JPS62256837A - ポリプロピレン樹脂成形体の製造方法 - Google Patents

ポリプロピレン樹脂成形体の製造方法

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JPS62256837A
JPS62256837A JP10022686A JP10022686A JPS62256837A JP S62256837 A JPS62256837 A JP S62256837A JP 10022686 A JP10022686 A JP 10022686A JP 10022686 A JP10022686 A JP 10022686A JP S62256837 A JPS62256837 A JP S62256837A
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propylene
polypropylene resin
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molding
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Makoto Iida
信 飯田
Hideo Kusuyama
英夫 楠山
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (#業−Hの利用分野] この発明は、ポリプロピレン樹脂成形1体の製造方法に
関する。
さらに詳しくイうと、剛性などの機械的特性および耐熱
性などの温1■特性などに慟りると代に硬度の大きなプ
ロピレン樹脂成形体の製造方法に関する。
[従来の技術およびその聞届IIJ、]−・股に、ポリ
プロピレンは、軽比重であり、剛性、耐薬品性、成形性
等に優れているので、容塁、包装材料等の分野で広く用
いられている。
しかしながら、低摩での耐衝撃性に劣るという欠点があ
る。
この欠点を改良するために、エチレンと共重合させて分
1−釦中にエチレン成分を導入する改良法や5ポリプロ
ピレンにEPR5のゴム類を配合する改良法が採用され
る。そして、このような改良法により得られたプロピレ
ン重合体やプロピレン重合体組成物が、バンパー等の自
動車部品、家電製品等の]二業材料分野に広く使用され
ている。
しかし、用途によっては、剛性、耐薬品性、成形性およ
び低温での耐衝撃性と共に他の性質を重視し、あるし・
は、これらの性質はさほど重要視しないが他の性質を重
要視しなければならないことがある。たとえば、優れた
耐熱性、大きな硬度が及求される場合、プロピレン重合
体またはプロピレノ手合住、11成物は、ポリス千しン
、ABS樹脂に比へて劣っている。したがって、優れた
耐熱ヒ1、大きな硬度か要求さ1する成形品を製造する
ための材事1として、プロピレン重合体またはプロピレ
ン重合体組成物を使用することができない。敢え−(プ
ロピレノ重″合体またはプロピレン重合体組成物を使用
するとすれば、前記さまざまの性nt満足させるために
、内圧の成形品にしなければならない。このことは、成
形品の肉薄化を阻み、成形品のコストを」二昇させる。
つまり、プロピレン重合体またはプロピレン重合体組成
物の用途を拡大することができない。
もし、プロピレン重合体またはプロピレン重合体Ml成
物が優れた剛性、耐薬品性、成形性、低温での耐衝撃性
、耐熱性、硬度などを備えているとすれば、そのような
プロピレン重合体またはプロピし・ン屯合体it成物は
、ポリスチレンやABS樹脂の代秤として、用途の拡大
を図ることができる。しかも、肉薄の成形品に仕りるこ
とができるから、省資源、コストの低減な期待すること
ができる。
従来、前記要望に応えるために、 EPRや無機充Iセ
i剤を配合1.てなるポリプロピレン樹脂成形体を加熱
処理する方法が提案されている(特開昭51−4794
7号、特開昭56−84728 cS公報参照)。
しかしながら、前記方法での実施例における加熱温度範
囲は140℃以下であり、実用に耐え得る程1−分に大
きな剛性、耐熱性および硬度を備えたポリプロピレン樹
脂成形体が得られていないのが実状である。
[発明の[1的] この発明の[1的は、剛性などの機械的特性および耐熱
性などの温度特性に優れ 大ぎな硬度を備えたポリプロ
ピレン樹脂成形体の製造方法を提供中ることである。
この発すjの他の目的は、特定の添加剤を配合すること
により、機械的4IF性中でも剛性の優れたポリプロピ
レン樹脂成形体を筒単に製造し得る方法を提併すること
である。
[前記目的を1.f!成するための手段]前記目的を達
成するためのこの発明のi!E要は、ポリプロピレン樹
脂とこのポリプロピレン樹)指100屯が部に対してO
、l) 05〜1屯4;・部の割合で配合された核剤と
を含有する組成物を成形してなる成形体を、155〜+
70”Cの範囲で、熱処理することを特徴とするポリプ
ロピレン樹脂成形体の製造力U、である。
前記ポリプロピレン樹脂としては、たとえばプロピレン
単独咀合体、プロピレンとプロビレyLl外のα−オレ
フィンとを共重合して得られるプロピレノランダムハモ
合体、プロピレンとプロピレン以外のα−オレフィンと
を多段屯合法笠により共ITI:合して得られるいわゆ
るプロピレンブロック+(重合体、ならびに、これらの
混合物を使用することができる。
なおこのfllf+では、前記プロピレン「n独’9 
合体と、tっでも、ポリプロピレンのみからなる重合体
だけt 、/を味するのではなく、七ノマーユニットト
してプロピレン以外のα−オレフィンを極く少埴たとえ
ば3重、7.96程1隻含有しているものをも含み、し
かもその七ツマーユニットとしてのα−オレフィンはポ
リプロピレン組成物中に組込まれていても良く、またポ
リプロピレンにブレンドされているポリエチレン中のも
のであっても良い。
前記各種のポリプロピレン樹脂の中でも、融点が160
〜165°Cであるものが好ましい。
さらに、前記範囲の融点を41するポリプロピレン樹脂
の中でも、プロピレン単独重合体およびいわゆるプロピ
レンブロック共重合体が好ましい。
さらにまた、i;1記範囲の融点を増するプロピレン単
独重合体の中でも、その極限粘度[η]が1.0〜4.
