JP2003080521A - 結晶性樹脂の成形方法およびその成形体 - Google Patents
結晶性樹脂の成形方法およびその成形体Info
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Abstract
に、反りやヒケ等の変形を防止できる結晶性樹脂の成形
方法を提供する。 【解決手段】 金型1内に結晶性樹脂を射出して得た第
1次成形品50Aを、金型1内に保持したまま当該金型
1の温度を結晶性樹脂の融点±5℃に昇温するととも
に、金型1内で再結晶化するまで保持して第2次成形品
とし、その後、金型1を加圧しながら降温して第2次成
形品50Bを取り出す結晶性樹脂の成形方法とする。こ
れにより、第2次成形品は最高結晶化度に近い結晶化を
得ることができ、その結果、第2次成形品の融点が第1
次成形品の融点より高くなり、これにより、剛性、耐熱
性等が向上し、物性の向上を図ることができる。
Description
方法に係り、詳しくは、PP等の結晶性樹脂を用いて、
耐熱性、剛性等の物性向上に優れた成形品を得ることの
できる結晶性樹脂の成形方法に関する。
であり、剛性、耐薬品性、成形性等に優れているので、
各種の容器や、包装材料等の分野で広く使用されてい
る。しかし、低温での耐衝撃性に劣ること等から、例え
ば、エチレン等と共重合させたり、EPR等のゴム類を
配合させたりして、プロピレン重合体やプロピレン重合
体組成物を形成することが行われ、これらを利用して、
自動車部品、家電製品等の工業分野に広く利用されてい
る。一方で、PP製造物に上記剛性、耐薬品性、成形
性、耐衝撃性等の性質の他に、さらに、例えば耐熱性、
大きな硬度が必要とされることがある。
P製造物に所定の熱処理を行い、耐熱性、剛性等の物性
を向上させようとすることが行われており、このこと
は、例えば、(1)特公平6−2826号公報、(2)
特公平5−34380号公報、(3)特公平6−434
62号公報に開示されている。すなわち、(1)特公平
6−2826号公報によれば、PPと核剤からなる組成
物を成形してなる未配向の成形品を、155〜170℃
に、特に158〜168℃に、かつ、前記組成物の融点
±4℃の温度範囲で熱処理することが開示されている。 (2)特公平5−34380号公報によれば、前躯体組
成物の成形物を、155〜170℃に、特に158〜1
68℃に、かつ、前記躯体組成物の融点±4℃の温度範
囲で熱処理することが開示されている。 (3)特公平6−43462号公報によれば、プロピレ
ン単独重合体を、155〜170℃に、特に158〜1
68℃に、かつ、前記プロピレン単独重合体の融点±4
℃の温度範囲で熱処理することが開示されている。ま
た、これらの(1)〜(3)の公報によれば、PP/核
剤からなる組成物を射出、射出圧縮、中空、押出成形等
で成形し、それによって得られた成形品を加熱してい
る。そして、この加熱方法として、(1)前記温度範囲に
保持した金型内で加熱する方法、(2)前記温度範囲に保
持したロール面あるいは熱板面に接触させる方法、(3)
窒素、アルゴン等のガス、シリコンオイル等の不活性液
体中に浸漬する方法、が開示されている。そして、加熱
時間は、(1)〜(3)の公報とも1秒以上、好ましく
は1秒〜60分とされており、実施例では10分となっ
ている。
は、成形品の熱処理方法が記載されているのみで、商業
ベースでの成形方法については記載されておらず、物性
を向上させ、かつ、反りやヒケを生じない成形品の成形
方法の開発が望まれている。また、前記各公報の各熱処
理方法によれば、成形品を熱処理しただけであるため、
その成形品を取り出した後、反りやヒケが生じ、良品の
成形品を得にくい場合が生じる。
向上を図れるとともに、反りやヒケ等の変形を防止でき
る結晶性樹脂の成形方法およびその成形体を提供するこ
とにある。
内で結晶性樹脂を成形して得た第1次成形品を、前記金
型内に保持したまま当該金型の温度を前記結晶性樹脂の
成形前の融点±5℃に昇温するとともに、前記金型内で
再結晶化するまで保持して第2次成形品とし、その後、
前記金型を加圧しながら降温して前記第2次成形品を取
り出すことを特徴とする結晶性樹脂の成形方法である。
は、金型内に保持された状態で金型の温度を結晶性樹脂
の成形前の融点±5℃に昇温され、その温度で再結晶化
して融点の高い第2次成形品となる。その結果、剛性、
耐熱性等が向上し、物性の向上を図ることができる。ま
た、第2次成形品の取り出しは、金型を加圧しながら降
温して行われるので、加圧することにより、成形品の面
転写が向上する。また、融点付近まで昇温するため、残
