JPS62286814A - 車輌用車高調整式ロ−ル制御装置 - Google Patents

車輌用車高調整式ロ−ル制御装置

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Publication number
JPS62286814A
JPS62286814A JP12767786A JP12767786A JPS62286814A JP S62286814 A JPS62286814 A JP S62286814A JP 12767786 A JP12767786 A JP 12767786A JP 12767786 A JP12767786 A JP 12767786A JP S62286814 A JPS62286814 A JP S62286814A
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JP
Japan
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vehicle
roll angle
deviation
roll
vehicle height
Prior art date
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Pending
Application number
JP12767786A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuji Arai
荒井 靖二
Osamu Yasuike
修 安池
Hiroyuki Ikemoto
池本 浩之
Nobutaka Yamato
大和 信隆
Shunichi Doi
俊一 土居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP12767786A priority Critical patent/JPS62286814A/ja
Publication of JPS62286814A publication Critical patent/JPS62286814A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G17/00Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
    • B60G17/015Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、自動車等の車輌の車高調整に係り、更に詳細
には車高調整式のロール制御装置に係る。
従来の技術 自動車等の車輌が所定値以上の車速にて旋回する場合に
は、車体が旋回外輪側へ傾斜する車体のロールが発生し
、車輌の操縦性が損われやすいという問題がある。
かかる問題に対処すべく、車輌の各車輪にそれぞれ対応
して設けられ、作動流体室に対し作動流体が給排される
ことにより各車輪に対応する位置の車高を増減する複数
個のアクチュエータと、各アクチュエータに対応して設
けられ対応するアクチュエータに対し作動流体の給徘を
行う複数個の作動流体給排手段と、車高を検出する車高
検出手段と、車高検出手段の検出結果に基き作り流体給
排手段を制御して車高を所定の車高に調整aI111I
I]する制御手段とを含む車高調整装置を備えた車輌に
於ては、本願出願人と同一の出願人の出願に係る特願昭
60−235652号及び同60−235653号明細
書に記載されている如く、実際の車高と基準車高の偏差
に基き作動流体給排手段を制御することにより、車高を
目標車高に制御するだけでなく、車輌の旋回時には積極
的に車高調整を行って車体のロールを完全に回避するこ
とが試みられている。
発明が解決しようとする問題点 一般に車輌が旋回する場合には車体に作用する遠心力に
起因して車体の荷重移動が生じ、旋回外輪側のタイヤに
は大きい荷重が作用する。タイヤに作用する荷重がタイ
ヤの性能限界を越えると、タイヤの横滑りやリムタッチ
の如き車輌の安定的旦安全な走行上好ましからざる現象
が生じる。
しかるに上述の如き車高調整によるロール制御が行われ
る車輌に於ては、車輌がタイヤの性能限界に近い臨界的
な条件にて旋回する場合にも、実際には車体のロールが
実質的に発生しないので、車輌の運転者はタイヤの状態
を把握しにくく、そのため車輌の旋回条件がタイヤの性
能限界を越えた時点に於て突然にタイヤの横滑りやリム
タッチの如き現象が生じる虞れがある。
本発明は、従来の車高調整によるロール制御装置に於け
る上述の如き問題に鑑み、車輌の旋回条件がタイヤの性
能限界に近い臨界的な条件下にない時には、車体のロー
ルが発生することを確実に阻止し、車輌の旋回条件が臨
界的な条件下にある時には、車輌の運転者にそのことを
知らしめるべく車体の成る程度のロールを発生させ、こ
れにより車輌の運転者がタイヤの横滑りやリムタッチが
生じる前に適正な回避行動を採りIElるよう改良され
た車輌用Φ高調整式ロール制御V装置を提供することを
目的としている。
問題点を解決するための手段 上述の如き目的は、本発明によれば、車輌の各車輪にそ
れぞれ対応して設けられ作動流体室に対し作動流体が給
排されることにより各車輪に対応する位置の車高を増減
する複数個9アクチユエータと、各7クチユ1−夕に対
応して設けられ対応するアクチュエータの前記作動流体
室に対し作動流体の給排を行う複数個の作動流体給排手
段と、車速を検出する車速検出手段と、操舵角を検出す
る操舵角検出手段と、車体の実際のロール角φtを求め
る手段と、前記車速検出手段により検出された車速及び
前記操舵角検出手段により検出された操舵角より車体の
定常ロール角φ∞を演算し、前記定常ロール角φ∞を示
す信号の位相を進めてロール角の補償値の。を演算し、 1φ∞1≦Aならば φa=Q φ∞〉Aならば φa=l(a(φ∞−八)φ∞<+A
ならば φa=Ka(φ∞+A)(A、Kaは正の定数
) なる演算により車体の目標ロール角φaを演算し、前記
目標ロール角φaと前記補償値Φ∞と前記実際のロール
角φtとよりロール角の偏差委=φa−(k1Φ∞十に
2φt)(k+Sk2は正の定数)を演算する演算制御
手段とを有し、前記演算制御手段は前記B差委の絶対値
が所定値φ0を越えている時には前記偏差委に応じた駆
動デユーティにて前記作動流体給排手段を制御するよう
構成された車輌用車高調整式ロール制御装置、及び車輌
の各車輪にそれぞれ対応して設けられ作動流体室に対し
作動流体が給排されることにより各車輪に対応する位置
の車高を増減する複数個のアクチュエータと、各アクチ
ュエータに対応して設けられ対応するアクチュエータの
前記作動流体室に対し作動流体の給排を行う複数個の作
動流体給排手段と、車速を検出する車速検出手段と、操
舵角を検出する操舵角検出手段と、車体の実際のロール
角φtを求める手段と、前記車輪に対する路面のIl!
