JPS60258244A - ケテンダイマ−系水性分散液 - Google Patents

ケテンダイマ−系水性分散液

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JPS60258244A
JPS60258244A JP11312284A JP11312284A JPS60258244A JP S60258244 A JPS60258244 A JP S60258244A JP 11312284 A JP11312284 A JP 11312284A JP 11312284 A JP11312284 A JP 11312284A JP S60258244 A JPS60258244 A JP S60258244A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 た、かつセルロース繊維にサイズ性,防水性,耐水性,
溌水性,或いは柔軟性を付与するに有用なケテンダイマ
ー系水性分散液に関する。
(産業上の利用分野) ケテンダイマー系化合物はセルロース繊維素分子の水酸
基と反応、結合し、セルロース繊維にサイズ性,防水性
,耐水性,抗水性,或いは柔軟性等を付与することが知
られている。特に近年ケテンダイマー系化合物は、硫酸
バンドを用いずとも、中性ないし弱アルカリ性域での紙
の抄造に使用できる製紙用サイズ剤として注目されてい
る。
(従来の技術) 従来ケテンダイマー系化合物は、澱粉、特にカチオン化
澱粉を含む水性連続相に分散せしめられた水性分散液と
して市販され、使用されている。
しかるに、ケテンダイマー系化合物は、本来水との反応
性に富んだ物質であり、それ故安定な水性分散液を得る
ことは非常に難しい。例えば、貯蔵中に分散系が均一性
を失ない、グル化したシ或いは析出物が発生する。更に
、サイズ性,防水性等の効果も減衰するという欠点も有
している。特に高濃度でかつ安定な水性分散液を得るこ
とは非常に困難であシ、従来市販されているケテンダイ
マー系水性分散液の濃度は高’=20%程度である。
かかる低濃度製品の輸送、貯蔵は、明らかに経済的に不
利益である。更に、これら低濃度のケテンダイマー系水
性分散液であっても、その貯蔵安定性は十分ではなく、
実用上満足できるものではない。 ) (本発明が解決しようとする問題点) 本発明はケテンダイマー系水性分散液であって、30%
以上の濃度においても、貯蔵安定性の優れた、実用上満
足できるケテンダイマー系水性分散液を提供することを
目的とする。更に、本発明の他の目的は、セルロース繊
維にサイズ性,防水性等を効果的に付与するケテンダイ
マー系水性分散液を提供することである。
(本発明の効果) 本発明者らは、上記目的を達成する為鋭意検討を重ねた
結果、ケテンダイマー系化合悔が、カチオン性基を有す
るアクリルアミド系ポリマーを含む水性連続相に分散せ
しめられているケテンダイマー系水性分散液において、
ケテンダイマー系化合物に対するカチオン性基を有する
アクリルアミド系ポリマーの重量比率が100:2〜1
00:45であることを特徴とするケテンダイマー系水
性分散液が、30〜50%という高濃度でしかも貯蔵安
定性が極めて優れておシ、かつセルロース繊維にサイズ
性,防水性等を効果的に付与することを見い出し、本発
明を完成した。
(問題点を解決するための手段) 以下、本発明の詳細な説明する。
本発明で使用するケテンダイマー系化合物としては、公
知゛の各種のケテンダイマー系化合物はいずれも使用で
きる。ケテンダイマー系化合物は一般式(1)で表わさ
れる。
ただし、一般式(1)中R1及びR2はそれぞれ炭素数
8〜30の炭化水素基を示す。この炭化水素基としては
、例えば、デシル,ドデシル,テトラデシル,ヘキサデ
シル,オクタデシル,エイコシル基等のアルキル基,テ
トラデセニル,ヘキサデセニル,オクタデセニル基等の
アルケニル基,オクチルフェニル,ノニルフェニル基等
のアルキル置換フェニル基,ノニルシクロヘキシル基等
のアルキル置換シクロアルキル基,フェニルエチル基等
のアラルキル基等を例示でき、これらのうちアルキル基
が好ましい。上記ケテンダイマー系化合物は1種単独で
も、または2種以上混合しても使用できる。
