JPS62287234A - 感光性樹脂版材 - Google Patents

感光性樹脂版材

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JPS62287234A
JPS62287234A JP13120586A JP13120586A JPS62287234A JP S62287234 A JPS62287234 A JP S62287234A JP 13120586 A JP13120586 A JP 13120586A JP 13120586 A JP13120586 A JP 13120586A JP S62287234 A JPS62287234 A JP S62287234A
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JP
Japan
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plate material
layer
photosensitive
material according
dye
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JP13120586A
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English (en)
Inventor
Yasushi Umeda
梅田 育志
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Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62287234A publication Critical patent/JPS62287234A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は真空装置を用いることなくネガと、粘着性の表
面を有する版材とを完全密着し、露光する製版方式で用
いられる感光性樹脂版材、特に染f、)の光退色反応を
利用し、非露光部分を予め取り除くことにより溶出時間
の短縮および溶出液の疲労を少なくし、且つ現(!1時
に該染料が再発色するため現像処理のコントロールか容
易且つ有効に実施せられ、製版後の検版も極めて容易な
感光性樹脂版材に関するものである。
従  来  の  技  術 一般に8光性樹脂版材の用途として新聞印刷、フレキソ
印刷、スクリーン印刷等があるが、特に版厚lll1f
f1以上の版材が用いられるフレキソ印刷分野において
は、厚板を感光性樹脂板のみで構成せしめる方法および
ゴムシートに感光性樹脂板を貼り合わせて作る台ゴム法
が知られている。主として経済的理由から後者が望まれ
ているが、台ゴム法では例えば7朋版を作るに当たり3
ff1mの台ゴムと4市の感光性樹脂板とを貼り合わせ
て製版し、この貼り合わせには接着剤等が用いられてい
る。
このような版材にネガをあて露光するのであるがこの場
合露光機に真空用シートがあると、はみ出した接着剤が
シートを汚し作業性が低下したり、またシートの汚れで
次の製版時に画像品質が低下する問題があるため、真空
シートを用いずネガと版材とをローラー等で完全密着さ
せ露光する手段が、通常多くの場合に用いられているの
が現状である。
本発明者らは先に、特開昭57−208556号、特願
昭60−276531号などで表面粘着性のない感光性
樹脂版材の提案を行ったが、真空装置を用いない上記用
途に対してはネガと版材との完全密着は困難で、密着不
良による画像品質低下は避けられず、粘着性版材の開発
が急がれている。さらにまた、厚板の溶出工程では溶出
時間が長くかかること、および多量の感光性樹脂の溶は
込みによる溶出液の疲労等が問題になっている。
かかる問題を解決するため最近では露光された版材を溶
出に先立ち、非露光部を両刃等により切りめくり収った
後、溶剤等で溶出する方法が提案されている。しかし市
販の感光性樹脂版材の多くは透明または顔料等で着色さ
れた感光層を有しており、原画ネガティブを通し露光し
た後露光部分と非露光部との差が判別しに<<、両刃等
で非露光部分をめくり取る際作業時間が長くかがったり
、誤って露光部分にまで両刃を入れ損傷させることが屡
