JPS62264953A - 感熱穿孔印刷法 - Google Patents

感熱穿孔印刷法

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Publication number
JPS62264953A
JPS62264953A JP10765586A JP10765586A JPS62264953A JP S62264953 A JPS62264953 A JP S62264953A JP 10765586 A JP10765586 A JP 10765586A JP 10765586 A JP10765586 A JP 10765586A JP S62264953 A JPS62264953 A JP S62264953A
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JP
Japan
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printing
paper
plate
master
heat
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Pending
Application number
JP10765586A
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English (en)
Inventor
Yasuo Yamada
康男 山田
Itsuro Ando
安藤 逸朗
Kiyoshi Horie
潔 堀江
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62264953A publication Critical patent/JPS62264953A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41CPROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
    • B41C1/00Forme preparation
    • B41C1/14Forme preparation for stencil-printing or silk-screen printing
    • B41C1/144Forme preparation for stencil-printing or silk-screen printing by perforation using a thermal head

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、印刷原版を熱的に穿孔し、これを用いて印刷
を行う感熱穿孔印刷法に関する。
「従来の技術」 日本語ワードプロセッサやコンビコータの普及が急速に
行われており、各種プリンタによって作成された文書が
大量に使用されるに至っている。
ところでドツトプリンタは漢字等の文字をドツト(画素
)単位で表現する。従って、日本語のような複雑な文字
を高品位に表現しようとすると、1ページの文書に占め
るドツトの数が膨大なものとなり、高価な一部のプリン
タを除けばそれらの印字速度は同一文書の大量作成に対
応できるものでない。
このようなことから、従来では1つの文書について2部
以上の部数を必要とする場合でも、プリンタから通常1
部ずつプリントアウトを行っていた。そしてこのプリン
トアウトされた書類を原本として、足りない分を複写機
でコピーするという方法が採られていた。
ところがこのような方法を採ると、1つの文書について
多くの部数を必要とする場合には、複写に要する諸経費
によって文書作成代が割高となる欠点があった。
そこで多くの部数の書類を作成する場合に備えて、複写
機に代わる低価格の軽印刷システムが種々開発されるに
至っている。この1つとして、謄写用原版を作成し、こ
れを用いて多量の印刷を可能とする方法がある。