Odi/gで、アイソタクチックペンタッド分率[Ij
が次式 %式% を満足するプロピレン単独重合体が好ましい。
前記極限粘度[η]およびアイソタクチックペンタッド
分率[11を満足するプロピレン単独重合体それ自体は
、公知の立体規則性触媒の存在下に、公知の重合方法た
とえばスラリー重合法、溶液重合υ:、気相重合法、才
L・フィンモノで−を媒体とする液相屯合法なとを採用
することにより、容り、に製6−することができる。そ
のような重合法は公M1であるから、ここでは詳しく説
明しない。
ただし、プロピレン単独重合体の極限粘度[η]につい
ては本末などの分子’!:: Jl f’n剤を重合反
応系に添加することにより、また、アインタクチー7り
t°ノタット分+[11については助触媒の種類や干。
合条件などを適宜に選択することにより、前記極限粘;
灸[η]およびアイソタクチックペンタッド分−4<[
11を満足するプロピレン単独重合体を得ることができ
る。因みに、前記8i限粘度[η]およびアイソタクチ
ックペンタッド分率[1] をイ1するポリプロピレン
Cn独千合体をS8!造する際の利金条件としては、そ
のような各種の重合法において。
重合に際する温度を0〜150℃に、重合pf、の圧力
を0.001〜50kg/crn’にJJm−iるのが
良いことを、−例として指摘する。
ここで、前記極限粘度「η」は、135℃に加熱された
テトラリン′中でAl1定することができる。
また、アイソタクチックペンタッド分+[1] とは、
エイ、ツァンベリ(A、Zaabe l l i)らに
よッテマクロモレキュールズ、 5 、925(+97
3)  [Mac −romolecules、6,9
25(1973)]に発表された方法に従い、13cm
NMRを使用して測定されるポリプロピレンの分子鎖中
のぺ/タッド単位でのアイソタクチック分率である。換
ゴすれば、アイソタクチックペンタッド分率は、プロピ
レンモノマー中位が5個連続してメン結合したプロピレ
ンモ、lマー巾イシの分率である。ただし、ピークの帰
属に関しては、マクロモレキュールズ、8,887(1
975)[Macromolecules 、8,88
7(1975)]に記佐のJ二記交献の社正版に基いて
行なうことができる。具体的には、13cmNMRスペ
クトルのメチル15素領域の全吸収ピーク中のm m 
m mピークの強度分率をもってアイソタクチックペン
フッドC1i位を測定することができる。
前記アイソタクチックペンタッド分率[11の値は、得
られた結晶性ポリマーそのままの値であって、抽出、分
別等をした後のポリマーについてのイ〆1ではない。
また、融点が160〜165℃であるいわゆるプロピレ
ンプロ7.りJ(、l’i合体の中で、好ましいものと
して、以ドのものを挙げることができる。
すなわち、それは、(a)モノマーユニートとし一〇プ
ロピレン以外のα−オレフィンを2手早%以ドで含イI
するとJ(に極限粘度[η]が0.9〜4.0427g
であるプロピレン中独ITC合体および/またはプロピ
レノ共重合体[(a)成分とする。]55〜95 屯j
lj%、ならびに(b)モノマーユニー/ )とシテプ
ロピレン以外のα−オレフィンを15〜8a屯:号%で
含有するとjζに極限粘度[η]が2〜IOd、u/g
であるプロピレン共重合体[(b)成分とする。145
〜5 、R:、に%からなるポリプロピレン組成物であ
る。
好ましいポリプロピレン樹脂としで指摘したポリプロピ
レン組成物は、1■1記(a)成分と(b)成分とを少
なくとも含有する。
このポリプロピレン組成物の製法としては、別々に製造
して(r、)られた(a)成分と(b)成分とを4シ、
独する方法、一段重“合や三段市合法などの多段重合法
など公知の力が、が卆げられる。なかでも。
合体規則性触媒を用いる一8゛一段重合法が好適である
この二段重合が、は次のようにして行なわれる。
重合に用いられる立体規則性触媒は、エチレン、プロピ
