JPS6228703Y2 - - Google Patents

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JPS6228703Y2
JPS6228703Y2 JP3725582U JP3725582U JPS6228703Y2 JP S6228703 Y2 JPS6228703 Y2 JP S6228703Y2 JP 3725582 U JP3725582 U JP 3725582U JP 3725582 U JP3725582 U JP 3725582U JP S6228703 Y2 JPS6228703 Y2 JP S6228703Y2
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thyristor
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voltage
capacitor
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジンに同期して駆動される磁石発
電機の正方向電圧でコンデンサを充電し、このコ
ンデンサの電荷を前記磁石発電機の負方向電圧で
サイリスタを導通せしめることにより点火コイル
の一次コイルに放電させ、同点火コイルの二次コ
イルに高電圧を発生させてエンジンを点火するよ
うにしたいわゆる信号コイル無しのコンデンサ放
電式無接点点火装置の改良に関するものである。
第1図は先に提案(実公昭52−57320号)した
従来この種無接点点火装置を示すもので、1はエ
ンジンに同期して駆動される磁石発電機、2はそ
の発電コイル、3は半導体回路部で、この半導体
回路部3はコンデンサ4と、サイリスタ5とダイ
オード6〜9と、抵抗10とよりなつている。1
1は点火コイルでこの点火コイル11は前記半導
体回路部3に接続された一次コイル12と、エン
ジンの点火プラグ14に接続された二次コイル1
3とよりなつている。
しかして、この第1図に示す従来の装置は、ま
ず磁石発電機1がエンジンに同期して駆動される
と、その発電コイル2に正方向電圧VAと負方向
電圧VBが交互に発生する。そして、その正方向
電圧VAは半導体回路部3のダイオード6を介し
てコンデンサ4を図示の極性に充電し、前記負方
向電圧VBは発電コイル2と、点火コイル11の
一次コイル12と、半導体回路部3の抵抗10と
サイリスタ5のゲート、カソードと、ダイオード
7との回路に電流を流すので、そのサイリスタ5
が導通する。そこで、前記コンデンサ4に充電さ
れている電荷が、コンデンサ4と、サイリスタ5
のアノード、カソードと、ダイオード8と、一次
コイル12との回路に急激に放電され、これによ
り点火コイル11の二次コイル13に高電圧が発
生し、点火プラグ14に高電圧の火花を飛火して
エンジンを点火するものである。
ところで、この第1図に示す従来装置において
はエンジンの始動時などの低速回転時においては
磁石発電機1の回転速度も低いので、その発電コ
イル2に発生する正および負方向電圧VA,VBは
第2図に曲線VA1,VB1で示すように低圧であ
り、コンデンサ4の充電電圧も曲線VC1で示すよ
うに低圧であるが、エンジンの回転速度がある程
度高速になると、その正および負方向電圧は曲線
VA2,VB2で示すように高圧に変化し、コンデン
サ4の充電電圧も曲線VC2に示すように高圧にな
る。そして、エンジンの点火角度は前記負方向電
圧VB1,VB2がサイリスタ5のゲートトリガが電
圧Vgにそれぞれ到達して該サイリスタ5が導通
した回転角で決定されるものであるから、第2図
に示すように発電コイル2に発生する負方向電圧
が曲線VB1のように比較的低圧の場合は回転角θ
でエンジンは点火されるが、曲線VB2のように
比較的高圧になると回転角θでエンジンは点火
されるようになる。
そこで、この第1図に示す従来装置においては
一般に磁石発電機1の正方向電圧VAの上昇にし
たがつてコンデンサ4の充電電圧が上昇するので
点火エネルギーは次第に増大することになり、ま
た、負方向電圧VBの上昇にしたがつてエンジン
の点火角度は次第に進角することになる。
ところが、磁石発電機1の発電コイル2に発生
する出力電圧はその磁石発電機の回転速度に比例
して上昇するように考えられるが、実際にはその
発電コイル2の内部インピーダンスがその回転速
度とコイルの巻数の2乗に比例して増加するもの
であるから、今、その発電コイル2の巻数が比較
的少ない(例えば直径0.14粍の銅線を約2000ター
ン)場合においては、エンジンの回転速度と点火
角度の関係は第3図に破線で示す曲線イのように
なり、またエンジンの回転速度と点火エネルギー
の関係は第4図に破線で示す曲線イ′のようにな
る。そこで、この場合エンジンの点火角度は第3
図の曲線イに示すように低速時(500〜
