JPS6224576Y2 - - Google Patents

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JPS6224576Y2
JPS6224576Y2 JP1980072384U JP7238480U JPS6224576Y2 JP S6224576 Y2 JPS6224576 Y2 JP S6224576Y2 JP 1980072384 U JP1980072384 U JP 1980072384U JP 7238480 U JP7238480 U JP 7238480U JP S6224576 Y2 JPS6224576 Y2 JP S6224576Y2
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JP
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seat
fulcrum
engine hood
pivot point
node
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JP1980072384U
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JPS56172437U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、特にエンジンフード上のシートの
後方に障害物があるフオークリフト等の産業車両
において、エンジンフードの開放時にシートがそ
の障害物に当たらないように、四節回転連鎖機構
を利用してシートをはね上げ可能としたシートは
ね上げ装置に関するものである。
従来、この種のシートはね上げ装置としては、
実公昭53−5301号公報や実開昭54−42215号公報
に示すものがあるが、いずれも、エンジンフード
の開放操作とは別に、シートの回動又はエンジン
フードのスライドによるシートのはね上げ操作を
する必要があるため、大変面倒であり、しかもシ
ートの車体後部に対する干渉回避の有効性に問題
があつた。
そこで、本出願人は第1図及び第2図に示す構
造のものを考案した。
この装置においては、エンジンフード1がその
後上部を車体2に対する回動支点Aとして開放回
動可能となつており、その上部にはシート3が装
設され、同シート3の前端部がエンジンフード1
の前上部に対し回動可能(回動支点Bとする)に
支承されている。そして、このシート3前端部の
回動支点B及び前記エンジンフード1の回動支点
Aとの間のシート3下部の回動支点Cと、エンジ
ンフード1の前記回動支点Aより後方位置の車体
2側の回動支点Dとが、連結ロツド4にてそれぞ
れ回動可能に連結されている。そして、エンジン
フード1の開放動作に連動してシート3をほぼ水
平状態の姿勢で上方へはね上げ可能になつてい
る。
この四節回転連鎖機構によれば、第1図に示す
ように、エンジンフード1を回動支点Aを中心と
して上方へ開放させると、第3図に示すように、
回動支点A,D間を固定節dとして各支点A,
B,C,D間の各節a,b,cが回転し、エンジ
ンフード1の上面に対してシート3を上方へはね
上げる。従つて、エンジンフード1の開放時にシ
ート3がほぼ水平状態の姿勢のまま上方へ大きく
強制的にはね上げられ、その後方の障害物に当た
るのを防止することができる。
しかし、エンジンフード1を開放しない状態に
おいて、第4図に示すように、支点Aが両支点
C,D間の節cより上方にある交差状態になる場
合には、四節回転連鎖機構が前述したように回動
できないのである。すなわち、エンジンフード1
を上方へ開放するときの同機構の回動初期におい
ては、エンジンフード1の開放に伴いシート3の
回動支点Cは固定節d側の回動支点Dを中心に回
転(回転軌跡LD)しようとするが、同支点Cは
回動初期においてはエンジンフード1上の点とも
なつており、回動支点Aを中心としても回転(回
転軌跡LA)するため、その回転軌跡LA,LD
ずれGが生じて両支点C,D間の節Cを形成する
連結ロツド4に引張力が与えられることとなり、
このため四節回転連鎖機構が作動せず、エンジン
フード1を開放することができない欠陥があつ
た。
この考案の目的は、エンジンフード1を開放す