謄写用原版の作成には従来から鉄筆法、毛筆法およびタ
イプライタ法が存在している。鉄筆法は、鋼鉄製のヤス
リの上にロウ引きした原紙を載せて鉄筆で書写する方法
である。ヤスリ目の頂点と鉄筆が摩擦して原紙に細孔が
穿たれ、ステンシルが作成される。毛筆法は典具状等の
多孔質の紙の表面にゼラチン質の液を塗った原紙を用い
、弱酸性の液で書写する方法である。弱酸性の液がゼラ
チン膜を溶解し、ステンシルが作成される。タイプライ
ク法では、原紙表面の油性皮膜をタイプライタで除去し
、ステンシルの作成が行われる。
これら従来から用いられた謄写用原版の作成方法では、
製版を人が直接行うので、時間がかかり、また製版ミス
を起こしやすかった。また製版ミスが生じた場合には、
その修正が面倒であった。特開昭53−49519号に
は、ハンダごて等の突起状加熱素子を用いて延伸熱可塑
性フィルム原紙を穿孔する方法が提案されているが、こ
の方法もやはり同様の欠点を有するものである。
以上の欠点を除去するために幾つかの製版方法が提案さ
れるに至っている。まず(1)ワイヤドツトプリンタを
用いた製版方法では、硬質ゴムロール上の原紙にワイヤ
ドツトを直接押しつけて印字穿孔する方法である。この
ため、印字の際の音がうるさいばかりでなく、原紙のダ
メージが激しく、十分な耐刷力を得ることができないと
いう欠点がある。次に(2)放電式プリンタで製版を行
うことも提案されている。これは放電破壊現象を利用す
るので空中放電によりオゾンが発生し、不快な臭いを生
じさせるという欠点がある。更に(3)例えば特開昭5
fl+−63449号には、レーザ装置を用いた製版方
法が提案されている。ところがこの方法では、レーザ装
置自体が高価な事や、レーザ光を導く光学系に高精度が
要求され、その製造が困難なこと、並びに装置が大型化
するという欠点もある。
この他、(4)フラッジ5露光により熱的に製版を行う
方法も提案されている。この方法では特公昭51−49
69号明細書に記載されているように、延伸されたビニ
ル系熱可塑性合成樹脂フィルムと多孔性支持体とを貼り
合わせた感熱性孔版印刷用原版にオリジナル原版を重ね
合わせる。そしてクセノンガスを封入した電子閃光放電
管によって0.7〜1.5μの波長に富む光線を閃光照
射し、画像の黒の部分を発熱させて感熱性孔版印刷用原
版を穿孔させる。
ところがこの感熱複写法によれば、オリジナル原版に使
用されたインク等が赤外線吸収効率の悪いようなもので
あると、閃光の照射によっても発熱が十分性われず、穿
孔が明瞭に行われない場合があるという欠点があった。
またオリジナル原版あるいはこれに記されたインク等が
加熱によって溶融するようなものであると、閃光の照射
によってオリジナル原版が再使用不可能な程度にまで破
損してしまうという欠点があった。もちろん閃光は目に
まぶしく、これを常時見つめることは目に悪い影響を与
えることになる。
そこでこれらの欠点を除去するものとして、特開昭55
−103957号明細書や特開昭58−39457号明
細書には、感熱性孔版原紙あるいは謄写用原紙に対して
加熱素子から熱パルスを印加し穿孔を作成する発明が提
案されている。
第9図および第10図はその原理を説明するためのもの
である。これらの図に示した方法では、謄写用原紙1と
インク転写シート2を重ね合わせてサーマルヘッド3と
プラテンロール4の間を通過させ、穿孔を行う点で共通
している。このうち第9図では、謄写用原紙1の多孔性
シー)IA側をサーマルヘッド3の発熱抵抗体3Aと接
触させ、熱転写層IBのうち熱パルスの供給された部分
IBIをインク転写シート2上に転写させるようにして
いる。第10v!Jではこれと反対にインク転写シート
2を発熱抵抗体3Rと接触させ、熱転写インク層IBを
このシート2側から加熱して熱転写インク層IBの加熱
された部分IBIを転写させる。
このようにこれらの図で示した方法では共に発熱抵抗体
3Rと熱転写インク層IBの接触を避けている。これは
サーマルヘッド3にインクが付着することにより生ずる
印字能力の低下を避けるためである。サーマルヘッド3
