1に示すように、それぞれ通信接続17.1および17.2を介してエレベータ制御装置15.1および15.2によって検出され得る。
図2は、装置30の詳細を示す。これは、エレベータ1.1の使用可能性を検査するための装置30.1と、エレベータ1.2の使用可能性を検査するための装置30.2とを含む。装置30.1および30.2は、実質的に同じ構造である。
装置30.1は、プロセッサP1と、このプロセッサP1が動作時にデータを交換できる種々の構成要素、すなわち、
・ 通信接続41.1を介して装置21.1、21.2、21.3、21.4、21.5、21.6、22.1、24.1、25.1、26.1、27.1、28.1との通信のための通信インタフェース31.1と、
・ エレベータ制御装置15.1との通信のための通信インタフェース32.1と、
・ エレベータ1.1の使用可能性を検査するためのプログラム(以下「P1.1」と呼ぶ)のためのメモリM11と、
・ エレベータ1.1の使用頻度に関する予測値のためのメモリM12と、
・ エレベータ1.1の使用頻度に関する測定値のためのメモリM13と、
・ データのためのメモリM14とを含む。
プログラムP1.1は、プロセッサP1の制御下で動作できる。プログラムP1.1は、下記の種々のプロセスを制御する。すなわち、
a)プログラムP1.1の制御下で、プロセッサP1は、装置21.1、21.2、21.3、21.4、21.5、21.6、22.1、24.1、25.1、26.1、27.1、28.1の信号を評価できる。
b)a)による信号の評価は、エレベータ1.1の使用の登録と、エレベータ1.1の使用頻度に関する測定値の決定とを可能にする。したがってプロセッサP1は、a)による装置の少なくとも一つおよびメモリM11と共に、エレベータ1.1の使用頻度の測定装置を形成する。使用頻度に関する測定値は、時間の関数として登録できる。使用頻度に関する測定値は、メモリM13内にファイルできる。
c)プログラムP1.1の制御下で、プロセッサP1は、通信接続42.1を介してエレベータ制御装置15.1に伝達されるコマンド、例えばエレベータ1.1の試験を実施するためのコマンドを与えることができる。したがってプロセッサP1は、メモリM11と共にエレベータ制御装置15.1のためのコマンド送信器を形成する。
d)プログラムP1.1の制御下で、プロセッサP1は、c)によるそれぞれのコマンドに直接従う装置21.1、21.2、21.3、21.4、21.5、21.6、22.1、24.1、25.1、26.1、27.1、28.1の信号を登録し評価できる。これらの信号は、それぞれのコマンドに対するエレベータ1.1の反応を特徴付ける。したがってプロセッサP1は、前述の装置の少なくとも一つおよびメモリM11と共に、エレベータ1.1の反応の登録装置を形成する。
e)エレベータ1.1のすべての可能な所望の反応を指定し、エレベータ制御装置に与えられ得るコマンドの各々に関連し、それぞれの所望の反応を生成するデータは、例えばメモリM14に記憶され得る。プログラムP1.1の制御下で、プロセッサP1は、d)にしたがってエレベータ制御装置に与えられたコマンドに関して対応する所望の反応を確認でき、d)にしたがって登録された反応を、所望の反応と比較できる。したがってプロセッサP1は、メモリM11およびM14と共に、反応を所望の反応と比較するための装置を形成する。
f)エレベータ1.1の使用頻度に関する予測値は、メモリM12にファイルできる。特定の時間期間中の使用頻度に関する予測値は、例えば下記に説明される方法にしたがって、使用頻度に関する測定値からプログラムP1.1の制御下で決定できる。装置28.1および28.2の信号は、また、使用頻度に関する予測値の決定のためにも利用できる。これらの装置の信号は、エレベータ設備に近づく人々、またはエレベータ設備から立ち去る人々、またはエレベータ設備の付近に立ち止まる人々の人数に関する情報を与える。もし装置28.1および28.2によって登録された人数が変化すれば、時間の途中で、エレベータの使用頻度も変化するであろうことが予想される筈である。もし装置28.1および28.2が、エレベータ設備1に近づくある特定の人数を登録すれば、使用頻度は上昇するであろうことが予想される筈である。もしこの場合、例えば第1の時間期間中の使用頻度に関する測定値が知られるならば、後の時間期間中の使用頻度の予測値は、測定値と登録された人数とから計算できる。この場合の登録された人数は、第2の時間期間における使用頻度に関する上限を確定する。
g)プログラムP1.1の制御下で、プロセッサP1は、使用頻度に関する予測値と測定値とを比較でき、この比較の結果によって、c)によるエレベータ1.1の試験を実施するためのコマンドが与えられるべきかどうか、所定の場合には何時それが与えられるべきかを決定できる。
装置30.1の構成と同様に装置30.2は、プロセッサP2と、このプロセッサP2が、動作時にデータを交換できる種々の構成要素、すなわち、
・ 通信インタフェース41.2を介して装置21.1、21.2、21.3、21.4、21.5、21.6、22.2、24.2、25.2、26.2、27.2、28.2との通信のための通信インタフェース31.2と、
・ エレベータ制御装置15.2との通信のための通信インタフェース32.2と、
・ エレベータ1.2の使用可能性を検査するためのプログラム(以下「プログラムP1.2」と呼ぶ)のためのメモリM21と、
