JPS60219245A - 製紙用サイズ剤組成物 - Google Patents

製紙用サイズ剤組成物

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JPS60219245A
JPS60219245A JP59076289A JP7628984A JPS60219245A JP S60219245 A JPS60219245 A JP S60219245A JP 59076289 A JP59076289 A JP 59076289A JP 7628984 A JP7628984 A JP 7628984A JP S60219245 A JPS60219245 A JP S60219245A
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mol
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    • D21H17/455Nitrogen-containing groups comprising tertiary amine or being at least partially quaternised

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水性分散液に関する。更に詳しくは特定の水溶
性ポリマーを使用し、有機顔料、ケテンニ量体、無機顔
料等の水不溶性物質を安定に分散させた水性分散液に関
する。
本発明はアゾ系、トリフェニルメタン系、キノ) ン系
* ア トラキノン系、フタロシアニン系等の有機顔料
、ケテンニ量体、グンジョウ、カパミウムイエロー、ベ
ンガラ、クロムイエロー、鉛白、チタン白、カーボンブ
ラック等の熱機顔料を安定に水中に分散させた分散液に
関するが、就中、有機物質の分散に優れ、特に、製紙用
サイズ剤として使用されるケテンニ量体の水中への分散
に極めて有効である為に、以後ケテンニ量体の分散を中
心にして本発明の詳細な説明する。
従来より製紙用サイズ剤としてロジンもしくは強化ロジ
ン(マレイン化ロジン)が、広く利用されている。しか
しながらこのロジン系サイズ剤は硫酸アルミニウムによ
る定着を必要とする為、多くの問題を有している。即ち
硫酸アルミニウムによる定着は、抄造時の抄造水のpH
が低い(酸性)為、抄紙機械の損傷が大きく紙の印刷適
性を悪くし、更に紙の長期保存にiる変色の虞れがある
等の欠点が指摘されてきた。又、填料として炭酸カルシ
ウムを使用した時、炭酸カルシウムが酸性溶液中で分解
する為、ロジン系サイズ剤は、使用できない。炭酸カル
シウムは安価であり、白色度も高い為、紙の填料として
使用すれば、有効であることは判っているものの上記の
理由に工pその使用が極めて制限されているのが現状で
ある。この為、上記欠点を克服した、紙質を劣化させず
炭酸カルシウムの使用可能な中性サイズ剤の開発が望ま
れていた。
近年この目的を達成すべく1種々の中性サイズ剤が提案
されているが、中でもケテンニ量体を水にコロイド状に
分散したサイズ剤が最も有望であると考えられており、
数多くの特許が出願されている。しかしながらこれら多
くの研究努力にもかかわらず、ケチ/二量体系サイズ剤
にはサイズ効果の発現に時間がかかるという致命的な欠
点が今なお存在する。つまシケテンニ量体系サイズ剤を
使用して抄紙した場合、抄造直後のサイズ性能が悪く使
用したサイズ剤の量にくらべて十分なサイズ性能を得る
には経時が必要であると言われている。この問題は一般
にはサイズ効果の立上シが悪いという表現で指摘されて
いるが、この立上りの悪さは次の様な欠点につながるこ
とは容易に想像される。即ち給配用紙やミルクカートン
の様な最終製品に高いサイズ効果を要する紙に対しては
その品l!!、管理を困熟とする。また高いサイズ効果
を得るために、数日を経過して出荷(7なければならな
いが。
この出荷までの保存は紙のコスト高になることは言うま
でもない。一方、塗工紙の場合には塗工の工程における
吸液量を制御するために内添サイズ剤が使用されている
。現在、塗工は、抄紙から連続的に行なわれることが多
くこの場合には、湿紙が乾燥された直後(抄造直後)に