6000RPM)においてはピストンの上死点前20度
より30度に向つて、次第に進角するのでエンジン
にとつて好都合であるが、一方この場合における
点火エネルギーは、第4図の曲線イ′に示すよう
に特に始動初期(約600〜2000RPM)において不
足して、例えば冬期などの低温時などにおいては
エンジンの始動困難となる欠点があるのである。
しかして、上記欠点を解消するため、今、その
発電コイル2の巻数を比較的多くした(例えば直
径0.14粍の銅線を約3000ターン)場合において
は、エンジンの回転速度と点火角度の関係は第3
図に実線で示す曲線ロのようになり、また、エン
ジンの回転速度と点火エネルギーの関係は第4図
に実線で示す曲線ロ′のようになる。そこで、こ
の場合においてはエンジンの低速時における点火
エネルギーは第4図の曲線ロ′に示すように増大
するので、エンジンの始動はきわめて良好となる
ように考えられるが、エンジンの低速時における
点火角度が第3図の曲線ロに示すようにピストン
の上死点前30度に近いので、エンジンの始動時に
おいてはいわゆる過早点火となり、これによりエ
ンジンが破損するという重大な欠点があつたので
ある。
本考案は上記の点に着目してなされたもので、
その目的とするところは構成簡単な改良により、
エンジンの始動初期における点火角度は第3図に
曲線イで示すようにピストンの上死点前20度より
30度に向つて次第に進角させながら、一方その点
火エネルギーは第4図に曲線ロ′で示すようにエ
ンジンの始動初期より比較的高くできるようにし
て、そのエンジンの始動を冬期などの低温時にお
いても容易とすることができる優れた無接点点火
装置を提供するにある。
以下本考案一実施例を示す第5図について説明
する。この図において、第1図と同一付号で示す
ものは第1図のものと同一または等効のものを示
しているので、その説明は省略するが、この第5
図に示す本考案一実施例における半導体回路部2
1のサイリスタ5のゲート、カソード間にはサイ
リスタ制御回路22が接続されている。そして、
このサイリスタ制御回路22は主トランジスタ2
3と、この主トランジスタ23を制御する補トラ
ンジスタ24と、抵抗25〜28と、コンデンサ
29と、逆流防止用のダイオード30とよりなり
図示のように接続されているが、前記コンデンサ
29はダイオード30と、抵抗27および28と
を介して充電され、その充電電荷が所定レベルに
達すると抵抗28および26と補トランジスタ2
4のベース、エミツタとを介して放電して該補ト
ランジスタ24を導通せしめるいわゆるコンデン
サ遅延回路を構成している。
以上のように構成された第5図に示す本考案一
実施例は磁石発電機1の発電コイル2に正方向電
圧VAが発生すると、ダイオード6を介してコン
デンサ4を図示の極性に充電し、つぎに負方向電
圧VBが発生するとまず点火コイル11の一次コ
イル12と、サイリスタ制御回路22の抵抗25
とを介して主トランジスタ23にベース電流を流
すので、この主トランジスタ23が導通してコレ
クタ電流が流れる。そして、前記負方向電圧VB
が次第に上昇すると、前記主トランジスタ23の
コレクタ、エミツタ間の電圧降下によりダイオー
ド30と、抵抗27および28を介してコンデン
サ29が充電され、そのコンデンサ29の電荷が
所定レベルに達すると、抵抗26を介して補トラ
ンジスタ24にベース電流が流れ、該補トランジ
スタ24が導通し、これにより前記主トランジス
タ23のベース電流が側路され、該主トランジス
タ23が不導通となり、該主トランジスタ23の
コレクタ、エミツタ間の電圧が急上昇し、抵抗1
0を介してサイリスタ5のゲートに印加され、こ
のサイリスタ5のアノード、カソード間が導通す
る。
このサイリスタ5の導通により前述のコンデン
サ4に充電された電荷がサイリスタ5と、ダイオ
ード8とを介して点火コイル11の一次コイル1
2に急激に放電され、同二次コイル13に高電圧
が発生し、点火プラグ14に高電圧の火花を飛火
してエンジンを点火する。
以上の動作が繰り返されてエンジンは点火され
るのであるが、上記の通り本考案一実施例におい
ては、半導体回路部21のサイリスタ5のゲート
カソード間にサイリスタ導通制御回路22が接続
され、このサイリスタ導通制御回路22は発電コ
イル2の負方向電圧VBの初期電流を主トランジ
スタ23で短絡し、その後コンデンサ29の遅延
回路により所定時間遅らせて補トランジスタ24
を導通させて前記主トランジスタ23を不導通に
移行させることによりサイリスタ5を導通させて
エンジンを点火することになる。
そこで、サイリスタ5の導通は発電コイル2に
負方向電圧VBが発生してからコンデンサ29の
充電電圧が所定レベルに上昇するまでの間遅延す
ることになるが、その遅延時間はエンジンの回転
速度が低速から高速に向つて上昇すると逆に長時
間から短時間に向つて変化する特性を有する。
(すなわち点火角度が進角する) そこで、今発電コイル2の巻数を比較的多くし
