JPH07179777A - 感温変色性色彩記憶性マイクロカプセル顔料 - Google Patents

感温変色性色彩記憶性マイクロカプセル顔料

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JPH07179777A
JPH07179777A JP5347757A JP34775793A JPH07179777A JP H07179777 A JPH07179777 A JP H07179777A JP 5347757 A JP5347757 A JP 5347757A JP 34775793 A JP34775793 A JP 34775793A JP H07179777 A JPH07179777 A JP H07179777A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 色濃度−温度曲線に関して、大きなヒステリ
シス特性を示して変色して色彩記憶性効果を発現し、発
色時は高濃度であり、且つ消色時は色残りの無い色彩記
憶性感温変色性マイクロカプセル顔料を得る。 【構成】 (イ)電子供与性呈色性有機化合物、(ロ)
電子受容性化合物、(ハ)前記(イ)、(ロ)の呈色反
応をコントロールする総炭素数が10乃至22の脂肪族
ケトン類から選ばれる化合物の三成分を必須成分とする
均質相溶体を微小カプセルに内包した感温変色性色彩記
憶性マイクロカプセル顔料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感温変色性色彩記憶性マ
イクロカプセル顔料に関する。さらに詳細には、温度変
化により大きなヒステリシス特性を示して発色−消色の
可逆的変色を呈し、変色に要した熱又は冷熱の適用を取
り去った後にあっても、着色状態と消色状態のいずれか
を互変的且つ可逆的に常温域で保持する感温変色性色彩
記憶性マイクロカプセル顔料に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の感温変色性色彩記憶性材料に関
して、本出願人は先に提案している(特公平4−171
54号公報)。前記感温変色性色彩記憶性材料は、従来
汎用の可逆熱変色性材料が変色温度を境として、その前
後で変色し、変色前後の両状態のうち常温域では特定の
一方の状態しか存在しえない。すなわち、もう一方の状
態はその状態が発現するのに要した熱または冷熱が適用
されている間は維持されるが、前記熱または冷熱の適用
がなくなれば常温域で呈する状態に戻ってしまうタイプ
のものであるのに対し、変色温度より低温側の色と高温
側の色の両方を、変色に要した熱又は冷熱の適応を取り
去った後にあっても、常温域において選択的に保持でき
る上、必要に応じて熱又は冷熱を適用することにより互
変的に保持させることができ、感温記録材料、玩具類、
装飾、印刷分野等多様な分野に適用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の色
彩記憶性効果は、前記特公平4−17154号公報に開
示されている如く、呈色反応をコントロールするエステ
ル類から選ばれる化合物のうち特定の化合物を構成成分
として適用した系のみが発現できる熱変色性効果である
為、この種の熱変色性材料の利用度が制約されており、
新たに効果的な化合物の発見が待ち望まれていた。本発
明者らは前記色彩記憶性効果を発現させる反応媒体とな
る化合物について、更に追求し、反応媒体の選択の自由
度を高め、更に、発色時の高い濃度と消色時の色消えの
良さによる、非常に高いコントラストにより、この種の