レンなどの立体規則性重合反応に一般に使用される触媒
であり、通常は、少なくとも遷移金属のハロゲン化物と
有機アルミニウム化合物とから調製される触媒である。
ここで、遷移金属のハロゲン化物としては、チタンのハ
ロゲン化物が好ましく、たとえば、四塩化チタン、=t
h化チクチタンげられる。そして、特に二塩化チタンが
好適である。三塩化チタンとしては、四塩化チタンを種
々の方法で一元したちの;これらをさらにボールミル処
理および/または溶媒洗浄などの処理をして活性化した
もの:三塩化チタンまたは二塩化チタン共晶体(例えば
、TiC文]+1/3A文C立3)をさらにアミン、エ
ーテル、エステル、イオウ、ハロゲ/の114体、有機
もしくは急機の窒素化合物またはりン化合物等とJ(粉
砕%理したちの;エーテル化合物のイf在ドに液状化し
た:、塩化チタ/から析出させて得られるもの:特公昭
53−3358号公報に記載された方υ、によりス1)
られたもの:などを挙げることができる。また、チタン
のハロゲン化物をマグネシラJ・化合物の1−に担1’
?せしめたものを用いることもできる。
17i1記イI機アルミニウム化合物としては、次式%
式% (ただし式中、Rは炭素数1〜10のアルキル基、アル
コキシノ人またはアリール基を表し、Xはハロゲン原子
を表し、nはO<m≦3の値を表す、)で示される化合
物が好適である。
具体的には、例えば、トリエチルアルミニウム、トリイ
ソブチルアルミニラ11.トリーn−プロピルアルミニ
ウム、ジエチルアルミニウムモノ。
クロライド、ジエチルアルミニウノ8、モノブロマ・C
ド、ジエチルアルミニウムモノアイオダイド、・ジエチ
ルアルミニウムモノエトキサ・イド、ジイソブチルアル
ミニウムモノイソブトキサイド、ジイソブチルアルミニ
ウムモノハライド、ジイソブチルアルミニウム七ツバイ
ドライド、エチルアルミニウムセスキクロライド、エチ
ルアルミニウムジクロライドなどが挙げられ、これらの
1!!または2挿具1−を用いることができる。
これら触媒成分においては、通常、遷移金属のハロゲン
化物1モルに対して41機アルミニウム化合物1〜10
0モルの割合で混合して用いることができる。または第
3成分として各種の電子供与性化合物を用いて触媒性簡
の向上をはかることもできる。
このような立体規則性触媒は1通常用いられている呈お
よび各成分の組み合わせなどにおいて。
重合反応の6段重で用いられる。
重合の方法としでは公知の方法を適用することができ9
例えば、スラリー重合、溶液重合、気相重合、プロピレ
ン、エチレンなどのα−オレフィンを媒体としだ液相重
合などを挙げることができる。
プロピし・ン以外のα−第1/フインとしてエチLlン
をき択した前記ポリプロピレン、111成物を二「ジ・
(合法により製造する場合、一段[Iでは、重合体中に
おけるエチレンユニットの含有品が2 ;rI:if−
%以ドであるプロピレン屯独爪合体および/またはプロ
ピレンーエナレン共モ合体を全重合体の55〜95屯:
詮%、好ましくは60〜92重!μ%生成させるように
管理する。
この−没1」におけるエチレンユニットの含有¥が2毛
に%よりも多いプロピレン−エチレン〕(千′合体を用
いた場合には、41tられる11L&物の剛性が苫しく
低下してしまうことがある。
ニラ11では、前記−・段[1の重合反応で得られたプ
ロピレン中独東合体および/またはプロピレン−エチレ
ン共重合体の存在する反応器内にエチレンを、あるいは
エチレンとプロピレンとを新たに供給して、反応器内を
所定の重合条件とすることにより、:JS2段[1の重
合反応を起さしめ、エチレンユニットの含有+−が15
〜80千:j)l、%、好ましくは20〜70東に%で
あるプロピレン−エチレン共用合体を全改合体の5〜4
5改に%、好ましくは8〜40屯六%生成させるように
管理する。その結果、この発明において好適なポリプロ
ピレン組成物が得られる。
プロピレン以外の前記α−オレフィンと17で、前記エ