・ エレベータ1.2の使用頻度に関する予測値のためのメモリM22と、
・ エレベータ1.2の使用頻度に関する測定値のためのメモリM23と、
・ データのためのメモリM24とを含む。
プログラムP1.2は、プロセッサP2の制御下で動作できる。プログラムP1.1とプログラムP1.2とは同等である。上述のポイントa)からg)にしたがうプログラムP1.1に関して述べたことは、これに対応してプログラムP1.2に適用され、この場合には装置30.2の通信インタフェース31.2および32.2の機能は、装置30.1の通信インタフェース31.1および32.1のそれぞれの機能に対応する。装置30.2のメモリM21、M22、M23、M24の機能は、メモリM11、M12、M13、M14のそれぞれの機能に対応する。
プロセッサP1およびP2は、図2に示すように通信接続35を介して互いに接続できる。データは、通信接続35を介してプロセッサP1とP2との間で交換できる。これは、エレベータ1.1および1.2が、グループ制御を有するエレベータグループとして運用される場合に有用である。しかしながら装置30.1および30.2は、また互いに独立に運用することもできる。
プログラムP1またはP2は、試験を実施するための種々のコマンド、例えばケージ呼出し、階呼出し、および/または走行コマンドを、エレベータ制御装置15.1または15.2に与えることができる。これに対応してエレベータ1.1、または1.2の種々の所望の反応が、考慮に入れられる。すなわちエレベータ設備の昇降路ドアの開閉、および/またはケージドアの開閉、および/または予め決められた一つの階から予め決められた別の階へのケージの走行などである。
図2に示すように、プロセッサP1およびP2は、通信接続43を介して監視センタ50との通信のための通信インタフェース33に接続される。もしエレベータ1.1および1.2のうちの一つが使用可能でないことが、装置30.1および30.2の動作中に確定されれば、プロセッサP1およびP2は、この状況を示すために、通信接続43を介して予め決められた情報を監視センタ50に伝達できる。
エレベータ設備1のこの例の場合における、エレベータ設備の使用可能性の自動検査のための本発明による方法の三つの変形が、以下に説明される。最初の二つの変形(「方法A」、「方法B」)は、単一エレベータの検査に関係している。第3の変形(「方法C」)は、グループ制御を有する2台のエレベータのグループに関係する。
方法A
方法Aは、装置30.1の助けによって、エレベータ1.1の使用可能性の自動検査のための一例に基づいて説明される。
エレベータ1.1の使用に関して、開始点は、下記の仮定に基づく使用モデルである。
・ 開始点は、エレベータ1.1が、各々同じ継続時間t(i)−t(i)を有する一連の連続する時間期間ΔT(i)内で使用されることである。インデックスi(i≧1)は、それぞれの時間間隔を特徴づけ、t(i)は、時間期間ΔT(i)の開始時点を示し、t(i)は、時間期間ΔT(i)の終了時点を示す。
・ すべての使用は、時間期間ΔT(i)の各個別時間期間の開始後に、同様な仕方で繰り返す条件下で発生するものと仮定される。この前提条件によって、エレベータ1.1の使用頻度は、時間期間ΔT(i)の各々において、統計的変動は別として、同じコースオーバータイム(それぞれの時間期間の始まりと呼ばれる)を示すことが予想されるものとする。単純化のために、一時間期間の終了は、その直後の時間期間の始まりと一致する、すなわちt(i)=t(i+1)であると仮定する。
この種のモデルは、例えば、公共の建物内のエレベータ設備に関して現実的である。このような建物の訪問者の数、したがってエレベータの利用者の数は、連続して後に続く日によって、開館時間、訪問者の習慣などに起因して、時間の関数として同じ規則性にしたがって各事例で変動する。ある幾つかの状況では、利用者の数は、更に、例えば季節的影響に起因する長期的傾向に従う日による変動を受ける。
上述の前提条件下では、ある特定の時間期間ΔT(n)中の使用頻度に関する予測値は、i<nとして一つ以上のより早い時間期間ΔT(i)中の使用頻度に関する測定値から、統計的方法を用いて取得できる。
方法Aによれば、使用頻度に関する測定値は、次のように決定される。
開始点は、時間期間ΔT(i=1)の開始後の時点t(k)において発生するエレベータ1.1の一連の使用である。インデックスkは、個々の使用を示す。
エレベータ1.1の使用と使用のそれぞれの時点t(k)は、時刻t>t(i)に関して装置30.1を用いて登録される。
エレベータ1.1の使用頻度に関する測定値N(i,t)は、時刻t>t(i)に関して次のように決定される。t(i)≦t≦t(i)として、各時間期間ΔT(i)は、毎回、例えば等しい長さdの予め決められた数のm個の時間間隔δT(i,j)に細分される。ここでδT(i,j)は、下記の時間期間として定義される。
δT(i,j):t(i)+(j−1)d≦t≦t(i)+jd
ここで、d=(t(i)−t(i))/mであって、j=1,...,mである。
時間間隔δT(i,j)において登録された使用回数は、N(i,j)によって表される。使用頻度に関する測定値Nm(i,j)は、今や下記にしたがって定義される。
(i)+(j−1)d≦t≦t(i)+jdとして
(i,j)=N(i,j)/d
したがって、使用頻度の測定値N(i,t)は、時間間隔δT(i,j)中に登録された使用回数と時間間隔δT(i,j)の継続時間との比率として決定される。
