JPS62290668A - シ−ト搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 （産業上の利用分野） 本発明は、シート反転部を持ったシート１）送装置に関
するものであって、複写機や印刷機などシートを扱う機
器に組込みあるいは組合せるなどして利用される。

（従来の技術） この種のシート搬送装置としては、特開昭５９−１２８
１５５号公報で知られるものがある。これは、シート反
転部前後のシート導入部およびシート排出部における第
１、第２各磁送ローラと、シート反転部に一旦収まった
シートを逆進させる反転ローラとが同一の駆動源から駆
動力を得ている。このため１つの馬区動源から３つのロ
ーラへの伝達系が必要であるし、シートを逆進させるた
めに反転ローラを単独で逆転させるなどのシート反転の
ための特別な機構も必要であるから、構造が複雑なもの
となっている。

そこで、第１、第２各搬送ローラに対し、反転ローラを
別駆動源、それも速度制御が容易で正逆転を瞬時に行え
るステッピングモータで駆動することが考えられ、ステ
ッピングモータのステップ周波数をシート搬送装置が利
用される例えば複写機に備えるマイクロコンピュータ（
以下マイコンと云う）により制御することを試みた。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、第１、第２各搬送ローラは負荷変動等で搬送速
度が変化することがある。このようなときマイコンで単
独制御している反転ローラの搬送速度を第１、第２各搬
送ローラと正確に合せることができない。このため、シ
ートにシワが生じたり破れたりすることがある。またス
テッピングモータの正逆反転のタイミングがずれること
もあり、シートが搬送路から外れたりシート排出部へシ
ートを首尾よく導けなかったりする。

（問題点を解決するための手段） 本発明は前記のような問題点を解決するために、シート
導入部とシート排出部との間に設けたシート反転部と、
シート導入部に設けられた第１搬送ローラと、シート導
入部から搬送されたシートをシート反転部へ導入する第
１のシート搬送路と、シート反転部に一旦収まったシー
トを逆進させる反転ローラと、逆進されるシートをシー
ト反転部からシート排出部へ導出する第２のシート搬送
路と、シート排出部に設けられた第２搬送ローラと、第
１搬送ローラと第２搬送ローラとを駆動する第１の駆動
手段と、反転ローラを駆動するステッピングモーターよ
りなる第２の駆動手段と、第１の駆動手段に同期したパ
ルスを発生させるパルス発生手段と、パルス発生手段か
らのパルスによって第２の駆動手段を制御する制御手段
とを備えたことを特徴とする。

（作　用） 第１、第２各搬送ローラは、シート導入部およびシート
排出部に位置して第１の駆動手段により同時駆動され、
第１搬送ローラはシート導入部に供給されるシートを第
１のシート搬送路へ導入し、第２搬送ローラは第２のシ
ー＋−ｔＶ送路から排出されてくる反転後のシートを排
出し次工程に送る。′ 一方反転ローラは、ステッピングモータである第２の駆
動源によって駆動されて、第１のシート搬送路から搬送
されてくるシートを正転によってシート反転部に導入し
、シートがシート反転部に収まったとき逆転によってシ
ート反転部に一旦収まったシートをスイッチバックさせ
、第２のシート搬送路に送り出す。

以上により第１の駆動源によって駆動される第１、第２
各搬送ローラと、第２の駆動源によって駆動される反転
ローラとが協働して、シートを反転させて搬送すること
ができる。

殊に、第１の駆動源が作動するときその駆動状態に同期
したパルス信号がパルス発生手段から制御手段に与えら
れ、制御手段はそのパルス信号により第１の駆動源との
同期をとって第２の駆動源を制御し、反転ローラの駆動
とその正逆切換えとを行わせる。

