JPS62258391A - 固形レシチン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）産業上の利用分野 本発明は、添加時に計量操作が容易で、作業性の良い固
形レシチンに関するものである。

（ｂ）従来の技術 レシチンはその界面活性作用、抗酸化作用、生理的作用
等により、食品をはじめ医薬、化粧品、塗料、印刷イン
ク、ゴム、石油製品など広い業界で使用されている。

食品にレシチンを添加する際期待される効果は多種多様
である。−例をあげるならば、マーガリンの乳化剤、チ
ョコレートの粘度低下、プルーミング防止、パン、ケー
キの離型剤、水分保持性の改善、インスタント食品の低
温での分散力向上の他、風味、つや、栄養価、保存性の
改良などがある。また化粧品には乳化剤、分散剤、浸透
剤、エモリエント剤等として用いられている。

従来、食品には主としてペースト状、他の用途にはそれ
ぞれの目的にあわせて分画、濃縮精製した粉末状、半固
形状のものや水素添加したものが用いられている。

（Ｃ）発明が解決しようとする問題点 しかし、ペースト状レシチンは非常に粘度が高く精密な
計量には煩雑な操作が必要となり、作業性が極めて悪い
。

また粉末状レシチンはその吸湿性によりダマを作りやす
いので、均一に添加しにくい。

分画濃縮された半固形状レシチンや、水添率の低い水素
添加レシチンは、計量はしやすいが、被添加物への溶解
に時間がかかり作業性が悪い。一方水添率の高い水素添
加レシチンは微粉末であり計量時飛散し扱いにくい。

本発明の目的は、添加の際の計量が容易で作業性が良く
被添加物へ均一にしかも単時間で加えられるレシチンを
提供することにある。

（ｄ１問題点を解決するための手段 本発明者らは、鋭意研究の結果各種レシチンに固形脂を
添加したのち成形すると計量が容易となり上記の目的が
達せられることを見出した。すなわち本発明はレシチン
に固形脂を添加し成形してなる固形レシチンである。

本発明で用いるレシチンは、大豆、卵黄、牛脳、なたね
、ひまわり、サフラワー、綿実、とうもろこし、アマニ
、ゴマ、オリーブ、米、きり、グレーズ、アボガド、ヤ
シ、パーム等の動植物レシチン、これらの水素添加物、
加水分解物質であり、精製度、加工度、形状を特に限定
するものではでい。

また固形脂は動植物油脂、それらの硬化油、分別脂、お
よびワックス類を用いることができる。

固形脂の使用量はとくに限定されないが全体の３０〜９
０重景％が適当である。

成形物の形状は板状、粒状、フレーク状、サイコロ状、
球状、楕円体状などの使いやすい形が任意に選択できる
。

本発明の固形レシチンは、各種の食品、医薬、化粧品、
塗料、印刷インク、ゴム、石油製品などに利用すること
ができる。

（ｅ）実施例 実施例１ 大豆硬化油とパーム油を４：６に配合した調合油６０ｇ
と精製卵黄レシチン４０ｇをナスフラスコにとり、５０
０ｍ１のへキサンを加え、完全に溶解させた後溶剤を留
去する。この液を温時成型器に流し込み、常温で放置し
、完全に固化させたのち成型器からはずし板状の製品と
する。

実施例２ なたね極度硬化油５０ｇと分画大豆レシチン（日清製油
（株）製部品名ｒＰｃ３０Ｊ）５０ｇをナスフラスコに
とり５００ｍ１のヘキサンを加え完全に溶解させた後溶
剤を留去する。この液を温時成型器に流し込み、常温で
放置し、完全に固化させたのち成型器からはずし楕円体
状の製品とする。

実施例３ 米ヌカ油のワックス３０ｇと水素添加大豆レシチン（日
清製油（株）製　商品名ｒＰｃＨ３０Ｊ、水添率９０％
）７０ｇをナスフラスコにとりヘキサン５００　ｍ　ｌ
を加え完全に溶解させた後、溶剤を留去する。この液を
温時成型器に流し込み常温で放置し、完全に固化させた
のち成型器からはずし、サイコロ状の製品とする。

