JPS62263352A - 織機における織段発生防止方法 - Google Patents
織機における織段発生防止方法Info
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- JPS62263352A JPS62263352A JP10717086A JP10717086A JPS62263352A JP S62263352 A JPS62263352 A JP S62263352A JP 10717086 A JP10717086 A JP 10717086A JP 10717086 A JP10717086 A JP 10717086A JP S62263352 A JPS62263352 A JP S62263352A
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
- D03D—WOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
- D03D51/00—Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions
- D03D51/002—Avoiding starting marks
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Looms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の目的
(産業上の利用分野)
本発明は、経糸送り出し装置と織布巻取り装置とが機械
的に機台に作動連結しているIAU Rにおける織段発
生防止方法に関するものである。
的に機台に作動連結しているIAU Rにおける織段発
生防止方法に関するものである。
(従来の技術)
織機の経糸送り出し装置においては経糸の張力変動に基
づいて経糸の送り出し量を制御する変速機が備えられて
おり、通常の織機運転時には経糸の張力変動が変速機の
変速比調整により自動的に補正され、均一な織布形成が
行われるようになっている。しかし、手動あるいは経糸
切断発生により織機の運転を停止した後、再び起動する
際には機台の立ら上がり特性に関連して筬打ち強度が十
分でなく、織布に薄膜が発生する傾向にある。又、緯入
れミス発生によって織機の運転が停止された後に機台を
逆転してミス糸処理を行ない、その後、機台再起動を行
なった場合には、ミス糸除去のためLこ行われる機台逆
転の際の開口運動、経糸張力、織物密度あるいは織成直
後の織物組織等の関係により織前近傍の織物組織が緩み
、織前が本来の位置より織機の後方へ移動してしまうこ
とに起因して厚膜発生の傾向がある。このような織段は
大系使用あるいは織り密度の高い織物において生じやす
い。
づいて経糸の送り出し量を制御する変速機が備えられて
おり、通常の織機運転時には経糸の張力変動が変速機の
変速比調整により自動的に補正され、均一な織布形成が
行われるようになっている。しかし、手動あるいは経糸
切断発生により織機の運転を停止した後、再び起動する
際には機台の立ら上がり特性に関連して筬打ち強度が十
分でなく、織布に薄膜が発生する傾向にある。又、緯入
れミス発生によって織機の運転が停止された後に機台を
逆転してミス糸処理を行ない、その後、機台再起動を行
なった場合には、ミス糸除去のためLこ行われる機台逆
転の際の開口運動、経糸張力、織物密度あるいは織成直
後の織物組織等の関係により織前近傍の織物組織が緩み
、織前が本来の位置より織機の後方へ移動してしまうこ
とに起因して厚膜発生の傾向がある。このような織段は
大系使用あるいは織り密度の高い織物において生じやす
い。
このような織段発生を防止する一方法が特開昭60−2
24840号公報に開示されている。この織段発生防止
方法は、織布巻取り装置側の駆動経路中に介在されたク
ラ・7チの連結を機台停止後の機台逆転期間内の所定時
間解除して熾布の巻戻しを停止し、これにより織前を適
正位置へ移動して織段発生を防止しようとするものであ
る。
24840号公報に開示されている。この織段発生防止
方法は、織布巻取り装置側の駆動経路中に介在されたク
ラ・7チの連結を機台停止後の機台逆転期間内の所定時
間解除して熾布の巻戻しを停止し、これにより織前を適
正位置へ移動して織段発生を防止しようとするものであ
