JPS62261581A - 弾性履帯を装備したクロ−ラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主として移動農機に用いられる弾性履帯を装
備したクローラについての改良に関するゴムなどの可塑
性の弾性資材で、一体に連続するよう成形したエンドレ
スの弾性腹帯を装備せるいわゆるゴムクローラは、コン
バイン−ハーベスタ等の移動農機の走行輪として広く用
いられているが、履帯が弾性資材の成形品であることか
ら。

軟弱な圃場での使用のときに、接地面を広くする補助履
帯を装着することが困難な問題があり、また、圃場が軟
弱な場合に対応するよう履帯の巾を広く成形すると、機
体の旋回性能を悪くシ、かつ、硬い圃場での走行性能を
低下させる問題が出てくる。

本発明は、これら問題を解消せしめるためになされたも
のであって、上述のゴムクローラにおいて、それの弾性
腹帯に対し、接地面を増大させるための補助履帯の装脱
自在な組付けが、容易にかつ確実に、しかも、旋回性能
を低下させることなく行なえる新たな手段を提供するこ
とを目的とする。

そして本発明においては、上述の目的を達成するための
手段として、上述の、ゴムなどの弾性資材で一体成形し
たエンドレスの弾性履帯を装備せるクローラにおいて、
それの弾性履帯の外側の端縁に、別体に形成した補助履
帯を接合して、その補助履帯内に埋設せる芯金に設けた
セットボルトの挿通孔と、前記弾性履帯の内部に埋設せ
る芯金に形設したセットボルトの挿通孔とに、セットボ
ルトを串通して装脱自在に組付け、その補助履帯には組
付けた状態における接地面が前記弾性履帯の接地面より
高く位置する接地部を装設したことを特徴とする弾性履
帯を装備したクローラを提起するものである。

次に実施例を図面に従い詳述する。

第１図は本発明を実施せる弾性履帯を装備したクローラ
Ａの概要側面図で、同図においてｌＯは駆動スプロケッ
ト、１１・・・は転輪、１２は案内輪、ａは弾性履帯、
ｂは補助履帯を示す。

弾性履帯ａは、第２図に示している如く、ゴムなどの可
塑性の弾性資材でエンドレスの帯状に成形される履帯主
体部２０の内部に、周方向に連続する多数本のスチール
コード２１・・・と１周方向に一定の間隔をおいて配位
する芯金２２・・・とを埋設して構成することについて
は、従前の弾性腹帯と同様であるが、それの履帯主体部
２０内に埋設する芯金２２には、それの内部を左右方向
（弾性腹帯ａの巾方向）に透通ずるセットボルトの挿通
孔Ｗが形設してあり、また、履帯主体部２０には前記芯
金２２に設けた挿通孔Ｗと同軸に揃う位置に、その挿通
孔Ｗを該履帯主体部２０の内側および外側の端縁から外
部に開放させる透孔２０ａ・２０ａが形設しである。

補助層？ｒｆｂは、前記弾性履帯ａの芯金２２・・・の
間隔ピッチに揃えて配設した芯金３０・・・を、前記弾
性履帯ａに用いた弾性資材と同効の弾性資材で成形せる
補助履帯主体部３１内に埋設して第３図に示している如
く帯状に形成するが、それの芯金３０・・・には、第２
図に示す如く、前記弾性履帯ａの芯金２２に設けた挿通
孔Ｗと揃うセットボルトの挿通孔ｙが形設してあり、そ
の挿通孔ｙは該補助履帯主体部３１の内外の端縁から外
部に開放させである。

そして、この補助履帯すは、それの内側の端縁を弾性履
帯ａの外側の端縁に接合して、それの芯金３０・・・に
設けた前記挿通孔ｙ・・・と弾性履帯ａの芯金２２・・
・に設けた挿通孔Ｗ・・・とにセットボルト４０を串通
して締付ナツト４１により締着することで、第２図の如
く組付けである。そしてまた、該補助履帯すは、第２図
にあるよう組付けた状態において、外周面側の接地面が
、弾性履帯ａの接地面よりも一定の高さＨだけ高くなる
ように形成しである。

