JP2003226139A - 複数の部分からなるスライドルーフ - Google Patents

複数の部分からなるスライドルーフ

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JP2003226139A
JP2003226139A JP2003024066A JP2003024066A JP2003226139A JP 2003226139 A JP2003226139 A JP 2003226139A JP 2003024066 A JP2003024066 A JP 2003024066A JP 2003024066 A JP2003024066 A JP 2003024066A JP 2003226139 A JP2003226139 A JP 2003226139A
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roof element
movement
vehicle
sliding
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Martin Kralik
クラリク マルティン
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Webasto Japan Co Ltd
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単で確実に作動する構造を有し、風切り音が
小さい、複数の部分からなるスライドルーフを提供す
る。 【解決手段】ルーフ開口36を開放するために、少なく
とも2つのルーフ要素の第1のルーフ要素18が閉鎖位
置から、ほぼ車両ルーフ10の平面内で摺動運動を行
い、第1のルーフ要素18に隣接する第2のルーフ要素
20の、第1のルーフ要素18寄りの少なくともエッジ
部分28が、第1のルーフ要素18の摺動運動に対して
ほぼ垂直な運動成分を有する回避運動を行う。第1のル
ーフ要素18寄りの第2のルーフ要素20のエッジ部分
28の運動成分がほぼ車両室内の方に向き、第1と第2
のルーフ要素18、20が少なくとも閉鎖位置で、第1
と第2のルーフ要素18、20の間で力を伝達するため
の強制ガイド38、48、50を介して互いに係合し、
かつ一緒に動くように連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライドルーフが
車両ルーフ上で移動のために案内された少なくとも2つ
のルーフ要素を備え、各々のルーフ要素の外板が自動車
のルーフ外板と面一であり、かつ少なくとも2つのルー
フ要素がそれぞれ隣接するルーフ要素寄りのエッジ部分
に沿って隣接するルーフ要素に接続されるように、ルー
フ要素がその閉鎖位置で配置され、ルーフ要素が開口開
放位置で少なくとも部分的にオーバーラップし、ルーフ
開口を開放するために、少なくとも2つのルーフ要素の
第1のルーフ要素が閉鎖位置から、ほぼ車両ルーフの平
面内で摺動運動を行い、第1のルーフ要素に隣接する第
2のルーフ要素の、第1のルーフ要素寄りの少なくとも
エッジ部分が、第1のルーフ要素の摺動運動に対してほ
ぼ垂直な運動成分を有する回避運動を行う、自動車のル
ーフ開口を選択的に開閉するための複数の部分からなる
スライドルーフに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスライドルーフは公知である
(例えば特許文献1参照)。この公知のスライドルーフ
は車両縦方向に並べて配置された2つのルーフ要素を備
えている。前進方向において前側のルーフ要素は、ケー
ブルによって車両縦方向に摺動可能である。前側のルー
フ要素を駆動するケーブルにはラックが設けられてい
る。このラックはケーブルを動かす際に、スピンドル装
置にかみ合う。このスピンドル装置によって、後側のス
ライド要素がルーフ平面に対して垂直方向に車両室内か
ら離れるように持ち上げられる。したがって、後側のル
ーフ要素と車両の部分の間に自由空間が生じ、前側のル