留応力が低減して、反りや変形を防止することができ
る。
置を採用することができる。 (1)材料 結晶性樹脂としては、ポリオレフィン(PP、PE、ポ
リブテン等)、ポリアミド(6Ny、6.6Ny等)、
ポリエステル(PET、PBT等)PC、PPS、PP
E等を採用することができる。 (2)熱処理前の成形 第1次成形品を得るための成形は、射出、射出圧縮、中
空、プレス、押出成形等、公知の方法で行ってよい。こ
の際、金型温度を成形材料の結晶化温度以下に設定して
おくことが好ましくい。金型は、充填した成形材料を均
一に温度制御できるものであれば特に制限はない。ま
た、加熱方法としては、例えば、金型の内部に中空部が
あり、その中空部にスチーム等のガス、液体、ミスト状
の流体を導入排出させたり、高周波加熱、カートリッジ
ヒータ等を用いることで、金型温度を均一にかつ迅速に
温度制御できるようなものを使用することができる。ま
た、金型のキャビティ内面の裏側に、ロッド状ヒータを
複数埋め込み、このヒータにより加熱するようにした金
型も好適である(キャビティ内面から透視すると、ロッ
ド状ヒータが、蜂の巣状か、縞状に並んでいる)。
化すれば特に制限はないが、1分〜120分が好まし
く、特に10分〜60分である。 (4)降温工程 降温工程において行う加圧は、第2次成形品が破損、変
形しなければ特に制限はない。また、降温速度は特に制
限はない。
成形して得た第1次成形品を、前記金型内に保持したま
ま当該金型の温度を前記結晶性樹脂の成形前の融点±5
℃に昇温させた後、1℃/分以下の昇温速度で前記結晶
性樹脂の成形前の融点+5℃〜融点+10℃に昇温して
第2次成形品とし、その後、前記金型を加圧しながら降
温して前記第2次成形品を取り出すことを特徴とする結
晶性樹脂の成形方法である。
は、金型内に保持された状態で金型の温度を結晶性樹脂
の成形前の融点±5℃に昇温され、さらに、1℃/分以
下の昇温速度で結晶性樹脂の成形前の融点+5℃〜融点
+10℃に昇温され、その温度で再結晶化して第1次成
形品より耐熱性、剛性に優れた第2次成形品となる。第
2次成形品では、結晶性樹脂の成形前の融点±5℃〜融
点+10℃で昇温されるので、再結晶部が溶融するおそ
れもなく、また、最高結晶化度に近い結晶化を得ること
ができ、その結果、融点の高い成形品とすることがで
き、剛性、耐熱性等が向上し物性の向上を図ることがで
きる。また、1℃/分以下の昇温速度で結晶性樹脂の成
形前の融点+5℃〜融点+10℃に昇温されるので、折
角再結晶化させた部分が溶融することを防止できる。さ
らに、第2次成形品の取り出しは、金型を加圧しながら
降温して行われるので、加圧することにより、成形品の
面転写が向上する。また、融点付近まで昇温するため、
残留応力が低減して、反りや変形を防止することができ
る。
熱処理工程、降温工程は、前記請求項1の発明と同様に
行われる。ここで、熱処理工程において、再結晶化に伴
う融点上昇速度は、1℃/分以下であればよく、好まし
くは0.5℃/分以下、特に0.1/分以下であればよ
い。
脂を成形して得た第1次成形品を取り出し、その第1次
成形品を、予め金型温度が前記結晶性樹脂の成形前の融
点±5℃、好ましくは成形前の融点−5℃〜融点+2℃
に昇温され、かつ、前記成形品と同一のキャビティを持
つ第2金型に移すとともに、この第2金型内で再結晶化
するまで保持して第2次成形品とし、その後、前記第2
金型を加圧しながら降温して前記第2次成形品を取り出
すことを特徴とする結晶性樹脂の成形方法である。
は、第1金型で成形された後取り出されて、第2金型に
移され、その第2金型で第2次成形品とされる。第2金
型において結晶性樹脂の成形前の融点±5℃、好ましく
は成形前の融点−5℃〜融点+2℃に昇温されるので、
第2次成形品は一部表面が溶けるおそれもなく、最高結
晶化度に近い結晶化を得ることができ、その結果、融点
の高い成形品とすることができ、剛性、耐熱性等が向上
し、物性の向上を図ることができる。また、第1金型で
成形した第1次成形品を取り出して、予め加熱された第
2金型に移すので、最初から一つの金型で成形し、かつ
昇温して第2次成形品とする場合と比べて、成形サイク
ルを短縮化することができる。さらに、第2次成形品の
取り出しは、金型を加圧しながら降温して行われるの
で、加圧することにより、成形品の面転写が向上する。
また、融点付近まで昇温するため、残留応力が低減し
て、反りや変形を防止することができる。
ける材料、熱処理前の成形、熱処理工程、降温工程と同
様の工程が行われ、降温工程後、第2次成形品の取り出
しが行われる。
脂を成形して得た第1次成形品を取り出し、その第1次