に対するインクの付着はヘッドクリーニングによっであ
る程度回復する。しかしながらクリーニングを数回繰り
返すうちに発熱抵抗体3の保護膜表面の微細なりラック
やピンホールまでインクのバインダーワックスが浸透し
、逐にはサーマルヘッド3を交換せざるを得ない状態に
なってしまう。このような状態を避けるために多孔性シ
ー)IAあるいはインク転写シート2が発熱抵抗体3R
と接触状態に置かれている。ところがこのためにサーマ
ルヘッド3から出力される熱パルスの大部分が途中で反
射または吸収されてしまう。
これらの熱的なロスをカバーするために、従来ではサー
マルヘッド3の出力する熱パルスのエネルギレベルを増
大させる方法が採られてきた。このようなものとしては
、サーマルヘッド3に供給する印加パルスの時間幅を長
くする方法と印加電圧を上昇させる方法が存在した。
「発明が解決しようとする問題点」 ところが前者の方法では印加パルスの延長骨だけ製版ス
ピードが低下するという欠点があった。
また後者の方法では高電圧の印加によりサーマルヘッド
3の寿命が低下するという問題があった。
更にこれらの方法を用いて作成された印刷用マスターは
オペレータが手作業で印刷機にセットしなければならず
、作業に熟練を要するばかりでなく、手が汚れる等の欠
点もあった。
本発明はこのような事情に鑑み、比較的少ない熱エネル
ギで製版を行い、印刷物を得ることのできる感熱穿孔印
刷法を提供することをその目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本発明では、多孔性支持体上に熱収縮性フィルム層を形
成した印刷原版の熱収縮性フィルム層側から加熱素子に
よって熱パルスを直接印加し、印刷原版を熱的に穿孔し
て印刷用マスターを作成する。そして、この印刷用マス
ターに印刷用紙を重ね合わせ、多孔性支持体側からイン
クを供給して印刷を行う。加熱素子としてはサーマルヘ
ッドが通常用いられる。印刷用マスターは、例えば版胴
に自動的に巻きつけて印刷を行うことになる。
本発明は、延伸可塑性樹脂膜をサーマルヘッド等の加熱
素子と直接接触させても、所定の条件の下ではこれが加
熱素子に付着しないという新たな事実を基にし、これに
よって作成される印刷用マスターで印刷物を得ることと
している。従って、比較的少量の熱エネルギで製版が可
能であり、これと印刷作業を結びつけることにより、誰
でも簡単に印刷物を得ることができる。
「実施例」 以下実施例につき本発明の詳細な説明する。
本実施例ではまず印刷用マスターの作成を説明し、次い
でこのマスターを使用した印刷方法を説明する。
印刷用マスターの作成 第1図は本実施例における印刷用マスターの作成原理を
説明するためのものである。多孔性シート11A上に延
伸熱可塑性樹脂膜11Bを形成した謄写用原紙11は、
その延伸可塑性樹脂膜11Bが発熱抵抗体3Rと接触す
るようにサーマルヘッド3に供給される。
ここで延伸熱可塑性樹脂膜11Bは、例えば塩化ビニリ
デン系共重合体樹脂、ポリ塩化ビニルおよび塩化ビニル
系共重合体樹脂、ポリエチレンテレフタラート、ポリプ
ロピレン、ポリエチレン、あるいはポリエチレンおよび
エチレン酢酸ビニル共重合体などの合成樹脂をインフレ
ーション法や二軸延伸法を用いて2倍以上に延伸させた
5〜250μm厚の層である。また多孔性シート11A
は、例えばテトロン、ナイロン、シルク、レーヨン、綿
などの繊維で作られた紗や、ガラス繊維、石綿、天然あ
るいは人造繊維で作られた不織布などの比較的溶融点の
高い多孔質のシートで作られている。延伸熱可塑性樹脂
膜11Bと多孔性シー)11Aの貼り合わせには、酢酸
ビニル系共重合体、塩化ビニル系共重合体、塩化ビニリ
デン系共重合体などの熱可塑性合成樹脂溶液で一般に接
着剤として用いられているものが用いられる。
またサーマルヘッド3には、プラテンロール4の図で矢
印で示した回転方向(副走査方向)と直角の方向(主走
査方向)に多数の発熱要素を配置した発熱抵抗体3Rが
使用されている。
ところでサーマルヘッド3には第2図に示すようなサー
