JP7488963B2 - エレベーター - Google Patents

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Description

本発明は、エレベーターに関する。
エレベーターの乗りかご内は密閉・密集・密接空間となることから、従来から乗りかご内の環境の改善について、多くの提案がなされている。例えば、特許文献1は、かご内の環境を良好に保つことを目的とし、「エレベータかご内の異臭を検知する異臭検知器12と、この異臭検知器12から得られた信号に基づき動作するエレベータかご内の換気を行う換気装置6とを備えた」ものである。
特開平11-263559号公報
エレベーターの乗りかご内のような密閉・密集・密接空間においては、利用者が発声を行った場合、飛沫拡散により感染症ウイルスなどが拡散することで、かご内の環境が悪化する恐れがあるため、利用者は不安感を覚えることが想定される。
かご内の環境が悪化した後の当該環境を改善する施策として、特許文献1のような方法が提案されているが、かご内の環境が悪化する前の未然防止策がなされていなかった。
本発明の目的は、エレベーターの乗客の発声による飛沫拡散を未然に防ぐことで、エレベーターの乗りかご内の環境を良好に保ち利用者の安心感を向上することにある。
また、本発明の上記の目的およびその他の目的と本発明の新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面によって明らかにする。
上記課題を解決するために、例えば請求の範囲に記載の構成を採用する。
本発明のエレベーターは、乗りかごによって乗客を輸送するエレベーターであって、情報の報知を行う報知部を備え、報知部は、発声の自粛依頼の報知を行う。
第1の本発明のエレベーターは、乗りかご内の乗客を検知する乗客判定部を、さらに備え、報知部は、乗客判定部が乗りかご内の乗客を検知した場合に、発声の自粛依頼の報知を行う。
第2の本発明のエレベーターは、報知部が、エレベーターがサービス要求を受け付けた場合に、発声の自粛依頼の報知を行う。
第3の本発明のエレベーターは、乗り場において行先階の入力を行う行先階登録装置を、さらに備え、行先階登録装置により、複数人の人数指定による行先階の登録が行われた場合、報知部は、発声の自粛依頼の報知を行う。
第4の本発明のエレベーターは、音を検知する音検知部と、音検知部が検知した音の解析を行い、解析結果から音声を検知する音信号解析部と、報知部による音声アナウンスが行われているか否かの判定を行う、アナウンス放送中判定部と、をさらに備え、報知部は、発声の自粛依頼の報知を行い、アナウンス放送中判定部が、音声アナウンスが行われていないと判定した場合に、音検知部は音の検知を行う。
第5の本発明のエレベーターは、音を検知する音検知部と、音検知部が検知した音の解析を行い、解析結果から音声を検知する音信号解析部と、をさらに備え、音信号解析部が、音声を検知した場合に、報知部は発声の自粛依頼の報知を行う。
上述の本発明によれば、報知部が発声の自粛依頼の報知を行うので、エレベーターの乗客の発声による飛沫拡散を未然に防ぐことができ、エレベーターの乗りかごの環境を良好に保ち、利用者の安心感を向上することができる。
なお、上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
第1実施形態に係るエレベーターの概略構成図(システム構成図)である。 第1実施形態のエレベーターにおいて、乗りかごに接続される入力設備および出力設備の一例の概略構成図である。 乗り場報知部が、発声の自粛を依頼する内容、および、かご内清浄運転の実施時刻を報知する場合の表示内容の例を示す図である。 乗り場報知部が、かご内清浄運転中である内容、および、かご内清浄運転の残り時間を報知する場合の表示内容の例を示す図である。 ログの具体的なデータの例を示す図である。 かご内案内表示部が、かご内清浄運転中である内容、および、かご内清浄運転の残り時間を報知する場合の表示内容の例を示す図である。 第1実施形態のエレベーターを制御する方法における、全体的な制御の例を示すフローチャートである。 図7のステップS700の乗り場報知処理の詳細を説明するフローチャートである。 図7のステップS701の新規乗客検知処理の詳細を説明するフローチャートである。 図7のステップS702のアナウンス放送処理の詳細を説明するフローチャートである。 図7のステップS703の異常体温保持者検知処理の詳細を説明するフローチャートである。 図7のステップS704の音検知処理の詳細を説明するフローチャートである。 図7のステップS705のログ処理の詳細を説明するフローチャートである。 図7のステップS706のかご内清浄運転処理の詳細を説明するフローチャートである。 アナウンス放送中判定処理の具体的な例を説明するフローチャートである。 第2実施形態に係るエレベーターの概略構成図(システム構成図)である。
以下、本発明を適用した実施形態を、文章もしくは図面に基づいて詳細に説明する。
ただし、本発明に示す構造、材料、その他具体的な各種の構成などは、ここで取り上げた実施形態に限定されることはなく、要旨を変更しない範囲で適宜組み合わせや改良が可能である。また、本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
なお、各実施形態において、同様の構成要素には同一の符号を付し、同様の構成要素についての重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
[エレベーターの構成]
図1は、第1実施形態に係るエレベーターの概略構成図(システム構成図)である。
第1実施形態に係るエレベーター1は、図1に示すように、1台以上(1~n台)のエレベーター号機110(110-1~110-n)と、運行管理システム100と、呼び登録部101と、乗り場報知部102を備えている。
すなわち、本実施形態のエレベーター1は、1号機110-1~n号機110-nまでのn台のエレベーター号機110を有する。
運行管理システム100は、各エレベーター号機110-1~110-n、呼び登録部101、乗り場報知部102に、接続されている。
運行管理システム100は、呼び登録部101からサービス要求を受付け、エレベーター号機110(110-1~110-n)への制御指令を出力する。
エレベーター号機110は、運行管理システム100からの制御指令を受信して運行を実際に行う機能を備えている。例えば、エレベーター号機110の巻上機の電動モータ、巻上機のブレーキ機構、戸開閉電動モータなどが、運行管理システム100からの制御指令に従って動作する。
呼び登録部101および乗り場報知部102は、それぞれの乗り場階に設けられる。
運行管理システム100は、エレベーター割当部100aを備え、乗り場階の呼び登録部101からサービス要求を受け付けた場合に、当該階へサービスするエレベーター号機110を割当てる。また、運行管理システム100により、乗り場報知部102に表示する報知内容を制御する。
