JP3006583U - エレベータ装置 - Google Patents

エレベータ装置

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JP3006583U
JP3006583U JP1994009576U JP957694U JP3006583U JP 3006583 U JP3006583 U JP 3006583U JP 1994009576 U JP1994009576 U JP 1994009576U JP 957694 U JP957694 U JP 957694U JP 3006583 U JP3006583 U JP 3006583U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 音声認識により呼びの登録を行うエレベータ
装置を、音声入力装置15,音声認識装置12,エレベ
ータ制御装置11からなる登録系Aと、案内装置14,
案内制御装置13からなる案内系Bとに分ける。登録系
Aと案内系Bとは相互に定期的に情報を交換して、自己
の系の中及び相手の系の中で異常が発生していないかど
うかを常に監視し、異常を検出すると登録系Aでは呼び
の登録を行わないようにすると同時に、案内系Bでは音
声入力を抑制する案内を行う。 【効果】 登録系或いは案内系の何れか一方に異常が発
生して呼びの登録ができなくなった場合、他方が正常に
動作しているために利用者がそれに気付かずに無駄な発
生を行ったり、或いは誤った呼びが登録されたりする不
具合を防止することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はエレベータ装置に係り、特に利用者の音声を認識してエレベータの 運転制御を行うのに好適なエレベータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7に、従来のエレベータ装置の構成の一例を示す。 図中、15はかご内或いは乗場に設けられたマイクロフォン等の音声入力装置 、12は入力された音声の認識処理を行う音声認識装置、14は利用者に音声入 力の案内を行うディスプレイ等の案内装置、13は案内装置14の出力内容を制 御する案内制御装置、11は音声認識の結果に基づいて呼びの登録等を行いエレ ベータの運転を制御するエレベータ制御装置である。
【0003】 以上の構成において、利用者は案内装置14の表示(例えば「行先階を言って 下さい」との表示)に従い、音声入力装置15に向かって例えば「イッカイ」と 発声すると、音声認識装置12では予め登録してある標準音声データとそれを比 較する。その結果「1階」であることを認識するとその結果をエレベータ制御装 置11に出力し、エレベータ制御装置11では1階の呼びを登録すると共にかご が1階に向かって運転するように制御する。同時に音声認識装置は案内制御装置 に対して登録完了の旨の案内を出すように指示する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで上記の構成において、各装置がそれぞれ独立して動作していると、呼 びの登録ができないのに利用客に発声させたり、或いは音声入力がないのに誤っ て呼びを登録してしまったりする可能性がある。 例えば、音声認識装置12が何らかの原因で異常になり音声認識処理が不能と なった場合、案内制御装置13が独立して動作していると、案内装置14には「 行先階を言って下さい」という表示が出されたままとなり、実際には呼びの登録 ができないのに利用者はそれに気付かずに発声を続けることになる。
【0005】 一方、案内制御装置13が異常になると、案内装置14には何も表示されなか ったり、或いは「只今、音声による呼び登録はできません」という表示を行うこ とにより利用者の発声を抑制することができるが、この場合でも音声入力装置1 5と音声認識装置12は正常に動作を続けているため、乗客の会話等によって誤 った呼びが登録されたりすることがあり、利用者の不審感を招くことになるとい った問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記問題点を解決するためになされたもので、その特徴とすると ころは、エレベータ装置を、音声入力装置、音声認識装置、エレベータ制御装置 からなる登録系と、案内装置、案内制御装置からなる案内系とに分け、この登録 系と案内系のそれぞれに、自己の系の中及び相手の系の中で異常が発生していな いかどうかを常に監視する監視手段を備え、該監視手段により異常を検出すると 登録系では呼び登録(取消)を行わないようにすると同時に、案内系では音声入 力を抑制する案内を行うようにした点にある。
【0007】
【作用】
