JP5094209B2 - エレベーター制御装置 - Google Patents

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本発明は、エレベーター制御装置に係り、エレベーター利用者にとって重要な案内コンテンツから優先して案内するために好適なエレベーター制御装置に関する。
従来技術のエレベーター制御装置における案内制御は、1つの事象に対し1つの案内を行うというものである。例えば、地震が発生した場合の案内は、地震発生時に一度案内を開始するだけのものであり、エレベーターが着床し、運転休止になっても、何も案内は行わないというものである。
また、特許文献1(特開2001−206655号公報)では、エレベーターのかご若しくは乗場に設置された報知装置の報知手段について、表示する必要度から優先度を付け、最適な表示内容を報知するものについて開示されている。また、特許文献2(特開平2−13585)では、情報案内を複数の段階にレベル分けし、必要に応じて前記レベルを指令して、表示の優先度を制御するものについて開示されている。
特開2001−206655号公報 特開平2−13585号公報
近年、ユニバーサルデザインの観点からエレベーター利用者に対し、適切な案内が求められている。例えば地震時管制運転時の案内において、地震が発生したことを報知する従来の地震発生案内の他に、地震時管制運転で着床する直前に戸開き案内及び降車指示案内と、着床後にかごドアが全開したときに運転休止案内と、運転休止中にかごドアが全閉している場合に降車指示案内といった案内コンテンツを新しく追加したとする。このように複数のコンテンツを案内する場合、エレベーターの状況に応じて適切な案内制御を行う必要があるが、従来はこの点への配慮がなされていなかった。
例えば、エレベーター着床中に地震が発生した場合、地震発生案内と戸開き案内及び降車指示案内の2つのコンテンツが有効となる。この場合、地震発生案内を行ってから戸開き案内及び降車指示を行うようにすると、地震発生案内を行っている間に戸が全開してしまい、戸開き案内及び降車指示案内を行うことができず、運転休止案内を開始する場合があり、地震時管制運転の着床時に戸開き案内及び降車指示案内を行わないことから、エレベーター利用者への案内の信頼性が低下する問題がある。
上記の課題を解決するため、本発明は、複数の案内コンテンツに対していずれかのコンテンツを案内する案内制御部を備えるエレベーター制御装置において、前記案内制御部は、前記複数の案内コンテンツに優先順位を設ける手段を備え、前記複数の案内コンテンツには、エレベーターの利用者に対し行動を指示する案内である「ドアが開いたら下りてください」と言う戸開案内及び降車指示を示す案内コンテンツと、エレベーターの外部情報である「地震です」と言う案内コンテンツと、エレベーターの内部情報である「運転を休止します」と言う案内コンテンツを含み、
行動を指示する案内コンテンツをエレベーター外部情報及びエレベーター内部情報の案内コンテンツよりも優先とし、つぎにエレベーター外部情報を案内する案内コンテンツをエレベーター内部情報を案内する案内コンテンツよりも優先とし、
走行中に地震が発生した場合、「地震です」と言う案内コンテンツを行い、着床動作に切り替わり「ドアが開いたら下りてください」と言う戸開案内及び降車指示を示す案内コンテンツを、戸開きが完了して「運転を休止します」と言う案内コンテンツよりも優先して行い、
戸開きが完了時に地震が発生した場合、「ドアが開いたら下りてください」と言う戸開案内及び降車指示を、「運転を休止します」と言うエレベーターの内部情報を案内する案内コンテンツよりも優先するものである。
また、好ましくは、案内コンテンツを音声や映像により報知する手段を備える。
本発明によれば、新しく案内コンテンツを追加することで、複数の案内コンテンツが重複する場合でも、エレベーターの利用者にとって最適な案内を行うために、案内コンテンツの種類別に優先順位を決めることで、案内の信頼性が向上し、優れた情報提供を行うことができ、サービス性を向上することができる。
以下、本発明に係るエレベーター制御装置の一実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1にはエレベーターの制御装置とエレベーターかごの構成を表すブロック図を示す。図1において1はエレベーターを制御する装置が納められているエレベーター制御盤であり、このエレベーター制御盤1には、エレベーターの運転を制御する運転制御装置2がある。運転制御装置2には地震が発生した場合に地震時管制運転の制御を行う地震時管制運転制御部3と、エレベーターかご内の乗客に案内を行うための制御を行う案内制御部4がある。地震が発生したことは地震感知器5により判断し、この地震感知器5には地震の初期微動を検出する特低Gal感知器6と、主要動を検出する低Gal感知器7がある。運転制御装置2で判断した情報及びエレベーターかごの情報は、エレベーター制御盤1内の通信制御装置8と、エレベーターのかご上に設置されているかご上制御BOX9内にある通信制御装置10にて送受信される。
