JPS6226314B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6226314B2
JPS6226314B2 JP56188980A JP18898081A JPS6226314B2 JP S6226314 B2 JPS6226314 B2 JP S6226314B2 JP 56188980 A JP56188980 A JP 56188980A JP 18898081 A JP18898081 A JP 18898081A JP S6226314 B2 JPS6226314 B2 JP S6226314B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
resin
uneven pattern
decorative board
pattern
Prior art date
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Expired
Application number
JP56188980A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58151246A (ja
Inventor
Koichi Ootani
Tadao Haraki
Nobuo Morooka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Gakki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Gakki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Gakki Co Ltd filed Critical Nippon Gakki Co Ltd
Priority to JP56188980A priority Critical patent/JPS58151246A/ja
Publication of JPS58151246A publication Critical patent/JPS58151246A/ja
Publication of JPS6226314B2 publication Critical patent/JPS6226314B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、天然木などの素材の持つ風合を忠
実に再現できる化粧板の製造方法に関し、原版の
凹凸模様が賦形された型に、樹脂液を塗布して原
版の凹凸模様に追随して形成された薄い樹脂層
(以下、バリアコートと言う)を形成し、このバ
リアコート表面を化粧板素材上の樹脂液に押しつ
けることにより、原版の凹凸模様の再現性を向上
させようとするものである。
従来より、化粧板に天然木などの素材そのまま
の風合、質感を持たせようとする試みが多数なさ
れてきた。中でも、天然木などの素材の表面の凹
凸模様をシリコーン樹脂を用いて賦形、保持させ
た押型を形成し、素材の色彩模様を形成した化粧
板素材表面に上記押型を位置合せをして押し当
て、素材の凹凸模様を化粧板表面に具現する方法
が、素材の持つ風合、質感の再現性が高いものと
して広く知られている。
しかし、この方法は化粧板表材上に塗布された
半硬化状態の不飽和ポリエステル樹脂に押型を押
圧するものなので、押型を通じ外部から、空気の
流入が生じ不飽和ポリエステル樹脂に硬化不良が
発生し、微少な部分を充分に不飽和ポリエステル
樹脂に写すことができず、凹凸模様の再現性が劣
り、また押型の凹凸模様の凸部の先端部分が半硬
化状態の不飽和ポリエステル樹脂を突き刺す状態
となるので、この凸部が損耗し、押型の傷みが早
く、さらに押型と硬化後の不飽和ポリエステル樹
脂との離型が困難であるという欠点があつた。ま
た、押型の凹凸模様と化粧板素材の色彩模様との
位置合せに、目視による透視に依つているので、
押型の膜厚が0.2〜0.3mmと大変薄いために押型の
移動時、押圧時あるいは剥離時に押型が破損しや
すく、押型の耐用回数が少ないという欠点もあつ
た。さらに、押型はその剥離性の点からシリコー
ン樹脂が専ら用いられるため、不飽和ポリエステ
ル樹脂の重合反応が阻害され、硬化が遅くなると
いう不都合もあつた。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、
型の破損、損耗がなく型の耐用回数が延長され、
気泡の巻き込みがなく、合成樹脂の硬化が阻害さ
れることがなく、原版の凹凸模様の再現性が高い
化粧板の製造方法を提供すことを目的とし、原版
の凹凸模様が賦形された型に、バリアコートとし
て樹脂液を塗布して原版の凹凸模様に追随した凹
凸模様を形成することともに、この型の凹凸面
を、色彩模様が形成された化粧板素材上に塗布さ
れた硬化性樹脂に向けて重ね合せることを特徴と
するものである。
以下、図面を参照してこの発明を詳細に説明す
る。
第1図ないし第5図はこの発明の化粧板の製造
方法の一例を工程順に示すもので、第1図中符号
1はその凹凸模様および色彩模様を再現しようと
する原版で、主に木目の整つた天然木などが用い
られる。まず、この原版1の表面の凹凸模様2上
に硬化剤が配合されたシリコーン樹脂などの液状
の硬化性合成樹脂3が塗布され、硬化させられ
る。充分硬化性合成樹脂3が硬化したならば、原
版1より剥離され、型4が得られる。(第2図)
この型4は、したがつて膜状のシリコーン樹脂な
どの合成樹脂からなり、可撓性に富むものでその
一方の面には、原版1の凸凹模様2を忠実に写
し、その凹凸が反転した凹凸模様2′が賦形され
ている。次に、第3図に示すように、この型4の
凹凸模様2′が形成された面に樹脂液5が塗布さ
れる。この樹脂液5としては、ポリウレタン樹脂
