JPS62246225A - ブラウン管パネル支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、近似の多管種ナイスのパネルを支持可能なブ
ラウン管パネル支持装置に関する１゜（従来の技術） ブラウン管の製造工程において、パネル内面に蛍光面を
形成するような場合、パネルの内面に液状の蛍光体を供
給したうえでパネルを回転させ、蛍光体を均一な厚さに
拡散している。このような場合、パネルをパネル支持装
置により強固に保持し、パネルが回転により落下するこ
とがないようにしている。

従来のこの種のパネル支持装置は、各リイズのパネルに
対して、それぞれ各ナイス専用の保持体を一対設けたも
のや、例えば、実公昭６０−３４８５号公報に示される
ように、特定の勺イズのパネルに対して専用の保持体を
２対、互いに交差覆る方向に設けたものなどがある。

しかし、これらはいずれも決められたサイズのために作
られたものである。このため、異なる数秒のサイズのブ
ラウン管を製造する場合、製造ライン中の多数のパネル
支持装置をすべて交換する必要があり、製造ラインの変
更が容易に行なえない問題がある。また、各種のサイズ
のパネル支持装置を用意しなければならず、さらに、１
つの製造ラインに各種のサイズのパネルを混合して流す
こともできなかった。

（発明が解決しようとする問題点） このように、従来のパネル支持装置は、単一サイズや２
サイズ用のものが多く、多管種混合ラインの適用が困難
である。

本発明は上述のような問題を解決しようとするもので、
比較的簡単な構成で、大型化、大型ａ化を招くことなく
複数品種のパネルを確実に支持できるブラウン管パネル
支持装置を得ることを目的とする。

〔発明の（構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明によるブラウン管パネル支持装置は、パネルの外
周四辺を挟圧保持するそれぞれ開閉可能に構成された各
一対の保持体を有し、これら各一対の保持体相Ｈ間の中
心部に操作体を回動可能に設け、その一定方向の回動に
より各一対の保持体を閉動作さゼ、かつ反対方向の回動
により開動作させる。また、この操作体と同心状にロッ
クプレートを設け、前記操作体との間にこの操作体の前
記各一対の保持体を閉動作させる方向の回動を許容しか
つ反対方向の回動を係止する一方向回転クラッチを構成
する。さらに、このロックプレートを、前記一方向回転
クラッチを介して操作体と共に各一対の保持体閉動作方
向に所定角度回動させかつこの回動角を保持するロック
機構を設（プたものである。

〈作用） 本発明では、まず各一対の保持体を閉動作させ、パネル
の外周四辺に接触させる。操作体は一方向回転クラッチ
により各一対の保持体の開動作方向に対しては自由に回
動するので、各一対の保持体はどのような品種（サイズ
）のパネルにも接触できる。この接触状態において、操
作体は一方向回転クラッチにより各一対の保持体のＩｆ
ｆＩ！！ＪＩ作方向の回動が係止されているため、ロッ
クプレートと一体化する。この後、ロック機構によりロ
ックプレートおよびこれと一体の操作体を各一対の保持
体閉動作方向に一定角度回動させ、がっこの回動角を保
持することによりパネルは前記回動角に対応する一定圧
力で各一対の保持体により挟圧保持される。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図において、１１はフレームで、このフレーム１１
は、環状枠部１２およびその中心に位置する円筒状の支
持部１３を有し、これらの間を４本のビーム１４で一体
に結合している。このフレーム１１の下方に円盤上のカ
バー１５を一体的に取付ける。また、前記環状枠部１２
の外周面に４５度毎の間隔で長方形状の取付部１６を外
方に向って計４個それぞれ一体的に取付ける。これら取
付部１６には、互いに対向するものが一対を成す各一対
針４個の保持体１７をそれぞれ取付ける。この各一対の
保持体１７は、それぞれ開閉可能に構成されており、閉
動作により支持対象であるブラウン管用のパネル１８の
外周四辺をそれぞれ挟圧保持する。

次に、上記保持体１７を詳細に説明する。２０は回動レ
バーで、その中間部は、前記取付部１６とカバー１５と
の間に立設固着された支持部材１９により回動可能に支
持されている。この回動レバー２０の図示下半部は、カ
バー１５に設けられた長孔１５ａを通ってカバー１５の
図示下面側に延び、その下端部に両端にゴム等の弾性体
製のローラ２１を有する支軸２２を取付ける。そして、
前述した閉動作によりローラ２１をパネル１８の外周面
に圧接させ、これを挟圧保持する。

また、前記回動レバー２０の上端と環状枠部１２の外周
面との間にばね２３を張設する。このため回動レバー２
０はばね２３により前記ローラ２１がパネル１８の外周
面から離れる開方向の張力を常時受けている。