マルヘッド駆動回路12から駆動用の画データ13が供
給されるようになっている。この画データ13は、画情
報源14から出力される元の画データ15を製版に適す
るように処理したものである。例えばサーマルヘッド3
がいわゆる交互リード接続方式の厚膜型のヘッドであれ
ば、1本の細長い発熱抵抗体を2つのグループに分けて
分割駆動を行うので、画データ15は2画素分ずつ2画
素置きに再編成されて駆動用の画データ13となる。デ
ィザ法等で中間調の再現を行う場合にも、各階調に対応
したドツトパターンを作成するための信号処理が必要で
ある。画情報源14としては、例えばラスター・インプ
ット・スキャナ(RIS)を用いた原稿読取装置やワー
ドプロセッサ等のエレクトロニクス機器が用いられる。
サーマルヘッド駆動回路12からは駆動用の画データ1
3の送出にタイミングを合わせてタイミング制御信号1
6が出力され、原紙搬送機構17に供給される。原紙搬
送機構17はプレッシャーロール4を駆動するモータや
その駆動回路等から構成されており、1ライン分の画デ
ータの穿孔が終了するたびに謄写用原紙11を所定量ず
つ副走査させるようになっている。このようにして全ラ
インの穿孔が終了すると謄写用原紙11の製版が終了し
、印刷用マスターが作成される。
本実施例では製版条件を次のように設定した。
〔製版条件〕
謄写用原紙:ポリエステルスクリーンベースに塩化ビニ
リデン系共重合体樹脂を 延伸可塑性樹脂膜として形成した もの。原紙サイズはA4判。
サーマルへラド:ローム社製の8ドツト/mmのヘッド
。型番は KH・106−6゜ 加熱条件;1ワツト/ドツトの熱量で m5ec0 プラテンロールの圧カニ0.25kg/cm0製版スピ
ード:10.5m5ec/ライン以上の条件でサーマル
ヘッド3のクリーニングを行うことなく連続1ooo枚
の製版を行った。
そして1枚目と1000枚目の印刷用マスターを抽出し
、これらの良否を客観的なものとするために堀井謄写堂
製のホリイロータリ1000にかけて印刷を行った。こ
の結果これらの平均印刷濃度DAVE として1.4が
得られ、また両マスターによる印刷濃度差ΔDを0.1
に抑えることができ、良好な印刷物を得ることができた
本実施例にあける効果を確認するために、次のような比
較用の条件を設定した。
〔比較条件:1〕 プラテンロールの圧カニ0.5kg/cm0他の製版条
件は先の条件と同じ。
この製版条件下でサーマルヘッド3を何らクリーニング
することなく連続1000枚の印刷用マスターを作成し
、1枚目と1000枚目について同様に印刷を行った。
この結果、平均印刷濃度D A V E としてほぼ1
.4を得ることができたが印刷濃度差ΔDは0.25以
上に拡がった。すなわちサーマルヘッド3に熱穿孔の際
に塩化ビニリデン系共重合体樹脂が付着し、製版の劣化
が進行し、1000枚目の印刷用マスターでは良好な印
刷物を得ることができなかった。
1000枚目の製版終了後、グリセリン含有のウェスで
サーマルヘッド3をクリーニングし、1001枚目の印
刷用マスターを作成したが、サーマルヘッド3を十分可
成させることができず、良好な印刷物を得ることができ
なかった。
〔比較条件:2〕 加熱条件は先の製版条件と同一とし、同一構成の謄写用
原紙の多孔性シー)11A側をサーマルヘッド3と接触
させて穿孔を行った。完成した印刷用マスターをホリイ
ロータリ1000にかけて印刷を行ったところ、全く画
像が印刷されなかった。これは印加エネルギの不足で熱
穿孔が行われなかったことによる。
第3図と第4図は製版が長期間安定して行われる条件を
探るために製版条件を各種設定して得られた結果を表わ
したものである。このうち第3図はプラテンロール圧を
変化させた場合であり、先に示した比較条件例もこの一
部である。第4図は製版スピードを変化させた場合であ
る。これらの図で符号DAVE は1000枚連続して
製版を行ったときの1枚目と1000枚目の印刷用マス
ターによる平均印刷濃度を示し、符号ΔDは同じく1枚
