JPS62293507A - 磁気記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体およびその製造方法

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Publication number
JPS62293507A
JPS62293507A JP13491686A JP13491686A JPS62293507A JP S62293507 A JPS62293507 A JP S62293507A JP 13491686 A JP13491686 A JP 13491686A JP 13491686 A JP13491686 A JP 13491686A JP S62293507 A JPS62293507 A JP S62293507A
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JP
Japan
Prior art keywords
layer
ferromagnetic metal
thin layer
recording medium
metal layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP13491686A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Mizumura
哲夫 水村
Hideaki Niimi
秀明 新見
Noboru Isoe
磯江 昇
Kunio Wakai
若居 邦夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP13491686A priority Critical patent/JPS62293507A/ja
Publication of JPS62293507A publication Critical patent/JPS62293507A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 この発明は磁気記録媒体およびその製造方法に係わり、
さらに詳しくはその表面保護膜の改良に関する。
〔従来の技術〕
非磁性基板上に強磁性金属層を形成した磁気記録媒体は
、真空蒸着やスパッタリング等で強磁性金属層を形成す
るが、強磁性金属層c層に腐蝕が生じ易く、その結果磁
気特性や走行性の劣化が問題となっている。このため、
強磁性金属層の表面に塗布、蒸着、スパッタリング等に
より表面保護膜を形成することが行なわれているが、確
実な効果は得られていない。その点、コバルトの不働態
層はスペーシングロス、機械的対摺動強度から見て理想
的な表面保護膜であることから、酸化性のガスを用いて
グロー放電を発生させることにより、強磁性金属層のコ
バルトを不働態化すること(特開昭58−17544号
)、レーザー光を用いて強磁性金属層のコバルトを不働
態化すること(特開昭58−130428号)等が行な
われているが、再現性ある結果が得られていない。
そこで、本発明者らは非磁性基板上に強磁性金属層を形
成したのち、強磁性金属層の表面に吸着水層を設け、熱
処理することにより、強磁性金属層の表面にコバルトの
不働態層を設けることを提案した。しかしながら、強磁
性金属層の表面に不働態層を形成するのに長時間を要し
てしまうという問題が残されていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明は上述の問題点を解決するためになされたもの
で、再現性よく表面保護膜を形成することができ、かつ
磁気特性に優れ、短時間で表面保護膜を形成することが
できる磁気記録媒体およびその製造方法を提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するため、この発明においては、強磁性
金属層上にコバルトを主成分としかつ該強磁性金属層よ
り酸素を多く含有する薄層を設けたのち、薄層の表面を
不働態化することによって、短時間にコバルトの不働態
層を形成することができるようにするものである。
〔実施例〕
第1図はこの発明に係る磁気記録媒体を示す断面図であ
る0図において、1は非磁性基板、2は非磁性基板1上
に設けられた酸素を含むco−Niからなる強磁性金属
層、3は強磁性金属層2上に形成されたより高濃度のM
素を含むCo−Ni金属の薄層で、薄層3の厚さは20
〜300人である。4は薄層3上に設けられたコバルト
の不@態層である。
第2図はこの発明に係る他の磁気記録媒体の断面図で、
この磁気記録媒体においては1強磁性金属層2と薄層3
との間にA1等からなる中間層5が設けられている。
つぎに、この発明に係る磁気記録媒体の製造方法の実施
例を説明する。
実施例1 非磁性基板1として厚さ12.のポリエチレンテレフタ
レート(P E T)フィルムを用い、Co−N1(重
量比80 : 20)合金を圧力5 X 10−’To
rrで電子ビーム溶解により斜方蒸着し、1500人の
強磁性金属層2を形成した。このとき、酸素ガスを吹き
込み、酸素含有量の強磁性金属層2全体の平均を約15
at%とした。つぎに、同様な手段で強磁性金属層2の
上にGo−Ni(重量比80 : 20)を酸素ガス吹
き込み下で垂直入射蒸着することにより、厚さ200人
の薄層3を形成した。この薄y/I3の酸素含有量は3
5at%より大となるようにした。こうして得られた蒸
着原反を取出したのち、ただちに50℃、80%RHの
雰囲気内で巻出し巻取りを行なった。この処理によって
薄層3の表面に吸着水層の生じていることがESCAに
よって認められた。こののち、原反を60℃、5%RH
の雰囲気で1時間熱処理し、ESCAで分析したところ
、薄層3の表面しこ不働態層4が形成されていることす
なわち蒸着時に形成されていたC o Oがより高次の
酸化物となっており、OH基が15〜35at%存在し
ていることが認められた。
実施例2 強磁性金属層2と薄、!’13との間にAIを酸素雰囲
気中で蒸着して、厚さ100人のA1からなる中間層5