案内系では、自己の系の内部に異常が発生したことを検出したか或いは登録系 からの定期情報が途絶えると異常発生と判断し、音声入力を抑制する案内を行う とともに登録系に異常の情報を送り、登録系ではこの情報を受けて音声認識処理 を行わないようにする。同様に登録系では、自己の系の内部に異常が発生したこ とを検出したか或いは案内系からの定期情報が途絶えると異常発生と判断し、呼 び登録(取消)を行わないようにするとともに案内系に異常の旨の情報を送り、 案内系ではこの情報を受けて音声入力を抑制する案内を行う。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下は説明の便宜 上、音声認識により呼びの登録(取消)を行う場合について述べるが、これに限 らず音声認識により、ドアの開閉や専用運転への切替え等種々の運転制御に本考 案を適用することができる。 図1は本発明の全体構成図で、図7と同一又は相当のものは同一符号にて示し ている。
【0009】 図1に示すように、エレベータ制御装置11,音声認識装置12,音声入力装 置15で登録系Aを、案内制御装置13,案内装置14で案内系Bを構成してい る。登録系Aでは信号S3により、案内装置への出力制御に必要な情報と登録系 の異常の有無及び案内系Bからの信号S4による通信が正常か否かの情報とを案 内計に対して定期的(例えば0.2秒毎)に送信し、同様に案内系Bでは信号S 4により案内系の異常の有無及び信号S3からの通信が正常か否かの情報とを登 録系Aに対し定期的に送信している。更にこの例では、エレベータ制御装置11 と音声認識処理装置12間でも信号S1とS2により相互に定期情報を送信し異 常の有無を監視し、異常があればその旨の情報を信号S3により案内系Bに対し て送信するようにしている。
【0010】 以上の構成において、本考案の動作を簡単に説明する。 まず、利用者が案内装置14に表示される文字や図によるガイドに従って、呼 びの登録(取消)を音声入力装置15に向かって声で指令する。その入力音声は 、雑音成分が除去された後、信号S6として音声認識装置12に送られる。音声 認識装置12では入力音声である信号S6を解析し、利用者が呼びの登録(取消 )をしているかどうかを調べる。音声認識装置12はまた、信号S1及びS4に よりエレベータ制御装置11及び案内制御装置13の動作状態や、運行中のエレ ベータの状態データ等を定期的に得ており、それらを総合的に判断して最終的な 呼びの登録(取消)を決定する。
【0011】 決定された呼びがあった場合は、それを実際のエレベータの動作に反映させる ため、信号S2によりエレベータ制御装置11に指令を発すると同時に、利用者 へ登録(取消)完了を知らせるため、信号S3により案内制御装置13に対して も指令を発する。この指令を受け取った案内制御装置14では、指令に即した内 容を信号S5により案内装置14に表示させる。
【0012】 このとき、もし登録系の中で異常を検出した場合、例えば音声認識装置装置1 2内で異常を検出した場合或いは案内系すなわち案内制御装置13からの信号S 4が途絶えた場合には異常の発生と判断し、音声認識処理を行わないようにする とともに案内制御装置13に対して異常発生の旨の情報を信号S3により送る。 これを受けて案内制御装置13は信号S5により音声入力を抑制する表示を行う ための指令を案内装置14に送り、利用者の音声入力を抑制する。
【0013】 同様に、エレベータ制御装置11内に異常が発生した場合或いはエレベータ制 御装置11と音声認識装置12間の通信に異常が発生した場合にも、音声認識装 置12を介して信号S3により登録系から案内系に異常発生の旨の情報が送られ 、案内系では音声入力を抑制するための表示が行われる。
【0014】 一方、案内系例えば案内制御装置13内で異常の発生を検出したか、或いは登 録系からの信号S3が途絶えると異常の発生と判断して、信号S5により案内装 置14に対して音声入力抑制のための指令を送るとともに、信号S4により登録 系に対して異常発生の旨の情報を送り、登録系ではこれを受けて音声認識処理を 行わないようにし、誤った呼び等が登録されないようにする。
【0015】 次に、以上の動作を実現するための各装置における処理のフローチャートを示 す。 図2は、音声認識装置12における処理手順を示すフローチャートであり、ま ず正常時の処理について説明する。音声認識処理装置が動作を開始すると、ステ ップ21でエレベータ制御装置または案内制御装置からの情報フレーム(信号S 1または信号S4)を受信したかどうかを調べる。この情報フレームには、それ ぞれの装置で検出された異常があるか否かのデータや、それぞれの装置で音声認 識装置からの受信状態(信号S2またはS3の受信状態)が正常であるか否かの データ、また現在のかご位置や運転方向といったエレベータの状態データ(エレ ベータ制御装置からの情報フレームの場合)が含まれており、それぞれの装置か ら一定周期、例えば0.2秒毎に音声認識装置に対して送信されるものである。
【0016】 この情報フレームを受信した場合は、ステップ22で通信状態正常を意味する パラメータRC1をtrueにセットし、ステップ23で受信した情報フレームを解 析する。その結果、ステップ24において情報フレームの中に異常を示す情報が 含まれていなければ、ステップ25で音声認識処理を有効にしてもよいことを示 すパラメータINをtrueにセットする。
