JPS62289232A - 水性分散液 - Google Patents

水性分散液

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JPS62289232A
JPS62289232A JP61131274A JP13127486A JPS62289232A JP S62289232 A JPS62289232 A JP S62289232A JP 61131274 A JP61131274 A JP 61131274A JP 13127486 A JP13127486 A JP 13127486A JP S62289232 A JPS62289232 A JP S62289232A
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dispersion
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裕 安田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は水性分散液に関する。更に詳しくは特定の水溶
性ポリマーを使用し、有機顔料、ケテンニ量体、無機顔
料等の水不溶性物質を安定に分散させた水性分散液に関
する。
本発明は、アゾ系、トリフェニルメタン系、キノリン系
、アントラキノン系、フタロシアニン系等の有機顔料、
ケテンニ量体、グンジョウ、カバミウムイエロー、ベン
ガラ、クロムイエロー、鉛白、チタン白、カーボンブラ
ック等の無機顔料を安定に水中に分散させた分散液に関
するが、就中、有機物質の分散に優れ、特に、製紙用サ
イズ剤として使用されるケテンニ量体の水中への分散に
極めて有効である為に、以後ケテンニ量体の分散を中心
にして本発明の詳細な説明する。
〔従来の技術〕
従来より製紙用サイズ剤としてロジンもしくは強化ロジ
ン(マレイン化ロジン)が広く利用されている。しかし
ながら、このロジン系今イズ剤は硫酸アルミニウムによ
る定着を必要とする為、多くの問題を有している。即ち
、硫酸アルミニウムによる定着は、抄造時の抄造水のp
Hが低い(酸性)為、抄紙機械の損傷が大きく紙の印刷
適性を悪くし、更に紙の長期保存による変色の虞れ及び
排水処理の負荷が重い等の欠点が指摘されてきた。又、
填料として炭酸カルシウムを使用した時、炭酸カルシウ
ムが酸性溶液中で分解する為、ロジン系サイズ剤は使用
出来ない。炭酸カルシウムはタルクに比較し安価であり
、白色度も高い為、紙の填料として使用すれば、有効で
あることは判っているものの上記の理由によりその使用
が極めて制限されているのが現状である。この為、上記
欠点を克服した、紙質を劣化させず、排水処理が軽減可
能となり、しかも炭酸カルシウムの使用可能な中性抄紙
用サイズ剤の開発が望まれていた。
近年この目的を達成すべく、種々の中性サイズ剤が提案
されているが、中でもケテンニ量体を水にコロイド状に
分散したサイズ剤が最も有望であると考えられており、
数多くの特許が出願されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、これら多くの研究努力にもがかわらず、
ケテン二量体系サイズ剤にはサイズ効果の発現に時間が
かかるという致命的な欠点が今なお存在する。−最にケ
テン二量体系サイズ剤を使用した場合、抄造直後のサイ
ズ性能が悪く、使用したサイズ剤の量に比べて充分なサ
イズ性能を得るには経時が必要であると言われている。
この問題は一般にはサイズ効果の立上がりが悪いという
表現で指摘されているが、この立上がりの悪さは次の様
な欠点につながることは容易に想像される。即ち、筆記
用紙やミルクカートンの様な最終製品に高いサイズ効果
を要する紙に対しては、その品質管理を困難とする。ま
た高いサイズ効果を得るために、数日を経過して出荷し
なければならないが、この出荷までの保存は紙のコスト
高になることは言うまでもない。一方、塗工紙の場合に
は塗工の工程における吸液量を制御するために内添サイ
ズ剤が使用されている。現在、塗工は、抄紙から連続的
に行われることが多く、この場合には、湿紙が乾燥され
た直後(抄造直後)にサイズ効果が発現しないと全く役
に立たない。ケテン二量体系サイズ剤には、中性領域で
使用できる、低添加量でサイズ効果が出る、高サイズ紙
が得られる等の優れた性能があるにもかかわらず、上記