擦係数μを検出する路面μ検出手段と、前記車速検出手
段により検出された車速及び前記操舵角検出手段により
検出された操舵角より車体の定常ロール角φ■を演算し
、前記定常ロール角φ∞を示す信号の位相を進めてロー
ル角の補1を圃Φ∞を演算し、前記路面μ検出手段によ
り検出された摩擦係数μが増大するにつれて基準値A(
正の実数)が増大するよう基準値Aを演算し、 1φ■1≦Aならば φa =0 φ∞>Aならば φa=Ka(φ∞−A)φ∞<−Aな
らば φa−1(a(φ∞+A)(Kaは正の定数) なる演算により車体の目標ロール角φaを演算し前記目
標ロール角φaと前記補償値Φヮと前記実際のロール角
φtとよりロール角の偏差杢−φa−(k+、Φ∞十に
2φt)(k+1kpは正の定数)を演算する演算制御
手段とを有し、前記演算制御手段は前記偏差杢の絶対値
が所定値φ0を越えている時には前記偏差委に応じた駆
動デユーティにて前記作動流体給排手段を制御するよう
構成された車輌用車高調整式ロール制御装置によって達
成される。
発明の作用及び効果 本発明によれば、中速及び操舵角より車体の定常ロール
角φ∞が演算され、定常ロール角φ∞を示す信号の位相
を進めてロール角の補償値Φ∞が演算され、定常ロール
角φ∞の絶対値が所定l11A以下の時にはOとなり、
定常ロール角φ∞の絶対値が所定値へを越える時には車
体の成る程度の〇−ルが生じる値に目標ロール角φaが
演算され、目標ロール角φa、補償値Φ∞及び車体の実
際のロール角φ℃よりロール角のa;i差委が演算され
、ロール角の偏差の絶対圃が所定値φOを越え且定常ロ
ール角φ∞の絶対値がA以下の時には目標ロール角φa
=Oとして演算されたロール角の偏差に応じた駆動デユ
ーティにて流量制御弁が駆動されることにより、急操舵
の如き場合にも応答遅れなくロール制御が正確に実行さ
れ、これにより車体のロールが未然に且確実に且的確に
阻止され、またロール角の偏差が所定値φOを越え且定
常ロール角φ∞の絶対1直がAを越えている時には、目
標ロール角φaJIrto体の成る程度のロールが生じ
る1aに設定して演算されたロール角の偏差に応じた駆
動デユーティにて流量制御弁が駆動されることにより、
車体の成る程度のロールが発生せしめられ、これにより
車体のロールが全く発生しない場合に比してタイヤの横
滑りやリムタッチが生じる虞れが低減されると共に、車
体の成る程度のロールによって車輌の運転者に車輌の旋
回状態が危険な旋回条件に近い状態にあることが知らさ
れ、これにより車輌の運転者はかかる危険を回避するた
めの適切な回避行動をとることができるようになる。
特に上述の後者の構成によれば、t+11111のしき
い値としての基準値Aが車輪に対する路面の摩擦係数μ
が増大するにつれて増大するよう演算されるので、上述
の如きO−ル制御を路面の摩擦係数に応じてより一層適
正に実施することができる。
本発明の一つの詳細な実施例によれば、上述の前者及び
優者の何れの構成に於ても、前記演[制御手段は記憶手
段を含み、該記憶手段は車速及び操舵角と定常ロール角
との関係を記憶している。
本発明の他の一つの詳細な特徴によれば、上述の前者及
び後者の何れ構成に於ても、前記車体の実際のロール角
を求める手段は各車輪に対応する位置の車高を検出する
複数個の車高検出2手段及び前記演算制御手段であり、
前記演算制御手段は車高検出手段により検出された車高
に基づき左右の車高の偏差と左右の車輪間距離と前輪側
の車体のロール角φf及び後輪側の車体のロール角φr
を演算し、前記二つのロール角φf及びφrの平均値を
実際のロール角φtとして演算するよう構成されている
本発明の更に他の一つの詳細な特徴によれば、上述の前
者及び優者の何れの構成に於ても、前記vi算副制御手
段ロール角の偏差委の絶対値が所定値φ0を越えている
時には前記偏差委に応じた第一の駆動デユーティにて前
記作動流体給排手段を制御し、前記偏差杢の絶対値が前
記所定値φ0以下の時には前記車高検出手段により検出
された実際の*、*と基準*高との偏差ΔH1を演算し
、該車高の偏差ΔH1に応じた第二の駆動デユーティに
て前記作動流体給排手段を制御して車高の偏差の絶対値
を所定値以下に制御するよう構成されている。
次に本発明の詳細な説明に先立ち、本発明の装置による
ロール制御の原理について説明する。
まず車輌の運動を左右方向の並進運動W、ヨー運動r及
びローリング運動φの三つの運動についΣ工Zl−讃 
ΣNψ                      
                −一−(2ン工xi
 wm 2(Muf’Zf’+MurZr)(+:++
Vr−gφ)+ΣNφ   −−−(3)ここにΣM二
車輌の縮重M Mur:前輪のばね上質量 1ylur:前輪のばね上質量 zr:m輌の重心より前輪の回転軸線までの垂直距離 Zr:車輌の重心より後輪の回転軸線までの垂直距離 V:I速 Fsi:ナイドフォース r :ヨー角 φ:ロール角 ■z :ヨー慣性能率 ■×=ロール慣性能率 N :ヨーモーメント と N−:ロールモーメント 9 :重力加速度 U:左右並進速度 更に式(1)〜(3)より、車速及び操舵角がそれぞれ
V及びδである場合について車輌の定常運動を想定する
。単純な車輌モデルに於ける定常運動は左右方向の並進
運動、ヨー運動、ローリング運動についてそれぞれ下記
の式にて表わされる。
J:MVr  +  2Csr″L−+  2Csr”
”−m  2Csrδ        −一−(1雷)
v         v 2AfCsf閂コJy[E−−2ArCsr”” ! 
 2八rcsrδ       −−(2’)■v 2ZrCd”二!:・jll・][:・]!::−+ 
2Z rC3r !LArr  十 口(41−2Zr
Csrδ−−(3’)■v ここに Csf:前輪のショックアブソーバの減衰係数Csr 
:後輪のショックアブソーバの減衰係数Afr:車輌の
重心より前輪の回転軸線までの水平距離 A rr :車輌の重心より後輪の回転軸線までの水平
距離 Tf:前輪のトレッド Tr:後輪のトレッド Rf :前、幅側のスタビライザ剛性 l        Rr:後輪側のスタビライザ剛性K
f:前輪側のサスペンションスプリングのばね定数 Kr:後輪側のサスペンシコンスプリングのばね定数 上記式(1’ ) 〜(3’ > G;Cul1mV及
ヒ操舵角δを入力として以下の如く整理される。
2Csr+Csr、u + 諸・V”+2  へrcs
r−へrC8r 、r    m2csr6   −−
−(11)■              V 2八rcsf’−ArCsr、u + 2Ar2Csf
+Ar”Csr、r     、、2Afにsf6  
+++  (5)v              v 上記式(4)〜(6)をマトリックスにて表現すると以
下の如くなる。
と置いてクラ−マーの公式を適用すると、車体の予測定
常ロール角φ∞は下記の式にて表わされる。
φ∞−Doo/D ・・・・・・・・・ (9)従って
式(9)により決まる関係より、第5図に示されている
如く、車速■及び操舵角δと定常ロール角φ∞との関係
を示すグラフが得られる。
従って車速Vのもとで時々刻々変化する操舵角の各瞬間
の値に対応する定常ロール角φ∞を予見推定し、定常ロ
ール角を示す信号の位相を進めてロール角の補償値Φ、
を演算し、目標ロール角φaとロール角の補tB値Φ、
と実際のロール角φ℃とよりロール角の偏差委−φa 
