JP2963685B1 - ワイパ装置 - Google Patents

ワイパ装置

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JP2963685B1 JP10099203A JP9920398A JP2963685B1 JP 2963685 B1 JP2963685 B1 JP 2963685B1 JP 10099203 A JP10099203 A JP 10099203A JP 9920398 A JP9920398 A JP 9920398A JP 2963685 B1 JP2963685 B1 JP 2963685B1
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Abstract

【要約】 【課題】 ワイパ駆動部に連結される回動軸を車体側に
支持する一方、ピボット軸を開閉自在な開閉窓に支持し
てなるワイパ装置において、開閉窓の解放時にピボット
軸の回動を規制できるものでありながら、防水性が損な
われたり、アーム圧がばらついてしまうことがないよう
にする。 【解決手段】 回動軸9とピボット軸4とを断続するた
めのクラッチ体11を、開閉窓2を閉鎖した状態では、
第一係合突起13aが連結プレート係合孔10aに係合
し、かつ第二係合突起13bとスリーブ5との係合が解
除される第一姿勢となり、開閉窓を開放した状態では、
第一係合突起と連結プレートとの係合が解除され、かつ
第二係合突起がスリーブ係合溝5dに係合する第二姿勢
となるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に設けられる
ワイパ装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハッチバック車やワゴン車、ワ
ンボックスカー等の車両には開閉揺動自在なリヤゲート
が設けられるが、このものにおいて、さらにリアゲート
に設けられる窓を、単独で開閉揺動自在な開閉窓とした
ものがある。ところで、この様な開閉窓を払拭するため
のワイパ装置を取りつける場合、ワイパ駆動部までを開
閉窓側に取付けると開閉窓の重量が重くなって、開閉窓
を開閉揺動自在に支持するヒンジ部等の強度アップを計
る必要があるうえ、開閉動作が重くなるという問題があ
る。そこで従来、ブレード、ワイパアーム、ピボット軸
等のワイパ本体部を開閉窓に取りつける一方、ワイパモ
ータ、リンク機構等のワイパ駆動部は車体側に取付け、
そして開閉窓の開閉に伴ってワイパ本体部とワイパ駆動
部とを断続できるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記従来のワ
イパ装置において、開閉窓を開放した状態では、ワイパ
本体部はワイパ駆動部から離れて自由となってしまうた
め、ワイパ本体部がピボット軸を軸として不用意に揺動
してしまい、これによりワイパ本体部とワイパ駆動部と
の位置設定が狂う許りでなく、揺動したワイパ本体部が
障害物に当って破損したりするという問題がある。そこ
で、実公平8−6649号公報に示される如く、ピボッ
ト軸をスラスト方向に移動自在に設けると共に、ピボッ
ト軸の車外側に突出する部位にフランジ面を形成し、そ
して開閉窓を開放した状態では、ピボット軸のフランジ
面が開閉窓に固着されたスリーブ(カラー、ピボットホ
ルダ)に回り止め状に係合することでピボット軸の回動
を規制する一方、開閉窓を閉鎖した状態では、ピボット
軸がワイパ駆動部側の回動軸に接当して押圧されること
で車外側に強制的にスラスト移動させ、これによって前
記フランジ面がカラーから離間するようにして回動規制
の解除をする構成にしたものが提唱されている。しかる
にこのものは、前記フランジ面とスリーブとの係合部位
が車外側であるうえ、ピボット軸が軸方向にスラスト移
動するものであるため防水性に劣り、該部位から雨水等
が浸入してしまううえ、ピボット軸と回動軸との軸方向
の位置合せが難しいという問題がある。さらにこのもの
は、スラスト方向に移動自在なピボット軸を、弾機の付
勢力により車内側に押圧する構成となっていて、ワイパ
アームにおけるワイパブレードの窓面への押圧力を発生
させるためのアームシャンク内に設けられる引張り弾機
