JPH0671089U - 関節形ロボット - Google Patents

関節形ロボット

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JPH0671089U
JPH0671089U JP1651293U JP1651293U JPH0671089U JP H0671089 U JPH0671089 U JP H0671089U JP 1651293 U JP1651293 U JP 1651293U JP 1651293 U JP1651293 U JP 1651293U JP H0671089 U JPH0671089 U JP H0671089U
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JP
Japan
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arm
lower arm
shaft
axis
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1651293U
Other languages
English (en)
Inventor
清人 木谷
日佳 塩原
名田  稔
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Nachi Fujikoshi Corp
Original Assignee
Nachi Fujikoshi Corp
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Publication date
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Publication of JPH0671089U publication Critical patent/JPH0671089U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下アームが4節平行リンクからなる関節形ロ
ボットにおいて、下アームの動作可能角度を増加させる
ことにより、ロボットアームの動作範囲を拡大する。 【構成】 台座1上で横旋回可能な本体2に設けられた
第2軸22と、その第2軸に下端で枢着され縦回動駆動
される下アーム3と、第2軸上に基端が設けられ下アー
ム3の回動角度と特定比率をもって同一方向に縦回動駆
動される下リンク8と、下端で下リンクの先端とピン接
合され下アームと同じ長さの縦リンク5と、一端で下ア
ームの上端に他端で縦リンクの上端にそれぞれピン接合
され下リンクと同じ長さの上リンク6と、上リンクに設
けられた第3軸23に基端が縦回動可能に枢着され先端
に手首装置7を備えた上アーム4からなる関節形ロボッ
ト。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、関節形ロボットにおいて4節平行リンクからなる下アームの動作範 囲を拡大したアーム構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
下アームが4節平行リンクからなる関節形ロボットのアーム構造が、特開平3 −245980号公報に開示されている。 これは図5に示すように、台座1上に縦軸の第1軸21まわりに旋回可能に支 持され第1アクチュエータ11で駆動される本体2と、本体2上の横軸の第2軸 22のまわりに回動可能に下端が枢着され第2アクチュエータ12で駆動される 下アーム3と、本体2上に第2軸と平行に設けられた第2A軸24まわりに下端 が枢着され下アーム3と同一の長さを有する縦リンク5と、一端で下アーム3の 上端に他端で縦リンク5の上端にそれぞれ回動可能に枢着され第2軸22と第2 A軸24との間隔と同一長さを有する横リンク6と、横リンク6に設けられた横 軸の第3軸23まわりに第3アクチュエータ13により回動可能にその基端が支 持され先端に手首装置7を有する上アーム4とからなるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この特開平3−245980号公報に示されたアーム構造では、本体2、下ア ーム3、縦リンク5、横リンク6とが1節固定の4節平行リンクを形成している が、図6に示すように下アーム3が前方向に回動させられた場合、縦リンク5の 下端が本体2に繋止されているため、下アーム3の回動角度θ1 は4節平行リン クの交差角θ2 が動作限界角度に達することにより制限され、それ以上前方に回 動することができない。また、下アーム3が後方向に回動させられた場合も同様 である。