JPH05323730A - 用紙搬送方向切換え装置 - Google Patents

用紙搬送方向切換え装置

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JPH05323730A
JPH05323730A JP4148878A JP14887892A JPH05323730A JP H05323730 A JPH05323730 A JP H05323730A JP 4148878 A JP4148878 A JP 4148878A JP 14887892 A JP14887892 A JP 14887892A JP H05323730 A JPH05323730 A JP H05323730A
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JP
Japan
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guide
path
route
gate member
sheet
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Application number
JP4148878A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Shima
和俊 島
Yoshinari Iwaki
能成 岩城
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動両面複写機等の装置において、片面コピ
ーとして作成された用紙を、反転排出、および、合成・
両面複写に向けて案内する手段を、1つのゲート部材を
用いて構成し、分岐部を簡素化する。 【構成】 定着装置と排出トレイとの間に配置する経路
R1に対して、経路R2R2、R3等の分岐・合流経路
を設けた分岐部15を配置し、該分岐部15に対してゲ
ート部材21を配置する。前記ゲート部材21は、コピ
ーモードに応じて、反転排出経路R3と、中間トレイへ
直通可能な反転経路R4、および、反転させて中間トレ
イに案内する経路R5等を任意に選択できるように揺動
できるものとし、ゲート部材に設けた多数の案内面G1
〜3により、用紙に対する案内を行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動両面複写機におい
て、片面コピーをそのまま排出するモードと、両面・合
成コピーを作成する際の用紙の搬送モードに対応させ
て、用紙を分岐案内する装置に関し、特に、周囲に複数
の案内面を設けた1つのゲート部材を用いて、用紙の分
岐作用を容易に行い得るように構成する用紙搬送方向切
換え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動両面複写機等の装置では、片面コピ
ーとして作成した用紙を、そのまま排出させる機構に加
えて、その片面コピーの裏面に別の画像を転写して、両
面コピーを作成すること、および、片面コピーの画像面
に別の画像を重ねて転写して、合成コピーを作成する機
構等が設けられている。前記両面・合成コピーの作成を
行う場合には、片面コピーとして作成された用紙を、排
出経路から分岐させて中間トレイに一旦収容し、両面・
合成のコピーモードに対応させて、その用紙を中間トレ
イから給紙する機構を用いている。また、中間トレイか
ら片面コピーを送り出す際に、合成コピーモードの場合
には、そのコピーの画像面が感光体ドラムに対応するよ
うに、用紙の位置決めを行うことが必要であり、両面コ
ピーモードの場合には、用紙の裏面が、感光体ドラムに
対応するようにすることが要求される。
【0003】そこで、前述したように、両面・合成のコ
ピーモードに対応させて、用紙の画像面の位置決めを行
うために、中間トレイに接続される経路に対して、用紙
を反転させるための反転経路を接続している。そして、
両面コピーを行う際には、反転経路を介して用紙を反転
させた状態で、中間トレイに向けて用紙を送り込み、該
中間トレイから用紙を送り出した際に、その用紙の裏面
が感光体ドラムに対応するようにされる。前記用紙の案
内を行うために、例えば、特開平1−281249号公
報や、特開昭63−196454号公報等に示されるよ
うな分岐案内機構が用いられる。
【0004】前記従来例に示される分岐方式のうち、特
開昭63−196454号公報に示される装置では、図
7に示されるような分岐経路を構成している。前記図7
に示される装置では、定着装置10から排出される用紙