を設けた以外は実施例1と同様な処理を行なった。
実施例3 Co−Fe(重量比70 : 30)からなる強磁性金
属層を形成した以外は実施例1と同様な処理を行なった
実施例4 A1からなる中間層5の代りに、Ti を酸素雰囲気中
で蒸着することにより、Tiからなる中間層5を形成し
た以外は実施例2と同様な処理を行なった。
比較例1 薄層3の形成を省いた以外は実施例1と同様な処理を行
なった。
比較例2 吸着水層形成処理後の熱処理を省いた以外は実施例1と
同様な処理を行なった。
第3図は不S態化に要する吸着水層形成処理後の熱処理
時間と酸素ガス吹き込み量との関係を示すグラフである
。このグラフから明らかなように、酸素ガス吹き込み量
が多いほど熱処理時間が短くてすむ。しかし、強磁性金
属層2の酸素濃度は電磁変換特性との兼ね合いから、酸
素濃度をあまり高くすることは好ましくない。不働態化
反応は磁性層表面の反応であることから、この点を応用
するには磁性膜を2層構造とすればよい。したつがて、
実施例1〜4のように、強磁性金属層2より酸素ガス吹
き込み量が多いすなわち酸素の含有量が多い薄層3を形
成した場合には、比較例1のように薄層3を形成しない
場合と比較して、不働態化に要する熱処理時間が短くて
すむ。
また、上述の方法によって作製した各原反に潤滑剤とし
て0.1wt%のステアリン酸を含むメチルイソブチル
ケトン溶液を塗布し、各原反を8mm幅に裁断して試料
とし、これらの試料につき常温でスチルを行なったとき
出力が6dB下がるまでの時間すなわちスチルライフを
測定したところ、実施例1〜4ではスチルライフが60
分以上であったのに対し、比較例1では25分、比較例
2では11分であった。
さらに、第4図は上記各試料を60℃、90%R)Iの
雰囲気に静置した場合の表面の腐蝕が原因で引き起こさ
れる摩擦係数μの時間的変化を示すグラフである。この
グラフから明らかなように、実施例1〜4においては比
較例1.2に較べて摩擦係数μの変化が長時間にわたっ
て非常に安定である。
また、実施例2.4で中間層5を設けたが、実施例1に
較べて実施例2.4の方が不@態層4がより容易に形成
する傾向がみられた。
なお、吸着水層形成処理の条件は、温度を0〜50℃、
RHを30〜70%、フィルム送り速度を1〜20m/
minとするのが好ましい。また、吸着水層形成処理後
の熱処理の条件は、温度を35〜100℃、RHを0〜
30%、時間を1〜100hとするのが好ましい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明に係る磁気記録媒体およ
びその製造方法においては、コバルトを主成分としかつ
下層より酸素を多く含有する薄層を形成し、その表面に
吸着水層を設けたのち、熱処理を行なうことにより不働
態層を形成する。この方法によれば短時間に、再現性よ
く不働態層を形成することが可能である。このように、
この発明の効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞれこの発明に係る磁気記録媒体
を示す断面図、第3図は酸素吹き込み量と不働態化に要
する熱処理時間との関係を示すグラフ、第4図は摩擦係
数μの時間的変化を示すグラフである。 1・・・非磁性基板    2・・・強磁性金属層3・
・・薄層       4・・・不働態層代理人 弁理
士 中 村 純之助 141図     士2図 IP3図 ′マ タ5叉0望1ν」(h) 日ヂトiへ にj%)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非磁性基板上に強磁性金属層を形成した磁気記録媒
    体において、上記強磁性金属層上にコバルトを主成分と
    しかつ上記強磁性金属層より酸素を多く含有する薄層を
    有し、その薄層の表面にコバルトの不働態層を有するこ
    とを特徴とする磁気記録媒体。 2、非磁性基板上に強磁性金属層を形成した磁気記録媒
    体を製造する方法において、上記強磁性金属層上にコバ
    ルトを主成分としかつ上記強磁性金属層より酸素を多く
    含有する薄層を形成し、その薄層の表面に吸着水層を設
    けたのち、熱処理を行なうことを特徴とする磁気記録媒
    体の製造方法。
JP13491686A 1986-06-12 1986-06-12 磁気記録媒体およびその製造方法 Pending JPS62293507A (ja)

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JP13491686A JPS62293507A (ja) 1986-06-12 1986-06-12 磁気記録媒体およびその製造方法

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ID=15139529

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57152542A (en) * 1981-03-13 1982-09-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacture of magnetic recording medium
JPS6029924A (ja) * 1983-07-28 1985-02-15 Ulvac Corp 垂直磁気記録体並にその製造法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57152542A (en) * 1981-03-13 1982-09-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacture of magnetic recording medium
JPS6029924A (ja) * 1983-07-28 1985-02-15 Ulvac Corp 垂直磁気記録体並にその製造法

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