方法Aでは、k<iとして時間期間ΔT(i)に先行する時間期間ΔT(k)中の使用頻度に関する測定値から、特定の時間期間ΔT(i)中の使用頻度に関する予測値N(i,t)を決定することが提案されている。
予測値Nは、例えば、下記の漸化式(i=1から開始する)にしたがって反復的に確認できる。
(i+1,t)=N(i,t−Δ(i))+[N(i,t−Δ(i))−N(i,t−Δ(i))]/λ=F(i,t,λ)
ここで、Δ(i)=t(i+1)−t(i)は、時間期間ΔT(i+1)の始まりと時間期間ΔT(i)の始まりとの間の時間間隔を示す。この場合、t(i+1)=t(i)、すなわちΔ(i)=t(i)−t(i)=t(i+1)−t(i+1)は、時間期間ΔT(i)またはΔT(i+1)の継続時間と一致することが仮定されている。
漸化式の左辺は、使用頻度に関する予測値を、時間期間ΔT(i)中の時間の関数として定義している。右辺は、使用頻度に関する予測値と測定値とを、時間期間ΔT(i)中の時間の関数と見なしている。この漸化式の右辺の項Δ(i)は、時間期間ΔT(i+1)の開始が、時間期間ΔT(i)の開始に対して時間期間ΔT(i)の継続時間によって、すなわちΔ(i)によって置き換えられることと、すべての時間期間(それぞれの時間期間の開始点と呼ばれる)における使用頻度が、時間の関数としての類似の経路を有するはずである(連続する幾つかの時間期間に亘って発生し得る統計的変動は別として)という仮定に本方法が基づいていることとを考慮に入れている。
関数F(i,t,λ)は、最適化目的のために適するように選択でき、かつ経験的に決定できるパラメータλを含んでいる。λ=1に関しては、例えば、F(i,t,λ)=N(i,t−Δ(i))が当てはまる。この場合、時間期間ΔT(i)中に測定された使用頻度は、これに続く時間期間ΔT(i+1)中の使用頻度に関する予測値に等しいことが仮定されている。境界ケースλ→∞では、これに対して、F(i,t,λ)=N(i,t−Δ(i))=N(i+1,t−Δ(i))という結果が続く。この場合、使用頻度に関する予測値は、インデックスiとは独立、すなわちすべての時間期間ΔT(i)に関して同じであった。この場合、測定値N(i,t)は、使用頻度に関して、対応する予測値のサイズには影響しない。したがって関数F(i,t,λ)内のパラメータλは、時間間隔ΔT(i)に関する測定値N(i,j)をどれによって重み付けすることが、k≦iとして時間期間ΔT(k)中の使用頻度の予測値と比較して、これに続く時間期間ΔT(i+1)中の使用頻度N(i+1,t)に関する予測値に影響を及ぼすかを決定する。
言い換えれば、漸化式F(i,t,λ)による反復を用いて、連続的に続く時間期間中の使用頻度に関する予測値は、k≦iとして幾つかの連続する時間期間ΔT(k)の途中における使用頻度に関する測定値の時間依存性に現れる現在の傾向に適応できる。
上記の反復は、所望にしたがって選択できるN(i=1,t)の開始値から開始できる。関数N(i+1,t)=F(i,t,λ)による反復の繰り返しの使用の場合には、使用頻度に関するこの仕方で計算される予測値は、エレベータ1.1の使用の統計的分析による使用頻度に関する統計的予測値と一致する現実値に向かって、多少とも迅速に収束する。収束の速度は、パラメータλの選択に応じる。したがってパラメータλは、とりわけ、エレベータ1.1の動作時の装置30.1が、方法Aに基づいてエレベータ1.1の使用に関する現実データを如何に迅速に決定できるかを決定する。したがって反復の収束の途中で、装置30.1は、「学習段階」を通過し、その間にこの装置は、エレベータ1.1の使用に関するデータを収集して評価できる。
上記のパラメータλは、更に、動作時の装置30.1が、方法Aに基づいてエレベータ1.1の試験を実施するためのできるだけ少ないコマンドを与えるという規準にしたがって最適化され得る。
使用頻度に関する現実的な予測値を得るために、関数N(i+1,t)=F(i,t,λ)による反復の代わりに、他の統計的方法も使用できることが明らかである。
方法Aは、図3および図4に基づいて下記に説明される。
図3は、時間tの関数として、それぞれ二つの図表を(一方を他方の上方に配置して)示す。上の図表は、時間期間ΔT(i)に関連しており、下の図表は、時間期間ΔT(i+1)に関連している。時間期間ΔT(i)の終了は、時間期間ΔT(i+1)の開始と一致しており、すなわちt(i)=t(i+1)である。
これらの図表は、予測値Nと測定値Nと最小値Nminとに関するデータを示しており、これらは、メモリM12、M13、およびM14にファイルされる。これらのデータは、プログラムP1.1の実行中に検出され、管理され、かつ分析される。
図3の上の図表は、エレベータ1.1の使用頻度に関する予測値N(i,t)と、使用頻度に関する対応する測定値N(i,t)と、使用頻度に関する最小値Nmin(i,t)とを示す。図3の下の図表は、エレベータ1.1の使用頻度に関する予測値N(i+1,t)と、使用頻度に関する最小値Nmin(i+1,t)とを示す。
これらの図表の時間軸は、各事例の24時間への分割を含む。図表は、例えば、エレベータ1.1が、通常は5時と21時との間でだけ使用されることを表している。予測値N(i,t)とN(i+1,t)は、夜の21時と朝の5時との間の時間において0に等しい。カーブN(i,t)およびN(i+1,t)の経路によれば、使用頻度の一時的ピーク値は、毎回、5時と21時の間で午前中と予想される。