々起生じている。また透明な感光性樹脂版材を製版して
得られる版の凹8形状は見に<<、版の仕上がり状態の
検版がしにくい欠点を有している、 このように真空装置を用いない粘着性表面を有する版材
で、露光時および溶出時の作業性および製版時の検版作
業性を改善した樹脂版材が要求されている。
発明が解決しようとする問題点 そこでネガと版材とを真空装置を用いずに露光すること
ができ、露光時に潜像が肉眼で容易に判別でき、現像の
制御が極めて容易で、像の鮮明度に優れ、品質コントロ
ールが容易、且つ生業性、経済性に浸れた樹脂版材が求
められており、かかる版材を提供することが本発明目的
である。
問題点を解決するための手段 本発明者らは鋭意研究を続けた結果、活性放射線により
光退色し、現像時に再発色する染料を含む表面粘着性を
有する怒光性樹脂層を用いることにより、上記諸口的が
達成せられることを見出し本発明を完成するに至った。
すなわち本発明に従えば前記目的を達成するため支持体
、該支持体上に設けられた感光層、離型層を介しまたは
介せず該感光層上に設けられたシート状あるいはフィル
ム状保護層がらなり、前記感光層がゴム弾性を有するポ
リマー、付加重合性不飽和単量体および光重合開始剤か
らなる組成物に、紫外部乃至は可視部の活性放射線によ
り光退色し、現像時に再発色する染料を均一に配合して
なる感光性樹脂層である感光性樹脂版材が提供せられる
本発明にかかる版材の支持体は金属例えばアルミニウム
、亜鉛、鉄等;プラスチック例えばポリエチレンテレフ
タレート、ポリエチレン、ポリメチルメタクリレート、
ナイロン、セルロースアセテート、ポリプロピレン、ポ
リカーボネート、ポリ塩1ヒビニル等;天然ゴム、合成
ゴム、合成ゴム発泡体(ウレタン発泡体、ブタジェン発
泡体)あるいはプラスチックを介した発泡体ニガラス等
版材用の任意の支持体が用いられる。必要に応じこれら
支持体の表面にエツチング、電解酸化、ヲロナ放電など
の前処理を施してもよく、接着剤層、ハレーション防止
層等を設けてもよい。
本発明の版材にあってはこの支持体の上に感光性樹脂層
が設けられるが、この樹脂層はゴム弾性を有するポリマ
ー、1付加重合性不飽和単量体および光重合開始剤から
なる組成物に特定の染料が均一に配合されてなる組成物
から構成せられる点において従来の感光性樹脂層と異な
り、また本発明の版材における最も特徴的部分をなして
いる。
本発明での感光性樹脂層の第1成分はゴム弾性を有する
ポリマーであり、かかるポリマーとしては例えばポリウ
レタン、ポリイソプレン、ポリブタジェン、ブタジェン
アクリロニトリルゴム、スチレン−イソプレン−スチレ
ンブロックコポリマー、スチレン−ブタジエン−スチレ
ンブロックコポリマー、クロロスルホン化ポリエチレン
等が挙げられるが、これらの内特に好ましいものは結晶
性1.2−ポリブタジエン、スチレン−ブタジェン−ス
チレンコポリマー、スチレン−イソプレン−スチレンコ
ポリマーで、就中結晶性1.2−ポリブタジエンが優れ
ている。というのは結晶性1.2−ポリブタジエンで結
晶化度10〜30%、1.2−結合金量70%以上、平
均分子量IQ、O1]0〜300.000程度のものは
特公昭55−34415吟に記載の如く、溶融温度が比
較的低い、65〜110°C程度で溶融成型中に付加重
合性不飽和単量体の熱重合が起こらず、容易にシート成
型が可能で最も取り扱いが容易なためである。
感光性樹脂層の第2成分である付加重合性不飽和単量体
としてはゴム弾性を有するポリマーと相溶性のある重合
性不飽和結合を有する任意のrヒ合物が用いられるが、
例えばアクリル酸またはメタクリル酸と炭素数4〜20
のアルキルアルコールとのエステル類、例えばブチル(
メタ)アクリレート、ブチルジ(メタ)アクリレート、
イソブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)ア
クリレート、1.6−へキシルジ(メタ)アクリレート
、ネオペンチル(メタ)アクリレート、ネオペンチルジ
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル
(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレー
トなどが特に好ましく、またトリアクリル酸トリメチロ
ールプロパン、テトラアクリル酸ペンタエリスリトール