かご上制御BOX9内には、ドアの開閉を制御するドア制御装置11と、音声アナウンスの出力を制御する放送制御装置12と、液晶表示画面の出力を制御する表示制御装置13がある。ドア制御装置11では、ドアの開閉指令をドアモータ(DM)16に送り開閉動作を行う。またドアが全開していることを判断するドア開き確認スイッチ(OS)17と、ドアが全閉していることを判断するドア閉じ確認スイッチ(CS)18があり、前記の17と18のスイッチのON・OFFの信号をドア制御装置11に送信する。放送制御装置12では、合成音声が記憶されている音声記憶装置14から音源を選択し、スピーカー19に出力指令を送り音声アナウンスを行う。表示制御装置13では、表示画面の内容である合成映像を記憶している表示記憶装置15より表示画面を選択し、液晶モニター20に出力指令を送り表示を行う。ドアモータ16とドア開き確認スイッチ17とドア閉じ確認スイッチ18とスピーカー19と液晶モニター20は、エレベーターかご21に設置されている。
次に地震が発生した場合における地震時管制運転制御部3の動作の流れについて図1の構成図と、図2のフローチャートを用いて説明する。なお、以下の記述において「ドア」と「戸」は同義である。
地震が発生したとき(ステップS1)、地震感知器5の特低Gal感知器6が動作したか(特低=ONか?)を判断する(ステップS2)。ステップS2で特低=OFFであれば、平常運転を継続する(ステップS3)。ステップS2で特低=ONであれば、地震感知器5の低Gal感知器7が動作したか(低=ONか?)を判断する(ステップS4)。ステップS4において低=OFFであった場合、運転制御装置2においてエレベーターが走行しているかを判断する(ステップS5)。ステップS5でエレベーターが走行中であると判断した場合は、最寄り階に着床(停止)する運転を行う(ステップS6)。ステップS5でエレベーターが停車中と判断した場合またはステップS6にて最寄り階に着床した場合、ドア制御装置11よりドアモータ(DM)16にドア開き指令を出しドア開きを開始する(ステップS7)。ドアが全開した後(ステップS8)、15〜20秒経過後にドア閉じを開始する(ステップS9)。ドアが全閉した後(ステップS10)、かご内で戸開ボタンが押されたかを判断する(ステップS11)。ステップS11で戸開ボタンが押された場合は戸開きを開始し(ステップS12)ドアが全開した後(ステップS13)再度ステップS9を行う。ステップS11で戸開ボタンが押されなかった場合は、特定Gal感知器6が手動又は自動でリセットされたことを確認し(ステップS14)、エレベーターを平常運転に復帰する(ステップS15)。
ステップS4において低=ONであった場合、運転制御装置2においてエレベーターが走行しているかを判断する(ステップS16)。ステップS16でエレベーターが走行中であると判断した場合は、最寄り階に着床する運転を行う(ステップS17)。ステップS16でエレベーターが停車中と判断した場合またはステップS17にて最寄り階に着床した場合、ドア制御装置11よりドアモータ(DM)16にドア開き指令を出しドア開きを開始する(ステップS18)。ドアが全開した後(ステップS19)、15〜20秒経過後にドア閉じを開始する(ステップS20)。ドアが全閉した後(ステップS21)、エレベーターは運転を休止する(ステップS22)。ステップS22の運転休止中に、かご内で戸開ボタンが押されたかを判断し(ステップS23)、戸開ボタンが押されたと判断した場合は、戸開きを開始し(ステップS24)ドアが全開した後(ステップS25)、再度ステップS20を行う。ステップS23で戸開ボタンが押されなかった場合は、運転休止を継続する(ステップS26)。ここまでは地震が発生した場合におけるエレベーターの動きである。
次に図1における案内制御部4の処理の流れについて地震発生時のアナウンスを例に、図1の構成図と図2,図3,図4,図5,図6のフローチャートを用いて説明する。
<所定のエレベーター状態の設定処理>
地震発生時の案内を行うために、図3における所定のエレベーター状態の設定処理(ステップS100)について図4を用いて説明する。
地震が発生した場合(ステップS101)、ステップS2及びステップS4にて地震感知器5が動作することで地震時管制運転を開始する(ステップS102)。ステップS102開始後、ステップS5又はステップS16にて走行中であれば管制運転未完了、最寄り階に着床していれば管制運転完了と判断する(ステップS103)。ステップS103において管制運転未完了と判断した場合は、エレベーターが着床動作中であるかを運転制御装置2にて判断し(ステップS104)、着床動作中ではなければ戸閉じ完了モードA(mode1A)とし(ステップS105)、着床動作中であれば戸閉じ完了モードB(mode1B)に切り替える(ステップS106)。