また本発明で使用する、カチオン性基を有するアクリル
アミド系ポリマーは、ポリマーを構成するモノマー単位
の1〜50モルチモルチオン性基を有する、或いは1〜
50モルチモルチオン性基を有しかつ30モモル以下が
アニオン性基を有する、主たる繰り返し単位がアクリル
アミドまたはメタアクリルアミド或いはこれら両者をら
成る、水溶性または水分散性ポリマーである。更に詳し
く説明すると、カチオン性基としては第1級、第2級、
第3級アミノ基、或いは第4級アンモニウム塩等であシ
、これらは単独或いは2種以上であっても良い。またア
ニオン性基としてはカルボン酸基、スルホン酸基、硫酸
エステル基、或いはリン酸エステル基等であシ、これら
は単独或いは2種以上であっても良い。さらに分散性能
を阻害しない程度に他コモノマーを構成単位に含んでも
かまわない。また、該カチオン性基を有するアクリルア
ミド系ポリマーの分子量は、2,000〜1,000,
000の範囲内のものが好ましい。分子量2,000以
下の該ポリマーは分散性−能が低く、均一なケテンダイ
マー系水性分散液を得ることは難しく、分子量1.00
0,000以上の該ポリマーは分散性能の点では問題な
いが、ケテンダイマー系水性分散液の粘度が非常に高く
なシ、30%以上の高濃度の該水性分散液を得ることは
難しい。
本発明で使用するカチオン性基を有するアクリルアミド
系ポリマーの製法としては、公知慣用の各種製法を利用
することができる。例えば大別して以下の2方法を利用
することができる。
製法例(1) アクリルアミドまたはメタアクリルアミ
ド或いはこれらの両者と りa)カチオン性基を有するモノマー (b)カチオン性基を有するモノマーとアニオン性基を
有するモノマー (、)カチオン性基を有するモノマーと他コモン(d)
カチオン性基を有するモノマーとアニオン性基を有する
モノマーと他コモノマー ミド或いはこれらの両者の重合体、カチオン性基を有す
るモノマーまたはアニオン性基を有するモノマー或いは
他コモノマーのうち一種以上と、アクリルアミドまたは
メタアクリルアミド或いはこれらの両者との共重合体等
のアクリルアミド系ポリマーを変性してカチオン性基或
いはカチオン性基とアニオン性基を導入する方法。
前記カチオン性基を有するモノマーとしては、(モノ−
2またはノーアルキル)アミン(ヒドロキシ)アルキル
(メタ)アクリレート、モノゴ。
またはノーアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルア
ミド、ビニルピリジン、ビニルイミダゾール、ジアリル
アミン等が利用でき、更にはこれらの無機酸或いは有機
酸の塩類、或いはこれらの第4級アンモニウム塩が利用
できる。アニオン性基を有するモノマーとしては、(メ
タ)アクリル酸。
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコ/酸、ク
ロトン酸等のカルボン酸基を有するモノマー、ビニルス
ルホン酸、(メ7 ) 7 !Jル、’(ル* 7酸、
スルホン化スチレン等のスルホン酸基を有するモノマー
、或いはヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートのリ
ン酸エステル等のリン酸エステル基を有するモノマーが
利用できる。更に他コモノマートシてスチレン或いはそ
の誘導体、アルキル(メタ)アクリレート、(メタ)ア
クリロニトリル7酢酸ビニルまたはプローオン酸ビニル
等のビニルエステル類、或いはメチルビニルエーテル等
が利用でき、カチオン性基を有するアクリルアミド系ポ
リマーの分散性能を阻害しない程度に使用することがで
きるが、一般的にはポリマー中で30モモル以下である
ことが好ましい。
前記、カチオン性基を有するアクリルアミド系ポリマー
の製法例(11)の中で、アクリルアミド系ポリマーを
変性してカチオン性基を導入する具体的方法としては、
アクリルアミド系ポリマーに、アルカリ性領域で次亜塩
素酸塩1反応させる、いわゆるホフマン分解反応、或い
はアクリルアミド系ポリマーに、ホルムアルデヒド及び
アミン類を反応させる、いわゆるマンニッヒ反応、によ
る方法が経済的に利用できる。また、アクリルアミド系