これによって、反転ローラの駆動および正逆切換えを、
前記第１の駆動源による第１、第２各搬送ローラの実際
の搬送状態と常時同期をとって行うことができる。

（実施例） 図に示す本発明の一実施例について説明すれば、第１図
に示すように、上部の左側および右側にシート導入部１
、シート排出部２を持ち、内部にシート反転部３を縦方
向に設けたユニット４をなしている。ユニット４内には
さらにシート反転部３からシート導入部１に延びる第１
のシート搬送路５と、シート排出部２に延びる“第２の
シート搬送路６とが分岐形成されて相互にＹ字形通路を
なしている。またシート４人部１とシート排出部２との
間には、前記第１、第２各シート搬送路５．６とシート
導入部ｌおよびシート排出部２のところで分岐、合流す
る形となるストレートな第３のシート搬送路７がシート
非反転搬送用に形成されている。

シート導入部１には、供給されるシート８をユニット４
に導入する第１搬送ローラ９と、その導入されるシート
８を第１、第３の各シート搬送路５．７の何れかに選択
的に導く搬送路切換爪１０とが設けられている。シート
排出部２には第２、第３の各シートＩ送路６．７から搬
送されてくるシート８をユニット４外に排出し次工程に
送る第２搬送ローラ１）が、またシート反転部３の途中
部分には第１のシート搬送路５から導入されてくるシー
ト８をシート反転部３に一旦収めさせた後逆転して第２
のシート１）１送路６に送出す反転ローラ１２がそれぞ
れ設けられている。

第１、第２の各シート搬送路５．６がシート反転部３と
の連通部に形成している分岐点１３は、第２のシート搬
送路６側よりも第１のシート搬送路５側に偏って位置さ
せられ、シート反転部３に一旦収まったシート８が逆進
させられるとき、その先端を確実に第２のシート搬送路
側に案内するようにしである。この案内方式は知られた
種々の方式を採り得る。

第１、第２各搬送ローラ９．１）は第２図に示す制御回
路２１におけるり、Ｃモータ（第１の駆動手段）２２に
よって駆動し、反転ローラ１２は同じく制御回路２１に
おけるステッピングモータ（第２の駆動手段）２３によ
って駆動するようにしてあり、ユニット４は第３図に示
すように複写機４１のシート排出口４２にシート導入部
１を連結して用いる場合を示している。複写機４１にお
ける４２は定着ローラ、４３はシート排出ローラである
。

制御回路２１は、マイコンのＣＰＵ２４によってユニッ
ト４の全体動作を制御するようにしてあり、ＣＰＵ２４
に、前記各モータ２２．２３のほか搬送路切換爪１０を
切換え動作させるソレノイド２５、第１のシート搬送路
５からシート反転部３への入口部に設けられた反転セン
サ２６、シート排出部２に設けられた排出センサ２７、
複写機４１のシート排出部に設けられている本体排出セ
ンサ２８がそれぞれ結線されている。

ステッピングモータ２３はＣＰＵ２４に対してドライブ
回路２９を介し接続され、ドライブ回路２９にはり、Ｃ
モータ２２の回転速度に同期したパルスを発生させるパ
ルスゼネレータ（パルス発生手段）３０からのパルス信
号を受けるようになっている。

これにより、反転ローラ１２を駆動するステッピングモ
ータ２３のステップの基準クロックが第１、第２各搬送
ローラ９．１）の実際の搬送速度に同期したパルス信号
から得られている。このため反転ローラ１２の搬送速度
は、第１、第２各殿送ローラ９．１）の搬送速度が負荷
変動等でバラツキを生じたとしてもそれに一致する。従
って負荷変動等によって第１、第２各搬送ローラ９．１
）のＶ少送速変が変化することがあってもステッピング
モータ２３が脱調するようなことば起きず、第１、第２
各搬送ローラ９．１）と反転ローラ１２との間でシート
８を引っ張り合って破ったり、また第１、第２各搬送ロ
ーラ９．１）と反転ローラ１２との間でたるませてシワ
を生じたりすることがない。また反転ローラ１２の正逆
反転タイミングにズレを生じ、シート８が搬送路から外
れたりシート排出部２へ導けなかったりするようなこと
もない。尚、前記パルスの周波数は第１、第２各搬送ロ
ーラ９．１）と反転ローラ１２との搬送速度を一敗させ
る為に次式を満足させる必要がある。