このような場合、上アーム4の回動基点はまだかなり上方にあるため、 上アーム4の回動によってもさらに本体2の旋回があっても、ロボットの台座周 辺の低い個所まで手首装置7を到達させることはできなかった。 本考案はこのような従来技術の欠点を解消するためになされたもので、4節平 行リンクからなる下アームの動作可能角度を増加させることにより、アームの動 作範囲をロボットの台座周辺の低い個所にまで拡大した関節形ロボットを提供す ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案を実施例に対応する図1を用いて説明すると、台座1上に縦軸21まわ りに旋回可能に支持され第1アクチュエータ11で駆動される本体2と、本体2 上の横軸の第2軸22まわりに回動可能に下端が枢着され第2アクチュエータ1 2で駆動される下アーム3と、第2軸22上に回動可能に基端が設けられ下アー ム3の回動角度と特定比率をもって同一方向に回動駆動される下リンク8と、下 端で下リンク8の先端に回動可能に枢着され下アーム3と同一の長さを有する縦 リンク5と、一端で下アーム3の上端に他端で縦リンク5の上端にそれぞれ回動 可能に枢着され下リンク8と同一の長さを有する上リンク6と、上リンク6に設 けられた横軸の第3軸23まわりに第3アクチュエータ13により回動可能にそ の基端が枢着され先端に手首装置7を有する上アーム4とからなる関節形ロボッ トとしたものである。
【0005】
【作用】
本考案の作用を実施例に対応する図4を用いて説明する。本考案の関節形ロボ ットは、下アーム3、下リンク8、縦リンク5、上リンク6が4節平行リンクを 形成して前後方向に回動し、さらに上リンク6に設けられた第3軸23を回動基 点として上アーム4が縦回動する。図4(a)の直立位置から図4(b)のよう に下アーム3が第2軸22まわりに前方に回動させられると、下アーム3の回動 と特定比率で連動している下リンク8は、下アーム3の回動角度θ1 に対してあ る割合の回動角度θ3 で同一方向に回動する。このため4節平行リンクの交差角 θ2 が動作限界角度に達するまでに下アーム3の前方への回動角度θ1 は、縦リ ンク5の下端が移動しない従来のものより大きく増加し、下アーム3先端部に設 けられた上アーム4の回動基点は前方のかなり低い位置となる。それで上アーム 4の回動によってロボットの前下方の低い個所まで手首装置7を到達させること が可能となる。
【0006】
【実施例】
本考案の一実施例を図1ないし図4を参照して説明する。図1はこの実施例の ロボットの全体を示したもので、台座1に設けられた縦軸の第1軸21を中心と して本体2が旋回可能に載置され、第1アクチュエータ11で駆動されるように なっている。本体2には横軸の第2軸22が設置されており、その詳細は図2に 示される。第2アクチュエータ12の出力軸16で駆動される減速機ユニット1 7が本体2に固設され、減速機ユニット17の出力側には下アーム3の基端が取 付けられ下アーム3が前後方向に回動させられるようにしている。また、第2軸 22と同一の軸線上に減速機ユニット18が本体2に固設され、延長された第2 アクチュエータ12の出力軸16によって駆動されるようになっており、減速機 ユニット18の出力側には下リンク8の機端が取付けられている。この下リンク 8用の減速機ユニット18は下アーム3用の減速機ユニット17のn倍の減速比 で同一方向に回転するようにされている。下リンク8の後方に延びた先端は縦リ ンク5の下端とピンにより回動可能に結合されている。
【0007】 下アーム3の上端部には、その詳細を図3に示すように上リンク6前端部の片 側に張り出した段差軸部6aがベアリング15を介して支持されている。この上 リンク6は後方に延びてその後端で縦リンク5の上端とピンにより回動可能に結 合されている。上リンク6の段差軸部6aの中心と後端のピン穴間の寸法は、下 リンク8の第2軸22中心と後端のピン穴間の寸法に等しく、また、縦リンク5 の上下端のピン穴間の寸法は下アーム3基端の第2軸22と先端のベアリング穴 間の寸法と等しくされている。 上リンク6の段差軸部6aと同一軸線上に第3軸23が設けられており、この 第3軸23上で段差軸部6aの左側面の凹部に取付け固定された減速機ユニット 19は、段差軸部6aの右側面に取付けられた第3アクチュエータ13により回 転させられるようにしている。減速機ユニット19の出力側(左側)には上アー ム4の基端が取付けられ第3軸23まわりに回動可能であり、上アーム4の先端 にはロボットとして所要の作業を行うための手首装置7が装着されている。
