JPS62253521A - アウタスライドル−フ装置 - Google Patents

アウタスライドル−フ装置

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JPS62253521A
JPS62253521A JP9620986A JP9620986A JPS62253521A JP S62253521 A JPS62253521 A JP S62253521A JP 9620986 A JP9620986 A JP 9620986A JP 9620986 A JP9620986 A JP 9620986A JP S62253521 A JPS62253521 A JP S62253521A
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roof
slide
guide
tilt
sliding
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JP9620986A
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Munetoshi Totori
十鳥 宗敏
Yoshitaka Suzuki
鈴木 善高
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Nissan Shatai Co Ltd
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Nissan Shatai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、バックドアとスライドルーフとが全開状態で
干渉し合うようになったアウタスライドルーフ装置に関
する。
(従来の技術) 従来のアウタスライドルーフ装置として、例えば、特開
昭60−146723号公報に記載されているようなも
のが知られている。
この従来の装置は、開閉スイッチを介してスライドルー
フを固定ルーフ上にスライドさせる駆動モータと、前記
スライドルーフが所定距離以上間いていることを検出す
るリミットスイッチと、バックドアの開状態を検出する
バックドアスイッチと、前記リミットスイッチと前記バ
ックドアスイッチに接続され、これら両スイッチの出力
を受けて前記バックドアが開状態で前記スライドルーフ
が所定距離以上間いているときのみ、このスライドルー
フの閉じ方向に前記駆動モータを作動させる制御回路と
からなるものであった。
従って、スライドルーフがバックドアと干渉する位置ま
で後方スライドしているときに、バックドアを開くと、
駆動モータが作動されスライドルーフが閉じ方向へスラ
イドされる。
よって、バックドアを全開位置まで開けてもスライドル
ーフと干渉することがないようにできるものであった。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来装置にあっては、バック
ドアを開けたときにスライドルーフを単に閉方向へスラ
イドさせるだけであるので、第16図に示すように、バ
ックドア01の移動量aに比べて多くのスライドルーフ
02の移動量すを必要とし、素早くバックドア01を開
けたときに対応しきれないという問題点があった。
さらに、ルーフ開口部03の面積を広くとった場合に、
バックドア01との干渉量が多くなってしまい、上記問
題がより生じるため、開口面積を広くとり難いという問
題点もあった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述のような従来の問題点を解決することを
目的とするもので、この目的達成のため本発明では、車
体のルーフにルーフの外側をスライド可能なスライドル
ーフが設けられ、かつ、その後方位置にはバックドアが
設けられ、前記スライドルーフの全開位置では少なくと
もスライドルーフの後端部がバックドアと重合する位置
関係に配置され両者を全開したとき干渉関係にあり、前
記スライドルーフと車体との間には、ガイドレールと駆
動装置とを備え、スライドルーフをスライドさせるスラ
