JP2001158237A - 車両用スライドルーフ - Google Patents

車両用スライドルーフ

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JP2001158237A
JP2001158237A JP2000327271A JP2000327271A JP2001158237A JP 2001158237 A JP2001158237 A JP 2001158237A JP 2000327271 A JP2000327271 A JP 2000327271A JP 2000327271 A JP2000327271 A JP 2000327271A JP 2001158237 A JP2001158237 A JP 2001158237A
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Philip Laux
ラオックス フィリップ
Bernd Schleicher
シュライヒャー ベルント
Kraus Thomas
クラオス トーマス
Matthias Katzmeier
カッツマイヤァ マチアス
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Webasto Japan Co Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/0007Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs moveable head-liners, screens, curtains or blinds for ceilings
    • B60J7/003Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs moveable head-liners, screens, curtains or blinds for ceilings one or more sliding rigid plate or lammellae
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
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    • B60J7/04Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels
    • B60J7/047Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels movable to overlapping or nested relationship

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両スライドルーフの換気状態を簡単な手段
によって改善する。 【解決手段】 ルーフ開口部12の閉鎖および少なくと
も部分的な開放を行うための2つの剛体カバー10、1
1と、換気位置への双方のカバーの変位装置28−32
と、前後のキャノピー部材14、15を有し、摺動装置
18、19、26によってカバー位置とは無関係に車両
縦軸線の方向へ少なくとも部分的に移動できるキャノピ
ーとを備える。前キャノピー部材14の前縁の前の水平
な前部換気間隙16および双方のキャノピー部材14、
15の間の水平な後部換気間隙17を開放するため、後
キャノピー部材15に連結された前キャノピー部材14
を、閉鎖位置にある前キャノピー部材14から出発し
て、前部換気間隙16を開放する位置に移動でき、後部
換気間隙17の開放のため、カバー10、11の換気操
作運動によって後キャノピー部材15を前キャノピー部
材14から離隔する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つのカバーと2
つののキャノピー部材を備えた車両用スライドルーフ、
特に、固定ルーフ面にルーフフレームによって限定され
たルーフ開口部の閉鎖および少なくとも部分的な開放を
行うための2つの剛体カバーと、換気位置への双方のカ
バーの変位装置と、前後のキャノピー部材を有し、摺動
装置によってカバー位置とは無関係に車両縦軸線の方向
へ少なくとも部分的に移動できるキャノピーとを備えた
車両用スライドルーフに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両スライドルーフは、例え