る。
(発明が解決しようとする問題点)
ところが、前記クラッチの従動側には経糸の張力が作用
しているため、クラッチの連結解除中にクラッチの従動
側が逆転してしまい、前記織段防止方法では織前を適正
位置へ正確に移動配置できない。
しているため、クラッチの連結解除中にクラッチの従動
側が逆転してしまい、前記織段防止方法では織前を適正
位置へ正確に移動配置できない。
発明の構成
(問題点を解決するための手段)
そこで本発明では経糸送り出し装置と織布巻取り装置と
が機械的に機台に作動連結しているとともに、織布巻取
り装置側の駆動経路中にクラッチが介在されている織機
を対象とし、機台停止後の機台再起動前に前記クラッチ
を切り離して経糸張力により前記クラッチの従動側を所
定量逆転し、機台逆転に伴う前記クラッチの原動側の逆
転動作と前記クラッチの接合動作との順序関係に基づい
て前記従動側の所定逆転9の補正遂行を選択するように
した。
が機械的に機台に作動連結しているとともに、織布巻取
り装置側の駆動経路中にクラッチが介在されている織機
を対象とし、機台停止後の機台再起動前に前記クラッチ
を切り離して経糸張力により前記クラッチの従動側を所
定量逆転し、機台逆転に伴う前記クラッチの原動側の逆
転動作と前記クラッチの接合動作との順序関係に基づい
て前記従動側の所定逆転9の補正遂行を選択するように
した。
(作用)
すなわち、厚膜発生の傾向にある緯入れミス発生時の機
台停止の場合には、経糸張力を利用して前記クラッチの
従動側を所定量逆転した後に必要量原動側を逆転し、こ
の原動側の逆転後に前記クラッチを連結する。これによ
り機台再起動時には前記従動側の逆転量を機台逆転量に
比べて少なくすることができ、織前の戻り過ぎを回避し
て厚膜発生を防止することができる。一方、薄膜発生の
傾向にある手動あるいは経糸切断発生による機台停止の
場合には、経糸張力を利用して前記クラッチの従動側を
所定量逆転した後に前記クラッチを連結し、このクラッ
チ連結後に前記原動側を必要量逆転する。これにより機
台再起動時には前記従動側の逆転量を機台逆転量に比べ
て多くすることができ、織前の戻り不足を回避して薄膜
発生を防止することができる。
台停止の場合には、経糸張力を利用して前記クラッチの
従動側を所定量逆転した後に必要量原動側を逆転し、こ
の原動側の逆転後に前記クラッチを連結する。これによ
り機台再起動時には前記従動側の逆転量を機台逆転量に
比べて少なくすることができ、織前の戻り過ぎを回避し
て厚膜発生を防止することができる。一方、薄膜発生の
傾向にある手動あるいは経糸切断発生による機台停止の
場合には、経糸張力を利用して前記クラッチの従動側を
所定量逆転した後に前記クラッチを連結し、このクラッ
チ連結後に前記原動側を必要量逆転する。これにより機
台再起動時には前記従動側の逆転量を機台逆転量に比べ
て多くすることができ、織前の戻り不足を回避して薄膜
発生を防止することができる。
(実施例)
以下、本発明を具体化した一実施例を第1〜7図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第1図は織機全体の側面を路体的に示し、ワープビーム
1から送り出される経糸Tl、T2はバックローラ2、
テンションローラ3を介して織成機構4 I!Illへ
案内され、織成機構4において熾布Wに形成された後、
エキスパンションバー5、サーフェスローラ6、プレス
ローラ7及びしわ取りガイド部材8を経由し、機台駆動
モータMに作動連結された巻取り軸9に巻取られる。バ
ランスウェイトGに応じた張力をテンションローラ3か
ら付与される経糸Tl、T2の張力変動はリンク機構を
介して変速機10に伝達され、この張力変動に応じて変
速機10における変速比が補正される。
1から送り出される経糸Tl、T2はバックローラ2、
テンションローラ3を介して織成機構4 I!Illへ
案内され、織成機構4において熾布Wに形成された後、
エキスパンションバー5、サーフェスローラ6、プレス
ローラ7及びしわ取りガイド部材8を経由し、機台駆動
モータMに作動連結された巻取り軸9に巻取られる。バ
ランスウェイトGに応じた張力をテンションローラ3か
ら付与される経糸Tl、T2の張力変動はリンク機構を
介して変速機10に伝達され、この張力変動に応じて変
速機10における変速比が補正される。