−(11Φcx>十に2φt) (k+、’kgは正の
定数)を演算し、該偏差に応じた、駆動デユーティにて
車高調整装置の作動流体給排手段を制御することにより
、車輌の曲線走行時に於けるロール制御の遅れを補償す
ると共にロール制御を正確に行い、これにより車体のO
−ルを未然に且確実に且適確に阻止することができる。
この場合A及びKaを正の定数として、1φ∞1≦Aな
らばφa−Q φ∞〉Aならばφa=Ka(φ∞−A)φ∞<−Aなら
ばφa=Ka(φ∞トA)として目標ロール角φaを設
定すれば、定常ロール角φ■の絶対値がA以下の場合に
は、車体のロール角を実質的にOに制御し、定常ロール
角φ∞の絶対値がAを越える場合には、車体に成る程度
のロールを発生させ、これにより車輌の運転者に車輌が
危険な旋回状態にあることが知らされる。
また上述の場合に於て、車輪に対する路面の摩擦係数μ
を検出し、FJ擦係数μが増大するにつれて基準値Aが
増大するよう基準値へを設定すれば、上述の如きロール
I制御を路面の摩擦係数μに応じて適正に実施すること
ができる。
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施例について
詳細に説明する。
実施例1 第1図は本発明による車輌用車高調整式ロール制御装置
の一つの実施例の車高調整機構を示す概略構成図、第2
図は第1図に示された車高y4!1機構を制御する電子
制御装置の一つの実施例を示すブロック線、図である。
これらの図に於て、1は作動流体としてのオイルを貯容
するリザーブタンクを示しており、2fr、2[1,2
rr、2rlはそれぞれ図には示されていないlI輌の
右前輪、左前輪、右後輪、左後輪に対応して設警プられ
たアクチュエータを示している。各アクチュエータは図
には示されていない車輌の車体及びリスペンションアー
ムにそれぞれ連結されたシリンダ3とピストン4とより
なっており、これらにより郭定された作動流体室として
のシリンダ室5に対しオイルが給排されることによりそ
れぞれ対応する位置の車高を増減し得るようになってい
る。尚アクチュエータは作動流体室に対しオイルの如き
作動流体が給排されることにより対応する位置の車高を
増減し、また車輪のバウンド及びリパウンドに応じてそ
れぞれ作動流体室内の圧力が増減するよう構成されたも
のである限り、例えば油圧ラム装置の如き任意の装置で
あってよい。
リザーブタンク1は途中にオイルポンプ6、流m制罪弁
7、アンロード弁8、逆止tf9を有する導管10によ
り分岐点11に連通接続されている。
ポンプ6はエンジン12により駆動されることによりリ
ザーブタンク1よりオイルを汲み、Fげて高圧のオイル
を吐出するようになっており、流暢制御弁7はそれより
も下流側の導管10内を流れるオイルの流量を制御する
ようになっている。アンロード弁8は逆止弁9よりも下
流鋼の導管10内の圧力を検出し、該圧力が所定値を越
えた時には導管13を経てポンプ6よりも上流側の導管
1゜ヘオイルを戻すことにより、逆止弁9よりも下流側
の導管10内のオイルの圧力を所定値以下に維持するよ
うになっている。逆止弁9は分岐点11よりアンロード
弁8へ向けて導管1o内をオイルが逆流することを阻止
するようになっている。
分岐点11はそれぞれ途中に逆止弁14及び15、電磁
開閉弁16及び17、電磁流量制御弁18及び19を有
する導管20及び21によりアクチュエータ2fr及び
2f1のシリンダ室5に連通接続されている。また分岐
点11は導管22により分岐点23に接続されており、
分岐点23はそれぞれ途中に逆止弁24及び25、電磁
開閉弁26及び27、電磁流量制御弁28及び2つを有
する導管30及び31によりそれぞれアクチュエータ2
rr及び2rlのシリンダ室5に連通接続されている。
かくしてアクチュエータ2fr、2fl、2rr、2r
1のシリンダ室5には導管10.20〜22.30.3
1を経てリザーブタンク1より選択的にオイルが供給さ
れるようになっており、その場合のオイルの供給及びそ
の流量は、優に詳細に説明する如く、それぞれ開閉弁1
6.17.26.27及ヒ流量υItt11弁18.1
9.28.29 tfi vl tll 7:5れるこ
とにより適宜に制御される。
導管20及び21のそれぞれ流量制御弁18及び1つと
アクチュエータ2fr及び2「1との間の部分は、それ
ぞれ途中に?1!磁流量制御弁32及び33、電磁開閉
弁34及び35を有する導管36及び37により、リザ
ーブタンク1に連通する復帰導管38に連通接続されて
いる。同様に導管30及び31のそれぞれ流量制御弁2
8及び29とアクチュエータ2rr及び2rlとの間の
部分は、それツレ途中ニ電磁流ff1riII[P39
及ヒ40.ffilarM閉弁41及び42を有する導
管43及び44により、復帰導管38に連通接続されて
いる。
かくしてアクチュエータ2fr、2fl、2rr、2r
1のシリンダ5内のオイルは導管36〜38.43.4
4を経て選択的にリザーブタンク1へ排出されるように
なっており、その場合のオイルの排出及びその流量は、
後に詳細に説明する如く、それぞれ開閉弁34.35.
41.42及び流量制御弁32.33.39.40がυ
+mされることにより適宜に制御される。
図示の実施例に於ては、開閉弁16.17.26.27
.34.35.41.42は常閉型の開閉弁であり、そ
れぞれ対応するソレノイドに通電が行われていない時に
は図示の如く閉弁状態を維持して対応する導管の連通を
遮断し、対応するソレノイドに通電が行われている時に
は開弁じて対応する導管の連通を許すようになっている
。また流量制御弁18.19.28.29.32.33
.39.40はそれぞれ対応するソレノイドに通゛電さ
れる駆動電流の電圧又は電流のデユーティが変化される
ことにより絞り度合を変化し、これにより対応する導管
内を流れるオイルの流量を制御するようになっている。
導管20.21,30,31にはそれぞれ逆止弁14.
15.24.25よりも上流側の位置にてアキュムレー
タ45〜48が連通接続されている。各アキュムレータ
はダイヤフラムにより互いに分離されたオイル室49と
空気室50とよりなっており、ポンプ6によるオイルの
脈動、7ンロード弁8の作用に伴なう導管10内の圧力
変化を補償し、対応する導管20.21.30.31内
のオイルに対し蓄圧作用をなすようになっている。
導管20.21.30.31のそれぞれ流量制御弁18
.19.28.29と対応するアクチュエータとの間の
部分には、それぞれ途中に可変絞り装置151〜54を
有する導管55〜58により主ばね59〜62が接続さ
れており、また導管55〜58のそれぞれ可変絞り装置
と主ばねとの間の部分には、それぞれ途中に常閉型の間
「」弁63〜66を有する導管67〜70により副ばね
71〜74が接続されている。主ばね59〜62はそれ
ぞれダイヤフラムにより互いに分離されたオイル室75
と空気室76とよりなっており、同様に副ばね71〜7
4はそれぞれダイヤフラムにより互いに分離されたオイ
ル室77と空気室78とよりなっている。
かくして第1図には示されていない車輪のバウンド及び
リバウンドに伴ない各アクチュエータのシリンダ室5の
容積が変化すると、シリンダ室及びオイル室75.77
内のオイルが可変絞り装置51〜54を経て相互に流通
し、その際の流通抵抗により振動減衰作用が発揮される
。この場合各可変絞り装置の絞り度合がそれぞれ対応す
るモータ79〜82によって制御されることにより、減
