JPS6224268B2 - - Google Patents

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JPS6224268B2
JPS6224268B2 JP57216672A JP21667282A JPS6224268B2 JP S6224268 B2 JPS6224268 B2 JP S6224268B2 JP 57216672 A JP57216672 A JP 57216672A JP 21667282 A JP21667282 A JP 21667282A JP S6224268 B2 JPS6224268 B2 JP S6224268B2
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JP
Japan
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foam
decorative
lightweight
foamed
lightweight body
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JP57216672A
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English (en)
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JPS59111986A (ja
Inventor
Shozo Harada
Tetsuya Koide
Takayuki Shirai
Masao Kachi
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は無機質の化粧材融着発泡軽量体に関す
る。詳しくは、無機系発泡体用材料の発泡化と同
時に少くともその一面に無機系化粧材を融着一体
化した無機質化粧発泡軽量体、およびその製法に
関する。
従来、この種類の無機系化粧発泡体は、無機系
発泡軽量体を先ず製造し、次いで(i)該発泡体の表
面に釉薬等を塗布して焼成又は熔射することによ
つて化粧仕上げするか、または(ii)該発泡体の表面
に接着剤を用いてタイル等の化粧材を貼着して化
粧仕上げすることによつて、製造されてきた。上
記の化粧発泡体(i)は焼成が二段階であるほかに、
釉薬によつて発泡体の粗表面を充分に化粧するの
はかなり困難であり、また、下塗材を併用して熔
射する場合には一般に剥離しやすい恐れ等があつ
た。上記の化粧発泡体(ii)の場合、施工の手数を要
するほかに、無機接着剤(例えばセメント)また
は有機接着剤のいずれを用いても耐熱接着性に限
度がある。これらの工程を簡略化した方法とし
て、発泡材料としてウレタン樹脂材料を用いて化
粧材の裏面に硬質ウレタン発泡層を発泡付着させ
た化粧プレートが開発提案されている(特公昭46
−30138号)。しかしこの製品は、その有機材料に
原因して高い温度での強度および接着性に当然問
題が存在する。更に、製造の際の有毒性ガスの発
生および連続気泡による吸水性の問題もある。
無機系材料の発泡化と同時にタイル等の化粧材
を融着させる本発明の態様に関して該化粧材を熱
変性させずに無機系材料を充分に発泡化する焼成
条件では、両者間の充分な強度のある融着一体化
が達成不可能と従来考えられていたようである。
本発明者等は、珪酸塩系材料からなる裏面を有す
る化粧材と熔化してガラス質を形成する珪酸塩系
発泡体用材料との組み合せによつて、予想外に
も、発泡化と同時に両者間の満足な融着が達成で
きることを見出した。
すなわち本発明によつて、熔化ガラス質形成性
珪酸塩系発泡体の基材の少くとも一表面に、珪酸
塩系材料の裏面を有する化粧材からなる表面材を
ガラス質融着一体化してなることを特徴とする建
材等として有用な無機質化粧材融着発泡軽量体が
提供される。
上記の化粧材融着発泡軽量体は、焼成用の枠
(例えば匣鉢)の枠面の少くとも一枠面(すなわ
ち一面ないし複数面)に上記の化粧材からなる表
面材の裏面を内側にして配置し、該化粧材の裏面
に接して上記の発泡軽量体基材を形成する発泡体
用材料を充填し、この系を該化粧材の熱変性未満
の温度そして該発泡体用材料の熔化発泡温度以上
にて焼成して該材料を熔化発泡せしめると同時に
両者を融着することを特徴とする製法によつて効
果的に製造できる。
この製法において、該化粧材の少くとも裏面お
