JPS62280070A - 感熱・感圧転写記録材料 - Google Patents

感熱・感圧転写記録材料

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JPS62280070A
JPS62280070A JP61123549A JP12354986A JPS62280070A JP S62280070 A JPS62280070 A JP S62280070A JP 61123549 A JP61123549 A JP 61123549A JP 12354986 A JP12354986 A JP 12354986A JP S62280070 A JPS62280070 A JP S62280070A
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JP
Japan
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sensitive
color
recording material
wax
pressure
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JP61123549A
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English (en)
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Shunichi Kawamura
俊一 川村
Yoshio Kobayashi
義夫 小林
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TOKAI PULP KK
Original Assignee
TOKAI PULP KK
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Publication date
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    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/30Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers
    • B41M5/333Colour developing components therefor, e.g. acidic compounds
    • B41M5/3333Non-macromolecular compounds
    • B41M5/3335Compounds containing phenolic or carboxylic acid groups or metal salts thereof
    • B41M5/3336Sulfur compounds, e.g. sulfones, sulfides, sulfonamides
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
    • B41M5/132Chemical colour-forming components; Additives or binders therefor
    • B41M5/155Colour-developing components, e.g. acidic compounds; Additives or binders therefor; Layers containing such colour-developing components, additives or binders

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は感熱・感圧転写記録材料に関し、詳しくは発色
剤を熱あるいは圧力により直接記録紙に転移させて記録
を行うための感熱・感圧転写記録材料に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕従来
から感熱式の記録方法については、高速性。
高信顧性あるいは優れた操作性などの長所がある一方、