各エレベーター号機110(110-1~110-n)は、それぞれ乗りかご111を備え、乗りかご111は、戸開が自在に制御される、かごドア(図示省略)を有する。
また、各エレベーター号機110の乗りかご111には、入力設備120および出力設備130が接続されている。
図1に示すエレベーター1では、入力設備120として、荷重検知部121、音検知部122、異常体温保持者検知部123を備え、出力設備130として、音出力部131、かご内案内表示部132、ファン133、紫外線照射部134を備えている。
図2は、本実施形態のエレベーター1のシステムにおいて、乗りかご111に接続される入力設備120および出力設備130の一例の概略構成図である。
図2に示すように、エレベーターの乗客(利用者)Uが乗り込む乗りかご111に、入力設備120を構成する荷重検知部121、音検知部122、異常体温保持者検知部123が設けられている。
また、乗りかご111に、出力設備130を構成する音出力部131、かご内案内表示部132、ファン133、紫外線照射部134が設けられている。
各エレベーター号機110は、図1に示すように、ビル管理システム140に接続され、ビル管理システム140に対して、データを出力する。
乗り場報知部102は、情報の報知を行う報知部に該当し、運行管理システム100からの受信した制御指令に基づいて、様々な情報を報知する。これにより、乗り場において、エレベーター1の乗客(利用者)に情報が報知される。
乗り場報知部102は、例えば、表示部またはスピーカーであり、表示または音声による報知を実施する。
本実施形態において、乗り場報知部102は、発声の自粛を依頼する内容や、かご内清浄運転の実施時刻、かご内清浄運転中である内容、かご内清浄運転の残り時間などを報知する。
ここで、例えば、乗り場報知部102が、発声の自粛を依頼する内容、および、かご内清浄運転の実施時刻を報知する場合の表示内容の例を、図3に示す。
図3では、乗り場報知部102が、発声の自粛を依頼するイメージとメッセージ「エレベーター内での発声はお控えください」、および、4つのエレベーター号機(A号機、B号機、C号機、D号機)のかご内清浄実施時刻を報知している。
また、乗り場報知部102が、かご内清浄運転中である内容、および、かご内清浄運転の残り時間を報知する場合の表示内容の例を、図4に示す。
図4では、乗り場報知部102が、メッセージ「かご内清浄中 他のエレベーターをご利用ください」、および、4つのエレベーター号機(A,B,C,D)のかご内清浄実施の有無と清浄実施中のエレベーター号機(A)の清浄終了までの時間を報知している。
また、各エレベーター号機110は、発声、大声、咳、くしゃみの音検知解除条件を保持しており、条件を満了した場合、発声、大声、咳、くしゃみ音の検知を解除する。音検知解除条件は、例えば、当該検知時に登録されていたサービス要求全てに応答した場合などである。発声、大声、咳、くしゃみの音検知については、のちに説明する。
さらに、各エレベーター号機110は、乗客判定部112、案内表示指令部113、音信号処理部114、異常体温保持者検知処理部115、アナウンス処理部116、ログ処理部117、清浄運転処理部118を備えている。これらの各部112~118は、バス119により接続され、相互に情報のやり取りを行うものとする。
[乗客判定部112]
乗客判定部112は、乗りかご111内の乗客を検知する。乗客判定部112は、より具体的には、現在の乗りかご111内の新規乗客検知および満員検知を行う。これら新規乗客検知および満員検知においては、荷重検知部121からエレベーター号機110に入力された荷重値に基づいて、判定が行われる。荷重検知部121からエレベーター号機110に入力される荷重値は、例えば、エレベーター号機110の定格積載荷重に対する、現在の乗りかご111の積載荷重の割合である。
また、新規乗客検知は、戸開中における荷重値の最大値と最小値の差分値と、予め設定された新規乗客判定閾値とを比較することにより行う。例えば、戸開中に荷重検知部121からエレベーター号機110に入力された荷重値の最大値が40%、最小値が20%であるとき、戸開中の荷重値の最大値と最小値の差分値は20%となり、新規乗客判定閾値が8%の場合は、乗客判定部は新規乗客検知とする。
また、満員検知は、戸開中の荷重値と、満員判定閾値とを比較することにより行う。例えば、戸開中に荷重検知部121からエレベーター号機110に入力された荷重値が40%であるとき、満員判定閾値が80%であった場合には、乗客判定部112は満員検知としない。
乗客判定部112は、荷重値以外により判定を行ってもよい。
例えば、かご内に設定されたカメラから得られた画像情報に対して、画像解析を行い、人数情報を抽出することで乗客を判定する方式や、人感センサによる人有無検知による検知結果を入力とする方式でもよい。
他には、カメラで得られた画像情報を二値化処理した値に基づいて、または3Dカメラで得られた距離画像情報に基づいて、乗りかご111の床面積に占める未露出床面積値により判定を行ってもよい。
また、乗客判定部112は、エレベーター号機110の外部に構成されてもよい。
[案内表示指令部113]
案内表示指令部113は、出力設備130のかご内案内表示部132の画面表示の制御を行う。例えば、乗りかご111が現在位置する建屋のフロア情報の表示指令や、エレベーターのUPサービス、DOWNサービスなどのサービス表示指令、その他の情報(天気や本日の日付)の表示指令を行う。
また、案内表示指令部113は、地震などの緊急時に、地震が発生し、特殊運転を継続していることを利用者に報知する表示指令を行う。
さらに、案内表示指令部113は、発声の自粛を依頼する内容を利用者に報知する内容や、現在かご内清浄運転中である内容、かご内清浄運転の残り時間、かご内清浄運転の実施時刻、などを報知する表示指令を行う。
[音信号処理部114]
音信号処理部114は、音検知部122から送信された音信号の処理を行うためのものであり、音信号受付部114a、音信号解析部114bを有する。
音信号受付部114aは、音検知部122から音信号が入力される。
音信号解析部114bは、音信号受付部114aに入力された音信号を解析し、解析した結果に基づいて音声を検知する。音声は、発声、大声、咳、くしゃみ、えずき、咳払い等を含める。
例えば、特開2013-160937号公報(以下、この文献を参考文献1とする)には、発声を検知することを目的として、音声・非音声判別値算出手段が、入力された音声スペクトルから特徴量を利用して、モデルによって音声・非音声区間それぞれにおいて異なる判別値を算出し、判別値と予め設定した閾値との比較によって音声・非音声を識別する構成が開示されている。参考文献1の方法に基づいて、周波数解析した音信号と発声基準信号との比較により、発声の検知が可能であり、大声の検知は、当該発声の音圧が閾値を越えた場合に大声と判定することにより可能である。
