JP2014240313A - エレベーター制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
エレベーターの乗りかご内での病気患者の咳き込みは、病気の感染空気蔓延による同乗者への感染リスク拡大の問題がある。
【解決手段】
かご上の音声及び画像判定手段に接続した乗りかご内のマイクにより利用者の咳き込み音を検出、あるいはカメラによりマスクを着用した利用者の顔の画像を認識すると、音声及び画像判定手段と空気清浄装置の双方に接続した空気清浄装置制御手段は、その音声または画像情報を元に、空気清浄装置のファンの回転数を増加させる制御を行い、かご内の空気清浄能力を高める。
【選択図】図1
エレベーターの乗りかご内での病気患者の咳き込みは、病気の感染空気蔓延による同乗者への感染リスク拡大の問題がある。
【解決手段】
かご上の音声及び画像判定手段に接続した乗りかご内のマイクにより利用者の咳き込み音を検出、あるいはカメラによりマスクを着用した利用者の顔の画像を認識すると、音声及び画像判定手段と空気清浄装置の双方に接続した空気清浄装置制御手段は、その音声または画像情報を元に、空気清浄装置のファンの回転数を増加させる制御を行い、かご内の空気清浄能力を高める。
【選択図】図1
Description
本発明はエレベーターの乗りかごにおいて、かご内の音声と画像情報に基づいた空気清浄装置の自動制御に関するものである。
従来の技術に関して、乗りかご内にインフルエンザなどの感染者・発熱を伴う病気発症者が乗った際、赤外線サーモグラフィー付き監視カメラにより乗客の体温を測定し、発熱と判定した場合には、乗りかご内の感染空気を、空気清浄装置を介して強制循環させることによりクリーンな空気に置換するかご内クリーンシステムが、特許文献1に開示されている。
特許文献1では、利用者が発熱と判定されない限り、空気清浄を実行しない。例えば、利用者がインフルエンザに感染している場合、発熱前後において、数日間ウイルスが体内に留まる潜伏期間がある。この潜伏期間においては、未発熱時でも、咳き込みにより体外に放出する飛沫にはウイルスが含まれる。利用者が未発熱の場合は、サーモグラフィーを用いた前記かご内クリーンシステムは機能しないため、一定期間、乗りかご内にこの感染空気が蔓延し、同乗者への感染リスクを拡大する可能性がある。
また、かごに乗ったと同時に空気清浄装置が稼動すると、稼動音の変化が大きい場合、利用者に不快感を与える可能性がある。即ち、従来は、発熱の兆候がある人がエレベーターのかごに乗車すると、一律に空気清浄機をONにしているので、発熱の兆候がある人がエレベーターのかごに乗車したことが同乗している他の人に察知されてしまう。
本発明の目的は、これらの課題を解決し、病気に感染している利用者が未発熱であっても、乗りかご内の感染空気蔓延の要因となる咳き込み音を検出することで、空気清浄装置のファンの回転数を増加させ、かご内の空気清浄能率を高める制御を行い、同乗者への病気の感染リスク拡大を防ぐことにある。
また、マスク着用など、病気感染の確率が高いと考えられる場合においても、同様に乗りかご内の空気清浄能率を高め、予め同乗者への感染拡大のリスクを低減することにある。
更に、空気清浄装置のファンの回転数をエレベーターの運転状態に応じて調整し、急な稼動音の変化を抑制することで、エレベーターのかごに同乗している他の利用者の不快感を軽減することにある。
本発明のエレベーターの制御装置は、エレベーターの乗りかごにおいて、乗りかご内での咳き込み音を検出する手段と、乗りかご内のマスクを着用した利用者を識別する手段と、乗りかご内での咳き込み音を検出、あるいはマスクを着用した利用者を識別した際に、空気清浄装置による乗りかご内の空気清浄を実施する。
本発明のエレベーターの制御装置は、乗りかご内の音声を入力するマイクと、画像を入力するためのカメラと、乗りかご内の音声から咳き込み音、画像からマスクを着用した利用者を判定する手段と、前記どちらかを判定した際に、空気清浄装置による乗りかご内の空気清浄を実施する。
本発明のエレベーターの制御装置は、発熱の兆候がある人の状況、あるいは、エレベーターの運転状態に応じて、上記空気清浄装置のファンの回転数を調整する。特に、発熱の兆候がある人がエレベーターの乗りかごに乗車する前から、ファンの回転数が少ない状態で予め空気清浄装置を作動させておくことで、空気清浄装置のOFFからONへの動作音の変化を少なくする。更に、発熱の兆候がある人がエレベーターの乗りかごに乗車して、これを検知した際は、直ちにファンの回転数を高めるのではなく、エレベーターの走行中にファンの回転数を高め、ファンの高速回転の音を、それよりも音が大きいエレベーターの走行音に紛らせるように制御する。
以上に述べたとおり、本発明のエレベーターの制御装置により、病気に感染している利用者が未発熱であっても、乗りかご内の感染空気蔓延の要因となる咳き込み音を検出、マスクを着用した利用者を認識することで、空気清浄装置のファンの回転数を増加させ、乗りかご内の空気清浄能率を高める制御を行い、同乗者への病気の感染リスク拡大を防止することが可能となる。
また、本発明のエレベーターの制御装置により、空気清浄装置のファンの回転数を、発熱の兆候がある人の状況、あるいは、エレベーターの運転状態に応じて段階的に調整し、稼動音の急激な変化を抑制することで、エレベーターの乗りかごの利用者の不快感を軽減できる。
以下、本発明の実施形態について図1及び図2を用いて説明する。
図1に示す乗りかご10の内部には、マイク4とカメラ1が設置されている。前記マイク4は、乗りかご内の音声をかご上に設置した音声及び画像判定手段2に入力する。一方、カメラ1は、乗りかご内の画像をマイクと同様に、音声及び画像判定手段2に入力する。