衰力Cが高、中、低の三段階に切換えられるようになっ
ており、また開閉弁63〜66がそれぞれ対応するモー
タ83〜86によって選択的に開閉されることにより、
ばね定数Kが高、低の二段階に切換えられるようになっ
ている。尚モータ79〜82及びモータ83〜86は、
周知の如く、車輌の加減速時や旋回時に車速センサ95
、操舵角センサ96、スロットル開度センサ97、制動
センサ98よりの信号に基いて電子制御装置102によ
りυJI[Iされ、これにより減衰力Cを中又は高に、
またばね定数Kを高に切換えて車体のノーズダイブ、ス
フオート、ロールを低減するようになっている。
更に各アクチュエータ2fr、2ft、2rr、2rl
に対応する位置には、それぞれ車高センサ87〜90が
設けられている。これらの車高センサはそれぞれシリン
ダ3とピストン4又は図には示されていないザスペンシ
ョンアームとの間の相対変位を測定することにより、対
応する位置の車高を検出し、該車高を示す信号を第2図
に示された電子制御装!2102へ出力するようになっ
ている。
電子制御装置102は第2因に示されている如く、マイ
クロコンピュータ103を含んでいる。
マイクロコンピュータ103は第2図に示されている如
き一般的な構成のものであってよく、中央処理ユニット
(CPU)104と、リードオンリメモリ(ROM>1
05と、ランダムアクセスメモリ(RAM)106と、
入力ボート装置107及σ出力ボート装置108とを有
し、これらは双方性のコモンバス109により互いに接
続されている。
入力ボート装置107には、車室内に設けられ運転者に
より操作される車高選択スイッチ110より、選択され
た車高がハイ(H) 、ノーマル(N)、ロー(L)の
何れであるかを示すスイッチ関数の信号が入力されるよ
うになっている。また入力ボート装置107には、車高
センサ87.88.89.90によりそれぞれ検出され
た実際の車高Hfr1)1fl、Hrr、Hrlを示す
信号、車速センサ95、操舵角センサ96、スロットル
開度センナ97 、f11動センサ98によりそれぞれ
検出された車速v1操舵角δ(右旋回が正)、スロット
ル開度θ、制動状態を示す信号がそれぞれ対応する増幅
器87a〜90a 195a〜99a、マルチプレクサ
111、A/Dコンバータ112を経て入力されるよう
になっている。
ROM105は車高選択スイッチ110がハイ、ノーマ
ル、ローに設定されている場合に於ける前輪及び後輪の
目標車高としての基準車高Hhr及びHhr、 Hnf
及びHnr、Hlf及びHlr(HM>ト1nr> H
D、 Hhr> @ nr>トロr)ヲ記憶M1.す、
また後に説明する第5図〜第7図に示されたグラフに対
応するマツプ等を記憶している。
CPL、1104は演算結果に基づき、各アクチュエー
タに対応して設けられた開閉弁及び流量制御弁へ出力ボ
ート装置108、それぞれ対応するD/Aコンバータ1
17a 〜117h及び118a〜118h1増幅器1
19a 〜119h及び1208〜120hを経て選択
的に制御信号を出力し、また可変絞り装W151〜54
を駆動するモータ79〜82及び開閉弁63〜66を駆
動するモータ83〜86へ出力ボート装ei oa、そ
れぞれ対応するD/Aコンバータ121a〜121h及
び123a 〜123h 、増幅器−122a 〜12
2h及び124a〜124hを経て選択的に制御信号を
出力するようになっている。またCPLj104は演算
結果に基づき出力ボート装置108を経て視覚的警報装
置としての警告灯125へそれを点灯させる信号を出力
し、また出力ボート装置108及びD/Aコンバータ1
26を経て視覚的警報装置としての音声警報器127へ
それを作動させる信号を出力するようになっている。 
   −出力ボート装置108に接続された表示器11
6には1!高選択スイッチ110により選択された基準
車高がハイ、ノーマル、ローの何れであるかが表示され
、また図には示されていない減衰力選択スイッチの選択
が、減衰力Cが低(ノーマル)に固定的に制御されるノ
ーマルのマニュアルモード、減衰力が中(スポーツ)に
固定的にbllllされるスポーツのマニュアルモード
、車輌の走行状態に応じて減衰力が低と高との間に自動
的に制御されるノーマルベースのオートモード、減衰力
が中と高くハード)との間に自動的に制御されるスポー
ツベースのオートモードの何れであるかが表示されるよ
うになっている。
次に第3図及び第4図に示されたフローfp−トを参照
して第1図及び第2図に示されたロール制御装置の作動
について説明する。
尚第4図は第3図に示されたフローチャートのステップ
20〜23に於てそれぞれ実行されるルーチンを示す7
0−ヂセートである。また第3図及び第4図に示された
フラグFLJi  (i =rr、 fl。
rr、 rl)は供給側の流量制御弁18.19.28
.29及び開閉弁16.17.26.27へ駆動電流が
供給されているか否かに関するものであり、0は駆動電
流が供給されていないことを、1は駆#J電流が供給さ
れていることを各々示している。
フラグFDiは排出側の流量制御弁32.33.3つ、
40及び開閉弁34.35.41.42へ駆動Wi流が
供給されているか否かに関するものであり、Oは駆動電
流が供給されていない状態を。
1は駆動電流が供給されている状態を各々示している。
フラグFTiは減衰力C及びばね定数にの設定に関する
フラグであり、0は減衰力Kがベースモード(ノーマル
ベースの場合には低、スポーツベースの場合には中ンに
あり、ばね定数Kが低の状態にあることを、1は減衰力
及びばね定数が高の状態にあることを各々示している。
更にフラグFiはこれらのフラグFLIi 、FDi 
、 FTiを総称するものである。
まず最初のステップ1に於ては、車高センサ87〜90
により検出された車高1−1i(i−fr、「I、rr
、 rl)を示す信号、車速センサ95、操舵角センサ
96、スロットル開度センサ97、制動センサ98によ
りそれぞれ検出された91速V、操舵角δ、スロットル
開度θ、制動状態を示す信号、車高選択スイッチ110
より入力されるスイッチ関数Sの信号、及び図には示さ
れていない減衰力選択スイッチより入力されるスイッチ
関数の信号の読込みが行われ、しかる後ステップ2へ進
む。
ステップ2に於ては、ステップ1に於て読込まれた車速
V及び操舵角δに基づき、第5図に示されたグラフに対
応するROM105のマツプより、車輌の進行方向に見
て反時計廻り方向を正として定常ロール角φ、が演算さ
れ、しかる後ステップ3へ進む。
ステップ3に於ては、ステップ1に於て読込まれた車速
Vに基づき、後述のステップ4に於て演算される式(1
o)に於ける車速■をパラメータに持つ時定数T(V)
が演算され、しかる後ステップ4へ進む。
ステップ4に於ては、ステップ2及び3に於て演算され
たφ、及びT(V)に基づき、下記の式(10)に従っ
てロール角の補償値Φ∞が演算され、しかる後ステップ
5へ進む。尚武(10)に於けるSはラプラス演゛算子
である。
ステップ5に於ては下記の式(11)〜(13)に従っ
て、前輪側の車体のロール角φf、後輪側のロール角φ
r1これらの平均値である車体のロール角の瞬時値φt
が演算され、しかる後ステップ7へ進む。
φ−tan−り庶止ユ −−−(11)r     ’
x’r + l l1rr−11rl φ 1七an                   