ば、ドイツ特許第4438104号から公知である。こ
の公知の車両スライドルーフの場合、2つのスライドキ
ャノピー部材は、閉鎖位置では、少なくともほぼ同一の
高さにあり、開放時、順次に摺動させることができる。
双方のスライドキャノピー部材は、両側でキャノピー摺
動機構に結合されており、他方、上記摺動機構は、ルー
フに固定され車両縦方向へ延び双方のキャノピーの摺動
運動を制御し且つ双方のスライドキャノピーの高さ調節
運動を制御する強制案内とそれぞれ係合する。双方のス
ライドルーフ部材の別個の調節は行わない。
【0003】ドイツ特許第4141283号には、唯一
の剛体カバーと2つのスライドキャノピー部材を備えた
車両スライドルーフが記載されている。唯一つのカバー
の換気上昇運動時、キャノピー部材の間に水平な換気間
隙が開放される。上記換気間隙の形成のため、後キャノ
ピー部材に唯一つのカバーを上昇する駆動装置を連結す
る。この場合、上記駆動装置は、ばね負荷されて前キャ
ノピー部材と結合され、キャノピー部材の間に換気間隙
を開放するため後キャノピー部材を前キャノピー部材か
ら縦方向へ離隔できるよう、ルーフに固定の制御レバー
によって負荷される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では車両
スライドルーフの換気状態を簡単な手段によって行うこ
とが困難である。本発明の課題は、上記先行技術から出
発して、問題の車両スライドルーフの換気状態を簡単な
手段によって改善することにある。本発明は、双方のキ
ャノピー部材の換気間隙および双方のカバーの上昇によ
って形成される双方の換気間隙を介して、車両走行時、
車室内に十分量の新鮮空気が流入できるようにした車両
用スライドルーフを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項1の
特徴記載部分に開示の特徴によって解決される。本発明
の有利な実施の形態を従属請求項に示した。かくして、
本発明にもとづき、2つの剛体カバーおよび2つのキャ
ノピー部材を有する車両スライドルーフにおいて、キャ
ノピー範囲において2つの換気間隙、即ち、双方のキャ
ノピー部材の間に1つの換気間隙を開放し且つ第1キャ
ノピー部材の前に他の換気間隙を開放する。これら双方
の換気間隙および双方のカバーの上昇によって形成され
る双方の換気間隙を介して、車両走行時、車室内に十分
量の新鮮空気が流入できる。
【0006】換気間隙開放のためのキャノピー運動を双
方のカバーの換気操作運動に関連させるのが有利であ
る。この場合、双方のキャノピー部材は、ばね負荷を受
けて相互に当接し、共通のキャノピーとして車両縦方向
へ摺動させることができる。双方のカバーを上昇する変
位装置に後キャノピー部材を強制結合することによっ
て、更に詳細に云えば、前キャノピー部材を固定した状
態において換気間隙が開放されるよう後キャノピー部材
を上記前キャノピー部材から後方へ牽引することによっ
て、双方のキャノピー部材の間に換気間隙を形成でき
る。相互に当接位置にある双方のキャノピー部材14、
15を共通のキャノピー駆動装置によって後方へ摺動さ
せ、次いで、他の換気間隙の開放のため後キャノピー部
材を引きもどすことによって後キャノピー部材を前キャ
ノピー部材から分離することによって、後キャノピー部
材の前に換気間隙を形成した後に、上述の如く双方のキ
ャノピー部材の間に換気間隙を形成するのが好ましい。
【0007】前部換気間隙を形成するためのキャノピー
全体の摺動は、カバー変位装置とは無関係のキャノピー
摺動装置を介して行うか、カバー変位装置との強制結合
によって後キャノピー部材を引きもどした状態において
前キャノピー部材の駆動によって行う。次いで、後キャ
ノピー部材は、このキャノピー部材の移動路に導入され
るストッパによって固定され、かくして、拘禁状態の前
キャノピー部材から出発して、後キャノピー部材を引き
もどして後部換気間隙を構成できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、実施の形態を示す図面を
参照して本発明を詳細に説明する。図1a−1dに、固
定ルーフ面13にルーフフレーム(図示してない)によ
って限定されたルーフ開口部12の閉鎖および少なくと
も部分的な開放を行うための2つの剛体カバー10、1
1を備えた車両スライドルーフを模式的に示した。車両
スライドルーフは、更に、前キャノピー部材14および