感温変色性色彩記憶性材料の利用度を更に高めようとす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、総炭素数
が10乃至22の脂肪酸ケトン類から選ばれる化合物を
呈色反応の反応媒体として適用した系にあって、ヒステ
リシス幅(ΔH)の大きい熱変色特性を示し、効果的な
色彩記憶性効果を発現させ、更に発色時の高い濃度と消
色時の色消えの良さによる非常に高いコントラストが得
られることを見出し、本発明を完成させた。本発明は
(イ)電子供与性呈色性有機化合物、(ロ)電子受容性
化合物、(ハ)前記(イ)、(ロ)の呈色反応をコント
ロールする総炭素数が10乃至22の脂肪族ケトン類か
ら選ばれる化合物の三成分を必須成分とする均質相溶体
を微小カプセルに内包させてなる、色濃度−温度曲線に
関し、8℃乃至30℃のヒステリシス幅(ΔH)を示し
て変色する感温変色性色彩記憶性マイクロカプセル顔料
を要件とする。
【0005】以下に本発明の感温変色性色彩記憶性マイ
クロカプセル顔料の色濃度−温度曲線におけるヒステリ
シス特性を図1のグラフについて説明する。図1におい
て、縦軸に色濃度、横軸に温度が表されている。温度変
化による色濃度の変化は矢印に沿って進行する。ここ
で、Aは完全消色状態に達する最低温度T4 (以下、発
消色分岐温度と称す)における濃度を示す点であり、B
は完全呈色状態を保持できる最高温度T3 (以下、最高
保持温度と称す)における濃度を示す点であり、Cは完
全消色状態を保持できる最低温度T2 (以下、最低保持
温度と称す)における濃度を示す点であり、Dは完全呈
色状態に達する最高温度T1 (以下、完全呈色温度と称
す)における濃度を示す点である。温度TA においては
呈色状態E点と消色状態F点の2相が共存する状態にあ
る。この温度TAを含む、呈色状態と消色状態が共存で
きる温度域が変色の保持可能な温度域であり、線分EF
の長さが変色のコントラストを示す尺度であり、線分E
Fの中点を通る線分HGの長さがヒステリシスの程度を
示す温度幅(以下、ヒステリシス幅ΔHと記す)であ
り、このΔH値が大きい程、変色前後の各状態の保持が
容易である。本発明者らの実験では実用上の変色前後の
各状態の保持できるΔH値は8℃乃至30℃の範囲であ
る。又、前記において、呈色状態と消色状態の2相が実
質的に保持され、実用に供される温度、即ち、TA を含
むT3 とT2 の間の温度幅は2℃以上30℃未満の範囲
が有効である。
【0006】更に、線分EFの長さがコントラストを示
す尺度となる為、Eの状態及びFの状態の色濃度を明度
値VE 及びVF で表し、コントラストの程度をΔV(V
F −VE )で表すものとする。発、消色時の明度値とは
無彩色の配列において、完全な黒を0、完全な白を10
として、その間を明るさの感覚の差が等感覚になるよう
に分割したマンセル色票系の明度値を示し、有彩色の明
度は有彩色の明るさの感覚がこれと等しい無彩色の明度
値を示す。即ち、明度値が小さい程、黒色に近く、明度
値が大きい程、白色に近い為、発色時の濃度と消色時の
残色の程度(色消えの程度)が、どの程度かを測る指標
に使う事ができ、その明度差(ΔV)は、コントラスト
を表す指標となる。従って、同一な色相の有彩色の濃度
差は、色相の種類に関わらずこの明度値の差によって表
現する事が出来る。
【0007】本発明における(イ)、(ロ)、(ハ)三
成分の構成成分割合は、濃度、変色温度、変色形態や各
成分の種類に左右されるが、一般的に所望の特性が得ら
れる成分比は、(イ)成分1に対して、(ロ)成分0.