記録紙が高価であるとともに、耐光性、耐油性など記録
の堅牢性に欠けるなどの欠点があった。これを解決する
ためにこれまで、熱によって色材を溶融し、直接普通紙
に転移させて記録を行う感熱記録法がいくつか提案され
ている。たとえば特公昭54−10495号公報に示さ
れているように、紙や樹脂からなるフィルムに固体状イ
ンクを塗布し、塗布面と反対側または記録紙を介して塗
布面側から発熱素子で加熱して固体状インクを溶融して
記録紙にインクを転移せしめて記録する方法などがある
しかし、これらの方法による記録は堅牢性はあるものの
、こすれによる地汚れ等の問題があり、また塗布面が着
色しているのでこれの白色化が望まれていた。
一方、感圧式の記録方法としては、例えば米国特許第2
712507号明細書、同第2730456号明細書、
同第3418250号明細書等によって古くから知られ
ている。また、現在市販されている感圧記録紙のほとん
どには、ロイコ染料などを数ミクロンの大きさのゼラチ
ン、アラビアゴムまたは合成樹脂等のカプセルで包んだ
マイクロカプセル型の発色剤が塗布されている。しかし
、このタイプの発色剤は品質的には優れているものの、
製造工程が非常に複雑であり、またコスト的にも割高に
なる欠点がある。
そこで本発明者らは、上記従来の感熱記録法および感圧
記録法の両者の欠点を同時に解消して、熱および圧力の
いずれによっても転写記録でき、しかも記録の堅牢性を
維持しつつ、地汚れがなく、そのうえ地肌が白色化され
た感熱性ならびに感圧性の転写記録材料を安価に入手す
べく鋭意研究を重ねた。その過程において、ロイコ染料
およびワックスを含みかつ常温で固体状の発色剤組成物
を一方の支持体に熔融塗布するとともに、フェノール系
顕色剤を含む顕色剤組成物を他方の支持体に塗布するこ
とにより、ある程度感熱性ならびに感圧性のすぐれた転
写記録材料が得られることを見出した(特願昭60−1
35978号明細書)。
しかしながら、上述の転写記録材料は、従来の記録材料
に比べて、感熱性能や感圧性能が格段に優れているもの
の、保存性等において若干の問題があり、また実用的に
はより一層の感熱・感圧性能の向上が望まれている。
そのため、本発明者はさらに上記の転写記録材料の性能
を向上させるべく研究を続けた。その結果、フェノール
系顕色剤として特定のフェノール系スルホン化合物と白
土類を用いることにより、目的を達成しうろことがわか
った。本発明はこのような知見に基いて完成したもので
ある。
すなわち本発明は、ロイコ染料およびワックスを含む常
温で固体状の発色剤組成物を溶融塗布したフィルム状又
はシート状の支持体(1)および前記ロイコ染料と反応
して呈色するフェノール系顕色剤を含む顕色剤組成物を
塗布したフィルム状又はシート状の支持体(II)から
なるとともに、前記フェノール系顕色剤の少なくとも一
部として、(A)一般式 (式中、Rは水素、炭素数1〜8のアルキル基。
炭素数7〜11のアラルキル基、炭素数6〜10のアリ
ール基、炭素数2〜7のアシル基。
炭素数1〜6のアルキルスルホニル基あるいは炭素数6
〜10のアリールスルホニル基を示す。) で表されるフェノール系スルホン化合物および(B)白
土類を用いることを特徴とする感熱・感圧転写記録材料
を提供するものである。
本発明の感熱・感圧転写記録材料は、前述の支持体(1
)と支持体(11)の一対の支持体よりなるものである
が、ここで支持体(1)に溶融塗布する発色剤組成物は
、ロイコ染料およびワックスを含むとともに常温で固体
状のものである。この発色剤組成物を構成するロイコ染
料としては、従来から感圧記録法などで発色剤として用
いられるものをはじめ様々なものがあり、用途に応じて
適宜定めればよい。具体的にはクリスタルハイオレソト
ラクトン、マラカイトグリーンラクトン;3゜3−ビス
(バラジメチルアミノフェニル)−4゜5.6.7−チ
トラクロロフタリド;ベンゾ−β−ナフトスピロラン;
3−メチル−ジ−β−ナフトスピロラン;N−フェニル
ローダミン−B−ラクタム;3−エチルアミノ−6−ク
ロロフルオラン;3−ジエチルアミノ−6,7−シメチ
ルフルオラン;3−ジエチルアミノ−7,8−ベンゾフ
ルオラン;3.フーピスジエチルアミノフルオランなど
があるが、これらに限定されるものではない。また、こ
の発色剤組成物には発色成分として上ilのロイコ染料