【0017】 ステップ21において、情報フレームを受信しなかった場合は後述のようにス テップ37の判断がなされる。もし一度以上情報フレームを受信しており、かつ 前回受信してからの経過時間が所定値、例えば2秒以内であれば他装置からの通 信が途絶えたとは見做さず、ステップ38及び39でパラメータRC1及びIN をtrueにセットする。
【0018】 音声認識装置はある一定周期、例えば0.2秒毎に、他装置との通信状態が正 常か否かを示す状態監視フレームを情報フレーム(信号S3)の一部として案内 制御装置に対して送信しており、ステップ26で前回状態監視フレームを送信し てからその一定時間が経過したかどうかを調べる。もし経過していればステップ 27でRC1がtrueかどうかを調べるが、正常時はRC1が必ずtrueなので、ス テップ28で通信状態正常の旨の状態監視フレームを案内制御装置に対して送信 する。ここでこの状態監視フレームをエレベータ制御装置に対して送信しないの は、音声による呼びの登録(取消)の有無を判断して指令を出すのは音声認識装 置自身であり、仮に何らかの異常が発生した場合であっても音声認識装置が認識 処理を中止すれば誤った呼びを登録してしまうことがないためである。
【0019】 ステップ29ではINがtrueかどうかを調べるが、正常時はINも必ずtrueで あるため、ステップ30で音声入力装置からの音声入力をチェックする。そして 音声入力自体があるか、もしあるならば入力の内容が呼びの登録(取消)を指令 するものか、指令するものならばエレベータの状態データから判断して適当なも のか、すなわち現在階や逆呼び階のようにサービスできない階床の呼びでないか どうかをステップ31で調べる。その結果、適正な呼びの登録(取消)を示す音 声であったと認識した場合には、ステップ32でその呼びの登録(取消)指令を エレベータ装置へ送信し、ステップ21へと戻って、以後は上記の手順が繰り返 される。
【0020】 次に異常時の処理手順について説明する。ステップ24において、もし他装置 で検出された異常があった場合にはステップ33でINがfalse にセットされ、 この結果ステップ29の判断により、音声入力のチェックや呼びの登録(取消) 処理は行われず、ステップ21へと戻る。
【0021】 またステップ34において、異常がエレベータ制御装置自身のものである場合 には、ステップS35でRC1をfalse にセットし、ステップ26での所定時間 が経過した時点で、ステップ36により対エレベータ制御装置通信異常の旨を案 内制御装置に知らせる。
【0022】 もし検出された異常が案内制御装置自身のものである場合には、RC1がtrue であるため、ステップ26での所定時間が経過した時点で、ステップ28により 通信状態正常の旨の状態監視フレームが案内制御装置に対して送信される。ここ で送信される状態監視フレームの内容は、あくまで案内制御装置からの情報フレ ーム自体を正常に受信している状態かどうか、言い換えれば受信が途絶していな いかどうかを示すものであり、案内制御装置で検出された異常の有無とは無関係 である。従って、この場合通信状態は正常の情報が送信されるが、ステップ33 でINはfalse となっているため、やはりステップ30〜32の音声認識処理は 行われない。
【0023】 また、ステップ37でまだ一度も情報フレームを受信していない、或いは情報 フレームを受信してから所定時間以上経過した場合には、ステップ40及び41 でRC1及びINをfalse にセットする。この結果、ステップ26での所定時間 が経過した時点で、ステップ36で他装置からの情報フレームが途絶えていると いう旨の状態監視フレームを案内制御装置に対して送信し、さらにステップ29 の判断により、音声入力のチェックや呼びの登録(取消)処理は行われない。
【0024】 次に案内制御装置における処理手順を図3のフローチャートにより説明する。 まず正常時の処理手順について説明する。案内制御装置が動作を開始すると、 ステップ51で音声認識装置からの情報フレームを受信したかどうかを調べる。 この情報フレームには、どのような画面を表示すればよいのか、音声認識装置で 検出された異常があるか否か等のデータが含まれており、音声認識装置から一定 周期、例えば0.2秒毎に案内制御装置に対して送信されるものである。
【0025】 この情報フレームを受信した場合は、ステップ52で受信状態正常を意味する パラメータRC2をtrueにセットし、ステップ53で受信した情報フレームを解 析する。その結果、ステップ54において、音声認識装置で異常が検出されてい なければステップ55で通常の画面切替え表示可能を意味するパラメータDSP をtrueにセットする。
【0026】 ステップ51において情報フレームを受信しなかった場合は、後述のステップ 64の判断がなされる。もし一度以上情報フレームを受信しており、かつ前回受 信してからの経過時間が所定値、例えば2秒以内であれば音声認識装置からの通 信が途絶えたとは見做さず、ステップ65及び66でRC2及びDSPをtrueに セットする。