図3の図表は、時間期間ΔT(i)中の16時ごろの時点に関する予測値N、測定値N、および最小値Nminとを示す。図3によれば、測定値Nは、15時過ぎ近くで値0を採ることが想定される。したがって15時と16時との間の時間で、Nに関する測定値は検出されるが、エレベータ1.1の使用は登録されていない。なお時間期間ΔT(i)における16時からの時間に関して、測定値Nは検出されていない。
図4は、方法ステップS1からS12を有する、流れ図の形で方法Aのステップを示す。
方法ステップS1で、装置30.1は初期化される。プロセッサP1は、内部カウンタiをi=1に設定し、内部クロックを、時刻t=t(i)、すなわち時間期間ΔT(i)の開始に設定する。プログラムP1.1の実行が開始される。この後、S2に続く。
方法ステップS2では、t(i)≦t≦t(i)として、エレベータ1.1の使用可能性が検査される時間期間ΔT(i)が確定される。この後、S3が続く。
方法ステップS3では、時間期間ΔT(i)中のエレベータ1.1の使用頻度に関する予測値N(i,t)が、メモリM12からプロセッサP1にロードされる。
方法ステップS4では、エレベータ1.1の使用と各使用(インデックスk)のそれぞれの時点t(k)とが登録され、使用頻度に関する測定値N(i,t)は、時間期間ΔT(i)中の時間の関数として確認されて、メモリM13にファイルされる。予測値N(i+1,t)は、例えば前述の反復N(i+1,t)=F(1,t,λ)にしたがって、k≦iとして測定値N(i,t)と予測値N(k,t)とから計算でき、それからメモリM12にファイルされ得る。
方法ステップS5、S7、およびS12は、方法ステップS4と並行して実行される。
方法ステップS5では、プロセッサP1は、t(i)≦t≦t(i)として、時間期間ΔT(i)の終了に到達したかどうかを検査する。もしそうであれば、方法ステップS6に続く(経路+)。もしそうでなければ、ステップS4に続く(経路−)。
方法ステップS6では、インデックスiは、1だけ増加させられる。引き続いてS2から前述のステップが、繰り返される。
方法ステップS7では、エレベータの使用頻度に関する測定値N(i,t)が、最小値Nmin(i、t)より下方に低下するかどうかが検査される。Nmin(i,t)は、図3に示すように、予め決められた量だけ予測値N(i+1,t)より小さい。もしエレベータの使用頻度に関する測定値N(i,t)が、最小値Nmin(i,t)より下方に低下すれば、方法ステップS8に続く(経路+)。もし低下しなければ、方法ステップS4に続く(経路−)。
方法ステップS8では、エレベータ1.1の試験を実施するためのコマンドが、エレベータ制御装置15.1に与えられる(時点tで)。引き続き、方法ステップS9が続く。
方法ステップS9で、エレベータ1.1の反応Rが登録される。
引き続いて方法ステップS10で、反応Rは、所望の反応Rと比較される。もし反応Rが、所望の反応Rと一致すれば、エレベータ1.1は使用可能であると想定できる。この場合、S4に続くことができる(経路+)。もし反応Rが、所望の反応Rと一致しなければ、エレベータ1.1は、使用可能でないと想定できる。この場合、S11に続くことができる(経路−)。
方法ステップS11では、エレベータ1.1が使用可能でないことが監視センタ50に伝達される。この後、本方法は、中断される。エレベータ1.1が再び使用可能になると、本方法は、方法ステップS1から続行できる。
方法S12では、時点tから始めて、予め決められた量ΔNより多い量だけ使用頻度の上昇が、時間期間Δt内に、すなわち(N(t)<N(t+Δt)−ΔN)内に予想されることが考えられるかどうかが検査される。もしΔNより多い上昇が予想されれば、予防措置として、方法ステップS8による試験を実施するためのコマンドが与えられる(経路+)。もしそうでなければ、S4が続く(経路−)。
図3に示すように、試験を実施するためのコマンドは、方法ステップS7およびS12それぞれにおいて一度、エレベータ制御装置15.1に与えられていた。時点t(1)における第1の試験は、方法ステップS12に帰するものとされる。この場合、エレベータが使用可能であることは、午前の使用頻度の急激な上昇の少し前に、首尾よく検査されていた。
時点t(2)における第2の検査は、方法ステップS7に帰するものとされる。この場合、エレベータ1.1が使用可能であるかどうかは、15時に向かう、最小値Nmin(i,t)より下方への使用頻度の急激な低下の少し後に検査された。結果は、否定的である。使用頻度N(t)は、t>t(2)に関してエレベータ1.1が使用可能でないので、0に等しいままに留まる。
図3の下の図表における使用頻度に関するN(i+1,t)の値と最小値Nmin(i+1,t)とは、反復N(i+1,t)=F(1,t,λ)にしたがって、時間期間ΔT(i)中の値N(i,t)とN(i,t)とから計算される。N(i+1,t)=N(i,t−Δ(i))は、この領域に関して、時間期間ΔT(i)における使用頻度に関する対応する測定値が登録されなかったので、t>t(2)+Δ(i)に関して設定された(時間期間ΔT(i)では、t>t(2)に関してN(t)=0である、上記を参照のこと)。
