JPS6225311Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6225311Y2 JPS6225311Y2 JP16907878U JP16907878U JPS6225311Y2 JP S6225311 Y2 JPS6225311 Y2 JP S6225311Y2 JP 16907878 U JP16907878 U JP 16907878U JP 16907878 U JP16907878 U JP 16907878U JP S6225311 Y2 JPS6225311 Y2 JP S6225311Y2
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- Japan
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- wire
- copper
- electrode
- tensile strength
- cutting
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- Expired
Links
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Landscapes
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はワイヤカツト用ワイヤ電極の改良に係
る。
る。
現在ワイヤカツト用ワイヤ電極として一番多い
のは普通銅線で、銅線でも軟銅線、硬銅線等があ
る。
のは普通銅線で、銅線でも軟銅線、硬銅線等があ
る。
また最近真鍮線（黄銅線）等が多く用いられる
ようになつたが、これは銅線にくらべると、真鍮
線は高い抗張力を有していて精度を出し易く、ま
た放電加工性能も良いからであるが、更に精度を
だすには抗張力のできるだけ高い線を用いて高抗
張力付与の下にガイド間を走行せしめて線のぶれ
がないようにするのが必要で、抗張力を高くして
やるには真鍮線等では無理で、例えばタングステ
ン、モリブデン、ピアノ線Cu−Be合金等を使用
する必要があり、高精度加工からは0.05〜0.3mm
φの線に約40Kg／mm2以上の抗張力を付与して使用
するのが好ましいものである。
ようになつたが、これは銅線にくらべると、真鍮
線は高い抗張力を有していて精度を出し易く、ま
た放電加工性能も良いからであるが、更に精度を
だすには抗張力のできるだけ高い線を用いて高抗
張力付与の下にガイド間を走行せしめて線のぶれ
がないようにするのが必要で、抗張力を高くして
やるには真鍮線等では無理で、例えばタングステ
ン、モリブデン、ピアノ線Cu−Be合金等を使用
する必要があり、高精度加工からは0.05〜0.3mm
φの線に約40Kg／mm2以上の抗張力を付与して使用
するのが好ましいものである。
しかしこれら高抗張力材料は一般に放電抵抗が
高く放電消費電力も高い値を示すので、通常の穿
孔、型彫等の放電加工電極材としても問題があ
り、従つてワイヤカツト用電極としては導電性の
点が下足であるだけでなく放電加工性能も真鍮等
に比べて不充分であり、このため高抗張力線に放
電抵抗が低く、放電消費電力値も低い高導電材料
を被覆することが考えられる。
高く放電消費電力も高い値を示すので、通常の穿
孔、型彫等の放電加工電極材としても問題があ
り、従つてワイヤカツト用電極としては導電性の
点が下足であるだけでなく放電加工性能も真鍮等
に比べて不充分であり、このため高抗張力線に放
電抵抗が低く、放電消費電力値も低い高導電材料
を被覆することが考えられる。
本出願人は、鉄系合金を芯線に使つてその表面
に銅を被覆してワイヤカツト電極として用いるこ
とを先に提案したのであるが、更に進んで本考案
ではこれ等抵抗の高いモリブデン線、タングステ
ン線等の材料の表面に銅、真鍮（黄銅）のように
高電導材料を用いることにより良好な結果を得る
ことができた。
に銅を被覆してワイヤカツト電極として用いるこ
とを先に提案したのであるが、更に進んで本考案
ではこれ等抵抗の高いモリブデン線、タングステ
ン線等の材料の表面に銅、真鍮（黄銅）のように
高電導材料を用いることにより良好な結果を得る
ことができた。
例えば被加工体とワイヤ電極との組合せにおい
て、鉄−タングステン（又はモリブデン等）を用
いた場合には鉄−銅を用いた場合に比して、放電
抵抗で約２倍、放電消費電力では約1.5倍の数値
を示す。
て、鉄−タングステン（又はモリブデン等）を用
いた場合には鉄−銅を用いた場合に比して、放電
抵抗で約２倍、放電消費電力では約1.5倍の数値
を示す。
しかし、抗張力では銅はタングステン（又はモ
リブデン）に比較して大幅に劣る。
リブデン）に比較して大幅に劣る。
しかして本考案に於ては、タングステン（又は
モリブデン）電極の表面に高導電材料の銅を被覆
するのにモリブデン線等の表面全体に均一でなく
部分的に各種模様、例えば螺旋縞、格子縞等を形
成するように被覆することによりワイヤ電極表面
に凹凸を形成するよう構成したものであり、この
ようにしたことによりモリブデン線等がむき出し
になつた凹部分より、高電導度の銅被覆された凸
部分での放電が生じ易く、有効に放電を分散する
ことができ、加工精度及び加工性能を向上させる
ことができ、又ワイヤ電極表面の凹凸による放熱
効果の増加に加えてモリブデン線等より融点の低
い銅被覆部に放電が分散することにより、放電に
よる銅部の蒸発が促進され、冷却効果も向上す
る。尚放電の分散というのは、被加工体に厚みが
あるので、ワイヤ電極の一部が被加工体の切断溝
に入つてから抜け出るまで何回もワイヤ電極の同
一箇所で放電を起すと、線の周囲に放電を起した
点を中心に欠落部が生じるので、断線等の原因と
もなり、このため放電がワイヤ電極の長さ方向に
均一に分散した方が加工性能、加工精度上も良い