成形品を当該第1次成形品と同一のキャビティを持つ第
2金型に移し、その第2金型の温度を前記結晶性樹脂の
成形前の融点±5℃に昇温させた後、1℃/分以下の昇
温速度で前記結晶性樹脂の成形前の融点+5℃〜融点+
10℃に昇温して第2次成形品とし、その後、前記第2
金型を加圧しながら降温して前記第2次成形品を取り出
すことを特徴とする結晶性樹脂の成形方法である。
は、第1金型で成形された後、第2金型に移され、かつ
保持された状態で金型の温度を結晶性樹脂の成形前の融
点±5℃に昇温され、さらに、1℃/分以下の昇温速度
で結晶性樹脂の成形前の融点+5℃〜融点+10℃に昇
温される間に再結晶化して第2次成形品となる。第2次
成形品では、結晶性樹脂の成形前の融点±5℃〜融点+
10℃で昇温されるので、再結晶部が溶融するおそれも
なく、また、最高結晶化度に近い結晶化を得ることがで
き、その結果、剛性、耐熱性等が向上し、物性の向上を
図ることができる。また、第1金型で成形した第1次成
形品を取り出して第2金型に移すので、第2金型で昇温
して第2成形物を形成する間に、第1金型で第1次成形
品を成形でき、これにより、最初から一つの金型で成形
し、かつ昇温して第2次成形品とする場合と比べて、成
形サイクルを短縮化することができる。さらに、1℃/
分以下の昇温速度で結晶性樹脂の成形前の融点+5℃〜
融点+10℃に昇温されるので、折角再結晶化させた部
分が溶融することを防止できる。また、第2次成形品の
取り出しは、金型を加圧しながら降温して行われるの
で、加圧することにより、成形品の面転写が向上する。
また、融点付近まで昇温するため、残留応力が低減し
て、反りや変形を防止することができる。
ける材料、熱処理前の成形、熱処理工程、降温工程と同
様の工程が行われ、降温工程後、第2次成形品の取り出
しが行われる。ここで、熱処理工程において、再結晶化
に伴う融点上昇速度は、1℃/分以下であればよく、好
ましくは0.5℃/分以下、特に0.1/分以下であれ
ばよい。
4のいずれかに記載の結晶性樹脂の成形方法により成形
されることを特徴とする成形体である。このような本発
明によれば、剛性、耐熱性等の物性の向上を図れるとと
もに、反りやヒケ等の変形を防止できる成形体を形成す
ることができる。
の成形方法の実施形態を説明する。第1実施形態は、金
型内に結晶性樹脂を射出して得た第1次成形品を、金型
内に保持したまま、その金型の温度を結晶性樹脂の融点
±5℃に昇温するとともに、金型内で再結晶化するまで
保持して第2次成形品とし、その後、金型を加圧しなが
ら降温して第2次成形品を取り出すものである。
成形材料としては、結晶性熱可塑性樹脂であれば特に制
限はないが、例えば、ポリオレフィン(PP、PE、ポ
リブテン等)、ポリアミド(6Ny、6.6Ny等)、
ポリエステル(PET、PBT等)PC、PPS、PP
E等が使用される。PPの場合、例えば、プロピレン重
合体やプロピレン重合体組成物等が使用可能とされてい
る。
成形方法としては、射出、射出圧縮、中空、プレス、お
よび押出成形等、公知の方法でよいが、成形時に金型温
度を成形材料の結晶化温度以下に設定することが好まし
い。また、成形を行うための金型は、充填した成形材料
を均一に温度制御することができるものであれば特に制
限はない。
(B)に示すように、四角形状の第1次成形品50Aを
得るためのキャビティ1Aを備えた金型1が採用されて
いる。すなわち、金型1は、固定金型2および可動金型
3を備えて構成され、固定金型2は、図示しない射出圧
縮成形機に移動不可能に固定されるものである。可動金
型3は、上記射出圧縮成形機に移動可能に設けられたも
のであり、また、可動金型3の図中左側には、図示しな
い型締装置が配置されている。そして、この型締装置で
可動金型3を固定金型2に向かって押圧することによ
り、金型1が閉鎖される。また、固定金型2には、図示
しないがスプールおよびランナが設けられ、それらを経
由してPP等の結晶性樹脂が前記キャビティ1A内に注
入され、これにより、前記第1次成形品50Aが形成さ
れるようになっている。
この中空部3Aには、それぞれ弁4A、5Aを有する複
数本の熱媒導入管4と熱媒排出管5との一部が設けられ
ている。また、可動金型3内には中空部3Aとキャビテ
ィ1Aとにわたって複数本の温度センサ6が設けられ、
キャビティ1A内の成形品の温度を常に計測できるよう
になっている。そして、熱媒導入管4から、スチーム等
のガス、液体、ミスト状の流体が導入されるとともに、
これらのガス等が熱媒排出管5から排出されるようにな
っており、温度センサ6による温度計測に基づき、金型