【0008】 この実施例の作動状態は図4に示される。下アーム3、下リンク8、縦リンク 5、上リンク6は4節平行リンクを形成しており、図4(イ)の直立位置から図 4(ロ)のように下アーム3が第2軸22まわりに前方に回動させられると、下 アーム3の回動と特定比率1/nで連動している下リンク8は、下アーム3の回 動角度θ1 に対して1/nの回動角度θ3 で同一方向に回動する。このため、4 節平行リンクの交差角θ2 が動作限界角度に達するまでの下アーム3の前方への 回動角度θ1 は、縦リンク5の下端が移動しない従来のものより大巾に増加し、 下アーム3の先端部に設けられた上アーム4の回動基点は前方のかなり低い位置 となる。それで上アーム4の回動によってロボットの前下方の低い位置まで手首 装置7を到達させられる。さらに本体2の旋回によってロボット台座周辺の低い 個所にまでアームの動作範囲を拡大し得る。
【0009】 そしてこの関節形ロボットの4節平行リンクからなる下アーム構造は、上リン ク6に設けられた第3軸23に上アーム4の基端が取り付けられているため、上 アーム4の回動角度にリンク機構上の制限がない。 この実施例では、下リンク8を回動させるために減速機ユニット18を使用し ているが、下アーム3の動作に伴い回動するサブリンクを使用して下リンク8を 回動させることも可能である。 また、実施例の図面はアームの関節部構造が片持式のものであるが、本考案に おいて関節部構造を両持式とすることは通常の機構設計手法である。また、ロボ ットの設置姿勢も正立に限定されない。
【0010】
【考案の効果】
本考案は、関節形ロボットの下アーム構造が4節平行リンクからなるものにお いて、下アームと同一の回動軸に基端のある下リンクを下アームの回動角度と特 定比率をもって同一方向に回動させるようにしているので、4節平行リンクの交 差角が動作限界角度に達するまでの下アームの回動角度を大巾に増加させること ができ、そのため、上アームの回動及び本体の旋回によってロボットの台座周辺 の低い個所にまでロボットの動作範囲を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す全体斜視図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII −III 線断面図である。
【図4】図1の実施例の作動を示す説明図である。
【図5】従来技術を示す全体斜視図である。
【図6】従来技術の作動を示す説明図である。
【符号の説明】
1 台座 2 本体 3 下アーム 4 上アーム 5 縦リンク 6 上リンク 7 手首装置 8 下リンク 11 第1アクチュエータ 12 第2アクチュエータ 13 第3アクチュエータ 21 第1軸 22 第2軸 23 第3軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座(1)上に縦軸の第1軸(21)ま
    わりに旋回可能に支持され第1アクチュエータ(11)
    で駆動される本体(2)と、本体(2)上の横軸の第2
    軸(22)まわりに回動可能に下端が枢着され第2アク
    チュエータ(12)で駆動される下アーム(3)と、第
    2軸(22)上に回動可能に基端が設けられ下アーム
    (3)の回動角度と特定比率をもって同一方向に回動駆
    動される下リンク(8)と、下端で下リンク(8)の先
    端に回動可能に枢着され下アーム(3)と同一の長さを
    有する縦リンク(5)と、一端で下アーム(3)の上端
    に他端で縦リンク(5)の上端にそれぞれ回動可能に枢
    着され下リンク(8)と同一の長さを有する上リンク
    (6)と、上リンク(6)に設けられた横軸の第3軸
    (23)まわりに第3アクチュエータ(13)により回
    動可能にその基端が枢着され先端に手首装置(7)を有
    する上アーム(4)とからなる関節形ロボット。
JP1651293U 1993-03-12 1993-03-12 関節形ロボット Withdrawn JPH0671089U (ja)

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ID=11918331

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011142535A2 (ko) * 2010-05-13 2011-11-17 삼성중공업 주식회사 탈부착형 4절 링크기구 구동장치를 갖는 산업용 로봇
KR101429511B1 (ko) * 2009-09-08 2014-08-13 삼성테크윈 주식회사 암 구조체
WO2021256375A1 (ja) * 2020-06-17 2021-12-23 ファナック株式会社 ロボット装置

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970703