塗料、ビニル樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、アル
キツド樹脂塗料などの透明ないし半透明の合成樹
脂塗料が用いられる。樹脂液5の固化に伴つて、
樹脂液5は固体の樹脂層(バリアコート)6とな
り、型4の凹凸模様2′に追随した凹凸模様2″が
形成される。この樹脂層(バリアコート)6の膜
厚は非常に薄いので(10〜20μm)、型4の凹凸
模様2′をほぼ正確に再現している。
一方、ラワン合板などの基板7の表面に原版1
から通常の製版技術で作成した木目印刷紙8を貼
着した化粧板素材9を用意する。
そして、第4図に示すように化粧板素材9上に
硬化性樹脂液10を塗布し、この硬化性樹脂液1
0が硬化しないうちに、硬化性樹脂液10に対し
て上記バリアコート6が形成された型4を重ね合
せる。この際、化粧板素材9の色彩模様と型4の
凹凸模様2″との位置合せが行われる。そして、
型4の裏面よりローラなどで押圧脱泡し、硬化性
樹脂液10を硬化させ、バリアコート6と硬化性
樹脂層10と化粧板素材9とを接合一体化する。
ついで、第5図に示したように型4を剥離すれ
ば、目的の化粧板11が得られる。
このような化粧板の製法によれば、型4上に樹
脂液5が塗布されるので、型4の凹凸模様2′の
微少な部分にも樹脂液5がよく流れ込み、樹脂層
(バリアコート)6に賦形される凹凸模様2″は原
版の凹凸模様2に対して極めて忠実なものになる
とともに、型4の凹凸模様2′の凸部の先端部分
が損耗することがなく、型4の傷みが少くなり、
さらに型4の凹凸模様2と硬化性樹脂液10との
界面に気泡を包含することがほとんどなくなる。
以上説明したように、この発明の化粧板の製法
は、原版の凹凸模様が賦形された型に、樹脂液を
塗布して原板の凹凸模様が形成された樹脂層をバ
リアコートとして形成し、原板の色彩模様が形成
された化粧板素材上に硬化性樹脂液を塗布し、こ
の上からバリアコートを形成した型を重ね合せて
硬化させ接合一体化するものであるので、型の凹
凸模様の微少な部分にも樹脂液がよく流れ込み、
樹脂層に形成される凹凸模様は原版の凹凸模様に
極めて忠実なものとなり、得られる化粧板は原版
の持つ風合、質感をそのまま具備したものとな
る。また、バリアコートにより型の凹凸模様の凸
部の先端部分が損耗することがなく、型の傷みが
少なくなり、型の耐用回数が延長され、製造コス
トが低下する。さらに、型の凹凸模様と樹脂液
(樹脂層)との界面に気泡を包含することがほと
んどなくなり、化粧板の表面の仕上り状態がより
一層良好なものとなる。さらにまた、シリコーン
樹脂製型に起因するポリエステル樹脂の硬化阻害
が樹脂層によつて防止され、硬化時間の遅延が解
消されて、化粧板の生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの発明の化粧板の製造
方法の一例を工程順に示す概略断面図である。 1……原版、2……凹凸模様、4……型、5…
…樹脂液、6……樹脂層、9……化粧板素材、1
0……硬化性樹脂液、11……化粧板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (イ)凹凸模様が賦型された膜状合成樹脂からな
    る型にバリアコートとして樹脂液を塗布する工
    程、(ロ)色彩模様が形成された化粧板素材の上に硬
    化性樹脂液を塗布し、上記バリアコートが形成さ
    れた型の凹凸面を硬化性樹脂液に向けて接合し積
    層する工程、(ハ)硬化性樹脂液の硬化後、型をバリ
    アコート、硬化性樹脂および化粧板素材の一体物
    から剥離する工程の上記(イ)(ロ)(ハ)の工程よりなるこ
    とを特徴とする化粧板の製法。
JP56188980A 1981-11-25 1981-11-25 化粧板の製法 Granted JPS58151246A (ja)

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JP56188980A JPS58151246A (ja) 1981-11-25 1981-11-25 化粧板の製法

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JP56188980A JPS58151246A (ja) 1981-11-25 1981-11-25 化粧板の製法

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JPS58151246A JPS58151246A (ja) 1983-09-08
JPS6226314B2 true JPS6226314B2 (ja) 1987-06-08

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ID=16233281

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0661333U (ja) * 1992-08-17 1994-08-30 株式会社大山製作所 デザインパネル

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5414480A (en) * 1977-07-04 1979-02-02 Dantani Plywood Co Manufacture of embossed dressing board

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JPS5414480A (en) * 1977-07-04 1979-02-02 Dantani Plywood Co Manufacture of embossed dressing board

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