ーフ要素が閉鎖位置から後退する際にこの自由空間内に
入ることができる。
【0003】冒頭に述べたスライドルーフの他の実施の
形態の場合、後側のルーフ要素が平行リンク−クランク
機構に高さ調節可能に枢着され、閉鎖位置から後退する
際に前側のルーフ要素によって一部が後退方向に押さ
れ、同時にクランク機構によって持上げられる。前側の
ルーフ要素によって開始されるこの運動は、引張りばね
によって続けられるので、後側のルーフ要素はばね力に
よって持ち上げられた位置に更に移動する。
【0004】この実施の形態の場合、閉鎖位置への後側
のルーフ要素の戻しは、前側のルーフ要素に配置された
伝動要素によって行われる。この伝動要素は、閉鎖位置
への前側のルーフ要素の摺動時に、平行リンクの一つを
押す。
【0005】このスライドルーフは、その構造が複雑で
あり、ルーフ要素の確実な運動連結を行わないという欠
点がある。この場合更に、ルーフ外板から持ち上げられ
た後側のルーフ要素によって、風切り音が増大する恐れ
がある。
【0006】
【特許文献1】米国特許第4498701号明細書
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、簡単で確実に作動する構造を有し、風切り音が小
さい、冒頭に述べた種類のスライドルーフを提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は、独立請求項
記載の特徴によって解決される。
【0009】本発明の有利な実施形と発展形態は従属請
求項から明らかである。
【0010】本発明は、冒頭に述べた技術水準におい
て、第1のルーフ要素寄りの第2のルーフ要素のエッジ
部分の運動成分がほぼ車両室内の方に向いていること
と、第1と第2のルーフ要素が少なくとも閉鎖位置で、
第1と第2のルーフ要素の間で力を伝達するための強制
ガイドを介して互いに係合(相互作用)し、かつ一緒に
動くように連結されていることを特徴とする。
【0011】第1のルーフ要素寄りのエッジ部分が、ス
ライドルーフの開放時に、車両室内へ回避運動を行うこ
とにより、車両ルーフのどの部分もルーフ外板から外側
に突出しない。これは車両の周りの流れの一層望ましい
案内を生じ、それによって風切り音が小さくなる。
【0012】強制ガイドを介して第1のルーフ要素を第
2のルーフ要素に連結することにより、一方のルーフ要
素が正確に定められた運動を他方のルーフ要素に強い
る。それによって、例えばルーフ要素のかみ込みが回避
される。
【0013】以下において、複数の部分からなるスライ
ドルーフは、簡単化するために、2個のルーフ要素に基
づいて説明するが、本発明によるスライドルーフは一列
の複数のルーフ要素によって形成可能であることをここ
ではっきりと指摘しておく。
【0014】第1と第2のルーフ要素が案内溝とこの案
内溝内を案内される少なくとも1本のピンによって形成
された溝付きガイドを介して、車両ルーフ上で移動のた
めに案内されていると、第1と第2のルーフ要素は構造
的に簡単に形成可能である。
【0015】第1と第2のルーフ要素の間の強制ガイド
は例えば、1つのルーフ要素(第1または第2のルーフ
要素)が制御部材を備え、この制御部材が、スライドル
ーフの少なくとも閉鎖位置において、他方のルーフ要素
に配置されこの他方のルーフ要素と一緒に移動可能な溝
付きガイド部分(案内溝またはピン)に係合(作用)し
ていることによって製作可能である。更に、製作と組み
立てを簡単にするために、ルーフ固定の案内溝内を滑動
するピンが可動のルーフ要素に設けられている。しか
し、ルーフ要素がルーフ固定のピンに沿ってルーフ要素
に付設された案内溝内を摺動可能であるように、ルーフ
固定のピンを設けてもよい。制御部材はピンを備えてい
てもよい。このピンは、可動のルーフ要素に配置された
案内溝に係合し、および/または案内溝が可動のルーフ
要素に設けられたピンに係合している。
【0016】第2のルーフ要素が第1のルーフ要素と比
べて短い移動距離を移動するだけでよいので、第1と第
