JP3378650B2 - 自動原稿送り装置 - Google Patents

自動原稿送り装置

Info

Publication number
JP3378650B2
JP3378650B2 JP11563894A JP11563894A JP3378650B2 JP 3378650 B2 JP3378650 B2 JP 3378650B2 JP 11563894 A JP11563894 A JP 11563894A JP 11563894 A JP11563894 A JP 11563894A JP 3378650 B2 JP3378650 B2 JP 3378650B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
document
control
pulse
paper feed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11563894A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07319230A (ja
Inventor
浩樹 岡田
正弘 湊
博司 深野
秀樹 飛永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP11563894A priority Critical patent/JP3378650B2/ja
Publication of JPH07319230A publication Critical patent/JPH07319230A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3378650B2 publication Critical patent/JP3378650B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、画像読み取り
装置等の画像処理装置に装着され原稿を自動的に給送す
る自動原稿送り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機等に装着され、本体装置と連動し
て原稿を給送する自動原稿送り装置(以下、ADFとい
う)は、従来より周知である。一般的なADFにおいて
は、従来、駆動源としてのモータにDCモータが使用さ
れてきた。
【0003】DCモータは、安価で手軽なことから電気
機械の駆動手段として広く利用されている。かつてのモ
ータの利用法は一般的に連続運動を行なわせ、負荷に対
する伝達は機械的クラッチでオン/オフさせるなどの単
純なものが多かった。しかし、複写機やADFを始め複
雑な制御が要求されるようになると、DCモータの停止
や位置決め制御のために必要な制御回路が複雑となり、
回路基板等のコストが上昇してしまう。また、従来の複
写機やADFにおいては、DCモータにエンコーダを付
設し、モータ側からのエンコーダパルスを制御手段のC
PUが読み込むことにより制御を行なっている。
【0004】一方、ステッピングモータ(パルスモー
タ)は、供給するパルス信号によりディジタル的に回転
させることができるので複雑な制御も容易であり、特
に、情報端末機等のようにモータに対して速度制御や位
置決め制御を伴う間歇動作等に高精度な制御を要求され
るものに適している。近年においては、ステッピングモ
ータの高トルク化,小型化,低コスト化が進み、ADF
にステッピングモータを使用した場合のモータ及び制御
回路に関わるコストが、DCモータを使用した場合のモ
ータ,制御回路及びエンコーダ等に関わるコストよりも
低くなってきている。そのため、ADFにもステッピン
グモータが使用されるようになってきた。
【0005】ところで、ステッピングモータを利用する
際、モータ単体のみでは運転することができない。ステ
ッピングモータを運転するためには、モータの励磁切換
のためのドライバとよばれる駆動回路と、モータに加減
速制御や位置決め制御を指示するコントローラとよばれ
る制御回路が必要となる。制御回路にはしばしばマイコ
ンが利用され、ソフトウェアによりモータの歩進数に対
応した加減速パターンの作成や位置決め上の制御タイミ
ングパルスの作成を行なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ADF
においては、原稿搬送工程の分離給紙部,搬送部,排紙
部にそれぞれ別個のモータを使用することも多い。この
ように、複数のモータを使用するADFにステッピング
モータを利用するときに、各モータの制御をADFのC
PU(マイコン)が行なった場合、CPUにかかる負担
が増大し、これに対応できるCPUを用いるとコストが
上昇するという問題があった。
【0007】本発明は、従来の自動原稿送り装置におい