サイズ効果が発現しないと全く役に立たない。ケテン二
量体系サイズ剤には中性領域で使用できる、低添加量で
サイズ効果が出る。高サイズ紙が得られる等の優れた性
能があるにもがかわらず、上記の理由によυその使用が
極めて制限されているのが現状である。
又、サイズ剤組成物の分散安定性、特に機械的安定性に
ついても十分な考慮が払われなければならないととは画
然である。機械的安定性とはサイズ剤輸送時、又はサイ
ズ剤使用時の外部からの機械的シェアーに対・する安定
性を指し。
分散安定性のうち、特に重要視されるものである。もつ
ともかかる分散安定性は、サイズ剤組成物中の有効成分
の濃度を低くすることにょシ改良される。しかしながら
有効成分の濃度が低い商品は、輸送、充填等のコストが
高くつき、又貯蔵の為に大容量の容器が必要となり、甚
しく不経済である。従って製紙秦界では有効濃度が高く
、分散安定性が良好でしかもサイズ性能の立上りが良く
、優れたサイズ性能効果を持つサイズ剤の開発が望まれ
ている。
上記の様な状況に鑑み1本発明者らは、有効成分の濃度
が高く1分散安定性が良好な水性分散液、特にサイズ性
能の立上シが良く、優れたサイズ性能効果を持つ、ケテ
ン二量体系サイズ剤として有効な水性分散液を見い出す
べく鋭意研究の結果、分散剤としである特定の化合物が
ら構成された水溶性ポリマーをケテン二量体等の水不溶
性物質と共に水中に配合すると有効成分Q濃度が高い領
域でも分散安定性、特に機械的安定性が良好で、特にケ
テン二量体との併用系の場合はサイズ性能の立上りが、
良く、優れたサイズ性能効果を持つサイズ剤組成物が得
られることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、水不溶性物質(r)と、炭素截4〜2
8の炭化水素基と重合可能な官能基とを有するカチオン
性界面活性剤1〜15モル%、芳香族ビニル−モノマー
10〜50モル%、カチオン性ビニルモノマー10〜5
0モル%及ヒ水溶性非イオ/性ビニルモノマー10〜5
0モル%の反応生成物(II)とを含有することを特徴
とする水性分散液を提供するものである。
本発明の水性分散液は水不溶性物質(I)と反応生成物
(■)(以下水溶性ポリマーと記す)を必須成分として
含有するものでアシ、水溶性ボ1ツマ−(II)は炭素
数4〜28の炭化水素基と重合可能な官能基とを有する
カチオン性界面活性剤(1)、芳香族ビニルモノマー0
 、カチオン性ビニルモノマー(iii+ 及び水溶性
非イオン性ビニルモノマー(ψを重合して得られるポリ
マーであるが、該ポリマーの中の各モノマーの成分の比
率も重要であシ(i)は1〜15モル%好ましくは3〜
10モル%、(11)は10〜50モル%好ましくは2
0〜40モル%、01pは10〜50モル%好ましくは
20〜40モル%、(1いは10〜50モル%好ましく
は20〜40モル%でなければならない。各モノマーの
成分比率が上記範囲以外の水溶性ポリマーを含有する水
性分散液は分散安定性が不良であシ又サイズ性能効果も
悪く本発明の目的を達することができない。
本発明に係わる水不溶性物質(1)として用いられるケ
テン二量体としては特開昭48−48702号公報、特
開昭52−110906号公報、特開昭52−1180
10号公報、特開昭55−98997号公報、特開昭5
5−116898号公報等に開示されている公知のケテ
ン二量体をいずれも使用できる。
該ケテンニ量体は次の一般式(I)で表わされる。
上式中R及びR′は各々炭素数8〜24好ましくは12
〜22の炭化水素基を示す。これら炭化水素基としては
例えばオクチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘ
キサデシル、オクタデシル、エイコシル基等のアルキル
基、オクテニル、テセニル、ドデセニル、テトラデシル
、ヘキサテセニル、オクタデセニル、エイコシル基等の
アルケニル基、オクタフェニル、ノニルフェニル、ドデ
シルフェニル基等のアルカリール基等が例示でき、これ
らのうちチルキル基が好ましい。上記ケテンニ量体は一
種単独でもまた二種以上混合しても使用できる。
本発明に係わる炭素数4〜28の炭化水素基と重合可能
な官能基とを有するカチオン性界面活性剤としては、下