を案内する排出経路11に対して分岐部40を配置し、
該分岐部40ではゲート部材42を用いて、用紙を直接
排出する経路R1と分岐経路R2とに分岐案内する機構
を構成し、さらに、ゲート部材42の他の案内面を用い
て、反転経路R4から排出経路11に向けて合流する経
路R3を接続している。なお、反転経路R4には、正逆
駆動ローラ46、47を配置し、該正逆駆動ローラを正
逆転方向に駆動することにより、用紙を経路R4に沿わ
せて往復移動させることができる。
【0005】前記分岐経路R2には、反転経路R4を接
続し、該反転経路の途中の部分に、ゲート部材43を設
けた分岐部41を配置して、中間トレイに接続される経
路R5との間に、ゲート部材43の2つの案内面を用い
て、2つの案内経路R51、R52をそれぞれ配置して
いる。そして、用紙を反転させて中間トレイに収容する
際には、分岐経路R2を介して反転経路R4に案内した
用紙を、ゲート部材43の下部にまで搬送した後で、該
ゲート部材43を切換えるとともに正逆駆動ローラ47
を逆転駆動し、経路R52を介して中間トレイ5に向け
て搬送する。また、コピーを反転排出する場合には、案
内経路R2から反転経路R4に導入した用紙を、案内経
路R3を介して排出経路11に向けて送り出すようにす
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
7に示されたように、用紙の案内経路を構成する場合に
は、2つのゲート部材を設けて、用紙の搬送状態に合わ
せてそれぞれの経路に切換えることが必要となり、その
ゲート部材に対してそれぞれソレノイド等の駆動手段を
配置するために、分岐部の構成が複雑になるという問題
がある。また、用紙案内路が複数である分岐部を有する
ために、その案内路を構成するガイド板の配置関係が面
倒であり、分岐部の配置スペースを多く必要とするため
に、電子写真複写機を小形化する場合に問題が発生す
る。
【0007】さらに、反転経路に対して2つの正逆駆動
ローラを設け、その正逆駆動ローラに対する駆動機構
を、他の搬送ローラに対する駆動機構と別個に配置する
ために、駆動装置の構成も複雑になり、電子写真複写機
の製造コストにも影響がある。その他に、複数のゲート
部材に対して、それぞれ駆動機構を配置することは、そ
れ等の作動部材の制御機構にも影響があり、メンテナン
スの点等からも、それ等の分岐部の機構を簡素化するこ
とが望まれている。また、前記図7に示されたように、
反転経路に対して2つのゲート部材を位置させることの
他に、例えば、実開平2−57868号公報等に示され
るように、トリロール方式の反転装置を用いても、用紙
の反転送りの作用を行い得るが、該トリロール方式の装
置では、用紙の搬送速度が早い場合には、用紙の間の間
隔が狭いために、容易に適用しにくいという問題があ
る。
【0008】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来の分岐部
の問題を解消するもので、周囲に複数の案内面を有する
1つのゲート部材を用いて、分岐部に設ける複数の搬送
経路での用紙の案内を行い得るように構成し、該分岐部
での用紙の案内の作用を良好に行い得るようにするとと
もに、案内機構を簡素化できるような装置を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、片
面コピーをそのまま排出するモードと、片面コピーの裏
面に別の画像を転写して両面コピーを作成するモード、
および、片面コピーの画像面に別の画像を合成するモー
ドを設けた自動両面複写機に関する。本発明において
は、定着装置と排出部とを接続する排出路に、複数の案
内経路と、前記案内経路に対応させて案内面を周囲に設
けたゲート部材とを配置して分岐部を構成している。そ
して、前記案内経路は、用紙を直接排出する経路と、反
転経路に接続される経路、および、用紙を反転排出する
経路とで構成するとともに、前記3つの案内経路のう
ち、反転経路に接続される案内経路と反転排出経路との
分岐部に、中間トレイに接続される案内経路を配置し、
前記中間トレイに接続される案内経路と反転経路との間
で、用紙の案内を行うための分岐案内部材を、前記ゲー
ト部材の切換えに連動させて駆動するように構成してい
る。
【0010】また、本発明においては、定着装置から排
出される用紙の排出経路に、中間トレイに向けて案内す
る経路と反転経路に向けての案内経路とを接続し、前記
排出経路に対して反転排出経路を接続するとともに、前
記各案内経路を1つのゲート部材の周囲に設けた各案内