のみを用いてもよいが、ロイコ染料とともに従来から感
熱記録法で発色剤として用いられる有機酸金属塩系発色
剤を併用することもできる。
さらに、この発色剤組成物を構成するワックスは上述の
ロイコ染料等の発色成分を被包する作用を示すものであ
る。このようにワックスで発色成分を被包しておけば、
この発色剤組成物を溶融塗布した支持体(1)と顕色剤
組成物を塗布した支持体(II)を重ね合せて発色剤組
成物と顕色剤組成物を接触せしめても、常温、常圧では
ワックスの存在によって発色成分と顕色成分との反応が
抑制されるため、摩擦等によっても発色するおそれがな
く、地汚れの心配はない。この発色剤組成物中のワック
スの含有量は、要するに上記発色成分を被包するに必要
な量あるいはそれ以上であればよく、特に制限はない。
具体的にはワックスを、発色剤組成物に対して30〜9
8重量%、好ましくは50〜80重量%の割合とすれば
よい。
また、本発明に用いる発色剤組成物は常温で固体状のも
のでなければならず、しかも支持体(1)はこの発色剤
組成物を溶融塗布したものでなければならない。つまり
、発色剤組成物は水性分散液等の液状に調製したもので
あってはならず、またこの発色剤組成物を支持体(1)
に塗布するには溶融下で塗布、即ちホントメルトコーテ
ィングによらなければならない。このような溶融塗布に
よれば、発色剤組成物を支持体H)の全面に均一に塗布
することは勿論、任意の形状において部分的に塗布する
ことも極めて容易である。
なお、上記発色剤組成物は常温で固体状のものであれば
よく、その硬度等については特に制限はないが、通常は
針入度(JIS  K  2235゜ASTM D−1
321)が0〜20、好ましくは3〜10のものである
。針入度のあまり大きい発色剤組成物を用いると支持体
(I)における塗布面がべとつき、また支持体(TI)
における顕色剤組成物の塗布面とのブロッキングが生じ
ると共に、それらの原因からくる地汚れが生じる。
上記発色剤組成物中に含有させるワックスは、該組成物
を常温で固体状に維持すると共に、適度の硬度を有し、
しかも、サーマルプリンターのザーマルヘソド等の熱源
で容易に溶けるもの、あるいは、筆圧やインパクトプリ
ンターの圧力でワックスに被包されている発色成分が顕
色成分と接触しうる程度の硬度を有するものであればよ
い。このような観点から、ワックスの融点もしくは軟化
点は40〜100℃程度、特に60〜90℃の範囲のも
のが好ましい。具体的にはみつろう、鯨ろう等の動物系
ワックス;カルナハヮソクス、オリキュリーワックス、
キャンデリラワックス、ライスワックス、木ろう等の植
物系ワックス;モンタンワックス、オヅケライトセレシ
ン等の鉱物系ワックス;パラフィンワックス、マイクロ
クリスタリンワックス等の石油系ワックスなどの天然ワ
ックスをはじめ、そのほか合成ワックス、例えばフィッ
シャー・トロプシュワックスおよびその誘導体、低分子
ポリエチレンおよびその誘導体等の合成炭化水素;モン
クン誘導体、マイクロワックス誘導体2合成酸化ワック
ス等の変性ワックス;ポリエチレングリコール、ステア
リン酸ソルビトール等の脂肪酸エステルとグリセライド
;カスドールワックス、オパールワックス等の水素化ワ
ックス;アクラワソクス、アーモヮソクス等のアミンワ
ックス、アミドワックス、ポリアミンワックス、ポリア
ミドワックス、さらにはアククチツクポリプロピレン、
アルファオレフィンワックス。
ハロゲン化炭化水素などがある。
本発明で用いる発色剤組成物中には、上述のワックスを
一種あるいは二種以上組合わせて含有せしめればよい。
そのうち特にアミンワックス、アミドワックス、ポリア
ミンワックス、ポリアミドワックスを単独で、あるいは
他種のワックスと併用することが好ましい。一般に発色
剤が顕色剤と反応して容易に発色記録を生ずるには、発
色剤組成物中の発色成分が溶解状態にあることが好まし
く、そのために油剤を加えて発色成分であるロイコ染料
を溶解しておくことが望ましい。しかし、ロイコ染料を
充分に溶解するために、油剤の配合量を多くすると発色
剤と顕色剤との反応が容易になりすぎて汚れの原因とな
る。したがって、油剤の配合量を抑え、かつロイコ染料
の充分な溶解性を確保するために、ロイコ染料に対する
溶解性の大きいアミドワックスを用いることが好ましく
、特に転写記録材料の感圧性能が大幅に向上する。