1〜50、好ましくは0.5〜20、(ハ)成分1〜8
00、好ましくは5〜200の範囲である(前記割合は
いずれも重量部である)。又、各成分は各々2種以上の
混合であってもよく、機能に支障のない範囲で酸化防止
剤、紫外線吸収剤、一重項酸素消光剤、赤外線吸収剤、
溶解助剤、等を添加することができる。 又、一般顔料
(非熱変色性)を配合することにより、有色〔1〕から
有色〔2〕への色変化を付与できる。
【0008】以下に(イ)、(ロ)、(ハ)の各成分に
ついて具体的に化合物を例示する。本発明の(イ)成
分、即ち電子供与性呈色性有機化合物としては、従来よ
り公知のジフェニルメタンフタリド類、フルオラン類、
ジフェニルメタンアザフタリド類、インドリルフタリド
類、フェニルインドリルフタリド類、フェニルインドリ
ルアザフタリド類、スチリルキノリン類等がある。以下
にこれらの化合物を例示する。3,3−ビス(p−ジメ
チルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、
3−(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチ
ル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3−
(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−
(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4
−アザフタリド、1,3−ジメチル−6−ジエチルアミ
ノフルオラン、2−クロロ−3−メチル−6−ジメチル
アミノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
6−メチル−7−キシリジノフルオラン、2−(2−ク
ロロアニリノ)−6−ジブチルアミノフルオラン、3,
6−ジメトキシフルオラン、3,6−ジ−n−ブトキシ
フルオラン、1,2−ベンツ−6−ジエチルアミノフル
オラン、1,2−ベンツ−6−ジブチルアミノフルオラ
ン、1,2−ベンツ−6−エチルイソアミルアミノフル
オラン、2−メチル−6−(N−p−トリル−N−エチ
ルアミノ)フルオラン、2−(N−フェニル−N−メチ
ルアミノ)−6−(N−p−トリル−N−エチルアミ
ノ)フルオラン、2−(3’−トリフルオロメチルアニ
リノ)−6−ジエチルアミノフルオラン、3−クロロ−
6−シクロヘキシルアミノフルオラン、2−メチル−6
−シクロヘキシルアミノフルオラン、3−メトキシ−4
−ドデコキシスチリルキノリン等がある。
【0009】成分(ロ)の電子受容性化合物としては、
活性プロトンを有する化合物群、偽酸性化合物群〔酸で
はないが、組成物中で酸として作用して成分(イ)を発
色させる化合物群〕、電子空孔を有する化合物群等があ
る。活性プロトンを有する化合物を例示すると、フェノ
ール性水酸基を有する化合物としては、モノフェノール
類からポリフェノール類があり、さらにその置換基とし
てアルキル基、アリール基、アシル基、アルコキシカル
ボニル基、カルボキシ基及びそのエステル又はアミド
基、ハロゲン基等を有するもの、及びビス型、トリス型
フェノール等、フェノール−アルデヒド縮合樹脂等が挙
げられる。又、前記フェノール性水酸基を有する化合物
の金属塩であってもよい。
【0010】以下に具体例を挙げる。フェノール、o−
クレゾール、ターシャリーブチルカテコール、ノニルフ
ェノール、n−オクチルフェノール、n−ドデシルフェ
ノール、n−ステアリルフェノール、p−クロロフェノ
ール、p−ブロモフェノール、o−フェニルフェノー
ル、p−ヒドロキシ安息香酸n−ブチル、p−ヒドロキ
シ安息香酸n−オクチル、レゾルシン、没食子酸ドデシ
ル、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、4,4−ジヒドロキシジフェニルスルホン、1,1
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、1−フェ
ニル−1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタ
ン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3−メ
チルブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
−2−メチルプロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)n−ヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)n−ヘプタン、1,1−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)n−オクタン、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)n−ノナン、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)n−デカン、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)n−ドデカン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)エチルプロピオネート、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオ
ロプロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
n−ヘプタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)n−ノナン、等がある。前記フェノール性水酸基を
有する化合物が最も有効な熱変色特性を発現させること
ができるが、芳香族カルボン酸及び炭素数2〜5の脂肪
族カルボン酸、カルボン酸金属塩、酸性リン酸エステル
及びそれらの金属塩、1、2、3−トリアゾール及びそ
の誘導体から選ばれる化合物等であってもよい。
【0011】次に(ハ)成分の総炭素数が10乃至22
の脂肪族ケトン類について具体的に化合物を例示する。
2−デカノン、3−デカノン、4−デカノン、2−ウン
デカノン、3−ウンデカノン、4−ウンデカノン、5−
ウンデカノン、6−ウンデカノン、2−ドデカノン、3
−ドデカノン、4−ドデカノン、5−ドデカノン、2−
トリデカノン、3−トリデカノン、2−テトラデカノ
ン、2−ペンタデカノン、8−ペンタデカノン、2−ヘ
キサデカノン、3−ヘキサデカノン、9−ヘプタデカノ
ン、2−ペンタデカノン、2−オクタデカノン、2−ノ
ナデカノン、10−ノナデカノン、2−エイコサノン、
11−ヘンエイコサノン、2−ヘンエイコサノン、2−
ドコサノン、等が挙げられる。本発明の(ハ)成分は前
記脂肪族ケトン類を用いるが、必要に応じてヒステリシ
ス特性を大きく変動しない範囲で他のエステル類、アル
コール類、カルボン酸類、アミド類等を加えることがで
きる。この場合、その添加量は本発明の脂肪族ケトン5
0部に対して50部以下(重量部)が所期の色彩記憶性
効果を有効に発現させる上で好ましい。
【0012】前記した(イ)、(ロ)、(ハ)の必須三
成分の組成物の均質相溶体は、公知の微小カプセル化技
術により微小カプセルに内包される。微小粒子化(0.