イド機構が設けられ、入力手段として、前記バックドア
の開閉状態を検出するバックドア開閉検出手段と、前記
スライドルーフの位置が全開状態のバックドアと干渉す
る干渉位置かどうかを検出する位置検出手段と、が備え
られ、前記入力手段からの入力信号に基づき、前記スラ
イドルーフが干渉位置にあるときにバックドアが開かれ
ると、前記スライドルーフを干渉位置よりも前方位置ま
でスライドさせるように前記スライド機構を衝突回避作
動させる制御手段が設けられたアウタスライドルーフ装
置において、前記ガイドレールには、スライド機構が衝
突回避作動を行うときにスライドルーフをスライドガイ
ドする部位に、前記スライドルーフの前方スライドに伴
ってスライドルーフの後端側を斜め上方へ上昇させるよ
うにスライドガイドする上昇ガイド部が、ガイドレール
を湾曲させることにより形成されている手段とした。
(作 用) 従って、本発明の7ウタスライドルーフ装置では、ガイ
ドレールに上昇ガイド部を設けたために、衝突回避作動
時にスライドルーフは、後端側を斜め上方へ上昇しなが
ら前方へスライドするもので、それにより、少ないスラ
イド量でスライドルーフをバックドアとの干渉域外へ出
すことができる。
(実施例) 以下、第1図〜第15図に示す本発明の実施例について
詳述する。
まず、実施例の構成について説明する。
本発明実施例の7ウタスライドルーフ装置は、図に示す
ように、自動車Aのルーフ101に設けられており、ス
ライドルーフ10、メインフレーム20、ガイドフレー
ム30. チルトフレーム40、チルト機構50、スラ
イド機構60、モータ駆動制御回路70を主要な構成と
している。
また、前記ルーフ101の後方には、ルーフlO1の後
端部にヒンジ102で回動可能に取り付けられたバック
ドア103が設けられている。このバックドア103は
、全開時には第3図の想像線で示す位置まで回動される
スライドルーフ10は、前記ルーフlO1に開口された
開口部104を開閉するもので、閉状態において、ルー
フ101と同一面になるように形成されると共に、開状
態では第3図に示すように、後側固定ルーフ105の上
側に位置され、スライドルーフ10の全開位置ではスラ
イドルーフ10の少なくとも後端部がバックドア103
とは重合する位置までスライドするように配置され、か
つ、その後端部は全開時のバックドア103に干渉する
関係に設けられ、スライドルーフ10のスライド量を多
くして開口部104を大きくとるようにしたものである
また、このスライドルーフlOの前部裏面には、2枚の
ルーフブラケッ)11.11が並設され、さらに、ルー
フサイトレール部12の裏面には第1サイドガイドレー
ル13と第2サイドガイドレール14とが設けられてい
る。
そして、前記ルーフブラケットllには、下部前側に前
部ガイドローラ15が設けられ、中央部には後方下がり
の遊動長孔16が形成されている。
前記mlサイドガイドレール13は、後記前側ローラ4
31が挿入されスライドルーフlOのスライドをガイド
するもので、第1図に示すように、前端部に後方へなだ
らかに下降傾斜した第1サイド上昇ガイド部131が形
成されており、そして、中央部から後端側へはなだらか
に上昇して形成されている。
前記第2サイドガイドレール14は、後記後側ローラ4
32が挿入されスライドルーフ10のスライドをガイド
するもので、第1図に示すように、第1サイドガイドレ
ール13の上側に設けられ、前端部には後方へ急に下降
傾斜した第2サイド上昇ガイド部141が形成されてお
り、そして、中央部から後端側へは第1サイドガイドレ
ール13に近接して平行に配置されている。
尚、前記開口部104は、図に示すように、ルーフ10
1の全幅に亘って形成されており、その前後には前側固
定ルーフ106と後側固定ルーフ105とが設けられて
いる。また、再固定ルーフ105,106には、それぞ
れドリップ107.107が設けられている。
メインフレーム20は、前側固定ルーフ1゜6と後側固
定ルーフ105とを連結して車体100の強度を保持す
ると共に、この実施例装置の主な構成を支持するもので
、このメインフレーム20は、第1図に示すように、開