、71Jマーを変性してアニオン性基を導入する具体的
方法としては、アクリルアミド系ポリマーのアミド基を
酸或いはアルカリで加水分解する方法、或いはアクリル
アミド系ポリマーに、ホルムアルデヒド、及び酸性亜硫
酸ソーダ或いはその無水物を反応させる、いわゆるスル
ホメチレイ化反応による方法が経済的に利用できる。
本発明に於いて、ケテンダイマー系化合物に対するカチ
オン性基を有するアクリルアミド系ポリマーの重量比率
が、100:2〜100:45の範囲内のケテンダイマ
ー系水性分散液が前記目的を達成するのに適している。
更に詳しく説明すると、ケテンダイマー系化合物100
重量部に対してカチオン性基を有するアクリルアミド系
ポリマーが、2重量部未満では高濃度でかつ貯蔵安定性
の優れたケテンダイマー系水性分散液を得るに十分とは
言えず、また45重量部以上では高濃度でかつ貯蔵安定
性の優れたケテンダイマー系水性分散液を得るに過剰な
使用となり、更にセルロース繊維に対するケテンダイマ
ー系水性分散液の固型分画9のサイズ性、防水性等の効
果が低下する、等の経済的不利益をもたらす。また本発
明に於いて、従来公知のケテンダイマー系水性分散液に
使用されている、カチオン化澱粉等のカチオン性分散剤
、ノニオン性分散剤、或いはアニオン性分散剤等2必要
に応じて、該ケチ・グイーー系水性分散液の貯蔵安定性
を阻害しない程度に、或いはセルロース繊維に対するサ
イズ性、防水性等の効果を低下せしめない程度に混合使
用することは何ら差し使えない。
本発明の該ケテンダイマー系水性分散液の製法は公知慣
用の各種製法を利用することができる。
例えば、ケテンダイマー系化合物の融点以上の温度で、
ケチ/ダイマー系化合物とカチオン性基を有するアクリ
ルアミド系ポリマーとを水性媒体中 ・:□に混合し、
ホモミキサー、高圧吐出型ホモジナイザー、超音波乳化
機等で均一に分散させる方法、或いはケテンダイマー系
化合物をトルエン、ジクロルエタン等の水不溶性有機溶
剤に溶解させ、カチオン性基を有するアクリルアミド系
ポリマーの水溶液と混合し、ホモミキサー、高圧吐出型
ホモジナイザー、超音波乳化機等で均一に分散させた後
、減圧にて前記水不溶性有機溶剤を蒸留除去させる方法
、等が利用できる。また、前記製法で得られた、ケテン
ダイマー系水性分散液の分散相の粒径は10ミクロン以
下、好ましくは3−ミクロン以下であることが望ましい
。分散相の粒径が大きくなシすぎると、貯蔵中に分散系
が均一性を失ない易く、特に粒径が10ミクロン以上の
場合は、高濃度でかつ貯蔵安定性の優れたケテンダイマ
ー系水性分散液を得ることは難しい。
(実施例) 次に、本発明を実施例を挙げて具体的に説明するが、こ
れら実施例のみに限定されるものではない。また以下側
中に於いて部及びチとあるのは特に断りのない限り、重
量部及び重量%を意味するものとする。
なお、各表中において用いられるモノマーの略号は次の
通りである。
Mmニアクリルアミド DMニジメチルアミノエチルメタクリレートDMC:メ
タクリルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライ
ド Q :2−ヒドロキシ−3−メタクリルオキシプロピル
トリメチルアンモニウムク ロライド へAニアクリル酸 MA マレイン酸 工人:イタコン酸 〈カチオン性基を有するアクリルアミド系ポリマーの製
造〉参考例1〜3および比較参考例1,2 攪拌機、温度計、還流冷却管および窒素ガス導入管を備
えたIIooomlの四ツロフラスコに、ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート49.5.!9.50係アクリ
ルアミド水溶液253.8g、イソ70ロピルアルコー
ル8.1gおよび水600gを秤取して加えたのち、1
5%硫酸水溶液にてPHを40〜4.5に調整し、窒素
ガスで反応系内の酸素を除去した。
次いで、攪拌しつつ重合開始剤として5チ過硫酸アンモ
ニウム水溶液9.6Nおよび5チ酸性亜硫酸ナトリウム
水溶液16gを投入したのち、室温から75℃まで30
分を要して昇温し、さらに同温度で3時間保持した。得
られたカチオン性共重合体の水溶液は、固型分が20.