第４図にステッピングモータ２３のドライブ回路２９の
具体例を示している。これについて説明すると、ＣＰＵ
２．ｉからの制御信号Ｉ、■　（第２図）の組合せによ
って４種類の動作を選択できる。■、■が共に旧レベル
のときは第１、第２の各フリップフロップＰ／ＦＡ、　
Ｆ／ＦＢの直結セット而及び直結リセッ）ＲＤ各端子が
Ｌｏになる。この状態で第１）第２の各フリップフロッ
プＦ／ＦＡ。

Ｆ／ＦＢの出力ＱＳＱは共に旧となりステッピングモー
タ２３はＯＦＦの状態となる。■、■が共にり。

レベルのときは第１、第２の各フリップフロップＦ／Ｆ
Ａ、　Ｆ／ＦＢの面端子が旧、僅端子がＬｏになり第１
、第２の各フリップフロップＦ／ＦＡＳＦ／ＦＢは直結
リセットの状態で互からＬｏ、　ＱからＩｌｉが出力さ
れステッピングモータ２３はこの位相でホールドされる
ことになる。それ以外の信号が■、■に入力されると、
而及び■端子が旧になり、クロック人力Ｔによって第１
、第２の各フリップフロップＦ／ＦＡ、　ｒ／ｐＢ％＜
動作する。■が旧、■がＬｏのときステッピングモータ
２３は正転ＣＷし、その反対のときは逆転ＣＣ讐するよ
うにロジックが組まれている。

ステッピングモータ２３を正転させる場合についてその
回路の動作を説明する。ステッピングモータ２３を正転
させるにはＡ相、Ｂ相、τ相、Ｂ相を各々第５図のよう
に順次出力すればよい。すなわち、τ相はに相に対して
ｌパルス９０６遅れた位相を、Ａ相及びＢ相はＡ相及び
Ｂ相の逆の論理を出力する。

■が旧のときＩＣ３−５ＩＣ４の出力に接続されたゲー
トバッファＩＣ６〜９のうちＩＣ７とＩＣ９がアクティ
ブどなる。すなわちモータパルスによってＦ／ＦＡ、　
Ｆ／ＦＢにクロックが入力されたとき、Ａ相の第１の各
フリップフロップＦ／ＦＡの入力ＩＣ３はＢ相の論理を
、そしてＢ相の第２のフリップフロップＦ／ＦＢの入力
ＩＣ４はＡ相の論理をデータとしてラッチし各々出力が
切換えられステッピングモータ２３が１パルス分回転す
る。

ステッピングモータ２３を逆転させるには上記とは逆に
■の信号をＬｏにすることで実現できる。

要するにＣＰＵ２４からの信号１）■によりステッピン
グモータ２３を制御する動作論理は、次の通りである。

ここで第６図（ａｌから（ｄｌに基いてユニット４のシ
ート反転動作について概略説明する。シート８の反転搬
送が図示しない操作部で設定されていると、本体排出セ
ンサ２８がシート排出信号を出す都度、あるいはユニッ
ト４が動作状態にある間、搬送路切換爪１０がソレノイ
ド２５の動作によって第１図実線、および第６図（ａ）
から（ｄｌに示すようにシート反転側に切換えられる。

これによって、複写機４１から排出され、第１搬送ロー
ラ９でユニット４に導入されるシート８は、搬送路切換
爪１０によって第１のシート搬送路５側に第６図（ａ）
の如く案内される。シート８が反転センサ２６に達した
ときセンサ２６がオンし、その信号でステッピングモー
タ２３が正転させられ、反転ローラ１２をシート８のシ
ート反転部３への導入方向（矢印ａ）に駆動する。