機台駆動モータMの回転駆動力はクランク軸11、ダブ
ルプーリ12及びプーリ13,14を介して変速機10
に入力され、この変速比に応じた回転が歯車機構に出力
されてワープビーム1に伝達される。第2図に示すよう
に歯車機構中には電磁ソレノイド15及びベベルギヤ機
構からなる回転方向切換機構が介在されており、ソレノ
イド15の励消磁に基づいてベベルギヤ機構の噛合が実
線状態と鎖線状態とに切り換えられるようになっている
。
ルプーリ12及びプーリ13,14を介して変速機10
に入力され、この変速比に応じた回転が歯車機構に出力
されてワープビーム1に伝達される。第2図に示すよう
に歯車機構中には電磁ソレノイド15及びベベルギヤ機
構からなる回転方向切換機構が介在されており、ソレノ
イド15の励消磁に基づいてベベルギヤ機構の噛合が実
線状態と鎖線状態とに切り換えられるようになっている
。
正逆転可能に支持されたサーフェスローラ6のローラ軸
6aには歯車16が回転可能に支持されており、歯車1
6の内側面にはクラッチ板17が止着されている。その
内側においてローラ軸6aにはラチェットホイール18
が正着されており、同ホイール18の外側面にはクラッ
チ板19が前記クラッチ板17と噛合可能に止着されて
いる。
6aには歯車16が回転可能に支持されており、歯車1
6の内側面にはクラッチ板17が止着されている。その
内側においてローラ軸6aにはラチェットホイール18
が正着されており、同ホイール18の外側面にはクラッ
チ板19が前記クラッチ板17と噛合可能に止着されて
いる。
ラチェトホイール18は押圧ばね20により歯車16(
j!lに付勢されており、クラッチ板17.19が常に
は噛合状態に保持されている。そして、機台駆動モータ
Mの回転駆動力が前記ダブルプーリ12、プーリ41、
中間歯車21、歯車16及びクラッチ板17.19を介
してローラ軸6aに伝達され、サーフェスローラ6が織
布巻取り方向に回転されるようになっている。従動側ク
ラッチ板19は二叉、状クラッチレバ−22の回動動作
により原動側クラッチ板17から離間可能であり、クラ
ソチレハー22はエアシリンダ23の駆動ロッド23a
の突出動作により押圧ばね20に抗して回動される。
j!lに付勢されており、クラッチ板17.19が常に
は噛合状態に保持されている。そして、機台駆動モータ
Mの回転駆動力が前記ダブルプーリ12、プーリ41、
中間歯車21、歯車16及びクラッチ板17.19を介
してローラ軸6aに伝達され、サーフェスローラ6が織
布巻取り方向に回転されるようになっている。従動側ク
ラッチ板19は二叉、状クラッチレバ−22の回動動作
により原動側クラッチ板17から離間可能であり、クラ
ソチレハー22はエアシリンダ23の駆動ロッド23a
の突出動作により押圧ばね20に抗して回動される。
ラチェットホイール18の近傍には支持板24が配設さ
れており、その後面に突設された支持アーム24aには
収納筒25が回動可能に支持されている。収納筒25内
にはロッド26が上下一対の支持片27.28によりス
ライド可能に支持されており、ロッド26の下端にはラ
チェット29が止着されている。収納筒25内において
ロット26に止着されたばね受け30と支持片28との
間には押圧ばね31が介在されており、ロッド26の突
出先端部には規制片32が止着されている。
れており、その後面に突設された支持アーム24aには
収納筒25が回動可能に支持されている。収納筒25内
にはロッド26が上下一対の支持片27.28によりス
ライド可能に支持されており、ロッド26の下端にはラ
チェット29が止着されている。収納筒25内において
ロット26に止着されたばね受け30と支持片28との
間には押圧ばね31が介在されており、ロッド26の突
出先端部には規制片32が止着されている。
従って、ロッド26は押圧ばね31に抗して第3図に示
す距離lだけ下動可能である。支持片28と支持板24
との間には押圧ばね33が介在されているとともに、支
持板24の上端部にはエアシリンダ34が取付けられて
おり、同シリンダ34の駆動ロッド34aの出没動作に
より収納??+25が第3図の退避位置と第4図に示す
作用位置との間を傾動可能である。これによりラチェッ
ト29がラチェットホイール18の山部と係合及び離間
可能である。
す距離lだけ下動可能である。支持片28と支持板24
との間には押圧ばね33が介在されているとともに、支