ステップS103において管制運転完了と判断した場合は、ドアが閉まっているかをドア閉じ確認スイッチ(CS)18より判断する(ステップS107)。ステップS107においてCS=ONであった場合は、戸閉じ完了モードC(mode1C)に切り替える(ステップS113)。ステップS107においてCS=OFFであった場合は戸開き開始モード(mode2)に切り替える(ステップS108)。その後ドアが全開になったかをドア開き確認スイッチ(OS)17より判断する(ステップS109)。ステップS109においてOS=OFFの場合はステップS108を継続し、OS=ONであった場合は戸開き完了モード(mode3)に切り替える(ステップS110)。次にドア閉じを開始したかをドア開き確認スイッチ(OS)17により判断し(ステップS111)、ステップS111においてOS=ONであればステップS110を継続し、OS=OFFであればドアが全閉したかをドア閉じ確認スイッチ(CS)18により判断する(ステップS112)。ステップS112においてCS=OFFであればステップS110を継続し、CS=ONであれば戸閉じ完了モードC(mode1C)に切り替える(ステップS113)。
ここで各モードについて、戸閉じ完了モードA(mode1A),戸閉じ完了モードB(mode1B),戸閉じ完了モードC(mode1C),戸開き開始モード(mode2),戸開き完了モード(mode3)は複数同時にONすることは無く、いずれか1つだけがONするものである。
<案内許可処理>
次に前記の各モードを決定することで、ステップS100の所定のエレベーター状態設定処理を終了し、ステップS200の各案内許可処理を開始する。ステップS200の処理について図5を用いて説明する。
まずステップS100で戸閉じ完了モードAであるか(mod1A=ONか?)を判断する(ステップS201)。mode1A=ONであれば地震発生案内の許可(ANCD1=1をセット)を行う(ステップS202)。ステップS201にてmode1A=OFFであった場合はANCD1=0をセットする。
次に、戸閉じ完了モードBであるか(modeB=ONか?)を判断する(ステップS203)。mode1B=ONであれば戸開き案内及び降車指示案内の許可(ANCD2=1をセット)を行う(ステップS205)。ステップS203にてmode1B=OFFであった場合は戸開き開始モードであるか(mode2=ONか?)を判断する(ステップS204)。mode2=ONであった場合は前記ステップS203のmode1B=ONの時のステップS205を継続してANCD2=1を継続してセットする。ステップS204にてmode2=OFFであった場合はANCD2=0をセットする。
次に、戸開き完了モードであるか(mode3=ONか?)を判断する(ステップS206)。mode3=ONであった場合は運転休止案内の許可(ANCD3=1をセット)を行う(ステップS207)。ステップS206にてmode3=OFFであった場合はANCD3=0をセットする。
次に戸閉じ完了モードCであるか(mode1C=ONか?)を判断する(ステップS208)。mode1C=ONであった場合は降車指示案内の許可(ANCD4=1をセット)を行う(ステップS209)。ステップS208にてmode1C=OFFであった場合はANCD4=0をセットする。
<優先順による案内指令処理>
図3においてステップS200の案内許可処理が終了することで、優先順による案内指令処理(ステップS300)を行う。ステップS300の処理について図6,図7及び図8を用いて説明する。
ステップS200で許可された案内について、戸開き案内及び降車指示案内が許可されたか(ANCD2=1か?)を判断する(ステップS301)。ANCD2=1であれば戸開き案内及び降車指示案内を有効とする(ステップS302)。ステップS301にてANCD2=0であれば降車指示案内が許可されたか(ANCD4=1か?)を判断する(ステップS303)。ANCD4=1であれば降車指示案内を有効とする(ステップS304)。ステップS303にてANCD4=0であれば地震発生案内が許可されたか(ANCD1=1か?)を判断する(ステップS305)。ANCD1=1であれば地震発生案内を有効とする(ステップS306)。ステップS305でANCD1=0であれば運転休止案内が許可されたか(ANCD3=1か?)を判断する(ステップS307)。ANCD3=1であれば運転休止案内を有効とする(ステップS308)。ステップS307にてANCD3=0であった場合は、どの案内も許可されなかったとし、ステップS300を終了する。