明らかに、時間期間ΔT(i)中のそれぞれの予測値N(i,t)より大きいか、等しいか、小さいそれぞれの値は、測定値N(i,t)が、対応する予測値N(i,t)より大きいか、等しいか、小さいかどうかにそれぞれ応じる時間期間ΔT(i+1)中の予測値N(i+1,t)から生じる(λ>0と仮定されている)。
方法Aは、方法ステップS8による試験が、予め決められた時間間隔においては、例えば、エレベータ1.1が使用されないか、ほとんど使用されないとき、例えば夜間には実施されないように構成できる。
方法B
方法Bは、装置30.1の助けによって、エレベータ1.1の使用可能性の自動検査のための一例に基づいて説明される。
方法Bは、下記の措置に基づいている。
1)エレベータ1.1の動作の観測に基づいており、また所定の場合には、装置30.1の助けにより、エレベータ1.1の使用の登録(現在の範囲では)と使用のそれぞれの時点tの決定とに基づいており、
2)二つの連続的に続く使用の時間間隔の決定に基づいており、また、
3)最後に登録された使用の後に次の使用が予想される時点の予測に基づいている。
措置3)は、最後に登録された使用と、予想される次の使用との間の時間間隔の予測に一致する。この予測時間間隔の逆数値は、最後に登録された使用の直後に従う時間期間中の使用頻度に関する予測値と一致する。
方法Bの実行時に、上記の措置1)から3)は、順次に実行され、引き続き繰り返される。もし措置3)で予測された時点までエレベータ1.1の更なる使用が確定されなければ、エレベータ1.1は使用可能でないと推定できる。方法Bによれば、この条件下で、試験を実施するためのコマンドが、装置30.1によってエレベータ制御装置15.1に与えられ、エレベータ1.1が予想に対応する反応を示すかどうかが検査される。
図5は、方法ステップS20からS33を有する流れ図の形で、方法Bのステップを示す。
方法ステップS20で、装置30.1は初期化される。プロセッサP1は、内部カウンタiをi=1に設定し、内部クロックを時刻t=t(i)に設定する。プログラムP1.1の実行が開始される。その後、方法ステップS21が続く。
方法ステップS21では、t(i)≦t≦t(i)として、時間期間ΔT(i)が確定される。継続時間の逆数値は、時間期間ΔT(i)中の使用頻度に関する予測値N(i)と見なすことができる、すなわちN(i)=1/[t(i)−t(i)]である。方法ステップS20よる方法の初期化(i=1)時に、時間期間ΔT(i)は、特に本方法の開始時の装置が、エレベータ1.1の使用に関する如何なるデータも持っていないので、所望に応じて予め決定できる。したがって上記の大きさN(i)は、本方法の開始時における、使用頻度に関する測定値からの如何なるサイズの偏移でも示すことができる。
これに続く方法ステップS22では、時間期間ΔT(i)中にエレベータの使用が発生するかどうかが検査される。もしこの時間期間の終了までに、すなわち時点t(i)前にエレベータの使用が起きなければ、方法ステップS24が続く。もし時点t(i)までに使用が発生すれば、使用の時点tが登録されて、方法ステップS30が続く。
方法ステップS24では、エレベータ1.1の試験を実施するためのコマンドが、エレベータ制御装置15.1に与えられる(時点tにおいて)。引き続いて方法ステップS25が続く。
方法ステップS25で、エレベータ1.1の反応Rが登録される。
引き続いて方法ステップS26で、反応Rは、所望の反応Rと比較される。もし反応Rが所望の反応Rと一致しなければ、エレベータ1.1は使用可能でないと想定できる。この場合、方法ステップS27に続くことができる(経路−)。もし反応Rが所望の反応Rと一致すれば、エレベータ1.1は使用可能であると想定できる。この場合、開始点は、方法ステップS21にしたがって確定された予測値N(i)が、実際の運転時における使用頻度と比較して大き過ぎるということであり得る。本方法は、方法ステップS28に続くことができる(経路+)。
方法ステップS27では、エレベータ1.1が使用可能でないことが監視センタ50に伝達される。この後、本方法は中断される。もしエレベータ1.1がまだ使用可能であれば、本方法は、方法ステップS20から続行できる。
方法ステップS28、方法ステップS26によれば、使用頻度に関する予測値N(i)が、実際の運転時におけるエレベータの使用頻度と比較して大きすぎるという仮定には理由がある。使用頻度に関する現実の予測値は、上記の値N(i)より係数a<1だけ小さいであろうということが仮定されている。この仮定は、これに続く反復ステップで検査される。t(i+1)≦t≦t(i+1)として、時間期間ΔT(i)に続く時間期間ΔT(i+1)の開始と終了が初めに確定される。時間期間ΔT(i+1)の開始は、方法ステップS24による試験の時点tに設定され、時間期間ΔT(i+1)の終了は、使用頻度に関する現実の値が、大きさ「aN(i)」によって与えられるという仮定にしたがって決定される。
(i+1)=t
(i+1)=t(i+1)+1/[aN(i)]
この後、本方法は方法ステップS33に続く。
方法ステップS30では、使用の時点tが、時間期間ΔT(i)の終了における継続時間δtの時間間隔内にあるかどうかが検査される、すなわち条件t(i)−δt≦t≦t(i)が満たされるかどうかが検査される。もし満たされれば、本方法は、方法ステップS31に続く(経路+)。もし満たされなければ、方法ステップS32に続く(経路−)。継続時間δtは、時間期間ΔT(i)の継続時間に応じて、例えばδtが、差分t(i)−t(i)の特定の分数より常に小さいような仕方で変化し得る。このことは、反復の途中で、例えばエレベータの使用頻度が時間の途中で急激に変化するときに、変化した条件への本方法の動的な適応に導く。