持板24の上端部にはエアシリンダ34が取付けられて
おり、同シリンダ34の駆動ロッド34aの出没動作に
より収納??+25が第3図の退避位置と第4図に示す
作用位置との間を傾動可能である。これによりラチェッ
ト29がラチェットホイール18の山部と係合及び離間
可能である。
さて、本実施例では機台停止とともに織段発生防止プロ
グラムが遂行されるようになっており、以下、このプロ
グラムに基づいて織段発生防止作用を説明する。
グラムが遂行されるようになっており、以下、このプロ
グラムに基づいて織段発生防止作用を説明する。
緯入れミスが発生すると、第6図に示すスレイ35上の
図示しない緯糸検出器からの緯入れミス検出信号に基づ
いて機台駆動モータMが停止する。
図示しない緯糸検出器からの緯入れミス検出信号に基づ
いて機台駆動モータMが停止する。
そして、緯入れミス検出信号に基づいて経糸送り出し装
置側の回転方向切換機構が逆転側に切り換えられる。次
いで作業者がミス糸処理のため押しボタンスイッチの深
作を行なうと、エアシリンダ34が駆動ロット34aの
没入方向に作動し、第4図に示すようにラチェット29
がラチェットホイール18の山部に噛合する。機台駆動
モータMの停止時には第7図(a)に示すようにミス糸
Y2が織布Wに織りこまれ、その後、機台が慣性でほぼ
1回転してミス糸Y2に続く緯糸Y3の筬打ち時点より
も手前で停止し、織前W 1、すなわちミス糸Y2が筬
36のビーティングポイントPに位置する。緯糸Y3は
手動で逆転するかあるいは自動逆転により経糸T1.T
2を開口状態にして作業者が経糸開口内から除去する。
置側の回転方向切換機構が逆転側に切り換えられる。次
いで作業者がミス糸処理のため押しボタンスイッチの深
作を行なうと、エアシリンダ34が駆動ロット34aの
没入方向に作動し、第4図に示すようにラチェット29
がラチェットホイール18の山部に噛合する。機台駆動
モータMの停止時には第7図(a)に示すようにミス糸
Y2が織布Wに織りこまれ、その後、機台が慣性でほぼ
1回転してミス糸Y2に続く緯糸Y3の筬打ち時点より
も手前で停止し、織前W 1、すなわちミス糸Y2が筬
36のビーティングポイントPに位置する。緯糸Y3は
手動で逆転するかあるいは自動逆転により経糸T1.T
2を開口状態にして作業者が経糸開口内から除去する。
この後、作業者がミス糸Y2を除去するために押しボタ
ンスイッチ操作を行なうと、ラチェット2つがラチェッ
トホイール18の山部に係合した後、エアシリンダ23
の駆動ロッド23aが突出し、第5図に示すようにラチ
ェットホイール18がラチェット29と係合した状態で
従動側クラッチ19が原動側クラッチ17から離間する
。これによりサーフェスローラ6が経糸TI T2の張
力により逆転方向へ回動し、第4図に鎖線で示すように
規制片32が支持片27に当接するまでサーフェスロー
ラ6側のみが逆転する。従って、織前wiは第7図(a
)から距離lの相当分だけ後退する。クラッチ離間の一
定時間後、機台がプログラムに従い約1回転逆転され、
第7図(b)に示すように上下経糸T1.T2が入れ換
わり、ミス糸Y2が経糸開口内から除去される。
ンスイッチ操作を行なうと、ラチェット2つがラチェッ
トホイール18の山部に係合した後、エアシリンダ23
の駆動ロッド23aが突出し、第5図に示すようにラチ
ェットホイール18がラチェット29と係合した状態で
従動側クラッチ19が原動側クラッチ17から離間する
。これによりサーフェスローラ6が経糸TI T2の張
力により逆転方向へ回動し、第4図に鎖線で示すように
規制片32が支持片27に当接するまでサーフェスロー
ラ6側のみが逆転する。従って、織前wiは第7図(a
)から距離lの相当分だけ後退する。クラッチ離間の一
定時間後、機台がプログラムに従い約1回転逆転され、
第7図(b)に示すように上下経糸T1.T2が入れ換
わり、ミス糸Y2が経糸開口内から除去される。
ミス糸除去処理後、機台が再起動に通した位置まで逆転
されるが、厚膜発生の傾向にある緯入れミス発生の場合
にはこの機台逆転後に原動側クラッチ板17と従動側ク
ラッチ板19とが連結され、ラチェット29がラチェッ
トホイール18から離間される。従って、織前W1は距
離lの相当分ノどけ後退することになり、この距4pの
相当分をクラッチが離間されないまま機台が逆転された