例えば、特開2018-117708号公報(以下、この文献を参考文献2とする)には、咳を検知することを目的として、音検出部は、音声の情報として時系列の音信号を出力し、咳検知手段は、音検出部から出力された時系列の音信号を周波数分析し、分析した結果に基づいて咳音を検知する構成が開示されている。参考文献2の方法に基づいて、周波数分析した音信号と咳基準信号の比較により、咳の検知が可能のことから、くしゃみも同様に特定の周波数分析により検知が可能である。
なお、音検知部122で検知された音信号を解析し、解析した結果に基づいて音を検知する機能は、入力設備120に付属していても良い。この場合には、音信号を解析した結果、すなわち音声(発声、大声、咳、くしゃみ、えずき、咳払い等)を検知した結果は、入力設備120からエレベーター号機110に入力される。
[異常体温保持者検知処理部115]
異常体温保持者検知処理部115は、異常体温保持者の判定を行うためのものであり、画像解析結果受付部115a、異常体温保持者判定部115bを有する。
画像解析結果受付部115aは、異常体温保持者検知部123から画像解析結果が入力される。
異常体温保持者判定部115bは、画像解析結果受付部115aに入力された画像解析結果に基づいて、乗りかご111内に異常体温保持者がいるか否かを判定する。
[アナウンス処理部116]
アナウンス処理部116は、音出力部131によるアナウンス処理を行うためのものであり、アナウンス情報保持部116a、アナウンス放送指令部116b、アナウンス放送中判定部116cを有する。
アナウンス情報保持部116aは、各アナウンスの放送時間、起動条件などを保持している。例えば、通常利用時のエレベーターが戸閉じする前の戸閉じ動作の案内において、アナウンスの放送に要する時間が2秒である場合、放送時間は2秒、起動条件はエレベーターの戸閉じ指令となる。
アナウンス放送指令部116bは、アナウンス情報保持部116aが保持する情報に基づいて、アナウンス放送指令を出力し、音出力部131を制御する。
アナウンス放送中判定部116cは、現在乗りかご111がアナウンス放送中であるか否かを判定する。具体的には、アナウンスの起動条件が満了したのち、アナウンス情報保持部116aが保持する当該アナウンスの放送時間分の時間が経過したか否かの判定により、アナウンス放送中であるか否かを判定する。
[ログ処理部117]
ログ処理部117は、ログの制御処理を行うためのものであり、ログ記録部117a、ログ出力部117bを有する。
ログ記録部117aは、入力設備120から入力される情報に基づいて、エレベーター1の情報を記録する。例えば、異常体温保持者検知部123が異常体温保持者を検知した場合、「時刻」、「エレベーター号機110の識別番号」、「乗り場呼び発生階床」、「行先階登録発生階床」、「接続されるかご内カメラの識別番号(例えば、IPアドレスやポート番号)」、「エラーコード」「ログの記録回数」などを記録する。ログ処理部117は、かご内の乗客の個人IDが判別可能の場合には、個人IDなどを記録してもよく、必要に応じて、これら以外の項目を設定することも可能である。
ログ出力部117bは、ログ記録部117aがログを記録した場合、当該ログを、ビル管理システム140に出力する。
ここで、ログの具体的なデータの例を、図5に示す。
図5に示すように、No(ログ番号)、TIME(時刻)、ID(エレベーター号機の識別番号)、Hall FL(乗り場階)、Dest FL(行先階)、USER ID(個人ID)、Camera(カメラの識別番号)、Err(エラーコード)、Warning(警告の有無)が記録されている。
[清浄運転処理部118]
清浄運転処理部118は、乗りかご111内の清浄運転(以下、「かご内清浄運転」とも呼ぶ)を制御するためのものであり、清浄運転制御部118a、清浄運転指令部118bを有する。
清浄運転制御部118aは、各清浄運転の制御に関する情報を保持しており、清浄運転の起動条件判定、制御、終了条件判定を行う。例えば、清浄運転の起動条件は、エレベーター号機110が乗り場やかご内のサービス要求に対応完了し、その他の要求がなくなってから一定時間経過したことなどがある。ここで、起動条件を満了した場合には、最寄り階に停止して強制的に清浄運転を行う、などとしてもよい。清浄運転の制御は、戸開指令を出力し、戸開完了を検知した場合、ファン133への一定時間の起動指令を行う、あるいは戸閉じ中に紫外線照射部134への一定時間の出力指令を行う。当該制御実施時は、他階からのサービス要求に対して、当該制御実施中のエレベーター号機110をサービス対象から除外することや、サービスを保留する方式としてもよい。清浄運転の終了条件は、出力指令後一定時間経過することなどがある。
清浄運転指令部118bは、清浄運転制御部118aの制御に基づいて、対応する出力設備130に、制御指令を出力する。
かご内清浄運転は、1つ以上のモードを有するものとする。例えば、かご内清浄運転(強)、かご内清浄運転(中)、かご内清浄運転(弱)の3つのモードを有するものとし、かご内清浄運転(強)が最も優先順位が高く、かご内清浄運転(弱)が最も優先順位が低く定められているものとする。ただし、かご内清浄運転を定期的に行うために、定期的な起動条件を定めるモードが1つ以上あることが望ましい。
例えば、かご内清浄運転(強)は、異常体温保持者を検知し、かつ、くしゃみまたは咳を検知した場合を起動条件とし、起動条件を満了した場合には、最寄り階に強制的に停止して当該エレベーター号機110をサービス対象から除外し、乗りかご111のドアを戸閉じして紫外線照射部134を動作することを、制御の内容とする。当該運転の終了条件は、2分間の当該運転の完了などとする。
かご内清浄運転(強)は、かご内清浄運転の中で最も優先されるモードであるため、かご内環境が著しく悪化していると想定される場合を起動条件とした。さらに、当該制御を即座に行い、かつ、必ず規定時間行うために、最寄り階に強制的に停止して、2分間の間は当該乗りかご111をサービス対象から除外するものとした。
例えば、かご内清浄運転(中)は、くしゃみまたは咳を検知し、かつ、サービス要求に対応完了し一定時間経過した場合を起動条件とし、当該エレベーター号機110をサービス対象から除外し、乗りかご111のドアを戸開してファン133を動作することを、制御の内容とする。当該運転の終了条件は、1分間の当該運転の完了などとする。
かご内清浄運転(中)は、かご内清浄運転(弱)に優先されるモードであるため、かご内環境が悪化していると想定される場合を起動条件とし、当該制御を必ず規定時間行うために、1分間の間は当該乗りかご111をサービス対象から除外するものとした。