2のルーフ要素が、第2のルーフ要素の回避運動を終了
するまでのみ、強制ガイドを介して一緒に移動するよう
に連結されていることで充分である。しかし、第1と第
2のルーフ要素が、第1と第2のルーフ要素の間で力を
伝達するために強制ガイドを介して持続的に互いに係合
(相互作用)していることにより、第2のルーフ要素は
回避運動の後で到達する位置に確実に保持される。
【0017】一方のルーフ要素(第1または第2のルー
フ要素)に配置された制御部材と、スライドルーフの少
なくとも閉鎖位置でこの制御部材に係合(作用)する他
方のルーフ要素の溝付きガイド部分とがそれぞれ、他方
のルーフ要素寄りのエッジ部分の近くに配置されている
ことにより、材料のコストが比較的に少なく抑えられ、
構造が簡単になる。
【0018】本発明では基本的には、第1のルーフ要素
寄りの第2のルーフ要素のエッジ部分の回避運動が、ほ
ぼ車両内部の方に向いた運動成分だけを有することで充
分である。その際発生する、相互の方に向いたエッジ部
分の両ルーフ要素のかみ込みの危険は、回避運動の際
に、第1のルーフ要素寄りの第2のルーフ要素のエッジ
部分のほぼ車両内部の方に向いた運動成分に、第1のル
ーフ要素の移動方向に対してほぼ平行な運動成分が重ね
合わされることによって更に低減することが可能であ
る。
【0019】第1のルーフ要素から離れた第2のルーフ
要素のエッジ部分が、それと反対側の、第1のルーフ要
素寄りのエッジ部分の運動とほぼ同じ方向に向いた運動
を行うことにより、第1のルーフ要素が摺動して入るこ
とができる大きな自由空間、ひいては車両ルーフの一層
大きな開口面積が得られる。
【0020】その際、第1のルーフ要素の外板が開口開
放位置と閉鎖位置の間における第1のルーフ要素の摺動
運動中に車両ルーフのルーフ外板とほぼ面一のままであ
るように、第1のルーフ要素が案内されていることが、
風切り音を避けるため並びに車両の外観のために有利で
ある。
【0021】その代わりに、第1のルーフ要素から離れ
た第2のルーフ要素のエッジ部分が、第1のルーフ要素
に対してほぼ平行な摺動運動を行うように、第2のルー
フ要素を案内してもよい。この場合、第2のルーフ要素
は上記の実施形の場合のように、その一部だけが第1の
ルーフ要素と一緒に移動し、第1のルーフ寄りの部分だ
けが下降する。これによって、両ルーフ要素のかみ込み
が回避され、そして第1のルーフ要素から離れたエッジ
部分が回転運動だけを行う場合よりも大きな開口面積が
得られる。
【0022】開口面積を拡大する他の実施形では、第1
のルーフ要素から離れた第2のルーフ要素のエッジ部分
が、車両ルーフのルーフ外板に対してほぼ垂直である、
車両室内から離れる運動成分を有する運動を行い、好ま
しくはこの運動に、第1のルーフ要素の運動方向に対し
てほぼ平行な運動成分が重ね合わされるように、第2の
ルーフ要素が車両上で案内される。
【0023】最後に述べた両実施形の場合、第1のルー
フ要素が車両の前進方向において第2のルーフ要素の前
側に配置され、かつ開口開放位置において少なくとも一
部が第2のルーフ要素の上方にスポイラー状に位置する
ように案内されていることにより、開口隙間が更に拡大
され、かつ風切り音が更に低減される。
【0024】その際、“スポイラー状”は、第1のルー
フ要素がルーフ外板に対して、ほぼ車両ルーフの平面内
にある、走行方向に対して垂直な軸線回りに傾斜するこ
とを意味する。
【0025】第2のルーフ要素の閉鎖位置は例えば、制
御部材に形成された突起および/またはばね力によって
設定可能である。
【0026】第2のルーフ要素がばね力によってその閉
鎖位置に付勢されていると、簡単な構造的手段によって
第2のルーフ要素をその閉鎖位置に確実に戻すことがで
きる。
【0027】上記の複数の部分からなるスライドルーフ
は、車両に組み込むことによって特別な価値を有する。
この理由から、上記の1つまたは複数の特徴を有する複
数の部分からなるスライドルーフを備えた車両につい
て、独立した権利を請求する。
【0028】
【発明の実施の形態】図を参照して本発明を好ましい実