5〜50μm、好ましくは1〜30μm)により、非微
粒子状態に比べてΔH値の大きい特性を付与できるし、
カプセル膜壁で保護されていることにより、酸性物質、
塩基性物質、過酸化物等の化学的に活性な物質又は他の
溶剤成分と接触しても、その機能を低下させることがな
いことは勿論、耐熱安定性が保持できる。利用できる微
小カプセル化技術としては、界面重合法、in Sit
u重合法、液中硬化被覆法、水溶液からの相分離法、有
機溶媒からの相分離法、融解分散冷却法、気中懸濁被覆
法、スプレードライング法、等があり、用途に応じて適
宜選択される。尚、微小カプセルの表面は、目的に応じ
て更に二次的な樹脂皮膜を設けて耐久性を付与させた
り、表面特性を改質させて実用に供することもできる。
【0013】
【作用】本発明における前記脂肪族ケトン類から選ばれ
る化合物を電子授受による呈色反応の反応媒体として配
合することにより、色濃度−温度曲線に関して、ヒステ
リシス幅(ΔH)の大きい熱変色特性を発現させ、更
に、発色時の高い濃度と消色時の色消えの良さによる、
非常に高いコントラスト(ΔV)を有する変色性組成物
として機能し、更に前記組成物を微小カプセルに内包さ
せることによる微粒子形態となすことにより、色彩記憶
性効果を発現させるのに有効なΔHが8℃乃至30℃の
ヒステリシス特性を発現させ得る。前記作用の理論的解
明は未だ不充分であるが、高コントラストに関しては、
エステル化合物に較べ、本発明の脂肪族ケトン化合物
は、同一融点下では、総炭素数が少なく、その分極性が
高くなる事に起因していると推察される。後述する実施
例の熱変色特性の測定データにみられる如き、熱変色挙
動を繰り返し再現させる。
【0014】
【実施例】 実施例1〜10 以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。各実施例中における感温変色性色彩
記憶性マイクロカプセル顔料の製造方法及び前記マイク
ロカプセル顔料の温度変化によるヒステリシス特性の測
定方法及びコントラストの測定方法について以下に説明
する。尚、以下の配合例中の部は、重量部を示す。
【0015】感温変色性色彩記憶性マイクロカプセル顔
料の製造方法 (イ)電子供与性呈色性有機化合物として、3−ジブチ
ルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン3.0
部、(ロ)フェノール化合物として、2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン8.0部、(ハ)本発
明の脂肪族ケトン化合物50.0部からなる3成分を1
20℃にて加温溶解して均質相溶体となし、エポン82
8〔油化シェルエポキシ(株)製、エポキシ樹脂〕10
部とメチルエチルケトン10部の混合溶液に混合したの
ち、これを10%ゼラチン水溶液100部中に滴下し、
微小滴になるよう攪拌する。別に用意した5部の硬化剤
エピキュアU〔油化シェルエポキシ(株)製、エポキシ
樹脂のアミン付加物〕を45部の水に溶解させた溶液を
前記攪拌中の溶液中に徐々に添加し、液温を80℃に保
って約5時間攪拌を続け、マイクロカプセル原液を得
た。前記原液を遠心分離処理することにより、含水率約
40重量%の黒色から無色に変化する感温変色性色彩記
憶性マイクロカプセル顔料を得た。
【0016】ヒステリシス特性の測定方法 前記の如くして得られた感温変色性色彩記憶性マイクロ
カプセル顔料40部をエチレン−酢酸ビニルエマルジョ
ン50部、消泡剤1部、レベリング剤1部、水8部の中
に均一に分散してなるインキを180メッシュのスクリ
ーン版を用いて、明度値9.2の白色上質紙上にベタ印
刷し、完全乾燥させ、塗膜厚みが20μmの感温変色性
色彩記憶性マイクロカプセル顔料の印刷物を得た。得ら
れた印刷物を以下の方法で加熱、冷却して変色挙動をグ
ラフ上にプロットした。前記印刷物を色差計〔TC−3