例えば、かご内清浄運転(弱)は、定期清浄タイマによる時間経過、かつ、サービス要求に対応完了し一定時間経過した場合を起動条件とし、乗りかご111のドアを戸開してファン133を動作することを制御内容とする。ここで、定期清浄タイマは、例えば、1時間を計測するタイマで、かご内清浄運転(弱)が終了した場合にリセットされるものとする。当該運転の終了条件は、1分間の当該運転の完了またはサービス要求の発生などとする。
かご内清浄運転(弱)は、定期的に起動するために、一定時間の経過を起動条件とし、当該制御に優先してサービス要求への対応を行うために、1分間経過またはサービス要求が発生するまで当該運転を行うものとした。
なお、上記のかご内清浄運転(強)と、かご内清浄運転(中)の説明では、くしゃみまたは咳の検知を起動条件に含めているが、後述するように、くしゃみ、咳、大声、発声の少なくともいずれかを検知した場合を、起動条件としてもよい。
<入力設備120>
入力設備120は、各乗りかご111に接続され、情報を入力する設備であって、荷重検知部121、音検知部122、異常体温保持者検知部123を有する。
[荷重検知部121]
荷重検知部121は、乗りかご111に乗客や荷物が乗車することによって、乗りかご111に加わる荷重値を検知し、検知した荷重値をエレベーター号機110へ送信する。
荷重検知部121が荷重値を検知する方式としては、例えば、ばねの伸縮による差分値によって荷重値を検知する方式や、ゴムの伸縮による差分値によって荷重値を検知する方式などがある。
図2に示した例では、荷重検知部121は、乗りかご111の下に設けられ、ばねの伸縮による差分値によって、荷重値を検知する。
[音検知部122]
音検知部122は、乗りかご111内の音情報を検知する。音情報には、音声(発声や大声、咳、くしゃみ、えずき、咳払い等)により発生する音が含まれる。ここで、人間の発声のうち、音圧が大声判定閾値を越えるものを大声とする。例えば、指向性マイクロフォンなどをかご内方向の音のみを検知するように設置して用いることで、乗りかご111内の音情報を検知することができる。
図2に示した例では、音検知部122は、乗りかご111内の左側(出入口側)に設けられている。
[異常体温保持者検知部123]
異常体温保持者検知部123は、体温が異常な乗客を検知するためのもので、サーマルカメラ123aと、画像解析装置123bとを有する。
サーマルカメラ123aは、画像および熱画像の撮影を行う。
画像解析装置123bは、サーマルカメラ123aにより撮影した画像および熱画像を解析することにより、画角内の乗客の体表面温度を計測する。さらに、画像解析装置123bは、異常体温保持者を検知した場合に、異常体温保持者を検知したことをエレベーター号機110に報知する。
図2に示した例では、異常体温保持者検知部123は、乗りかご111内の左上部に設けられている。
例えば、工業会、一般社団法人日本非破壊検査工業会、令和2年6月30日、第115号、p.5(以下、この文献を参考文献3とする)に示される体温スクリーニングシステムは、深層学習によりカメラ内に映った人間の顔を正確に特定し、対象者の体表面温度のみ計測可能である。参考文献3の方法に基づいて、本実施形態のエレベーター1は、異常体温保持者を検知した場合、システムの管理者に対して異常体温保持者を検知したことを通知することが可能である。
<出力設備130>
出力設備130は、各乗りかご111に接続され制御される設備であって、音出力部131、かご内案内表示部132、ファン133、紫外線照射部134を有する。
そして、音出力部131と、かご内案内表示部132は、情報の報知を行う報知部に該当し、音声や画像表示によって、情報の報知を行う。これにより、乗りかご111内において、エレベーター1の乗客(利用者)に情報が報知される。
[音出力部131]
音出力部131は、アナウンス放送指令部116bから放送指令を受信し、受信した放送指令に対応した放送内容を、音出力媒体によって出力する。音出力媒体は、スピーカーなどがある。アナウンスの内容は、例えば通常利用時の場合、エレベーターが戸閉じする前に利用者に対して戸閉じ動作を報知するために、「ドアが閉まります」などのアナウンスの内容を保持している。
なお、アナウンス放送指令部116bが、放送内容を保持していて、音出力部131に放送内容を指令し、音出力部131は受信した放送内容を音出力媒体によって出力する構成であってもよい。
図2に示した例では、音出力部131は、乗りかご111内の左側(出入口側)に設けられている。
[かご内案内表示部132]
かご内案内表示部132は、案内表示指令部113の指示に基づいて、エレベーター号機110の運行に関する様々な情報を、乗りかご111内にいる乗客に対して報知を行う。例えば、エレベーター号機110が10階にてUP走行している場合は「10」と表示し、UP方向へ走行していることを報知する「↑」などを表示する。表示媒体としては、液晶パネル、LEDによるインジケーターや、プロジェクターによる壁への照射、電子ペーパーなどがある。
さらに、かご内案内表示部132は、例えば、発声の自粛を利用者に依頼する内容、現在かご内清浄運転中である内容、かご内清浄運転の残り時間、かご内清浄運転の実施時刻、などを報知する表示指令を行う。
図2に示した例では、かご内案内表示部132は、乗りかご111内の左側(出入口側)に設けられている。
ここで、かご内案内表示部132が、かご内清浄運転中である内容、および、かご内清浄運転の残り時間を報知する場合の表示内容の例を、図6に示す。
図6に示すように、かご内案内表示部132に、「かご内清浄中 他のエレベーターをご利用ください」と、「清浄終了まであと2分」が、表示されている。
[ファン133]
ファン133は、清浄運転指令部118bの指示に基づいて作動し、乗りかご111内の換気を行う。換気を行う際には、乗りかご111のドアを戸開するものとする。
図2に示した例では、ファン133は、乗りかご111の右上に設けられている。
[紫外線照射部134]
紫外線照射部134は、清浄運転指令部118bの指示に基づいて作動し、乗りかご111内に紫外線を照射することで、乗りかご111内の除菌を行う。
図2に示した例では、紫外線照射部134は、乗りかご111内の右上部に設けられている。
[ビル管理システム140]
ビル管理システム140は、ログ出力部117bから出力されたログを参照して、監視カメラなどのビル内設備の管理を行う。例えば、ログ出力部117bから出力されたログに対応する監視カメラの映像を確認することで、異常体温保持者を特定し、異常体温保持者と接触した人を確認することが可能である。
(第1実施形態のエレベーターの制御方法)
次に、本実施形態のエレベーター1を制御する方法について、図7を参照して説明する。
図7は、本実施形態のエレベーター1を制御する方法における、全体的な制御の例を示すフローチャートである。
図7に示すフローチャートの各制御フローは、所定時間ごとの起動タイミングで起動される。
[ステップS700]