ここで、アミドワックスの配合量は、各種条件により異
なり一義的には決定できないが、発色剤組成物全量に対
して10〜70重量%、とりわけ25〜50重量%が効
果的である。
本発明に用いる発色剤組成物には、上述したように油剤
等のロイコ染料溶解性物質を適量配合することが好まし
い。この溶解性物質の配合量は該溶解性物質の種類やロ
イコ染料の種類などにより異なり、またワックスとして
染料溶解性の大きいアミドワックス等をどの程度使用す
るかなどにより異なり一義的には定められないが、一応
の目安としてはロイコ染料1部に対して0.1〜5部、
好ましくは0.5〜2部である。また、このロイコ染料
溶解性物質は、一般には不揮発性油が用いられ、従来か
ら利用されている感圧記録紙のマイクロカプセル中のオ
イルが有効である。具体的にはアルキルナフタリン、ジ
アリールエタン、アルキルビフェニル、水素化ターフェ
ニル、アルキルベンゼン等の石油系物質をはじめ、綿実
油、ヒマシ油等の植物油さらには各種の動物油などがあ
げられる。
本発明に用いる発色剤組成物にはさらに所望により吸油
性の高い充填材を加えることも有効である。この吸油性
の高い充填材とは、通常は充填材100g当りの吸油量
が40mj!以上、好ましくは1501以上のものであ
り、具体的には炭酸カルシウム、シリカ、珪酸塩、アル
ミナ、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、尿素
−ホルマリン樹脂、スチレン樹脂等の無機及び有機物粉
末があげられる。
この吸油性の高い充填材を配合すると、ロイコ染料を溶
解させるために加える溶解性物質を充分に吸収保持する
ため、この溶解性物質の配合量が多い場合でも、発色剤
組成物の硬度、すなわち針入度が一定範囲に維持され、
支持体の地汚れが防止される。この充填材の配合量は、
特に制限はなく様々な状況に応じて適宜定めればよいが
、通常は発色剤組成物全体に対して1〜50重量%、好
ましくは5〜30重量%の範囲が効果的である。
また、この充填材としであるいはこの充填材とともに二
酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸亜鉛、塩化亜鉛、水酸化亜
鉛などの白色顔料を加えると、発色感度1日光堅牢性等
において一層ずくれたものとなる。特に、二酸化チタン
あるいはこの二酸化チタンと酸化亜鉛の混合物が好まし
い。
このように、ロイコ染料およびワックスを必須成分とし
て含有し、さらに必要に応じて染料溶解性物質や充填材
を配合した常温で固体状の発色剤組成物をホットメルト
コーティングにより支持体(I)に塗布するわけである
が、一方、この支持体(1)と対をなす支持体(I[)
には、前記ロイコ染料と反応して呈色するフェノール系
顕色剤を含む顕色剤組成物を塗布する。ここでフェノー
ル系顕色剤としては、従来から感熱記録法あるいは感圧
記録法で顕色剤として用いられているフェノール系化合
物をはしめ様々なものがあるが、本発明においては、こ
れら従来のフェノール系化合物とともに、あるいはこれ
らに代えて前述した(A)一般式(a)で表わされるフ
ェノール系スルホン化合物と(B)白土類の(A)、 
 (B)両成分を用いることが必要である。上記一般式
(a)において、Rは前述したとおりであるが、この(
A)フェノール系スルホン化合物の具体例としては、4
.4°−ヒドロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキ
シ−4”−イソプロポキシジフェニルスルホン、4−ヒ
ドロキシ−4”−〇−ブトキシジフェニルスルホン、4
−ヒドロキシ−4°−〇−オクチルオキシジフェニルス
ルホン、4−ヒドロキシ−4’−n−デシルオキシジフ
ェニルスルポン。
4−ヒドロキシ−4°−ヘンシルオキシジフェニルスル
ホン、4−ヒドロキシ−4′−フェニルオキシジフェニ
ルスルホンあるいは4−ヒドロキシ−4′−アセチルオ
キシフェニルスルホンをあげることができる。
本発明においては、前述したようにフェノール系顕色剤
の少なくとも一部として、上記(A)フェノール系スル
ホン化合物とCB)白土類の(A)。
(B)両成分を用いるが、ここで白土類としては、酸性
白土2活性白土、ヘントナイト、モンモリロナイト、カ
オリンあるいはケイ酸マグネシウムや合成含水ケイ酸等