面を介して、分岐・合流させる機構を設けて分岐部を構
成することができる。そして、前記各案内経路のうち、
中間トレイに接続する経路と、反転経路との間を直接接
続する案内経路とを、前記ゲート部材の案内面を用いて
連通させる機構を構成し、前記ゲート部材を支軸を介し
て3つの位置に設定することにより、用紙に対する案内
の作用を任意に行い得るように構成することができる。
さらに、本発明の分岐部においては、ゲート部材の周囲
に設けられた、複数の分岐路と合流路を構成するガイド
板のうち、外側のガイド板のみを案内経路に対応させて
配置し、内側のガイド板をゲート部材に設けた案内面に
より設定することができる。
【0011】前述したように、分岐部での分岐部材とし
て1つのゲート部材を用い、該ゲート部材の周囲に設け
た案内面を、それぞれの案内経路に対応させて構成する
ことにより、用紙の分岐案内の機構を簡素化することが
できる。また、本発明の分岐部においては、複数の案内
経路をコンパクトにまとめることができるので、該分岐
部のスペースを少なくすることができ、電子写真複写機
の小形化に容易に対応させることができる。さらに、本
発明の分岐部は、反転経路と中間トレイに対する案内経
路とを、ゲート部材の案内面を用いて切換えることがで
き、反転経路には1つの正逆駆動ローラのみを配置する
ので、そのローラ装置に対する駆動機構をも簡素化する
ことができる。
【0012】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の用紙搬
送方向切換え装置を説明する。図1に示される例は、定
着装置に接続される排出経路の途中に、分岐部15を配
置し、該分岐部に対して1つのゲート部材21を配置し
ている。前記分岐部15では、排出経路11に接続され
る直通経路R1に対して、搬送ローラ16と排出ローラ
12との間に、分岐経路R2と戻し経路R3との分岐点
を配置し、前記分岐経路R2に続いて、反転経路R4を
直列に接続している。
【0013】また、前記反転経路R4は、中間トレイに
向けての搬送路に連通されるもので、該反転経路R4に
配置される複数のローラ装置のうち、上部のローラ装置
を正逆駆動ローラ18として構成し、下部のローラ装置
18aは、通常の搬送ローラ装置として構成することが
できる。さらに、前記反転経路R4と、分岐経路R2お
よび、戻し経路R3との合流部には、反転経路R4から
中間トレイに向けての案内経路R5を合流させている。
【0014】前記分岐部15には、各経路R1、R2、
R3のそれぞれの経路に対応させて、3つの案内面G
1、G2、G3を設けたゲート部材21を配置し、該ゲ
ート部材21を支軸22を介して揺動可能に設けてい
る。また、前記ゲート部材21では、案内面G2とG3
との接合部に、弾性案内部材23を配置しており、該弾
性案内部材に対して、弾力性を有するマイラー(商品
名)のような、プラスチック製のフィルム部材を用いて
いる。
【0015】さらに、前記4つの経路R2、R3、R
4、R5が、合流する部分には、前記2つの経路R2、
R3を遮断し、反転経路R4と中間トレイへの接続経路
R5とを連通させる状態に、弾性案内部材24を配置し
ている。前記弾性案内部材24は、分岐路R2から反転
経路R4へ用紙を導入する際には、用紙により揺動され
る状態に配置されている。また、前記弾性案内部材24
は、反転経路R4から戻し経路R3に向けて、用紙を反
転排出させる場合には、ゲート部材21を仮想線で示さ
れる状態に揺動させることによって、該ゲート部材21
に設けた弾性案内部材23により押圧され、その排出経
路の邪魔にならない位置に退避される。
【0016】前述したように構成される本発明の分岐部
において、ゲート部材21を用いて用紙を案内する動作
を説明する。まず、用紙をそのまま排出する場合には、
ゲート部材21は図の実線で示される位置に保持され、
直通経路R1を介して用紙はそのまま排出される。ま
た、用紙を反転排出する場合、および、中間トレイに向
けて送り込む場合には、ゲート部材21を図の仮想線で
示す位置に揺動させ、分岐経路R2を介して、反転経路
R4に向けて用紙を案内する。その際に、ゲート部材2
1の案内面G2とG3との接合部に配置した弾性案内部
材23は、弾性案内部材24を押圧して、分岐経路R2
と反転経路R4とを遮断する位置に設定されるが、前記
弾性案内部材23は、用紙により押されると、容易に用
紙の通過を許容できるようにされるので、案内路を直通
状態に維持することができる。
【0017】前記反転経路R4に導入された用紙が、反
転排出されるものである場合には、該反転経路R4に設