チレンの外に、ブテン−1,ヘキャンー1、オクテン−
11の直鎖モノオレフィン、4−メチル−ペンテン−■
=の分岐モノオレフィン、ブクジエン等のジエン類をも
、前記エチレンと同様にして使用することができる。
好ましい物性のポリプロピレン組成物を得るためには、
他のα−オレフィンとしては、エチレ7、プデンー1が
好ましい。
好ましいポリプロピレン組成物においては、前記(a)
 成分において、モノマーユニットとしてのプロピレン
以外のα−オレフィンの含有?が2重液%以下であり、
極限粘度[η]が0,3〜4.0627gであり、好ま
しくは1.0〜3.5d立/gであり、ポリプロピレン
組成物中の配合割合が55〜95 +9(:、’r%、
竹ニハ80〜92 T< :、’r%テア!J、また、
前記(b)成分において、モノマーユニー)としてのプ
ロピレン以外の他のα−オレフィンの含イI−1:が1
5〜80屯j−%であり、特に20〜70屯j−%であ
り、極限粘11F [η]が2〜10dl/gであり。
特に2.5〜8dl/gであり、ポリプロピレフ組成物
中の配合割合が45〜5重呈%、特に40〜8屯!IX
1%である。
ここで、前記(a)成分中の前記α−オレフィンの含有
鼠が2用量%よりも多いと、剛性、耐熱性および硬度な
どが低下することがある。
前記(a)成分における極限粘度[η]が0.9d交/
gよりも小さいと、ポリプロピレン樹脂成形体の耐衝撃
性の低ドを生じ、極限粘度[η]が4.0627gより
も大きいと、その剛性、耐熱性の低下を生じることがあ
る。
さらに、前記(a)成分のポリプロピレフ組成物中での
割合が55重量%よりも少ないと、ポリプロピレン成形
体の剛性および耐熱性などの低下を生じることがあり、
前記(a)成分の割合が95屯量%よりも多いと、ポリ
プロピレン81脂成形体につきその耐!?is性の低ド
を生じる。
前記(b) ff1分における、モノマーユニー/ )
 トしてのプロピレン以外のα−オレフィンの含1が前
記範囲外であると、ポリプロピレン樹脂成形体につきそ
の耐l1ff性の低下を生じる。
前記(b)  成分における極限粘度[η]が2dl/
gよりも小さいと、ポリプロピレン樹脂成形体の耐衝撃
性の低下を生じることがあり、極限粘度[η]が10 
d交/gよりも大さいと、その剛性、耐熱性が不←分な
ものとなることがある。
綴り返17て言うと、この発明における組成物は、前記
ポリプロピレン樹脂と核剤とを特定の割合で含有するも
のである。
前記核剤としては、4′fa系核剤および無機系核剤を
使用することができる。
この有機系核剤としては、アルキル基を芳香環に置換し
た安息!酸またはその誘導体の金属m(p−t−ブチル
ベンゾエートのアルミニウム塩など);ジベンジリデン
ソルビトールおよびその誘4体(+、3,2.4−ジベ
ンジリデンソルヒトール、1,3,2.4−)(p−メ
チルベンシリアン)ソルビトール、1,3,2.4−ジ
(p−グロルベンジリデン)ソルビトール、1,3,2
.4−ジ(p−メトキシベンジリデン)ソルビトールな
ど)ニリン酸ビス(4−t−−1/チルフエニル)ナト
リウ11.ンユウ酸カルシウム、ステアリン酸マグネン
ウム、サリチル酸亜鉛、酒石酸カルシウム等の有機酸塩
が挙げられる。
また、前記無機系核剤としては、たとえば、タルク、ク
レー、マイカ、モンモリロナイト、ベントナイト等の粘
土類、ケイ醜カルシウム、ケイ酸マグネンウム、硫酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム等の無a塩、アルミナ、酸化チタン、酸化鉄、m
化マグネシウム、酸化亜鉛等の金属酸化物等が挙げられ
る。
前記各種の核剤の中でも、有機系核剤としてアルキル基
を芳香環に置換した安忌呑酸の金属塩など、特にアルミ
ニウム塩が好ましく、無機系核剤としては、タルクが好
ましい。
この核剤の配合量は、前記ポリプロピレン樹脂100重
品部に対してo、oos〜1重量部、特に0.01〜0