補助層；ｊ；　ｂの内側の端縁と弾性履帯ａの外側の端
縁との間の接合部は、第２図に示しているように、補助
履帯すの芯金３０の内端側を突出させ。

その芯金３０の突出部３０ａを、弾性腹帯ａの外側の端
縁に形設せる透孔２０ａに嵌合させるようにする場合と
、弾性履帯ａの芯金２２の外端側を、第７図および第８
図に示している如く、履帯主体部２０から外側に突出さ
せておき、補助履帯すの芯金３０の内端側を補助履帯主
体部３１の内側の端面に露出させておいて、それらが突
合わされて接合するようにする場合がある。

また、補助履帯すの接地面の高さは、前記第７図および
第８図の実施例の如く、芯金２２の外部に突出させた突
出部２２ａを、芯金２２の主体部に対し上方（％性履帯
ａの内周側）に延出させて、その上端部に七−、トポル
トの挿通孔Ｗを形設しておくことで、補助履帯すの接地
部を弾性履帯ａの接地部と同形に形成しておいてその接
地部より高く位置さすようにする場合がある。

また、該補助履帯すは、第５図および第６図に示してい
る如く、エンドレスに連続する形態としないで、少なく
とも２つの芯金３０・・・を具備する短い長ざの単位ブ
ロックに形成する場合がある。

なお、図示する実施例において、１３はクローラＡのフ
レーム、１４はフレーム１３に止着した転輪１１の支軸
１１ａの軸支部材、２２ｂは芯金２２に設けた転輪１１
の脱輪防止用の突起、２４は弾性履帯ａの外周面側に設
けたラグ、３２は補助履帯すの外周面側に設けたラグで
ある。

以上説明したように本発明による弾性履帯を装備したク
ローラは、ゴムなどの弾性資材で一体成形したエンドレ
スの弾性腹帯を装備せるクローラにおいて、それの弾性
履帯の外側の端縁に、別体に形成した補助履帯を接合し
て、その補助履帯内に埋設せる芯金に設けたセットボル
トの挿通孔と、前記弾性履帯の内部に埋設せる芯金に形
設したセットボルトの挿通孔とに、セットボルトを串通
して装脱自在に組付け、その補助履帯には組付けた状態
における接地面が前記弾性履帯の接地面より高く位置す
る接地部を装設して構成しであるのだから、セットボル
トを抜きとって、補助履帯を取り外しているときには、
硬い圃場や路面を軽快に走行でき、また、軟弱な圃場に
使用するときには、補助履帯の内側の端縁を弾性履帯の
外側の端縁に接合して、それら履帯のそれぞれの芯金に
具備せしめたセットボルトの挿通孔にセットボルトを串
通して締着することで、接地面積を増大させた状態で安
定して走行できるようになり、しかも、補助履帯の接地
面が弾性履帯の接地面より高くなっていることから旋回
の際に補助履帯が障害にならずに軽快に旋回作業が行な
えるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施せる弾性履帯を装備したクローラ
の概要側面図、第２図は同上の要部の縦断正面図、第３
図は同上の要部の補助履帯を組付ける途上における一部
破断した斜視図、第４図は同上の要部の部分の拡大側面
図、第５図は別の実施例の部分の補助履帯を組付ける途
上における斜視図、第６図は同上部分の側面図、第７図
はさらに異なる実施例の要部の縦断正面図、第８図は同
上要部の補助履帯を組付ける途上における一部破断した
斜視図である。 図面符号の説明

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ゴムなどの弾性資材で一体成形したエンドレスの弾性履
   帯を装備せるクローラにおいて、それの弾性履帯の外側
   の端縁に、別体に形成した補助履帯を接合して、その補
   助履帯内に埋設せる芯金に設けたセットボルトの挿通孔
   と、前記弾性履帯の内部に埋設せる芯金に形設したセッ
   トボルトの挿通孔とに、セットボルトを串通して装脱自
   在に組付け、その補助履帯には組付けた状態における接
   地面が前記弾性履帯の接地面より高く位置する接地部を
   装設したことを特徴とする弾性履帯を装備したクローラ
   。