図7に示すフローチャートでは、まず、ステップS700において、運行管理システム100と乗り場報知部102が、乗り場報知処理を行い、ステップS701に進む。乗場報知処理の詳細は、図8のステップS800~S801にて説明する。
[ステップS701]
ステップS701において、乗客判定部112などが、新規乗客検知処理を行い、ステップS702に進む。新規乗客検知処理の詳細は、図9のステップS900~S903にて説明する。
[ステップS702]
ステップS702において、アナウンス処理部116などが、アナウンス放送処理を行い、ステップS703に進む。アナウンス放送処理の詳細は、図10のステップS1000~S1003にて説明する。
[ステップS703]
ステップS703において、異常体温保持者検知処理部115などが、異常体温保持者検知処理を行い、ステップS704に進む。異常体温保持者検知処理の詳細は、図11のステップS1100~S1104にて説明する。
[ステップS704]
ステップS704において、音信号処理部114などが、音検知処理を行い、ステップS705に進む。音検知処理の詳細は、図12のステップS1200~S1211にて説明する。
[ステップS705]
ステップS705において、ログ処理部117などが、ログ処理を行い、ステップS706に進む。ログ処理の詳細は、図13のステップS1300~S1302にて説明する。
[ステップS706]
ステップS706において、清浄運転処理部118などが、かご内清浄運転処理を行う。かご内清浄運転処理の詳細は、図14のステップS1401~S1430にて説明する。
次に、図8に示すフローチャートを参照して、図7のステップS700の乗り場報知処理の詳細を説明する。
[ステップS800]
図8に示すフローチャートでは、まず、ステップS800において、運行管理システム100が、乗り場からサービス要求が入力されたか否かの判定を行う。
そして、乗り場からサービス要求が入力された(YES)と判定した場合には、ステップS801に進み、サービス要求が入力されていない(NO)と判定した場合には、乗り場報知処理を終了する。
[ステップS801]
ステップS801において、運行管理システム100から乗り場報知部102への制御指令に基づき、乗り場報知部102が発声自粛案内表示を行い、乗り場報知処理を終了する。
乗り場報知部102は、発声自粛案内表示として、利用者に対する発声の自粛依頼の案内を報知する。例えば、「エレベーター内での発声はお控えください」のような内容の表示、或いは音声案内を行う。
次に、図9に示すフローチャートを参照して、図7のステップS701の新規乗客検知処理の詳細を説明する。
[ステップS900]
図9に示すフローチャートでは、まず、ステップS900において、エレベーター号機110が、当該エレベーター号機110が戸開しているか否かの判定を行う。この判定は、例えば、エレベーター号機110内の図示しない処理部において行われる。
そして、戸開している(YES)と判定した場合には、ステップS901に進み、戸開していない(NO)と判定した場合には、新規乗客検知処理を終了する。
新規乗客の有無の更新については、戸開時のみ更新する。
なお、本実施形態において、新規乗客検知処理は、戸開時に限定した構成でなくてもよい。
[ステップS901]
ステップS901において、乗客判定部112が、戸開中における、かご内荷重値の最大値とかご内荷重値の最小値の差分値と、新規乗客判定閾値との比較を行う。
差分値が新規乗客判定閾値を越えている(YES)と判定した場合には、ステップS902に進み、超えていない(NO)と判定した場合には、ステップS903に進む。
なお、ステップS901は、かご内荷重値により新規乗客検知を行う場合の比較の方法を示しており、新規乗客検知を、カメラまたは人感センサにより、あるいは、検出した未露出床面積により、行う場合には、上記のステップS901の代わりに、以下に述べるように比較を行う。
カメラまたは人感センサにより、新規乗客検知を行う場合は、戸開中に検知した人数の最大値と最小値の差分値と、新規乗客判定人数との比較を行う。
検出した未露出床面積により、新規乗客検知を行う場合は、未露出床面積の最大値と最小値の差分値と、新規乗客判定閾値との比較を行う。
[ステップS902]
ステップS902において、乗客判定部112が、新規乗客検知と判定し、新規乗客検知処理を終了する。
[ステップS903]
ステップS903において、乗客判定部112が、新規乗客検知を解除し、新規乗客検知処理を終了する。
次に、図10に示すフローチャートを参照して、図7のステップS702のアナウンス処理の詳細を説明する。
[ステップS1000]
図10に示すフローチャートでは、まず、ステップS1000において、乗客判定部112が、かご内荷重値と満員判定閾値との比較を行う。
かご内荷重値が満員判定閾値を越えている(YES)と判定した場合には、ステップS1001に進み、満員判定閾値を超えていない(NO)と判定した場合には、ステップS1002に進む。
なお、ステップS1000は、かご内荷重値により満員検知を行う場合の比較の方法を示しており、満員検知を、カメラまたは人感センサにより、あるいは、検出した未露出床面積により、行う場合には、上記のステップS1000の代わりに、以下に述べるように比較を行う。
カメラまたは人感センサにより、満員検知を行う場合は、検知した人数と満員判定人数との比較を行う。
未露出床面積により、満員検知を行う場合は、検知した未露出床面積と満員判定閾値との比較を行う。
[ステップS1001]
ステップS1001において、アナウンス処理部116のアナウンス放送指令部116bがアナウンス放送指令を出力し、このアナウンス放送指令に基づいて、乗客に乗りかご111内が満員であることを報知する内容のアナウンスが放送される。このアナウンスは、乗りかご111の出力設備130の音出力部131、または乗り場報知部102において行われる。
なお、報知をかご内案内表示部132で行う場合は、乗りかごが満員であることを報知する画像をかご内案内表示部132に表示する。
[ステップS1002]
ステップS1002において、乗客判定部112が、新規乗客検知しているか否かの判定を行い、新規乗客検知している(YES)と判定した場合には、ステップS1003に進み、新規乗客検知していない(NO)と判定した場合には、アナウンス放送処理を終了する。
図10のフローチャートに示すアナウンス放送処理は、ステップS1002において、新規乗客検知を判定し、新規乗客を検知した場合にステップS1002以降のアナウンス放送処理を行う形式である。
本実施形態では、アナウンス放送処理が、新規乗客を検知した場合に限定された構成でなくてもよい。
[ステップS1003]
ステップS1003において、エレベーター号機110が、当該エレベーター号機110が戸閉じ完了して出発可能か否かの判定を行う。この判定は、例えば、エレベーター号機110内の図示しない処理部において行われる。