施の形態に基づいて詳しく説明する。
【0029】図1には、複数の部分からなる本発明によ
るスライドルーフ12を備えた車両ルーフ10の縦断面
が概略的に示してある。14はフロントウインドウ、1
6はリヤウインドウである。複数の部分からなるスライ
ドルーフ12は図示した例では、車両の前進方向におい
て前方に位置する第1のルーフ要素18と、車両縦方向
においてその後ろに位置する第2のルーフ要素20を備
えている。
【0030】第1のルーフ要素18は、前進方向前側の
そのエッジ部分22がルーフクロスバー24に隣接して
いる。この前側のエッジ部分22に対して平行に延びる
第1のルーフ要素18の後側のエッジ部分26は、第1
のルーフ要素18寄りの第2のルーフ要素20の前側の
エッジ部分28に隣接している。第2のルーフ要素20
は、第1のルーフ要素18から離れた後側のエッジ部分
30を有し、このエッジ部分30は第2のルーフ要素2
0の運動を可能にするために、後側のルーフクロスバー
32から離して配置されている。この隙間はシール34
によって架橋されている。上記のすべてのエッジ部分は
ほぼ、図1の図面に対して直交する車両横方向に延びて
いる。
【0031】スライドルーフ12を通って車両内部に水
が入らないようにするために、ルーフ要素18、20の
複数またはすべてのエッジ部分はシールを備えることが
できる。このシールは見やすくするために図示していな
い。
【0032】ルーフ要素18は後述するように、図1に
示した閉鎖位置から、ルーフ開口36を少なくとも部分
的に開放する開口開放位置に摺動させるために、図1に
示していないピンを介して、車両ルーフ10の案内溝に
沿って案内される。
【0033】第2のルーフ要素20は、その横方向両側
で(図1では、断面図であるため、一方の横方向側だけ
示してある)、各々1個の前側のピン38と後側のピン
40によって、ルーフに動かないように設けられた前側
の案内溝42または車両に動かないように設けられた後
側の案内溝44に沿って案内されている。第2のルーフ
要素20の前側のピン38は、第1のルーフ要素18の
下方にあり、保持装置46を介して第2のルーフ要素2
0に固定連結されている。
【0034】第1のルーフ要素18はカム面50を有す
る制御部材48を備えている。このカム面50は前側の
ピン38に接触している。
【0035】更に、制御部材48の端範囲52には、カ
ム面50から離して突起54が設けられている。したが
って、前側のピン38は、制御部材48と前側の案内溝
42に遊びなしに接触または係合している。
【0036】カム面50が端範囲52において車両前側
の方に傾斜しているので、第1のルーフ要素18が後退
する際にピン38は車両室内の方に向かって下方に押さ
れる。カム面50の傾斜部には、第1のルーフ要素18
の前側まで達する水平なカム面部分が接続している。こ
の水平なカム面部分は、前側のピン38を押し下げた状
態に保持する。
【0037】前側の案内溝42と後側の案内溝44は本
実施の形態では同一である。これらの案内溝42、44
は、車両前側から車両後部の方にやや湾曲して延びてい
る。すなわち、車両室内に向かって勾配がやや大きくな
っている。これは、第1のルーフ要素18の開放運動時
に、ピン38と案内溝42と制御部材48とからなる、
ルーフ要素18とルーフ要素20の間の強制連結部(強
制ガイド)に基づいて、第2のルーフ要素20の全体運
動の車両室内向きの運動成分が、閉鎖位置から離れるに
つれて増大し一方、摺動方向(これは車両の縦方向Lに
一致している)の運動成分が減少することを意味する。
【0038】図2には、図1のスライドルーフ12の開
口開放位置が示してある。前側のピン38は、制御部材
48のカム面50の水平な部分によって、案内溝42の
下端まで押し下げられている。後側のピン40は、案内
溝44内を一緒に移動している。
【0039】前側のルーフ要素18は、閉鎖位置のよう
に、常にルーフ外板と面一であり、その後側範囲は、第
2のルーフ要素20の前側の端範囲とオーバーラップし
ている。