よび該発泡体用材料は珪酸塩系材料であり、焼成
によつて該発泡体用材料が熔化して両者の接触面
をぬらしそして、両者が珪酸塩系の同化をするた
め、熔化した該材料が冷却するに従つて固化して
両者間に強固な融着が達成される。なお、上記の
製法において、一般にその必要はないが該化粧材
と該発泡体用材料との接触界面に、発泡剤を含有
しない該発泡体用材料と実質的に同じガラス質形
成性材料または融着性の大きいガラス系材料を小
量存在させると、両者間の融着性が更に増強され
る。
前記のガラス質形成性珪酸塩系発泡体用材料
は、熔化してガラス質を形成する珪酸塩系材料の
粉末および加熱焼成時に気体を放出する有効量の
粉末状発泡剤を含む粉状ないし粒状の珪酸塩系材
料である。
該ガラス質形成性珪酸塩としては、抗火石(学
名:玻璃雲母石英粗面岩)、火山灰(例えばシラ
ス)、ガラス系廃物材料、膨張頁岩、真珠岩、ス
ラグおよびこれらの混合物が例示される。該発泡
剤には、例えば、炭化珪素、窒化珪素、炭素、水
ガラス、石こう、炭酸塩等、およびこれらの混合
物が含まれる。該発泡剤は、希望する断熱性能、
嵩比重等の要求性能また発泡成分によつて変化す
るが、本発明では重量%にて該発泡体用材料の約
0.1〜約2%、好ましくは約0.3〜約1.5%そして典
型的には約0.5〜約1%前後が使用できる。
上記の発泡材は珪酸塩材料および発泡体の物性
等の観点から当業者が容易に選定し得る。例え
ば、抗火石および/または火山灰を主成分とする
材料では、独立気泡の形成並びに焼結性、熔融粘
度、気体発生量等の制御の観点から炭化珪素が好
ましい。
該珪酸塩系発泡体用材料には、前記のガラス質
形成性珪酸塩材料および発泡剤のほかに、発泡状
態を制御調節するために、該材料の約40%重量未
満の量の泥岩(頁岩、粘土岩、シルト岩等)そし
て代表的には頁岩、カオリン、珪砂等が有利に使
用できる。
該表面材としての化粧材は、少くもその裏面が
珪酸塩系材料である無機系化粧材から選ばれ、代
表的には施釉セラミツクタイルおよび石材等が例
示される。施釉タイルの場合は釉薬が高温度熔融
性のものが好ましい。すなわち該表面材として
は、少なくもその裏面が珪酸塩系材料からなる耐
熱性板状物であれば珪酸塩系発泡体材料の熔化発
泡によつて両者がガラス質の融着をするので、特
に限定されない。例えばこのようなセラミツクタ
イルとしては、陶器質、せつ器質または磁器質の
タイルがあり、そしてせつ器質タイルの場合には
薄板状大型タイルが公知である。例えばこのよう
な石材系の表面材としては、玄武岩板等の天然石
材板およびコンクリート板または施釉コンクリー
ト板等の人工石材板が業界公知である。
前記の発泡融着の焼成条件は、材料に応じて変
化し得るが、一般的に約800℃〜約1300℃の焼成
温度そして約0.5時間以上(例えば約1〜約8時
間)の焼成時間の範囲である。すなわち、上記の
焼成条件は、使用材料のほかに、所望の発泡性
(気泡形、断熱性等)によつても変化し得るが、
例えば約900℃〜約1200℃で約2時間以上の典型
的な条件を基準として当業者が容易に設定でき
る。
前記のように匣鉢等の枠内に化粧材を配置し発
泡体用材料を充填する態様は、水平型の枠の底面
に化粧材を裏面を上にして並べ、その上に該発泡
体用材料を充填し(必要に応じて充填した材料の
上に更に化粧材を裏面を下にして配置して)、そ
して適当な重さの蓋をして焼成するのが普通であ
る。また、縦型の枠を採用し、その一側面または
両側面に化粧材を同様に貼付し、発泡体用材料を
充填しそして蓋をして焼成することも当然可能で
ある。該枠の化粧材を配置する面にアルミナ等の
耐火性粉末を散布し若しくは付着させて、熔着お
よび一時的な過熱等を防止するのが好ましい。な
お、枠の上下両面または両側面に化粧材を配置す
る態様によつて、発泡体の両面に融着した化粧材
を有する製品が得られる。これはそれ自体で有用
であるが、該化粧材の面に平行に該発泡体を切断
して、片面に化粧材が融着した発泡体を得ること
もできる。
以下に本発明の代表的な実施態様を例示して、
本発明を更に説明する。しかし本発明はこれらの
例に限定されるものではなく、本発明の技術思想
内の変形および修正は当然可能であることが理解
される。
例 1 発泡体用材料として、造粒した粉状抗火石100
重量部、炭化珪素粉末1重量部および頁岩粉末10
重量部からなる均質混合物粉末を使用した。内部
寸法が200×200mmの匣鉢の底面にアルミナ粉末を
散布し、施釉セラミツクタイル(合計重量600グ