600型色差計、(株)東京電色製〕の所定箇所に貼り
つけ、その部分を温度幅50℃の範囲内で10℃/mi
nの速度で印刷物を加熱、冷却した。例えば、実施例1
の場合は、−30℃を測定開始温度として、10℃/m
inの速度で20℃まで加温し、続いて、10℃/mi
nの速度で再び−30℃まで冷却した。各温度において
色差計に表示された明度値をグラフ上にプロットして、
図1に例示の変色曲線を作成し、T1 、T2 、T3 、T
4、TH (着色過程における色濃度の中点の温度)、T
G (消色過程における色濃度の中点の温度)、及びΔH
(線分HG)の各値を得た。
【0017】コントラストの測定方法 前記ヒステリシス特性の測定時に、例えば、実施例1の
場合は、−30℃の時の明度値VE を色差計〔TC−3
600型色差計、(株)東京電色製〕から読み取り、次
に、20℃の時の明度値VF を同様にして読み取り、コ
ントラストΔVをVF −VE として算出した。前記感温
変色性色彩記憶性マイクロカプセル顔料の製造に適用し
た(ハ)成分、及びT1 、T2 、T3 、T4 、TH (着
色過程における色濃度の中点の温度)、TG (消色過程
における色濃度の中点の温度)、及びΔH(線分HG)
の各値を表1示す。
【表1】
【0018】実施例11 感温変色性色彩記憶性マイクロカプセル顔料の調整 (イ)電子供与性呈色性有機化合物として、6−(エチ
ルイソブチルアミノ)ベンゾαフルオラン3.0部、
(ロ)フェノール化合物として、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン8.0部、(ハ)8−ペン
タデカノン50.0部からなる3成分を120℃にて加
温溶解して均質相溶体となし、エポン828〔油化シェ
ルエポキシ(株)製、エポキシ樹脂〕10部とメチルエ
チルケトン10部の混合溶液に混合したのち、これを1
0%ゼラチン水溶液100部中に滴下し、微小滴になる
よう攪拌する。別に用意した5部の硬化剤エピキュアU
〔油化シェルエポキシ(株)製、エポキシ樹脂のアミン
付加物〕を45部の水に溶解させた溶液を前記攪拌中の
溶液中に徐々に添加し、液温を80℃に保って約5時間
攪拌を続け、マイクロカプセル原液を得た。前記原液を
遠心分離処理することにより、含水率約40重量%のピ
ンク色から無色に変化する感温変色性色彩記憶性マイク
ロカプセル顔料を得た。
【0019】実施例12 感温変色性色彩記憶性マイクロカプセル顔料の調整 (イ)電子供与性呈色性有機化合物として、3−(4−
ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−
エチル−2−メチルインドリル−3−イル)−4−アゾ
アゾフタリド1.5部、(ロ)フェノール化合物とし
て、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
8.0部、(ハ)8−ペンタデカノン50.0部からな
る3成分より、前記実施例11と同様の方法にて青色か
ら無色に変化する感温変色性色彩記憶性マイクロカプセ
ル顔料を得た。
【0020】得られた感温変色性色彩記憶性マイクロカ
プセル顔料40部をそれぞれ実施例1〜10と同様の配
合及び方法にて明度値9.2の白色上質紙上に180メ
ッシュのスクリーン版を用いてスクリーン印刷し、その
印刷物を実施例1〜10で使用した色差計を用いてその
変色特性並びに明度値を読み取り、コントラストΔVを
F −VE として算出した。各値を表2に示す。
【表2】
【0021】比較例1〜5 (イ)電子供与性呈色性有機化合物として、3−ジブチ
ルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン3.0
部、(ロ)フェノール化合物として、2,2−ビス
(4’−ヒドロキシフェニル)プロパン8.0部、
(ハ)色彩記憶性を有する公知のエステル化合物50.