記一般式(1) 、 (2) 、 (3)十表わされる
炭素数4〜28の炭化水素基を持つ四級アンモニウム塩
でアクリル酸又はメタクリル酸好ましくはメタクリル酸
系の重合性の良いカチオン性界面活性剤が例示される。
(式中R1は水素原子又はメチル基を表わし、R2及び
R3は炭素数1〜3の低級アルキル基を表わし、R1は
炭素数4〜28の炭化水素基を表わし、Yは酸素原子又
は−IJH−を表わし、2及び2′は炭素数1〜4のア
ルキレン基又は炭素数2〜4のヒドロキシアルキレン基
を表わし、Xはハロゲン原子又は酸残基を表わす。) 一般式(1)%(2)又は(3)で表わされる化合物と
しては2−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロ
ピル−N、M、N−ジメチルアルキル(C11〜28)
−アンモニウム塩、2′−メタクリロイルオキシエチル
−N、N−ジメチル−2−ヒドロキシ−3−7# (ル
(a、〜28)プロピルアンモニウム塩。
2′−ヒドロキシ−3′−メタクリロイルオキシプロピ
ル−N、N−ジメチル−6−アルキル(a、〜28)オ
キシプロピルアンモニウム塩等を挙げることができる。
本発明に係わる芳香族ビニルモノマーとしては一般式(
4) (式中R9は水素原子、メチル基又はエチル基を表わし
、R6は水素原子、塩素原子、メチル基もしくはモノク
ロルメチル基を表わす。)で表わされるスチレン及び/
又はスチレン訪導体が好ましい。
本発明に係わるカチオン性ビニルモノマーとして社一般
式(5) (式中R1は水素原子又はメチル基を表わし、R2及び
R3は炭素数1〜5のアルキル基を表わし、R7は水素
原子、炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数2〜4のヒ
ドロキシアルキル基を表わし、Yは酸素原子又は−NH
−を表わし、2は炭素数1〜4のアルキレン基又は炭素
数2〜4のヒドロキシアルキレン基を表わしh”B)ハ
ロゲン原子又は酸残基を表わす) で表わされるアクリル酸、又はメタクリル酸系カチオン
性モノマーが好ましい。
前記一般式(5)で表わされる化合物としてはβ−アク
リロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩、β−
メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム地
、β−7クリロイルオキシエチルジメチルエチルアンモ
ニウム塩、β−メタクリロイルオキシエチルジメチルエ
チルアンモニウム塩等を挙げることができる。
本発明に係わる水溶性非イオン性ビニルモノマーとして
はアクリルアミド、メタクリルアミド、N〜ルビニル2
−ピロリドン、2−に:)”。
キシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシェfk7り
’)V−)% ポリエチレングリコールモノメタクリレ
ート、メトキシポリエチレングリコールメタクリレート
、ジアセトンアクリルアミド等を挙げることができるが
水性分散液の安定性の面から見ると、アクリルアミド又
はメタクリルアミドが好ましい。
本発明に係わる水溶性ポリマー(11)は前記のモノマ
ー(1) 、 (ii) 、 (iii)及び(iv)
の混合物を溶媒中ラジカル開始剤の存在下で重合せしめ
ることにょシ得ることができる。溶媒としてはエタノー
ル。
インプロパツール、り〜シャリーブタノール、メチルエ
チルケトン、トルエン等が使用できる。
ラジカル重合開始剤としては用いた溶媒に可溶なものを
選択すれば良い。例えば2.2′−7ゾピスイソブチル
ニトリル、2.2’−アゾビス−(2f4−ジメチルバ
レロニトリル)等が使用できる。
重合温度はラジカル開始剤の分解温度によシ設定される
本発明の水性分散液、特に製紙用サイズ剤として有効な
水性分散液を得るには、先ず上記の水溶性ポリマーi)
を1〜50重量%、好ましくは2〜10重量%水中に溶
解し昇温する。昇温されたポリマー水溶液中に溶解した
ケテンニ量体(I)を5〜35重景%好ましくは10〜
30重量%混合分散する。この分散時の温度は100℃
以下、好ましくは80℃以下であることが望ましい。あ