そして、戸閉じ完了した(YES)と判定した場合には、ステップS1004に進み、戸閉じ完了していない(NO)と判定した場合には、アナウンス放送処理を終了する。
図10のフローチャートに示すアナウンス放送処理は、ステップS1003において、戸閉じ完了したかを判定する形式である。
本実施形態では、アナウンス放送処理が、戸閉じ完了した場合に限定された構成でなくてもよい。
[ステップS1004]
ステップS1004において、アナウンス処理部116のアナウンス放送指令部116bからの指令に基づいて、乗りかご111の出力設備130の音出力部131が、乗客に発声の自粛依頼を報知する内容のアナウンスを放送し、アナウンス放送処理を終了する。
なお、報知をかご内案内報知部132で行う場合は、発声の自粛依頼を報知する内容の画像をかご内案内表示部132に表示する。
次に図11を用いて、図7に示すステップS703の具体的な例を説明する。
次に、図11に示すフローチャートを参照して、図7のステップS703の異常体温保持者検知処理の詳細を説明する。
[ステップS1100]
図11に示すフローチャートでは、まず、ステップS1100において、乗客判定部112が、新規乗客検知しているか否かの判定を行い、新規乗客検知している(YES)と判定した場合には、ステップS1101に進み、新規乗客検知していない(NO)と判定した場合には、ステップS1103に進む。
図11のフローチャートに示す異常体温保持者検知処理は、ステップS1100において、新規乗客検知を判定する形式である。
本実施例では、異常体温保持者検知処理が、新規乗客を検知した場合に限定された構成でなくてもよい。
[ステップS1101]
ステップS1101において、異常体温保持者検知処理部115が、閾値以上の体温の乗客を検知しているか否かの判定を行う。この判定は、異常体温保持者検知部123における異常体温保持者の検知の有無に基づいて行われる。
そして、閾値以上の体温の乗客を検知している(YES)と判定した場合には、ステップS1102に進み、検知していない(NO)と判定した場合には、ステップS1103に進む。
[ステップS1102]
ステップS1102において、異常体温保持者検知処理部115が、異常体温保持者検知と判定し、異常体温保持者検知処理を終了する。
[ステップS1103]
ステップS1103において、異常体温保持者検知処理部115が、異常体温保持者検知を解除し、異常体温保持者検知処理を終了する。
次に、図12に示すフローチャートを参照して、図7のステップS704の音検知処理の詳細を説明する。
[ステップS1200]
図12に示すフローチャートでは、まず、ステップS1200において、アナウンス処理部116のアナウンス放送中判定部116cが、アナウンス放送中か否かの判定を行う。アナウンス放送中でない(YES)と判定した場合には、ステップS1201に進み、アナウンス放送中である(NO)と判定した場合には、ステップS1210に進む。
なお、アナウンス放送中か否かの判定は、のちに図15を用いて詳細に説明する。
[ステップS1201]
ステップS1201において、音信号処理部114の音信号解析部114bが、音信号の解析を行い、ステップS1202に進む。
[ステップS1202]
ステップS1202において、音信号解析部114bが、解析した音信号とくしゃみ基準信号との類似度を、閾値と比較する。類似度が閾値を越えている(YES)と判定した場合には、ステップS1203に進み、類似度が閾値を超えていない(NO)と判定した場合には、ステップS1204に進む。
[ステップS1203]
ステップS1203において、音信号解析部114bが、くしゃみ検知と判定し、ステップS1210に進む。
[ステップS1204]
ステップS1204において、音信号解析部114bが、解析した音信号と咳基準信号との類似度を、閾値と比較する。類似度が閾値を越えている(YES)と判定した場合には、ステップS1205に進み、類似度が閾値を超えていない(NO)と判定した場合には、ステップS1206に進む。
[ステップS1205]
ステップS1205において、音信号解析部114bが、咳検知と判定し、ステップS1210に進む。
[ステップS1206]
ステップS1206において、音信号解析部114bが、解析した音信号と会話基準信号との類似度を、閾値と比較する。類似度が閾値を越えている(YES)と判定した場合には、ステップS1207に進み、類似度が閾値を超えていない(NO)と判定した場合には、ステップS1210に進む。
[ステップS1207]
ステップS1207において、音信号解析部114bが、解析した音信号の音圧と大声判定閾値の比較を行う。音圧が大声判定閾値を越えている(YES)と判定した場合には、ステップS1208に進み、音圧が大声判定閾値を超えていない(NO)と判定した場合には、ステップS1209に進む。
[ステップS1208]
ステップS1208において、音信号解析部114bが、大声検知と判定し、ステップS1210に進む。
[ステップS1209]
ステップS1209において、音信号解析部114bが、発声検知と判定し、ステップS1210に進む。
[ステップS1210]
ステップS1210において、音信号処理部114が、音検知解除条件を満了しているか否かの判定を行う。音検知解除条件を満了している(YES)と判定した場合には、ステップS1211に進み、音検知解除条件を満了していない(NO)と判定した場合には、音検知処理を終了する。
[ステップS1211]
ステップS1211において、音信号処理部114が、発声、大声、咳、くしゃみ検知を解除し、音検知処理を終了する。
次に、図13に示すフローチャートを参照して、図7のステップS705のログ処理の詳細を説明する。
[ステップS1300]
図13に示すフローチャートでは、まず、ステップS1300において、異常体温保持者検知処理部115が、異常体温保持者を検知しているか否かの判定を行う。この判定は、異常体温保持者検知部123における異常体温保持者の検知の有無に基づいて行われる。そして、異常体温保持者を検知している(YES)と判定した場合には、ステップS1301に進み、異常体温保持者を検知していない(NO)と判定した場合には、ログ処理を終了する。
ここで、ステップS1300の判定は、異常体温保持者検知以外の条件としてもよい。例えば、ステップS1203において行ったくしゃみ検知、ステップS1205において行った咳検知、ステップS1208において行った大声検知、ステップS1209において行った発声検知、の少なくともいずれかを判定条件にしてもよい。
[ステップS1301]
ステップS1301において、ログ処理部117のログ記録部117aが、ログの記録を行い、ステップS1302に進む。
[ステップS1302]
ステップS1302において、ログ処理部117のログ出力部117bが、ログの出力を行い、ログ処理を終了する。
次に、図14に示すフローチャートを参照して、図7のステップS706のかご内清浄運転処理の詳細を説明する。