てステッピングモータを利用する場合の制御にかかるコ
ストが上昇するという問題を解決し、低コストの自動原
稿送り装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、本発明に
より、原稿載置台上に載置された複数枚の原稿を1枚に
分離して所定の画像処理位置に搬送し、画像処理後の原
稿を機外に排出する自動原稿送り装置であって、原稿搬
送手段を駆動する複数のステッピングモータと、該複数
のステッピングモータを制御する制御手段を備える自動
原稿送り装置において、前記制御手段は、分離給紙部の
原稿搬送手段を駆動する給紙モータと搬送部の原稿搬送
手段を駆動する搬送モータに対する同一の駆動パルス
と、前記給紙モータと前記搬送モータの始動及び停止を
指示するための個別のON/OFF信号とにより、前記
給紙モータと搬送モータを前記駆動パルスにより同時に
スローアップさせ同時にスローダウンさせる制御と、前
記給紙モータと搬送モータを前記駆動パルスにより同時
にスローアップさせた後に給紙モータのみを前記OFF
信号で停止させ更にその後に前記搬送モータを前記駆動
パルスによりスローダウンさせる制御と、前記給紙モー
タと搬送モータのうちの一方のモータを停止させたまま
他方のモータのみを前記駆動パルスによりスローアップ
させかつスローダウンさせる制御とが可能なことにより
解決される。
【0009】また、本発明は、前記の課題を解決するた
めに、原稿載置台上に載置された複数枚の原稿を1枚に
分離して所定の画像処理位置に搬送し、画像処理後の原
稿を機外に排出する自動原稿送り装置であって、原稿搬
送手段を駆動する複数のステッピングモータと、該複数
のステッピングモータを制御する制御手段を備える自動
原稿送り装置において、前記制御手段は、分離給紙部の
原稿搬送手段を駆動する給紙モータと搬送部の原稿搬送
手段を駆動する搬送モータと排出部の原稿搬送手段を駆
動する排紙モータに対する同一の駆動パルスと、前記給
紙モータと前記搬送モータと前記排紙モータの始動及び
停止を指示するための個別のON/OFF信号とによ
り、前記排紙モータを停止させたまま前記給紙モータと
搬送モータを前記駆動パルスにより同時にスローアップ
させ同時にスローダウンさせる制御と、前記排紙モータ
を停止させたまま前記給紙モータと搬送モータを前記駆
動パルスにより同時にスローアップさせた後に給紙モー
タのみを前記OFF信号で停止させ更にその後に前記搬
送モータを前記駆動パルスによりスローダウンさせる制
御と、前記排紙モータ及び前記給紙モータと搬送モータ
のうちの一方のモータを停止させたまま前記給紙モータ
と搬送モータのうちの他方のモータのみを前記駆動パル
スによりスローアップさせかつスローダウンさせる制御
とが可能であり、次原稿がある場合は前の原稿の排紙動
作が終了した後に原稿の給紙動作を開始することを提案
する。
【0010】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記各部の原稿搬送手段及びそれを駆動する各
モータは、1パルス当たりの原稿搬送量がそれぞれ等し
くなるように設定されていることを提案する。
【0011】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記各部の原稿搬送手段を駆動する各モータの
起動時に加速(スローアップ)制御する場合、立上りの
第1パルス出力後、モータのロータ位置が安定してから
次パルスを出力して通常の加速制御に移行することを提
案する。
【0012】
【0013】
【作用】分離給紙部の原稿搬送手段を駆動する給紙モー
タ(ステッピングモータ)と搬送部の原稿搬送手段を駆
動する搬送モータ(ステッピングモータ)に対する駆動
パルスを共通にする。これにより制御手段にかかる負担
を軽減させる。
【0014】その他の作用については、以下の実施例の
説明で明らかとなるであろう。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0016】図1は、本発明の自動原稿送り装置の一実
施例を示す概略構成図である。この図に示す自動原稿送
り装置は原稿反転機能を備えており、以下、ARDFと
略記する。このARDF1は複写機2の本体上面に装着
され、複写機のコンタクトガラス18に対して開閉可能
となっている。ARDF1の原稿搬送工程は、図1にお
いて左側に分離給紙部が、中央に搬送部が、右側に排紙
及び反転部が位置している。
【0017】ARDF1において、分離給紙部には呼び
出しコロ3、原稿押さえレバー,原稿検知フィラー及び
原稿ストッパが一体的に構成された原稿仕切り部材4、
分離ベルト従動コロ5及び分離ベルト駆動コロ8に掛け
渡された分離ベルト6、分離コロ7、原稿サイズ検知セ
ンサ9、プルアウト駆動コロ10、プルアウト従動コロ