後キャノピー部材15からなるキャノピーを含む。
【0009】図1aにおいて、双方のカバー10、11
は、ルーフ開口部12内の閉鎖位置にあり、後キャノピ
ー部材14、15は、同じく閉鎖位置にあり、この場
合、前キャノピー部材14は、本質的に、フロントカバ
ー10の下方に達し、後キャノピー部材15は、本質的
に、リヤカバー11の下方に達する。この状態におい
て、カバー10、11およびキャノピー部材14、15
は、相互に当接する。即ち、前キャノピー部材14は、
その後縁で、後キャノピー部材15と当接する。上記閉
鎖位置から、ルーフ開口部12を完全に開放する位置
(図1dに模式的に示した)にカバー10、11および
キャノピー部材14、15を移動できる。この位置にお
いて、双方のカバー10、11は、2つのスポイラー・
カバーの態様で相互に傾斜してルーフ開口部12の後縁
に接し、フロントカバー10は、リヤカバー11の前上
方に達し、一方、双方のキャノピー14、15は、ルー
フ開口部の後縁12の範囲において重畳した且つ本質的
に上記後縁に関して後方へずれた状態となる。図示の実
施の形態の場合、前キャノピー部材14は、上記位置に
おいて、後キャノピー部材15の上方に来る。他方、双
方のキャノピー部材は、図1aに示した位置と同様に、
ルーフ開口部12の後縁の下方に順次に摺動させること
もできる。
【0010】換気位置または通風位置におけるカバー1
0、11およびキャノピー部材14、15の配置を図1
cに模式的に示した。図示の如く、双方のカバー10、
11は、カバー前縁のまわりに回転されカバー後縁が上
方へ傾斜した換気姿勢にあり、更に、リヤカバー11
は、後方へ僅かに摺動されている。カバー10、11の
上記の傾斜姿勢によって、カバー10、11の間には、
水平な前部換気間隙が確立され、リヤカバー11の後縁
と固定ルーフ面13との間には、水平な後部換気間隙が
確立される。カバー側の水平な換気間隙と同様に、図1
cにおいて、キャノピーも換気位置にある。即ち、キャ
ノピー部材14、15は、図1aに示したキャノピー閉
鎖位置から出発して相互に且つルーフ開口部12の前縁
に関して離れるよう後方へ摺動され、かくして、前キャ
ノピー部材14の前縁とルーフ開口部12の前縁との間
には、水平な前部換気間隙16が確立され、他方、前キ
ャノピー部材14の後縁と後キャノピー部材15の前縁
との間には、水平な後部換気間隙17が確立される。
【0011】図1bに、図1aの閉鎖状態と図1cの換
気状態との間のキャノピーの中間状態を示した。この実
施の形態の場合、相互に接するキャノピー部材14、1
5を一緒に後方へ摺動することによって、まず、前部換
気間隙16を形成し、次いで、図1cに示した如く、前
キャノピー部材14を固定(停止)した状態において、
後キャノピー部材15のみを後方へ摺動して後部換気間
隙17を形成する。後キャノピー部材のみの上記の摺動
は、カバー10、11の上昇運動に関連させるのが好ま
しい。
【0012】図2に示した如く、双方のキャノピー部材
14、15の共通の摺動装置が、カバー10、11と無
関係に設けてある。この摺動装置は、前キャノピー部材
14の前縁の側部突起20、21を介して相互に強固に
接合されて、公知の態様でガイド内を通過し、前キャノ
ピー部材14の後縁まで延びる2つの駆動ケーブル1
8、19を含む。駆動ケーブル18、19の上記後端に
は、後キャノピー部材15の前縁の突起24、25にば
ね他端を結合した引張ばね22、23が固定されてい
る。後キャノピー部材15の前縁は、通常、引張ばね2
2、23によって負荷されて前キャノピー部材14の後
縁に当接し、かくして、上記双方のキャノピー部材1
4、15は、この位置において、連続のキャノピーを形
成する。図2に、双方のキャノピー部材14、15の相
互に離隔された状態を示した。この状態では、引張ばね
22、23が伸張され、双方のキャノピー部材14、1
5は、後部換気間隙17を開放する。
【0013】駆動ケーブル18、19の前端は、キャノ
ピー部材14、15の共通の変位を実現するため、好ま
しくは、図示してないが動力的に作動される駆動歯車2
6と係合している。駆動歯車26の回転軸線が、部材1
4、15からなるキャノピーの縦中心線27と一致すれ
ば好ましい。キャノピー部材14、15の縦方向摺動と
同様に、換気位置へのカバー10、11の上昇運動は、
駆動ケーブル28、29にもとづく駆動装置によって行
う。図2には、判り易いよう、同時に、リヤカバー11
のみの対応する駆動装置を示した。フロントカバー10
