JPS6227284A - 自動点検運転装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 この発明は、エレベータに対する自動点検運転を行なわ
せる自動点検運転装置に関するものである。

〔発明の背景〕

エレベータに対しては、その安全運転を計るために定期
的に点検運転が行なわれる。この目的で作業員が乗籠に
乗り込んで、エレベータの点検運転を手動操作で行なう
ことが行なわれていたが、近年では自動的にエレベータ
の点検運転を行なう方式が提案されている。

この種のエレベータの自動点検運転装置としては、特開
昭５８−１３０８７６号に開示されている方式のものが
ある。この方式では、点検運転指令が出ると来電の乗客
が行なう籠呼びと既に登録きれた乗場呼びに対応した階
床にだけ停止する運転が行なわれる。このために、乗客
がエレベータから降りたことを検知する降車検出装置や
、自動点検運転中であることを表示する表示装置を設け
る必要があり、エレベータの制御回路も複雑となる。エ
レベータの製造費用が増大すると共に、点検運転中はエ
レベータの一般利用が出来ず、利用者にとっても不便で
あった。

〔発明の目的〕

この発明は、従来提案されているエレベータの自動点検
運転装置における、利用者のエレベータ使用上の不便と
エレベータ制御系の複雑化の問題を解決することを目的
とする。この発明により、点検要求が発せられるとエレ
ベータの呼び登録がないことを検出して自動点検運転（
で移行し、自動点検運転中にエレベータの呼びが発生す
ると、自動点検運転を中断し、比較的簡単な制御回路構
成で安全な自動点検運転が行なわれ、利用上の不便も解
消された自動点検運転装置が提供される。

〔発明のａ要〕

この発明の自、＠点検運転装置では、外部からの点検要
求信号を受信し、この点検要求信号に基づいて自動的に
エレベータの点検運転が行なわれる。

呼び無し検出手段が設けられ、エレベータに呼び登録が
ないことを検出すると、この呼び無し検出手段からは無
呼イ３号が発せられる。

一方、計数手段が設けられ、点検要求信号と無呼信号が
入力され且つエレベータの停止が確認されると、この計
数手段は計数を開始し、予め設定された所定計数時間後
に停止確認信号を発する。

この発明には点検運転手段が設けられ、停止確認信号、
点検要求信号及び無呼信号が入力されると、この点検運
転手段はエレベータに対する点検運転を行なう。

この発明では、点検継続手段が組み込み可能である。こ
の点検継続手段によると、無呼信号が無検出状態となる
ことで中断された点検運転が、再度無呼信号が検出され
ると、中断後の状態から再開することが可能となる。

又、この発明では点検運転中止手段が組み込み可能であ
る。この点検運転中止手段によると、点検運転中に生ず
る無呼信号の無検出状態の発生回数及び継続時間に基づ
いて、点検運転を中止することが可能となる。

〔発明の実施例〕

図は、この発明の自動点検運転装置の実施例の構成を示
すもので、外部からの点検要求信号ａを受信する点検指
令装置１が設けられる。この点検指令装置１の出力端子
は、呼び無し検出装ｆｉｔ　３、検出タイマ４、点検運
転制御装置ｆ５及び点検運転中正装置６の入力端子にそ
れぞれ接続される。

一方、エレベータ制御装Ａ２が設けられ、このエレベー
タ制御装置２から発せられる呼び信号２ａ及び停止信号
２ｂは、それぞれ呼び無し検出装置３と検出タイマ４に
入力されるように構成される。又記憶装ｆｉ＆　８が設
けられ、点検運転制御装置５及び点検運転中止装置６の
出力端子が、記憶装ｕｔ８の入力端子に接続される。点
検４転制御装、従５及び点検運転中止装置６の出力端子
は、又点検指令装置１の入力端子に接続される。

点検逮転判定装＃７が設けられ、この点検運転判定装置
７と点検４転制御装＃５及び記憶装置８間が、それぞれ
個別点検運転終了通信ラインＣ及び判定結果通信ライン
Ｄで接続される。又点検運転制御装置５とエレベータ制
御装置２及び点検運転判定装置７間が点検運転通信ライ
ンＡで接続される。さらに、エレベータ制御装置２と点
検運転判定装置７間が点検）着果通信ラインＢで接ＶＣ
テれる。出力装置９が設けられ、この出力値＃９と記憶
装置８間が記憶データ通信ラインＥで接続される。