けた正逆駆動ローラ18が用紙を戻す方向に逆転駆動さ
れ、その用紙は、弾性案内部材23を介して戻し経路R
3に案内され、排出ローラ12を介して排出経路11に
向けて送られる。また、自動両面複写機が多重モードに
設定されている場合には、前記反転経路R4に導入され
た用紙は、2つのローラ装置18、18aによりそのま
ま搬送されて、中間トレイに向けて送り出される。
【0018】さらに、両面コピーに対応させるために、
前記反転経路R4から、中間トレイに向けて反転搬送す
る場合は、ゲート部材21を図の実線で示す位置に揺動
させ、弾性案内部材24が分岐経路R2と戻し経路R3
を遮断する位置に戻される状態にする。したがって、反
転経路R4から反転排出される用紙は、弾性案内部材2
4により中間トレイに向けての経路R5に向けて案内さ
れ、該経路R5に配置した搬送ローラ17により、中間
トレイに向けて送り出される状態となる。
【0019】前述したように構成される本発明の分岐部
15は、図2に示される自動両面複写機1に適用するこ
とができる。前記図2に示される自動両面複写機1で
は、一般の電子写真複写機の場合と同様に、電子写真方
式を用いて、トナー画像を形成する感光体ドラム2を配
置し、該感光体ドラムからトナー画像が転写された用紙
を定着装置10を通して定着し、コピーを作成する機構
を設けている。また、前記感光体ドラムからの画像転写
部と、給紙トレイ3からの給紙部の間に給紙路7を設
け、該給紙路7の感光体ドラムに近接する位置に、レジ
部9を配置している。そして、給紙トレイ3から、給紙
装置4により1枚ずつ送り出される用紙は、給紙路7に
配置した搬送ローラ8……を介して送られ、レジ部のゲ
ートに先端部を突き当てた状態で停止される。その後
に、感光体ドラムに形成するトナー画像にタイミングを
合わせて、レジローラ装置が駆動されて、画像転写部に
向けて用紙が送り出される。
【0020】前記給紙路7に対して、給紙トレイ3とと
もに、中間トレイ5が接続されており、該トレイ5に設
けた給紙装置6を介して、片面コピーを送り出す機構を
設けている。そして、前記中間トレイ5に対しては、前
記図1に示されたように構成される用紙の戻し機構が配
置されている。また、図2に示される分岐部15と、ゲ
ート部材21とは、簡略化したもので示しているが、該
片面コピーを排出路から中間トレイに向けて戻す機構に
おいて、多重モードの場合には、片面コピーは分岐経路
R2から反転経路R4を経て、中間トレイに向けて送ら
れる。これに対して、両面コピーモードでは、片面コピ
ー用紙は、案内路R2から反転経路R4に導入し、反転
された用紙を、案内経路R5を介して中間トレイ5に向
けて搬送する経路を選択させる。したがって、前述した
ような経路を経て、中間トレイに収容される片面コピー
用紙は、それぞれの複写のモードに対応させて、画像面
が設定されるので、次の複写に向けて、そのまま給紙す
ることができる。
【0021】(弾性案内部材に代わる分岐部材を用いる
場合の例)前記図1に示される例では、ゲート部材21
の案内面G2とG3との接合部に弾性案内部材23を配
置し、該弾性案内部材23により、別の分岐案内部材と
しての弾性案内部材24を押圧して揺動させる機構を用
いている。しかし、2つの弾性案内部材を連動させて用
紙の案内を行うことは、両弾性案内部材の弾力性に差を
設定することが面倒であり、動作の確実性を長期間に亘
って維持させることが困難になることが予想される。そ
こで、本発明においては、図3に示されるように、用紙
の搬送経路R4とR5との間に、剛性を有するガイド部
材25を配置し、該ガイド部材25により、用紙を経路
R4からR5に向けて案内する機構を構成することがで
きる。
【0022】前記図3に示される例では、ガイド部材2
5の先端部を若干下方に向けて折り曲げて案内部26を
構成し、該ガイド部材25に対して、ソレノイド27と
スプリング28による駆動機構を設けている。そして、
用紙を反転経路R4に導入する際には、ガイド部材25
を下方に移動させて、2つの経路R2、R4を連通させ
る。また、反転経路R4から戻し経路R3に向けて、用
紙を反転排出させる際にも、前記ガイド部材25は、同
様な位置に設定される。これに対して、用紙を経路R4
からR5に連通させる場合には、前記ガイド部材25が
図示されるように上方に位置され、上部の経路R2、R
3を遮断するので、反転経路R4から戻される用紙は、
経路R5を介して中間トレイに向けて搬送される状態と
なる。
【0023】(本発明のゲート部材の別の例)前記図1
および図3に示されるように、1つのゲート部材と、弾