まシ高温であるとケテンニ量体は水と反応してサイズ効
果を有しない反応生成物を与える恐れがある。又本発明
のサイズ剤組成物の分散安定性又はサイズ効果を損わな
い範囲において、他の分散剤あるいは乳化剤を添加する
ことは何ら差支えない。
本発明の水性分散液中に分散された水不溶性物質の粒径
は一般VC5ミクロン以下が望ましい。
例えば本発明になるサイズ剤組成物は水に分散された状
態で用いられるが、水中に分散されたサイズ剤粒子の粒
径は5ミクロン以下、好ましくは1ミクロン以下である
ことが望ましい。粒径が5ミクロンより大きい場合には
分散液の安定性が損われたり、サイズ効果が劣ったシす
るおそれがある。サイズ剤粒子の分散にはホモミキサー
、超音波乳化機、高圧吐出型ホモジナイザー等が使用で
きる。
本発明のサイズ剤を歩留りよく使用するために、定着剤
の使用が有効であるが、その定着剤としてはカチオン性
ポリマーが好ましい。定着剤として使用されるカチオン
性ポリマーの好ましい例としては、カチオン化澱粉、カ
チオン化セルロース、ポリアミドーエピノ・ロヒトリン
系ポリマー、ポリエチレンイミン、ポリビニルピリジン
及びその四級化物、ポリジメチルアミノエチルメタクリ
レート及びその四級化物、ポリジエチルアミノエチルメ
タクリレート及びその四級化物、またこれらカチオン性
モノマーとアクリルアミドとの共重合物等を挙けること
ができる。
本発明の実施にあたって本発明のサイズ剤組成物はパル
プ重量に対する固型分として0.01〜2重量%、好ま
しくは0.05= 1重量%添加される。これらサイズ
剤の添加水準は目的とする紙に要求されるサイズ度に応
じて加減されることは言うまでもない。
以下に本発明を製造例及び実施例をもって詳細に説明す
るが1本発明はこれら実施例等に制約されるものではな
い。伺例中の部は重量基準である。
〔水溶性ポリマーの合成〕
製造例1 あらかじめ加熱還流させておいたインプロパツール10
0部に2−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシグロ
ビルジメチルステアリルアンモニウムクロライド5.6
部、β−メタクリロイルオキシエチルジメチルエチルア
ンモニウムエトサルフエーA/37.4部、スチレン1
2.5部、アクリルアミド10.5部及び2.2′−ア
ゾビスイツブチルニトリル1.0部を含むインプロパツ
ール溶液150部を2時間かけて滴下した。滴下後3時
間反応液を加熱還流した後水200vを加えて稀釈しイ
ンプロパツールを留去し濃度調節し固型分20.0%の
水溶液を得た。
製造例2〜6.比較製造例1〜5 全仕込みモノマー是を0.4モルとして仕込みモノマー
組成を表11表2に示すように変化させ、製造例1と同
一の方法で各粘ポリマーを得た。
表1,2中の()内の数字は各モノマーの仕込みモル?
bを表わす。
〔サイズ剤組成物の調整〕
実施例1〜10及び比較例1〜5 製造例1〜6、比較製造例1〜5で製造された水溶性ポ
リマーを水に溶解し加温後これに表3で示されるケテン
ニ量体を加えて70℃で融解し高圧吐出型ホモジナイザ
ーで圧力200 Ky10n2にて乳化し更に冷却して
サイズ剤組成物を得だ0得られたサイズ剤組成物の組成
を表4に示す。
表 3 ケテンニ1体の脂肪酊組成 表 4 〔サイズ剤組成物の安定性試験〕 サイズ剤組成物の分散安定性の試験は表4に示されるサ
イズ剤組成物を5℃、20℃、40℃で各1ケ月間放置
した後のサイズ剤の分散状態を肉眼で観察して行なった
。サイズ剤組成物の機械的安定性は40℃恒温室中で連
続振とうし分散状態が悪化するまでの経過日数をO1△
×の記号で示した。その意味は×は3日以下、△は4〜
19日、○は20日以上である。その結果を表5に示す
。又分散安定性の5℃、20℃、40℃での評価も○、
△、×で示しその意味は次の通シである。
○:乳化状態が初めのそれとほとんど変わらない。
△:乳化液がやや増粘しているが使用可能である。
×:乳化液の増粘が著しい又はゲル化していて使用不可
能である。あるいはクリーミングの為使用不可能である
表 5 表5から明らかな様に本発明による実施例1〜10のサ
イズ剤組成物は良好な分散安定性、機械的安定性を示す
が、比較製造例1〜5で製造した水溶性ポリマーを用い