口部104の中央部分に前後方向へ設けられ、スライダ
ガイドレール21、駆動ワイヤガイドレール22、チル
トガイドレール23が設けられた主フレーム部24と、
該主フレーム部24から左右方向へ一体に延設された腕
フレーム部25と、で十字形に形成されている。
前記スライダガイドレール21と駆動ワイヤガイドレー
ル22とは、第7図に示すように、一体に形成されてい
る。
また、前記チルトガイドレール23は、第1図及び第1
1図に示すように短いレールで後部は僅かに上方に立ち
上げられるように折曲されてリリース部27が形成され
ている。
また、スライドガイドレール21及び駆動ワイヤガイド
レール22との後端にはストッパ28が設けられている
ガイドフレームは30、前記第1.第2サイドガイドレ
ール13,14と共にスライドルーフ10のスライドを
ガイドするもので、このガイドフレーム30は、第1図
に示すように、後部の左右両側に腕部31が形成された
T字型をしており、前端部がメインフレーム20の前端
部に支持ブラケット32と取付ブラケット33により支
軸331を中心に回動可能に支持され(第6図)、かつ
、腕部31の両端はチルト機構50の後記チルトリンク
51の中間部に回動可能に支持されている。
また、このガイドフレーム30には、第1図。
第8図に示すように、左右両側にルーフガイドレール3
4が設けられ、中央上部にチルトフレームガイドレール
35が設けられ、このチルトフレームガイドレール35
の前部両側には取付ブラケット挿通穴36,36が形成
され、この取付ブラケット挿通穴36の後方にはスプリ
ング係止穴37が形成され、また、腕部31の先端には
チルトリンク結合ビン38が設けられている(第9図)
尚、前記ルーフガイドレール34の前端部には下方へ折
曲された折曲部39が形成され、また、後端部には後ろ
下がりに湾曲されたルーフガイドレール上昇ガイド部3
00が形成されている。
このルーフガイドレール34に後述のスライド伝達ビン
835の先端のがイドローラ836及びルーフブラケッ
)11のガイドローラ15が挿入されている。
チルトフレーム40は、前記ガイドフレーム30にスラ
イド可能に設けられ、そのスライドによって前記チルト
機構50を作動させるもので、このチルトフレーム40
は、前記ガイドフレーム30と同様に左右に腕部41が
延設されたT字型状に形成され、また、前端部の取付ブ
ラケット42を取付ブラケット挿通穴36か為挿通させ
て前記チルトガイドレール23に設けられたチルトガイ
ド90に連結され、かつ、腕部41の先端には、それぞ
れルーフサイトレール部12の内側に設けられた第1サ
イドガイドレール13及び第2サイドガイドレール14
内を転勤する前側ローラ431及び後側ローラ432と
両ローラ431゜432を支持する支持ビン441.4
42が設けられ(第1図、第9図)、また、裏面には前
記ガイドフレーム30上面のチルトフレームガイドレー
ル35に嵌め合わされてスライドするスライダレール4
5が設けられている(第8図)。
前記チルトガイド90は、駆動ワイヤから入力された駆
動力をチルトフレーム40へ伝達してチルトフレーム4
0をスライドさせるもので、このチルトガイド90は、
第11図に示すように、−偏に前記メインフレーム20
のチルトガイドロールz3内を転勤する2個のチルトガ
イドローラ921.921が設けられ、他側に伝達ロー
ラ922.922が設けられたローラリンク92と、該
ローラリンク92に一端を、前記チルトフレーム40の
取付ブラケット42に他端を軸着された。
L字形のチルトガイドリンク93と、から構成されてい
る。
また、前記チルトガイドリンク93は、その折曲部分に
一端が取り付けられ、他端が前記ガイドフレーム30の
スプリング係止穴37に係止されたスプリング94によ
り、後方斜上方すなわちガイドフレーム30側へ引張ら
れ、かつ、回動付勢されており、第6図、第11図に示
すように、前記ローラリンク92の後部チルトガイドロ
ーラ921がチルトガイドレール23のリリース部27
に達したときには1.チルトガイドリンク93はスプリ
ング94によって上方へ引き上げられると共に回動され
る。
チルト機構50は、前記スライドルーフlOの後部両側