【0040】理論的には、突起54がピン40に当たる
まで、第1のルーフ要素18を車両後部の方に摺動させ
ることができる。突起54が車両室内の方に短く形成さ
れ、カム面50の水平部分が車両前側に長く延びている
と、第1のルーフ要素18を後側のルーフクロスバー3
2まで摺動させることができる。
【0041】図3には、本発明によるスライドルーフの
代替的な実施の形態が示してある。図1、2、3の実施
の形態は、後側のカム面44の形状だけが異なってい
る。したがって、図3、4において後側のカム面は4
4′で示してある。変更されていない残りの要素につい
ては、図1、2の説明を参照されたし。
【0042】後側の案内溝44′は第1のルーフ要素1
8の摺動方向に対してほぼ平行に延びている。
【0043】図4には、図3に示した本発明によるスラ
イドルーフの実施の形態の開口開放位置が示してある。
【0044】前側のエッジ部分28の近くにある第2の
ルーフ要素20の範囲は、上記の実施の形態と同じ運動
を行う。なぜなら、案内溝42の形状が変更されていな
いからである。後側のエッジ部分30の近くの第2のル
ーフ要素20の後側範囲は、車両後部の方に摺動する。
したがって、第2のルーフ要素20は、組み合わせられ
た摺動運動および傾動運動を行う。この傾動運動の中心
は、後側のピン40である。
【0045】この実施の形態の場合、前述のように、第
1のルーフ要素18は開口開放位置でも車両ルーフのル
ーフ外板と面一のままである。スライドルーフ12の開
口開放位置では、第2のルーフ要素20の傾斜位置によ
って、車両ルーフに小さな段差が生じる。これは風切り
音を低減することになる。
【0046】図5、6には、本発明によるスライドルー
フの第3の実施の形態が示してある。この実施の形態は
前述の実施の形態に対して後側の案内溝44の形状だけ
が異なっている。したがって、この後側の案内溝は4
4″で示してある。
【0047】図5、6の後側の案内溝44″は、閉鎖位
置から開放位置に移動する際に、第2のルーフ要素20
のエッジ部分30近くの後側の範囲を、車両後部の方に
かつ車両室内から離れるように案内する。したがって、
後側のルーフ要素20は、組み合わせられた摺動運動と
回転運動を行う。この場合、回転成分は図3、4の実施
の形態と比べて大きくなっている。回転中心は案内溝4
0と42の間に位置する。この運動によって、第2のル
ーフ要素20は、ルーフ外板に対してスポイラー状に傾
斜する。それによって、風切り音は更に低減される。こ
れは高速時にスライドウインドウ(スライドルーフ)を
開放した状態での走行を可能にする。
【0048】他の代替的な実施の形態では、第1のルー
フ要素18のエッジ部分26が持ち上げられてルーフ要
素のオーバーラップを増大するように、第1のルーフ要
素18が車両ルーフ10に沿って案内可能である。その
際、第1のルーフ要素18は第2のルーフ要素20上に
スポイラー状に載る。これは開放した車両ルーフに沿っ
た空気流の案内のために望ましいだけでなく、ルーフ開
口36の開口面積を一層大きく開放することができる。
このような持ち上げは上記の第2の実施の形態の場合に
も図1、2に示した第1の実施の形態の場合にも可能で
ある。
【0049】図7には図2のVII−VII線に沿った
横断面が示してある。
【0050】この図から、前側の案内溝42と制御部材
48に対する前側のピン38の係合が判る。この制御部
材48は、第2のルーフ要素20と車両ルーフ10の構
造体の間に配置されている。
【0051】車両ルーフの構造体は技術水準に一致して
いるので、これ以上説明しない。
【0052】上記と図面と特許請求の範囲に開示した本
発明の特徴は、単独でも任意の組み合わせでも本発明を
実施するために重要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスライドルーフの第1の実施の形
態の閉鎖状態を示す概略的な縦断面図である。
【図2】図1に示した複数の部分からなるスライドルー
フの、ルーフ開口が部分的に開放した状態を示す図であ
る。