、(トリス2−ヒドロキシエチル)インシアヌラートの
トリアクリレート、トリメチロールプロパンエトキシシ
ートトリアクリレート、エチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレー
ト、アクリルアミド、メタクリルアミド、N、N′−メ
チレンビスアクリルアミド等も用いることができる。
勿論これ以外の付加重合性不飽和単量体ら活性化された
光開始剤により重合するものでゴ°ム弾性を有するポリ
マーと相溶性を有する限り任意のものが用いられる。
感光性樹脂層の第3成分は光重合開始剤で、これは化学
線により活性化され、付加重合性子゛飽和単量体の重合
を開始せしめうる任意の化合物とすることができる。好
ましい光重合開始剤はベンツイン、ベンゾインアルキル
エーテル、ベンジルアンスラキノン、2−メチルアンス
ラキノン、2−t−ブチルアンスラキノン、p−ジニト
ロペンゼン、2−クロロ−4−ニトロアニリン、9−ア
ントラニルアルデヒド、ベンゾフェノン、1.2−ナフ
トキノン、4−ナフトキノン等であり、中でも感光性樹
脂層の成型時にも安定なベンゾインおよびベンゾインア
ルキルエーテル(炭素数1〜8のアルキルを有するもの
)が特に好ましい。
これらゴム弾性を有するポリマー、付加重合性単量体お
よび光重合開始剤は通常の怒光性樹脂組成物の配合割合
、配合手法により混合せられる。
しかしながら、本発明の感光性樹脂層にはその最も特徴
的な点として紫外部乃至は可視部の活性放射線により光
退色し、後述の現(象液を用いた現像時に再発色する特
性を有する染料が均一に含まれている。かかる染料はア
ンスラキノン構造を有する特徴があり、具体的にはC,
1,ソルベントブルー11(カラーインデックス615
25 ) 、 C,!、ソルベントブルー12(カラー
インデックス62100 )、C,[、ソルベントグリ
ーン3(カラーインデックス61565 ) 、C,1
,ソルベントバイオレット13(カラーインデックス6
0725 )、C,!、ソルベントバイオレット14(
カラーインデックス61705 )等が挙げられ、アル
コールあるいは有機溶剤に溶解性である。これらの染料
は単独でも組合せでも用いられ、通常感光性樹脂組成物
重量に対し、0.01〜10重量%、好ましくは0.1
〜5重量%の範囲内で用いられる。染料量が上記範囲よ
り少ない場合には着色部の色が淡く、露光部と非露光部
とのコントラストが低下し、また上記範囲より多い場合
には光退色反応に長時間を要し、実用価値が低減せられ
る。本発明の感光性樹脂層には尚、所望により熱重合防
止剤、例えばハイドロキノン、p−メトキシフェノール
、t−ブチルカテコール、2.6−ジーt−ブチル−p
−クレゾール等、池の染料および顔料、可塑剤等を含有
せしめることもできる。
本発明の感光性樹脂層は上記各成分からなる怒光性樹脂
組成物を溶融押し出し法などにより支持体上に直接圧着
することも、あるいはシート状に成形した後支持体との
間に接着層を設けるか、あるいはそのままで感光層を例
えば熱プレス法、溶液キャスト法などにより圧着するこ
とにより支持体上に設けることができる。
本発明の版材では上記感光層の上にさらに離型層を介し
または介せずに、シート状あるいはフィルム保護層が設
けられる。この保護層の主体としては、シート状または
フィルム状のプラスチック(例えばポリエステル、ポリ
カーボネート、ポリアクリレート、ポリプロピレン)が
挙げられる。
好ましくは化学的研磨または物理的研磨(例えばサンド
ブラスト)によって処理されたものが用いられる。特に
該生木の表面は平均5μ以下の表面粗度を有することが
好ましい。尚、このようにして形成される保護材は表面
粘着性のある感光層表面に熱圧着されるが、使用時に呆
護材を感光層表面から剥離する必要があるので、その剥
離を容易ならしめるため保護層と感光層の中間に離型層
を介在せしめてもよい。この目的にはシリコン型雛型層
が好適で、例えば剥離紙用シリコン(ペーパーコーティ
ング剤)を保護材主体の表面に塗布、乾燥して、厚さ0
.1〜0.5μの離型層を形成すればよい。上記シリコ
ンには(A)1付加反応硬化型と(B)縮合反応硬化型
かあり、その゛硬化皮膜としては の構造が考えられる。(例、トーレシリコンペーパーコ
ーティング剤1寸加型S D 7226 (触媒5RX