の初期押圧力設定が、ピボット軸がスラスト移動するこ
とによって公差が大きくなり、ワイパアームの押圧力に
も影響してばらつきを生じてしまって、引張り弾機の初
期設定や調整が困難であるという問題もあり、これらに
本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、車体に開閉揺動自在に取付けら
れる開閉窓を払拭するためのワイパ装置であって、該ワ
イパ装置は、開閉窓側に内外貫通状態で回動自在に支持
され、かつ車外側に突出する先端部にワイパアームが一
体的に取付けられるピボット軸と、車体側に回動自在に
支持され、かつワイパ駆動部の駆動に基づいて回動する
回動体と、前記ピボット軸の車内側に突出する基端部に
ピボット軸と一体回動するよう設けられ、かつ開閉窓を
閉鎖した状態では回動体側の第一係合受部に係脱自在に
係合してピボット軸を回動体に対して一体回動状態にす
るための第一係合部、および開閉窓を開放した状態では
開閉窓側の第二係合受部に係脱自在に係合してピボット
軸を開閉窓に対して回動規制状態にするための第二係合
部を備えたクラッチ体とを用いた構成になっているもの
である。そして、この様にすることにより、開閉窓を開
放した状態でのピボット軸の回動を規制できるものであ
りながら、防水性が損なわれたり、アーム圧がばらつい
てしまうような不具合がなく、しかも軸方向の位置合せ
が容易で円滑な払拭作動を行うことができる。またこの
ものにおいて、クラッチ体は、ピボット軸の基端部に一
体的に取付けられる支持体と、第一係合部および第二係
合部が形成され、かつ前記支持体にピボット軸の軸回り
方向に一体回動する状態で第一姿勢と第二姿勢とに変姿
揺動自在に軸支される揺動体と、該揺動体を第二姿勢側
に付勢する付勢弾機と、前記揺動体に設けられ、開閉窓
を閉鎖することに伴い回動体に干渉して揺動体を前記付
勢弾機に抗して第一姿勢に変姿せしめる干渉部とを備え
て構成されているものとすることができる。また、第二
係合受部は、開閉窓側に固着されてピボット軸を回動自
在に軸支するスリーブに形成することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図面において、1は車両のリヤゲ
ートであって、該リアゲート1には、ガラス製の開閉窓
2がヒンジ3を介して、上下に開閉揺動自在に取付けら
れている。
【0006】4は前記開閉窓2を払拭するためのワイパ
装置を構成するピボット軸であって、該ピボット軸4
は、後述するスリーブ5の円筒内周部5aに、該円筒内
周部5aを軸方向に貫通する状態で回動自在に軸支され
ている。そして、このピボット軸4のスリーブ円筒内周
部5aから車外側に突出する上端部(先端部)には、ワ
イパアーム6の基端部が一体的に取りつけられ、さらに
該ワイパアーム6の先端部には、窓面を払拭するラバー
(図示せず)を備えたワイパブレード7が取付けられて
いる。
【0007】前記スリーブ5は、開閉窓2に開設される
貫通孔2aに、開閉窓2を内外に貫通する状態でゴムブ
ッシュ8を介して止着されるものであって、該スリーブ
5に形成される円筒内周部5aに、前述したようにピボ
ット軸4が回動自在に軸承されるが、さらにこのスリー
ブ5は、車内側に位置する部位が大径に形成されてい
る。そしてこの大径部5bの下部には、中央部が中空状
となり外周側が筒状に垂下した外筒部5cが形成されて
いるが、該外筒部5cには、後述する第二係合突起13
bが係脱自在に係合する係合溝5d(本発明の第二係合
受部に相当する)が、周回り方向に適宜間隔を存して複
数形成されている。
【0008】一方、9はリアゲート1のフレーム1a側
に回動自在に軸支される回動軸であって、該回動軸9
は、開閉窓2を閉鎖した状態で、前記ピボット軸4と同
軸上となる位置に配されているが、この回動軸9はリン
ク機構を介してワイパモータに連動連結されていて(こ
れらリンク機構およびワイパモータは、図示しないがリ
アゲートフレーム1a側に取付けられる)、ワイパモー
タの駆動に基づいて正逆回動する構成となっている。さ
らにこの回動軸9の先端部には、該回動軸9と一体回動
する略円板形の連結プレート10が固着されているが、
該連結プレート10には、後述する第一係合突起13a