1の温度を、均一にかつ迅速に温度制御できるようにな
っている。
な金型11を用いてもよい。この金型11は、固定金型
12および可動金型13を備えて構成され、可動金型1
3のキャビティ11A内面の裏側に、センサー付ロッド
状ヒータ14が複数埋め込まれて形成されている。これ
らのセンサー付ロッド状ヒータ14は、多数本のロッド
を蜂の巣状あるいは縞状に並べて一束に形成され、それ
ぞれの束毎に電源への配線15が接続されている。従っ
て、電源から配線15を介して可動金型13へ電流が流
されることにより、可動金型13が加熱され、昇温され
るようになっている。
前述のような成形方法で得た第1次成形品50Aを金型
1に入れたままで、当該金型1を加熱して、PP等の使
用材料の成形前の融点±5℃まで昇温するとともに、そ
の状態で再結晶化するまで保持し、再結晶化したとき、
成形体である第2次成形品50Bが形成される。この際
の昇温速度は特に制限はない。また、熱処理時間は十分
に再結晶化すれば特に制限はないが、1分〜120分が
好ましく、特に10分〜60分であれば最適である。こ
こで、熱処理時間が1分未満の場合は、再結晶化が十分
に進行しないおそれがあり、また、120分を超える
と、長く熱処理した割には再結晶化の進行度が進まず、
成形品の結晶化度が頭打ちになり、その結果、かかった
費用に対する効果および、かかった手間に対する効果が
少ない場合が多い。なお、金型1に替えて金型11を使
用してもよい。
形前の融点−5℃未満の場合は、再結晶化は進むが、そ
の成形材料が到達できる最高結晶化度に比べて、充分に
結晶化が進行せず、従って、耐熱性、剛性向上効果が劣
るものとなる。一方、加熱温度がPP等の成形材料の成
形前の融点+5℃を超えると、熱処理工程の最初の段階
で、成形材料の表面が溶融するため、かえって再結晶化
が進行しない。なお、金型温度より成形品温度は同等か
若干低くなるため、熱処理工程の最初の段階で、金型温
度が、成形材料の成形前の融点より+5℃以内で高温の
場合は、成形品表面の結晶を溶融するおそれは低い。ま
た、熱処理工程が進むと、成形品の再結晶化が進行し、
その融点は、成形材料の成形前の融点より高くなるた
め、金型温度が成形前の融点±5℃になっても、結晶部
が溶融するおそれはなくなる。
り出すために降温することになるが、本実施形態の降温
工程としては、加圧しながら降温するようになってい
る。ここで、加圧しないで降温すると、金型外に取り出
した第2次成形品に反りや歪み、ヒケが発生する。加圧
は、第2次成形品が破損、変形しない程度に行われれば
よく、圧力の大きさは特に制限はない。また、降温速度
は特に制限はない。
うな効果がある。 (1) 第1次成形品は、金型内に保持された状態で金型の
温度をPP等の成形材料の成形前の融点±5℃に昇温さ
れ、その温度で再結晶化して融点の高い第2次成形品と
なる。その結果、第2次成形品の融点が第1次成形品の
融点より高くなり、これにより、剛性、耐熱性等が向上
し、物性の向上を図ることができる。
圧しながら降温して行われるので、加圧することによ
り、成形品の面転写が向上する。また、融点付近まで昇
温するため、残留応力が低減して、反りや変形を防止す
ることができる。
形態を説明する。第2実施形態は、金型内に結晶性樹脂
(PP等の成形材料)を射出して得た第1次成形品50
Aを、金型1または金型11内に保持したまま、その金
型1,11の温度をPP等の成形材料の成形前の融点±
5℃に昇温するとともに、1℃/分以下の昇温速度で成
形前の融点+5℃〜融点+10℃に昇温して第2次成形
品50Bとし、その後、金型1,11を加圧しながら降
温して第2次成形品50Bを取り出すものである。
は、前記第1実施形態と同様のものが使用される。ま
た、熱処理前の成形方法、つまり、第1次成形品を得る
ための成形方法についても前記第1実施形態と同じであ
り、使用する金型も第1実施形態の金型1、金型11が
使用される。
ず、前述のような成形方法で得た第1次成形品50Aを
金型1または金型11に入れたままで、その金型1,1
1を加熱して、PP等の成形材料の成形前の融点±5℃
まで、好ましくは、成形材料の成形前の融点−5℃〜融
点+3℃まで昇温し、再結晶化したとき、第2成形品5
0Bが形成される。なお、この際の昇温速度は特に制限
はなく、素早く昇温させてもよい。また、熱処理時間
は、前記第1実施形態と同様、1分〜120分が好まし
く、特に10分〜60分である。
形材料の成形前の融点−5℃未満の場合は、必要以上に
熱処理時間がかかる。
て、成形材料がその成形前の融点+5℃〜融点+10℃
の温度となるまで金型1または金型11を昇温する。な