の駆動装置は、上記駆動装置と同様に構成されている
か、対応する駆動ケーブルが延長されている。
【0014】従って、リヤカバー11の駆動装置は、縦
中心線27上にある駆動歯車30と駆動結合し、図2に
31、32で示したリヤカバー11用昇降機構(詳細に
は示してない)を作動する2つの駆動ケーブル28、2
9を含む。他の駆動歯車33、34は、駆動ケーブル2
8、29と係合し、駆動ケーブル35、36に固定され
後キャノピー部材15の両側で摺動案内される連動部材
37、38を駆動する。連動部材37、38は、後キャ
ノピー部材15の後縁に両側に配置され且つ固定された
突起39、40と係合するよう構成されている。連動部
材37、38は、突起39、40の前にあり、突起3
9、40との係合によってカバーの上昇運動(これに関
して、図2にリヤカバー11およびその駆動装置のみを
示した)に関連して不動の前キャノピー部材14に関し
て後キャノピー部材15を後方へ摺動して後部換気間隙
17を形成するのに役立つ。
【0015】図2に示した実施の形態の場合、まずカバ
ー10、11の閉鎖状態において換気間隙16、17を
形成するため、駆動装置18、19、26によって、前
キャノピー部材14を、この部材に面一に接する後キャ
ノピー部材とともに、後方へ摺動させて、前キャノピー
部材14の前縁とルーフ開口部12の前縁との間に前部
換気間隙17を開放する。次いで、駆動装置18、1
9、26を停止し、かくして、前部換気間隙16を開放
する位置に前キャノピー部材14を保持する。さて、駆
動装置28−32によってカバー10、11を上昇し、
かくして、駆動装置33−40によって、引張ばね22
のばね力に抗して後キャノピー部材15を前キャノピー
部材14から後方へ牽引して後部換気間隙17を開放す
る。かくして、車両走行時、カバー10、11の間の水
平換気間隙、リヤカバー10の前縁の水平換気間隙、双
方のキャノピー部材14、15の間の換気間隙17およ
び前キャノピー部材14の前縁の換気間隙16を介して
空気を車室内に流入させることができる。複数のシート
列を備えた車両の場合、各換気間隙が1つのシート列に
配されるよう、換気間隙16、17を配置するのが好ま
しい。
【0016】換気間隙および通風間隙を取除くためのカ
バー10、11およびキャノピー部材14、15の閉鎖
は、逆の順序で行う。即ち、まず、カバー10、11を
下降し、この際、引張ばね22、23によって後キャノ
ピー部材15を駆動して前キャノピー部材14に当接さ
せ、次いで、相互に当接するキャノピー部材14、15
を閉鎖方向へ前方へ移動する。換気間隙および通風間隙
の形成のため、2部分からなるカバーに対して異なる形
式でキャノピーを関連させることもできる。即ち、例え
ば、キャノピー部材の共通の摺動装置を作動することな
くキャノピー範囲(天蓋領域)に換気間隙を形成するこ
とができる。即ち、まず相互に当接状態にある双方のキ
ャノピー部材14、15をカバー10、11の上昇運動
によって後方へ牽引して前部換気間隙16を形成し、こ
の際、前部換気間隙16が形成されると直ちに、前キャ
ノピー部材14が前キャノピー部材14の移動路に突出
するストッパ(図示してない)に当接し、かくして、カ
バー10、11の上昇中に後キャノピー部材が更に牽引
されて後キャノピー部材15は引張ばね22、23の力
に抗して前キャノピー部材14から分離され、後部換気
間隙17が形成される。換気間隙16、17を取除く場
合、上記の作動推移を逆方向へ行う。この場合、前キャ
ノピー部材14を止めているストッパが引込まれる。ル
ーフ開口部12を完全に開放する図1dの位置に双方の
キャノピー部材14、15を移動した場合も、上記スト
ッパは、再び引込まれ、上記キャノピー部材の同時の運
動を可能とする。更に、双方のカバー10、11の昇降
運動によって上記ストッパを強制制御すれば好ましい。
キャノピー部材14、15に対する駆動装置の樞着状態
を対応して適合させれば、引張ばね22、23の代わり
に、等価機能として圧縮ばねを使用することもでき、こ
の場合、キャノピー部材は、後部換気間隙17の形成の
ためばね作用によって相互に離隔され、換気間隙17の
閉鎖のために1つの駆動装置によって統合される。
【0017】以上詳述した本発明の特徴は、次の通りで
ある。第1に、固定ルーフ面13にルーフフレームによ
って限定された(輪郭が定められた)ルーフ開口部12
の閉鎖および少なくとも部分的な開放を行うための2つ
(一対)の剛体カバー10、11と、換気(エアーレー