実施例４ カカオ代用脂７０ｇを約４０’Ｃで液状としたものに、
ペースト状大豆レシチン（日清製油（株）製部品名「レ
シチンＤＸＪ）３０ｇを加え、約４０℃で２０分間加熱
し、完全に溶解させ温時成型器に流し込、常温で放置し
完全に固化させたのち成型器からはずし、球状の製品と
する。

（ｆ）発明の効果 本発明によれば、レシチンを固形物として得ることがで
き添加時の計量操作が極めて容易となり作業性が向上す
る。しかも、被添加物に均一にすばやく加えることがで
きる。さらにレシチンは空気中の酸素を吸収して経時的
に過酸化物を生成するが、本発明のレシチンは固形脂と
混合されているため酸素が吸収されにくくレシチンの品
質低下を防ぐという利点もある。

特許出願人　　日清製油株式会社 手続補正書（自発） ６１．６！Ｊ 昭和　年　月　日 昭和Ｃ１力６月１０日差出 特許庁長官　　宇　賀　道　部　殿 ｌ。事件の表示 昭和６１年特許願第１０１７６４号 ２、　発明の名称 固形レシチン ３、　補正をする者 事件との関係　　　特許出暉人 住　　所　　東京都中央区新川−丁目２３番１号本件に
関する連絡は下記にお願いします。

郵便番号　　２２１ 住　　所　　神奈川県横浜市神奈用区千若町１−３名　
　称　　日清製油株式会社　研究所４゜補正の対象 （１）明細書の発明の詳細な説明の欄 （２）明細書の特許請求の範囲の欄 ５、補正の内容 ｆｌ）明細書第３頁１４行「単時間」を「短時間」と訂
正する。

（２）同第４頁７〜８行「限定するものではでい。」を
「限定するものではない。」と訂正する。

（３）同第６頁８行「流し込」を「流し込み」と訂正す
る。

（４）別紙の通り。

別　　　紙 特許請求の範囲 （１）動植物レシチンに固形脂を添加し成形してなる固
形レシチン。

（２）動植物レシチンが大豆、卵黄、牛脳、なたね。

ひまわり、サフラワー、綿実、とうもろこし、アマニ、
ゴマ、オリーブ、米、きり、グレープ、アボガド、ヤシ
およびパームから選ばれる１種または２種以上を原料と
するものである特許請求の範囲第（１）項記載の固形レ
シチン。

（３）動植物レシチンが水素添加または加水分解したも
のである特許請求の範囲第（１）項記載の固形レシチン
。

（４）固形脂が動植物油脂、それらの硬化油、分割指ま
たはワックス類である特許請求の範囲第（１１項記載の
固形レシチン。

（５）固形脂の割合が全体の３０〜９０重景％の範囲で
ある特許請求の範囲第（１）項記載の固形レシチン。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）動植物レシチンに固形脂を添加し成形してなる固
   形レシチン。
2. （２）動植物レシチンが大豆、卵黄、牛脳、なたね、ひ
   まわり、サフラワー、綿実、とうもろこし、アマニ、ゴ
   マ、オリーブ、米、きり、グレープ、アボガド、ヤシお
   よびパームから選ばれる１種または２種以上を原料とす
   るものである特許請求の範囲第（１）項記載の固形レシ
   チン。
3. （３）動物レシチンが水素添加または加水分解したもの
   である特許請求の範囲第（１）項記載の固形レシチン。
4. （４）固形脂が動植物油脂、それらの硬化油、分別脂ま
   たはワックス類である特許請求の範囲第（１）項記載の
   固形レシチン。
5. （５）固形脂の割合が全体の３０〜９０重量％の範囲で
   ある特許請求の範囲第（１）項記載の固形レシチン。