11、原稿セットセンサ12、レジストセンサ13等が
配置される。搬送部の搬送ベルト17は、駆動ローラ1
4及び従動ローラ19に掛け渡されている。搬送ベルト
17のループ内には搬送ベルト固定コロ15及び複数の
搬送ベルト押さえコロ16が配置される。排紙及び反転
部には、反転駆動コロ20、反転入り口従動コロ21、
反転及び排紙センサ22、ガイドコロ23、切替爪2
4、反転出口従動コロ25、排紙駆動コロ26、排紙従
動コロ27等が配置される。なお、図中の符号28は原
稿テーブル、29は原稿突き当てモードで使用する基準
スケール、30は複写機本体側に設けられた原稿ガイ
ド、31は原稿排紙テーブルである。
【0018】ARDF1の基本動作について簡単に説明
すると、原稿テーブル28上に載置された原稿束(図示
せず)から、呼び出しコロ3,分離ベルト6,分離コロ
7により最下位の用紙が1枚に分離されて給紙され、プ
ルアウトローラ対10,11により搬送部へと送られ
る。搬送部へ送られてきた原稿は搬送ベルト17により
コンタクトガラス18上の所定の露光位置に搬送,停止
される。複写機2の図示しないスキャナによる露光が終
了すると原稿は再び搬送ベルト17により搬送され排紙
・反転部へと送られる。原稿をそのまま排出する場合は
切替爪24は図に示す位置にあり、原稿は反転ローラ対
20,21及び排紙ローラ対26,27により排紙テー
ブル31上に排出される。本実施例において、両面複写
時は原稿の裏面から先に露光が行なわれる。すなわち、
分離給紙部から搬送部へと送られた原稿はそのまま排紙
・反転部へと送られ、切替爪24が図示しない原稿反転
位置に切り替えられて、反転ローラ対20,25により
原稿を搬送部へと戻す。そして、原稿は搬送ベルト17
によりコンタクトガラス18上の所定の露光位置に搬
送,停止され裏面の露光が行なわれる。露光終了後、原
稿はもう一度反転され表面の露光が行なわれる。表面の
露光終了後、原稿は3たび排紙・反転部へと送られ、こ
のとき、切替爪24が図に示す位置に切り替えられて原
稿は排紙テーブル31上に排出される。
【0019】図2は、ARDF1の駆動系の構成を示す
ブロック図である。この図に示すように、ARDF1は
3つのモータを備えている。給紙モータM1は、分離給
紙部の原稿搬送手段を構成する呼び出しコロ3,分離ベ
ルト駆動コロ8,分離コロ7及びプルアウト駆動コロ1
0を駆動する。また、搬送モータM2は、搬送部の原稿
搬送手段である搬送ベルト17を回動させるための駆動
ローラ14を駆動する。そして、反転・排紙モータM3
は、反転排紙部の原稿搬送手段を構成する反転駆動コロ
20及び排紙駆動コロ26を駆動する。各駆動コロ及び
ローラは、各モータから図示しないタイミングベルト,
ギヤ及びワンウェイクラッチ等を介して駆動される。な
お、3つのモータM1,M2,M3はステッピングモー
タであり、各モータはそれぞれメイン制御板100によ
りコントロールされる。
【0020】一般に、ステッピングモータの加減速の運
転パターンは徐々に速度を上げ(スローアップ、以下S
Uと略記する)また徐々に速度を下げる(スローダウ
ン、以下SDと略記する)ものであり、本実施例のAR
DF1においても、各モータは通常その様に制御される
が、後述するCPUからオフ信号を出力することにより
モータを停止させることができる。その場合、モータの
停止位置は一定とはならないが、モータの停止位置すな
わち原稿の停止位置を正確に制御する必要がない場合
は、オフ信号により停止させることも有効な方法であ
る。
【0021】ここで、上述した基本動作における各モー
タの制御について説明する。
【0022】複写機2から原稿の給紙開始が指示される
と給紙モータM1が時計方向(以下、モータとコロ及び
ローラの回転方向は図1及び図2に正対する方向から見
て表す)に、搬送モータM2が反時計方向に、反転・排
紙モータM3が反時計方向にそれぞれ回転を始め(S
U)る。なお、モータの回転方向とコロ及びローラの回
転方向は必ずしも同一方向ではない。分離給紙部で1枚
に分離された原稿先端がレジストセンサ13に検知され
るとM1及びM2が停止(SD)される。次に、M1及
びM2が共に反時計方向に回転(SU)し、原稿後端が
レジストセンサ13を通過するとM1のみ停止(オフ信
号による停止)され、所定のパルスカウントの後M2が
停止(SD)されて原稿を所定の露光位置まで搬送す
る。M2が一定の時間停止している間に複写機2の図示
しないスキャナにより原稿画像の読み取りが行なわれ
る。このとき、次原稿がある場合はM1が時計方向に回
転(SU)し、次原稿の分離給送を開始する。その原稿
先端がレジストセンサ13に検知されるとM1は停止
(SD)して、次原稿の先出し動作が完了する。
【0023】露光終了後、M2が反時計方向に回転を始
め(SU)、搬送ベルト17により原稿は排紙・反転部