各案内コードの内容について図7を用いて説明する。
ANCD1は地震発生案内のコードであり、ステップS300の処理によりエレベーター外部情報案内とする。案内する放送の内容と表示画面の内容はそれぞれ図7に示す通りである。次にANCD2は戸開案内及び降車指示案内のコードであり、ステップS300の処理により行動指示案内とする。案内する放送の内容と表示画面の内容はそれぞれ図7に示す通りである。次にANCD3は運転休止案内のコードであり、ステップS300の処理によりエレベーター内部情報案内とする。案内する放送の内容と表示画面の内容はそれぞれ図7に示す通りである。次にANCD4は降車指示案内のコードであり、ステップS300の処理により行動指示案内とする。案内する放送の内容と表示画面の内容はそれぞれ図7に示す通りである。
なお、合成音声として記憶される放送文及び合成映像として記憶される表示画面は、それぞれ単独で報知されても良いし、両者が連動して報知されても良い。
ここで各案内の分類についての優先順位について図8を用いて説明する。
複数の案内コンテンツが重複して許可された場合は、図8の優先順にしたがって案内を開始する。まず、エレベーターの利用者にとって重要な情報というのは、エレベーターの利用者が安全に利用することである。そこで、エレベーターの利用者に対し行動を指示する案内を最優先とする。例えば、エレベーターが着床する寸前に地震が発生すると、まだエレベーターは走行しているので「地震です。」という案内を行っても良いように考えられる。しかし、エレベーターは着床寸前であるため直ぐに戸開を開始し運転を休止する。そこで、着床寸前に地震が発生した場合というのは「地震です。」という案内よりも、「ドアが開いたら降りて下さい。」というエレベーター利用者の安全を考えたアナウンスを行うことのほうが重要であると考えられる。つまり、行動指示する案内よりもエレベーター外部情報を案内することのほうがエレベーター利用者の安全性及びサービス性を向上することができる。次にエレベーターの外部情報を案内することを優先とする。エレベーター外部情報というのはここでの例では地震が発生したことであるが、エレベーターの通常の動きではなく、予期せぬ自体が発生したことを案内するものである。そのためエレベーター利用者に対し、何が起きたのかという情報を案内することで利用者の不安感を低減することができサービス性の向上を確保することができる。以上より案内の優先順は、行動指示案内を最優先,次にエレベーター外部情報案内,最後にエレベーター内部情報案内とする(図8参照)。
以上より、地震発生時の案内についてまとめたものを図9を用いて説明する。
図9はエレベーターが2階から1階に走行中に地震が発生した場合の案内である。地震が発生した場合(ステップS1)、戸閉じ完了モードA(ステップS105)であるので地震発生案内(S202)を許可し、前記の許可範囲内であれば地震発生時に地震発生案内を開始することができる。次に着床動作を行っている戸閉じ完了モードB(ステップS106)に切り替わることで戸開案内及び降車指示案内(ステップS205)が許可される。次に戸開き開始モード(ステップS108)に切り替わるが、前記の戸開案内及び降車指示案内は継続して許可される。さらに戸開き完了モード(ステップS110)に切り替わっても前記の戸開案内及び降車指示案内は継続して許可される。前記の戸閉じ完了モードBから戸開き完了モードの間は戸開案内及び降車指示案内が継続して許可されているので、地震発生後に前記の許可範囲であるならば案内を開始することができる。
次に、戸開き完了モード(ステップS110)であれば運転休止案内が許可される(ステップS207)。地震発生後に前記の許可範囲であるならば運転休止案内を開始できる。ここで、前記の戸開き完了モードでは運転休止案内と戸開案内及び降車指示案内の2つの案内が許可される。このように複数の案内が許可される場合は、許可されている案内の優先を図6のフロー及び図8の優先順にて判定し、案内を開始する。ただし、図9のように戸開案内及び降車指示案内の許可が戸閉じ完了モードBから許可されているため、既に案内を開始しているので、戸開き完了モード(ステップS110)に切り替わった時には運転休止案内のみが案内開始となり、同時に案内を開始するものではない。
次に戸開き完了モードにて戸開案内及び降車指示案内と運転休止案内が重複して開始する場合について図10を用いて説明する。