[ステップS1401]
図14に示すフローチャートでは、まず、ステップS1401において、清浄運転処理部118の清浄運転制御部118aが、かご内清浄運転(強)の実施条件を満了したか否かの判定を行う。実施条件を満了している(YES)と判定した場合には、ステップS1402に進み、実施条件を満了していない(NO)と判定した場合には、ステップS1411に進む。
[ステップS1402]
ステップS1402において、清浄運転処理部118の清浄運転指令部118bからの運転指令に基づいて、出力設備130の紫外線照射部134が、かご内清浄運転(強)を行い、ステップS1403に進む。具体的には、乗りかご111のドアを戸閉じして、紫外線照射部134を動作させる。
[ステップS1403]
ステップS1403において、乗り場報知部102と出力設備130のかご内案内表示部132とが、かご内清浄運転情報を報知、すなわち例えば、かご内清浄運転を実施中である内容とかご内清浄運転(強)の残り時間とを報知し、ステップS1404に進む。
[ステップS1404]
ステップS1404において、清浄運転処理部118の清浄運転制御部118aが、かご内清浄運転(強)の終了条件を満了したか否かの判定を行う。終了条件を満了した(YES)と判定されるまで、ステップS1403~ステップS1404を繰り返し、終了条件を満了した(YES)と判定した場合は、ステップS1405に進む。
[ステップS1405]
ステップS1405において、清浄運転処理部118が、かご内清浄運転(強)を終了し、ステップS1430に進む。
ステップS1401~ステップS1405は、かご内清浄運転(強)について説明した。ステップS1411~ステップS1415は、かご内清浄運転(中)に、ステップS1421~ステップS1426は、かご内清浄運転(弱)に、それぞれ置き換えて同様の処理を行うため、説明は省略する。
ただし、かご内清浄運転(弱)は、定期的に実行するために、ステップS1421において、定期清浄タイマによる判定が起動条件となり、ステップS1425のかご内清浄運転(弱)終了後、ステップS1426の定期清浄タイマをリセットする処理が追加されている。
[ステップS1430]
ステップS1430において、対象のエレベーター号機110において、乗り場報知部102が、直近で行ったかご内清浄運転の終了時刻を表示し、かご内清浄運転処理を終了する。
次に、図15に示すフローチャートを参照して、図7の制御フローとは独立して周期実行される、アナウンス放送中判定処理の具体的な例を説明する。
[ステップS1500]
図15に示すフローチャートでは、まず、ステップS1500において、アナウンス処理部116のアナウンス放送中判定部116cが、アナウンス放送指令部116bによるアナウンス放送指令が出力されたか否かの判定を行う。
アナウンス放送指令が出力された(YES)と判定した場合には、ステップS1501に進み、アナウンス放送指令が出力されていない(NO)と判定した場合には、アナウンス放送中判定処理を終了する。
[ステップS1501]
ステップS1501において、アナウンス放送中判定部116cが、当該アナウンスの放送時間タイマを起動し、ステップS1502に進む。
[ステップS1502]
ステップS1502において、アナウンス放送中判定部116cが、アナウンス放送中と判定し、ステップS1503に進む。
[ステップS1503]
ステップS1503において、当該アナウンスの放送時間タイマが満了したか否かの判定を行う。
アナウンス放送指令を出力し、放送時間タイマが満了した(YES)と判定されるまで、ステップS1503を繰り返し、アナウンス放送指令を出力し、放送時間タイマが満了した(YES)と判定した場合は、ステップS1504に進む。
[ステップS1504]
ステップS1504において、アナウンス放送中判定を解除し、アナウンス放送中判定処理を終了する。
以上述べたように、図15に示すフローチャートでは、アナウンスの放送指令を出力したこと、および、アナウンス放送の放送時間が満了していないことによって、アナウンス放送中であることを判定している。
(第1実施形態の効果)
従来では、乗客の発声によってかご内環境が悪化する前の、未然防止策がなされていなかった。
これに対して、本実施形態では、エレベーター号機110に乗車した乗客に対して、発声の自粛依頼の報知を行うことで、乗客の発声による飛沫拡散を未然に防ぎ、かご内の環境を良好に保つことができる。
ただし、未然の発声の自粛依頼の報知に気付かなかった乗客が、発声することが懸念される。
これに対して、本実施形態において、さらに、音信号解析部114bが音声(発声や大声、咳、くしゃみ、えずき、咳払い等の少なくともいずれか)を検知した場合に、再度発声の自粛依頼を報知するように、制御することが可能である。これにより、未然の自粛依頼に気付かなかった乗客に対しても、的確なタイミングで発声の自粛依頼を報知することが可能である。
また、音を検知する処理において、乗りかご111内のアナウンス放送音を誤検知してしまう恐れがある。
これに対して、本実施形態では、アナウンス放送中であるかの判定(ステップS1200)を行い、アナウンスが放送中でない場合にのみ、ステップS1201の音検知解析を行うので、アナウンス音の誤検知を防ぐことができる。
また、清浄運転中の乗りかご111はサービス対象から除外されることが多く、かご内清浄運転が頻発すると、サービス可能時間が減少してしまう。
これに対して、本実施形態において、さらに、音声(発声や大声、咳、くしゃみ、えずき、咳払い等の少なくともいずれかの音)の検知結果や、異常体温保持者検知処理による検知結果を用いて、かご内清浄運転を行うように制御することが可能である。このように制御して、かご内清浄運転を的確なタイミングで行うことにより、かご内の環境を良好に保ちつつ、サービス可能時間を向上することができる。
また、従来は、例えば、異常体温保持者が乗りかご111内において飛沫拡散行為を行った場合に、乗り合わせた乗客の特定が困難であった。
これに対して、本実施形態では、音声(発声や大声、咳、くしゃみ、えずき、咳払い等)の音検知処理や、異常体温保持者検知処理による検知結果に基づいて、エレベーターのログをビル管理システム140に出力するので、ログの情報に対応する監視カメラの情報を確認するなどして乗り合わせた乗客の特定が可能である。
また、従来は、かご内清浄運転はかご内の条件によらず同様の動作を行っていた。
これに対して、本実施形態では、例えば、かご内清浄運転(強)、かご内清浄運転(中)、かご内清浄運転(弱)のように、複数の運転モードを設けて、条件によりモードを切り替えることで、かご内の環境に応じた、的確なかご内清浄運転が可能である。
また、乗客はかご内の環境の判定ができず、不安感を覚えることが想定される。
これに対して、本実施形態では、かご内清浄運転中である内容やかご内清浄運転が終了するまでの時間、直近のかご内清浄運転の実施時刻情報などを、乗り場報知部102やかご内案内表示部132において報知することで、利用者の安心感を向上できる。