 −−−(12)r       +1+ r φC(φ1.+φr)/2    +++  (13)
ステップ6に於ては、ステップ2に於てi算されたロー
ル角φ∞の絶対値が制御のしきい値A(正の定数)を越
えているか否かの判別が行われ、!φ∞I>Aである旨
の判別が行われた時にはステップ9へ進み、1φ∞l>
Aではない旨の判別が行われた時にはステップ7へ進む
ステップ7に於ては、警報装置、即ち警告灯125及び
音声警報器127へ作動信号が出力されている時には2
)その作動信号の出力が停止され、しかる侵ステップ8
へ進む。尚作動信号が出力されでいない時には、そのま
まステップ8へ進む。
ステップ8に於ては、目標ロール角φaがOに設定され
、しかる後ステップ11へ進む。
ステップ9に於ては、警報装置、即ち警告灯125及び
音声警報器127へ作動信号が出力され、これにより車
輌の運転者に車輌がタイヤの横滑りやリムタッチを生じ
る虞れのある危険な旋回状態にあることを示′!lva
報が発せられ、しかる後ステップ10へ進む。
ステップ10に於ては、ロール角φ∞〉Oならば、 φa=Ka(φ∞−八) として、φ■く0ならば φa−t(a(φの一←A) として、目標ロール角φaが演算され、しかる後ステッ
プ11へ進む。尚上記式に於てKaは正の定数である。
ステップ11に於ては、下記の式(14)に従って、目
標ロール角φaと定常ロール角φφ十ロール角の瞬時(
II’)φでとの偏差量が演算され、しかる後ステップ
12へ進む。
$−φa −(k 1ΦOO+kl!φt)・・・・・
・・・・(14) (k I % k tは正の定数) ステップ12に於ては、ロール角の偏差量の絶対値が制
御のしきい値φ@ (0に近い正の定数)を越えている
か否かの判別が行われ、1$1〉φ∞である旨の判別が
行われた時にはステップ13へ進み、I$l>φ0では
ない旨の判別が行われた時にはステップ18へ進む。
ステップ13に於ては、ステップ11に於て演算された
ロール角の偏差量に基づき、第6図に示されたグラフに
対応するROM105のマツプより、各流量制御弁へ供
給される駆動電流の駆動デユーティD11が演算され、
しかる後ステップ14へ進む。
ステップ14に於ては、ロール角の偏差量が負で、ある
か否かの判別が行われ、委く0である旨の判別が行われ
た時にはステップ15へ進み、φくOではない旨の判別
が行われた時にはステップ16へ進む。
ステップ15に於ては、フラグFurl、Furl、F
 D rr、 F D rr、 F T iが1にセッ
ト8 n、しかる侵ステップ17へ進む。
ステップ16に於T ハ、フラグ[LJ fr、 F 
U rrlFDfl、Fりrl、FTiが1にセットさ
れ、しかる模ステップ17へ進む。
ステップ17に於ては、ステップ15を経由している場
合には、左前輪及び右後輪用の供給側の流量制御弁19
及び29へそれぞれ駆動デユーティDfl及びDrlに
て駆動電流が供給され、右前輪及び右後輪用の排出側の
流量制御弁32及び39へそれぞれ駆動デユーティQf
r及び1)rrにて駆動電流が供給され、−これと同時
に対応する開閉弁へ駆#J電流が供給され、これにより
左側のIN高の増大調整及び右側の車高の低減調整が行
われ、逆にステップ16を経由している場合には、右前
輪及び右後輪用の供給側の流量制御弁18及び28へそ
れぞれ駆動デユーティ[)f、r及び[)rrにて駆動
電流が供給され、左前輪及び左後輪用の排出側の流量制
御弁33及び40へそれぞれ駆動デユーティ[)fl及
びQrlにて駆動電流が供給され、これと同時に対応す
る開閉弁へ駆動電流が供給され、これにより右側の車高
の増大調整及び左側の車高の低減調整が行われる。また
このステップに於ては、ステップ15及び16の何れを
経由する場合にも、モータ79〜82及び83〜86へ
の通電が制御されることにより、減衰力C及びばね定数
Kが高に設定される。ステップ17の後にはステップ1
へ戻る。
ステップ18に於ては、スイッチ関数SがHである場合
には、前輪の基準車^Hbrr及びHbflがHhfに
設定され且後輪の基準車高Hbrr及び1−(brlが
l−1hrに設定され、スイッチ関数5tfiNである
場合には、前輪の基準車高Hbfr及びHbflがHn
Cに設定され且後輪の基準車高@ brr及び)−1b
r1がHnrに設定され、スイッチ関数S ffi L
である場合には前輪の基準車高Hbfr及びl−IMI
が1−INに設定され且後輪の基準車高Hbrr及びl
−1brlがHerに設定され、しかる後ステップ19
へ;1む。
ステップ19に於ては、各車輪について実際の車高H1
と基準車高Hbiとの間の偏差Δ1」iが下記の式に従
って演算され、しかる後にステップ20へ進む。
ΔHi =Hi −Hbi ステップ20に於ては、第4図に示された制御フローが
1−rrとして実行されることにより、右前幅について
車高調整が行われ、しかる後ステップ21へ進む。
ステップ21に於ては、第4図に示された制御フローが
1=flとして実行されることにより、左前輪について
車高調整が行われ、しかる後ステップ22へ進む。
ステップ22に於ては、第4図に示された制御フローが
1=rrとして実行されることにより、右後輪について
車高調整が行われ、しかる後ステップ23へ進む。
ステップ23に於ては、第4図に示された制御フローが
1=rlとして実行されることにより、左後輪について
車高調整が行われる。ステップ23が行われた後にはス
テップ1へ戻る。
面図には示されていないが、この実施例に於ては、ノー
ズダイブ及びスフオートが生じる条件が検出された時に
は、これらを制御すべく、可変絞り装置51〜54の絞
り度合を高くして減衰力Cを高に切換え、また開閉弁6
3〜66を閉弁してばね定数Kを高に切換える制御ルー
チンが割込みにより実行される。
次にステップ20〜23に於てそれぞれ実行される第4
図に示されたフローチャートについて説明ザる。
まず最初のステップ101に於ては、11高の備差△+
++が制御のしきい値△11.を越λCいるか否かの判
別が行われ、ΔHi>ΔHoではない旨の判別が行われ
た時にはステップ102へ進み、△Hi>△Heである
旨の判別が行われた時にはステップ105へ進む。
ステップ102に於ては、車高の偏差Δト11が一ΔH
o未満であるか否かの判別が行われ、ΔH1く−ΔI」
oではない旨の判別が行われた時にはステップ103へ
進み、ΔHi<−Δt−1oである旨の判別が行われた
時に1ニステツプ108へ進む。
ステップ103に於ては、全ての7ラグr:iが0にリ
セットされ、しかる後ステップ104へ進む。
ステップ104に於ては、流all+11111弁i8
.19.28.29.32.33.39.40及び開閉
弁16.17.26.27.34.35.41.42へ
の通電が停止され、これにより車高調整が停止され、ま
たモータ79〜82及び83〜86への通電が制御され
ることにより、減衰力Cがベースモードに設定され、ば
ね定数Kが低に設定される。
ステップ105に於ては、車高のE差Δト11に基づき
第7図に示されたグラフに対応するROM105のマツ
プより流量制御弁へ供給される駆動電流の駆動デユーテ
ィDO1が演算され、しかる後ステップ106へ進む。
ステップ106に於ては、フラグFDiが1にセットさ
れ、フラグr=−rtがOにリセットされ、しかる後ス
テップ107へ進む。
ステップ107に於ては、対応する排出側の流量制御弁
へ駆動デユーティDOiにて駆動゛電流が供給され、こ