0部からなる3成分を120℃にて加温溶解して均質相
溶体となし、エポン828〔油化シェルエポキシ(株)
製、エポキシ樹脂〕10部とメチルエチルケトン10部
の混合溶液に混合したのち、これを10%ゼラチン水溶
液100部中に滴下し、微小滴になるよう攪拌する。別
に用意した5部の硬化剤エピキュアU〔油化シェルエポ
キシ(株)製、エポキシ樹脂のアミン付加物〕を45部
の水に溶解させた溶液を前記攪拌中の溶液中に徐々に添
加し、液温を80℃に保って約5時間攪拌を続け、マイ
クロカプセル原液を得た。前記原液を遠心分離処理する
ことにより、含水率約40重量%の黒色から無色に変化
する感温変色性色彩記憶性マイクロカプセル顔料を得る
ことができ、実施例1〜10と同様の方法にて、その変
色特性並びに明度値を読み取り、コントラストΔVをV
F −VE として算出した。各値を表3に示す。
【表3】
【0022】比較例6 (イ)電子供与性呈色性有機化合物として、6−(エチ
ルイソブチルアミノ)ベンゾαフルオラン3.0部、
(ロ)フェノール化合物として、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン8.0部、(ハ)ステアリ
ン酸n−ヘプチル50.0部を同様の方法にてマイクロ
カプセル化し、ピンク色から無色に変化する感温変色性
色彩記憶性マイクロカプセル顔料を得た。 比較例7 (イ)電子供与性呈色性有機化合物として、3−(4−
ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−
エチル−2−メチルインドリル−3−イル)−4−アゾ
アゾフタリド1.5部、(ロ)フェノール化合物とし
て、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
8.0部、(ハ)ステアリン酸n−ヘプチル50.0部
を同様の方法にてマイクロカプセル化し、青色から無色
に変化する感温変色性色彩記憶性顔料を得た。
【0023】比較例6及び7で得られた感温変色性色彩
記憶性マイクロカプセル顔料を実施例11及び12と同
様の方法にて、その変色特性並びに明度値を読み取り、
コントラストΔVをVF −VE として算出した。各値を
表4に示す。
【表4】
【0024】適用例1 (イ)3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン、(ロ)1、1−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)−3−メチルブタン、(ハ)8−ペンタデカノン
の三成分の均質相溶体をエポキシ樹脂/アミンの界面重
合法によってマイクロカプセル化して、平均粒子径10
μmの感温変色性色彩記憶性マイクロカプセル顔料を得
た。得られた感温変色性色彩記憶性マイクロカプセル顔
料は黒色−無色の可逆的熱変色特性(T1 :7℃、
4 :39℃)を有する。白色上質紙の表面に前記感温
変色性色彩記憶性マイクロカプセル顔料を含むエチレン
−酢酸ビニルエマルジョンに分散されてなるインキをス
クリーン版(180メッシュ)を用いて印刷し、感温変
色性記録紙を作製した。前記記録紙は常態では黒色を視
覚させており、40℃以上の加熱により、白色となる。
この状態は約25℃の室温下で保持される。次に約7℃
以下に冷却したところ、黒色となり、室温下ではこの状
態が保持された。前記記録紙の黒色、白色のいずれかの
状態は、常温域で互変的に保持させることができた。室
温下で黒色状態にある前記記録紙上を加熱ペン(55
℃)で筆記すると白色の筆跡が視覚された。一方、白色
状態にある前記記録紙上を冷熱ペン(0℃)で筆記する
と黒色の筆跡を現出させた。この状態は前記室温下で保
持された。