保守会社から点検要求信号ａが発せられると、点検指令
装置１の入力端の点検要求信号ａの論理値が′　１　′
となり、出力端の点検運転指令信号１ａの論理値が１１
　′となり、点検運転指令信号１ａが呼び無し検出装置
３、検出タイマ４、点検運転制御装置５及び点検運転中
止装置６に入力される。

エレベータに対する呼び登録がないと、呼び信号２ａの
論理値は％０１となる。呼び無し検出装置３が、呼び信
号２ａの論理値が′″Ｏ′であることを検出すると、呼
び無し信号３ａの論理値は１１′となる。この状聾で、
検出タイマ４、点検運転制御装置５及び点検運転中止装
置６に、呼び無し信号３ａが入力として与えられる。

検出タイマ４ば、点ｆｉ＊運転指令信号１ａ、エレベー
タが停止している時に発せられる停止ト信号２ｂ及び呼
び無し信号３ａの論理値が１１　′であることを検知し
て作動する。作動した検出タイマ４が、予め設定された
計数値に達すると出力端の停止確認信号４ａの論理値が
１１　′となる。

点検運転制御装置５は、呼び無し信号３ａ、停止確認信
号４ａ及び点検１４転指令信号１ａの論理値が１１　′
であることを検知すると、点検運転通信ラインＡを通じ
て、エレベータ制御装置２及び点検運転判定装置７に各
種の点検運転実行信号が入力される。

エレベータ制御装置２は、点検運転通信ラインＡを通じ
て与えられる点検運転実行信号に基づいて、各種の点検
運転を行なわせる。それぞれの点検運転に基づいて、エ
レベータ制御装置２からは点検運転結果信号が発せられ
、この点検運転結果信号は点検結果通信ラインＢから点
検運転判定装置７に入力される。

点検運転判定装置７では、点検結果通信ラインＢから送
られる点検運転結果信号を、点検運転通信ラインＡから
送られる点検運転実行信号に対応付けて判定する。判定
は、点検運転実行信号に基づく正しい点検運転が実行さ
れたか、又その点検運転で正規の運転結果値が得られた
かについて行なわれる。

点検運転実行信号に対して正しい点検運転が実行され、
点検運転結果値が正規であると、それぞれの点検運転実
行ごとに、個別点検運転終了通信ラインＣを通じて点検
運転制御装置５に対して、点検運転終了信号を入力する
。

同時に点検運転判定装置７からは、判定データが判定結
果通信ラインＤを通じて、記憶装置８に入力され、記憶
装置８は入力された判定データを記憶する。

点検運転が終了すると点検運転制御装置５から記憶装置
８に入力される点検運転終了信号５ａの論理値が′１　
′となる。点検運転終了信号５ａの論理値が１１　′と
なると、記憶装［８に記憶されている判定データが記憶
データ通信ラインＥを通じて、出力装置９に転送される
。同時に、点検運転制御装置５から点検指令装置１に入
力される点検運転終了信号５ａの論理値が′″１　＃と
なシ、点検指令装置１の点検運転指令信号１ａの論理値
が″０′となって点検運転が終了する。

点検運転中にエレベータの呼が発生すると、呼び信号の
論理値が′″　１　′となり、呼び無し信号３ａの論理
値が′″Ｏ′となる。点検運転制御装置近５に入力され
る呼び無し信号３ａの論理値が１０′となるために、点
検運転制御装置５は点検運転実行信号の出力を停止し、
点検運転が中断される。

エレベータの呼が消失して呼び信号の論理値が褥度１０
′となり、停止確認信号４ａの論理値が１１　′となる
と点検運転制御装置５が、再び作動を開始する。この場
合、点検運転制御装置５は個別点検運転通信ラインＣか
ら送られている、点検運転終了信号を確認し、中継後の
末だ終了していない点検運転から点検運転を再開する。

点検運転中止装置６では、点検運転指令信号１ａの論理
値が′″　１′である継続時間、この継続時間での呼び
無し信号３ａの論理値が１１′から′０′に転換する回
数及び呼び無し信号３ａの論理値が′０′である継続時
間を監視している。これらの監視値がそれぞれ予め設定
された基準監視値に達すると、点検運転中止装置６の出
力端の点検運転中止信号６ａの論理値が１１　′となる
。この点検運転中止信号６ａによυ、点検指令装置１の
出力端の点検運転指令信号１ａの論理値が８０１となり
、点検運転は中止される。