へと送られる。反転・排紙モータM3はこの時点まで回
転を継続しており、原稿は反転ローラ対20,21及び
排紙ローラ対26,27により排紙テーブル31上に排
出される。このとき、原稿先端が排紙センサ22に検知
されると所定のパルスカウントによりM2が停止(S
D)され、原稿後端が排紙センサ22を通過した後、所
定のパルスカウントによりM3が停止(SD)される。
【0024】両面モードの場合は、分離給紙部より搬送
部へと送られた原稿は停止することなく排紙・反転部ま
で送られる。すなわち、分離給紙部で原稿後端がレジス
トセンサ13を通過してセンサがオフになるとM1のみ
停止される(オフ信号による停止)が、M2は停止され
ることなく引き続き回転する。そして、原稿先端が排紙
センサ22により検知された後に所定のパルスカウント
により停止される(SD)。このとき、切替爪24が反
転位置に切り替えられていることはいうまでもない。次
いでM2が逆転(時計方向に回転)され(SU)、原稿
を所定の露光位置に搬送して停止(SD)する。この
間、M3は反時計方向に回転を続け、M2が停止される
のと同時にM3も停止する(SD)。露光終了後は、M
2及びM3が反時計方向に回転(SU)して原稿は再び
排紙・反転部へ送られ、同様の動作により反転されて表
面の露光が行なわれる。表面の露光終了後、原稿は排紙
テーブル31へ排出されるが、このときの動作は片面モ
ード時と同様である。もちろん、原稿排出時には切替爪
24が排出位置に切り替えられている。なお、反転・排
紙モータM3は時計方向に回転されることはない。
【0025】図3は、本実施例のARDF1の駆動系の
制御系統を示すブロック図である。この図に示すよう
に、各モータM1,M2,M3は、CPU101からモ
ータコントロール用IC102を介して各モータ毎のド
ライバにより制御される。
【0026】ところで、先にも述べたように、ステッピ
ングモータはパルス信号を供給することにより制御する
ことができる。従来、各モータを制御するために別々の
パルス信号をCPUに出力させて制御を行なっていた
が、それではCPUに掛かる負担が大きくなってしま
う。そこで本実施例においては、給紙モータM1と搬送
モータM2とを同一のパルスにより制御するようにし
た。すなわち、給紙モータM1を制御するためのパルス
1と搬送モータM2を制御するためのパルスP2とは共
通であり、CPU101からパルスP0として出力して
いる。
【0027】モータM1とM2とを同一のパルスにより
制御する場合、2つのモータM1及びM2を同時にスロ
ーアップし又スローダウンさせるという制御か、どちら
か一方を停止させておいてもう一方をスローアップし又
スローダウンさせるという2種類の制御しかできないこ
とになるが、上述の動作説明に述べたように、給紙モー
タM1と搬送モータM2とは、それぞれ別個にスローア
ップし又スローダウンさせる、すなわち、一方のモータ
をスローアップさせて運転している最中にもう一方のモ
ータをスローアップさせる、あるいは、両方のモータを
運転中にまず一方だけをスローダウンさせ次いでもう一
方をスローダウンさせるというような制御が必要ない
(両方のモータを運転中に一方のモータだけを停止させ
ることがあるが、それはオフ信号によって停止させてい
る)ので、モータドライバのみを別なものにするだけで
給紙モータM1と搬送モータM2とを同一のパルスによ
り制御することが可能である。なお、同一のパルスで複
数のモータを制御する場合でも、各モータの回転方向は
別個に制御することができる。また、コントロール用I
C102としては、1つのICで複数個のモータを制御
できるものが既に市販されているので、そのようなもの
を利用すればよい。
【0028】このように、本実施例においては、給紙モ
ータM1と搬送モータM2とを同一のパルスにより制御
してCPUにかかる負担を軽減させているので、より低
価格なCPUを使用することが可能となり、コスト削減
に寄与することができる。また、上述したように、CP
U101からオフ信号を出力することによりモータを停
止させることもできるので、例えば原稿搬送の際、分離
給紙部から原稿が抜けた(原稿後端がレジストセンサ1
3を通過してセンサがオフになった)後に給紙モータM
1だけを停止させる(搬送モータM2は運転させたまま
である)ような制御が可能であり、電力消費を節約する
ことができる。また、上記分離給紙部から原稿が抜けた
後に給紙モータM1だけを停止させることにより、分離
ベルト6の原稿搬送方向とは逆の回動を早めに停止させ
て、次原稿の戻りすぎを防止するという効果も発生す
る。
【0029】ところで、給紙モータM1,搬送モータM
2及び反転・排紙モータM3を同一のパルスにより制御
することができれば、CPU101の負担をさらに軽減
させることができる。そこで、本発明の他の実施例とし
て、図4に示すように、給紙モータM1,搬送モータM