の理由によりその使用が極めて制限されているのが現状
である。
又、サイズ剤組成物の分散安定性、貯蔵安定性、特に機
械的安定性についても充分な考慮が払われなければなら
ないことは当然である。機械的安定性とはサイズ剤輸送
時、又はサイズ剤使用時の外部からの機械的シェアーに
対する安定性を指し、分散安定性のうち、特に重要視さ
れるものである。もっともかかる分散安定性は、サイズ
剤組成物中の有効成分の濃度を低くすることにより改良
される。しかしながら有効成分の濃度が低い商品は、輸
送、充填等のコストが高くつき、又貯蔵の為に大容量の
容器が必要となり、甚だしく不経済である。従って、製
紙業界では有効濃度が畜<、分散安定性が良好でしかも
サイズ性能の立上がりが良<、優れたナイズ性能効果を
持つサイズ剤の開発が望まれている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の様な状況に鑑み、本発明者らは、有効成分の濃度
が高く、分散安定性、貯蔵安定性が良好な水性分散液、
特にサイズ性能の立上がりが良く、優れたサイズ性能効
果を持つ、ケテン二量体系サイズ剤として有効な水性分
散液を見出すべく鋭意研究の結果、分散剤としである特
定の化合物から構成された水溶性ポリマーをケテン二量
体等の水不溶性物質と共に水中に配合すると、有効成分
の濃度が高い領域でも分散安定性、特に機械的安定性が
良好で、特にケテン二量体との併用系の場合はサイズ性
能の立上がりが良<、優れたサイズ性能効果を持つサイ
ズ剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成させ
た。
即ち、本発明は炭素数4〜28の炭化水素基と重合可能
な官能基とを有するカチオン性界面活性剤(A)を必須
成分として含む水溶性共重合物(I)と水不溶性物質(
II)とを含有することを特徴とする水性分散液を提供
するものである。
本発明を構成する必須成分の一つである水溶性共重合物
(1)(以下水溶性ポリマーと記す)は炭素数4〜28
の炭化水素基と重合可能な官能基とを有するカチオン性
界面活性剤(A)が共重合された水溶性ポリマーであっ
て、共重合可能なカチオン性モノマー(B)及び共重合
可能な芳香族ビニルモノマー(C)とを共重合して得ら
れる。
該水溶性ポリマー中の各七ツマ−の成分の比率も重要で
あり、(A)は1〜15モル%、(B)は50〜90モ
ル%、(C)は1〜49モル%であることが必要である
。各モノマーの成分比率が上記範囲以外の水溶性ポリマ
ーを含有する水性分散液は分散安定性が不良となり、又
サイズ性能効果も悪くなる傾向を示す。また、共重合物
の分子量は数千〜数十刃、好ましくは5000〜10万
である(15%水溶液をB型粘度計で測定して2〜10
00cP、好ましくは5〜1OOcPOものである)。
本発明に係わる水不溶性物質(n)としては、ケテン二
量体が好ましいものとして挙げられ、特開昭48−48
702号公報、特開昭52−110906号公報、特開
昭52−118010号公錫、特開昭55−98997
号公報、特開昭55−’ 116898号公報等に開示
されている公知のケテン二量体をいずれも使用できる。
該ケテンニ量体は次の一般式で表わされる。
R−C112−C=O I R’ −CIl=C−0 上式中、P及びR゛は各々炭素数8〜24、好ましくは
12〜22の炭化水素基を示す。これら炭化水素基とし
ては、例えばオクチル、デシル、ドデシル、テトラデシ
ル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイコシル基等のア
ルキル基、オクテニル、デセニル、ドデセニル、テトラ
デセニル、ヘキサデセニル、オクタデセニル、エイコシ
ル基等のアルケニル基、オクタフェニル、ノニルフェニ
ル、ドデシルフェニル基等のアルカリール基等が例示で
き、これらのうちアルキル基が好ましい。上記ケテンニ
量体は1種単独でもまた2種以上混合しても使用できる
本発明に係わる炭素数4〜28の炭化水素基と重合可能
な官能基とを有するカチオン性界面活性剤(八)として
は、下記一般式(1)、(2)、(3)で表わされる炭
素数4〜28の炭化水素基を持つ四級アンモニウム塩で
アクリル酸又はメタクリル酸、好ましくはメタクリル酸
系の重合性の良いカチオン性界面活性剤が例示される。
〔式中、R1は水素原子又はメチル基を表わし、R2及
