JPH0326976Y2 - - Google Patents

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JPH0326976Y2
JPH0326976Y2 JP1986107447U JP10744786U JPH0326976Y2 JP H0326976 Y2 JPH0326976 Y2 JP H0326976Y2 JP 1986107447 U JP1986107447 U JP 1986107447U JP 10744786 U JP10744786 U JP 10744786U JP H0326976 Y2 JPH0326976 Y2 JP H0326976Y2
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JP
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air deflector
arm
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opening
sunroof
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、サンルーフ、すなわち開閉式屋根を
開いた状態で自動車が走行する際における風によ
る悪影響を防止するためのサンルーフのエアデフ
レクタ装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の従来の装置としては、例えば実開昭60
−186236号公報に開示されているようなもの、す
なわち第5図に示すように、車体aの屋根bに形
成したサンルーフ用の開口cの両側部に、後端部
が軸dをもつて枢着された左右1対のアームeの
前端部をもつて、エアデフレクタfの両端部を支
持し、前記アームeを、適宜の作動装置(図示
略)により、前記軸dを中心に回動させることに
より、前記エアデフレクタfを、前記開口cの前
縁部後方において昇降させるようにしたものがあ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述のような従来の装置によると、エアデフレ
クタfを、第5図に実線で示す収納位置から、同
じく想像線で示す使用位置まで上昇させる場合、
エアデフレクタfが、どうしても後方に位置ずれ
し、使用位置におけるエアデフレクタfの下端と
開口cの前縁との間に、ある程度の間隔D0が生
じてしまい、自動車の走行時に、この間隔D0
風が通過して、風切り音を発生し、また渦流を生
じて、エアデフレクタの本来の機能を低下させて
しまうおそれがある。
このように、使用位置としたときのエアデフレ
クタfの下端が、その収納位置のときよりも後方
に位置ずれする理由は、アームeの回動中心であ
る軸dが、使用位置としたときのエアデフレクタ
fの下端よりも下位に位置し、かつエアデフレク
タfの下端が、この軸dを中心として回動するか
らである。
したがつて、上述の問題点を解決するために
は、軸dを、なるべく上位に位置させればよい
が、このようなことは、開口cを、可動ルーフg
をもつて開閉しなければならず、しかも、屋根b
の厚さはある程度制限されているサンルーフにお
いては、このようにすることはきわめて因難であ
る。
本考案は、簡単な構成で、上述のような問題点
を解決したサンルーフのエアデフレクタ装置を提
供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上述のようなサンルーフのエアデフ
レクタ装置において、前後方向を向くリンクの前
端部を、車体における開口の両側部に、左右方向
を向く軸をもつて枢着するとともに、リンクの後
端部を、アームの中間部に、左右方向を向く軸を
もつて枢着し、かつ前記アームの後端部と、前記
開口の側部とのいずれか一方に、前後方向を向く
長孔を設け、該長孔に、前記アーム枢支用の軸を
摺動自在に嵌合することにより、エアデフレクタ
の昇降に伴つて、リンクが起倒することにより、
アームの後端部が前後動させられるようにしてあ
る。
〔作用〕
本考案のサンルーフのエアデフレクタ装置にお
いては、作動装置により、アームの前端部を上向
き回動させて、エアデフレクタを上昇させる際
に、リンクが起立することにより、アームの後端
部が前進させられて、エアデフレクタが後方に位
置ずれするのを防止し、又はエアデフレクタを上
昇しつつ前進させることができ、エアデフレクタ
を使用状態としたときのエアデフレクタの下端と
開口の前縁との間隔を可及的に小とすることがで
きる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を、第1図乃至第4図