.5屯y5部である。
この核剤の配合がか0.005 毛ri部よりも少ない
と、ポリプロピレン樹脂成形体の剛性、耐熱性および硬
度などの向1−を1lll]待することができないし、
また、その配合ψを1重清部より多(してもとポリプロ
ピレン樹脂成形体の剛性などがそれ以り向−ヒしない。
なお、この組成物においては、この発明の目的を阻害し
ない範囲内で、他の添加剤を含有していても良い。
そのような添加剤として、たとえば、・脣電防iヒ剤、
着色剤、難燃剤、酩化防W剤、紫外線吸収剤、可・■剤
、熱安定剤等の各種添加剤が挙げられる。
前記帯電防止剤としては、各種の界面活性剤を使用する
ことができる。また、前記着色剤としては、難溶性アゾ
染料、赤色着色剤、カドミウムイエロー、クリームイエ
ロー、チタン白等が挙げられる。11Ti記難燃剤とし
ては、たとえば、無機K・の酸化7ンキモ/、酸化ジル
コン笠や41機、′1りのりン′酸エステル、トリクレ
ンルホスフエートI、、;か争げられる。前記酸化防1
に剤としては、ヒングートフェノール系、す:’ y?
−、(叱リン酸エステル、リン酸エステル)、イ才つ系
、アミン系のものが用いられる。さらに前記iff塑剤
としては、たとえば、フタル酩ジエステル、ブクノール
ンエステル、リノ酩ジエステlし等が挙げられる。前記
紫外線吸収1’ll+としては、ヘンシトリアツール系
、−″、/シフエノン系などのものが使用される。
この発明では、前記核前記組成物を成形加工し、得られ
るポリプロピレン樹脂成形体を所定温度で加熱処理する
前記組成物の成形加工は、射出成形法、フィルム成形法
、中空成形法、押出成形法および正銘成形U、などのい
ずれであっても良い。
加熱温度は、155〜170℃であり、特に158〜1
68℃、さらに核剤添加後であって加熱処理面の組成物
の±4℃の温度範囲が好ましい。
加熱温度が前記範囲を外れると、ポリプロピレン樹脂成
形体の剛性、耐熱性および硬度の大幅な向にを望めず、
また170℃よりも高いとポリプロピレン樹脂成形体が
溶融してしまい、溶融したものを冷却しても剛性などが
向」二したものを得ることができない。
加熱処理の方法には、前記ポリプロピレン樹脂成形体自
体またはそれを構成する各成分の劣化や分解を実質的に
促進しない雰囲気の下で・あれば、特に限定がなく、種
々の方法を採用することができる。その加熱処理の方法
としては、たとえば(り前記温度範囲に保持した金型内
で加熱する方法、(′2)前記温度範囲に保持したロー
ル面、熱板面に接触させる方法、@ ti?r記温度範
囲内において、窒素、アルゴンなどの不活性ガスやシリ
コンオイル、水などの不活性液体中に前記ポリプロピレ
ン樹脂成形体を配置あるいは浸漬する方法などが挙げら
れる。これらを加熱する方法としては、一般的には電気
ヒーター、8媒油、スチームなどを使用するが、これに
限られず、この外に、前記組成物に高、′ji電率を右
する物質たとえばカーボンブラ、2り、ぐ、°化ケイ素
、金属酸化物、カルボン酸ノ1(、水酸基、アミツノ、
(などの反応性官壱基を有する右機物質、オリゴマーな
どの少:許を前記組成物に添加し、その組成物を成形し
て得たポリプロピレフ樹脂成形体を高周波加熱する方法
を採用することができる。この高IIq波加熱による処
理は、熱処理時間を著しく短縮することができるとルう
点で優れている。
加熱処理時間は、1秒置l二で十分であるが、熱的劣化
を考慮して、通常、60分までで十分である。
この加熱処理によって、!i?1記ポリプロピレン樹脂
成形体の機械的性質、温度特性、硬度などの向ヒが達成
される。
[発明の効果] この発1y1によると、剛性、耐熱性に優れるとノ(に
高硬度であり、そして耐衝撃性、クリープ特性、疲労特
性などの機械的特性、高温での寸法安定性などの温度特
性、に5&f!度であるが故に耐庁耗性にも優れたポリ
プロピレン樹脂成形体を、加熱処理と言う筒中な操作に
よって製造することができる。