るだけでシート3を強制的にはね上げることがで
きるようにして、そのはね上げ操作を大変便利か
つ容易にするとともに、前記引張力を吸収するよ
うに前記両支点C,D間の節C又は両支点B,C
間の節b又は両支点A,D間の節dのうちいずれ
か一方の長さを伸縮可能に構成することにより、
たとえ支点Aが節Cの上方にあつてもエンジンフ
ード1を円滑に開放し得るようにした産業用車輌
におけるシートはね上げ装置を提供することにあ
る。
以下、前記節b,cの長さを伸縮可能にするた
めの具体的な構造を列記するが、このうちの一つ
を採用すれば、その目的を果たすことができる。
(イ) 第5図に示すように、回動支点Cにおいて、
シート3下部の一対のブラケツト5に長孔6を
形成し、同長孔6に連結ロツド4前端の両側に
突出されたピン7を回動かつ移動可能に挿嵌す
ること。
(ロ) 第6図に示すように、回動支点Cにおいて、
連結ロツド4前端の二叉状の連結部8に長孔6
を形成し、同長孔6にシート3下部のブラケツ
ト9の両側に突出されたピン7を回動かつ移動
可能に挿嵌すること。
(ハ) 第7図に示すように、支点Dにおいて、車体
2に固着したブラケツト10に長孔6を形成
し、同長孔6に連結ロツド4後端の二叉状の連
結部11のピン7を回動かつ移動可能に挿嵌す
ること。
(ニ) 第8図に示すように、支点Dにおいて、連結
ロツド4後端の連結部12に長孔6を形成し、
同長孔6に車体2に固着したピン7を回動かつ
移動可能に挿嵌すること。
そして、(イ)の場合においては第5図cに示すよ
うにエンジンフード1を開放(回動支点Aを中心
に節aを回転)しようとすると、本来回動支点C
は回転軌跡LAを描こうとするため、実際にはピ
ン7は長孔6内をずれGだけ移動して回動支点D
を中心とする回転軌跡LDを描くように動く。従
つて、開放前に比較して両支点B,C間の節bの
長さが伸長した状態となる。なお、節cの長さは
不変である。
(ロ)の場合も第6図cに示すように、回動支点C
が回転軌跡LAを描こうとするため、同様にピン
7は長孔6内をずれGだけ移動し、開放前に比較
して両支点C,D間の節cの長さが伸長したこと
になる。この場合は逆に節bの長さが不変であ
る。
(ハ)及び(ニ)の場合には第7図c及び第8図cに示
すように、回動支点Cが回転軌跡LAを描くには
長孔6に対しピン7がずれGだけ相対移動せねば
ならない。従つて、(ハ)の場合には両支点A,D間
の節dが収縮し、(ニ)の場合には両支点C,D間の
節cが伸長する。
(ホ) 第9図に示すように、連結ロツド4の前端部
をリンク4aを介して回動支点Cであるシート
3のブラケツト13下部に連結すること。
(ヘ) 第10図に示すように、連結ロツド4の後端
部をリンク4bを介して回動支点Dである車体
2に連結すること。
これら(ホ)(ヘ)においては、エンジンフード1を
開放しようとすると、各リンク4a,4bは矢
印の方向へ回転する。従つて、(ホ)の場合には連
結ロツド4による両支点C,D間の節cの長さ
が伸長し、又(ヘ)の場合にも同節cの長さが伸長
するように働く。ただし、シート3下部の両支
点B,C間の節bの長さは変化しない。なお、
4cはリンク4a,4bの反矢印方向の移動を
拘束するストツパーである。
(ト) 第11図に示すように、連結ロツド4の途中
を二分割し、支点C側の後端部に設けた連結部
材14に貫通孔15を形成し、同孔15に支点
D側の前端部を移動可能に挿嵌するとともに、
同前端部に一対のストツパ16を設けること。
この(ト)の場合には、エンジンフード1を開放し
ようとすると、連結部材14は支点D側の連結ロ
ツド4の前端部外周を矢印方向に移動する。従つ
て、連結ロツド4による両支点C,D間の節cの
長さが伸長する。
以上詳述したように、この考案は後上部を車体
2に対する回動支点Aとして開放回動可能にした
エンジンフード1上にシート3を装設し、同シー
ト3の前端部をエンジンフード1に対し回動可能
に軸着して回動支点Bとするとともに、前記回動
支点Aと回動支点Bとの間のシート3下部の回動
支点Cと、回動支点Aより後方位置の車体2側の
回動支点Dとを連結ロツド4にてそれぞれ回動可
能に連結し、エンジンフード1の開放動作に連動
してシート3をほぼ水平状態で上方へはね上げ可
能とし、前記回動支点C,D間の節c、回動支点
B,C間の節b及び回動支点A,D間の節dのう