2及び反転・排紙モータM3を同一のパルスにより制御
することを提案する。
【0030】この図において、給紙モータM1を制御す
るためのパルスP1′と搬送モータM2を制御するため
のパルスP2′と反転・排紙モータM3を制御するため
のパルスP3′は共通であり、CPU101からパルス
0′として出力している。
【0031】本実施例においては、3つのモータを同一
のパルスにより制御しているので、原稿給紙動作と原稿
排紙動作とを同時に行なうことはできない。そのため、
読み取りが終了した原稿の排紙動作が終了してから次原
稿の給紙動作を開始するように制御される。前記実施例
においては、原稿を露光位置に停止させた後、次原稿の
先出し動作を行なうことができたのに対し、本実施例に
おいては、読み取りが終了した原稿の排紙動作が終了し
てから次原稿の給紙動作を開始するため、前記実施例と
比べると動作が遅くなることになるが、CPUの負担は
より軽くなるので、さらに安価なCPUを使用すること
ができる。
【0032】なお、一般的なADFにおいては、モータ
の駆動パルスをCPUがカウントすることによりモータ
の停止タイミングの制御を行なったり、各種センサのオ
ン/オフと組み合わせてジャム検知を行なったりしてい
るが、本実施例のARDFにおいては、M1,M2,M
3の各モータとそれに駆動される各原稿搬送手段とが、
1パルス当たりの原稿移動量が皆同じになるように設定
されているので、CPU101は各モータに対するパル
スを別々にカウントする必要がなく、一つだけをカウン
トすればよい。そのため、CPUにかかる負担をさらに
軽減させることができる。ただし、加減速制御中のパル
スによる原稿移動量は定速駆動中のパルスによる原稿移
動量と同じではない。
【0033】また、ステッピングモータは起動開始時
に、慣性モーメントの影響で入力されたパルスに正確に
追従して回転することができず、起動周波数が高いと脱
調する場合がある。そこで、本実施例においては、各モ
ータの起動時に最初のパルスを入力させた後、モータの
ロータ位置が安定するまで次のパルスを入力させずに励
磁状態を保ち、ロータ位置が安定してから次のパルスを
入力させるようにしている。具体的には、通常のスロー
アップ制御の周波数500ppsに対して、最初のパル
スを入力させた後50ppsに相当する程度のパルス間
隔を開けるようにしている。これによりモータの脱調を
防止すると共に、安定したスローアップ制御を行なうこ
とが可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の原稿自動
送り装置によれば、給紙モータと搬送モータに対する駆
動パルスを共通にしたことによりCPUにかかる負担を
軽減させ、より低価格なCPUを使用することが可能と
なり、コスト削減に寄与することができる。
【0035】請求項2の構成により、3つのモータに対
する駆動パルスを共通にしたので、CPUにかかる負担
をさらに軽減させることができる。
【0036】請求項3の構成により、各モータ及びそれ
に駆動される原稿搬送手段の、モータ制御パルスの1パ
ルス当たりの原稿移動量が同じになるように設定されて
いるので、各モータのパルス数を別々にカウントする必
要がなく、CPUにかかる負担を軽減させることができ
る。
【0037】請求項4の構成により、各モータの起動時
に最初のパルスを入力させた後、ロータ位置が安定して
から次のパルスを入力しているので、モータの脱調を防
止すると共に、安定したスローアップ制御を行なうこと
が可能となる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例の概略構成を示す断
面図である。
【図2】図2は、図1に示した自動原稿送り装置の駆動
系の構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、その駆動系の制御系統を示すブロック
図である。
【図4】図4は、本発明の他の実施例の自動原稿送り装
置における駆動系の制御系統を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 反転機能付き自動原稿送り装置(ARDF) 2 複写機本体 3 呼び出しコロ 6 分離ベルト 7 分離コロ 8 分離ベルト駆動コロ 10 プルアウト駆動コロ 13 レジストセンサ 14 搬送ベルト駆動ローラ 18 コンタクトガラス 20 反転駆動コロ 24 切替爪 26 排紙駆動コロ 28 原稿テーブル 31 排紙テーブル 100 メイン制御板 101 CPU 102 コントロール用IC M1 給紙モータ M2 搬送モータ M3 反転・排紙モータ MD1,MD2,MD3 モータドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飛永 