お、後述する実施例のように、熱処理工程の最後に融点
+10℃になるように金型を昇温してもよく、熱処理工
程の途中で融点+10℃まで昇温し、その後熱処理工程
の最後までその温度を保持してもよい。
の成形前の融点+10℃を超えると、再結晶部が溶融し
て、耐熱性、剛性向上が十分でなくなるおそれが生じ
る。最高温度が成形材料の成形前の融点+5℃未満の場
合は、前述したように、耐熱性、剛性向上効果が劣るも
のとなる。成形材料の成形前の融点+5℃から融点+1
0℃に昇温する速度は、本来は金型内の成形品が再結晶
化することに伴う、樹脂の融点上昇速度と同じか、少し
遅ければよく、特に制限するものではない。前記昇温速
度が速いと、折角再結晶化させた部分が溶融してしま
い、耐熱性、剛性向上効果が劣ることになる。成形材料
により、再結晶化に伴う融点上昇速度は異なるが、1℃
/分以下、好ましくは0.5℃/分以下、特に0.1℃
/分以下であれば、折角再結晶化させた部分が溶融する
等のトラブルをほぼ防げる。
ために降温することになるが、本実施形態の降温工程と
しては、前記第1実施形態と同じである。
(1) 、(2) と同様の効果の他、次のような効果がある。 (3) 1℃/分以下の昇温速度で成形材料の成形前の融点
+5℃〜融点+10℃に昇温されるので、折角再結晶化
させた部分が溶融することを防止できる。
の第3実施形態を説明する。第3実施形態は、第1金型
内に結晶性樹脂(PP等の成形材料)を射出して得た第
1次成形品50Aを取り出し、その第1次成形品50A
を、予め金型温度が成形材料の成形前の融点±5℃に昇
温され、かつ、成形品50Aと同一のキャビティを持つ
第2金型1または第2金型11に移すとともに、この第
2金型1,11内で再結晶化するまで保持して第2次成
形品50Bとし、その後、第2金型1,11を加圧しな
がら降温して第2次成形品50Bを取り出すものであ
る。つまり、この第3実施形態は、第1次成形品の成形
後に、一旦その第1次成形品を取り出す点が、前記第
1、第2実施形態と異なる。なお、第3実施形態では、
前記金型1または金型11を第2金型として説明してあ
る。
料、熱処理前の成形は、前記第1実施形態と同様であ
り、降温工程の後、第2次成形品が取り出される。
(2) と同様の効果の他、次のような効果がある。 (4) 第1次成形品は、第1金型で成形された後取り出さ
れて、第2金型に移され、その第2金型で第2次成形品
とされる。第2金型において成形材料の成形前の融点±
5℃で昇温されるので、第2次成形品は最高結晶化度に
近い結晶化を得ることができ、その結果、第2次成形品
の融点が第1次成形品の融点より高くなり、これによ
り、剛性、耐熱性等が向上し、物性の向上を図ることが
できる。
品を取り出して第2金型に移すので、最初から一つの金
型で成形し、かつ昇温して第2次成形品とする場合と比
べて、成形サイクルを短縮化することができる。
の第4実施形態を説明する。第4実施形態は、第1金型
内に結晶性樹脂(PP等の成形材料)を射出して得た第
1次成形品50Aを取り出し、その第1次成形品50A
を当該第1次成形品50Aと同一のキャビティを持つ第
2金型1または金型11に移し、その第2金型1,11
の温度を成形材料の成形前の融点±5℃に昇温するとと
もに、1℃/分以下の昇温速度で成形材料の成形前の融
点+5℃〜融点+10℃に昇温して第2次成形品50B
とし、その後、第2金型1,11を加圧しながら降温し
て第2次成形品50Bを取り出すものである。なお、第
4実施形態では、前記金型1または金型11を第2金型
として説明してある。
料、熱処理前の成形は、前記第1実施形態と同様であ
り、降温工程の後、第2次成形品が取り出される。
(2) 、(4) と同様の効果の他、次のような効果がある。 (6) 第1金型で成形した第1次成形品を取り出して第2
金型に移すので、最初から一つの金型で成形し、かつ昇
温して第2次成形品とする場合と比べて、成形サイクル
を短縮化することができる。
に具体的な実施例に基づいて説明する。 〔実施例〕本実施例は、本発明に基づく結晶性樹脂の製
造方法により前記第2成形品を得るものである。本実施
例では、前述のような、成形工程、熱処理工程、降温工
程を順次行い、最後に第2成形品を取り出す。
および成形条件等により成形を行った。 (1)最初の成形工程(第1次成形品を得るための成
形)。 使用樹脂;J2000GP(出光石油化学製;融点16
1.6℃)。 金型;キャビティ形状は、20cm×20cm×厚み3
mmの平板状。 金型内には、図1に示すような熱媒導入管4および熱媒
排出管5を含み構成された加熱冷却システムおよび温度
センサ6が配列されており、温度センサ6によりキャビ