が係脱自在に係合する係合孔10a(本発明の第一係合
受部に相当する)が穿設されている。
【0009】また、11は前記ピボット軸4と連結プレ
ート10とを断続自在に連結するためのクラッチ体であ
って、該クラッチ体11は、支持体12、揺動体13、
コイル弾機14等の部材から構成されるが、上記支持体
12は、基端側がピボット軸4の車内側に突出する下端
部(基端部)に一体的に取りつけられ、先端側がピボッ
ト軸4の軸方向に対し略垂直方向を向く状態で延びてい
る。
【0010】さらに揺動体13は、前記支持体12の先
端側半部の両側部に外嵌される両側面部13c、13
d、該両側面部13c、13dの上端側同志を連結する
上面部13e、両側面部13c、13dの先端側同志を
連結する先端側面部13fの各面部を有しているが、上
記両側面部13c、13dの基端側はピン軸15を介し
て支持体12の中央部に上下揺動自在に軸支されてお
り、これにより揺動体13は、ピボット軸4を中心とし
て該ピボット軸4と支持体12とともに一体的に周回り
方向に回動可能とされ、かつ支持体12に対してピン軸
15を軸として上下揺動できる構成となっている。また
前記上面部13eからは、ピボット軸4側に向けて延び
る延長上面部13gが延設されているが、該延長上面部
13gに開設された貫通孔13hには、ピボット軸4の
基端部が遊嵌状に貫通している。
【0011】そして、前記揺動体13の支持体12に対
する上下揺動は、支持体12の上面基端側に形成される
第一カム面12aに対し、揺動体13の延長上面部13
gが接当することでこれ以上の上動が規制され、また支
持体12の上面先端側に形成される第二カム面12bに
対し、揺動体13の上面部13eが接当することでこれ
以上の下動が規制されるようになっている。さらに、前
記第一カム面12aと延長上面部13gとのあいだに
は、ピボット軸4の外周に巻装される状態でコイル弾機
14が介装されており、該コイル弾機14の付勢力によ
り揺動体13の先端側面部13fは常時下動側に向けて
付勢されている。
【0012】また、揺動体13の先端側面部13fの下
面の中央部には、前記連結プレート10の係合孔10a
に係脱自在に係合する第一係合突起13aが下方に向け
て突出形成されている。さらに先端側面部13fの下面
には、上記第一係合突起13aの両側の部位に、下方に
向けて僅かに突出した干渉面部13iが形成されてい
る。そして、開放窓2が開放している状態、つまり開閉
窓2側に設けられるクラッチ体11がリアゲートフレー
ム1a側に設けられる連結プレート10から離間してい
る状態では、前記第一係合突起13aは係合孔10aか
ら離間していて係合解除されているが、このとき揺動体
13は、前記コイル弾機14の付勢力を受けて、上面部
13eが支持体12の第二カム面12bに接当してこれ
以上の下動が規制される第二姿勢となっている(図3参
照)。一方、前記開放している開閉窓2を閉鎖すると、
第一係合突起13aが係合孔10aに上側から嵌入して
係合するように設定されており、これにより連結プレー
ト10が前記ワイパモータの駆動に基づいて回動軸9と
共に回動したときに、該連結プレート10と一体的に揺
動体13が回動し、さらに該揺動体13と共に支持体1
2およびピボット軸4が一体回動するようになってい
る。また、前記第一係合突起13aが係合孔10aに係
合している状態では、係合孔10aの両側部位が前記干
渉面部13iに接当して揺動体13の先端側面部13f
を上方に向けて押圧しており、これにより揺動体13
は、コイル弾機14の付勢力に抗して上動して、先端側
面部13fがピボット軸4の軸方向に対して略平行状と
なる第一姿勢となっている(図2参照)が、該第一姿勢
の状態では、揺動体13の延長上面部13gは支持体1
2の第二カム面12bから離間していて、揺動体13の
第一姿勢を越えてのさらなる上動が許容されるようにな
っている。
【0013】さらに、揺動体13の先端側面部13fの
内面側は、前記支持体12の先端側面に対向している
が、これら対向面には、前記第一係合突起13aとピボ
ット軸4の軸芯とを結ぶ線上に位置する部位に、上下方
向を向いた凸条13jおよび凹溝12cがそれぞれ形成
されている。そしてこれら凸条13jと凹溝12cと