4%で、25℃におけるゾルツクフィールド粘度(以後
、粘度と記す。)が3,000 cps (推定分子量
150,000)であ、!l)、PHが42であった。
コロイド滴定法によりポリマーのイオン基を定量したと
ころ、カチオン性基(第3級アミン基)が15モル係導
入されていた。
以上を参考例1とする。参考例2,3および比較参考例
1,2についても、第1表に示すような構成モノマー成
分の配合に従った以外は、この参考例1と同様の操作を
行なった。なお、各参考例および比較参考例について、
分子量調整用のインプロピルアルコールの量および重合
PH調整用の15係硫酸水溶液の量はその都度変更され
た。各参考例および比較参考例で得られた共重合体の性
状値を第1表にまとめて示す。
参考例4〜9および比較参考例3 構成モノマー成分を第2表に示すように変更した以外は
、参考例1と同様の操作でカチオン性および両性の共重
合体の水溶液(pH4,0±05)を得た。
各参考例および比較参考例で得られた共重合体水溶液の
性状値を第2表にまとめて示す。
参考例10 攪拌器、温度計および100 m1滴下漏斗を備えた3
00m1Jの3ソロフラスコに、15%ポリアクリルア
ミド水溶液(25℃での粘度3,000 cps 。
推定分子量200,000 ) 142.2 gを加え
、これに有効塩素濃度12係なる次亜塩素酸ナトリウム
50、7 gと50%水酸化ナトリウム水溶液6.5g
との混合液572gを冷却下に攪拌しながら滴下したの
ち20℃に保持し、さらに50%塩化コリン水溶液22
.8gを加えた。
この混合液を攪拌しながら20℃で2時間保持したのち
、残存クロル量を定量し、その値と当量の20係チオ硫
酸す) l)ラム水溶液を加えた。
しかるのちに、15%塩酸でPHを4,5に調整し、有
効分濃度10%のホフマン反応物水溶液を得た。
コロイド滴定法によると、ポリマー中にカチオン性基(
第1級および第4級アミノ基)は19モモル導入されて
いた。
i、1 参考例11 攪拌機、温度計および還流冷却管を備えたi、oo。
meの三ツロフラスコに15%ポリアクリルアミド(2
5℃での粘度3,000 cps 、推定分子量200
,000)600gを加え、40℃まで加温した。次に
、攪拌しながら50%ツメチルアミン水溶液34.2g
と37%ホルマリン水溶液24.6gを加え、30条水
酸化す) l)ラムでPHを10に調整したのち、40
℃に2時間保持して、固型分が152チで、25℃での
粘度が3,500 cpsで、かつPHが102である
マンニッヒ反応物水溶液を得た。′コロイド滴定法によ
ると、ポリマー中にカチオン性基(第3級アミノ基)は
21モル裂導入されていた。
くケテンダイマー系水性分散液の製造とその分散液の安
定性およびサイズ効果〉 実施例1〜13および比較例1〜5 ステアリン酸を原料として合成されたヘキサデ/ルケテ
ンダイマーの水性分散液を次のようにして製造した。
まず水100部と参考例1で得られた2リマ一100部
を混合し、この混合物のPHを15%硫酸水溶液で35
に調整し、70℃まで加温したのち、ヘキサデシルケテ
ンダイマー100部をこの混合物中に加え、攪拌して予
備乳化を行なった。得られた予備乳化液を70℃でホモ
ジナイザーに4,000psiの加圧下で1回通過させ
た。ホモノナイノング処理をしたヘキサデシルケテンダ
イマー分散液を固型分として30%になるように水で希
釈し調整した。
以上を実施例1として、実施例2〜13および比較例1
〜5についても第3表に示すような成分の配合に従った
以外はこの実施例1と同様の操作を行なった。
各実施例および比較例で得られたケテンダイマー系分散
液の安定性試験およびサイズ度試験の結果を第3表にま
とめて示す。