ティ11A内面の複数箇所の温度を測定できるようにな
っている。成形温度240℃、金型温度80℃で射出成
形した。
図4に示すように、そのままの状態で加熱冷却システム
を加熱して金型温度を161℃まで昇温し、その温度で
60分保持して第2次成形品50Bを形成した。このと
き、キャビティ内面の9箇所の温度を温度センサ6で検
出したところ、159℃〜162℃内に制御できてい
た。60分経過後に、加熱冷却システムを停止し、10
MPaで型締めするとともに80℃まで冷却し、金型1
を開いて第2次成形品50Bを取り出した。得られた第
2次成形品50Bを平滑な面において、反りをチェック
したが反りはなかった。その後、1日おいて同様にチェ
ックしても反りはなかった。また、第2次成形品50B
の一部を削り取り、図7に示すように、DSCで融点を
測定した結果、178.9℃であった。
は、実施例1と同様に行った。このとき、キャビティ内
面の9箇所の温度は160℃〜164℃内に制御できて
いた。その後、実施例1と同様に、取り出した第2次成
形品50Bの反りと融点を測定した結果、反りはなかっ
た。また、融点は178.8℃であった。
は、実施例1と同様に行った。このとき、キャビティ内
面の9箇所の温度は157℃〜161℃内に制御できて
いた。その後、実施例1と同様に、取り出した第2次成
形品50Aの反りと融点を測定した結果、反りはなかっ
た。また、融点は176.3℃であった。
は、実施例1と同様に行った。このとき、キャビティ内
面の9箇所の温度は151℃〜157℃内に制御できて
いた。その後、実施例1と同様に、取り出した第2次成
形品50Bの反りと融点を測定した結果、反りはなかっ
たが、図8に示すように、融点は164.7℃であっ
た。 (6)比較例2 熱処理時間を10分とした以外は比較例1と同様に行っ
た。このとき、キャビティ内面の9箇所の温度は152
℃〜157℃内に制御できていた。その後、比較例1と
同様に、取り出した第2次成形品50Bの反りと融点を
測定した結果、反りはなかったが、融点は170.5℃
であった。
た。このとき、キャビティ内面の9箇所の温度は151
℃〜157℃内に制御できていた。その後、比較例1と
同様に、取り出した第2次成形品50Bの反りと融点を
測定した結果、反りはなかったが、融点は171.9℃
であった。 (8)比較例4 金型温度を160℃とした以外は比較例1と同様に行っ
た。このとき、キャビティ内面の9箇所の温度は158
℃〜162℃内に制御できていた。その後、比較例1と
同様に、取り出した第2次成形品50Bの反りと融点を
測定した結果、反りはなかったが、融点は172.4℃
であった。
3および比較例1〜比較例4とも、第2次成形品50B
の反りはないが、実施例1〜実施例3方が、比較例1〜
比較例4に対して、いずれも融点が高く、その結果、実
施例1〜実施例3の方が、剛性、耐熱性等の物性に優れ
ていることがわかる。
図4に示すように、金型内に第1次成形品50Aを保持
したままの状態で、加熱冷却システムのスチームで加熱
して、金型温度を155℃まで昇温した後、スチームの
出力を下げて昇温速度を0.1℃/分になるように調整
し、その条件で170℃まで昇温させ第2次成形品50
Bを成形した。金型温度が170℃になった後、スチー
ムを切り、10MPaで型締めして80℃まで冷却し、
金型を開いて第2次成形品50Bを取り出した。得られ
た第2次成形品50Bを平滑な面において、反りをチェ
ックしたが反りはなかった。その後、1日おいて同様に
チェックしても反りはなかった。また、第2次成形品5
0Bの一部を削り取り、前述と同様にDSCで融点を測
定した結果、178.3℃であった。
1.0℃/分として167℃まで昇温させ、金型温度が
167℃になった後、スチームを切って降温させた以外
は、実施例4と同様に行った。その後、実施例4と同様
に、取り出した第2次成形品50Bの反りと融点を測定
した結果、反りはなかった。また、融点は175.0℃
であった。
1.0℃/分として160℃まで昇温させ、金型温度が
160℃になった後、スチームを切って降温させた以外
は、実施例4と同様に行った。その後、実施例4と同様
に、取り出した第2次成形品50Bの反りと融点を測定
した結果、反りはなかったが、融点は168.5℃であ
った。
理工程を終わらせたこと以外は、実施例4と同様に行っ
た。その後、実施例4と同様に、取り出した第2次成形
品50Bの反りと融点を測定した結果、反りはなかった
が、融点は163.4℃であった。
び比較例5,6とも、第2次成形品50Bの反りはない
が、実施例4,5の方が、比較例5,6に対して、融点