は、揺動体13が支持体12およびピボット軸4と一体
回動し、かつ揺動体13が支持体12に対して上下揺動
できる状態で嵌合している。これにより、前記第一姿勢
の揺動体13が連結プレート10と一体的に回動したと
きに、揺動体13を支持体12に対して上下揺動自在に
軸支するピン軸15部に殆ど負荷のかからない状態で、
揺動体13と共に支持体12およびピボット軸4が一体
回動できるようになっている。
【0014】また、前記揺動体13の上面部13eに
は、前記スリーブ5の係合溝5dに係脱自在に係合する
第二係合突起13bが上方に向けて突設されている。そ
してこの第二係合突起13bは、揺動体13が前述した
第一姿勢となっている状態では、スリーブ5の外筒部5
cの内周側に位置していて、揺動体13がスリーブ5に
対して自由に回動できるようになっているが、揺動体1
3が第二姿勢となっている状態では、第二係合突起13
bが外径側に移動して係合溝5dに係合するようになっ
ており、これにより揺動体13のスリーブ5に対する回
動が規制される、つまり揺動体13と一体回動するピボ
ット軸4のスリーブ5に対する回動が規制されるように
構成されている。
【0015】ところで、開閉窓2を開放するときには、
ワイパモータを駆動停止させた状態であって、このとき
ピボット軸4の回動位置は、ワイパアーム6が収納姿勢
となる収納位置に位置している。そして、該ピボット軸
4が収納位置に位置しているときに、揺動体13の第二
係合突起13bがスリーブ5の係合溝5dに係合するよ
うに位置設定されている。つまり、開閉窓2が閉鎖して
いる状態では、前述したように揺動体13は第一係合突
起13aが連結プレート10の係合孔10aに係合する
第一姿勢となっているが、開閉窓2を開放することに基
づいて連結プレート10から離間することにより、揺動
体13は、コイル弾機14の付勢力を受けて自動的に第
二姿勢に変姿する。このとき、ピボット軸4は収納位置
に位置しているから、第二係合突起13bがスリーブ5
の係合溝5dに位置合せされた状態で係合するようにな
っている。一方、開放窓2が開放している状態では、揺
動体13が前記第二姿勢となって第二係合突起13bが
スリーブ5の係合溝5dに係合することにより、ピボッ
ト軸4は回動が規制された状態となっていて、収納姿勢
のワイパアーム6が不用意に揺動してしまうことを回避
できるようになっているが、この様に開放窓2を開放し
ている状態ではピボット軸4は回動しないため、再び開
放窓2を閉鎖したとき、揺動体13の第一係合突起13
aは連結プレート10の係合孔10aに位置合せされた
状態で上側から嵌入して係合するようになっている。さ
らにこのとき、第一係合突起13aの両側の干渉面部1
3iが連結プレート10の係合孔10aの両側部位に接
当して揺動体13を上側に押圧し、これにより揺動体1
3は自動的に第一姿勢に変姿して、前記第二係合突起1
3bとスリーブ5の係合溝5dとの係合が解除されるよ
うになっている。
【0016】因みに、ワイパモータが駆動停止したとき
にワイパアーム6が収納姿勢となっていないことがある
(例えばワイパ作動中にエンジン停止したようなとき)
が、この状態で開閉窓2を開放すると、揺動体13の第
二係合突起13bとスリーブ5の係合溝5dとの位置が
ずれて係合しない場合がある。この様な場合であって
も、前述したように係合溝5dは周回り方向に所定間隔
を存して複数形成されているから、開閉窓2を開放させ
た状態でピボット軸4が僅かに回動すると第二係合突起
13bが何れかの係合溝5dに係合してピボット軸4の
回動規制がなされる。ところで、前記ピボット軸4が僅
かに回動して第二係合突起13bと係合溝5dとの係合
がなされた状態で、開閉窓2を閉鎖すると、前記ピボッ
ト軸4が回動した分だけ第一係合突起13aと連結プレ
ート10の係合孔10aとが位置ずれし、図5に示す如
く、第一係合突起13aが連結プレート10の上面に乗
り上げた状態となって、揺動体13は第一姿勢よりもさ
らに上動する。このような場合には、ワイパモータを駆
動して連結プレート10を回動させることにより、第一
係合突起13aを係合孔10aに係合させれば良い。
【0017】叙述の如く構成されたものにおいて、開閉