【0027】 案内制御装置も一定周期(例えば0.2秒毎)で、音声認識装置からの情報フ レームの受信状態が正常か否かを示す状態監視フレームを音声認識装置に対して 送信しており、ステップ56で前回状態監視フレームを送信してからその一定時 間が経過したかどうかを調べる。もし経過していればステップ57でRC2がtr ueかどうかを調べるが、正常時はRC2が必ずtrueであり、ステップ58で受信 状態正常の旨の状態監視フレームを音声認識装置に対して送信する。
【0028】 その後ステップ59でDSPがtrueかどうかを調べるが、正常時はDSPも必 ずtrueであるため、ステップ60で通常の画面切替え表示を行う。具体的な表示 内容は、利用者の音声による指令を待っている状態ならば、例えば「行先階を言 って下さい」のような発生要求画面、指令された呼びの登録(取消)が完了した ときには、例えば「5階を登録しました」のような通知画面となり、いずれも音 声認識装置から定期的に送信される情報フレームの内容により決定される。そし て画面切替え表示が完了するとステップ51へ戻り、以後は上記の手順が繰り返 される。
【0029】 次に異常時について説明する。 もしステップ54において、音声認識装置で検出された異常があった場合、ス テップ61でDSPがfalse にセットされ、その結果ステップ59の判断により ステップ63で発声抑制画面の表示が行われる。発声抑制画面とは、例えば「只 今、音声による呼び登録はできません」や、「只今の時刻は12:00です」の ように、音声認識装置が動作していない状態であることを利用者に知らせる内容 や音声認識装置とは全く無縁の内容として、利用者の発声を抑制することが可能 な表示内容の画面のことである。
【0030】 この場合も音声認識装置からの受信状態は正常であるため、RC2はtrueであ り、従って前述の図2の場合と同様に、ステップ58で受信状態正常の旨の状態 監視フレームが音声認識装置に対して送信される。
【0031】 また、ステップ64でまだ一度も情報フレームを受信していない、或いは前回 情報フレームを受信してから所定時間以上経過した場合は、ステップ67及び6 8でRC2及びDSPをfalse にセットする。この結果、ステップ56での所定 時間が経過した時点で、ステップ62で音声認識情報装置からの情報フレームが 途絶えているという旨の状態監視フレームを音声認識装置に対して送信し、さら にステップ59の判断により、ステップ63で発声抑制画面の表示が行われる。
【0032】 次にエレベータ制御装置における処理手順を図4のフローチャートに示す。 まず正常時について説明する。エレベータ制御装置が動作を開始すると、ステ ップ71で音声認識装置からの情報フレームを受信したかどうかを調べる。この 情報フレームには、呼びの登録(取消)指令や、音声認識装置で検出された異常 があるか否か等のデータが含まれており、音声認識装置から一定周期、例えば0 .2秒毎にエレベータ制御装置に対して送信されるものである。
【0033】 この情報フレームを受信した場合は、ステップ72で受信状態正常を意味する パラメータRC3をtrueにセットし、ステップ73で受信した情報フレームを解 析する。 また、ステップ71において情報フレームを受信しなかった場合はステップ7 9の判断がなされるが、もし一度以上情報フレームを受信しており、かつ前回受 信してからの経過時間が所定値、例えば2秒以内であれば音声認識装置からの通 信が途絶えたとは見做さず、ステップ80でRC3をtrueにセットする。
【0034】 エレベータ制御装置も状態監視フレームを音声認識装置に対して定期的に送信 しており、ステップ74で前回状態監視フレームを送信してからその一定時間が 経過したかどうかを調べる。経過していればステップ75でRC3がtrueかどう かを調べるが、正常時はRC3が必ずtrueであり、ステップ76で受信状態正常 の旨の状態監視フレームを音声認識装置に対して送信する。 その後ステップ77で、呼びの登録(取消)指令が情報フレームにあればそれ を登録(取消)し、なければ何もしない。そして呼びの登録(取消)処理が完了 するとステップ71へ戻る。
【0035】 次に異常時について説明する。 ステップ79で、まだ一度も情報フレームを受信していない、或いは前回情報 フレームを受信してから所定時間以上経過した場合には、ステップ81でRC3 をfalse にセットする。この結果、ステップ74での所定時間が経過した時点で ステップ78で音声認識装置からの情報フレームが途絶えたという旨の状態監視 フレームを音声認識装置に対して送信する。この場合、情報フレームが途絶して いるので登録(取消)すべき呼びの指令を受けることはなく、従ってステップ 77の呼び登録(取消)処理が行われることはない。また音声認識装置で異常が 検出されたとの情報フレームを受信した場合も全く同様である。