ち少なくとも一つのものの長さを伸縮可能に構成
したので、第12図に示すように、エンジンフー
ド1を開放するだけでシート3をほぼ水平状態の
姿勢のまま上方へ大きく強制的にはね上げ、シー
ト3後方の障害物との干渉防止は、作業者の意志
に関係なく自動的にかつ確実に実行することがで
き、操作上大変便利かつ容易であり、しかも、エ
ンジンフード1の開放に伴いその回動支点Aの位
置に関係なくシート3が円滑にはね上げ可能とな
る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の産業用車両におけるシートはね
上げ装置を示す側面図、第2図は同じく平面図、
第3図は拡開された四節回転連鎖機構を示す図、
第4図は拡開されていない四節回転連鎖機構を示
す図、第5図〜第11図は各支点の具体的構造を
示す一例であつて、第5図aはC支点を示す拡大
図、第5図bは第5図aのX1−X1線断面図、第
5図cはその伸縮作用図、第6図aはC支点を示
す拡大図、第6図bは第6図aのX2−X2線断面
図、第6図cはその伸縮作用図、第7図aはD支
点を示す拡大図、第7図bは第7図aのY1−Y1
線断面図、第7図cはその伸縮作用図、第8図a
はD支点を示す拡大図、第8図bは第8図aの
Y2−Y2線断面図、第8図cはその伸縮作用図、
第9図はC支点を示す拡大図、第10図はD支点
を示す拡大図、第11図は連結ロツドの別例を示
す図、第12図はこの考案の実施例における四節
回転連鎖機構の動きを示す図である。 エンジンフード……1、車体……2、シート…
…3、連結ロツド……4、リンク……4a,4
b、長孔……6、ピン……7、支点……A,B,
C,D、節……a,b,c,d。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 後上部を車体2に対する回動支点Aとして開
    放回動可能にしたエンジンフード1上にシート
    3を装設し、同シート3の前端部をエンジンフ
    ード1に対し回動可能に軸着して回動支点Bと
    するとともに、前記回動支点Aと回動支点Bと
    の間のシート3下部の回動支点Cと、回動支点
    Aより後方位置の車体2側の回動支点Dとを連
    結ロツド4にてそれぞれ回動可能に連結し、エ
    ンジンフード1の開放動作に連動してシート3
    をほぼ水平状態の姿勢で上方へはね上げ可能と
    し、前記回動支点C,D間の節c、回動支点
    B,C間の節b及び回動支点A,D間の節dの
    うち少なくとも一つのものの長さを伸縮可能に
    構成したことを特徴とする産業用車両における
    シートはね上げ装置。 2 回動支点C又は回動支点Dは長孔6に対しピ
    ン7を回動かつ移動可能に支承したものである
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載の産業用
    車両におけるシートはね上げ装置。 3 連結ロツド4はその一端部にリンク4a又は
    4bを回動可能に連結したものであつて、同リ
    ンク4a又は4bの他端を車体2又はシート3
    下部に回動可能に軸着して支点C又は支点Dを
    構成した実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の産業用車両におけるシートはね上げ装置。 4 連結ロツド4はその途中において一定範囲内
    で伸縮可能に二分割したものである実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載の産業用車両におけ
    るシートはね上げ装置。
JP1980072384U 1980-05-26 1980-05-26 Expired JPS6224576Y2 (ja)

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JPS56172437U JPS56172437U (ja) 1981-12-19
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Citations (4)

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