JPS62288289A - 非常進入口用ブラインド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、建築物の窓の屋外側に取付けるブラインドに
関するもので、特に非常時の進入口となる窓に取付ける
だめのブラインドに関するものである。

従来の技術 法規により建築物の高さ３＋ｍ以下の部分にある３階以
上の階には、火災等の非常時に消防士が進入するための
進入口を設けなければならないことになっており、この
ため建築物の所定の箇所には室外側から解放することが
できる窓が設けであるが、このような窓の前面にブライ
ンドを取付けた場合には、消防士の室外からの進入を妨
げることになるため、従来においては例えば実開昭５８
−１４５９９（３号公報に示すように火災報知装置と連
動して、非常用巻上げスイッチが作動されてモータによ
り障害となるシャッター等を巻上げるようにしたものが
知られていた。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら従来の開閉装置においては、モータにより
シャッター等を巻上げるため電源が必要となり、火災時
に電源が切れても作動するように非常用電源を設備しな
ければならず、装置も複雑で高価となる点が問題となっ
ていた。

そこで本発明は、従来の問題点を解消して、非常用電源
を必要とせず、安価にしかも簡単な構造で容易に非常用
進入口を形成することができる非常進入口用ブラインド
を提供することを目的としたものである。

問題点を解決するための手段 本発明は、従来の問題点を解消するため、傾動操作紐１
１により傾動自在とした吊下板１０゜１０ａ・＝＋　Ｏ
ｈ　、＋　Ｏｋと、傾動紙７により多数のスラット５を
連結したブラインド本体６とを係脱機構を介して係脱自
在に連結して非常の際に係止を解除して吊下板１０．＋
Ｏａ・・・１０ｈ。

＋Ｏｋよりブラインド本体６を分離して自重により降下
させることにより、非常進入口を形成するようにしたも
ので、簡単な構造で非常用電源を必要とせずに屋外から
容易に手動で非常用進入口を形成できるようにしたもの
である。

実施例 本発明の実施例は、本発明の主要部である非常進入口用
ブラインドの吊下板とブラインド本体の係脱機構の構成
により種々のものが考えられるが、例えば係脱機構とし
て、係止溝に頭部を有するピンを嵌合して係止するよう
にしたもの、係止棒をループ等【挿入して係止するよう
にしたもの、或いは係上歯と被係止歯とにより係止する
ようにしたもの等を用いたものがあげられる。

以下は本発明の実施例として前記３種類の係脱機構を用
いた非常進入口用ブラインドについて説明するが、その
他の係脱機構を用いたものでも本発明を実施することが
できる。

そこでまず第１の係止溝に頭部を有するピンを嵌合して
係止するようにした係脱機構を用いた非常進入口用ブラ
インドについて説明する。

第１図は該ブラインドを示す斜視図であって、ブライン
ドの使用中の状態を示したものである。

１は窓等の開口部の両側の外壁に並設したガイドレール
であって、中央にはスラット３および下框４の両端に設
けた昇降ガイド５を案内するところの溝２が設けられて
いる。６はブラインド本体であって、金属板又は耐候性
のプラスチック板よりなる細巾のスラット３が多数枚連
結されて構成されている。７は傾動紙であって、各スラ
ット３を一定間隔毎に水平に連結しているもので、傾動
紙を操作することにより各スラット３を同時に傾斜させ
て直射日光を遮断するものである。また８は、昇降紐で
あって、下端は下框４に固定されており、上端は各スラ
ット３の透孔を挿通してブラインドボックス２０内に設
けた巻上軸に固定されていて、巻上軸を回動することに
より下框４を巻上げ巻下ししてブラインド本体６を上下
させるように構成されている。

１０は吊下板であって、ブラインド本体乙の最上位のス
ラット９の上方にあってブラインド本体６を係止するも
ので、はぼスラットと同じ大きさの偏平な金属板よ多構
成されている。吊下板１０の両端部には傾動軸１２に掛
渡した傾動操作紐１１が固定されていて、傾動軸１２を
所望角度回動することによυ吊下板１０を傾斜させ、こ
の吊下板１０に係止されているブラインド本体６の傾動
紙７を操作して各スラット３を同時に傾斜させるもので
ある。また下框４に固定されている昇降紐８は吊下板１
０の透孔を通して上方の巻上軸にのびている。

１３は吊下板１０に設けた係止溝であって、第１図およ
び第３図に示すように両側部に複数個所設けられている
。係止溝１３は第２図の拡大図にみられるように側縁に
連通した開口部１４と吊下板１０の長手方向に切込んだ
細溝１５とからなり、最上位のスラット９に設けた頭部
を有する係止ピン１６を開口部１４より挿入し、次いで
長手方向の細溝１５に挿込んで係止ピン１６の頭部で係
止してブラインド本体６を吊下板１０に吊下げるように
したものである。

２０は吊下板１０の一側縁に設けた操作杆であって、吊
下板１０に設けたヒンジに反時計方向にスプリングによ
り付勢されて取付けられている。この操作杆２０を非常
時に第４図に示すように屋外から右方向へ移動操作する
ことにより吊下板１０を右方て移動し、最上位のスラッ
ト９の係止ピン１６を、係止溝１３の細溝１５より開口
部１４へ脱出させて係止を解除し、第３図に示すように
ブラインド本体６を自重により下框４上に降下させて非
常用の進入口を形成するように構成されている。

また最上位のスラット９の中央には突片１８が設けてあ
り、係止ピン１６の係止時に、吊下板１０の中央に設け
た長孔１９に挿入し、吊下板１０の長孔１９の端部に設
けた切起片１７を、その間に介在させた圧縮スプリング
により左方に押圧して、吊下板１０がみだりに右方へ移
動して係止が外れないよってなっている。なお操作杆２
０ば、反時計方向に付勢されているため、吊下板ＩＱが
ブラインドボックス２１の下端より低い位置となる場合
には水平方向に突出して屋外からの操作が容易となるよ
うに操作杆２０が構成されている。

なお以上に示したものは基本的な構成のものであって、
吊下板の係止溝と係止ピンとの係止を解除する機構は種
々変形が考えられるので、その数例について説明すると
、まず第５図は、操作杆２０ａを第１図に示すように吊
下板１０の一側縁に取付ける代シに、一端をブラインド
ボックス２１に回動自在に取付け、その中間に吊下板１
０ａを回動自在に取付けて、その下端を図示の如く回動
させて吊下板１０ａを移動して係止ピン１６との係止全
解除するようにしたものである。第６．７．８図に示す
ものは、吊下板＋Ｏｂ、１０ｃ、１０ｄ上に２枚の摺動
板２２ｂ　、２２ｃ　、２２６を載置して、摺動板に設
けた係止溝＋３ｂ、１３ｃ、１３ｄに係止ピン１６を係
止し、非常時には中央に設けた操作紐２０ｂ　、２０ｃ
　、２０ｄを引いて摺動板２２ｂ。

２２ｃ　、２２ｄを移動させて係止溝１３ｂ。

＋３ｃ、＋３６の広い部分と係止ピン１６を合致させて
係止ピン１６を外すようにしたものである。第９図およ
び第１２図に示すものは、係止ピン１６ａ、＋６ｆを移
動させて係止を解除するもので、第９図は摺動板２２ａ
の中央に取付けた操作紐２０ｅを左方に引くことにより
、第１０図に示すように摺動板２２ｅに設けた切起し片
２３により係止ピン１６ｅｔ−押圧して、吊下板ｌｅｅ
に設けた係止溝１３ｅの広い孔部に移動して係止を解除
するもので、第１１図はその操作紐２０ｅに安全ピン２
４を取付けて、これを摺動板２２ｅと吊下板１０８との
連通孔に挿通してみだりに移動しないようにしておき、
非常時には操作紐２０ｅを内側に押して安全ピン２４を
抜いてから左方に引いて係止全解除するようにしたもの
である。第１２図のものは、吊下板＋ｏｒが中空部を有
する箱状に構成されていて、係止ピン１６ｆは中空部を
貫通して上面の係止溝１３ｆ’に係止されていて、操作
杆２Ｏｆは櫛状に設けた複数の押圧杆２５を有し、吊下
板＋Ｏｆの中空部に押圧杆２５が挿入されておシ操作杆
２Ｏｆを右方へ移動することにより、第１３図に示すよ
うに押圧杆２５により係止ピン１６ｆを押圧して、係止
溝１５ｒの広い孔部に移動して係止を解除するようにし
たものである。

次に第２の係止棒をループ等に挿入して係止するように
した係脱機構を用いた非常進入口用ブラインドについて
説明する。

第１４図は非常進入口用ブラインドの一方の端に設けた
係止棒とループによる係脱機構を拡大して示したもので
、２６は係止紙であって、下方のブラインド本体乙のス
ラット５を連結した傾動紐７の上端と、吊下板１０ｇに
設けた透孔を通して結ばれており、そして係止紐２６の
他端には係止用のループ２７が形成されている。

２８は係止棒であって、吊下板＋Ｏｇの表面に設けられ
た案内片２９の透孔に挿入され、２本の係止紐２６の先
端に形成した夫々のループ２７内を挿通することにより
、吊下板１０ｇとブラインド本体６とを係止するように
なっている。なお係止紐２６の先端に形成するループ２
７の代りに第１５図に示すようにリング２７２Ｌを取付
けてもよい。この時は吊下板１０ｇに設ける係止紐２６
の透孔は、リング２７ａが通過する大きさに穿設する必
要がある。

吊下板＋Ｏｇとブラインド本体６との係止を解除するに
は、第１４図に示す矢印のように、係止棒２８′５ｒ：
右方へ移動させて、係止棒２８の端部を係止紐の各ルー
プ２７から引抜くことにより係止が解除され、係止紐２
６はブラインド本体の自重により吊下板＋Ｏｇの透孔を
通って下方に引抜かれて、ブラインド本体が降下して非
常用進入口が形成される。

第１６図は全体を示した平面図であって、係脱機構は吊
下板＋Ｏｇの両端に設けられていて、一本の係止棒２８
により操作できるよって構成されており、係止棒２８の
中間部は吊下板１０ｇの前面に位置するように屈曲され
ていて、非常時に屋外より容易に操作ができるようにな
っている。なお第１７図に示すように係止棒２８の代り
に係止ワイヤ２８ａを用いてもよい。

第１８図に示したものは、ピンの先端に係止用リングを
設けたピンを用い、その係止用リングに係止ワイヤを挿
通して係止するようにしたものである。

２６ｂは、その先端に係止用リング２７ｂｉ設けた頭部
を備えたピンであって、最上位のスラット９と吊下板１
０ｈとに設けた透孔に、第１９図に示すように吊下板＋
ｏｈの上方よりピンを挿入し、最上位のスラット９の下
面にピンの先端に設けた係止用リング２７ｂを突出させ
、数個所において同様に突出した係止用リング２７ｂ・
・・に、一本の係止ワイヤ２８ｂを挿通して吊下板＋ｏ
ｈにブラインド本体６を係止したものである。非常時に
は、第１９図に示すように係止ワイヤ２８ｂの中央部に
形成した円形の引手を下方に引くことにより、係止ワイ
ヤ２８ｂが各ピンの係止用リング２７ｂから引抜かれて
係止が解除され、ブラインド本体は自重により降下して
非常用進入口が形成されるように構成されている。

最后に第３の係止歯と被係止歯とにより係止するように
した係脱機構を用いた非常進入口用ブラインドについて
説明すると、第２０図は該ブラインドを示す斜視図であ
って、２２には上面に開口部を備えたケース状の摺動板
であって、そのケース内には吊下板１０ｋが嵌合されて
いて、ケース内を摺動するように構成されていて、傾動
紐７により最上位のスラット９と連結している。２９は
係止歯であって、摺動板２２にの上面開口部の両縁部に
複数個形成されていて、ケース内に嵌合している吊下板
＋Ｏｋの両縁部に形成した複数個の被係止歯３０が重合
することにより、ブラインド本体６を吊下げた摺動板２
２ｋを吊下板ｉｎｋによって係止して吊下げるようにな
っている。３１は摺動板２２にの端部に設けたスプリン
グであって、ケース内の吊下板＋Ｏｋを常時左方に押圧
して、摺動板２２にの係止歯２９が、吊下板１０にの被
係止歯３０と重合する位置を確保するようになっている
。

２０には操作杆であって吊下板１０ｋに取付けてあシ、
この操作杆を右方へ移動することより、吊下板１０ｋを
移動させその両縁部に形成した被係止歯３０が移動し、
第２１図に示すように被係止歯３０が係止歯２９と係止
歯２９との間に変位して係止が解除され、摺動板２２に
はブラインド本体６と共にその自重によｐ下方へ降下し
て非常用進入口が形成される。なお第２０図の実施例に
おいては係止歯および被係止歯の形状は長方形となって
いるが、ブラインド本体の重量を支えられるものであれ
ばどのような形状でもよく、また取付数も適宜選択して
設けられる。

本発明の実施例は以上説明したような構成であり、通常
はブラインド本体が吊下板に係止されていて普通のブラ
インドと同じように、傾動軸を回動してスラットを傾斜
させて直射Ｈ光を遮蔽し、昇降紐を巻上げ、または巻戻
してブラインドを上げ下げすることができ、非常の場合
に屋外より容易に操作杆を操作して、吊下板とブライン
ド本体の係止を解除して、ブラインド本体の自重にヨク
降下させて非常用の進入口を形成し、非常の際に窓等か
らの進入の邪魔にならないようにしたものである。なお
本発明の非常進入口用ブラインドは、窓の開口部の金山
に設けてもよいが、第２２図に示すように２分して必要
な場所に必要な巾だけのものを設けるようにしてもよい
。またスラットを案内するガイドレールや昇降紐がない
単に吊下げるだけのブラインドにも用いることができる
が、この場合には非常の場合に係止を解除すると、ブラ
インド本体は下框に止まらずに階下まで落下するので、
落下゛〜でも危険のない所に使用するのが望ましい。

発明の効果 本発明は、吊下板とブラインド本体とを係脱機構を介し
て係脱自在に連結し、非常の際に、係止を解除してブラ
インド本体を吊下板から分離し降下させて非常進入口を
形成するようにしたため、構造が簡単で、しかも室外か
ら手動で容易に操作ができるもので、従来のように高価
で複雑な装置も非常用電源も必要としない大変有益な画
期的なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第１２図は本発明の第１の実施例であって、
第１図はその基本的な実施例の斜視図、第２図はその係
止溝の拡大部分図、第６図は係止全解除した状態の斜視
図、第４図は室外からの操作状態を示した図面、第５図
は変形例の斜視図、第６図は変形例であって係止全解除
した状態の斜視図、第７．８図は夫々他の変形例の斜視
図、第９．１０．１１図はその他の変形例であって夫々
斜視図、要部の断面図、第１２図もその他の変形例の斜
視図、第１３図はその要部の拡大平面図、第１４図乃至
第１９図は本発明の第２の実施例であって、第１４図は
その基本的な実施例の斜視図、第１５図はループの代シ
にリングを用いた例の斜視図、第１６図は全体平面図、
第１７図は変形例の斜視図、第１８図は他の変形例の斜
視図、第１９図はその断面図、第２０図および第２１図
は本発明の第３の実施例であって、第２０図はその斜視
図、第２１図は係止歯と被係止歯との関係を示した要部
拡大図、第２２図は本発明の非常進入口用ブラインドの
一使用状態を示した正面図である。 ３・・・スラット ４・・・下框 ６・・・ブラインド本体 ？・・・最上位のスラット １０　、　＋０ａ−１０ｈ　、　＋Ｏｋ　・−・吊下板
１３、＋３ｂ・・・１３ｆ・・・係止溝１６．１６ｅ、
１６ｆ　・・・係止ピン２０．２０ａ＝−２Ｏｆ、２０
ｋ　−−−操作杆２２ｂ・・・２２ａ・・・摺動板 ２６．２６ｂ・・・係止紐 ２７・・・ループ ２８・・・係止棒 ２８ａ、２８ｂ・・・係止ワイヤ ２９・・・係上歯 ３０・・・被係止歯

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）傾動操作紐により傾動自在とした吊下板と、傾動
   紐により多数のスラットを連結したブラインド本体とを
   係脱機構を介して係脱自在に連結し、非常の際に係止を
   解除して吊下板よりブラインド本体を分離し降下させる
   ことにより、非常進入口を形成するようにしたことを特
   徴とする非常進入口用ブラインド。
2. （２）前記係脱機構が、スラットに立設した頭部を有す
   るピンと、吊下板に付設した係止溝とからなることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の非常進入口用ブラ
   インド。
3. （３）前記係脱機構が、先端にループ又はリングを有し
   、スラットと吊下板とを連結する係止紐又は係止ピンと
   、該ループ又はリングに挿通する係止棒又は係止ワイヤ
   とからなることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の非常進入口用ブラインド。
4. （４）前記係脱機構が、スラット側に形成した係止歯と
   、吊下板に形成した被係止歯とからなることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の非常進入口用ブラインド
   。