−’02)、縮合型5RX−244(触媒5RX−24
2AC))。
このような構成の積層体として構成せしめられた本発明
にかかる感光性樹脂版材は使用に際し、先づフィルムあ
るいはシート状医護層を版材から剥離し、粘着性感光層
表面とネガを真空装置を用いることなく、例えばロール
掛けにより密着させ露光する。露光域は感光層中に含ま
れる染料の光退色により肉眼で明瞭に区別せられる。次
いで、光退色していない非露光部分を卯月等で切り取っ
た後、現像剤でもってブラッシング溶出を行うことによ
り、通常の現像よりも溶出時間が短縮できる。
尚、本発明の感光性樹脂版材は通常のかがる版材の場合
と同様、一般に塩素系有機溶剤、例えばパークロルエチ
レン、トリクレン、1,1.1−トリクロルエタン、四
基1ヒ炭素;ケトン類、例えばメチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン又はセロソルブアセテート類を主
溶剤とし、低級アルコール類、例えばメタノール、エタ
ノール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコー
ルまたは水を調整剤として混合したちの;水または酸性
あるいはアルカリ性材料を含む水などが使用せられる。
本発明の感光層中に含まれ、紫外部乃至は可視部の放射
線で光退色せられた染料は上記の如き現像剤で処理され
ると再発色する特徴を有する。したがって現像剤による
溶出時に露光部は再発色するから、細微な点あるいは線
が含まれる像にあっても現像を充分に制御して実施する
ことができ、こういった点あるいは線が現像時のブラッ
シングで除去されてしまうことを回避でき、露光部分が
原画に忠実で、ショルダー形状の優れたレリーフ画像を
もつ印刷板が得られる。尚、感光層は良好な光退色機能
が付与されているためショルダー角がシャープになり、
白ヌキが深く、露光ラチュードが広くなる利点をも有す
る。
本発明の版材により凸版、平版、凹版の印刷版が容易に
得られ、まな該版材は装飾用図柄、ネームプレート、デ
ィスプレー、そのf也フオトレ・シストなど各種の用途
に有効に利用できる。本発明の感光性樹脂版材を使用し
た場合、従来市販の版材による場合よりも一般に画像品
質、特にショルダー角、白ヌキが良く、露光ラチュード
が広くなりまた非露光部の卯月等による切り取り1ヤ業
時間が半分以下に短縮できるので、作業性が著しく向上
し、また露光部分が溶出、乾燥工程で再発色することに
より現像の制御ならびに版の仕上がり状態を検査する検
版作業性が著しく向上する。
以下実施例、比較例により本発明を説明する。
特にことわりなき限り部および%は重量による。
実施例1 結晶性1,2−ポリブタジエン (日本合成ゴム株式会社製品 r JSRRB 8111」、結晶Cヒ変15%、1.
2−結合構造88%、数平均分子量約110.QQO゛
)            70部材ペンチルグリフー
ルジメタクリレート                
  1012.2′−ジメトキシ−2−フェニル1七ト
フ!ノン              3 部ジイソデ
シルフタレート        40部カリフレ・ンク
ス丁R1112 (スチレン/イソプレン/スチレンブロック共重合体)
         30 部p−メトキシフェノール 
      0.05部スミプラストブルーG (住友化学製C,1,ソルベントプツト11、カラーイ
ンデックス61525>      0.QOI部上記
成分のうち結晶性1.2−ポリブタジエンとカリフレッ
クスT R!112を圧縮ニーダ−に入れて温度90℃
で30分間混合した後、あらかじめ2.2′−ジメトキ
シ−2−フェニルアセトフェノン、スミプラストブルー
G、P−メトキシフェノール及びジイソデシルフタレー
トをネオペンチルグリコールジメタクリレートに溶解し
た溶液をさらに加えて5分間混合する。均一に混合され
た組成物をプレス機を用いてシート状に成型する。
成型に際しては該組成物の上には表面を1ヒ学研麿によ
る方法で粗面化した平均粗さ30μ、厚さ100μの保
護用ポリエステルフィルムを、下には厚さ100μのポ
リエステルフィルムを置きポリエステルシート3開のス
ペーサーを使用する。
圧力10 kg / cm 2の条件のもとに約50秒
間プレスし、冷却すると厚さ3朋のシートが得られる。