目と1000枚目の印刷用マスターを用いた印刷濃度差
である。また破線Sは、印刷物の良否の境界を示す一応
のボーダーラインであり、これにより上側のものが一般
に良好なものとされている。
以上の比較から、すでに説明した製版条件が印利用マス
ターの作成に良好な条件であることがわかる。
」L慰 このようにして作成された印刷用マスターを用いて手刷
によって印刷を行うこともできるが、本実施例では版胴
に自動的に巻き付け、印刷用紙に対して印刷を行う。
第5図はこの原理を表わしたもので、謄写用原紙を穿孔
した印刷用マスター21はその多孔性シー)IIA側が
円筒状の版胴22のメツシュ部分と接触するようにして
版胴22に巻き付けられている。版胴22から多孔性シ
ート11には図示しないインキングロールからインクが
供給されている。この供給されたインクは多孔性シート
11および延伸熱可塑性樹脂膜11Bの穿孔された部分
に保持される。従って版胴22が矢印23方向に回転し
ている状態で印刷用紙24がこの版胴22とプレッシャ
ーロール25との間を通過すれば、穿孔された部分から
印刷用紙24にインク26が移され、印刷が行われる。
装置例 次に本実施例の感熱穿孔印刷装置の具体化した穿孔印刷
装置の一例を説明する。
第6図はこの穿孔印刷装置の概略を表わしたものである
。この装置は装置本体27内に穿孔部28と印刷部29
を収容している。穿孔部28には長尺の謄写用原紙11
をロール状に巻回した供給紙管31が配設されている。
2組の搬送ロール対32.33は謄写用原紙11の繰り
出しと搬送を行うもので、これらの間には謄写用原紙1
1を所定の長さに裁断するためのカッタ34が配置され
ている。搬送ロール対33によって搬送された謄写用原
紙11は、サーマルヘッド3とプラテンロール4の間を
通過して製版され、印刷用マスター21が作成される。
印刷用マスター21は他の2組の搬送ロール対36.3
7によって印刷部29へと送られる。
印刷部29では、版胴22の近傍に配置されたセンサ3
8によって印刷用マスター21を検出すると、版胴22
に取り付けられたグリッパ39でその先端をグリップし
、これを版胴22に巻き付ける。巻き付けが終了したら
、インク供給管41と連結されたインキングロール42
から印刷用マスター21にインクが供給され、印刷が行
われる。
このとき印刷用紙24は開閉自在の用紙供給トレイ43
からフィードロール44によって1枚ずつ送り出され、
レジストロール45によってレジストレーションの調整
(搬送タイミングの調整)が行われた後、版胴22とプ
レッシャロール25の間に供給されることになる。印刷
の終了した印刷用紙は、同じく開閉自在の用紙排出トレ
イ46によって排出される。装置本体27には、用紙供
給トレイ43と用紙排出トレイ46の双方の開閉状態を
検出するためのセンサ47.48が配置されている。
第7図はこの穿孔印刷装置の電気回路の要部を表わした
ものでる。この装置はCPU(中央処理装置)51を搭
載しており、データバス等のパスライン52を通じて各
部と接続されている。このうちROM53は回路制御を
行うためのプロゲラムを書き込んだリード・オンリ・メ
モリである。
RAM54は製版を行うための画データ55を一時的に
蓄積したり、処理データの一時的な記憶を行うランダム
・アクセス・メモリである。キーボード56、製版ボク
ン57および表示装置58は装置本体27(第6図)の
上面に配置された図示しない操作パネル上に配置されて
いる。このうち表示ドライバ61によって駆動される表
示装置58は、製版レディランプ62、製版中ランプ6
3、印刷中ランプ64の3種類のランプと、設定枚数等
をドツトパターンで表示するパターン表示器65によっ
て構成されている。
画信号人力部67はワードプロセッサ等の外部装置から
画情報68の供給を受け、この装置に適合した画データ
55にこれを変換する。装置によってはビデオ信号の代
りにコード情報を入力し、キャラクタパターンジェネレ
ータで所定のビデオ信号に変換することも可能である。
センサ入力部69は第6図に示したセンサ38.47.