[実施例] (実施例1〜7、比較例1〜11) 第1表に不す種類のプロピレン樹脂100=i量部と:
fJ1表に示す配合小−1一部の核剤とを配合してなる
!ll成金射出成形して試験片を(1)た、試験片は、
後述の測定法に応じた寸法を有するようにそれぞれ作成
した。
ポリプロピし・ンkM iF′+112.形体であるこ
の試験片を、第1表に示す温度のシリコーンオイル浴中
に、第1表に示す時間だけ浸漬した。P2漬後の試験片
の諸物性につき、5;ヤ価した。
以下に、使用したプロピレン樹脂および核剤の説明およ
び評価方法を示す、また、測定結果を第1表に示す。
(ブロックPP−1) 二役重合により製造したプロピレノ組成物である。すな
わち、極限粘度[η]が1.17 dl / gのプロ
ピレンC1i独屯合体84・玉j11−%と、極限に;
隻[η]が4.ldλ/gであるとり(にモノマーユニ
ットとしてのエチレンを33屯!−%含有するプロピし
・ンーエ壬しンへ千合体18屯i−%とを含有する。
(ブロックPP−21 極限粘度[η]が1.77 c1文/gであるプロピレ
ンC1i独屯合体77屯早1%と、極限粘度[η]が4
.7d l l’ gであると共にモノマーユニットと
してのエチレンを53rr1:1.%含有するプロピレ
ンランダムへ重合体23重驕%とを含有する。
(ホモPP−1) 極限粘度[ηJが2.21 d見/gであるとともに密
度が0.899 g / c rr+’であるプロピレ
ン単独重合体である。
(ホモPP−2) 極限粘度[η]が163 d交/gであり、?F:度が
0.9f13 g / Crn’であるプロピレン単独
重合体である。
なお、核剤を含有すると共に熱処理前のいずれの重合体
もその融点は163〜184℃である。
(ρTBBA−A交) p−t−ブ4ルヘノンエートのアルミニウム塩(タルク
: ゼ均粒径約1メLm 測定法 曲げ弾性率− J I S  K7203ニ準拠シタ。
アイゾツト衝撃強さ: J I S  K7110に準拠した 熱変形温度; J T S  K720?に準拠した。
ロックウェル硬度: J I S  K7!02に準拠した。
手続補正書 昭和61年6月13日

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリプロピレン樹脂とこのポリプロピレン樹脂1
    00重量部に対して0.005〜1重量部の割合で配合
    された核剤とを含有する組成物を成形してなる成形体を
    、155〜170℃の範囲で、熱処理することを特徴と
    するポリプロピレン樹脂成形体の製造方法。
  2. (2)前記ポリプロピレン樹脂はその融点が160〜1
    65℃である前記特許請求の範囲第1項に記載のポリプ
    ロピレン樹脂成形体の製造方法。
  3. (3)前記ポリプロピレン樹脂は、その極限粘度[η]
    が1.0〜4.0dl/gで、アイソタクチックペンタ
    ッド分率[I]が次式 [I]≧−1.02[η]+96.0、 を満足するプロピレン単独重合体である前記特許請求の
    範囲第1項または第2項に記載のポリプロピレン樹脂成
    形体の製造方法。
  4. (4)、前記ポリプロピレン樹脂は、(a)モノマーユ
    ニットとしてプロピレン以外のα−オレフィンを2重量
    %以下で含有すると共に極限粘度[η]が0.9〜4.
    0dl/gであるプロピレン単独重合体および/または
    プロピレン共重合体55〜95重量%、ならびに(b)
    モノマーユニットとしてプロピレン以外のα−オレフィ
    ンを15〜80重量%で含有すると共に極限粘度[η]
    が2〜10dl/gであるプロピレン共重合体45〜5
    重量%からなる組成物である前記特許請求の範囲第1項
    または第2項に記載のポリプロピレン樹脂成形体の製造
    方法。
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