音声及び画像判定手段2が利用者の咳き込み音を判定する手法としては、(1)音声の周波数成分を分析する、(2)音声の強弱のパターンを分析する、(3)最初の咳き込み音を一時的に録音し、2回目の音が同じかどうかを判定する、などの手法がある。尚、(3)の手法は、咳き込み音は1回ではなく、数回連続する傾向があることを利用した判定方法である。また、マスク着用の有無は、カメラ1によって取得した利用者の顔程度の大きさの画像に占める白の割合に基づいて判定することもできる。
音声及び画像判定手段2は、空気清浄装置制御手段3に接続しており、入力された乗りかご内の音声より、利用者の咳き込み音、また、入力されたかご内の画像からマスクを着用した利用者の有無の判定情報を空気清浄装置制御手段3に伝送する。
空気清浄装置制御手段3は、音声及び画像判定手段2により伝送された判定情報を元に空気清浄装置6にかご内の空気を取り込むためのファン7の回転数を調整する。ファン7より空気清浄装置6に取り込んだ空気は、病気の要因となるウイルスや病原菌などを除去した後、ダクト5を介して、乗りかご内にクリーンな空気を排出する。
時間当たりに空気清浄する乗りかご内の空気の量は、空気清浄装置6へ取り込む空気の量と等しく、ファン7の回転数を調節することにより、空気清浄能率を制御することが可能となる。
図2はファン回転数の調整制御の処理フローを示す。空気清浄装置のファンの回転数は低い方から順に、低(通常運転)、中(準清浄運転)、高(清浄運転)の3段階で設定し、通常運転における回転数は低である(S21)。カメラ1と前記音声及び画像判定手段2により、乗りかご内にマスクを着用した利用者を判定すると(S22)、空気清浄装置制御手段3は、空気清浄装置6の運転を準清浄運転に移行するため、ファン7の回転数を中に増加する(S23)。この準清浄運転は、マスクを着用した利用者が乗りかごから降りるまで継続する(S25)。
一方、マイク4と音声及び画像判定手段2より、乗りかご内での咳き込み音を判定すると(S24)、空気清浄装置制御手段3は、空気清浄装置6の運転を清浄運転に移行するべく、ファン7の回転数を高に増加する(S27)。清浄運転はファン7の回転数が最も高く、ファンの回転に伴う本装置の稼動音も大きくなることから、急な稼動音の変化による咳き込んだ利用者の不快感を軽減するため、清浄運転はエレベーターの走行中のみとし(S26、S28)、戸開中などエレベーターの走行停止中においては、清浄運転に移行しない制御とする。また、本清浄運転は咳き込み音を判定した後、エレベーターの走行開始から停止までの間とする。
図2に示す処理フローのように、空気清浄装置のファンの回転数を、発熱の兆候がある人の状況、あるいは、エレベーターの運転状態に応じて段階的に調整し、稼動音の急激な変化を抑制することで、エレベーターの乗りかごの利用者の不快感を軽減できる。
1:カメラ、2:音声及び画像判定手段、3:空気清浄装置制御手段、4:マイク、5:ダクト、6:空気清浄装置、7:ファン、8:天井、9:利用者、10:乗りかご
Claims (3)
- エレベーターの乗りかごに設けたエレベーター制御装置であって、
前記乗りかご内の空気を清浄にする空気清浄装置と、
前記乗りかご内での咳き込み音を検出する手段と、
前記乗りかご内のマスクを着用した利用者を識別する手段と、
前記乗りかご内での咳き込み音を検出、あるいはマスクを着用した利用者を識別した際に、前記空気清浄装置の運転を制御する空気清浄装置制御手段と
を有することを特徴とするエレベーター制御装置。 - 前記空気清浄装置制御手段は、前記利用者の発熱の兆候の状況、あるいは、エレベーターの運転状態に応じて、前記空気清浄装置のファンの回転数を調整することを特徴とする請求項1記載のエレベーター制御装置。
- 前記空気清浄装置制御手段は、
前記利用者のマスク着用を検知した場合、前記ファンの回転数を通常運転時よりも高い第1の回転数に設定し、
更に、前記利用者の咳き込み音を検出した場合であって、前記エレベーターが走行中であれば、前記ファンの回転数を前記第1の回転数よりも高い第2の回転数に設定することを特徴とする請求項2記載のエレベーター制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013122630A JP2014240313A (ja) | 2013-06-11 | 2013-06-11 | エレベーター制御装置 |
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JP2013122630A JP2014240313A (ja) | 2013-06-11 | 2013-06-11 | エレベーター制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014240313A true JP2014240313A (ja) | 2014-12-25 |
Family
ID=52139797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013122630A Pending JP2014240313A (ja) | 2013-06-11 | 2013-06-11 | エレベーター制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014240313A (ja) |
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2013
- 2013-06-11 JP JP2013122630A patent/JP2014240313A/ja active Pending
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