ときの戻り量よりも小さく設定しておけば織前W l、
すなわちミス糸Y2の直前に緯入れされた緯糸Y1が第
7図(c)に示すように再起動時の最適なビーティング
ポイントPに移動して織前W1の戻り過ぎが回避され、
緯入れミス発生時に生じ易い厚膜発生が防止される。
されるが、厚膜発生の傾向にある緯入れミス発生の場合
にはこの機台逆転後に原動側クラッチ板17と従動側ク
ラッチ板19とが連結され、ラチェット29がラチェッ
トホイール18から離間される。従って、織前W1は距
離lの相当分ノどけ後退することになり、この距4pの
相当分をクラッチが離間されないまま機台が逆転された
ときの戻り量よりも小さく設定しておけば織前W l、
すなわちミス糸Y2の直前に緯入れされた緯糸Y1が第
7図(c)に示すように再起動時の最適なビーティング
ポイントPに移動して織前W1の戻り過ぎが回避され、
緯入れミス発生時に生じ易い厚膜発生が防止される。
経糸切断発生あるいは手動により機台が停止された場合
には、経糸張力を利用したサーフェスローラ6側のみの
逆転は前記と同様に行われ、この逆転により織前W1が
距離!相当分だけ後退するが、この後に行われる機台逆
転は原動側クラッチ板17と従動側クラッチ板19との
連結後に行われる。従って、織前W1の戻り量は機台逆
転量よりも距離2だけ多くなり、経糸切断発生あるいは
手動による機台停止の際に生じ易い薄膜発生が防止され
る。
には、経糸張力を利用したサーフェスローラ6側のみの
逆転は前記と同様に行われ、この逆転により織前W1が
距離!相当分だけ後退するが、この後に行われる機台逆
転は原動側クラッチ板17と従動側クラッチ板19との
連結後に行われる。従って、織前W1の戻り量は機台逆
転量よりも距離2だけ多くなり、経糸切断発生あるいは
手動による機台停止の際に生じ易い薄膜発生が防止され
る。
なお、前記実施例において機台逆転による原動側クラッ
チ板17の回動量よりも距離lを大きくし、かつクラッ
チ板17.19の連結を機台逆転後に行なうことにより
薄膜発生を防止することもできる。
チ板17の回動量よりも距離lを大きくし、かつクラッ
チ板17.19の連結を機台逆転後に行なうことにより
薄膜発生を防止することもできる。
本発明はもちろん前記実施例にのみ限定されるものでは
なく、例えば第8図に示すように支持板24の上部に収
納筒25傾動用のエアシリンダ34に加えて一対のエア
シリンダ37.38を取り付け、両シリンダ37.38
の駆動ロッド37a。
なく、例えば第8図に示すように支持板24の上部に収
納筒25傾動用のエアシリンダ34に加えて一対のエア
シリンダ37.38を取り付け、両シリンダ37.38
の駆動ロッド37a。
38aによりロッド26の下動量を調整するようにしで
もよい。このようにすれば機台停止原因に応じた一層精
度の高い織前位置調整が可能となり、従って上段発生を
より効果的に防止することができる。
もよい。このようにすれば機台停止原因に応じた一層精
度の高い織前位置調整が可能となり、従って上段発生を
より効果的に防止することができる。
第9図に示す実施例では支持板24の上端部にロータリ
ソレノイド39が取り付けられており、その回転ロッド
39aには円板40が偏心して止着されている。従って
、回転ロッド39aの回転角度位置により経糸張力を利
用した織前の戻り量が無段階的に調整可能である。
ソレノイド39が取り付けられており、その回転ロッド
39aには円板40が偏心して止着されている。従って
、回転ロッド39aの回転角度位置により経糸張力を利
用した織前の戻り量が無段階的に調整可能である。
さらに、機台の正逆転をそのままワープビーム側に伝え
る変速機を用いた織機に本発明を適用することも可能で
ある。
る変速機を用いた織機に本発明を適用することも可能で
ある。
発明の効果
以上詳述したように本発明では、機台停止後の機台再起
動前に織布巻取り装置例の駆動経路中に介在されたクラ
ッチを切り離して経糸張力により前記クラッチの従動側
を所定量逆転し、機台逆転に伴う前記クラッチの原動側
の逆転動作と前記クラッチの連結動作との順序関係に基
づいて前記従動側の所定逆転量の補正遂行を選択するよ
うにしたので、機台再起動時の織前位置を適正な位置へ
移動配置して上段発生を防止し得るという優れた効果を
奏する。
動前に織布巻取り装置例の駆動経路中に介在されたクラ
ッチを切り離して経糸張力により前記クラッチの従動側