このようにして得られたシートの下方のポリエステルシ
ートをはがし、剥ぎ取った面を1.1.1−トリクロル
エタンを塗布した台ゴム(クレハエ−スNo、1704
.2.8mm厚)、に密着させ、1.5分間放置する。
このようにして得られた感光性シート(A)より保護用
ポリエステルフィルムを剥離すると粘着性を有する青色
の3ffiII+の感光層と2,8朋の台ゴム支持体か
らなる感光性シート(B)が得られた。
ゴムローラーを用いて上記感光性表面に原画を完全密着
し、次いで紫外線ランプを10分間照射した後に原画を
剥離した。露光部分は光退色により透明になり、また非
露光部分は青色であった。
原画パターンが目視で明確に判別できた。次に、両刃を
用いて露光部分の周囲の非露光部を台ゴムまで切り取り
、イソプロピルアルコールを25重量%含む1.1.1
−)リクロロエタン混合液で感光性シートを3分間ブラ
ッシング溶出し、乾燥炉で50°Cで20分間乾燥する
と露光部分が青色に再発色した原画に忠実で且つショル
ダー形状の優れたレリーフ画像を有する印刷版が得られ
た。
実施例2 結晶性1.2−ポリブタジエン (日本合成ゴム株式会社製品 r JSRRB 810」、結晶化度15%、1.2−
結合構造88%、数平均分子量約110,000>  
         100部ネオペンチルグリコールジ
メタクリレート                 1
0 部ジイソデシルフタレート        45部
2.2°−ジメトキシ−2−)Lニル1セトフェノン 
             3 部p−メトキシフェノ
ール        Q(155部オリエンタルオイル
ブルー (東洋インキ製造株式会社 C,1,ゾルベント1ルー11.カラーインデックス6
2100)      0.002部上記成分を加圧ニ
ーダ−を用いて80°Cで30分間混合した。均一に混
合された組成物をプレス機を用いてシート状に成型する
。成型に際しては上方に、表面を化学研磨による方法で
粗面(ヒした平均粗さ3.0μ、厚さ100μの保護用
ポリエステルフィルム上に1・−レシリコン5RX−2
44(触媒として5RX−242AC)の溶剤型のもの
をドクターブレードで厚さ0.5μに塗布し、−日室温
で放置した後、さらにその塗布面上にエトキシが45%
のメジアム型エチルセルロース(ダウ社製)100部と
、スミプラストブルーG(住友化学製C,1,ソルベン
トブルー11、カラーインデックス61525 ) 0
 、2部との混合物5重量%イソプロピルアルコール/
トルエン溶液をバーコーターにて厚さ1.5μに塗布し
、乾燥したフィルムを用いる以外は実施例1と同様の操
作を行い、感光性シート<A>を得た。次に実施例1と
同様の操作を行い、感光性シート(B)を得た。この時
保護用ポリエステルフィルムを剥離するに際しては実施
例1よりも軽い力で剥離できた。
実施例1と同様の製版を行い、露光部が青色に再発色し
た原画に忠実で、且つショルダー形状の優れたレリーフ
画像を有する印刷版が得られた。
実施例3 実施例1の感光性シート(A)と、台ゴムの代わりにポ
リエステルフィルムに接着された厚み3■、密度0.3
0、伸び150%、反発弾性30%、圧縮残留歪3%の
独立気泡のウレタン発泡体とをウレタン系接着剤と液状
ポリブタジェンとからなる接着剤を用いて貼り合わせ感
光性シート(B)を得た。次いで実施例1と同様の操作
を行い、露光部が青色に再発色した原画に忠実で且つシ
ョルダー形状の優れたレリーフ画像を有する印刷版が得
られた。
比較例1 実施例1の感光性樹脂から成る厚み3m11の感光性シ
ートの片面にポリエステルシートをバッキングした。一
方、化学研磨処理を施さない厚さ100μの保護用ポリ
エステルフィルム上にトーレシリコン5RX−244(
触媒として5RX−242AC)の溶剤型のものをドク
ターブレードで厚さ0.5μに塗布し、−日室温で放置
した後、さらにその塗布面上にポリビニルブチラール樹
脂(ビニルブチラール/酢酸ビニル/ビニルアルコール
のトリポリマー、ブチラール1ヒ度65±2m01%、
数平均重合度1000〜2000>100部と実施例1
で用いた染料0.3gを混合溶解した5重量%イソプロ
ピルアルコール溶液をバーコーダ−にて厚さ3μに塗布
し、乾燥した。次にバッキングされた感光性シートを熱
風乾燥炉にて80℃で2分間加熱し、これを炉外に取り