に設けられ、前記チルトフレーム40の前後スライドに
よってスライドルーフ10をチルトアップさせたり、チ
ルトアップ位置からチルトダウンさせたりするもので、
このチルト機構50は、チルトリンク51.チルトブラ
ケット52、メインフレーム側ブラケット53を備えて
いる。
前記チルトリンク51は、第9図の断面図に示すように
、中間部が前記ガイドフレーム30のチルトリンク結合
ビン38に回動可能に軸着されると共に、前記チルトブ
ラケット52にスライド可能に支持され、かつ、下端部
が下側ビン511により前記メインフレーム側ブラケッ
ト53にスライド可能に軸支され、かつ、土端部が上側
ビン512で前記チルトブラケット52にスライド可能
に支持されている。
前記メインフレーム側ブラケット53は、メインフレー
ム20の腕フレーム部25の先端部に固定され、下側ビ
ンスライド孔531が形成され、該スライド孔531に
よって前記のように、下側ビン511がブラケット53
に対しスライド可能となっている。
前記チルトブラケット52は、チルトフレーム40に対
して前記支持ビン441,442によって固定され、か
つ、チルトフレーム40のスライドに伴う移動によって
前記チルトリンク51を回動させるための結合ビンスラ
イド孔521及び上側ビンスライド孔522とが形成さ
れている。
この結合ビンスライド孔521と上側ビンスライド孔5
22とは前側に行くほど両孔521,522の距離が離
れるように形成されている。
ここでさらに、チルト機構50の作動について説明する
前記チルトリンク51は、スライドルーフ10の閉状態
で、第4図に示すように上側ビン512及びチルトリン
ク結合ビン38がそれぞれ上側ビンスライド孔522及
び結合ビンスライド孔521の後端部に位置され、下側
ビン511が下側ビンスライド孔531の後端部に位置
されている。
そこで、チルトフレーム40が後方スライドされてチル
トブラケット52が後方移動されると、」−側ビン51
2.チルトリンク結合ビン38はそれぞれ両孔522,
521に対して前方側へスライドされ、上側ビンスライ
ド孔522が前方に上向きで結合ビンスライド孔521
から離れて行くよう形成されているためチルトリンク5
1は、ガイドフレーム30に固定されたチルトリンク結
合ビン38を中心に上側ビン512が上方移動されるよ
う回動され、チルトブラケット52を持ち上げ、それと
共に、スライドルーフlOの後部を持ち上げる。
尚、チルトリンク結合ビン38は、ガイドフレーム30
の後部上昇回動に伴って回動され、下側ビン511は下
側ビンスライド孔531を前方へスライドされる。
その後、第5図に示すように、下側ビン511及び上側
ビン512がそれぞれ両スライド孔531.522の前
端に達したところで、チルトリンク51の回動が停止さ
れ、スライドルーフ10の上昇も停止されるものである
スライド機構60は、電動モータ61.駆動ワイヤ62
及び前記ルーフガイドレール34、第1、第2サイドガ
イドレール13,14から構成される。
前記電動モータ61は、この実施例装置の駆動源となる
もので、この電動モータ61は、第12図に示すモータ
駆動制御回路70により駆動制御され、メインフレーム
20の後端部の後側固定ルーフlO5の下方に配置され
、駆動ワイヤ62.62を引張り、押し出し可能に設け
られている。
前記駆動ワイヤ62は、電動モータ61の駆動力をスラ
イドルーフ10やチルトフレーム40等へ伝えるもので
、この駆動ワイヤ62は、外周にらせん状にワイヤが巻
かれギヤが形成されたワイヤが用いられ、かつ、前記メ
インフレーム20の駆動ワイヤガイドレール22内をス
ライド可能に設けられ、先端にはスライダ81が設けら
れている。
前記スライダ81は、第7図、第8図、第1O図、第1
1図に示すように、駆動ワイヤ62に連結されるプレー
ト部82と、該プレート部82の外側に設けられたリン
ク部83と、から構成され、プレート部82の下部には
ローラ821,822が設けられている。
前記プレート部82の車体中央側には、前記チルトガイ
ド90の伝達ローラ922,922に係合可能なチルト
駆動伝達部材としてのチルト駆動伝達片84が立設され
ている。