が温度高く、その結果、実施例4,5の方が、剛性、耐
熱性等の物性に優れていることがわかる。
次成形品50Aを一旦取り出し、予め温度を161℃ま
で昇温した第2金型に移し、その第2金型で60分保持
して第2次成形品50Bを形成し、60分経過後に、ス
チームを切り、10MPaで型締めして80℃まで冷却
し、第2次成形品50Bを取り出した。このとき、キャ
ビティ内面の9箇所の温度を温度センサ6で検出したと
ころ、159℃〜162℃内に制御できていた。その
後、取り出した第2次成形品50Bの反りと融点を測定
した結果、反りはなかった。また、融点は179.8℃
であった。
は実施例6と同様に行った。このとき、キャビティ内面
の9箇所の温度を温度センサ6で検出したところ、16
0℃〜164℃内に制御できていた。その後、実施例6
と同様に、取り出した第2次成形品50Bの反りと融点
を測定した結果、反りはなかった。また、融点は17
7.5℃であった。 (15)実施例8 熱処理温度を160℃、熱処理時間を30分とした以外
は実施例6と同様に行った。このとき、キャビティ内面
の9箇所の温度を温度センサ6で検出したところ、15
7℃〜162℃内に制御できていた。その後、実施例6
と同様に、取り出した第2次成形品50Bの反りと融点
を測定した結果、反りはなかったが、融点は176.3
℃であった。
実施例6と同様に行った。このとき、キャビティ内面の
9箇所の温度を温度センサ6で検出したところ、152
℃〜157℃内に制御できていた。その後、実施例6と
同様に、取り出した第2次成形品50Bの融点を測定し
た結果、融点は162.8℃であった。 (17)比較例8 熱処理温度を155℃、保持時間を10分とした以外
は、実施例6と同様に行った。このとき、9箇所のキャ
ビティ内面の温度を温度センサ6で検出したところ、1
52℃〜157℃内に制御できていた。その後、実施例
6と同様に、取り出した第2次成形品の融点を測定した
結果、融点は166.2℃であった。
は、実施例6と同様に行った。このとき、9箇所のキャ
ビティ内面の温度を温度センサ6で検出したところ、1
52℃〜156℃内に制御できていた。その後、実施例
6と同様に、取り出した第2次成形品50Bの融点を測
定した結果、融点は165.2℃であった。
実施例6と同様に行った。このとき、9箇所のキャビテ
ィ内面の温度を温度センサ6で検出したところ、152
℃〜158℃内に制御できていた。その後、実施例6と
同様に、取り出した第2次成形品50Bの融点を測定し
た結果、融点は170.8℃であった。
が、比較例7〜10に対して、融点が高く、その結果、
実施例6〜8の方が、剛性、耐熱性等の物性に優れてい
るとともに、第2次成形品の反りもなく、この点からも
優れていることがわかる。
1次成形品50Aを一旦取り出し、第1金型と同一のキ
ャビティを持つ第2金型に移して、その第2金型内で1
55℃まで昇温した後、昇温速度を0.1℃/分で17
0℃まで昇温させて熱処理工程を終わらせ、金型温度を
170℃まで昇温した後、スチームを切り、10MPa
で型締めして80℃まで冷却し、第2成形品50Bを取
り出した。その後、取り出した第2成形品50Bの反り
と融点を測定した結果、反りはなかった。また、融点は
177.3℃であった。
以外は、実施例9と同様に行った。その後、取り出した
第2次成形品50Bの反りと融点を測定した結果、反り
はなかった。また、融点は175.0℃であった。
は、実施例9と同様に行った。その後、取り出した第2
次成形品50Bの反りと融点を測定した結果、反りはな
かったが、融点は165.6℃であった。
以外は、比較例11と同様に行った。その後、取り出し
た第2次成形品50Bの反りと融点を測定した結果、反
りはなかったが、融点は168.5℃であった。ちなみ
に、表1に記載したブランクの欄は、PPをそのまま射
出成形したもので、その融点は161.6℃である。
よび比較例11,12とも第2次成形品の反りはない
が、実施例9,10の方が融点が高く、その結果、実施
例9,10の方が、剛性、耐熱性等の物性に優れている
ことがわかる。
形方法によれば、剛性、耐熱性等の物性の向上を図れる
とともに、反りやヒケ等の変形を防止できる。
で使用する金型を表し、図1(A)は図1(B)のA−
A線に沿った金型の縦断面図、(B)は可動金型の平面
図である。
で使用される他の金型を表し、図2(A)は図2(B)
のA−A線に沿った金型の縦断面図、(B)は可動金型
の平面図である。
を示し、図3(A)は第1〜第3実施例および比較例1
〜比較例4、図3(B)は第4、第5実施例および比較
例5、比較例6の成形方法を示す図である。