方法ステップS31では、使用頻度に関する方法ステップS21で指定された予測値N(i)が、実際の運転時におけるエレベータの使用頻度に一致することが仮定されている。この仮定は、次の反復ステップで検査される。t(i+1)≦t≦t(i+1)として、最初に時間期間ΔT(i)に続く時間期間ΔT(i+1)の開始と終了が確定される。時間期間ΔT(i+1)の開始は、方法ステップS22による最後に登録された使用の時点tに設定され、時間期間ΔT(i+1)の終了は、使用頻度に関する現実の値が、大きさN(i)によって与えられるという仮定にしたがって決定される。
(i+1)=t
(i+1)=t(i+1)+1/N(i)
この後、本方法は、方法ステップS33に続く。
方法ステップS32では、使用頻度に関する予測値N(i)は、実際の運転時におけるエレベータの使用頻度と比較して小さすぎることが仮定されている。この仮定は、次の反復ステップで検査される。t(i+1)≦t≦t(i+1)として、時間期間ΔT(i)に続く時間期間ΔT(i+1)の開始と終了が最初に確定される。時間期間ΔT(i+1)の開始は、方法ステップS22による最後に登録された使用の時点tに設定され、時間期間ΔT(i+1)の終了は、ここでb>1、
(i+1)=t
(i+1)=t(i+1)+1/[bN(i)]
として使用頻度に関する現実値が、大きさ「bN(i)」によって与えられるという仮定にしたがって決定される。
この後、本方法は方法ステップS33に続く。
方法ステップS33で、インデックスiは、1だけ増やされる。引き続いて、方法ステップS21からの前述のステップが繰り返される。
パラメータδt、a、bの適当な選択により、大きさN(i)は、方法ステップS21からS33の繰り返しの使用によって、実際の運転時のエレベータの使用頻度に向かって多少とも迅速に収束する。時間の関数として使用頻度の急激な変化は、方法ステップS21からS32の実行中に迅速に認識され得る。方法ステップS24による試験は、次の予想される使用が、予期しないほど長い時間現れないときにのみ行われる(方法ステップS22)。
方法Bの更なる利点は、各反復ステップで、プロセッサP1が、ほんの僅かな量のデータを考慮すればよいことに見られる。すなわち一反復ステップで、単に三個の異なる時点(方法ステップS21による時間期間ΔT(i)の開始と終了と、最後の使用の時点T)を考慮すればよいことに見られる。更に方法ステップAに対比して、長時間に亘る使用の統計データを検出して記憶する必要がない。したがって方法Bを実行するために、より小さなメモリ空間が必要とされる(これは、装置30のメモリM12、M13、M22、およびM23に関係する)。更にプロセッサは、より少ない計算時間を必要とする。
方法Bは、予め決められた時間間隔、例えばエレベータ1.1が使用されないか、ほとんど使用されない、例えば夜間に、方法ステップS24による試験が実施されないように構成できる。
方法C
エレベータ設備1のエレベータ1.1および1.2は、また、グループ制御を有するエレベータグループとして運転できる。グループ制御の実現のために、エレベータ制御装置15.1および15.2は、通信接続18を介して互いに通信できることが前提とされる。
前述のように、エレベータ1.1の使用可能性を検査するための装置30.1およびエレベータ1.2の使用可能性を検査するための装置30.2は、互いに協働するように構成される。この目的のために、プロセッサP1とプロセッサP2との間に、通信接続35が設けられる(図2)。プロセッサP1およびP2は、通信接続35を介してデータを交換できる。
装置30.1は、運転時に、エレベータ1.1の使用だけを登録でき、このエレベータの使用頻度に関する予測値N(1)と測定値N(1)とを確認して、これらの値をメモリM12およびM13に格納する。
これに対応して、装置30.2は、運転時に、エレベータ1.2の使用だけを登録でき、このエレベータの使用頻度に関する予測値N(2)と測定値N(2)とを確認して、これらの値をメモリM22およびM23に格納する。
装置30.1および30.2の協働は、エレベータ1.1および1.2に関するグループ制御の場合の装置30の機能範囲を拡張する。
一方では、エレベータ1.1に関して確認される、使用頻度に関する予測値N(1)と測定値N(1)は、方法AおよびBのいずれかにしたがって、装置30.1によって評価される。この場合、試験を実施するためのコマンドが、エレベータ制御装置15.1に与えられるべきかどうかの決定は、エレベータ1.2の使用に関するデータには応じない。
同じくエレベータ1.2に関して確認される、使用頻度に関する予測値N(2)と測定値N(2)は、方法AおよびBのいずれかにしたがって、装置30.2によって評価される。この場合、試験を実施するためのコマンドが、エレベータ制御装置15.2に与えられるべきかどうかの決定は、エレベータ1.1の使用に関するデータには応じない。
一般に、あるエレベータグループのすべてのエレベータは、これらの輸送容量に応じて均等に負荷がかけられる。したがってエレベータが使用可能である限り、同じ頻度で(統計的平均値で)同じ容量のエレベータが使用されるべきである。