【0036】 以上のように本考案によれば、登録系或いは案内系の何れか一方で異常が発生 し、或いは相手の系からの通信が途絶えると、直ちに異常発生の旨を相手の系に 知らせることにより、登録系では呼びの登録(取消)を行わないようにする処理 が、また案内系では発声を抑制する画面に切り換える処理が、それぞれ同時に行 われることになる。
【0037】 なお本考案は、図1に示した接続構成に限らず、例えば図5に示すように音声 認識装置12とエレベータ制御装置11とを入れ替えることも可能であり、また 図6に示すように共通伝送路を用いて各装置間の通信を行うようにすることもで きる。 また、上記の実施例は、各装置が物理的な伝送路を介して通信することを前提 に説明したが、厳密には単に情報の授受が可能であればその手段は問わない。
【0038】
【考案の効果】
本考案によれば、登録系或いは案内系の何れか一方に異常が発生し、他方が正 常に動作していたとしても、登録系では呼びの登録(取消)を行わないようにす る処理が、また案内系では発声を抑制する画面に切り換える処理が、それぞれ同 時に行われるため、利用者に無駄な発声を行わせて不快感を与えてしまったり、 或いは誤った呼びが登録されてエレベータがそれに応じた運行をしてしまうとい った不具合を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるエレベータ装置の全体構成を示す
図である。
【図2】本考案に係る音声認識装置の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図3】本考案に係る案内制御装置の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図4】本考案に係るエレベータ制御装置の処理手順を
示すフローチャートである。
【図5】本考案の他の実施例を示す全体構成図である。
【図6】本考案の他の実施例を示す全体構成図である。
【図7】従来のエレベータ装置の全体構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
A 登録系 B 案内系 11 エレベータ制御装置 12 音声認識装置 13 案内制御装置 14 案内装置 15 音声入力装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータのかご内或いは乗場に設けら
    れ、利用者の発する音声を入力する音声入力装置、この
    入力音声の音声認識処理を行う音声認識装置、該音声認
    識装置の音声認識結果に基づいてエレベータの運転制御
    を行うエレベータ制御装置からなる登録系と、利用者に
    音声入力の案内を行うための案内装置、該案内装置の出
    力内容を制御する案内制御装置からなる案内系とで構成
    されるエレベータ装置において、 前記登録系と前記案内系のそれぞれに、自己の系及び相
    手の系における異常の発生の有無と相手の系から情報を
    受け取っている状態が正常であるか否かを常に監視する
    監視手段と、該監視手段により異常を検出すると相手の
    系にその旨の情報を知らせる手段とを備え、異常を検出
    すると登録系では呼びの登録(取消)を行わないように
    し、案内系では音声入力を抑制する案内を行うようにし
    たことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 【請求項2】 エレベータのかご内或いは乗場に設けら
    れ、利用者の発する音声を入力する音声入力装置と、こ
    の入力音声の音声認識処理を行う音声認識装置と、該音
    声認識装置の音声認識結果に基づいてエレベータの運転
    制御を行うエレベータ制御装置と、利用者に音声入力の
    案内を行うための案内装置と、該案内装置の出力内容を
    制御する案内制御装置とからなるエレベータ装置におい
    て、前記エレベータ制御装置と、前記音声認識装置と、
    前記案内制御装置のそれぞれに、自装置内の異常の有無
    と他装置からの情報を常に受け取っているか否かの情報
    を他装置へ定期的に知らせる手段を備えるとともに、前
    記音声認識装置は自他装置の異常に係わらず異常発生時
    には呼びの登録(取消)を行わないようにし、前記案内
    制御装置は自他装置の異常に係わらず異常発生時には音
    声入力を抑制する案内を行うようにしたことを特徴とす
    るエレベータ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022239049A1 (ja) * 2021-05-10 2022-11-17 株式会社日立製作所 エレベーターおよびエレベーターの制御方法
WO2023053372A1 (ja) * 2021-09-30 2023-04-06 日本電気株式会社 エレベータ制御装置、エレベータ制御方法、エレベータ制御システム、及びコンピュータ可読媒体

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