秀樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平4−140096(JP,A) 特開 昭58−198198(JP,A) 特開 平3−285599(JP,A) 特開 平2−65696(JP,A) 特開 平4−85269(JP,A) 特開 昭63−101228(JP,A) 特開 平4−315165(JP,A) 特開 昭57−211171(JP,A) 実開 平1−118940(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 G03G 21/00 G03G 21/14 B65H 5/00 - 7/20 B65H 43/00 - 43/06 B65H 83/00 - 85/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿載置台上に載置された複数枚の原稿
    を1枚に分離して所定の画像処理位置に搬送し、画像処
    理後の原稿を機外に排出する自動原稿送り装置であっ
    て、原稿搬送手段を駆動する複数のステッピングモータ
    と、該複数のステッピングモータを制御する制御手段を
    備える自動原稿送り装置において、 前記制御手段は、分離給紙部の原稿搬送手段を駆動する
    給紙モータと搬送部の原稿搬送手段を駆動する搬送モー
    タに対する同一の駆動パルスと、前記給紙モータと前記
    搬送モータの始動及び停止を指示するための個別のON
    /OFF信号とにより、 前記給紙モータと搬送モータを前記駆動パルスにより同
    時にスローアップさせ同時にスローダウンさせる制御
    と、 前記給紙モータと搬送モータを前記駆動パルスにより同
    時にスローアップさせた後に給紙モータのみを前記OF
    F信号で停止させ更にその後に前記搬送モータを前記駆
    動パルスによりスローダウンさせる制御と、 前記給紙モータと搬送モータのうちの一方のモータを停
    止させたまま他方のモータのみを前記駆動パルスにより
    スローアップさせかつスローダウンさせる制御とが可能
    なことを特徴とする自動原稿送り装置。
  2. 【請求項2】 原稿載置台上に載置された複数枚の原稿
    を1枚に分離して所定の画像処理位置に搬送し、画像処
    理後の原稿を機外に排出する自動原稿送り装置であっ
    て、原稿搬送手段を駆動する複数のステッピングモータ
    と、該複数のステッピングモータを制御する制御手段を
    備える自動原稿送り装置において、 前記制御手段は、分離給紙部の原稿搬送手段を駆動する
    給紙モータと搬送部の原稿搬送手段を駆動する搬送モー
    タと排出部の原稿搬送手段を駆動する排紙モータに対す
    る同一の駆動パルスと、前記給紙モータと前記搬送モー
    タと前記排紙モータの始動及び停止を指示するための個
    別のON/OFF信号とにより、 前記排紙モータを停止させたまま前記給紙モータと搬送
    モータを前記駆動パルスにより同時にスローアップさせ
    同時にスローダウンさせる制御と、 前記排紙モータを停止させたまま前記給紙モータと搬送
    モータを前記駆動パルスにより同時にスローアップさせ
    た後に給紙モータのみを前記OFF信号で停止させ更に
    その後に前記搬送モータを前記駆動パルスによりスロー
    ダウンさせる制御と、 前記排紙モータ及び前記給紙モータと搬送モータのうち
    の一方のモータを停止させたまま前記給紙モータと搬送
    モータのうちの他方のモータのみを前記駆動パルスによ
    りスローアップさせかつスローダウンさせる制御とが可
    能であり、 次原稿がある場合は前の原稿の排紙動作が終了した後に
    原稿の給紙動作を開始することを特徴とする自動原稿送
    り装置。
  3. 【請求項3】 前記各部の原稿搬送手段及びそれを駆動
    する各モータは、1パルス当たりの原稿搬送量がそれぞ
    れ等しくなるように設定されていることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の自動原稿送り装置。
  4. 【請求項4】 前記各部の原稿搬送手段を駆動する各モ
    ータの起動時に加速(スローアップ)制御する場合、立
    上りの第1パルス出力後、モータのロータ位置が安定し
    てから次パルスを出力して通常の加速制御に移行するこ
    とを特徴とする、請求項1又は2に記載の自動原稿送り
    装置。