れと同時に対応する開閉弁へ駆動電流が供給され、これ
により車高の低減調整が実行され、また減衰力Cがベー
スモードに設定され、ばね定数Kが低に設定される。
ステップ108に於ては、車高の偏差△1」1に基づき
第7図に示されたグラフに対応するROM105のマツ
プより供給側の流量制御弁へ供給される駆動゛電流の駆
動デユーティDO1が演算され、しかる後ステップ10
9へ進む。
ステップ109に於ては、フラグFUiが1にセットさ
れ、フラグFTiが0にリセットされ、しかる後ステッ
プ1.10へ進む。
ステップ110に於ては、対応する供給側の流量制御弁
へ駆動デユーティDOiにて駆!lJ電流が供給され、
これと同時に対応する開閉弁へ駆vJ電流が供給され、
これにより車高の増大調整が実行され、また減衰力C及
びばね定数Kが高に設定される。
かくしてステップ101〜110に於ては、車輌が所定
量以上の車体のロールを生じる条件下にはない場合につ
いて、各車輪に対応する位置の車高が目標車高領域Hb
i±ΔHoに調整される。尚車高のft1ll fil
のしきい値へHoは、ロール角の偏差廖がφGである場
合の各車輪の車高の偏差の絶対値1ΔH+  +に実質
的に等しいか若しくは(れよりも小さいことが好ましく
、従ってΔHoは各車輪毎に又は前輪及び後輪に個別に
設定されてもよい。
実施例2 第8図は四輪駆e車に適用された本発明による車輌用車
高調整式ロール制御lI装置の他の一つの実施例の*a
!11整機構を示す第1図と同様の概略構成図、第9図
は第8図に示された車高調整機構を制御する電子υ11
11装置の一つの実施例を示す第2図と同様のブロック
線図である。尚第8図及び第9図に於て、それぞれ第1
図及び第2図に示された部材と実質的に同一の部材には
同一の笥号が付されている。
この実施例に於ては、各車輪に対応して設けられ、対応
する車輪の車軸の駆動トルク7i(i−frlfl、r
「、rl)を検出するトルクセンサ91〜94と、車体
の重心近傍に設けられ車体の前後方向の加速度αを検出
する前接加速度センサ100と、各アクチュエータのシ
リンダ室5内のオイルの圧力を検出する圧力センサ12
8〜131とが設けられており、トルクセンナ91〜9
4、前後加速度センサ100、圧力センサ128〜13
1の出力はそれぞれ対応する増幅191a〜94a。
100a、及び128a〜131a、マルチプレクサ1
11、△/Dコンバータ112を経てマイクロコンピュ
ータ103の入力ボート装置107へ入力されるように
なっている。車高調整機構及び電子制御装置F102は
他の点についてはそれぞれ第1図及び第2図に示された
車高調整機構及び電子制御装置と同様に構成されている
次に第10図及び第11図に示されたフロ−チャートを
参照して第8図及び第9図に示されたロール制御1tl
装置の作動について説明する。尚第10図に於て、第3
図に示されたステップに対応するステップには第3図に
示されたフローチャートの各ステップと同一のステップ
番号が付されており、第11図は第10図に示されたフ
ローチャートのステップ5aに於て実行される制御フロ
ーを示している。
ステップ1に於r’+、i、1liinl−1i 、 
!lT3!!iV、19舵角δ、スロットル17f1度
θ、ホリ動状態を示す各信号、車高選択スイッチ110
より入力されるスイッチ間数Sの信号、図には示されて
いない減衰力選択スイッチより入力されるスイッチ間数
の信号に加えて、トルクセンサ91〜94により検出さ
れたトルクTi  (i −fr、 fl、rr、 r
l)を示す信号、前後加速度センサ100により検出さ
れた車体の前後方向の加速度αを示す信号、圧力゛セン
サ128〜131により検出された各アクチュエータの
シリンダ室内のオイルの圧力pi  (i −fr、 
rl、rr、 rl)を示す信号の読込みが行われ、し
かる後ステップ2へ進む。
ステップ2〜5の各ステップは第3図に示されたフロー
チャートの場合と同一であり、従ってこれらのステップ
についての説明を省略する。
ステップ5の次に行われるステップ5aに於ては、車輪
のタイヤに対する路面の摩擦係数μが演算される。第1
1図に詳細に示されている如く、まずステップ201に
於ては、操舵角センサ96により検出された操舵角δが
ほぼOであるか否かの判別が行われ、δ中0ではない旨
の判別が行われた時にはステップ5bへ進み、δ中Oで
ある旨の判別が行われた時にはステップ202へ進む。
ステップ202に於ては、車速センサ95により検出さ
れた車速Vがほぼ0であるか否かの判別が行われ、■中
Oである旨の判別が行われた時にはステップ5bへ進み
、■中0ではない旨の判別が行われた時にはステップ2
03へ進む。
ステップ203に於ては、ステップ1に於て読込まれた
圧力Piに基づき、ROM105に記憶されている下記
の演算式に従って右前輪、左前輪、右後輪、左後輪の支
持荷重Wfr、 Vll、Wrr、 Wrlが演算され
、しかる模ステップ204へ進む。
尚下記の式に於てLf及びl−rはそれぞれ前輪及び後
輪のサスペンションアーム比、即ちサスペンションアー
ムの車体側枢点と車輪支持部との間の距離に対する→−
スペンションアームの車体側枢点とアクチュエータ取付
部との間の距離の比であり、Cf及びCrはそれぞれ前
輪及び後輪のアクチュエータのピストンの断面積である
Wfr−Lf Of Pfr Wrl−1J (:、f pfl Wrr −L r Cr prr yyr+=1r Cr prl ステップ204に於ては、ROM105に記憶されてい
る下記の演算式に従って、車輌の質mMが演算され、し
かる後ステップ205へ進む。尚下記の式に於てwiは
各車輪の重量であり、gは重力加速度である。
M−Σ(Wi +wi) 7g ステップ205に於ては、ROM105に記憶されてい
る下記の演算式に従って各車輪について路面の摩擦係数
μi  (i−fr%fl、rr、 rl) ffi演
算され、しかる後ステップ206へ進む。尚下記の式に
於てR1は各車輪の回転半径である。
W+ ステップ206に於ては、ステップ205に於て演算さ
れた各車輪についての路面の摩擦係数μiのうち最小値
のものが路面の摩擦係数μとして設定され、しかる後ス
テップ5bへ進む。
ステップ5bに於ては、第12図に示されたグラフに対
応するROM105に記憶されているマツプより、ステ
ップ5aに於て演算された摩擦係数μに対応する制御の
しきい値Aが演算され、しかる後ステップ6へ進む。
ステップ6に於ては、ステップ5bに於て演算されたへ
1.:基づき、定常ロール角φ∞の絶対値が八を越えて
いるか否かの判別が行われ、1φoo1〉Aではない旨
の判別が行われた時にはステップ7へ進み、1φool
>Aである旨の判別が行われた時にはステップ9へ進む
ス・1ツブ7以舒の各ステップは第3図及び第4図に示
されたフローチャートの場合と同一であり、従ってこれ
らのステップについての説明を省略する。
尚タイヤに対する路面の摩擦係数μは、実開昭59−1
54426号公報や特開昭60−148769号公報に
記載された構成の路面センサの如く、任意の構成の路面
センサにより検出されてよい。
以上の説明より、上述の各実施例によれば、車速V及び
操−舵角δより車体の定常ロール角φ∞及びロール角の
補tIi値Φ∞が演算され、車tSH1より車体のロー
ル角の瞬時値φtが演算され、定常ロール角φ∞の絶対
値が所定1lIIA以下の時には0となり、定常ロール