ラム)をタイルの裏面を上向きにして配置し、そ
の上に上記の混合粉末を25mmの厚さに充填した。
これを1150℃にて4時間焼成しそして放置して冷
却した。このようにして、化粧タイル表面材と融
着一体化された板状の発泡軽量体が、発泡および
融着を同時に達成して得られた。該発泡軽量体基
材の厚さは55mmでこの重量は550グラムであり、
従つて比重は0.42であつた。更に得られた発泡体
は実質的に非吸水性であり、実質的に独立気泡か
ら構成されていた。
例 2 発泡体用材料として、抗火石100重量部、炭化
珪素1重量部、PVA75重量部からなる混合粉末
を水を用いて小粒化したものを使用した。例1の
場合と同寸法の匣鉢に、例1と同様に、平板状に
切断した玄武岩片を配置しそして上記の発泡体用
材料を充填し、1200℃にて4時間焼成した。放置
冷却して、玄武岩化粧材の表面材と融着一体化し
た板状のガラス質発泡体が得られた。
例 3 化粧タイルと発泡体用材料との間に、抗火石
100重量部と頁岩10重量部との発泡材を含有しな
い混合粉末を薄く散布したほかは、例1と同様に
実施した。得られた化粧タイル融着発泡軽量体の
融着部分を検査すると、該タイルと該発泡体との
融着状態が更に緻密であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熔化ガラス質形成性の珪酸塩系材料からなる
    発泡軽量体の基材および珪酸塩系材料からなる裏
    面を有する無機系化粧材の表面材から本質的にな
    り、該軽量体基材の少なくも一表面に該表面材の
    裏面がガラス質の融着をして一体化した構造を特
    徴とする、無機質化粧材融着発泡軽量体。 2 該発泡軽量体の材料の主成分が、抗火石、火
    山灰、ガラス系材料、膨張頁岩、真珠岩、スラグ
    およびこれらの混合物から選ばれる特許請求の範
    囲第1項の軽量体。 3 該発泡軽量体が更に泥岩系成分を含む特許請
    求の範囲第2項の軽量体。 4 該発泡軽量体が少なくも抗火石を含む特許請
    求の範囲第1、第2または第3項の軽量体。 5 該発泡軽量体が実質的に独立気泡から構成さ
    れている、特許請求の範囲第1〜4項のいずれか
    の軽量体。 6 該化粧材が施釉セラミツクタイルおよび石材
    から選ばれる、特許請求の範囲第1〜5項のいず
    れかの軽量体。 7 焼成用の枠の枠面の少なくも一枠面に、珪酸
    塩系材料からなる裏面を有する無機系化粧材の表
    面材を該裏面を内側にして配置し、熔化ガラス質
    形成性である珪酸塩系発泡体用の粉粒状材料を該
    表面材の該珪酸塩系材料からなる裏面に接して該
    焼成枠内に充填し、該化粧表面材の熱変性未満の
    温度そして該発泡体用材料の熔化発泡温度以上の
    温度にて焼成して、該発泡体用材料を発泡化して
    発泡軽量体基材を形成すると共に、該化粧表面材
    の珪酸塩系裏面とこれに接する該軽量体の表面と
    の間にガラス質の融着を形成することを特徴とす
    る、無機質化粧材融着発泡軽量体の製法。 8 該発泡体用材料が焼成時に気体を放出する有
    効量の発泡剤を含有する特許請求の範囲第7項の
    製法。 9 該発泡剤が炭化珪素、窒化珪素、炭素、水ガ
    ラス、石こう、炭酸塩およびこれらの混合物から
    選ばれる特許請求の範囲第8項の製法。 10 該発泡体用材料の主成分が、抗火石、火山
    灰、ガラス系材料、膨張頁岩、真珠岩、スラグお
    よびこれらの混合物から選ばれる特許請求の範囲
    第7〜9項のいずれかの製法。 11 該発泡体用材料が更に泥岩系成分を含む特
    許請求の範囲第10項の製法。 12 該発泡体用材料が少くとも抗火石を含む特
    許請求の範囲第7〜11項のいずれかの製法。 13 該発泡剤が少くとも炭化珪素を含む特許請
    求の範囲第7〜12項のいずれかの製法。 14 該化粧材が施釉セラミツクタイルおよび石
    材から選ばれる特許請求の範囲第7〜13項のい
    ずれかの製法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS5134210A (en) * 1974-09-18 1976-03-23 Toray Industries Tairukozobutsu no seizoho

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