該伝達片84は前述のローラリンク92に設けられた一
対の伝達ローラ922,922の間に出入り可能に設け
られ、かつ、上部が後方に行くにしたがって下がるよう
に傾斜面が設けられている。そして、閉からチルトアッ
プ、チルトアップから閉の間は該伝達片84はローラ9
22,922間にあり、スライド中はリリース部27に
位置した後方のローラ922を前記傾斜面によって押し
上げ、ローラ922.922間から外れている。
また、前記リンク部83は、プレート部82と一体に連
結されたスライダブラケッ)831. スライダリンク
832,833から構成され、該スライダブラケット8
31には長孔834が形成され、該長孔834に、スラ
イダリンク832の下端に設けられたビンがスライド可
能に挿入され、該ビンの先端に前記ローラ821が設け
られている。
スライダブラケット831の先端にスライダリンク83
3が枢支され、スライダリンク833の先端がスライダ
リンク832の中間に枢支されている。
また、スライダリンク832の先端には、前記ルーフブ
ラケット11に形成された遊動長孔16に挿通されて、
かつ、前記ガイドフレーム30のルーフガイドレール3
4に挿し込まれる後部ガイドローラ836が先端に設け
られたスライド伝達ビン835が設けられている。
モータ駆動制御回路70は、前記電動モータ61の駆動
を制御するもので、図外の運転席近傍に配置された開閉
切換スイッチ71に接続されている。また、このモータ
駆動制御回路70には、fJTJl 2図に示すように
、前記スライドルーフ10とバックドア103との衝突
を回避するための衝突回避回路(衝突回避制御手段)7
2が設けられている。尚、前記開閉切換スイッチ71に
おいて、711は閉駆動端子で712は開駆動端子であ
る。
この衝突回避回路72は、前記スライドルーフ10がバ
ックドア103との干渉域までスライドされているとき
にバックドア103が開かれると、スライドルーフlO
を前方へスライドさせるように、前記電動モータ61の
駆動を制御するもので、半開リミットスイッチ73.パ
ックドアロツクスイッチ74に接続され、かつ、第1正
逆転リレースイツチ75、第2正逆転リレースイツチ7
6を備えている。
前記半開リミットスイッチ73は、ルーフガイドレール
34内に設けられ、前記前部ガイドローラ及び後部ガイ
ドローラ15,836の後方スライド時の通過で開状態
となり、前方スライド時の通過で閉状態となる常閉のス
イッチで、前記スライドルーフ10が、第15図に示す
ような略半開位置であって、バックドア103との干渉
域の直前位置で開閉が切り換わるように配置されている
前記パックドアロツクスイッチ74は2バツクドア10
3のロック装置(図示省略)に設けられロック解除で閉
となるスイッチである。
前記第1正逆転リレースイツチ75は、通常は端子75
1,752側に投入されていて、パックドアロツクスイ
ッチ74が閉状態になったときに端子753,754側
に切換わる。
前記第2正逆転リレースイツチ76は、半開リミットス
イッチ73が閉じられた通常状態では端子761,76
2側に投入されていて、前記スライドルーフlOが半開
位置よりも後方(干渉域)へスライドされると半開リミ
ットスイッチ73が開成されることで端子763.76
4側へ投入される。
次に、実施例の作用について説明する。
開閉切換スイッチ71を開駆動端子712に投入し電動
モータ61を開駆動(C方向への通電)させると、駆動
ワイヤ62が引張られ、第4図の状態からスライダ81
が車体後方へスライドされる。
スライダ81の後方スライドに伴ない、スライド伝達ピ
ン835がルーフガイドレール34及び遊動長孔16内
をスライドし、同時に、スライダ81のチルト駆動伝達
片84に伝達ローラ922で係合されたチルトガイド9
0も後方へスライドされる。
このスライド伝達ピン835のスライドによって、ルー
フガイドレール34及び遊動長孔16の両者が重なり合
う位置が後方へ移動し、それにより、遊動長孔16側の
ルーフブラケットllは上昇されて行く。
また、チルトガイド90の後方スライドによって、チル
トガイド90が連結されたチルトフレーム40はガイド