図10では戸開き完了モード時に地震が発生した場合(ステップS1)の案内について説明する。エレベーターのドアが開いている場合に地震が発生すると、エレベーターは図2のステップS19からの動作を開始する。案内の許可するモードは戸開き完了モード(ステップS110)であるので戸開案内及び降車指示案内(ステップS205)と運転休止案内(ステップS207)の許可されるタイミングが重複する。この場合図6のフローと図8よりどちらの案内を優先して案内するかを判断する。図7,図8より戸開案内及び降車指示案内の分類は行動指示案内であり、運転休止案内はエレベーター内部情報案内である。図6のフローより戸開き案内及び降車指示案内がONされた場合は(ステップS302)、前記の行動指示案内を優先して案内するので、行動指示案内である戸開案内及び降車指示案内を優先して案内開始する。前記の戸開案内及び降車指示案内終了後に戸開き完了モードが継続されている場合は、エレベーター内部情報案内である運転休止案内が案内開始する。その後、戸閉じ完了モードC(ステップS113)に切り替わったら降車指示案内が許可されるので(ステップS209)、前記の降車指示案内を案内開始する。
以上のようなかご内の案内を行うエレベーター制御装置であれば、案内する内容を新たに追加するような場合でも、案内の開始と終了のタイミングが明確にでき、不用意な再案内を開始することのない案内を行うことができる。また、案内開始するタイミングが重複した場合でも、案内の内容とエレベーターの動作状況に応じて優先順を決定することで、エレベーターの利用者に必要な案内を正しい順番で案内することができ優れたサービス性を確保することができる。
本発明に係わるエレベーターの制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における地震時管制運転を説明するためのフローチャートである。 本発明に係わる案内制御装置の処理の手順全体を説明するためのフローチャートである。 本発明に係わる所定のエレベーター状況における処理の手順を示すフローチャートである。 本発明に係わる案内コンテンツの許可処理の手順を示すフローチャートである。 本発明に係わる優先順による案内指令処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における地震管制運転時の案内コンテンツを説明するための一覧である。 本発明に係わる案内コンテンツの優先順位を示した一覧である。 本発明の一実施形態における地震時管制運転の案内を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の一実施形態における地震時管制運転の案内を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
1 エレベーター制御盤
2 運転制御装置
3 地震時管制運転制御部
4 案内制御部
5 地震感知器
6 特低Gal感知器
7 低Gal感知器
8 通信制御装置(エレベーター制御盤内)
9 かご上制御BOX
10 通信制御装置(かご上制御BOX内)
11 ドア制御装置
12 放送制御装置
13 表示制御装置
14 音声記憶装置
15 表示記憶装置
16 ドアモータ(DM)
17 ドア開き確認スイッチ(OS)
18 ドア閉じ確認スイッチ(CS)
19 スピーカー
20 液晶モニター
21 エレベーターかご

Claims (3)

  1. 複数の案内コンテンツに対していずれかのコンテンツを案内する案内制御部を備えるエレベーター制御装置において、前記案内制御部は、前記複数の案内コンテンツに優先順位を設ける手段を備え、前記複数の案内コンテンツには、エレベーターの利用者に対し行動を指示する案内である「ドアが開いたら下りてください」と言う戸開案内及び降車指示を示す案内コンテンツと、エレベーターの外部情報である「地震です」と言う案内コンテンツと、エレベーターの内部情報である「運転を休止します」と言う案内コンテンツを含み、
    行動を指示する案内コンテンツをエレベーター外部情報及びエレベーター内部情報の案内コンテンツよりも優先とし、つぎにエレベーター外部情報を案内する案内コンテンツをエレベーター内部情報を案内する案内コンテンツよりも優先とし、
    走行中に地震が発生した場合、「地震です」と言う案内コンテンツを行い、着床動作に切り替わり「ドアが開いたら下りてください」と言う戸開案内及び降車指示を示す案内コンテンツを、戸開きが完了して「運転を休止します」と言う案内コンテンツよりも優先して行い、
    戸開きが完了時に地震が発生した場合、「ドアが開いたら下りてください」と言う戸開案内及び降車指示を、「運転を休止します」と言うエレベーターの内部情報を案内する案内コンテンツよりも優先することを特徴とするエレベーター制御装置。
  2. 請求項1に記載のエレベーター制御装置において、前記案内コンテンツを音声により報知する手段を備えることを特徴とするエレベーター制御装置。
  3. 請求項1に記載のエレベーター制御装置において、前記案内コンテンツを映像により報知する手段を備えることを特徴とするエレベーター制御装置。
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