２５は円盤状の操作体で、前記各一対の保持体１７相互
間の中心部すなわち前記支持部１３との同心位置に回動
可能に設けられる。この操作体２５上と、前記各一対の
保持体１１を構成する回動レバー２０の上端部との間を
連結棒２６によってそれぞれ連結する。

このため各一対の保持体１７は操作体２５の一定方向（
図示右廻り）の回動により閉動作する。また、反対方向
（図示左廻り）の回動により閉動作する。

２８は円盤状のロックプレートで、前記操作体２５の下
側にこれと同心状に配置され、この操作体２５ど同じく
前記支持部１３を中心軸として回動Ｔ＋Ｊ能に構成され
る。このロックプレー１へ２８と操作体２５との間には
操作体２５の一方向のみの回動をδＴ容する一方向回転
クラッチ２つを構成する。

すなわちこの一方向回転クラッチ２９は、操作体２５の
前記各一対の保持体１７を閉動作させる方向の回動く図
示右廻り）を許容する。これに対し操作体２５が上記と
反対方向（図示左廻り）に回動しようとすると操作体２
５と係合し、これをロックプレート２８と一体化してロ
ックプレート２８に対する相対的な回動を阻止する。

この一方向回転クラッチ２９としては、第２図で示すよ
うに、操作体２５の外周にラチェット１ｆ１３０を形成
し、これに対するロックプレート２８上にラチェツト爪
３１を設け、操作体２５の前記一方向（図示右廻り）の
みのロックプレー１〜２８に対する相対的な回動を許容
するいわゆるラチェット機構を用いる。前記ラチェツト
爪３１上には内側に向って延出するレバー３２を一体に
設ける。またこのレバー３２ど近くに位置するビーム１
４との間にばね３３を張設する。このためレバー３２お
よびこれと一体のラチェツト爪３１は、ばね３３の張力
により操作体２５に形成したラチェツｉ・歯３０と噛み
合う方向の力を常時受ける。３４はラチェット開閉用の
ストッパで、前記レバー３２の先端近くの軸部外周と対
向するようにビーム１４に取付けられる。そしてロック
プレート２８の図示左廻りの回動によりレバー３２の先
端近くがストッパ３４に当接すると、レバー３２および
これと一体のラチェツト爪３１は、前記ラチェツト歯３
０から外れる方向に回動する。

第１図に戻って、前記ロックプレート２８はその外縁部
から外方に延出するアーム部２８ａを持っており、この
アーム部２８ａと前記フレーム１１側との間にロック機
構３６が構成される。このロック機構３６は、環状枠部
１２の内側に固定取付けされた中空筒状の軸支部３７を
持つ。このＩＴｌｈ支部３７にはく字形に折曲可能なト
グルｔｉ構３８の一端軸部３８ａを回動自在に連結する
。また、このトグル機構３８の他端軸部３８ｂは前記ロ
ックプレート２８のアーム部２８ａの先端に回動可能に
連結する。トグル機構３８の中間部は連結＠３８ｃによ
って折曲可能に連結する。また、トグル機構３８の一辺
には操作レバー３９の一端を溶接等により一体に固着す
る。

４１はパネル係止体で、パネル１８がカバー１５の下面
に直接接触しないようにパネル１８の表面を保持するべ
くカバー１５の下面に少なくとも３個設ける。

次に、動作を第３図を中心に説明する。今、第３図（２
）で示すように各一対の保持体１７は開状態にあるもの
とする。この状態においてパネル１８を下方より押し上
げ、その上面がパネル係止体４１に当接するまで上昇さ
せる。次に各一対の保持体１７のいずれかの回動レバー
２０の図示下端部を第１図のへ方向すなわち外側から内
側に移動させ、支軸２２の両端に設けたローラ２１をパ
ネル１８の外周面に接触させる。この操作により回動レ
バー２０の上端に連結棒２６を介して連結する操作体２
５は図示右廻りに回動する。この回動により、！結棒２
Ｇを介して連結する他の回動レバー２０もそれぞれ下端
の支軸２２に設けたローラ２１がパネル１８の外周面に
接触する方向に回動する。このようにして各一対の保持
体１７の全てが閉ｉ１＋作し、第３図に）に示す如くロ
ーラ２１がパネル１８の短辺部と長辺部の外周面にそれ
ぞれ接触すると、前記操作体２５は一方向回転クラッチ
２９すなわちラチェット機構によりロックブレート２Ｂ
に対して一体に係止されるので、」−記接触状悪がぞれ
ぞれ維持される。次に第１図で示す］・グル機構３８に
設けた操作レバー３９をＢ方向に操作し、デッドポイン
トに来る迄で回動させる。この操作によりロックプレー
１〜２８および一方向回転りラッヂ２９を介して一体化
された操伯体２５は共に図示右廻りに所定角度日勤する
。このため各一対の保持体１７は、前記閉状態からさら
に上記トグル線描３８による回動弁閉動作し、第３図（
Ｃ）で示す如くローラ２１はパネル１８の外周面に強く
圧接する。