注1)ケテンダイマー100部に対するポリマーの固型
分重量 注2)ケテンダイマー系分散液を32℃で1ケ月間放置
した後の分、散液の状態を調べた。
安定性試験の評価の基準は以下の通りである。
○:粘度変化がほとんどなく、粒子間の凝集もみられな
い。
△:やや増粘しているが、使用可能である。
×:増粘が著しく使用不可能である。
××:乳化後32℃で2〜3日以内に固化(ケゞル化)
した。
注3)サイズ度試験条件 供試バルブ: LBKP (カナディアン・スタンダー
ド・フリーネス380m1) ケテンダイマー系水性分散液:・やルプ絶乾重量に対し
て、固型分重量比で01%添加した。
供試定着剤:カイメン557H(ディック・バーキュレ
ス社製)を・ぐルプ絶乾重量に対して、固型分重量比で
0.05%添加した。
抄紙pH:s、。
:I/お M:: 米国ノープル、アンy・つ51.ト
リ+慰千話各誌晋乾 燥: ドラムドライヤー;100
℃×40秒坪 称号: 6517m2 サイズ度試験: ステキヒト法(JIS P−8122
)代理人 弁理士 高 橋 勝 利

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) ケテンダイマー系化合物が、カチオン性基を有
    するアクリルアミド系ポリマーを含む水性連続相に分散
    せしめられているケテンダイマー系水性分散液において
    、ケテンダイマー系化合物に対するカチオン性基を有す
    るアクリルアシド系ポリマーの重量比率が100:2〜
    100:45であることを特徴とするケテンダイマー系
    水性分散液。
  2. (2) ケテンダイマー系化合物が、一般式(I)のケ
    テンダイマー系化合物である特許請求の範囲第1項記載
    のケテンダイマー系水性分散液。 (ただし、R,、R2は炭素数8〜30の炭化水素基)
  3. (3) カチオン性基を有するアクリルアミド系ポリマ
    ーが、ポリマーを構成するモノマー単位の1〜50モル
    係がカチオン性基を有するアクリルアミド系ポリマーで
    ある特許請求の範囲第1項または第2項記載のケテンダ
    イマー系水性分散液。
  4. (4) カチオン性基を有するアクリルアミド系ポリマ
    ーが、ポリマーを構成するモノマー単位の1〜50モル
    チモルチオン性基を有しかつ30モモル以下がアニオン
    性基を有する両性のアクリルアミド系ポリマーである特
    許請求の範囲第1項または第2項記載のケテンダイマー
    系水性分散液。
  5. (5) カチオン性基を有するアクリルアミド系ポリマ
    ーが、カチオン性基を有するモノマーと(メタ)アクリ
    ルアミドとの共重合体である特許請求の範囲第3項記載
    のケテンダイマー系水性分散液。
  6. (6) カチオン性基を有するアクリルアミド系ビリマ
    ーが、カチオン性基を有するモノマー、アニオン性基を
    有するモノマー、及び(メタ)アクリルアミドの三元共
    重合体である特許請求の範囲第4項記載のケテンダイマ
    ー系水性分散液。
  7. (7) カチオン性基を有するアクリルアミド系ポリマ
    ーが、アクリルアミド系ポリマーのホフマン分解反応物
    である特許請求の範囲第3項または第4項記載のケテン
    ダイマー系水性分散液。
  8. (8) カチオン性基を有するアクリルアミド系ポリマ
    ーが、アクリルアミド系ポリマーのマンニッヒ反応物で
    ある特許請求の範囲第3項または第4項記載のケテンダ
    イマー系水性分散液。
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