48等の検知データ71を入力し、パスライン52に転
送するポートである。ソレノイド73はサーマルヘッド
3を数mm程度持ち上げる動作を行うためのもので、ソ
レノイドドライバ74によって駆動される。この動作は
、謄写用原紙11をサーマルヘッド3とプラテンロール
4の間にセットする際に行われるものである。サーマル
ヘッド3はヘッドドライバ75によって駆動される。穿
孔部28の動力源としては、モータドライバ76によっ
て駆動される穿孔用モータ77が用いられ、印刷部29
の動力源としては、他のモータドライバ78によって駆
動される印刷用モータ79によって行われる。グリッパ
39は印刷マスク−着脱用のマスタートライバ81によ
って駆動され、版胴22への印刷用マスター21の取り
付けを行う。マスタートライバ81はまたリリーサ82
の駆動も行い、印刷終了後の印刷用マスク−21の先端
部分を版胴22から剥離させるようになっている。
このような構成の穿孔印刷装置の動作を第8図と共に説
明する。
装置本体27に取り付けられた図示しない電源スイッチ
をオンにすると、この穿孔印刷装置に電源が投入され、
各種製版開始条件がすべて満足であれば(ステップ■:
Y)、製版レディランプ62が点灯する(ステップ■)
。ここで製版開始条件とは次のようなものをいう。
(イ)用紙供給トレイ44および用紙排出トレイ46が
共にセットされていること。
これはセンサ47.48の検知データ71の論理積をと
ることにより判断することができる。
(ロ)印刷用紙24、謄写用原紙、印刷インクが必要量
存在すること。
これは図示しないセンサの検知データ71を用いて判断
される。
〈ハ)穿孔用の画データが受信されていること。
(ニ)装置内の紙詰りか発生していないこと。
これは、RAM54の不揮発領域に紙詰り状態を表わし
たジャムデータが書き込まれるかどうかチェックするこ
とにより行われる。このジャムデータはジャム除去作業
が行われない限り保存される。
以上の条件のうち不備なものはパターン表示器65にそ
の内容が表示される。オペレータはこれにより製版開始
のための条件を揃えることができる。
さて製版レディランプ62が点灯したら、オペレータは
製版ボタン57を押して(ステップ■;Y)製版を開始
させることができる。製版ボクン57が押されると製版
中ランプ63が点灯しくステップ■)、ソレノイド73
が励磁される(ステップ■)。これと共に、その先端位
置がカッタ34の位置にある謄写用原紙11が、搬送ロ
ール対32によって搬送を開始され(ステップ■)、先
端部分がサーマルヘッド3とプラテンロール4の隙間を
通過する。これにより謄写用原紙11の先端部分がサー
マルヘッド3の近傍に配置されたセット用センサ(図示
せず)によって検知される(ステップ■;Y)。これと
共にCPtJ51はソレノイドドライバ74に制御デー
タを送ってソレノイド73を解磁させる(ステップ■)
。謄写用原紙11はこのようにしてサーマルヘッド3と
プラテンロール4の間に圧接され、そのセツティングが
終了する。
l書写川原紙11のセツティングが行われた段階で、ヘ
ッドドライバ75に画データが供給され、サーマルヘッ
ド3による穿孔作業が開始される(ステップ■)。この
穿孔作業では、製版用モーフ77が1ラインの記録終了
ごとに間欠的に駆動され、謄写用原紙11の副走査が行
われる。また画データとの関係で製版1ペ一ジ分の後端
がカッタ34をわずかに通過した時点でカッタ34が作
動され、謄写用原紙11の裁断が行われる。
この穿孔作業が進行し、穿孔済の謄写用原紙11(印刷
用マスク−21)の先端がセンサ38によって検知され
ると、CPU51はこれから所定距離11だけ副走査が
行われた時点で(ステップ■;Y)グリッパ39を作動
させる。これによりグリッパ39が印刷用マスク−21
の先端をグリップする(ステップ0)。距離11は穿孔
の行われたラインの数を計数することにより算出するこ
とができる。この後、印刷用モータ79の制御により版
胴22の回転が開始され(ステ・ツブ0)、製版の進行
と併せて版胴22への印刷用マスター21の巻き付けが
進行する。
サーマルヘッド3による製版が終了すると(ステップ@
;Y)、製版中ランプ63がオフとなる(ステップ[株
])。この時点からCPU51は副走査方向の移動距離
12の測定を行い(ステ・ノブ[相])、版胴22への
印刷用マスク−21の巻き付けの終了を判断する。印刷
用マスター21が版胴22に巻き付けられたら印刷中ラ
ンプ64が点灯しくステップ[相])、印刷が開始され
る(ステップ0)。
印刷は、予めキーボード56から人力された印刷設定枚
数だけ行われる。この印刷設定枚数は/(ターン表示部