【図3】本発明によるスライドルーフの第2の実施の形
態の閉鎖位置を示す図である。
【図4】図3のスライドルーフの実施の形態の、ルーフ
開口が部分的に開放した状態を示す図である。
【図5】本発明によるスライドルーフの第3の実施の形
態の閉鎖状態を示す縦断面図である。
【図6】図5のスライドルーフの第3の実施の形態の、
ルーフ開口が部分的に開放した状態を示す図である。
【図7】図2のVII−VII線に沿った横断面図であ
る。
【符号の説明】
10…車両ルーフ、12…複数の部分からなるスライド
ルーフ、14…フロントウインドウ、16…リヤウイン
ドウ、18…第1のルーフ要素、20…第2のルーフ要
素、22…第1のルーフ要素の前側エッジ部分、24…
ルーフクロスバー、26…第1のルーフ要素の後側エッ
ジ部分、28…第2のルーフ要素の前側エッジ部分、3
0…第2のルーフ要素の後側エッジ部分、32…隙間、
34…シール、36…ルーフ開口、38…前側のピン、
40…後側のピン、42…前側の案内溝、44…後側の
案内溝、46…保持装置、48…制御部材、50…カム
面、52…制御部材の端範囲、54…突起、L…車両縦
方向

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドルーフ(12)が車両ルーフ
    (10)上で移動のために案内された少なくとも2つの
    ルーフ要素(18、20)を備え、各々のルーフ要素
    (18、20)の外板が自動車のルーフ外板と面一であ
    り、かつ少なくとも2つのルーフ要素(18、20)が
    それぞれ隣接するルーフ要素(18、20)寄りのエッ
    ジ部分(26、28)に沿って隣接するルーフ要素(2
    0または18)に接続されるように、ルーフ要素がその
    閉鎖位置で配置され、ルーフ要素が開口開放位置で少な
    くとも部分的にオーバーラップし、ルーフ開口(36)
    を開放するために、少なくとも2つのルーフ要素(1
    8、20)の第1のルーフ要素(18)が閉鎖位置か
    ら、ほぼ車両ルーフ(10)の平面内で摺動運動を行
    い、第1のルーフ要素(18)に隣接する第2のルーフ
    要素(20)の、第1のルーフ要素(18)寄りの少な
    くともエッジ部分(28)が、第1のルーフ要素(1
    8)の摺動運動に対してほぼ垂直な運動成分を有する回
    避運動を行う、自動車のルーフ開口(36)を選択的に
    開閉するための複数の部分からなるスライドルーフ(1
    2)において、第1のルーフ要素(18)寄りの第2の
    ルーフ要素(20)のエッジ部分(28)の運動成分が
    ほぼ車両室内の方に向いていることと、第1と第2のル
    ーフ要素(18、20)が少なくとも閉鎖位置で、第1
    と第2のルーフ要素(18、20)の間で力を伝達する
    ための強制ガイド(38、48、50)を介して互いに
    係合し、かつ一緒に動くように連結されていることを特
    徴とする複数の部分からなるスライドルーフ(12)。
  2. 【請求項2】 第1と第2のルーフ要素(18、20)
    が案内溝(42、44)とこの案内溝内を案内される少
    なくとも1本のピン(38、40)によって形成された
    溝付きガイドを介して、車両ルーフ(10)上で移動の
    ために案内されていることを特徴とする請求項1記載の
    複数の部分からなるスライドルーフ(12)。
  3. 【請求項3】 1つのルーフ要素(18)が制御部材
    (48)を備え、この制御部材が、スライドルーフ(1
    2)の少なくとも閉鎖位置において、他方のルーフ要素
    (20)に配置されこの他方のルーフ要素と一緒に移動
    可能な溝付きガイド部分(38)に係合していることを
    特徴とする請求項2記載の複数の部分からなるスライド
    ルーフ(12)。
  4. 【請求項4】 第1と第2のルーフ要素(18、20)
    が、第1と第2のルーフ要素(18、20)の間で力を
    伝達するために強制ガイド(38、48、50)を介し