したがって、エレベータ1.1の試験を実施するためのコマンドが与えられるべきかどうかの決定時に、本発明による方法の範囲で、エレベータ1.1の使用可能性を検査するために、エレベータ1.2の使用頻度に関する測定値をも含むことが提案される。これに対応して、本発明による方法の範囲で、エレベータ1.2の使用可能性を検査するために、エレベータ1.1の使用頻度に関する値も含まれ得る。
もしエレベータ1.1の使用頻度に関する測定値N(1)が、エレベータ1.2の使用頻度に関する測定値N(2)より実質的に小さければ、これは、エレベータ1.1が使用可能でないという仮定の理由になり得る。これは、装置30.1が、測定値N(1)とN(2)とを比較し、もし測定値N(1)が、測定値N(2)よりも予め決められた量だけ小さければ、エレベータ1.1の試験を実施するためのコマンドをエレベータ制御装置15.1に与えるということにおいて、装置30を用いて検査できる。同じことは、エレベータ1.2の使用可能性を検査することに適用される。
方法Cは、この方法の一般化において、下記のステップを含む。
・ 数台のエレベータを有するエレベータ設備では、複数のエレベータの使用頻度に関する測定値が決定される。
・ もしこれらのエレベータのうちの1台の使用頻度の測定値が、その他のエレベータの使用頻度に関する測定値の平均値より、予め決められた量だけ小さければ、このエレベータ設備の少なくとも一つの試験を実施するためのコマンドが与えられる。
・ その後、エレベータ設備の反応が登録されて、所望の反応と比較される。
この方法の変形では、このコマンドは、所望の反応が、1台のエレベータの状態の変化を含むように選択されることが前提とされる。状態変化は、自動的に登録できる。この試験は、例えば階呼出しおよび/またはケージ呼出しを含むことができる。
2台のエレベータを有するエレベータ設備と、エレベータ設備の使用可能性の自動検査のための本発明による装置とを示す図である。 図1にしたがう本発明による装置を詳細に示す図である。 種々の時間期間中の時間の関数としてのエレベータの使用頻度に関する予測値および測定値の経路を示す図である。 図3による予測値および測定値で使用可能である、本発明による方法の実施の一形態のための流れ図である。 本発明による方法の実施の更なる一形態のための流れ図である。
符号の説明
1 エレベータ設備
1.1、1.2 エレベータ
2.1、2.2 昇降路
3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6 階
4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6 昇降路ドア
5.1、5.2 ケージ
6.1、6.2 ケージドア
7.1、7.2 釣合い重り
8.1、8.2 支持手段
10.1、10.2 駆動装置
15.1、15.2 エレベータ制御装置
16.1、16.2、17.1、17.2、18、41.1、41.2、42.1、42.2、43 通信接続
21.1、21.2、21.3、21.4、21.5、21.6、22.1、22.2、24.1、24.2、25.1、25.2、26.1、26.2、27.1、27.2、28.1、28.2、30、30.1、30、2 装置
23.1、23.2 符号化手段
31.1、31.2、32.1、32.2、33、35 通信インタフェース
50 監視センタ
P1、P2 プロセッサ
P1.1、P1.2 プログラム
M11、M12、M13、M14、M21、M22、M23、M24 メモリ

Claims (10)

  1. 少なくとも1台のエレベータ(1.1、1.2)を有するエレベータ設備(1)の使用可能性を自動的に検査する方法であって、エレベータ設備の少なくとも一つの試験を実施するための少なくとも一つの予め決められたコマンドが、エレベータ設備(1)に与えられるステップと、エレベータ設備の少なくとも一つの反応(R)が、登録されてエレベータ設備(1)の所望の反応(R)と比較されるステップとを含み、エレベータ設備の使用可能の場合の試験が、所望の反応(R)をもたらし、
    第1の時間期間中のエレベータの使用頻度に関する第1の予測値(N(i,t))が、確認されること、および/または第1の時間期間より後の瞬間から始まる第2の時間期間中の使用頻度に関する第2の予測値(N(i,t+Δt))が、確認されることと、第1の時間期間中の使用頻度に関する測定値(N(i,t))が、決定されることと、測定値(N(i,t))が、予測値(N(i,t)、N(i,t+Δt))のうちの少なくとも一つと比較され、測定値(N(i,t))が、それぞれの予測値(N(i,t)、N(i,t+Δt))よりも予め決められた量(N(i,t)−Nmin(i,t)、ΔN)だけ小さいときに、試験を実施するためのコマンドが与えられることとを特徴とする、方法。
  2. エレベータ(1.1、1.2)の各反応(R)および/または使用が、
    ・ ケージドア(6.1、6.2)および/または昇降路ドア(4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6)の作動の登録、および/または、
    ・ エレベータ設備の駆動装置(10.1、10.2)の状態の変化の登録、および/または、
    ・ ブレーキの作動の登録、および/または、
    ・ エレベータ設備の構成要素の制御のための信号の登録、および/または、
    ・ エレベータ(1.1、1.2)のケージ(5.1、5.2)の位置の検出、