びR3は炭素数1〜3の低級アルキル基を表わし、R4
は炭素数4〜28の炭化水素基を表わし、Yは酸素原子
又は−NH−を表わし、Z及びZ゛は炭素数1〜4のア
ルキレン基又は炭素数2〜4のヒドロキシアルキレン基
を表わし、Xはハロゲン原子又は酸残基を表わす。〕 一般式(1)、(2)又は(3)で表わされる化合物と
しては2−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロ
ピル−N、N、N−ジメチルアルキル(04〜C28)
アンモニウム塩、2′−メタクリロイルオキシエチル−
N、N−ジメチル−2−ヒドロキシ−3−アルキル(C
4〜C28)プロピルアンモニウム塩、2゛−ヒドロキ
シ−3゛−メタクリロイルオキシプロピル−N、N−ジ
メチル−3−アルキル(C4〜C2,)オキシプロピル
アンモニウム塩等を挙げろことができる。
本発明に係わるカチオン性モノマー(B)としては、下
記一般式(4)で表わされるアクリル酸又はメタクリル
酸系カチオン性モノマー、或いは下記一般式(5)で表
わされるビニルピリジン系カチオン性モノマーが好まし
い。
CR,、CI+2 暖 (R2)、 〔式中、R,及びR6は水素原子又はメチル基を表わし
、R2及びR3は炭素数1〜3のアルキル基を表わし、
R7は水素原子、炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数
2〜4のヒドロキシアルキル基を表わし、Yは酸素原子
又は−Nll−を表わし、Zは炭素数1〜4のアルキレ
ン基又は炭素数2〜4のヒドロキシアルキレン基を表わ
し、nはO又は1、xはハロゲン原子又は酸残基を表わ
す。〕前記一般式(4)で表わされる化合物としては。
メタクリル酸−2−ジメチルアミノエチルの酸塩、メタ
クリル酸−2−ジエチルアミノエチルの酸塩、3−ジメ
チルアミノプロピルアクリルアミドの酸塩、β−アクリ
ロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩、β−メ
タクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩、
β−アクリロイルオキシエチルジメチルエチルアンモニ
ウム塩、β−メタクリロイルオキシエチルジメチルエチ
ルアンモニウム塩又はそれらの未中和物等を挙げること
ができる。前記一般式(5)で表わされる化合物として
は、ビニルピリジンの酸塩、N−エチル−4−ビニルピ
リジニウムエトサルフェート又はそれらの未中和物等を
挙げることができる。
本発明に係わる芳香族ビニルモノマー(C)としては下
記一般式(6)で表される化合物が例示される。
〔式中、P、は水素原子、メチル基又はエチル基を表わ
し、R6は水素原子、塩素原子、メチル基又はモノクロ
ルメチル基を表わす。〕 前記一般式(6)で表わされる化合物としては、スチレ
ン及びスチレン誘導体を挙げることができる。
本発明に係わる水溶性ポリマー(I)は前記モノマー(
A) 、(B)及び(C)の混合物を溶媒中ラジカル開
始剤の存在下で重合せしめることによって得ることがで
きる。溶媒としてはエタノール、イソプロパツール、タ
ーシャリ−ブタノール、メチルエチルケトン、トルエン
、水等が使用できる。ラジカル重合開始剤としては用い
た溶媒に可溶なものを選択すれば良い。例えば2.2゛
−アゾビスイソブチルニトリル、2.2′−アゾビス−
(2,4−ジメチルバレロニトリル)等が使用できる。
重合温度はラジカル開始剤の分解温度により設定される
本発明の水性分散液、特に製紙用サイズ剤として有効な
水性分散液を得るには、まず上記の水溶性ポリマー(I
)を1〜30重量%、好ましくは2〜10重量%水中に
溶解し昇温する。昇温されたポリマー水溶液中に溶解し
たケテンニ量体を5〜35重量%、好ましくは10〜3
0重量%混合分散する。この分散時の温度は100℃以
下、好ましくは80℃以下であることが望ましい。あま
り高温であるとケテンニ量体は水と反応してサイズ効果
を有しない反応生成物を与える恐れがある。又本発明の
サイズ剤組成物の分散安定性又はサイズ効果を損なわな
い範囲において、他の分散剤あるいは乳化剤を添加する
ことは何ら差支えない。
本発明の水性分散液中に分散された水不溶性物質の粒径
は一般に5ミクロン以下が望ましい。
例えば本発明になるサイズ剤組成物は水に分散された状
態で用いられるが、水中に分散されたサイズ剤粒子の粒