示す図である。
を示し、図5(A)は第6〜第8実施例および比較例7
〜比較例10、図5(B)は第9、第10実施例および
比較例11、比較例12の成形方法を示す図である。
示す図である。
定の状態を示す図である。
の状態を示す図である。
測定の状態を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 金型内で結晶性樹脂を成形して得た第1
次成形品を、前記金型内に保持したまま当該金型の温度
を前記結晶性樹脂の成形前の融点±5℃に昇温するとと
もに、前記金型内で再結晶化するまで保持して第2次成
形品とし、その後、前記金型を加圧しながら降温して前
記第2次成形品を取り出すことを特徴とする結晶性樹脂
の成形方法。 - 【請求項2】 金型内で結晶性樹脂を成形して得た第1
次成形品を、前記金型内に保持したまま当該金型の温度
を前記結晶性樹脂の成形前の融点±5℃に昇温させた
後、1℃/分以下の昇温速度で前記結晶性樹脂の成形前
の融点+5℃〜融点+10℃に昇温して第2次成形品と
し、その後、前記金型を加圧しながら降温して前記第2
次成形品を取り出すことを特徴とする結晶性樹脂の成形
方法。 - 【請求項3】 第1金型内で結晶性樹脂を成形して得た
第1次成形品を取り出し、その第1次成形品を、予め金
型温度が前記結晶性樹脂の成形前の融点±5℃、好まし
くは成形前の融点−5℃〜融点+2℃に昇温され、か
つ、前記成形品と同一のキャビティを持つ第2金型に移
すとともに、この第2金型内で再結晶化するまで保持し
て第2次成形品とし、その後、前記第2金型を加圧しな
がら降温して前記第2次成形品を取り出すことを特徴と
する結晶性樹脂の成形方法。 - 【請求項4】 第1金型内で結晶性樹脂を成形して得た
第1次成形品を取り出し、その第1次成形品を当該第1
次成形品と同一のキャビティを持つ第2金型に移し、そ
の第2金型の温度を前記結晶性樹脂の成形前の融点±5
℃に昇温させた後、1℃/分以下の昇温速度で前記結晶
性樹脂の成形前の融点+5℃〜融点+10℃に昇温して
第2次成形品とし、その後、前記第2金型を加圧しなが
ら降温して前記第2次成形品を取り出すことを特徴とす
る結晶性樹脂の成形方法。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
載の結晶性樹脂の成形方法により成形されることを特徴
とする成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001272610A JP2003080521A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 結晶性樹脂の成形方法およびその成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001272610A JP2003080521A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 結晶性樹脂の成形方法およびその成形体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003080521A true JP2003080521A (ja) | 2003-03-19 |
Family
ID=19097956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001272610A Pending JP2003080521A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 結晶性樹脂の成形方法およびその成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003080521A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009006708A (ja) * | 2007-05-29 | 2009-01-15 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 熱可塑性樹脂成形体及びその製造方法 |
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- 2001-09-07 JP JP2001272610A patent/JP2003080521A/ja active Pending
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