    によって登録されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 時間間隔の継続時間が予め決められていて、前記時間間隔中に登録されるエレベータの使用回数が決定されること、またはエレベータの使用回数が予め決められていて、エレベータの使用が登録される時間間隔の継続時間が決定され、それぞれの回数とそれぞれの継続時間とから測定値が計算されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 第1の時間期間(ΔT(i))中の使用頻度に関する第1の予測値(N(i,t))と測定値(N(i,t))が決定されて、第2の時間期間(ΔT(i+1))中の使用頻度に関する第2の予測値(N(i+1,t))が、
    (i)もし第1の予測値と測定値とが、予め決められた量以下の量だけ異なれば、第1の予測値と同じ値に設定され、または、
    (ii)もし測定値が、予め決められた量より大きい量だけ第1の予測値より小さければ、第1の予測値より小さい値に設定され、または、
    (iii)もし測定値が、予め決められた量より大きい量だけ第1の予測値より大きければ、第1の予測値より大きい値に設定されることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. エレベータ設備の少なくとも一つの試験を実施するためのコマンドが、ケージ呼出し、メモリ呼出し、および/または走行コマンドを含むことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 所望の反応(R)が、
    昇降路ドア(4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6)の開閉、および/または、
    ケージドア(6.1、6.2)の開閉、および/または、
    予め決められた一つの階から予め決められたもう一つの階へのケージ(5.1、5.2)の走行を含むことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. もしエレベータ設備の反応(R)が、所望の反応(R)と一致しなければ、予め決められた情報が、例えば監視センタ(50)に伝達されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 少なくとも一つのエレベータ(1.1、1.2)のためのエレベータ制御装置(15.1、15.2)を有するエレベータ設備(1)の使用可能性の自動検査のための装置(30、30.1、30.2)であって、
    エレベータ設備の少なくとも一つの試験を実施するための予め決められたコマンドを、エレベータ制御装置(15.1、15.2)に与えることができるコマンド送信器(P1、P2)を備え、エレベータ設備(1)の使用可能の場合に、エレベータ設備の所望の反応(R)が登録できるように試験が選択され、前記エレベータ設備(1)の使用可能性の自動検査のための装置がさらに、
    エレベータ設備(1)のコマンドにしたがう反応(R)の登録のための登録装置(21.x、22.1、24.1、25.1、26.1、27.1、28.1)と、
    反応(R)を所望の反応(R)と比較するための装置とを備え、
    前記エレベータ設備(1)の使用可能性の自動検査のための装置が、第1の時間期間中のエレベータの使用頻度に関する第1の予測値(N(i,t))を決定し、かつ/または第2の時間期間中の使用頻度に関する第2の予測値(N(i,t+Δt))を決定するための装置(P1、M12、P2、M22)と、第1の時間期間中の使用頻度に関する測定値(N(i,t))を決定するための測定装置(P1,M13、P2,M23)と、測定値(N(i,t))が、それぞれの予測値(N(i,t))、(N(i,t+Δt))のうちの一つよりも予め決められた量(N(i,t)−Nmin(i,t)、ΔN)だけ小さいときにコマンドが与えられるような仕方で、コマンド送信器(P1、P2)を制御するための制御装置(M11、M21)とを備えることを特徴とする、装置。
  9. 登録装置および/または測定装置が、
    ケージドア(6.1)および/または昇降路ドア(4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6)の作動を登録するための装置(22.1、22.2、21.1、21.2、21.3、21.4、21.5、21.6)、および/または、
    エレベータ設備の駆動装置(10.1、10.2)の状態の変化を登録するための装置(25.1、25.2)、および/または、
    ブレーキの作動を登録するための装置(26.1、26.2)、および/または、
    エレベータ設備の構成要素の制御のための信号を登録するための装置(27.1、27.2)、および/または、
    エレベータのケージの位置を検出するための装置(24.1、24.2)を備えることを特徴とする、請求項8に記載の装置。
  10. 反応が所望の反応と一致しない場合に、予め決められた情報を、監視センタ(50)に伝達するための通信接続(43)が存在することを特徴とする、請求項8または9に記載の装置。
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