性案内部材やガイド部材を用いることの他に、本発明に
おいては、図4に示されるように、中央部に案内路を持
つゲート部材31を用いるこができる。前記図4に示さ
れる例では、分岐部30で、搬送ローラ16の下流部に
3つの分岐経路を配置し、それ等の経路を、排出経路1
1へ直通する案内経路R11、中間トレイへの案内経路
R12、反転経路R14へ直通する案内経路R13とし
て設定している。前記分岐部30では、前記3つの経路
に対して、それぞれ隣接する経路間に、用紙を反転排出
する案内経路R15と、用紙を反転して中間トレイへ案
内する案内経路R16を配置して、反転経路R14は排
出経路11、および、中間トレイへの案内経路R12と
に接続されている。
【0024】前述したように、多数の用紙案内経路を分
岐させるために、本発明においては、2つのゲート部材
を設け、1つの支軸33を介して揺動されるゲート部材
31を用いている。前記ゲート部材31に配置される2
つのゲート部材32、32aの間には、案内経路R13
に対応する案内面G13a、G13を配置している。ま
た、ゲート部材32には、経路R11、R15に対応す
る案内面G11、G15をそれぞれ形成し、該ゲート部
材31が揺動された位置で、用紙に対する案内の作用を
行うようにする。さらに、ゲート部材32aでは、案内
経路R12、R16に対応する案内面G12、G16を
それぞれ形成している。なお、前記ゲート部材31に対
して、支軸33にステッピングモータのような駆動機構
を接続し、ゲート部材の位置を図4ないし図6に示すよ
うに、第1〜第3の位置に揺動させることによって、以
下に説明するように、用紙に対する案内経路を、任意に
設定することができる。
【0025】前述したように構成される分岐部30で
は、ゲート部材31を図4に示される第1の位置に停止
させると、排出経路へ直通する案内経路R11と、反転
経路R14から中間トレイへの案内経路R16とを、そ
れぞれ連通させる状態が設定される。また、図5に示さ
れる第2の位置にゲート部材31を設定する場合には、
用紙を反転経路R14に向けて用紙を送り込むことがで
きる。さらに、図6に示される第3の位置の状態にゲー
ト部材31を揺動させた場合には、ゲート部材32aの
案内面G12と、ゲート部材32の案内面G15とが、
それぞれの案内経路R12、R15に対応することにな
り、用紙を直接中間トレイに向けて排出する経路と、用
紙を反転排出する経路とを設定することができる。
【0026】前述したように構成される分岐部30にお
いて、定着装置から排出トレイに向けて片面コピーまた
は、両面コピーを直接排出する場合には、図4に示され
る位置にゲート部材31を設定する。また、用紙を反転
排出するモードでは、最初にゲート部材31を図5に示
される位置に設定し、搬送ローラ16から用紙を反転経
路R14に導入する。その後で、前記反転経路R14に
設けた正逆駆動ローラ18を逆転駆動し、図6の位置に
ゲート部材を揺動させ、用紙を反転排出する案内経路R
15を介して排出させる。さらに、反転経路R14か
ら、中間トレイに向けて用紙を反転排出する場合には、
前記図5の位置から、ゲート部材31を図4の位置に移
動させ、案内経路R16を介して経路R12に向けて送
り出すようにする。
【0027】したがって、前述したように、多数の案内
面を設けたゲート部材31を用いることにより、本発明
の分岐部30では、用紙の直接排出モードと、反転排出
モードを任意に設定することができる。また、中間トレ
イに向けて、片面コピーを直接送り込むモードと、反転
させて送り込むモードとを、ゲート部材の揺動により任
意に設定することが可能になるので、両面複写と多重複
写のモードに対して、任意に対応させることができる。
さらに、前記図4に示されるように、複数の用紙案内経
路を複雑に組み合わせて構成する場合でも、その用紙案
内経路を構成するガイド板は、外側のガイド板のみを正
確に位置決めするのみで良い。そして、案内経路の内側
に位置するガイド板を、ゲート部材の案内面により代用
することによって、内側のガイド板の大部分を省略する
ことができるために、分岐部でのガイド板の構成を簡素
化することが可能になる。
【0028】なお、本発明の分岐部は、実施例に示され
たように、自動両面複写機に対してのみ適用されるもの
ではなく、その他に、プリンタ等の装置にも適用が可能
である。また、前記分岐部の構成は、実施例に示される
ような分岐・合流系統を構成することの他に、電子写真
複写機の機構に対応させて、任意に設定することができ
るものであり、その分岐部に配置される案内経路に対応