その後、シート８の後端が反転センサ２６を通過して、
センサ２６がオフするとＣＰＵ２４のソフトタイマによ
る所定時間経過後、ステッピングモータ２３は逆転され
反転ローラ１２を逆進方向（矢印ｂ）に駆動する。この
タイマが働いている間にシート８の後端は第６図（ｂ）
のように反転センサ２６部からスイッチバック点Ａに達
しており、反転ローラ１２の逆転に伴ってスイッチバン
クされ、第２のシート搬送路６を通ってシート排出部２
へ導かれる。これによりシート８は上下反転して第６図
（Ｃ）のように排出されていく。このとき、次のシート
８が反転センサ２６に達していると反転ローラ１２が再
びａ方向に正回転駆動され、次のシート８の反転に備え
る。第６図（ｄｌではシート反転部３に先のシート８に
代って次のシート８が導入されている。以上のシート反
転動作におけるＣＰＵ２４の入出力信号のタイミングチ
ャートを第７図に示しである。

なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
種々のＣ，様で実施することができる。例えば反転セン
サ２６は第１のシートＭ送路５のどの位置にあってもよ
いし、排出センサ２７は反転センサ２６と共通にするこ
とができる。この共通にすることはセンサを第１）１）
送ローラ９直後の第１、第３各シート搬送路５．７の分
岐部に設けることにより行える。この場合第１、第３各
シート搬送路５．７のどちらを通じてシート８が排出さ
れる場合でもそれを検出することができるし、反転ロー
ラ１２を駆動するかどうかは搬送路切換爪１０がどちら
に切換えられているかで決定することができる。

また、パルス発生手段３０からの出力信号はドライブ回
路２９に入力してステッピングモータ２３を制御するよ
うしであるが、パルス発生手段３０からの出力信号をＣ
ＰＵ２４に入力し、ソフト処理してステッピングモータ
２３を制御することもできる。

（発明の効果） 本発明によれば、前記構成および作用を有するので、反
転ローラを、シート反転部前後でのシート導入部および
排出部に設けられる第１、第２各搬送ローラの駆動源と
は別に、ステッピングモータを駆動源として駆動するこ
とにより、伝達系およびシート反転のための機構を簡略
化するのに、ステッピングモータを前記第１、第２各搬
送ローラの実際の搬送状態に同期して制御するから、第
１、第２各搬送ローラが負荷変動などで搬送状態にバラ
ツキがあっても、その搬送状態に反転ローラを正確に同
期させることができる。これによりステッピングモータ
の制御しやすさと正逆転を瞬時に切換えられる利点に加
え、第１、第２各搬送ローラとの別駆動からくる同期ず
れがなく、シートを安全かつ確実に反転させて搬送する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す内部機構の側面図、第
２図は制御回路のブロック図、第３図は複写機との組合
せ使用状態を示す側面図、第４図はステッピングモータ
のドライブ回路図、第５図はドライブ回路のマイコン制
御によるモータパルスに対応した各信号出力の関係を示
す線図、第６図（ａ）から（ｄ）はシート反転動作状態
を示す内部機構の側面図、第７図はシート反転動作制御
のマイコンにおける入出力信号のタイミングチャートで
ある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）シート導入部とシート排出部との間に設けたシー
   ト反転部と、 シート導入部に設けられた第１搬送ローラ と、 シート導入部から搬送されたシートをシー ト反転部へ導入する第１のシート搬送路と、シート反転
   部に一旦収まったシートを逆進 させる反転ローラと、 逆進されるシートをシート反転部からシー ト排出部へ導出する第２のシート搬送路と、シート排出
   部に設けられた第２搬送ローラ と、 第１搬送ローラと第２搬送ローラとを駆動 する第１の駆動手段と、 反転ローラを駆動するステッピングモータ よりなる第２の駆動手段と、 第１の駆動手段に同期したパルスを発生さ せるパルス発生手段と、 パルス発生手段からのパルスによって第２ の駆動手段を制御する制御手段と を備えたことを特徴とするシート搬送装置。