<第2実施形態>
図16は、第2実施形態に係るエレベーターの概略構成図(システム構成図)である。
図16に示す第2実施形態のエレベーター2のシステム構成は、図1に示した第1実施形態のエレベーター1のシステム構成に対して、行先階登録装置103が運行管理システム100に接続されている点が異なる。その他の構成は、図1に示した第1実施形態の他の構成と同様であるため、ここでは、行先階登録装置103のみを説明する。
[行先階登録装置103]
行先階登録装置103は、乗り場において行先階の登録を受け付ける入力装置である。登録の際に、人数を指定して複数人の登録を受け付ける機能を有している場合もある。例えば、1階にいて4階に行きたい3人組の利用者がいた場合、1階に設置される行先階登録装置103において、3人組の利用者のうち1人の操作で、3人分の行先階4階の登録が可能である。この場合、運行管理システム100は、少なくとも3人が乗車可能となるように、エレベーター号機110を割り当てる。
(第2実施形態のエレベーターの制御方法)
次に、図16に示すシステム構成によって実施される、第2実施形態のエレベーター2の制御方法を説明する。
第2実施形態のエレベーター2の制御フローは、第1実施形態のエレベーター1の制御フローと同様のものとする。ただし、第1実施形態から変更があるステップのみ、以下で説明する。
[ステップS800]
ステップS800において、図8に示した、乗り場からサービス要求が入力されたか否かの判定の代わりに、人数を指定した複数人の行先階登録が行われたか否かの判定を行う。
そして、複数人の行先階登録が行われた場合には、ステップS801に進み、行われていない場合には、乗り場報知処理を終了する。
[ステップS801]
ステップS801において、行先階登録装置103は、利用者に対する発声の自粛依頼の案内を報知し、乗り場報知処理を終了する。
(第2実施形態の効果)
第1の実施形態では、乗りかご111に設けられた入力設備120、例えば、荷重検知部121、カメラ、人感センサなどによって、新規乗客検知を行い、新規乗客検知と判定した場合に、発声の自粛依頼を報知する内容のアナウンスを放送していた。
このため、例えば、乗りかご111内に入力設備120がなく、新規乗客検知が不可能な場合には、未然の発声の自粛依頼を適切なタイミングで行うことが不可能であった。
これに対して、本実施形態では、行先階登録装置103により人数を指定した複数人の登録が行われた場合、ステップS801において、未然に発声の自粛依頼を報知する。これにより、入力設備120がない場合においても、未然の発声の自粛依頼を、適切なタイミングで行うことが可能となる。
(変形例)
なお、本発明を説明するにあたり、一般的に説明しやすい形で実施形態を構成したが、本発明は上記の各実施形態の構成には限定されない。
例えば、上記の各実施形態では、運行管理システム100とエレベーター号機110とは別の構成で切り分けているが、エレベーター号機110の中に運行管理装置100が設けられた構成でも良い。この場合、エレベーター号機110の中でマスター/スレーブの構成を構築し、マスター号機が運行管理システム100の役割を担う形でも良い。
なお、本発明は上記した実施形態および変形例に限定されるものではなく、さらに様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明をわかりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部などは、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計するなどによりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能などは、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイルなどの情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)などの記憶装置、または、ICカード、SDカード、DVDなどの記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1,2…エレベーター、100…運行管理システム、101…呼び登録部、102…乗り場報知部、103…行先階登録装置、110…エレベーター号機、110-1~110-n…1号機~n号機エレベーター号機、111…乗りかご、112…乗客判定部、114…音信号処理部、115…異常体温保持者検知処理部、116…アナウンス処理部、117…ログ処理部、118…清浄運転処理部、120…入力設備、130…出力設備、140…ビル管理システム

Claims (5)

  1. 乗りかごによって乗客を輸送するエレベーターであって、
    情報の報知を行う報知部と、
    前記乗りかご内の前記乗客を検知する乗客判定部と、を備え、
    前記報知部は、前記乗客判定部が前記乗りかご内の前記乗客を検知した場合に、発声の自粛依頼の報知を行う
    エレベーター。
  2. 乗りかごによって乗客を輸送するエレベーターであって、
    情報の報知を行う報知部を備え、
    前記報知部は、前記エレベーターがサービス要求を受け付けた場合に、発声の自粛依頼の報知を行う
    エレベーター。
  3. 乗りかごによって乗客を輸送するエレベーターであって、
    情報の報知を行う報知部と、
    乗り場において行先階の入力を行う行先階登録装置と、を備え、
    前記行先階登録装置により、複数人の人数指定による行先階の登録が行われた場合、前記報知部は、発声の自粛依頼の報知を行う
    エレベーター。
  4. 乗りかごによって乗客を輸送するエレベーターであって、
    情報の報知を行う報知部と、
    音を検知する音検知部と、
    前記音検知部が検知した音の解析を行い、解析結果から音声を検知する音信号解析部と、
    前記報知部による音声アナウンスが行われているか否かの判定を行う、アナウンス放送中判定部と、を備え、
    前記報知部は、発声の自粛依頼の報知を行い、
    前記アナウンス放送中判定部が、前記音声アナウンスが行われていないと判定した場合に、前記音検知部は音の検知を行う
    エレベーター。
  5. 乗りかごによって乗客を輸送するエレベーターであって、
    情報の報知を行う報知部と、
    音を検知する音検知部と、
    前記音検知部が検知した音の解析を行い、解析結果から音声を検知する音信号解析部と、を備え、
    前記音信号解析部が、音声を検知した場合に、前記報知部は発声の自粛依頼の報知を行う
    エレベーター。
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