    て持続的に互いに係合していることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか一つに記載の複数の部分からなるスラ
    イドルーフ(12)。
  5. 【請求項5】 一方のルーフ要素(18)に配置された
    制御部材(48)と、スライドルーフの少なくとも閉鎖
    位置でこの制御部材に作用する他方のルーフ要素(2
    0)の溝付きガイド部分(38)とがそれぞれ、他方の
    ルーフ要素(18、20)寄りのエッジ部分(26、2
    8)の近くに配置されていることを特徴とする請求項3
    記載の複数の部分からなるスライドルーフ(12)。
  6. 【請求項6】 回避運動の際に、第1のルーフ要素(1
    8)寄りの第2のルーフ要素(20)のエッジ部分(2
    8)のほぼ車両内部の方に向いた運動成分に、第1のル
    ーフ要素(18)の移動方向に対してほぼ平行な運動成
    分が重ね合わされることを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれか一つに記載の複数の部分からなるスライドルーフ
    (12)。
  7. 【請求項7】 第1のルーフ要素(18)から離れた第
    2のルーフ要素(20)のエッジ部分(30)が、それ
    と反対側の、第1のルーフ要素(18)寄りのエッジ部
    分(28)の運動とほぼ同じ方向に向いた運動を行うこ
    とを特徴とする請求項6記載の複数の部分からなるスラ
    イドルーフ(12)。
  8. 【請求項8】 第1のルーフ要素(18)の外板が開口
    開放位置と閉鎖位置の間における第1のルーフ要素の摺
    動運動中に車両ルーフ(10)のルーフ外板とほぼ面一
    のままであるように、第1のルーフ要素が案内されてい
    ることを特徴とする請求項6または7記載の複数の部分
    からなるスライドルーフ(12)。
  9. 【請求項9】 第1のルーフ要素(18)から離れた第
    2のルーフ要素(20)のエッジ部分(30)が、第1
    のルーフ要素(18)に対してほぼ平行な摺動運動を行
    うことを特徴とする請求項6記載の複数の部分からなる
    スライドルーフ(12)。
  10. 【請求項10】 第1のルーフ要素(18)から離れた
    第2のルーフ要素(20)のエッジ部分(30)が、車
    両ルーフ(10)の外板に対してほぼ垂直な、車両室内
    から離れる運動成分を有する運動を行い、好ましくはこ
    の運動に、第1のルーフ要素(18)の運動方向に対し
    てほぼ平行な運動成分が重ね合わされることを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれか一つに記載の複数の部分から
    なるスライドルーフ(12)。
  11. 【請求項11】 第1のルーフ要素(18)が車両の前
    進方向において第2のルーフ要素(20)の前側に配置
    され、かつ開口開放位置において少なくとも一部が第2
    のルーフ要素(20)の上方にスポイラー状に位置する
    ように案内されていることを特徴とする請求項9または
    10記載の複数の部分からなるスライドルーフ(1
    2)。
  12. 【請求項12】 第2のルーフ要素(20)がばね力に
    よってその閉鎖位置に付勢され、および/または制御部
    材(48)に設けられた突起(54)によって閉鎖位置
    に保持されることを特徴とする請求項1〜11のいずれ
    か一つに記載の複数の部分からなるスライドルーフ(1
    2)。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか一つに記載
    の複数の部分からなるスライドルーフ(12)を備えた
    車両。
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