フレーム30に沿って後方へスライドされる。
このチルトフレーム40の後方スライドによって、前述
したように、チルト機構50がチルトアップ作動を行い
、チルトリンク51が起立方向へ回動されて、スライド
ルーフ10の後部が上昇され始める。
そして、チルトリンク51が完全に回動してチルト機構
50のチルトアップ作動が終了した時点で、第5図に示
すように2チルトガイド90は、ローラリンク92の後
端がリリース部27に達し、該リリース部27の折曲形
状にガイドされて上方へ回動されて、さらにチルト駆動
伝達片84の上部の傾斜面に後方の伝達ローラ922が
押し上げられ、該伝達片84との係合が外れた状態にな
ると共に、スプリング94によってその状態を保持され
ており、また、ルーフブラケット11は、スライド伝達
ビン835が遊動長孔16の後端に達して遊動関係を終
えると共に、上昇が終了され、また、前部ガイドローラ
15が折曲部39の上端に位置されている。
尚、このスプリング94によるチルトガイド90の姿勢
保持によって、チルトフレーム40のチルト駆動伝達片
84によらない前方へのスライドが規制されている。
上述のチルトアップ状態からさらに電動モータ61を駆
動させると、スライダ81のスライダリンク832,8
33が起立されながら、スライド伝達ビン835はルー
フガイドレール34内を後方へ移動され、既にスライド
伝達ビン835と遊動関係でなくなっているルーフブラ
ケット11を介して伝達される駆動力によって、スライ
ドルーフ10は後方へスライドを開始する。
尚、スライドルーフ10のスライドに際して、スライド
ルーフ10の中央前部はルーフブラケット11に設けら
れた前部ガイドローラ15とガイドフレーム30のルー
フガイドレール34とによってスライドガイドされ、ま
た、左右両側はルーフサイトレール部12に設けられた
両サイドガイドレール13,14とチルトフレーム40
に設けられた前側ローラ431.後側ローラ432によ
りスライドガイドされる。
そして、スライダ81がスライダガイドレール21の後
端に設けられたストッパ28に当接したところで、スラ
イドルーフ10のスライドが停止され電動モータ61の
駆動が停止される。
次に、この全開状態における衝突回避作動について説明
する。
スライドルーフ10が半開位置よりも後方へスライドさ
れると、前部ガイドローラ15及び後部ガイドローラ8
36の通過によって半開リミットスイッチ73が開成さ
れ、それによって、衝突回避回路72の第2正逆転リレ
ースイツチ76は端子763,764側へ切り換えられ
る。
そして、このスライドルーフ10の全開状態(第13図
)でバックドア103が開けられ、バックドアロックス
イッチ74が開成されると、第1正逆転リレースイツチ
75が端子753 、754側へ投入され、電動モータ
61が逆転駆動(B方向へ通電)し、スライドルーフ1
0は半開位置まで前方スライド(以後、衝突回避スライ
ドと言う)を行う。
この衝突回避スライドにおいて、スライドルーフ10は
、第13図〜第15図に示すように、ルーフガイドレー
ル上昇ガイド部300、第1サイド上昇ガイド部131
、第2サイド上昇ガイド部141によりスライドガイド
されて以下に述べるようなスライドを行う。
ルーフガイドレール上昇ガイド部300にあっては、図
に示すように、前記ガイドローラ15及び後部ガイドロ
ーラ836を結ぶ直線が、後端位置で下向きで、前方ス
ライドにより上向きに変化するようになっており、これ
により、スライドルーフ10は全開位置で後側固定ルー
フ105に接近し、全開位置からの前方スライドで後側
の部分が上昇して後側固定ルーフ105から離反するよ
うに姿勢変化する。
また、スライドルーフlOの左右部においても、第1サ
イド上昇ガイド部131の傾斜に比べて第2サイド上昇
ガイド部141の傾斜の方が急であることで、前記スラ
イドルーフ10が全開位置から前方スライドすると、後
側ローラ432に支持される位置が前側に比べ大きく上
昇し、スライドルーフ10はその姿勢を後側を上昇させ
るように変化する。
このように、スライドルーフ10は衝突回避スライド時
には後端側を上昇させながらスライドするため、全開位