た比較例1〜5のサイズ剤組成物は機械的安定性が悪く
20℃及び40℃での分散安定性が不良である。
〔サイズ度試験〕
本試験に用いた成紙は次に示す東件下で製造した。
バルブ:LBK、P(カナディアンスタンダードフリー
ネス400阿e) サイズ剤添加量:パルプ重量に対する固型分0.1% 定着剤:カチオン化デンプ/(市販品)パルプ重量に対
する固型分0.5% 填 料:重質炭酸カルシウム(市販品)紙中炭酸カルシ
ウムが12%になるように調 節して添加 定着時1)H:8.2 抄 造:タラビー角型手抄き機 サイズ度試験は次に示す方法にて行なった。
サイズ度試験:ステッキヒト法(J工S F−8122
)試験紙の四方を上方に折シ曲げ て母型にし2%NH1lSCM水溶液上に浮かべる。浮
かべると同時に上方 より1%Fe OJ5水溶液を一滴試験紙上に落し、雨
水溶液が紙に浸透 して接しチオシアン鉄の赤い斑点 が3つ出現するまでの時間(秒)を 測定した。
上蔽の東件にて抄造した紙のサイズ度を抄造直後、−目
抜に測定した試験結果を表6に示す。
抄造直後のサイズ度は、サイズ効果の立上りの良否を示
し数値の高いもの程良である。
表6 サイズ度試験結果 サイズ剤

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水不溶性物質(1)と、炭素数4〜28の炭化水素
    基と重合可能な官能基とを有するカチオン性界面活性剤
    1〜15モル%、芳香族ビニルモノマー10〜50モル
    %、カチオン性ビニルモノマー10〜50モル%及び水
    溶性非イオン性ビニルモノマー10〜50モル%の反応
    生成物(II)とを含有することを特徴とする水性分散
    液。 2 炭素数4〜28の炭化水素基と重合可能な官能基と
    を有するカチオン性界面活性剤が下記一般式(1) 、
     (2) 、 (3)で表わされる化合物の群から選ば
    れたカチオン性界面活性剤である特許請求の範囲第1項
    記載の水性分散液。 6 (式中R9は水素原子、メチル基又はエチル基を表わし
    、R6は水素原子、塩素原子、メチル基もしくはモノク
    ロルメチル基を表わす。)で表わされるものである特許
    請求の範囲第1項若しくは第2項記載の水性分散液。 4 カチオン性ビニルモノマーカー 般式(5)(式中
    R1は水素原子又はメチル基を表わし、R2及びR3は
    炭素数1〜3のアルキル基を表わし、R7は水素原子、
    炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数2〜4のヒドロキ
    シアルキル基を表わし、Yは酸素原子又は−NH−を表
    わし、2は炭素数1〜4のアルキレン基又は炭素数2〜
    4のヒドロキシアルキレン基ヲ表わし、Xはハロゲン原
    子又は酸残基を表わす。)で表わされるものである特許
    請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載の水性
    分散液。 5 水溶性非イオン性とニルモノマーカ、アクリルアミ
    ド、メタクリルアミド、N−ビニル−2−ピロリドン、
    2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシ
    エチルアクリレート、ポリエチレングリコールモノメタ
    クリレート、メトキシポリエチレングリコールメタクリ
    レート及びジアセトンアクリルアミドからなる群より選
    ばれ2)化合物である特許請求の範囲第1項〜第4項の
    いずれか1項に記載の水性分散液0 6 水不溶性物質がケテンニ量体である特許請求の範囲
    第1項〜第5項のいずれか1項に記載の水性分散液。 7 水性分散液が製紙用サイズ剤組成物である特許請求
    の範囲第6項記載の水性分散液。
JP7628984A 1984-04-16 1984-04-16 製紙用サイズ剤組成物 Expired - Lifetime JPH07116341B2 (ja)

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