の各種ケイ酸塩があげられるが、特に酸性白土や活性白
土が好ましい。
本発明では、これら(A)、(B)両成分の使用割合に
ついては特に制限はなく、各種状況に応して適宜選定す
ればよい。しかし、通常は(A)成分: (B)成分−
6=1〜1:6(重量比)が好ましく、特に4:1〜1
:4(重量比)が最適である。
このように、(A)フェノール系スルホン化合物と(B
)白土類とをフェノール系顕色剤の少なくとも一部とし
て用いると、得られる転写記録材料の感熱・感圧性能、
すなわち熱や圧力により発色感度が向上するのみならず
、保存性が著しく向上し、また染料ワックス面の汚れが
防止される。
ここで、(A)フェノール系スルホン化合物だけでは、
感圧発色性が劣るとともに耐熱性および耐光性が悪いと
いう問題があり、(B)白土類を併用してはじめて本発
明の目的が達成されることとなる。
なお、本発明ではフェノール系顕色剤として、(A)、
(B)両成分を用いるが、さらに従来がら使用されてい
るフェノール系化合物、具体的にはタンニン、タンニン
酸、没食子酸、没食子酸メチル、没食子酸エチル、没食
子酸プロピル、没食子酸ラウリル、ピロガロール、ジフ
ェニルカルバジド、バラフェニルフェノール、ビスフェ
ノールAなどを併用することもできる。
さらに、本発明の支持体(II)に塗布する顕色剤組成
物には、粉末状シリカ、特に粒径o、1〜10μの微粉
末シリカを適量、具体的には顕色剤組成物全量の1〜3
0重量%含有させることが好ましい。この粉末状シリカ
を添加することにより、転写記録材料の感熱発色性がさ
らに向上する。
また、上記顕色剤組成物には、そのほか結着剤や各種顔
料、さらには水性エマルジョンワックス等を加えること
もできる。なお、この顕色剤組成物を支持体(II)に
塗布するに際しては、水や有機溶剤等に分散あるいは溶
解させた顕色剤組成物の分散液あるいは溶液を用いれば
よく、前述した発色剤組成物を支持体(1)に塗布する
場合のように固体状のものを熱溶融して塗布するような
操作は必ずしも必要としない。
本発明の転写記録材料は、上述した発色剤組成物を溶融
塗布した支持体(r)と顕色剤組成物を塗布した支持体
(IT)の一対の支持体により構成されるが、通常はこ
のうち支持体(1)を転写層(転写すべき文字等を印字
する層)とし、支持体(It)を被転写層(転写された
文字等が表示される層)として使用される。ここで支持
体(I)。
(II)は、フィルム状あるいはシート状のものであっ
て印字が容易に行えるものであれば、様々な材質のもの
が使用可能である。通常は紙が広く用いられるが、合成
樹脂フィルム、織布シート、金属シートなども用いるこ
とができる。
本発明の転写記録材料を使用するにあたっては、着色剤
組成物を塗布した支持体(1)と顕色剤組成物を塗布し
た支持体(II)を、その塗布面を互いに内側に向い合
せて重ね、転写層を形成する支持体(1)の塗布面と反
対側より、サーマルプリンターのサーマルヘッドや熱ペ
ンなどの発熱素子を接触させれば、転写層中のワックス
が溶け、それに伴って発色剤と顕色剤とが反応して被転
写層である支持体(U)に文字等が転写されることとな
る。また、筆圧やインパクトプリンターによっても、転
写層と被転写層(即ち支持体(I)。
(■))が強く接触し、その結果、転写層中のワックス
に被包されているロイコ染料が、被転写層のフェノール
系顕色剤と反応して被転写層に文字等が転写される。
〔発明の効果〕
本発明の感熱・感圧転写記録材料は、摩擦等による地汚
れがなく、また発色感度も良好であって印字の鮮明度、
堅牢性も充分であり、しかも、所望に応じて白色剤を加
えることにより地肌の白色度を高めることができる。そ
のうえ、印字前後のいずれの場合においても、耐熱、耐
光性にすぐれ保存性が大幅に改善されている。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
実施例1 フルオラン系ロイコ染料(黒) (商品名:PSD−1
50,新日曹化工■製)10gと所定量の油剤(アルキ
ルナフタレン)(商品名:KMC−113、呉羽化学■
製)を予め混合し、次いでこの混合物に所定の充填材を
加えてニーダ−でよく混合分散させて混合分散物を得た
。続いて所定のワックスを熱融解させ、これに前記の混
合分散物を加え、充分に混合した後に冷却して発色剤組