ション)位置への双方のカバー10、11の変位装置
(駆動ケーブル28、29、駆動歯車30、昇降機構3
1、32等を有する駆動装置)と、前後のキャノピー部
材14、15を有し、摺動装置(駆動ケーブル18、1
9、駆動歯車26等を有する駆動装置)によってカバー
位置とは無関係に車両縦軸線の方向へ少なくとも部分的
に移動できるキャノピーとを備えた車両スライドルーフ
において、前キャノピー部材14の前縁の前の水平な前
部換気間隙16および双方のキャノピー部材14、15
の間の水平な後部換気間隙17を開放するため、後キャ
ノピー部材15に結合された前キャノピー部材14を、
閉鎖位置(閉鎖状態)にある前キャノピー部材14から
出発して、前部換気間隙16を開放する位置に移動で
き、後部換気間隙17の開放のため、カバー10、11
の換気操作運動によって後キャノピー部材15を前キャ
ノピー部材14から離隔できることである。
【0018】これによって、双方のキャノピー部材1
4、15の間に1つの換気間隙17を開放し且つ第1キ
ャノピー部材14の前に他の換気間隙16を開放する。
これら双方の換気間隙16、17および双方のカバー1
0、11の上昇によって形成される双方の換気間隙1
6、17を介して、車両走行時、車室内に十分量の新鮮
空気が流入できる。第2に、換気間隙開放のためのキャ
ノピー運動が、双方のカバー10、11の換気操作運動
に関連されていることである。
【0019】これによって、換気間隙開放のためのキャ
ノピー運動を簡単かつ安価な手段で行うことができる。
第3に、後キャノピー部材15が、前キャノピー部材1
4に対して引張ばね22、23を介してばね負荷されて
おり、後キャノピー部材15が、カバー変位装置28−
32に対する後キャノピー部材15の連結機構(連動部
材37、38及び突起39、40等)によってばね負荷
に抗して前キャノピー部材14から離隔され、かくし
て、後部換気間隙17が開放されることである。
【0020】これによって、双方のキャノピー部材1
4、15は、ばね負荷を受けて相互に当接し、共通のキ
ャノピーとして車両縦方向へ摺動させることができる。
第4に、カバー変位装置28−32に対する後キャノピ
ー部材15の連結機構が、後キャノピー部材15の側部
駆動機構(突起)39、40と係合されカバー変位装置
によって作動される連動部材37、38を含むことであ
る。これによって、カバー変位装置28−32で後キャ
ノピー部材15を移動させることにより、後部換気間隙
17の開放を行うことができる。
【0021】第5に、前キャノピー部材14が、キャノ
ピー摺動装置18、19、26によって、前部換気間隙
16を開放する位置に移動されることである。これによ
って、カバー変位装置28−32とは関係なく、キャノ
ピー摺動装置18、19、26で前キャノピー部材14
を移動させることにより、前部換気間隙16の開放を行
うことができる。第6に、前キャノピー部材14が、カ
バー変位装置28−32に対する後キャノピー部材15
の連結機構によって前部換気間隙16を開放する位置に
移動され、この位置において、前キャノピー部材14
は、上記キャノピー部材14の移動路に導入されるスト
ッパ手段(ストッパ)によって停止され、この停止位置
から出発して、後キャノピー部材15は、後部換気間隙
17の開放のため、前キャノピー部材14から離隔され
ることである。
【0022】これによって、キャノピー部材14をスト
ッパによって停止し、後キャノピー部材15を後部換気
間隙17の開放のため移動することができ、ストッパを
作動しないと、双方のキャノピー部材14、15を同時
に移動できる。なお、本発明は前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々変形することができる。
【0023】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、双方のキ
ャノピー部材14、15の間に1つの換気間隙17を開
放し且つ第1キャノピー部材14の前に他の換気間隙1
6を開放することができる。これら双方の換気間隙1
6、17および双方のカバー10、11の上昇によって
形成される双方の換気間隙16、17を介して、車両走
行時、車室内に十分量の新鮮空気が流入できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1a−1dは、2つのカバーおよび2つのキ
ャノピー部材が異なる位置にある車両スライドルーフの
略図である。