に基づいて説明する。
1は、自動車の車体、2は、車体1における屋
根、3は、屋根2に形成され平面形が矩形のサン
ルーフ用の開口である。
開口3の両側部には、前後方向を向く左右1対
のガイドレール4が設けられており、このガイド
レール4には、開口3を閉塞可能な可動ルーフ5
を開閉させるための駆動装置(図示略)における
摺動部材(図示略)が、摺動自在に設けられてい
る。
なお、以下に説明する構成は、すべて左右対称
に配設されており、図面には、その一方のみを示
してある。
各ガイドレール4の内側面には、拡径頭部6a
を備える左右1対の軸6が、互いに内方に向けて
突設されており、この各軸6には、ほぼ前後方向
を向く左右1対のアーム7の各後端部に穿設され
た前後方向を向く長孔8が、摺動自在に、かつ軸
6を中心として回動可能に、それぞれ嵌合されて
いる。
両アーム7の前端部には、開口3の前縁3aと
平行をなし、かつ前面9aが後上方に向けて傾斜
するエアデフレクタ9の両端部が連結されて支持
されている。
各ガイドレール4の前端部内側面には、左右方
向を向く軸10をもつて、ほぼ前後方向を向くリ
ンク11の前端部が枢着されており、リンク11
の後端部は、各アーム7の中間部に、左右方向を
向く軸12をもつて枢着されている。
各アーム7の外側面より突出する軸12まわり
には、ねじりばね13が巻設され、このねじりば
ね13の各端部を、アーム7の軸12より前方の
部分、及びリンク11の中間部に、それぞれ係止
させることにより、このねじりばね13によつ
て、リンク11とアーム7の前部とが互いに開く
ように、したがつてリンク11がガイドレール4
に対して立ち上がるように、リンク11及びアー
ム7は付勢されている。
14は、可動ルーフ5の下面両側部より垂下す
る垂下片15の下端部に固着された押圧体で、こ
の押圧体14は、可動ルーフ5が開口3の途中ま
で閉じた半開位置から、開口3を完全に閉塞する
全閉位置までの間に位置しているとき、アーム7
の上縁に摺接して、アーム7の前端部を押し下
げ、アーム7、エアデフレクタ9及びリンク11
を、第1図に示す収納位置に保持する役目をして
いる。
かくして、リンク11及びねじりばね13等に
より、アーム7を上向き回動させて、エアデフレ
クタ9を、第2図に示すように、その下端が開口
3の前縁に近接し、かつその前面9aが屋根2の
上方に突出する使用位置まで移動させる押し上げ
装置16が形成され、また押圧体14等により、
アーム7を下向き回動させて、エアデフレクタ9
を、使用位置から収納位置まで移動させる押し下
げ装置17が形成され、さらにこの押し上げ装置
16と押し下げ装置17とにより、エアデフレク
タ9用の作動装置18が形成されている。
19は、アーム7等が収納位置に位置している
ときに、軸12及びねじりばね13等を収容する
ために、ガイドレール4に形成した凹部である。
この実施例は、上述のような構成としてあるの
で、エアデフレクタ9が収納位置に位置している
状態から、可動ルーフ5を半開位置よりさらに開
くと、押圧体14が、アーム7の上縁から後方に
外れ、ねじりばね13の付勢力により、リンク1
1はガイドレール4に対して立ち上がり、アーム
7は軸6を中心として上向き回動し、エアデフレ
クタ9は使用位置に向けて上昇する。
このときのリンク11の上向き回動に伴つて、
長孔8が軸6に対して前進することにより、アー
ム7の後端部はガイドレール4に対して前進し、
これにより、アーム7の前端部及びエアデフレク
タ9は、前進しつつ上昇するか、又は少くとも、
後方に位置ずれすることなく上昇する。
したがつて、使用位置としたときのエアデフレ
クタ9の下端を、収納位置のときのエアデフレク
タ9の下端の位置より前進させるか、又は少くと
も後退しないようにすることができ、もつて、使
用位置としたときのエアデフレクタ9の下端と開
口3の前縁3aとの間隔D1を小とし、自動車の
走行時に、この間隔D1を通過する風量をできる
だけ少なくすることができる。
エアデフレクタ9が使用位置に達すると、軸6
が長孔8の後端に当接することにより、アーム7
の後端部の前進が停止し、エアデフレクタ9は使
用位置で停止させられる。
可動ルーフ5を半開位置より閉じると、上述の
ように、押圧体14がアーム7を押し下げ、それ
によつてリンク11が下向き回動しつつ、長孔8
が軸6に対して相対的に後方に移動することによ
り、アーム7の後端部が後退し、エアデフレクタ
9は収納位置まで下降させられる。
なお、エアデフレクタ9が収納位置に達した後
に、又はそれとほぼ同時に、可動ルーフ5が全閉
位置まで閉じるようにするのがよい。
〔変形例〕