出した直後に上記保護用ポリエステルフィルムをその塗
布面において感光層表面にlaiさせ、両者を表面温度
16°Cの冷却盤上に10分間静置して感光層表面が保
護された感光性シート(A)を得た。
次に得られた感光性シートのバッキング材であるポリエ
ステルシートを剥ぎ取り、剥ぎ取った面を1.i  L
−トリクロルエタンを塗布した台ゴム(クレハエースN
o、 1704.2,8開厚)に密着させ、1時間放置
する。このようにして、得られた感光性シートより保護
用ポリエステルフィルムを剥離すると、粘着性の無い青
色に染色したポリビニルブチラール樹脂皮膜によって被
覆された感光層表面を有する、また支持体が2.8mm
の台ゴムから成る感光性シート(B)が形成された。
次に実施例1の通りの露光をしたところ部分的にネガが
浮いていたか、実施例1同様露光部が光退色した青色画
像が目視で判別できたが、不鮮明な画像であった。次に
卯月を用いて露光部分の周囲の非露光部分を台ゴムまで
切り取り、1.1゜1−トリクロルエタン液で1分間感
光性シートをブラッシング溶出し、乾燥炉で45°Cl
2O分間乾燥すると露光部が青色に発色した、カブリの
あるショルダー形状の劣ったレリーフ画像を有する印刷
版が得られた。
比較例2 実施例1から染料を除く以外は実施例1と同様の操作を
行ったところ、露光部分も非露光部分も透明性のため判
別が非常に困難であり、卯月による非露光部分の切り取
り作業時間は実施例1の場合の約3倍かかり、また作業
中に露光部分まで卯月を入れ損傷させ、欠損のある版が
得られ、欠損版であることが校正刷りをして判明した。
また、溶出、乾燥後、版の発色がなく検版しにくい状態
であった。
特許出願代理人

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体、該支持体上に設けられた感光層、離型層
    を介しまたは介せず該感光層上に設けられたシート状あ
    るいはフィルム状保護層からなり、前記感光層がゴム弾
    性を有するポリマー、付加重合性不飽和単量体および光
    重合開始剤からなる組成物に、紫外部乃至は可視部の活
    性放射線により光退色し、現像時に再発色する染料を均
    一に配合してなる感光性樹脂層であることを特徴とする
    感光性樹脂版材。
  2. (2)ゴム弾性を有するポリマーが結晶性1,2−ポリ
    ブタジエン、ブタジエンアクリロニトリルゴム、スチレ
    ン−イソプレン−スチレンブロックコポリマー、スチレ
    ン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー、クロロ
    スルホン化ポリエチレン、ポリウレタン、ポリイソプレ
    ン、ポリブタジエンからなる群より選ばれる少なくとも
    1種である特許請求の範囲第1項記載の版材。
  3. (3)付加重合性不飽和単量体がゴム弾性を有するポリ
    マーと相溶性のある重合性不飽和結合を有する化合物で
    ある特許請求の範囲第1項記載の版材。
  4. (4)光重合開始剤がベンゾイン、ベンソインアルキル
    エーテル、ベンジルンスラキノン、2−メタルアンスラ
    キノン、2−t−ブチルアンスラキノン、p−ジニトロ
    ベンゼン、2−クロロ−4−ニトロアニリン、9−アン
    トラニルアルデヒド、ベンゾフェノン、1,2−ナフト
    キノン、4−ナフトキノンからなる群より選ばれる特許
    請求の範囲第1項記載の版材。
  5. (5)染料がアントラキノン構造を有する染料である特
    許請求の範囲第1項記載の版材。
  6. (6)染料が感光性組成物重量に基づいて0.01〜1
    0重量%含まれる特許請求の範囲第1項記載の版材。
  7. (7)保護層が表面粗度5μ以下を有し、離型層が膜厚
    0.1〜0.5μである特許請求の範囲第1項記載の版
    材。
  8. (8)離型層がシリコン型離型層である特許請求の範囲
    第7項記載の版材。
  9. (9)支持体がポリエステルフィルムである特許請求の
    範囲第1項記載の版材。
  10. (10)支持体が独立気泡のフォーム層である特許請求
    の範囲第1項記載の版材。
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