【図2】キャノピー範囲に2つの換気間隙を形成するた
めの双方の剛体カバーと双方のキャノピー部材との間の
駆動結合状態を示す略図である。
【符号の説明】
10 フロントカバー 11 リヤカバー 12 ルーフ開口部 13 固定ルーフ面 14 前キャノピー部材 15 後キャノピー部材 16 前部換気間隙 17 後部換気間隙 18 駆動ケーブル 19 駆動ケーブル 20 突起 21 突起 22 引張ばね 23 引張ばね 24 突起 25 突起 26 駆動歯車 27 縦中心線 28 駆動ケーブル 29 駆動ケーブル 30 駆動歯車 31 昇降機構 32 昇降機構 33 駆動歯車 34 駆動歯車 35 駆動ケーブル 36 駆動ケーブル 37 連動部材 38 連動部材 39 突起 40 突起
フロントページの続き (72)発明者 トーマス クラオス ドイツ、82131 ガウティング、アンマァ ゼー シュトラーセ 3 (72)発明者 マチアス カッツマイヤァ ドイツ、86836 クロースタァレヒフェル ト、フェルスタァヴェーク 10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ルーフ面(13)にルーフフレーム
    によって限定されたルーフ開口部(12)の閉鎖および
    少なくとも部分的な開放を行うための2つの剛体カバー
    (10、11)と、換気位置への双方のカバー(10、
    11)の変位装置(28−32)と、前後のキャノピー
    部材(14、15)を有し、摺動装置(18、19、2
    6)によってカバー位置とは無関係に車両縦軸線の方向
    へ少なくとも部分的に移動できるキャノピーとを備えた
    車両スライドルーフにおいて、前キャノピー部材(1
    4)の前縁の前の水平な前部換気間隙(16)および双
    方のキャノピー部材(14、15)の間の水平な後部換
    気間隙(17)を開放するため、後キャノピー部材(1
    5)に結合された前キャノピー部材(14)を、閉鎖位
    置にある前キャノピー部材(14)から出発して、前部
    換気間隙(16)を開放する位置に移動でき、後部換気
    間隙(17)の開放のため、カバー(10、11)の換
    気操作運動によって後キャノピー部材(15)を前キャ
    ノピー部材(14)から離隔できることを特徴とする車
    両スライドルーフ。
  2. 【請求項2】 換気間隙開放のためのキャノピー運動
    が、双方のカバー(10、11)の換気操作運動に関連
    されていることを特徴とする請求項1記載の車両スライ
    ドルーフ。
  3. 【請求項3】 後キャノピー部材(15)が、前キャノ
    ピー部材(14)に対してばね負荷されており、後キャ
    ノピー部材(15)が、カバー変位装置(28−32)
    に対する後キャノピー部材(15)の連結機構によって
    ばね負荷に抗して前キャノピー部材(14)から離隔さ
    れ、かくして、後部換気間隙(17)が開放されること
    を特徴とする請求項1または2記載の車両スライドルー
    フ。
  4. 【請求項4】 カバー変位装置(28−32)に対する
    後キャノピー部材(15)の連結機構が、後キャノピー
    部材(15)の側部駆動機構(39、40)と係合され
    カバー変位装置によって作動される連動部材(37、3
    8)を含むことを特徴とする請求項3記載の車両スライ
    ドルーフ。
  5. 【請求項5】 前キャノピー部材(14)が、キャノピ
    ー摺動装置(18、19、26)によって、前部換気間
    隙(16)を開放する位置に移動されることを特徴とす
    る請求項3または4記載の車両スライドルーフ。
  6. 【請求項6】 前キャノピー部材(14)が、カバー変
    位装置(28−32)に対する後キャノピー部材(1
    5)の連結機構によって前部換気間隙(16)を開放す
    る位置に移動され、この位置において、前キャノピー部
    材(14)は、上記キャノピー部材(14)の移動路に
    導入されるストッパ手段によって固定され、この固定位
    置から出発して、後キャノピー部材(15)は、後部換
    気間隙(17)の開放のため、前キャノピー部材(1
    4)から離隔されることを特徴とする請求項3または4
    記載の車両スライドルーフ。
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