ということである。又このように凹凸による螺旋
縞、格子縞等の各種模様を形成したことにより放
熱面積を増してワイヤ電極の冷却効果を高めた。
又抗張力として少くとも40Kg／mm2の程度以上とす
ることが、折角斯種の線と使用して加工精度の向
上をした加工を行なうこととの平衡上好ましい。
モリブデン）電極の表面に高導電材料の銅を被覆
するのにモリブデン線等の表面全体に均一でなく
部分的に各種模様、例えば螺旋縞、格子縞等を形
成するように被覆することによりワイヤ電極表面
に凹凸を形成するよう構成したものであり、この
ようにしたことによりモリブデン線等がむき出し
になつた凹部分より、高電導度の銅被覆された凸
部分での放電が生じ易く、有効に放電を分散する
ことができ、加工精度及び加工性能を向上させる
ことができ、又ワイヤ電極表面の凹凸による放熱
効果の増加に加えてモリブデン線等より融点の低
い銅被覆部に放電が分散することにより、放電に
よる銅部の蒸発が促進され、冷却効果も向上す
る。尚放電の分散というのは、被加工体に厚みが
あるので、ワイヤ電極の一部が被加工体の切断溝
に入つてから抜け出るまで何回もワイヤ電極の同
一箇所で放電を起すと、線の周囲に放電を起した
点を中心に欠落部が生じるので、断線等の原因と
もなり、このため放電がワイヤ電極の長さ方向に
均一に分散した方が加工性能、加工精度上も良い
ということである。又このように凹凸による螺旋
縞、格子縞等の各種模様を形成したことにより放
熱面積を増してワイヤ電極の冷却効果を高めた。
又抗張力として少くとも40Kg／mm2の程度以上とす
ることが、折角斯種の線と使用して加工精度の向
上をした加工を行なうこととの平衡上好ましい。
第１図ａは本考案の実施例で、一部被覆部を削
除して示したもので、１はモリブデン芯線、２は
銅被覆で該被覆は例えば格子模様３として施して
ある。尚通常模様を作るのには、芯線上にとりあ
えず銅を均一に被覆してから回転カツタ、荒ブラ
シ等を使つて振動させて適宜剥離するのが一番簡
単であるが、例えば予め被覆形成防止剤をランダ
ムに塗着して後、溶融銅槽を通過引き上げる等従
来公知の手段を使用することができる。
除して示したもので、１はモリブデン芯線、２は
銅被覆で該被覆は例えば格子模様３として施して
ある。尚通常模様を作るのには、芯線上にとりあ
えず銅を均一に被覆してから回転カツタ、荒ブラ
シ等を使つて振動させて適宜剥離するのが一番簡
単であるが、例えば予め被覆形成防止剤をランダ
ムに塗着して後、溶融銅槽を通過引き上げる等従
来公知の手段を使用することができる。
又模様としても網目のような規則模様が考えら
れる。第１図ｂ〜ｄは異る模様の１例を示してい
る。
れる。第１図ｂ〜ｄは異る模様の１例を示してい
る。
第２図は、加工精度と、ガイド間走行ワイヤ電
極への付与張力との関係を示す特性線図で、0.2
mmφM0線で、1.5Kg（47.7Kg／mm2）で加工精度の
向上がほぼ限界に達することが示されている。
極への付与張力との関係を示す特性線図で、0.2
mmφM0線で、1.5Kg（47.7Kg／mm2）で加工精度の
向上がほぼ限界に達することが示されている。
第１図ａは本考案の一部切削部をもつ実施例の
簡略構成正面図、同ｂ〜ｄは、異る模様を示す被
覆線の正面図、第２図は加工精度と、張力の関係
を示す特性図である。 図で１はモリブデン芯線、２は銅被覆線、３は
模様を施した部分。
簡略構成正面図、同ｂ〜ｄは、異る模様を示す被
覆線の正面図、第２図は加工精度と、張力の関係
を示す特性図である。 図で１はモリブデン芯線、２は銅被覆線、３は
模様を施した部分。
Claims (1)
- ワイヤカツト用ワイヤ電極として、タングステ
ン線、モリブデン線、ピアノ線のように40Kg／mm2
以上の高抗張力を付与して使用する線径0.05〜
0.3mm程度の線材の芯線の表面に、銅のような高
導電材を均一に被覆し回転カツタ、荒ブラシ等を
振動させて適宜剥離するか被覆成形防止剤をラン
ダムに塗着し溶融銅槽を通過させてなり、前記芯
線表面に前記高導電材を部分的に凹凸模様をもつ
て被覆してなることを特徴とするワイヤカツト用
ワイヤ電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16907878U JPS6225311Y2 (ja) | 1978-12-11 | 1978-12-11 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16907878U JPS6225311Y2 (ja) | 1978-12-11 | 1978-12-11 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5589524U JPS5589524U (ja) | 1980-06-20 |
| JPS6225311Y2 true JPS6225311Y2 (ja) | 1987-06-29 |
Family
ID=33091294
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16907878U Expired JPS6225311Y2 (ja) | 1978-12-11 | 1978-12-11 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6225311Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-12-11 JP JP16907878U patent/JPS6225311Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5589524U (ja) | 1980-06-20 |
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