た(例えば直径0.14粍の銅線を約3000ターン)場
合においても、エンジンの回転速度と点火角度の
関係は、第3図に破線で示す曲線イのようにエン
ジンに好適な進角特性に合致させることができる
と共に、そのエンジンの回転速度と点火エネルギ
ーの関係は第4図に実線で示す曲線ロ′のように
なり、冬期における低温時においてもエンジンの
始動を容易にすることが可能となる。
以上の説明で明らかな通り、本考案によれば、
エンジンに同期して駆動される磁石発電機の正方
向電圧でコンデンサを充電し、このコンデンサの
電荷を前記磁石発電機の負方向電圧でサイリスタ
を導通せしめることにより点火コイルの一次コイ
ルに放電させてエンジンを点火するようにしたエ
ンジンの無接点点火装置において、前記サイリス
タのゲート、カソード間に前記磁石発電機に誘起
される負方向電圧の初期電流を短絡せしめる主ス
イツチング素子と、該主スイツチング素子を不導
通にする補スイツチング素子と、該補スイツチン
グ素子を駆動するコンデンサ遅延回路とよりなる
サイリスタ導通制御回路を接続するという簡単な
改良により、エンジンの回転速度と点火角度の関
係は第3図に破線で示す曲線イのようにエンジン
にとつて好適な進角特性に合致させることができ
ると共に、そのエンジンの回転速度と点火エネル
ギーの関係は第4図に実線で示す曲線ロ′のよう
にエンジンの始動初期より比較的高くすることが
可能となり、これによりエンジンの始動を冬期な
どの低温時においてもきわめて容易とすることが
できるので、その実用的顕著な効果大なるものが
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来この種無接点点火装置の電気回路
図、第2図は同装置の電圧波形図、第3図および
第4図はエンジンの回転速度に対する点火角度お
よび点火エネルギーの関係を説明するための特性
図、第5図は本考案一実施例無接点点火装置の電
気回路図である。 図中、1は磁石発電機、2は発電コイル、4は
コンデンサ、5はサイリスタ、6〜9はダイオー
ド、11は点火コイル、12は一次コイル、13
は二次コイル、14は点火プラグ、21は半導体
回路部、22はサイリスタ導通制御回路、23は
主トランジスタ、24は補トランジスタ、29は
コンデンサである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンに同期して駆動される磁石発電機の正
    方向電圧でコンデンサを充電し、このコンデンサ
    の電荷を前記磁石発電機の負方向電圧でサイリス
    タを導通せしめることにより点火コイルの一次コ
    イルに放電させ、同二次コイルに高電圧を発生さ
    せてエンジンを点火するようにしたエンジンの無
    接点点火装置において、前記サイリスタのゲー
    ト、カソード間に前記磁石発電機に誘起される負
    方向電圧の初期電流を短絡せしめる主スイツチン
    グ素子と、該主スイツチング素子を不導通にする
    補スイツチング素子と、該補スイツチング素子を
    駆動するコンデンサ遅延回路とよりなるサイリス
    タ導通制御回路を接続したことを特徴とするエン
    ジンの無接点点火装置。
JP3725582U 1982-03-17 1982-03-17 エンジンの無接点点火装置 Granted JPS58139584U (ja)

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JP3725582U JPS58139584U (ja) 1982-03-17 1982-03-17 エンジンの無接点点火装置

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JP3725582U JPS58139584U (ja) 1982-03-17 1982-03-17 エンジンの無接点点火装置

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JPS58139584U JPS58139584U (ja) 1983-09-20
JPS6228703Y2 true JPS6228703Y2 (ja) 1987-07-23

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JPS60104773A (ja) * 1983-11-14 1985-06-10 Sawafuji Electric Co Ltd エンジンの点火装置

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JPS58139584U (ja) 1983-09-20

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