置の姿勢と同じ姿勢でスライドするのに比べると少ない
スライド量で、バックドア103と干渉する範囲外へ移
動することができ。
それに要する時間も短縮できる。また、それと共に、全
開位置では後側固定ルーフ105に近接するよう姿勢変
化されるから、空気抵抗が減り、見映えも良い。
次に、スライドルーフlOを閉じる場合について説明す
る。
開閉切換スイッチ71を閉駆動端子711へ投入し電動
モータ61を閉駆動させると駆動ワイヤ62が押し出さ
れ、スライダ81がスライダガイドレール21内を前方
へスライドされる。
スライダ81の前方スライドに伴ない、スライド伝達ビ
ン835からルーフブラケットllへ駆動力が伝達され
てスライドルーフ10は前方ヘスライドされ始める。こ
のとき、遊動長孔16の位置がルーフガイドレール34
に対して下方へ移動すると、スライド伝達ビン835は
遊動長孔16内を遊動してしまうが、前部ガイドローラ
15によってルーフブラケット11がルーフガイドレー
ル34に対して下降するのが妨げられるため、スライド
伝達ビン835は、遊動することなく駆動力を伝達する
その後、スライドルーフ10の前端が前側固定ルーフ1
06に達して、チルトアップ状態になったところで、ル
ーフブラケットllの前部ガイドローラ15はルーフガ
イドレール34の折曲部39の上端に達し、また、チル
ト駆動伝達片84はローラリンク92の前側の伝達ロー
ラ922に当接する。
そして、チルト駆動伝達片84が伝達ローラ922を押
圧するとローラリンク92及びチルトガイドリンク93
はスプリング94の付勢力に抗して回動及び前方移動さ
れ、それによって、チルトガイドローラ921がリリー
ス部27から離れるとチルトフレーム40に対する位置
規制力が無くなり、チルトガイド90及びチルトフレー
ム40は前方へスライドされ、チルト機構50がチルト
ダウン作動を開始してスライドルーフ10の後部が下降
する。
また、スライドルーフ10の前部においては、前部ガイ
ドローラ15が折曲部39に達したことでルーフブラケ
ット11の前方スライドが規制されると共に、下方移動
可能となり、スライド伝達ビン835は遊動長孔16内
の遊動を開始して。
その伝達駆動力はスライドルーフ10の前部を下降させ
るよう作用される。
その後、チルトガイド90がチルトガイドレール23の
前端に達し、かつ、スライド伝達ビン835が遊動長孔
16の前端に達したところで、スライドルーフ10は完
全に閉じられて、電動モータ61の駆動が停止される。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があって
も本発明に含まれる。
例えば、ガイドレールはスライドルーフのスライドをガ
イドするものであれば実施例のものに限られないし、さ
らに、上昇ガイド部もガイドレールを湾曲させて形成し
、かつ、スライドルーフの後端側を斜め上方へ導くもの
であれば実施例4のものに限られない。
また、開口部はルーフの全幅に亘って形成せずに外周を
固定のルーフに囲まれるように形成してもよく、それと
共に、ガイドフレーム、チルトフレームも開口部の中央
部分ではなしに左右両側に設けてもよいし、また、開口
部を中央固定ルーフを挾んでルーフの左右に2ケ所設け
、その開口部のそれぞれに7ウタスライドルーフ装置を
設け、別々に開閉できるようにしても良い。
また、実施例では駆動ワイヤ及びチルトガイドのスライ
ドガイド部分としてメインフレームを設けたが、上述の
ように、開口部の左右にガイドフレーム及びチルトフレ
ームを設けた場合には、スライドガイド部分としてメイ
ンフレームを用いずに固定ルーフを用いてもよいし、ま
た、駆動装置を開口部の前側に設はガイドフレームをス
ライドガイド部分として用いてもよい。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明のアウタスライドルーフ装
置では、衝突回避作動時にスライドルーフは少ないスラ
イド量でバックドアとの干渉域外へ出すことができる手
段としたために、バックドアの開作動に対して素早く対
応することができるという効果が得られる。
さらに、この効果によりスライドルーフとバックドアと
の干渉量を多くしても、衝突回避作動に要する時間を従