65に表示される。印刷中に印刷用紙24が不足したり
、その他印刷を続行できない事態が発生した場合には、
CPU51はその内容に応じて表示ドライバ61の駆動
を制御し、パターン表示器65にトラブルの内容を表示
させる。また装置によっては、印刷設定枚数として例え
ば5枚程度の少ない枚数が設定されていた場合には、製
版ボタン57の押下を見合わさせるための警告表示をパ
ターン表示器65に表示させてもよい。
これは既に説明したようにハードコピーが存在すれば、
それを複写機で複写する方が経済的な書類作成を可能と
させるから3である。
設定枚数の印刷が終了したら(ステップ@;Y)、印刷
中ランプ64が消灯しくステップ@))、IJIJ−サ
82が作動する(ステップ■)。リリーサ82は印刷用
マスク−21の先端部分を版胴22の内側から外側へ突
き上げるように動作し、この部分を版胴22から剥離す
る。剥離された先端部分は版胴22の回転(ステップ0
)と共に爪85に乗り上げ、剥離ロール86に捕らえら
れる。この結果、剥離ロール86の回転と共に印刷用マ
スター21は版胴22から引き剥がされ、廃却ケース8
7内に廃却される。廃却が完了したら(ステップ@;Y
)、剥離ロール86の回転が停止し、印刷中ランプ64
が消灯する(ステップO)。なお剥離ロール86の回転
制御は、印刷用モータ79の駆動力を伝達する図示しな
いクラッチの第ン・オフ制御によって行われる。
このようにして穿孔から印刷までのすべての動作が終了
する。この印刷動作中に次の画情報の受信が行われてい
れば、製版レディランプ62が再び点灯しくステップ■
)、次の製版および印刷作業を開始させることができる
「発明の効果」 以上説明したように本発明によれば印刷原版の熱収縮性
フィルム層側から加熱素子によって直接的に熱パルスを
印加して印刷用マスターを作成するので、熱の拡散がな
く、それだけシャープな穿孔を行うことができる。また
インク転写用のシートが不要なので経済的である。更に
印刷用マスターの作成と印刷物の作成を一連の作業とし
て行うので、印刷用マスターの保管による紛失や破損等
のおそれがない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本発明の一実施例を説明するためのも
ので、このうち第1図は印刷用マスターの作成原理を示
す原理図、第2図は穿孔作業に必要な装置部分の概略構
成図、第3図はプラテンロールの圧力を変化させた場合
の印刷特性を示す特性図、第4図は製版スピードを変化
させた場合の印刷特性を示す特性図、第5図は印刷用マ
スターによる印刷の原理を示す原理図、第6図は具体的
な一例として示した穿孔印刷装置の概略構成図、第7図
はこの装置の回路構成の要部を示すブロック図、第8図
はこの装置の動作を表わした流れ図、第9図および第1
0図は従来の穿孔の様子を説明するためのもので、この
うち第9図は多孔性シート側から加熱した場合の穿孔原
理図、第10図はインク転写シート側から加熱した場合
の穿孔原理図である。 3・・・・・・サーマルヘッド、11・・・・・・謄写
用原紙、11A・・・・・・多孔性シート、 11B・・・・・・延伸熱可塑性樹脂膜、21・・・・
・・印刷用マスター、22・・・・・・版胴、24・・
・・・・印刷用紙、26・・・・・・インク。 出 願 人     富士ゼロックス株式会社代  理
  人        弁理士  山  内  梅  
雄第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、多孔性の支持体上に熱収縮性フィルム層を形成した
    印刷原版の熱収縮性フィルム層側から加熱素子によって
    熱パルスを印加し、印刷原版を熱的に穿孔して印刷用マ
    スターを作成し、この印刷用マスターに印刷用紙を重ね
    合わせ、多孔性支持体側からインクを供給して印刷を行
    うことを特徴とする感熱穿孔印刷法。 2、熱収縮性フィルム層にサーマルヘッドを接触させて
    熱パルスを印加し印刷原版の穿孔を行うことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の感熱穿孔印刷法。 3、印刷用マスターを版胴に巻きつけて印刷を行うこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の感熱穿孔印刷
    法。
JP10765586A 1986-05-13 1986-05-13 感熱穿孔印刷法 Pending JPS62264953A (ja)

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