角φつの絶対値が所定値Aを越える時には車体の成る程
度のロールが生じる値に目標ロール角φaが演算され、
目標ロール角φa1補償(直Φ∞及び瞬時値φtよりロ
ール角の偏差委が演算され、ロール角の偏差の絶対値が
所定値φ0以下の時には通常の車高調整が行われること
により車高が目標車高領域に調整され、ロール角の偏差
が所定値φ0を越え且定常ロール角φ∞の絶対(nがA
以下の時には、目標ロール角φa −0として演算され
たロール角の偏差に応じた駆動デユーティにて流量制御
弁が駆動されることにより、急操舵の如き場合にも応答
遅れなくロール制御が正確に実行され、車体の0−ルが
未然に旦確実に且適確に阻止され、O−ル角の偏差が所
定値φ0を越え且定常ロール角φ、の絶対値がAを越え
ている時には、目標ロール角φaJE:車体の成る程度
のロールが生じる値に設定して演算されたロール角の備
差に応じた駆動デユーティにて流量制御弁が駆動される
ことにより、車体の成る程度のロールが発生されると共
に警報装置が作動され、これによりタイV横滑りやリム
タッチが生じる虞れが低減されると共に、車輌の運転者
がかかる危険を回避するための適切な回避行動をとるこ
とができるようになることが理解されよう。
特に実施例2によれば、制御のしきい値Aが車輪に対す
る路面の摩擦係数μが増大するにつれて増大するよう演
算されるので、上述の如きロール制御を路面の摩擦係数
に応じてより一層適正に実施することができ、また車輌
が路面の摩擦係数の小さい道路を旋回する場合に番よ、
路面のIfJ擦係数の大きい道路を旋回する場合に比し
て車体のロールが早めに発生され、これにより車輌が路
面の摩擦係数の小さい道路を旋回する場合の安全性を更
に一層向上させることができる。
尚上述の実施例に於ては、ステップ14に於けるロール
方向の判定はロール角の(g差委の符号判別により行わ
れるようになっているが、ロール角の補償舶Φ■の符号
判別により行われてもよい。
また上述の実施例に於ては、車体のロール角の瞬時値φ
tは、各車輪に対応づる位置の車高Hiより演算により
求められるようになっているが、ジャイロ等の角度泗等
による直接的な検出により求められてもよく、また横加
速度ヒンナを設け、該横加速度センサよりの出力に基づ
き演轢により求められてもよい。更にステップ17に於
ては、旋回外輪側の減衰力及びばね定数のみが高に設定
され、旋回内輪側の減衰力及びば勾定敗がそれぞれベー
スモード及び低に設定されるよう構成されてもよい。
以上に於ては、本発明を特定の実施例について詳細に説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による車輌用車高調整式ロール制御装置
の一つの実施例の車高調整機構を示す概略構成図、第2
図は第1図に示された車高調整機構を制御する電子制御
装置の一つの実施例を示すブロック線図、第3図は第1
図及び第2図に示された実施例の制御フローを示すフロ
ーチャート、第4図は第3図に示されたフローチャート
のステップ、20〜23に於てそれぞれ実行されるルー
チンを示ずフローチャート、第5図は車速V及び操舵角
δと定常ロール角φ■との関係を示すグラフ、第6図は
ロール角の偏差杢とlj高調整によるロール制御のため
に各アクチュエータの流量υI II1弁へ供給される
駆動電流の駆動デユーティD1i との関係を示フグラ
フ、第7図は車高の漏差ΔH1と車高調整のために各ア
クチュエータの流匿制■弁へ供給される駆動電流の駆動
デユーティDOi との関係を示すグラフ、第8図は四
輪駆動車に適用された本発明による車高調整式ロール2
.II I11装置の他の一つの実施例の車高調整機構
を示す第1図と同様の概略構成図、第9図は第8図に示
された車高調m機構を制御する電子制御11装置の一つ
の実施例を示す第2図と同様のブロック線図、第10図
は第8図及び第9図に示された実施例の1i11御フロ
ーを示すフローチャート、第11図は第10図に示され
たフローチャートのステップ5aに於て実行されるルー
チンを示す)fコーチヤード、第12図は路面の摩擦係
数μと制御のしぎい値Aとの関係を承りグラフである。 1・・・リザーブタンク、 2rr、 2fI、2rr
、2rl・・・アクチュエータ、3・・・シリンダ、4
・・・ピストン。 5・・・シリンダ室、6・・・オイルポンプ、7・・・
流量制御弁、8・・・アンロード弁、9・・・逆(し弁
、10・・・導管、11・・・分岐点、12・・・エン
ジン、13・・・導管。 14.15・・・逆止弁、16.17・・・電磁開閉弁
。 18.19・・・電磁流最制御弁、20〜22・・・導
管。 23・・・分岐点、24.25・・・逆止弁、26.2
7・・・電磁開閉弁、28.29・・・電磁流量制御弁
、30.31・・・導管、32.33・・・電磁流量i
t、II憤U弁。 34.35・・・電磁開閉弁、3′6.37・・・導管
、38・・・復帰導管、3つ、40・・・電磁流用υ1
ζII弁、41.42・・・1t11開閉弁、43.4
4・・・導管、45〜48・・・アキュムレータ、49
・・・オイル室、50・・・空気室、51〜54・・・
可変絞り装置、55〜58・・・導管、59〜62・・
・主ばね、63〜66・・・開閉弁、67〜70・・・
導管、71〜74・・・副ばね。 75・・・オイル室、76・・・空気室、77・・・オ
イル室。 78・・・空気室、79〜86・・・モ〜り、87〜9
0・・・車高センサ、87a〜90a・・・増幅器、9
1〜94・・・トルクセンサ、91a〜94a・・・増
幅器。 95・・・車速センサ、95a・・・増幅器、9G・・
・操舵角センサ、96a・・・増幅器、97・・・スロ
ットル開度廿ンサ、97a・・・増幅器、98・・・制
動センサ。 98a・・・増幅器、10o・・・前接加速度センサ、
100a・・・増幅器、102−・・電子制!t11装
茸、103・・・マイクロコンピュータ、1o4・・・
中央処理ユニット(CPU)、105・・・リードオン
リメモリ(ROM>、106・・・ランダムアクセスメ
モリ(RAM)、107・・・入力ボート装置、108
・・・出力ボート装ff、109・・・コモンバス、1
10・・・車高選択スイッチ、111・・・マルチプレ
クサ、116−・・表示器、117a 〜117h、1
18a 〜118h−D/Aコンバータ、119a 〜
119h 、 120a 〜120h =−増幅m、1
21a〜121h・D/A:Iンバータ、  122a
 〜122h・・・増幅器、123a〜123h・・・
D/Aコンバータ、124a〜124h・・・増幅器、
125・・・警告幻、126・・・D/△コンバータ、
127・・・音声警報器、128〜131・・・圧力セ
ンサ、128a〜131a・・・増幅器 第4図 操舵角δ→ 第 6 図 車高の偏差ΔH1−→

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車輌の各車輪にそれぞれ対応して設けられ作動流
    体室に対し作動流体が給徘されることにより各車輪に対
    応する位置の車高を増減する複数個のアクチュエータと
    、各アクチュエータに対応して設けられ対応するアクチ
    ュエータの前記作動流体室に対し作動流体の給排を行う
    複数個の作動流体給排手段と、車速を検出する車速検出
    手段と、操舵角を検出する操舵角検出手段と、車体の実
    際のロール角φtを求める手段と、前記車速検出手段に