同時に点検運転中止信号６ａの論理値が′″１１となる
ことにより、記憶装置８がリセットされる。

このようにして、この発明ではエレベータに呼び登録が
なく且つエレベータが停止していることを確認して点検
運転に移行するので、乗客や各階床の乗場の待ち客に不
便を与えず且つ安全に点検運転を行なわせることが出来
る。点検運転中にエレベータに呼びが発生すると、点検
運転は中断されその呼びに対する運行が実行され、呼び
が消失すると点検運転を中継後の未実行のものから継続
するので、利用客に対するサービスは失われず又能率的
に点検運転が行なわれる。

又点検運転中に、呼び無し信号３ａの消失回数と消失時
間が監視され、所定の監視値に達すると点検運転中止装
置６から点検運転中止信号６ａが発せられて点検運転が
中止される。このため、利用客の比較的少ない時間選ん
で、集中的効率的に点検運転を行なうことが可能で、エ
レベータの利用客に対するサービスが点検運転のために
低下することがない。

実施例では、記憶装置８に記憶されている判定データを
、記憶データ通信ラインＥを通じて出力装置９に転送す
る構成のものを説明した。しかしこの構成は実施例のも
のに限らず、出力装置９を遠隔地に設置し電話回線を記
憶データ通信ラインＥとして利用する構成することも出
来る。このようにすると、−個所で多数の現場の点検運
転を監視することが出来るので、点検作業を効率的に行
なうことが出来る。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明したように、この発明によると点検運転
中でも利用客からの呼が発生すると、利用客の運送業務
を優先して実行するので、点検運転により利用客へのサ
ービスの低下がなく、安全且つ無呼時間を選択して効率
的にエレベータの点検運転を行なうことが可能な自動点
検運転装置を提供することが出来る。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の自動点検装置の実施例の構成を示すブ
ロック図である。 １・・・・・・点検指令装置、２・・・・・・エレベー
タ制御装置、３・・・・・・呼び無し検出装置、４・・
・・・・検出タイマ、５・・・・・・点検運転制御装置
、６・・・・・・点検運転中正装置、７・・・・・・点
検運転判定装置、８・・・・・・記憶装置、９・・・・
・・出力装置、Ａ・・・・・・点検運転通信ライン、Ｂ
・・・・・・点検結果通信ライン、Ｃ・・・・・・個別
点検運転終了通信ライン、Ｄ・・・・・・判定結果通信
ライン、Ｅ・・・・・・記憶データ通信ライン、ａ・・
・・・・点検要求信号、ｌａ・・・・・・点検運転指令
信号、２ａ・・・・・・呼び信号、２ｂ・・・・・・停
止信号、３ａ・・・・・・呼び無し信号、４ａ・・・・
・・停止確認信号、５ａ・・・・・・点検運転終了信号
、６ａ・・・・・・点検運転中止信号。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、外部からの点検要求信号を受信し、この点検要求信
   号に基づいて自動的にエレベータの点検運転を行なう自
   動点検運転装置において、前記エレベータに呼び登録が
   ないことを検出して無呼信号を発する呼び無し検出手段
   と、前記点検要求信号と前記無呼信号が入力され且つ前
   記エレベータが停止していることが確認されると計数を
   開始し、予め設定された所定計数時間後に停止確認信号
   を発する計数手段と、前記停止確認信号と前記点検要求
   信号が入力され且つ前記無呼信号が入力されると、前記
   エレベータに対する点検運転を行なう点検運転手段とを
   有することを特徴とする自動点検運転装置。 ２、点検運転中に前記エレベータに呼びが発生し、前記
   無呼信号が無検出状態になることで中断された前記点検
   運転を、再度前記無呼信号を検出すると前記中断後の状
   態から再開する点検継続手段を有することを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の自動点検運転装置。 ３、前記点検運転中に生ずる前記無呼信号の無検出状態
   の発生回数及び継続時間に基づいて、前記点検運転を中
   止する点検運転中止手段を有することを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の自動点検運転装置。