【0025】適用例2 (イ)3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン、(ロ)1、1−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)−3−メチルブタン、(ハ)2−ペンタデカノン
の三成分の均質相溶体をエポキシ樹脂/アミンの界面重
合法によってマイクロカプセル化して、平均粒子径10
μmの感温変色性色彩記憶性マイクロカプセル顔料を得
た。得られた感温変色性色彩記憶性マイクロカプセル顔
料は黒色−無色の可逆的熱変色特性(T1 :8℃、
4 :39℃)を有する。得られた前記感温変色性色彩
記憶性マイクロカプセル顔料40部をアクリル酸エマル
ジョンを主成分とした、無色透明の水性スクリーンイン
キビヒクル60部中に均一分散し、109メッシュのス
クリーン版を用いて、ピンク,ブルー,イエローの鮮や
かな有彩色にて白色上質紙上に水玉模様が描かれた印刷
体上に印刷し、感温変色性色彩記憶性印刷物を得た。前
記印刷物は、常態では黒色を視覚させており、下地に描
かれたカラフルな水玉模様は全く視覚する事が出来ず、
黒色により、完全に隠蔽されていたが、40℃以上の加
熱により、黒色が消色し、ピンク,ブルー,イエローの
鮮やかな水玉模様が出現した。この状態は約25℃の室
温下で保持され、次に約8℃以下に冷却したところ、再
び黒色となり、ピンク,ブルー,イエローの鮮やかな水
玉模様は完全に隠蔽され、視覚する事が、出来なくなっ
た。前記印刷物の黒色、有彩色模様のいずれかの状態
は、常温域で互変的に保持させることができ、室温下で
黒色状態にある前記記録紙上を加熱ペン(55℃)で筆
記すると前記有彩色のカラフル且つ鮮やかな筆跡が視覚
された。一方、鮮やかな有彩色の水玉模様の状態にある
前記印刷物を、冷熱ペン(0℃)で筆記すると黒色の筆
跡を現出させた。この状態は前記室温下で保持された。
【0026】
【発明の効果】本発明感温変色性色彩記憶性マイクロカ
プセル顔料は、色濃度−温度曲線に関して、8℃〜30
℃のヒステリシス幅(ΔH)を示して発色−消色の可逆
的変色を生起させ、変色温度より低温側の色と高温側の
色の両方を常温域で互変的に記憶保持でき、必要に応じ
て熱又は冷熱を適用することにより、いずれかの色を可
逆的に再現させて記憶保持できる特性を効果的に発現さ
せることができ、更に、発色時の高い濃度と消色時の色
消えの良さによる、非常に高いコントラストを発現させ
ることができる。本発明の感温変色性色彩記憶性マイク
ロカプセル顔料は、塗料或いは印刷インキとして、多様
な塗装乃至印刷物への適用や、該顔料を熱可塑性樹脂や
ワックス類等に溶融ブレンドして諸種の形態の賦形物と
して適用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明感温変色性色彩記憶性マイクロカプセル
顔料の色濃度−温度曲線におけるヒステリシス特性を説
明するグラフである。
【符号の説明】
1 完全呈色温度 T2 最低保持温度 T3 最高保持温度 T4 発消色分岐温度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 9/02 C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)電子供与性呈色性有機化合物、
    (ロ)電子受容性化合物、(ハ)前記(イ)、(ロ)の
    呈色反応をコントロールする総炭素数が10乃至22の
    脂肪族ケトン類から選ばれる化合物の三成分を必須成分
    とする均質相溶体を微小カプセルに内包させてなる、色
    濃度−温度曲線に関し、8℃乃至30℃のヒステリシス
    幅(ΔH)を示して変色する感温変色性色彩記憶性マイ
    クロカプセル顔料。
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