JP11563894A 1994-05-27 1994-05-27 自動原稿送り装置 Expired - Fee Related JP3378650B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11563894A JP3378650B2 (ja) 1994-05-27 1994-05-27 自動原稿送り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11563894A JP3378650B2 (ja) 1994-05-27 1994-05-27 自動原稿送り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07319230A JPH07319230A (ja) 1995-12-08
JP3378650B2 true JP3378650B2 (ja) 2003-02-17

Family

ID=14667599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11563894A Expired - Fee Related JP3378650B2 (ja) 1994-05-27 1994-05-27 自動原稿送り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3378650B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07319230A (ja) 1995-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002347960A (ja) 給紙装置、シート搬送装置および画像形成装置
JPS63147152A (ja) 自動原稿給送装置付複写機
JP3378650B2 (ja) 自動原稿送り装置
JP5994510B2 (ja) 原稿読取装置および画像形成装置
US20010028235A1 (en) Motor driving apparatus, control method therefor, control program therefor, storage medium readable by computer storing control program and image forming apparatus
JP2006206247A (ja) 自動原稿搬送装置および画像形成装置
JP2946112B2 (ja) 原稿搬送装置
JP4320987B2 (ja) 原稿搬送装置
JP3576726B2 (ja) シート給送装置、及び該シート給送装置を備えた画像形成装置
JP2003002546A (ja) 自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JPH09185187A (ja) 自動原稿送り装置
JP2526034B2 (ja) 自動原稿送り装置
JP2514530Y2 (ja) 用紙搬送装置
JP2852943B2 (ja) 複写装置
JPH1093760A (ja) 画像読取装置
JP2829334B2 (ja) 自動原稿送り装置
JP2784675B2 (ja) 原稿自動送り装置
JP2926416B2 (ja) 原稿自動送り装置
JPH02265837A (ja) 原稿搬送装置
JP3232890B2 (ja) 用紙給送装置
JP2686558B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP3706704B2 (ja) 自動シート材送り装置、及び該自動シート材送り装置を備えた画像形成装置
JP3445005B2 (ja) 原稿自動送り装置
JP2681698B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP2000155444A (ja) 原稿搬送装置及び画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071206

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081206

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081206

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091206

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101206

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101206

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111206

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees