JP2755534B2 - ブラインドの昇降コードストッパー装置 - Google Patents
ブラインドの昇降コードストッパー装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッドボックスから吊
下したラダーコードによって複数のスラットを上下に間
隔を隔てて水平に支持し、これらのスラット群の最下部
に配置したボトムレールに取付けられた少くとも２本の
昇降コードを、該スラット群を通って上方に導き該ヘッ
ドボックス内に導入し、ヘッドボックス内でヘッドボッ
クスの一端近くまで水平に導き、ヘッドボックスの外に
導出し、垂直に垂下させて昇降コードの操作部を形成
し、該昇降コード操作部を下方に引くことによりスラッ
ト群を引上げ、また、該昇降コード操作部を緩めること
によってスラットを自重により下降させるようにしたブ
ラインドに関するもので、特に、このようなブラインド
においてスラットを所望の高さに止めるための昇降コー
ドストッパー装置に関するものである。
下したラダーコードによって複数のスラットを上下に間
隔を隔てて水平に支持し、これらのスラット群の最下部
に配置したボトムレールに取付けられた少くとも２本の
昇降コードを、該スラット群を通って上方に導き該ヘッ
ドボックス内に導入し、ヘッドボックス内でヘッドボッ
クスの一端近くまで水平に導き、ヘッドボックスの外に
導出し、垂直に垂下させて昇降コードの操作部を形成
し、該昇降コード操作部を下方に引くことによりスラッ
ト群を引上げ、また、該昇降コード操作部を緩めること
によってスラットを自重により下降させるようにしたブ
ラインドに関するもので、特に、このようなブラインド
においてスラットを所望の高さに止めるための昇降コー
ドストッパー装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のブラインドにおいては、
昇降コードの操作部を下方に引き、ブラインドのスラッ
トが所望の高さに来た時に、昇降コードの操作部を右ま
たは左に振り、昇降コード操作部の上端をストッパーに
当てて、昇降コードの上方への移動に伴って該ストッパ
ーを作動させ昇降コードを締めつけて昇降コードの移動
を止め、これによりスラットを所望の高さに止めるよう
にした構造が一般に使用されている。スラットを下げる
時には、昇降コードの操作部を逆方向に左または右に振
ってストッパーを解除し、スラットを自重により降下さ
せる。
昇降コードの操作部を下方に引き、ブラインドのスラッ
トが所望の高さに来た時に、昇降コードの操作部を右ま
たは左に振り、昇降コード操作部の上端をストッパーに
当てて、昇降コードの上方への移動に伴って該ストッパ
ーを作動させ昇降コードを締めつけて昇降コードの移動
を止め、これによりスラットを所望の高さに止めるよう
にした構造が一般に使用されている。スラットを下げる
時には、昇降コードの操作部を逆方向に左または右に振
ってストッパーを解除し、スラットを自重により降下さ
せる。
【０００３】いずれにしても、従来のブラインドにおい
ては、昇降コードの操作部を左または右に振る操作によ
って昇降コードの係止または係止解除を行う必要がある
が、ブラインドを取付けた場所によっては、壁またはそ
の他の障害物によって、昇降コードの係止または係止解
除をうまく行なえない場合がある。
ては、昇降コードの操作部を左または右に振る操作によ
って昇降コードの係止または係止解除を行う必要がある
が、ブラインドを取付けた場所によっては、壁またはそ
の他の障害物によって、昇降コードの係止または係止解
除をうまく行なえない場合がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ブラインド
を上げる時には、昇降コードの操作部を引き下げ、ブラ
インドが所望の高さに来たら、昇降コードの操作部を離
すことによってブラインドは所望の位置に停止し、ま
た、ブラインドを下げる時には昇降コードの操作部を僅
かに引き下げることによって昇降コードのストッパーへ
の係合を解除して、ブラインドをスラットの自重で自由
に降下させるようにしたブラインドの昇降コードストッ
パー装置を提供しようとするものである。
を上げる時には、昇降コードの操作部を引き下げ、ブラ
インドが所望の高さに来たら、昇降コードの操作部を離
すことによってブラインドは所望の位置に停止し、ま
た、ブラインドを下げる時には昇降コードの操作部を僅
かに引き下げることによって昇降コードのストッパーへ
の係合を解除して、ブラインドをスラットの自重で自由
に降下させるようにしたブラインドの昇降コードストッ
パー装置を提供しようとするものである。
【０００５】
【問題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するための手段として、ヘッドボックスから吊下し
たラダーコードによって複数のスラットを上下に間隔を
隔てて水平に支持し、これらのスラット群の最下部に配
置したボトムレールに取付けられた少くとも２本の昇降
コードを、該スラット群を通って上方に導き該ヘッドボ
ックス内に導入し、ヘッドボックス内でヘッドボックス
の一端近くまで水平に導き、ヘッドボックスの外に導出
し、垂直に垂下させて昇降コードの操作部を形成し、該
昇降コード操作部を下方に引くことによりスラット群を
引上げ、また、該昇降コード操作部を緩めることによっ
てスラットを自重により下降させるようにしたブライン
ドにおいて、スラットを所望の高さに止めるために、上
記のヘッドボックス内に、該昇降コード操作部を引いた
り緩めたりする毎に該昇降コードを係止または係止を解
除するように構成された昇降コードストッパー装置を設
け、該コードストッパー装置は、昇降コードがほぼ水平
に通過するストッパーケースと、昇降コードにおけるボ
トムレールに連結された側で該ストッパーケースの端部
上側に形成された挟持部材と、スラットの自重による昇
降コードの移動に伴って該ストッパーケースの底面上を
転動し該ストッパーケースの端で上記の挟持部材との間
に昇降コードを締めつけて昇降コードの移動を停止する
挟持ローラーと、該挟持ローラーに係合して、上記のス
ラットの自重による昇降コードの移動に伴う挟持ローラ
ーの転動を停止する切換部材とを備え、該切換部材は該
ストッパーケースに対して上下に摺動可能に配置され且
つスプリングにより該ストッパーケースに対して弾性的
に押圧されるようにし、該切換部材の内側面には、スト
ッパーケースに形成された案内溝を通して突出した挟持
ローラーの軸先端部が係合する案内面が形成され、この
案内面には、スラットの自重による昇降コードの移動に
伴う該挟持ローラーの移動を停止するように該挟持ロー
ラーの軸を受入れてこれを係止するランド部を備え、且
つその周りに、上記の挟持ローラーが昇降コードを締め
つける時に挟持ローラーの軸が位置する第１の位置と、
昇降コードを引くことによって移動する第２の位置と、
昇降コードを緩めることによって第２の位置から移動し
て上記のランド部に受入れとめられる第３の位置と、次
に昇降コードを引くことによって該第３位置から移動す
る第４の位置とを備え、第１位置、第２位置、第３位
置、第４位置のそれぞれの間には、この順で軸が移動す
るように段差を設けたことを特徴とするブラインドの昇
降コードストッパー装置を提供する。
解決するための手段として、ヘッドボックスから吊下し
たラダーコードによって複数のスラットを上下に間隔を
隔てて水平に支持し、これらのスラット群の最下部に配
置したボトムレールに取付けられた少くとも２本の昇降
コードを、該スラット群を通って上方に導き該ヘッドボ
ックス内に導入し、ヘッドボックス内でヘッドボックス
の一端近くまで水平に導き、ヘッドボックスの外に導出
し、垂直に垂下させて昇降コードの操作部を形成し、該
昇降コード操作部を下方に引くことによりスラット群を
引上げ、また、該昇降コード操作部を緩めることによっ
てスラットを自重により下降させるようにしたブライン
ドにおいて、スラットを所望の高さに止めるために、上
記のヘッドボックス内に、該昇降コード操作部を引いた
り緩めたりする毎に該昇降コードを係止または係止を解
除するように構成された昇降コードストッパー装置を設
け、該コードストッパー装置は、昇降コードがほぼ水平
に通過するストッパーケースと、昇降コードにおけるボ
トムレールに連結された側で該ストッパーケースの端部
上側に形成された挟持部材と、スラットの自重による昇
降コードの移動に伴って該ストッパーケースの底面上を
転動し該ストッパーケースの端で上記の挟持部材との間
に昇降コードを締めつけて昇降コードの移動を停止する
挟持ローラーと、該挟持ローラーに係合して、上記のス
ラットの自重による昇降コードの移動に伴う挟持ローラ
ーの転動を停止する切換部材とを備え、該切換部材は該
ストッパーケースに対して上下に摺動可能に配置され且
つスプリングにより該ストッパーケースに対して弾性的
に押圧されるようにし、該切換部材の内側面には、スト
ッパーケースに形成された案内溝を通して突出した挟持
ローラーの軸先端部が係合する案内面が形成され、この
案内面には、スラットの自重による昇降コードの移動に
伴う該挟持ローラーの移動を停止するように該挟持ロー
ラーの軸を受入れてこれを係止するランド部を備え、且
つその周りに、上記の挟持ローラーが昇降コードを締め
つける時に挟持ローラーの軸が位置する第１の位置と、
昇降コードを引くことによって移動する第２の位置と、
昇降コードを緩めることによって第２の位置から移動し
て上記のランド部に受入れとめられる第３の位置と、次
に昇降コードを引くことによって該第３位置から移動す
る第４の位置とを備え、第１位置、第２位置、第３位
置、第４位置のそれぞれの間には、この順で軸が移動す
るように段差を設けたことを特徴とするブラインドの昇
降コードストッパー装置を提供する。
【０００６】
【作用】本発明のブラインドの昇降コードストッパー装
置では、昇降コードの操作部を上下に引くだけで、ブラ
インドの昇降操作を行うことができる。ブラインドの昇
降停止状態（ストッパーが効いている状態）から昇降コ
ードを一度引くとストッパーが解除され、スラットの昇
降を行う。スラットの昇降を終えるためには、スラット
上昇時（昇降コードを引いている状態）には、一担上昇
を停止して昇降コードを緩め、さらにもう一度少し引い
て緩める。また、スラット下降時（昇降コードを緩めて
いる状態）は一担下降を停止し、さらにもう一度少し引
き、昇降コードを緩めるとストッパーが係合する。すな
わち昇降コードを引く回数によってストッパー係合状
態、解除状態を交互に切換する。（奇数回では解除、偶
数回で係合）
置では、昇降コードの操作部を上下に引くだけで、ブラ
インドの昇降操作を行うことができる。ブラインドの昇
降停止状態（ストッパーが効いている状態）から昇降コ
ードを一度引くとストッパーが解除され、スラットの昇
降を行う。スラットの昇降を終えるためには、スラット
上昇時（昇降コードを引いている状態）には、一担上昇
を停止して昇降コードを緩め、さらにもう一度少し引い
て緩める。また、スラット下降時（昇降コードを緩めて
いる状態）は一担下降を停止し、さらにもう一度少し引
き、昇降コードを緩めるとストッパーが係合する。すな
わち昇降コードを引く回数によってストッパー係合状
態、解除状態を交互に切換する。（奇数回では解除、偶
数回で係合）
【０００７】
【実施例】以下、図面に示す実施例について説明する。
【０００８】図１は本発明に係るブラインドの実施例を
示す。図中１はヘッドボックス、２はこのヘッドボック
スから吊下したラダーコードを示す。ラダーコードの上
端はヘッドボックス内に配置された回転シャフト３に取
付けられた回転ドラム４に掛けられている。ラダーコー
ド２によって複数のスラット５が上下に間隔を隔てて水
平に支持されている。上記の回転シャフト３は回転操作
棒６から回転伝達機構７を介して回転され、さらにラダ
ーコード２を介してスラット５を回転するようになって
いる。
示す。図中１はヘッドボックス、２はこのヘッドボック
スから吊下したラダーコードを示す。ラダーコードの上
端はヘッドボックス内に配置された回転シャフト３に取
付けられた回転ドラム４に掛けられている。ラダーコー
ド２によって複数のスラット５が上下に間隔を隔てて水
平に支持されている。上記の回転シャフト３は回転操作
棒６から回転伝達機構７を介して回転され、さらにラダ
ーコード２を介してスラット５を回転するようになって
いる。
【０００９】スラット群の最下部に配置されたボトムレ
ール（図示せず）に取付けられた少なくとも２本の昇降
コード８がスラット群を通って上方に導かれ、ヘッドボ
ックス１内に導入され、ヘッドボックス内でヘッドボッ
クスの一端近くまで水平に導かれ、ヘッドボックスの外
に出て、垂直に垂下して昇降コード操作部９を形成し、
その下端につまみ１０が取付けられている。
ール（図示せず）に取付けられた少なくとも２本の昇降
コード８がスラット群を通って上方に導かれ、ヘッドボ
ックス１内に導入され、ヘッドボックス内でヘッドボッ
クスの一端近くまで水平に導かれ、ヘッドボックスの外
に出て、垂直に垂下して昇降コード操作部９を形成し、
その下端につまみ１０が取付けられている。
【００１０】このブラインドにおいては、昇降コード操
作部９を下方に引くことによってスラット群は引上げら
れ、操作コード操作部を緩めることによってスラットは
自重で下降する。
作部９を下方に引くことによってスラット群は引上げら
れ、操作コード操作部を緩めることによってスラットは
自重で下降する。
【００１１】本発明によれば、スラットを所望の位置に
止めるために、上記のヘッドボックス１内に、昇降コー
ド操作部９を引いたり緩めたりする毎に昇降コードを係
止または係止を解除するように構成された昇降コードス
トッパー装置１１が設けられる。
止めるために、上記のヘッドボックス１内に、昇降コー
ド操作部９を引いたり緩めたりする毎に昇降コードを係
止または係止を解除するように構成された昇降コードス
トッパー装置１１が設けられる。
【００１２】昇降コードストッパー装置１１は、昇降コ
ードがほぼ水平に通過するストッパーケース１２を有
し、昇降コードにおけるボトムレールに連結された側で
ストッパーケースの端部上側に挟持部材１３が形成され
る。
ードがほぼ水平に通過するストッパーケース１２を有
し、昇降コードにおけるボトムレールに連結された側で
ストッパーケースの端部上側に挟持部材１３が形成され
る。
【００１３】スラットの自重による昇降コード８の移動
に伴ってストッパーケースの底面上を転動して、該スト
ッパーケースの端で挟持部材１３との間に昇降コード８
をそれ以上移動不可能に係止する挾持ローラー１４が設
けられる。
に伴ってストッパーケースの底面上を転動して、該スト
ッパーケースの端で挟持部材１３との間に昇降コード８
をそれ以上移動不可能に係止する挾持ローラー１４が設
けられる。
【００１４】好ましい実施例ではケース１２の底面には
ローレットが形成され、挟持ローラー１４はこのローレ
ットと係合するローレットローラーとして形成され、ま
たケースの底面は挟持部材１３に向けて上向きに傾斜し
た傾斜面１２ａとして形成される。
ローレットが形成され、挟持ローラー１４はこのローレ
ットと係合するローレットローラーとして形成され、ま
たケースの底面は挟持部材１３に向けて上向きに傾斜し
た傾斜面１２ａとして形成される。
【００１５】また、スラットの自重による昇降コードの
移動に伴う挟持ローラー１４の転動を停止する切換部材
１５が設けられている。この切換部材１５は該ストッパ
ーケースに対して上下に摺動可能に配置され且つスプリ
ング１７により該ストッパーケースに対して弾性的に押
圧されるようにし、該切換部材の内側面には、ストッパ
ーケースに形成された案内溝１８を通して突出した挟持
ローラー１４の軸１６の先端部が係合する案内面１９が
形成される。この案内面には、スラットの自重による昇
降コードの移動に伴う該挟持ローラー１４の移動を停止
するように該挟持ローラーの軸１６を受入れてこれを係
止するランド部２０を備え、且つその周りに、上記の挟
持ローラーが昇降コードを締めつける時に挟持ローラー
の軸が位置する第１の位置Ｖと、昇降コードを引くこと
によって移動する第２の位置Ｗと、昇降コードを緩める
ことによって第２の位置から移動して上記のランド部に
受入れとめられる第３の位置Ｘと、次に昇降コードを引
くことによって該第３位置から移動する第４の位置Ｙと
を備え、第１位置Ｖ、第２位置Ｗ、第３位置Ｘ、第４位
置Ｙのそれぞれの間には、この順で軸が移動するように
段差Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄを設けてある。
移動に伴う挟持ローラー１４の転動を停止する切換部材
１５が設けられている。この切換部材１５は該ストッパ
ーケースに対して上下に摺動可能に配置され且つスプリ
ング１７により該ストッパーケースに対して弾性的に押
圧されるようにし、該切換部材の内側面には、ストッパ
ーケースに形成された案内溝１８を通して突出した挟持
ローラー１４の軸１６の先端部が係合する案内面１９が
形成される。この案内面には、スラットの自重による昇
降コードの移動に伴う該挟持ローラー１４の移動を停止
するように該挟持ローラーの軸１６を受入れてこれを係
止するランド部２０を備え、且つその周りに、上記の挟
持ローラーが昇降コードを締めつける時に挟持ローラー
の軸が位置する第１の位置Ｖと、昇降コードを引くこと
によって移動する第２の位置Ｗと、昇降コードを緩める
ことによって第２の位置から移動して上記のランド部に
受入れとめられる第３の位置Ｘと、次に昇降コードを引
くことによって該第３位置から移動する第４の位置Ｙと
を備え、第１位置Ｖ、第２位置Ｗ、第３位置Ｘ、第４位
置Ｙのそれぞれの間には、この順で軸が移動するように
段差Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄを設けてある。
【００１６】以下、図４（イ）（ロ）（ハ）（ニ）およ
び図５を参照して本発明装置の動作を説明する。
び図５を参照して本発明装置の動作を説明する。
【００１７】図４の（イ）は挟持部材１３と挟持ローラ
ー１４との間に昇降コード８を挟持し、従ってスラット
を所望の位置に停止した状態において挟持ローラーの軸
１６が位置する第１の位置Ｖに位置する状態を示す。こ
の状態から昇降コード８の操作部９を引くと、これに伴
って挾持ローラー１４の軸１６は図４の（ロ）に示す第
２位置Ｗに来る。ここで昇降コードで緩めると、スラッ
トに自重で昇降コードは逆行し、これに伴って挟持ロー
ラー１４の軸１６は図４の（ハ）に示す第３位置Ｘに来
て、ランド部２０に係止される。この状態では昇降コー
ドはストッパー機構の影響を受けずに自由に移動してス
ラットの昇降を行なう。次に、昇降コードを引くと、軸
１６は図４の（ニ）に示す第３位置Ｙに来る。この状態
で昇降コードの操作を止めると、スラットの自重で昇降
コードはスラット降下方向に移動し、これに伴って軸１
６は最初の第１位置Ｖに戻り、昇降コードの移動は止め
られる。
ー１４との間に昇降コード８を挟持し、従ってスラット
を所望の位置に停止した状態において挟持ローラーの軸
１６が位置する第１の位置Ｖに位置する状態を示す。こ
の状態から昇降コード８の操作部９を引くと、これに伴
って挾持ローラー１４の軸１６は図４の（ロ）に示す第
２位置Ｗに来る。ここで昇降コードで緩めると、スラッ
トに自重で昇降コードは逆行し、これに伴って挟持ロー
ラー１４の軸１６は図４の（ハ）に示す第３位置Ｘに来
て、ランド部２０に係止される。この状態では昇降コー
ドはストッパー機構の影響を受けずに自由に移動してス
ラットの昇降を行なう。次に、昇降コードを引くと、軸
１６は図４の（ニ）に示す第３位置Ｙに来る。この状態
で昇降コードの操作を止めると、スラットの自重で昇降
コードはスラット降下方向に移動し、これに伴って軸１
６は最初の第１位置Ｖに戻り、昇降コードの移動は止め
られる。
【００１８】図５は、図４に示す動作順序を簡単に示
し、図６は上記の案内面を斜視図として示す。この案内
面においては、第１，第２，第３，第４の位置の間に段
差Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄが形成されているので軸１６が逆方向
に移動することはない。
し、図６は上記の案内面を斜視図として示す。この案内
面においては、第１，第２，第３，第４の位置の間に段
差Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄが形成されているので軸１６が逆方向
に移動することはない。
【００１９】図７（イ）（ロ）（ハ）（ニ）は、それぞ
れ軸１６が第１，第２，第３，第４の位置にある時の挟
持ローラーと挟持部材と昇降コードの関係を示す。
れ軸１６が第１，第２，第３，第４の位置にある時の挟
持ローラーと挟持部材と昇降コードの関係を示す。
【００２０】上述のように、本発明のストッパー機構で
は、昇降コードを引くとストッパー装置が解除されて、
スラットは所望の位置まで上昇され、そこで昇降操作を
止めると、昇降コードはスラットの自重で下降し、挾持
ローラーにより停止される。次に、スラットを下げよう
とする時には、昇降コードを少し引くと、ストッパー機
構は解除されてスラットは自由に降下する。
は、昇降コードを引くとストッパー装置が解除されて、
スラットは所望の位置まで上昇され、そこで昇降操作を
止めると、昇降コードはスラットの自重で下降し、挾持
ローラーにより停止される。次に、スラットを下げよう
とする時には、昇降コードを少し引くと、ストッパー機
構は解除されてスラットは自由に降下する。
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、昇降コードの操作部を
下方に引くだけで、昇降コードの係止または係止解除を
行なうことができて、従来のように昇降コードの操作部
を左右に振る必要がなく、昇降操作を容易に行なうこと
ができる。
下方に引くだけで、昇降コードの係止または係止解除を
行なうことができて、従来のように昇降コードの操作部
を左右に振る必要がなく、昇降操作を容易に行なうこと
ができる。
【００２２】また、ヘッドボックスから昇降コードが導
出されるところにストッパー装置を配置してないため、
昇降コードが挿通される開口部が設けられるだけでよ
く、開口部を非常に小さくすることができ、意匠性にも
優れている。
出されるところにストッパー装置を配置してないため、
昇降コードが挿通される開口部が設けられるだけでよ
く、開口部を非常に小さくすることができ、意匠性にも
優れている。
【図１】本発明に係るブラインドの実施例を示す正面
図。
図。
【図２】本発明に係る昇降コードストッパー装置の斜視
図。
図。
【図３】図２に示す昇降コードストッパー装置の分解斜
視図。
視図。
【図４】（イ）（ロ）（ハ）（ニ）本発明装置の動作を
説明する説明図。
説明する説明図。
【図５】図４に示す動作の順序を簡略に示す図。
【図６】切換部材の説明図。
【図７】（イ）（ロ）（ハ）（ニ）図４に示す軸の位置
に対応する昇降コードストッパー装置の状態を示す図。
に対応する昇降コードストッパー装置の状態を示す図。
１：ヘッドボックス ２：ラダーコード ３：回転シャフト ４：回転ドラム ５：スラット ６：回転操作棒 ７：回転伝達機構 ８：昇降コード ９：昇降コード操作部 １０：ストッパー装置 １１：昇降コードストッパー装置 １２：ストッパーケース １２ａ：傾斜面 １３：挟持部材 １４：挟持ローラー １５：切換部材 １６：軸 １７：スプリング １８：案内溝 １９：案内面 ２０：ランド部
Claims (1)
- 【請求項１】ヘッドボックスから吊下したラダーコード
によって複数のスラットを上下に間隔を隔てて水平に支
持し、これらのスラット群の最下部に配置したボトムレ
ールに取付けられた少くとも２本の昇降コードを、該ス
ラット群を通って上方に導き該ヘッドボックス内に導入
し、ヘッドボックス内でヘッドボックスの一端近くまで
水平に導き、ヘッドボックスの外に導出し、垂直に垂下
させて昇降コードの操作部を形成し、該昇降コード操作
部を下方に引くことによりスラット群を引上げ、また、
該昇降コード操作部を緩めることによってスラットを自
重により下降させるようにしたブラインドにおいて、ス
ラットを所望の高さに止めるために、上記のヘッドボッ
クス内に、該昇降コード操作部を引いたり緩めたりする
毎に該昇降コードを係止または係止を解除するように構
成された昇降コードストッパー装置を設け、該コードス
トッパー装置は、昇降コードがほぼ水平に通過するスト
ッパーケースと、昇降コードにおけるボトムレールに連
結された側で該ストッパーケースの端部上側に形成され
た挟持部材と、スラットの自重による昇降コードの移動
に伴って該ストッパーケースの底面上を転動し該ストッ
パーケースの端で上記の挟持部材との間に昇降コードを
締めつけて昇降コードの移動を停止する挟持ローラー
と、該挟持ローラーに係合して、上記のスラットの自重
による昇降コードの移動に伴う挟持ローラーの転動を停
止する切換部材とを備え、該切換部材は該ストッパーケ
ースに対して上下に摺動可能に配置され且つスプリング
により該ストッパーケースに対して弾性的に押圧される
ようにし、該切換部材の内側面には、ストッパーケース
に形成された案内溝を通して突出した挟持ローラーの軸
先端部が係合する案内面が形成され、この案内面には、
スラットの自重による昇降コードの移動に伴う該挟持ロ
ーラーの移動を停止するように該挟持ローラーの軸を受
入れてこれを係止するランド部を備え、且つその周り
に、上記の挟持ローラーが昇降コードを締めつける時に
挟持ローラーの軸が位置する第１の位置と、昇降コード
を引くことによって移動する第２の位置と、昇降コード
を緩めることによって第２の位置から移動して上記のラ
ンド部に受入れとめられる第３の位置と、次に昇降コー
ドを引くことによって該第３位置から移動する第４の位
置とを備え、第１位置、第２位置、第３位置、第４位置
のそれぞれの間には、この順で軸が移動するように段差
を設けたことを特徴とするブラインドの昇降コードスト
ッパー装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30918192A JP2755534B2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | ブラインドの昇降コードストッパー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30918192A JP2755534B2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | ブラインドの昇降コードストッパー装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06117170A JPH06117170A (ja) | 1994-04-26 |
| JP2755534B2 true JP2755534B2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=17989908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30918192A Expired - Fee Related JP2755534B2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | ブラインドの昇降コードストッパー装置 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2755534B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| EP0716212B1 (en) * | 1994-12-12 | 1999-08-11 | Kabushiki Kaisha Nichibei | Blind apparatus |
-
1992
- 1992-10-07 JP JP30918192A patent/JP2755534B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06117170A (ja) | 1994-04-26 |
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