成物を得た。
一方、4−ヒドロキシ−4”−イソプロポキシジフェニ
ルスルホン9.6g、白土類(商品名:シルトンDR−
L水沢化学■製)6.4g、ポリビニルアルコール(1
0%液)10gおよヒ水38gを加え、ボールミルで2
日間粉砕分散して調製した液および炭酸カルシウムの5
0%分散液17.2g、スチレン−ブタジェンゴム(4
8%)3.6gならびに水12.5 gを加えて充分に
混合して顕色剤組成物を得た。
次に、上述の発色剤組成物を、坪量15〜35g / 
m ”の一般紙に、乾燥後の塗布量が約2〜4g/m”
になるようにホソトメルコーティングして発色剤シート
(転写層シート)を得た。また、上述の顕色剤組成物を
、約50 g/m2の坪量の一般紙に、乾燥後の塗布量
が約4〜8g/m2になるように水性コーティングして
顕色剤シート(被転写層シート)を得た。
その後、この発色剤シートと顕色剤シートを重ね合わせ
て感熱・感圧記録紙をつくり、その性能評価を行った。
結果を第1表に示す。
実施例2 実施例1において、4−ヒドロキシ−4′−イソプロポ
キシジフェニルスルホンに代えて、4−ヒドロキシ−4
”−n−ブトキシジフェニルスルホン9.8gを用いた
こと以外は、実施例1と同様の操作を行った。結果を第
1表に示す。
実施例3 実施例1において、白土類として商品名ジルトン5S−
1(水沢化学側型)6.4gを用いたこと以外は、実施
例1と同様の操作を行った。結果を第1表に示す。
実施例4 実施例2において、白土類として商品名ジルトン5S−
1(水沢化学■製)6.4.gを用いたこと以外は、実
施例2と同様の操作を行った。結果を第1表に示す。
実施例5 実施例1において、微粉末シリカ(商品名:サイロイド
シリーズ#244.冨士デヴイソン■製)3゜Ogを加
えたこと以外は、実施例1と同様の操作を行った。結果
を第1表に示す。
比較例1 フルオラン系ロイコ染料(黒) (商品名: PSD−
150,新日曹化工■製)20g、ポリビニルアルコー
ル(10%液)20gおよび水160gを加えて粉砕分
散したA液を得た。
また、カルナバワックス100gをビーカーに入れて加
熱して完全溶融させ、これにノニオン系界面活性剤を少
量加えて攪拌し、さらに100℃の熱水200gを徐々
に加えながら、充分に攪拌し、その後冷却し、水を加え
て30%のカルナバワックスエマルジョン(B液)を得
た。
続いて、上記A液30gおよびB液50gを採り、さら
にポリビニルアルコール(10%液)45g、炭酸カル
シウム(65%液)11.5gおよび水13.5gを加
えて充分に混合して発色剤組成物(水性エマルジョン)
を得た。
次に、上述の発色剤組成物を、坪量15〜35g/m”
の一般紙に、乾燥後の塗布量が10g/m2になるよう
に塗布して発色剤シート(転写層シート)を得た。また
、上記実施例で得られた顕色剤組成物を、約50 g/
m2の坪量の一般紙に、乾燥後の塗布量が約4〜8g/
m”になるように水性コーティングして顕色剤シート(
被転写層シート)を得た。
その後、この発色剤シートと顕色剤シートを重ね合わせ
て感熱・感圧記録紙をつくり、その性能評価を行った。
結果を第1表に示す。
比較例2 実施例1において、4−ヒドロキシ−4°−イソプロポ
キシジフェニルスルホンに代えて、ビスフェノールA9
.6 gを用いたことおよび白土類を用いなかったこと
以外は、実施例1と同様の操作を行った。結果を第1表
に示す。
比較例3 実施例1において、白土類を用いなかったこと以外は、
実施例1と同様の操作を行った。結果を第1表に示す。
*1 マクヘス濃度計により測定した。
*2 印字前の白紙を40℃に設定されたフェードメー
ターに4時間放置し、その後の黄変度をマクベス濃度計
で測定した(数値が小さい程耐光性良好)。
*3 サーマルプリンターでヘタ印字後、40℃に設定
されたフェードメーターに4時間放置し、その後マクベ
ス濃度針で測定したく数値が大きい程耐光性良好)。
*460℃に設定されたオーブンに24時間放置し、そ
の後サーマルプリンターで印字しマクベス濃度計で測定
した(数値が大きい程耐熱保存性良好)。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ロイコ染料およびワックスを含む常温で固体状の
    発色剤組成物を溶融塗布したフィルム状又はシート状の