    より検出された車速及び前記操舵角検出手段により検出
    された操舵角より車体の定常ロール角φ_∞を演算し、
    前記定常ロール角φ_∞を示す信号の位相を進めてロー
    ル角の補償値Φ_∞を演算し、|φ_∞|≦Aならばφ
    a=0 φ_∞>Aならばφa=Ka(φ_∞−A)φ_∞<−
    Aならばφa=Ka(φ_∞+A)(A、Kaは正の定
    数) なる演算により車体の目標ロール角φaを演算し、前記
    目標ロール角φaと前記補償値Φ_∞と前記実際のロー
    ル角φtとよりロール角の偏差■=φa−(k_1Φ_
    ∞+k_2φt)(k_1、k_2は正の定数)を演算
    する演算制御手段とを有し、前記演算制御手段は前記偏
    差■の絶対値が所定値φ_0を越えている時には前記偏
    差■に応じた駆動デューティにて前記作動流体給排手段
    を制御するよう構成された車輌用車高調整式ロール制御
    装置。
  2. (2)特許請求の範囲第1項の車輌用車高調整式ロール
    制御装置に於て、前記演算制御手段は記憶手段を含み、
    該記憶手段は車速及び操舵角と定常ロール角との関係を
    記憶していることを特徴とする車輌用車高調整式ロール
    制御装置。
  3. (3)特許請求の範囲第1項又は第2項の車輌用車高調
    整式ロール制御装置に於て、前記車体の実際のロール角
    を求める手段は各車輪に対応する位置の車高を検出する
    複数個の車高検出手段及び前記演算制御手段であり、前
    記演算制御手段は前記車高検出手段により検出された車
    高に基づき左右の車高の偏差と左右の車輪間距離とより
    前輪側の車体のロール角φf及び後輪側の車体のロール
    角φrを演算し、前記二つのロール角φf及びφrの平
    均値を実際のロール角φtとして演算するよう構成され
    ていることを特徴とする車輌用車高調整式ロール制御装
    置。
  4. (4)特許請求の範囲第3項の車輌用車高調整式ロール
    制御装置に於て、前記演算制御手段は前記偏差■の絶対
    値が所定値φ_0を越えている時には前記偏差■に応じ
    た第一の駆動デューティにて前記作動流体給排手段を制
    御し、前記偏差■の絶対値が前記所定値φ_0以下の時
    には前記車高検出手段により検出された実際の車高と基
    準車高との偏差ΔHiを演算し、該車高の偏差ΔHiに
    応じた第二の駆動デューティにて前記作動流体給排手段
    を制御して車高の偏差の絶対値を所定値以下に制御する
    よう構成されていることを特徴とする車輌用車高調整式
    ロール制御装置。
  5. (5)車輌の各車輪にそれぞれ対応して設けられ作動流
    体室に対し作動流体が給排されることにより各車輪に対
    応する位置の車高を増減する複数個のアクチュエータと
    、各アクチュエータに対応して設けられ対応するアクチ
    ュエータの前記作動流体室に対し作動流体の給排を行う
    複数個の作動流体給排手段と、車速を検出する車速検出
    手段と、操舵角を検出する操舵角検出手段と、車体の実
    際のロール角φtを求める手段と、前記車輪に対する路
    面の摩擦係数μを検出する路面μ検出手段と、前記車速
    検出手段により検出された車速及び前記操舵角検出手段
    により検出された操舵角より車体の定常ロール角φ_∞
    を演算し、前記定常ロール角φ_∞を示す信号の位相を
    進めてロール角の補償値Φ_∞を演算し、前記路面μ検
    出手段により検出された摩擦係数μが増大するにつれて
    基準値A(正の実数)が増大するよう基準値Aを演算し
    、|φ_∞|≦Aならばφa=0 φ_∞>Aならばφa=Ka(φ_∞−A)φ_∞<−
    Aならばφa=Ka(φ_∞+A)(Kaは正の定数) なる演算により車体の目標ロール角φaを演算し、前記
    目標ロール角φaと前記補償値Φ_∞と前記実際のロー
    ル角φtとよりロール角の偏差■=φa−(k_1Φ_
    ∞+k_2φt)(k_1、k_2は正の定数)を演算
    する演算制御手段とを有し、前記演算制御手段は前記偏
    差■の絶対値が所定値φ_0を越えている時には前記偏
    差■に応じた駆動デューティにて前記作動流体給排手段
    を制御するよう構成された車輌用車高調整式ロール制御
    装置。
  6. (6)特許請求の範囲第5項の車輌用車高調整式ロール
    制御装置に於て、前記演算制御手段は記憶手段を含み、
    該記憶手段は車速及び操舵角と定常ロール角との関係を
    記憶していることを特徴とする車輌用車高調整式ロール
    制御装置。
  7. (7)特許請求の範囲第5項又は第6項の車輌用車高調
    整式ロール制御装置に於て、前記車体の実際のロール角
    を求める手段は各車輪に対応する位置の車高を検出する
    複数個の車高検出手段及び前記演算制御手段であり、前
    記演算制御手段は前記車高検出手段により検出された車
    高に基づき左右の車高の偏差と左右の車輪間距離とより
    前輪側の車体のロール角φf及び後輪側の車体のロール
    角φrを演算し、前記二つのロール角φf及びφrの平
    均値を実際のロール角φtとして演算するよう構成され
    ていることを特徴とする車輌用車高調整式ロール制御装
    置。
  8. (8)特許請求の範囲第7項の車輌用車高調整式ロール
    制御装置に於て、前記演算制御手段は前記偏差■の絶対
    値が所定値φ_0を越えている時には前記偏差■に応じ
    た第一の駆動デューティにて前記作動流体給排手段を制
    御し、前記偏差■の絶対値が前記所定値φ_0以下の時
    には前記車高検出手段により検出された実際の車高と基
    準車高との偏差ΔHiを演算し、該車高の偏差ΔHiに
    応じた第二の駆動デューティにて前記作動流体給排手段
    を制御して車高の偏差の絶対値を所定値以下に制御する
    よう構成されていることを特徴とする車輌用車高調整式
    ロール制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0195926A (ja) * 1987-10-09 1989-04-14 Nissan Motor Co Ltd 能動型サスペンション
JPH0382617A (ja) * 1989-08-24 1991-04-08 Toyota Motor Corp 流体圧式アクティブサスペンション
JP2007038928A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Isuzu Motors Ltd 車両の横転防止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0195926A (ja) * 1987-10-09 1989-04-14 Nissan Motor Co Ltd 能動型サスペンション
JPH0382617A (ja) * 1989-08-24 1991-04-08 Toyota Motor Corp 流体圧式アクティブサスペンション
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