窓2側に取付けられるピボット軸4と、リアゲートフレ
ーム1a側に取付けられてワイパモータの駆動に基づい
て回動する回動軸9とは、クラッチ体11を介して断続
自在に連結されることになるが、該クラッチ体11は、
開閉窓2の閉開に伴う揺動体13の上下揺動で、第一係
合突起13aが連結プレート10の係合孔10aに係合
し、かつ第二係合突起13bとスリーブ5の係合溝5d
との係合が解除される、つまりピボット軸4が回動軸9
と一体回動し、かつスリーブ5に対して自由回動できる
第一姿勢と、第一係合突起13aと連結プレート係合孔
10aとの係合が解除され、かつ第二係合突起13bが
スリーブ係合溝5dに係合する、つまりピボット軸4が
回動軸9から自由になり、かつスリーブ5に対して回動
規制される第二姿勢とに変姿することになる。
【0018】この結果、開閉窓2の解放時において、ピ
ボット軸4の回動規制をしてワイパアーム6が不用意に
揺動してしまうことを回避できるようにしたものであり
ながら、従来のピボット軸がスラスト方向に移動するこ
とに基づいてピボット軸の回動規制を行う構成のものの
ように、防水性が損なわれることも無く、また、アーム
圧がばらついてしまうような不具合もなく、しかもピボ
ット軸4と回動軸9との軸方向の位置合せが容易で、円
滑な払拭作動を行うことができる。
【0019】尚、本実施の形態においては、クラッチ体
の付勢弾機としてコイル弾機を用いたが、これに限定さ
れることなく、例えば板状弾機やゴム弾機等でも実施可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の後方斜視図である。
【図2】開閉窓閉鎖時の要部を示す図である。
【図3】開閉窓開放時の要部を示す図である。
【図4】クラッチ体の底面図である。
【図5】第一係合突起と係合孔とが位置ずれした状態を
示す図である。
【符号の説明】
2 開閉窓 4 ピボット軸 5 スリーブ 5d 係合溝 6 ワイパアーム 9 回動軸 10 連結プレート 10a 係合孔 11 クラッチ体 12 支持体 13 揺動体 13a 第一係合突起 13b 第二係合突起 13i 干渉面部 14 コイル弾機

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に開閉揺動自在に取付けられる開閉
    窓を払拭するためのワイパ装置であって、該ワイパ装置
    は、開閉窓側に内外貫通状態で回動自在に支持され、か
    つ車外側に突出する先端部にワイパアームが一体的に取
    付けられるピボット軸と、車体側に回動自在に支持さ
    れ、かつワイパ駆動部の駆動に基づいて回動する回動体
    と、前記ピボット軸の車内側に突出する基端部にピボッ
    ト軸と一体回動するよう設けられ、かつ開閉窓を閉鎖し
    た状態では回動体側の第一係合受部に係脱自在に係合し
    てピボット軸を回動体に対して一体回動状態にするため
    の第一係合部、および開閉窓を開放した状態では開閉窓
    側の第二係合受部に係脱自在に係合してピボット軸を開
    閉窓に対して回動規制状態にするための第二係合部を備
    えたクラッチ体とを用いた構成になっているワイパ装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、クラッチ体は、ピボ
    ット軸の基端部に一体的に取付けられる支持体と、第一
    係合部および第二係合部が形成され、かつ前記支持体に
    ピボット軸の軸回り方向に一体回動する状態で第一姿勢
    と第二姿勢とに変姿揺動自在に軸支される揺動体と、該
    揺動体を第二姿勢側に付勢する付勢弾機と、前記揺動体
    に設けられ、開閉窓を閉鎖することに伴い回動体に干渉
    して揺動体を前記付勢弾機に抗して第一姿勢に変姿せし
    める干渉部とを備えて構成されているワイパ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、第二係合受
    部は、開閉窓側に固着されてピボット軸を回動自在に軸
    支するスリーブに形成されているワイパ装置。
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