    支持体( I )および前記ロイコ染料と反応して呈色す
    るフェノール系顕色剤を含む顕色剤組成物を塗布したフ
    ィルム状又はシート状の支持体(II)からなるとともに
    、前記フェノール系顕色剤の少なくとも一部として、 (A)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数
    7〜11のアラルキル基、炭素数6〜10のアリール基
    、炭素数2〜7のアシル基、炭素数1〜6のアルキルス
    ルホニル基あるいは炭素数6〜10のアリールスルホニ
    ル基を示す。) で表されるフェノール系スルホン化合物および(B)白
    土類を用いることを特徴とする感熱・感圧転写記録材料
  2. (2)フェノール系スルホン化合物が、4,4′−ヒド
    ロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−イ
    ソプロポキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4
    ′−n−ブトキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ
    −4′−n−オクチルオキシジフェニルスルホン、4−
    ヒドロキシ−4′−n−デシルオキシジフェニルスルホ
    ン、4−ヒドロキシ−4′−ベンジルオキシジフェニル
    スルホン、4−ヒドロキシ−4′−フェニルオキシジフ
    ェニルスルホンあるいは4−ヒドロキシ−4′−アセチ
    ルオキシフェニルスルホンである特許請求の範囲第1項
    記載の感熱・感圧転写記録材料。
  3. (3)(A)フェノール系スルホン化合物と(B)白土
    類の使用割合が、前者:後者=6:1〜1:6(重量比
    )である特許請求の範囲第1項記載の感熱・感圧転写記
    録材料。
  4. (4)顕色剤組成物中に粉末状シリカを含有せしめてな
    る特許請求の範囲第1項記載の感熱・感圧転写記録材料
  5. (5)発色剤組成物に含まれるワックスの少なくとも一
    部がアミドワックスおよび/あるいはポリアミドワック
    スである特許請求の範囲第1項記載の感熱・感圧転写記
    録材料。
  6. (6)発色剤組成物に含まれるワックスの少なくとも一
    部が、アミンワックスおよび/あるいはポリアミンワッ
    クスである特許請求の範囲第1項記載の感熱・感圧転写
    記録材料。
  7. (7)発色剤組成物が吸油性の高い充填剤を含むもので
    ある特許請求の範囲第1項記載の感熱・感圧転写記録材
    料。
  8. (8)発色剤組成物がロイコ染料溶解性物質を含むもの
    である特許請求の範囲第1項記載の感熱・感圧転写記録
    材料。
  9. (9)発色剤組成物の針入度が0〜20である特許請求
    の範囲第1項記載の感熱・感圧転写記録材料。
  10. (10)発色剤組成物に含まれるワックスの融点もしく
    は軟化点が40〜100℃である特許請求の範囲第1項
    記載の感熱・感圧転写記録材料。
JP61123549A 1986-05-30 1986-05-30 感熱・感圧転写記録材料 Pending JPS62280070A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0276779A (ja) * 1988-09-13 1990-03-16 Nippon Soda Co Ltd 4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン顕色用組成物、湿式粉砕法及び分散液

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JPH0276779A (ja) * 1988-09-13 1990-03-16 Nippon Soda Co Ltd 4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン顕色用組成物、湿式粉砕法及び分散液

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