上述の実施例においては、アーム7及びリンク
11をガイドレール4に枢着したが、直接車体に
枢着してもよい。またアーム7の後端部に長孔8
を設け、これに、ガイドレール4に突設した軸6
を摺動自在に嵌合したが、車体側に前後方向を向
く長孔を穿設し、これに、アームの後端部に突設
した軸を摺動自在に嵌合してもよい。
〔考案の効果〕
以上から明らかなように、本考案によると、エ
アデフレクタを上昇させる際に、リンクが起立さ
せられ、それによつて、アームが前進させられる
ことにより、エアデフレクタは、上昇するにつれ
て前進させるか、又は少なくとも上昇時に後退し
ないようにすることができるので、エアデフレク
タを使用状態としたときのエアデフレクタの下端
とサンルーフ用の開口の前縁との間隔を可及的に
小として、ここを通過する風量を少なくし、もつ
て風切り音等の風による悪影響を少なくすること
ができるという利点がある。
また、本考案の装置は、構造が簡単で、安価に
製造できるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、本考案の一実施例を示す
もので、第1図は、エアデフレクタが収納位置に
位置しているときの要部の縦断側面図、第2図
は、エアデフレクタが使用位置に位置していると
きの第1図と同様な部分の縦断側面図、第3図
は、第1実施例のエアデフレクタ装置の自動車へ
の装着状態を示す要部の外観図、第4図は、第1
図のA−A線に沿う拡大横断平面図であり、第5
図は、従来のエアデフレクタ装置の一例を示す要
部の縦断側面図である。 1……車体、2……屋根、3……開口、3a…
…縁部、4……ガイドレール、5……可動ルー
フ、6……軸、7……アーム、8……長孔、9…
…エアデフレクタ、11……リンク、13……ね
じりばね、14……押圧体、16……押し上げ装
置、17……押し下げ装置、18……作動装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体の屋根に形成したサンルーフ用の開口の両
    側部に後端部が枢支された左右1対のアームの前
    端部をもつて、エアデフレクタの両端部を支持
    し、前記アームを、適宜の作動装置により、前記
    枢支部を中心に回動させることにより、前記エア
    デフレクタを、前記開口の前縁部後方において昇
    降させるようにしたサンルーフのエアデフレクタ
    装置において、前後方向を向くリンクの前端部
    を、前記開口の両側部に、左右方向を向く軸をも
    つて枢着するとともに、リンクの後端部を、前記
    アームの中間部に、左右方向を向く軸をもつて枢
    着し、かつ前記アームの後端部と、前記車体にお
    ける開口の側部とのいずれか一方に、前後方向を
    向く長孔を設け、該長孔に、前記アーム枢支用の
    軸を摺動自在に嵌合することにより、エアデフレ
    クタの昇降に伴つて、リンクが起倒することによ
    り、アームの後端部が前後動させられるようにし
    たことを特徴とするサンルーフのエアデフレクタ
    装置。
JP1986107447U 1986-07-15 1986-07-15 Expired JPH0326976Y2 (ja)

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JP1986107447U JPH0326976Y2 (ja) 1986-07-15 1986-07-15

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JP1986107447U JPH0326976Y2 (ja) 1986-07-15 1986-07-15

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JPS6314425U JPS6314425U (ja) 1988-01-30
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5537759B2 (ja) * 1975-01-14 1980-09-30

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5537759U (ja) * 1978-09-05 1980-03-11

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JPS5537759B2 (ja) * 1975-01-14 1980-09-30

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