径は5ミクロン以下、好ましくは1ミクロン以下である
ことが望ましい。粒径が5ミクロンより大きい場合には
分散液の安定性が損なわれたり、サイズ効果が劣ったり
する恐れがある。サイズ剤粒子の分散にはホモミキサー
、超音波乳化機、高圧吐出型ホモジナイザー等が使用で
きる。
本発明のサイズ剤を歩留りよく使用するために、定着剤
の使用が有効であるが、その定着剤としてはカチオン性
ポリマーが好ましい。定着剤として使用されるカチオン
性ポリマーの好ましい例としては、カチオン化澱粉、カ
チオン化セルロース、ポリアミド−エビハロヒドリン系
ポリマー、ポリエチレンイミン、ポリビニルピリジン及
びその四級化物、ポリジメチルアミノエチルメタクリレ
ート及びその四級化物、ポリジエチルアミノエチルメタ
クリレート及びその四級化物、またこれらカチオン性モ
ノマーとアクリルアミドとの共重合物等を挙げることが
できる。
本発明の実施にあたって、本発明のサイズ剤組成物はパ
ルプ重量に対する固型分として0.01〜2重量%、好
ましくは0.05〜1重景%添加される。これらのサイ
ズ剤の添加水準は目的とする祇に要求されるサイズ度に
応じて加減されることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
本発明に係わる水性分散液は、分散安定性が良く、更に
サイズ性能の立上がりが良<、優れたサイズ性能効果を
示すものである。
〔実施例〕
以下に本発明を製造例及び実施例をもって詳細に説明す
るが、本発明はこれら実施例等に制約されるものではな
い。
尚、例中の部は重量基準である。
(水溶性ポリマーの合成) 製造例1 予め加熱還流させておいたイソプロパツール100部に
2−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロピルジ
メチルステアリルアンモニウムクロライド3.0部、β
−メククリロイルオキシエチルジメチルエチルアンモニ
ウムエトサルフエート44.0部、スチレン6.6部及
び2−2゛−アゾビスイソブチルニトリル0゜5部を含
むイソプロパツール溶液100部を2時間かけて滴下し
た。滴下後3時間反応液を加熱還流した後、水200g
を加えて稀釈し、イソプロパツールを留去し、濃度調節
し固型分20.0%の水溶液を得た。
製造例2〜5及び比較製造例1 全仕込みモノマー量を0.2モルとして仕込み、モノマ
ー組成を表1に示すように変化させ、製造例1と同様の
方法で各種ポリマーを得た。表1中の()内の数字は各
七ツマ−の仕込みモル%を表わす。
(サイズ剤組成物の調整) 実施例1〜9及び比較例1 製造例1〜5及び比較製造例1で製造された水溶性ポリ
マーを水に溶解し、加温後これに表2で示されるケテン
ニ量体を加えて70”Cで融解し、高圧吐出型ホモジナ
イザーで圧ツノ200kg/cm”にて乳化し、更に冷
却してサイズ剤組成物を得た。得られたサイズ剤組成物
の組成を表3に示す。
表 2  ケテンニ量体の脂肪酸組成 表3 (サイズ剤組成物の安定性試験) サイズ剤組成物の分散安定性の試験は表3に示されるサ
イズ剤組成物及び市販のアルキルケテンダイマー系サイ
ズ剤としてサイズ剤A及びサイズ剤Bを5℃、20°C
140℃で各1ケ月間放置した後のサイズ剤の分散状態
を肉眼で観察して行った。サイズ剤組成物の機械的安定
性はマーロン試験によって行った。マーロン試験の条件
はサイズ剤を20kgwで10分間処理し、200メソ
シユ金網にて濾過し、濾過残渣を測定した。
分散安定性の5℃、20℃、40℃での評価は○、×で
示し、その意味は次の通りである。
○:乳化状態が初めのそれと殆ど変わらない。
×:乳化液は増粘し、又はゲル化していて使用不可能で
ある。或いはクリー ミングの為使用不可能である。
マーロン試験の結果は200メツシユ金網に残った凝集
物の量を対有効固型分当りの重量%で示しである。従っ
て数値が小さい程機械的安定性は良くなる。その結果を
表4に示す。
表   4 表4から明らかな様に、本発明による実施例1〜9のサ
イズ剤組成物は良好な分散安定性、機械的安定性を示す
が、比較例1のサイズ剤組成物、並びに市販品Aと市販
品Bは機械的安定性が悪い。
(サイズ度試験) 本試験に用いた成紙は次に示す条件下で製造した。
パルプ: LBKP (カナディアンスタンダードフリ
ーネス400m1) サイズ剤:パルプ重量に対する固型分0.1%定着剤:
カチオン化澱粉(市販品)パルプ重量に対する固型分0
.8% 歩留向上剤:カチオン性ポリアクリルアミド系高分子(
市販品)パルプ重量に対す る固型分0.02% 填 料:重質炭酸カルシウム(市販品)紙中炭酸カルシ
ウムが12%になるように調節して添加 定着時p11 : 8.2 添加順序:パルプ−填料一定着剤−サイズ剤−歩留向上
剤 抄 造:タラピー角型手抄き機 プレス: 3.5 kg w/cm”x 2分間乾 燥
二回転式ドライヤー、100℃X40秒間秤量: 70
g/mz サイズ度試験は次に示す方法にて行った。
サイズ度試験:ステッキヒト法(JIS P−8122
)試験紙の四方を上方に折り曲げて母型にし、2%NH
4SCN水溶液上に浮かべる。浮かべると同時に上方よ
り1%FeC1z水溶液を一滴試験紙上に落とし、雨水
溶液が紙に浸透して接しチオシアン鉄の赤い斑点が3つ
出現するまでの時間(秒)を測定した。
上記の条件にて抄造した紙のサイズ度を抄造直後、1日
調湿(20℃×60%)後に測定した試験結果を表5に
示す。抄造直後のサイズ度は、サイズ効果の立上がりの
良否を示し、数値の高いもの程良である。
表5

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 炭素数4〜28の炭化水素基と重合可能な官能基と
    を有するカチオン性界面活性剤(A)1〜15モル%、
    共重合可能なカチオン性モノマー(B)50〜90モル
    %及び共重合可能な芳香族ビニルモノマー(C)1〜4
    9モル%とからなる水溶性共重合物( I )及び水不溶
    性物質(II)を含有することを特徴とする水性分散液。 2 炭素数4〜28の炭化水素基と重合可能な官能基と
    を有するカチオン性界面活性剤(A)が下記一般式(1
    )、(2)、(3)で表わされる化合物の群から選ばれ
    たカチオン性界面活性剤である特許請求の範囲第1項記
    載の水性分散液。 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(2)▲数式、化学
    式、表等があります▼(3) 〔式中、R_1は水素原子又はメチル基を表わし、R_
    2及びR_3は炭素数1〜3の低級アルキル基を表わし
    、R_4は炭素数4〜28の炭化水素基を表わし、Yは
    酸素原子又は−NH−を表わし、Z及びZ’は炭素数1
    〜4のアルキレン基又は炭素数2〜4のヒドロキシアル
    キレン基を表わし、Xはハロゲン原子又は酸残基を表わ
    す。〕 3 カチオン性モノマー(B)が下記一般式(4)、(
    5)で表わされる化合物の群から選ばれた1種又は2種
    以上の化合物である特許請求の範囲第1項記載の水性分
    散液。 ▲数式、化学式、表等があります▼(4) ▲数式、化学式、表等があります▼(5) 〔式中、R_1及びR_6は水素原子又はメチル基を表
    わし、R_2及びR_3は炭素数1〜3のアルキル基を
    表わし、R_5は水素原子、炭素数1〜3のアルキル基
    又は炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基を表わし、Y
    は酸素原子又は−NH−を表わし、Zは炭素数1〜4の
    アルキレン基又は炭素数2〜4のヒドロキシアルキレン
    基を表わし、nは0又は1、Xはハロゲン原子又は酸残
    基を表わす。〕 4 芳香族ビニルモノマー(C)が下記一般式(6)で
    表わされる化合物の群から選ばれた1種又は2種以上の
    化合物である特許請求の範囲第1項記載の水性分散液。 ▲数式、化学式、表等があります▼(6) 〔式中、R_7は水素原子、メチル基又はエチル基を表
    わし、R_8は水素原子、塩素原子、メチル基又はモノ
    クロルメチル基を表わす。〕 5 水不溶性物質(II)がケテン二量体である特許請求
    の範囲第1項〜第4項のいずれか1項に記載の水性分散
    液。 6 水性分散液が製紙用サイズ剤組成物である特許請求
    の範囲第5項記載の水性分散液。
JP61131274A 1986-06-06 1986-06-06 水性分散液 Granted JPS62289232A (ja)

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