このためパネル１８は各一対の保持体１７によ、り外周
四辺が強固に挟圧保持され、蛍光体塗布工程のための回
転にも充分耐えることができる。また、この保持状態は
ロック機構３６を構成するトグル機構３８がデッドポイ
ントに達しているためこのままの状態にロックされる。

次にこのロック状態を解除する場合は、第１図で示した
操作レバー３９をＣ方向に操作し、トグルは横３８を中
央部の）１結＠３８Ｃを中心に折曲させる。この操作に
よりロックプレート２８およびこれと一体の操作体２５
は図示左廻りに回動し、各一対の保持体１７による挟圧
状態を解除する。この図示左廻りの回動により第２図で
示したレバー３２がストッパ３４に当接すると、レバー
３２およびこれと一体のラヂエッ１〜爪３１が図示左廻
りに回動し、ラチェツト歯３０との噛み合いを解除する
。このため操作体２５は回動自在どなり、各一対の保持
体１７はその回動レバー２０の上端とフレーム１１側と
の間に張設したばね２３の張力により第３図（ａ）で示
す状態まで開動作し、ロック解除動作を終る。

ここで前記操作体２５は一方向回転りラッヂ２９を構成
するラチェツトＩａ楕により任意の回動角で係止するこ
とができる。このためこれと連結棒２６を介して連結す
る各一対の保持体１７毎の１ｉｌｌｉｌ　Ｉｎレバー２
０も任意の回動角で係止できる。したがって、この回動
レバー２０の動ｆ￥：範囲内であれば、どのような４Ｊ
−イズのパネルをも確実に保持できる。またどのような
ナイスのパネルに対してもこれを保持するための操作は
全て同じであり、従来のようにパネルのサイズ毎に操作
を変えたり或いは選択機能を持たせたりする必要はない
。このため多管種混合生産が容易にできる。また、パネ
ルに対する挟持圧力は、ロック機構３６の回動角によっ
て決まるため、サイズに関係なく常に一定圧力とするこ
とができる。さらに、レバーや支点の数、係止部の数等
が少なく、小形軽量に構成でき、操作性、保守性が向上
する。

なお、上記実施例では、一方向回転クラッチ２９として
ラチェット機構を用いているが、第４図で承りようにラ
チェツト爪３１の数を２個とし、これらの取付位置をラ
チェツト歯３０の１ＷＡの歯の幅を２分割した分だけず
らＶて取付けることににす、より安定した保持力を得る
ことができる。

また、一方向回転クラッチ２９としてはラチェット機構
のほかに第５図で示すようにローラクラッヂを用いても
よい。要するに一方向の回転を許容し、反対方向の回転
を阻止するものであればどのような構造でもよい。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、小形かつ軽量で、近似し
たあらゆるサイズのパネルを一定圧力で確実に挟圧保持
でき、多管種混合生産を容易に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるブラウン管パネル支持装置の一実
施例を示す斜視図、第２図は第１図における一方向回転
クラッチ部分を示す斜視図、第３図（００りは第１図で
示した装置の動作過程を示す説明図、第４図および第５
図はいずれも本発明に用いる一方向回転クラッチの他の
″２：施例を示す平面図である。 １７・・保持体、１８・・パネル、２５・・操作体、２
８・・ロックプレート、２９・・一方向回転クラッチ、
３６・・ロックは横。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ブラウン管用のパネルの外周四辺を、それぞれ開
   閉可能に構成された各一対の保持体によって挟圧保持す
   るブラウン管パネル支持装置において、 前記各一対の保持体相互間の中心部に回動可能に設けら
   れその一定方向の回動により各一対の保持体を閉動作さ
   せかつ反対方向の回動により開動作させる操作体と、 この操作体と同心状に配置されこの操作体との間にこの
   操作体の前記各一対の保持体を閉動作させる方向の回動
   を許容しかつ反対方向の回動を係止する一方向回転クラ
   ッチを構成したロックプレートと、 このロックプレートを前記一方向回転クラッチを介して
   操作体と共に各一対の保持体閉動作方向に所定角度回動
   させかつこの回動角を保持するロック機構と、 を備えたことを特徴とするブラウン管パネル支持装置。