を所定量逆転し、機台逆転に伴う前記クラッチの原動側
の逆転動作と前記クラッチの連結動作との順序関係に基
づいて前記従動側の所定逆転量の補正遂行を選択するよ
うにしたので、機台再起動時の織前位置を適正な位置へ
移動配置して上段発生を防止し得るという優れた効果を
奏する。
第1〜7図は本発明を具体化した一実施例を示し、第1
図は織機の略体側面図、第2図はクラッチの連結状態を
示す平面図、第3図は織布巻取り装置側の要部側断面図
、第4図はラチェットとラチェットホイールとの係合状
態を示す要部側断面図、第5図はクラッチの連結解除状
態を示す要部平面図、第6図は経糸開口付近を示す側面
図、第7図(a)、 (b)、 (c)はいずれも
織布の織前付近を示す側断面図、第8,9図はいずれも
本発明の別例を示す要部側断面図である。
図は織機の略体側面図、第2図はクラッチの連結状態を
示す平面図、第3図は織布巻取り装置側の要部側断面図
、第4図はラチェットとラチェットホイールとの係合状
態を示す要部側断面図、第5図はクラッチの連結解除状
態を示す要部平面図、第6図は経糸開口付近を示す側面
図、第7図(a)、 (b)、 (c)はいずれも
織布の織前付近を示す側断面図、第8,9図はいずれも
本発明の別例を示す要部側断面図である。
Claims (1)
- 1 経糸送り出し装置と織布巻取り装置とが機械的に機
台に作動連結しているとともに、織布巻取り装置側の駆
動経路中にクラッチが介在されている織機において、機
台停止後の機台再起動前に前記クラッチを切り離して経
糸張力により前記クラッチの従動側を所定量逆転し、機
台逆転に伴う前記クラッチの原動側の逆転動作と前記ク
ラッチの接合動作との順序関係に基づいて前記従動側の
所定逆転量の補正遂行を選択する織機における織段発生
防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10717086A JPS62263352A (ja) | 1986-05-09 | 1986-05-09 | 織機における織段発生防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10717086A JPS62263352A (ja) | 1986-05-09 | 1986-05-09 | 織機における織段発生防止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62263352A true JPS62263352A (ja) | 1987-11-16 |
Family
ID=14452255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10717086A Pending JPS62263352A (ja) | 1986-05-09 | 1986-05-09 | 織機における織段発生防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62263352A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4137681A1 (de) * | 1990-11-19 | 1992-05-27 | Toyoda Automatic Loom Works | Verfahren und vorrichtung zur verhinderung der erzeugung eines schussstreifens in einem duesenwebstuhl |
-
1986
- 1986-05-09 JP JP10717086A patent/JPS62263352A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4137681A1 (de) * | 1990-11-19 | 1992-05-27 | Toyoda Automatic Loom Works | Verfahren und vorrichtung zur verhinderung der erzeugung eines schussstreifens in einem duesenwebstuhl |
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