させて、ゲート部材の案内面を形成することが可能であ
る。
【0029】
【発明の効果】本発明の用紙搬送方向切換え装置は、前
述したように構成されるものであるから、分岐部に対し
て、任意の数の分岐路と、合流経路を設定した場合に
も、1つのゲート部材により用紙に対する案内の作用を
行うことができる。そして、前述したように、分岐部で
の分岐部材として1つのゲート部材を用い、該ゲート部
材の周囲に設けた案内面を、それぞれの案内経路に対応
させて形成することにより、用紙の分岐案内の機構を簡
素化することができる。また、本発明の分岐部において
は、複数の案内経路をコンパクトにまとめることができ
るので、該分岐部のスペースを少なくすることができ、
電子写真複写機の小形化に容易に対応させることができ
る。さらに、本発明の分岐部は、反転経路と中間トレイ
に対する案内経路とを、ゲート部材の案内面を用いて切
換えることができ、反転経路には1つの正逆駆動ローラ
のみを配置するので、そのローラ装置に対する駆動機構
をも簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の分岐部とゲート部材の構成を示す側
面図である。
【図2】 図1に示される分岐機構が適用可能な自動両
面複写機の説明図である。
【図3】 本発明の分岐部に設けるガイド部材の別の実
施例の説明図である。
【図4】 1つのゲート部材のみにより用紙を案内する
機構の側面図である。
【図5】 図4に示されるゲート部材を第2の位置で停
止させた状態の説明図である。
【図6】 図4に示されるゲート部材を第3の位置で停
止させた状態の説明図である。
【図7】 従来の用紙搬送方向切換え装置の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 自動両面複写機、 2 感光体ドラム、 5
中間トレイ、10 定着装置、 11 排出経
路、 15・30 分岐部、21・31 ゲート部
材、 23・24 弾性案内部材、18・46 正
逆駆動ローラ、 16・17・19 搬送ローラ、2
5 ガイド部材、 27 ソレノイド、R11〜R
16 用紙案内経路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面コピーをそのまま排出するモード
    と、片面コピーの裏面に別の画像を転写して両面コピー
    を作成するモード、および、片面コピーの画像面に別の
    画像を合成するモード等を設けた自動両面複写機におい
    て、 定着装置と排出部とを接続する排出路に、複数の案内経
    路と、前記案内経路に対応させて案内面を周囲に設けた
    ゲート部材とを配置して分岐部を構成し、 前記案内経路は、用紙を直接排出する経路と、反転経路
    に接続される経路、および、用紙を反転排出する経路と
    で構成するとともに、 前記3つの案内経路のうち、反転経路に接続される案内
    経路と反転排出経路との分岐部に、中間トレイに接続さ
    れる案内経路を配置し、 前記中間トレイに接続される案内経路と反転経路との間
    で、用紙の案内を行うための分岐案内部材を、前記ゲー
    ト部材の切換えに連動させて駆動することを特徴とする
    用紙搬送方向切換え装置。
  2. 【請求項2】 片面コピーをそのまま排出するモード
    と、片面コピーの裏面に別の画像を転写して両面コピー
    を作成するモード、および、片面コピーの画像面に別の
    画像を合成するモードを設けた自動両面複写機におい
    て、 定着装置から排出される用紙の排出経路に、中間トレイ
    に向けて案内する経路と反転経路に向けての案内経路と
    を接続し、前記排出経路に対して反転排出経路を接続す
    るとともに、前記各案内経路を1つのゲート部材の周囲
    に設けた各案内面を介して、分岐・合流させる機構を設
    けて分岐部を構成し、 前記各案内経路のうち、中間トレイに接続する経路と、
    反転経路との間を直接接続する案内経路とを、前記ゲー
    ト部材の案内面を用いて連通させる機構を構成し、 前記ゲート部材を支軸を介して3つの位置に設定するこ
    とにより、用紙に対する案内の作用を任意に行い得るよ
    うに構成することを特徴とする用紙搬送方向切換え装
    置。
JP4148878A 1992-05-15 1992-05-15 用紙搬送方向切換え装置 Pending JPH05323730A (ja)

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