JPS6225115B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は印刷装置に関する。

印刷装置で連続折りたたみ用紙に印字する場合
印字エラーがあると、そのページの再印刷を行う
必要がある。

従来、このような場合においては、印刷すべき
データを予めページ単位に分割し、エラーが生じ
たときには新ページに改ページしたのちデータの
単位の先頭から再印刷するように制御しなければ
印刷書式が乱れてしまうという欠点がある。

本発明の目的は予めページ単位に分割されてい
ないデータに対しても印字エラー時の再印刷が書
式の乱れを伴うことなく実行できるようにした印
刷装置を提供することにある。

本発明の装置は、エラー検出に応答して印字動
作を停止したのち印刷用紙の新たなページに対し
て印字動作ができるようにページを改める印刷装
置において、 前記改められた新たなページ上での最初の印字
動作位置を記憶する記憶手段と、 前記最初の印字動作位置からエラー検出までに
印字したデータ数および改行数または印字動作お
よび改行動作の指令数を計数する計数手段と、 この計数手段の計数結果をデータ処理装置に送
出する送出手段と、 前記記憶手段に記憶されている新たなページの
最初の印字動作位置で印字動作ができるように前
記印刷用紙を送る用紙送り手段と、 この用紙送り手段により送られた前記印刷用紙
の前記最初の印字動作位置に対して前記送出手段
からの計数結果に基いて前記データ処理装置から
与えられる印字動作指令に基づく印字動作を行な
う手段とから構成されている。

次に本発明について図面を参照して詳細に説明
する。本発明の一実施例を第１図に示す。

第１図に示される本発明のラインプリンタは、
データ処理装置（図示していない）とのデータや
指令の授受を制御するインタフエース回路１、イ
ンタフエース回路１からのデータや指令に基づき
改行部２を起動して用紙送りを行わせ、また印字
部３を起動して印字を行わせ印字エラーが検出さ
れればインタフエース回路１を介してデータ処理
装置に通知する総合制御部４、用紙の改ページ動
作を検出し改ページ信号５を発生する改ページ検
出部６、改ページ信号５によりゼロにセツトされ
総合制御部４でデータ処理装置からの印字や改行
指令が処理される毎に“１”を加算され、その現
在内容をデータ処理装置からの読出し指令により
インタフエース回路１を介して送出する指令数計
数器７および改ページ信号５が発生されたのち用
紙が停止したときの用紙行番号を記憶し、指令数
計数器７からの読出し動作信号８が発生したとき
改行部２を駆動して改ページおよび前記記憶して
いた行番号の行までの用紙送りをさせるページ送
り制御部９から構成されている。

なお、本ラインプリンタの印字動作制御の詳細
としては1971年11月株式会社産報発行の刊行物
「電子科学1971年11月号」の第80ページから第86
ページを参照でき、また印字エラーの検出方法の
詳細としては実公昭51−16194号公報または実公
昭51−16195号公報記載を参照できる。

次に本発明の動作について詳細に説明する。第
２図はデータ処理装置内の印字改行指令と本ライ
ンプリンタで印字される用紙との対応を示す一例
である。

第２図における印字改行指令（以下指令と称
す）１ａにより用紙の第ｎ−１ページの行番号ａ
への印字および第ｎページの行番号ｂまでの改行
が指令されると、第１図の改ページ検出部６から
改ページ信号５が発生され指令数計数器７の内容
はゼロにセツトされ、また改ページ後の用紙停止
位置である行番号ｂがページ送り制御部９内に記
憶される。続いて指令１ｂが指令されると指令数
計数器７に“１”が加算され計数結果が“１”に
なるとともに行番号ｂの印字および行番号ｃへの
改行が行われる。同様に指令１ｃにより指令数計
数器７にさらに“１”が加算され計数結果が
“２”になり行番号ｃの印字および行番号ｄへの
改行が行われる。同様にして、指令１ｄを行うと
指令数計数器７にさらに“１”が加算され計数結
果が“３”になり行番号ｄの印字が行われる。

この印字において印字部３で印字エラーが発生
したと仮定する。エラー報告は第１図のインタフ
エース回路１を介してデータ処理装置（図示せ
ず）に伝達され、データ処理装置（図示せず）は
エラーの発生した第ｎページの再印刷のため指令
数計数器７の読出しを行う。この読出し動作によ
り読出し動作信号８がページ送り制御部９に送ら
れページ送り制御部９は改行部２へ駆動信号を送
り用紙の送りを開始させる。ページ送り制御部９
は改ページ検出部６にて改ページが検出されたの
ちページ送り制御部９内に記憶していた第ｎ−１
ページから第ｎページへの改ページ後停止行番号
であるｂ行分用紙が送られたとき、前記駆動信号
をリセツトし、改行部２での用紙送りを停止させ
る。この制御により用紙は第ｎ＋１ページの行番
号ｂで停止される。

一方、データ処理装置は読出された指令数計数
器７の計数結果数だけ指令を戻し再指令する。以
上説明した例では指令数計数器７の内容は“３”
であるのでデータ処理装置は最後の指令１ｄから
３個逆のぼつた指令１ｂから再指令することにな
る。この指令により第ｎ＋１ページの行番号ｂの
印字および行番号ｃへの改行が行われ、以下指令
１ｃおよび１ｄと送出することにより第ｎページ
の内容が第ｎ＋１ページに同一行・同一内容で再
印字される。

また、以上の説明では、第ｎページから第ｎ＋
１ページへの用紙送りを読出し動作信号８により
開始させたが、この信号の代りにデータ処理装置
からこの用紙送りの起動指令を出しても同様に処
理できる。

また、改行数が印字データとともに送られる改
行文字により指令される型のラインプリンタにお
いては、指令数計数器７で印字改行指令数を計数
する代りにデータ数を計数するようにし、エラー
検出時にはデータ処理装置内のデータをその数だ
け戻して再送出するようにすれば上述と同様効果
を発揮させることができる。

本発明には、単位に分割されていないデータの
印刷に際してもエラーページを正しい書式で再印
刷することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す図および第２
図はデータ処理装置内の指令と用紙との対応関係
図を示す図である。 第１図および第２図において、１……インタフ
エース回路、２……改行部、３……印字部、４…
…総合制御部、５……改ページ信号、６……改ペ
ージ検出部、７……指令数計数器、８……読出し
動作信号、９……ページ送り制御部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ エラー検出に応答して印字動作を停止したの
   ち印刷用紙の新たなページに対して印字動作がで
   きるようにページを改める印刷装置において、 前記改められた新たなページ上での最初の印字
   動作位置を記憶する記憶手段と、 前記最初の印字動作位置からエラー検出までに
   印字したデータ数および改行数または印字動作お
   よび改行動作の指令数を計数する計数手段と、 この計数手段の計数結果をデータ処理装置に送
   出する送出手段と、 前記記憶手段に記憶されている新たなページの
   最初の印字動作位置で印字動作ができるように前
   記印刷用紙を送る用紙送り手段と、 この用紙送り手段により送られた前記印刷用紙
   の前記最初の印字動作位置に対して前記送出手段
   からの計数結果に基いて前記データ処理装置から
   与えられる印字動作指令に基づく印字動作を行な
   う手段とから構成されたことを特徴とする印刷装
   置。