来よりも短くするか、もしくは、同じにすることが可能
となって、ルーフ開口部を広くすることもできるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明アウタスライドルーフ装置の実施例の主
要部を示す分解斜視図、第2図は実施例装置を示す全体
図、第3図はスライドルーフとバックドアとの関係を示
す側面図、第4図〜第6図は実施例装置の作動を示す断
面図、第7図は第5図のX−x断面図、第8図は第5図
のY−Y断面図、第9図は第5図のZ−Z断面図、第1
0図は実施例装置の要部を示す側面図、第11図は実施
例装置の要部を示す斜視図、第12図は実施例装置のモ
ータ駆動制御回路を示す回路図、第13図〜第15図は
実施例装置の衝突回避作動を示す断面図、第16図は従
来例の作用説明図である。 10・・・スライドルーフ 13・・・第1サイドガイドレール (上昇ガイド部) 14・・・第2サイドガイドレール (上昇ガイド部) 34・・・ルーフガイドレール(ガイドレール)60・
・・スライド機構 61・・・電動モータ(駆動装置) 72・・・衝突回避回路(制御手段) 73・・・半開リミットスイッチ (位置検出手段) 74、・・・バックドアロックスイッチ(バックドア開
閉検出手段) 100・・・車体 101・・・ルーフ 103・・・バックドア 131・・・第1サイド上昇ガイド部 (上昇ガイド部) 141・・・第2サイド上昇ガイド部 (上昇ガイド部) 300・・・ルーフガイドレール上昇ガイド部(上昇ガ
イド部)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)車体のルーフにルーフの外側をスライド可能なスラ
    イドルーフが設けられ、かつ、その後方位置にはバック
    ドアが設けられ、 前記スライドルーフの全開位置では少なくともスライド
    ルーフの後端部がバックドアと重合する位置関係に配置
    され両者を全開したとき干渉関係にあり、 前記スライドルーフと車体との間には、ガイドレールと
    駆動装置とを備え、スライドルーフをスライドさせるス
    ライド機構が設けられ、 入力手段として、前記バックドアの開閉状態を検出する
    バックドア開閉検出手段と、前記スライドルーフの位置
    が全開状態のバックドアと干渉する干渉位置かどうかを
    検出する位置検出手段と、が備えられ、 前記入力手段からの入力信号に基づき、前記スライドル
    ーフが干渉位置にあるときにバックドアが開かれると、
    前記スライドルーフを干渉位置よりも前方位置までスラ
    イドさせるように前記スライド機構を衝突回避作動させ
    る制御手段が設けられたアウタスライドルーフ装置にお
    いて、 前記ガイドレールには、スライド機構が衝突回避作動を
    行うときにスライドルーフをスライドガイドする部位に
    、前記スライドルーフの前方スライドに伴ってスライド
    ルーフの後端側を斜め上方へ上昇させるようにスライド
    ガイドする上昇ガイド部が、ガイドレールを湾曲させる
    ことにより形成されていることを特徴とするアウタスラ
    イドルーフ装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57121924A (en) * 1981-01-22 1982-07-29 Nissan Motor Co Ltd Sliding roof structure for car
JPS60146723A (ja) * 1984-01-11 1985-08-02 Mazda Motor Corp 自動車のスライドル−フ装置

Patent Citations (2)

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JPS60146723A (ja) * 1984-01-11 1985-08-02 Mazda Motor Corp 自動車のスライドル−フ装置

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