JPS62282925A - 多層多孔質セラミツク板の製造方法 - Google Patents

多層多孔質セラミツク板の製造方法

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JPS62282925A
JPS62282925A JP12768586A JP12768586A JPS62282925A JP S62282925 A JPS62282925 A JP S62282925A JP 12768586 A JP12768586 A JP 12768586A JP 12768586 A JP12768586 A JP 12768586A JP S62282925 A JPS62282925 A JP S62282925A
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JP
Japan
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layer
porous ceramic
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raw materials
manufacturing
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永井 了
今橋 一夫
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National House Industrial Co Ltd
Takasago Industry Co Ltd
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National House Industrial Co Ltd
Takasago Industry Co Ltd
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  • Laminated Bodies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] 本発明は、多層多孔質セラミック板の製造方法に関する
。さらに詳しくは、組成の異なる原料を積層し、同時に
焼成することにより、複数の異なる機能を有する多層多
孔質セラミック板を簡易かつ確実にうることのできる多
層多孔質セラミック板の製造方法に関する。
[従来の技術] 従来より多孔質セラミック板は、軽量で取扱いが容易で
あり、保温性、耐火性、耐久性などに優れているためプ
レハブ住宅などにおいて多用されている。かかる多孔質
セラミック板としては、同一の組成の原料を焼成したも
のか、または表面に釉薬を塗付して着色層を施したちの
に限られていた。
しかしながら建材として実際に使用するばあい、防湿性
と調湿性、強度性(高密度)と断熱性(低密度)、遮音
性と吸音性など相反する機能がセラミック板に要求され
ることが多く、従来の単一機能のみの多孔質セラミック
板ではかかる要求に対応することができなかった。そこ
でたとえば、鉄板、発泡セラミック板など所望の機能を
有する異種材料を別途用意し、該異種材料と多孔質セラ
ミック板を接着剤で張り合わせることで、異なる機能を
備えた多孔質セラミック板をえていた。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、前述した接着により多層多孔質セラミッ
ク板をうる方法は、異種材料と多孔質セラミック板を接
着しなければならないため非常に多くの工程を要し、製
品のコストをア・ツブさせるとともに、接着剤層が劣化
し、はがれてしまうなど、製品の機能を低下させるとい
う問題がある。
本発明は叙上の事情に鑑み、前記従来例の有する欠点が
解消された多層多孔質セラミック板の製造方法を提供す
ることを目的とする。すなわち、発泡率、粒度などの異
なる原料を積層せしめ、それらを同時に焼成することに
より、接着などの工程を経ることなく、複数の異なった
機能を有する多層多孔質セラミック板を簡易に、確実に
かつ低コストでうろことのできる多層多孔質セラミック
板の製造方法を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明の製造方法は、組成の異なる無機発泡性造粒原料
を少なくとも2層積層し、えられた積層体を同時に焼成
して一体化させることを特徴としている。
[作用] 本発明の製造方法において、複数の無機発泡性造粒原料
層は、同時に焼成されるので各層一体となって成形がお
こなわれる。
〔実施例コ つぎに図面に基づき本発明の製造方法を説明する。
第1図は本発明の製造方法をあられす概略説明図である
。図において(1)は焼成炉であって該焼成炉(1)中
には多孔質セラミ・ツク板(21を搬送するベルトコン
ベア(3)が設置されている。無機発泡性造粒原料は、
ホッパー(4)、(5)よりベルトコンベア(3)上に
適宜の量供給される。第1図においては2つのホッパー
より2種類の原料(ペレット)を供給しているが、本発
明においてはとくに限定されるものではなく、セラミ・
ツク板に必要な機能に応じて3つ以上のホ・ソバ−より
原料を配給し、3層以上の多層多孔質セラミ・ツク板を
うることも可能である。供給されたベレットは、予備ロ
ール(6)、(T’+によりならされてほぼ均一な厚さ
となって焼成炉(1)内へ送り込まれる。
焼成により発泡した多孔質セラミ・ツク板(2)は加圧
ロール(8)により加圧されて融着成形されたのちに炉
外へ搬出される。
本発明の製造方法は前述したごとく、組成の異なる無機
発泡性造粒原料を複数層積層し、それらを同時に焼成し
て一体成形することを特徴とするものであって、組成を
適宜変えることにより所望の機能を有する多層多孔質セ
ラミック板をうろことができる。
たとえば、発泡率の大きな原料からなる層と発泡率の小
さな原料からなる層とを成形させたセラミック板のばあ
い、発泡率の大きな原料からなる層は連通気孔が多数存
在するため吸放湿性、吸音性の優れた層となり、一方、
発泡率の小さな原料からなる層は、逆に緻密な独立気泡
層のため防水性、防湿性、耐汚染性(はこりの付着が少
ない)に優れるとともに平滑でかつ光沢を有する層とな
る。したがって用途に応じて、これらの層を適宜組み合
わせることができ、た・ とえば、発泡重大/発泡率小
、発泡重大/発泡・ 率小/発泡率大、発泡率小/発泡
率大/発泡率小などの組み合わせが考えられる。このこ
とは以下に述べる各種の多層多孔質セラミック板につい
ても同様であり、所望により適宜の組み合わせが考えら
れる。
また粒度を変えたばあい、粒度の大きな原料からなる層
は、粒間に存在する連通気孔のため吸放湿性、吸音性の
優れた層となり、一方、発泡率の小さな原料からなる層
は、逆に粒間が緻密な独立気泡より形成されるため防水
性、防湿性、耐汚染性に優れるとともに平滑でかつ光沢
を有する層となる。
前記連通気孔を有する表層部においては、表層部の細孔
部が音のエネルギーを吸収するため優れた吸音効果かえ
られるとともに、その空隙部に水分が存在することがで
きるため良好な吸放湿性かえられる。このばあい、表層
部以外の部分に粒度が小さいかもしくは発泡率の小さな
原料を用いれば、その部分は通気性がなく、高硬質であ
り、遮音効果の優れた層とすることができ、えられる多
層多孔質セラミック板は、住宅の内外装材などのすべて
の用途に用いるばあいなどに好適である。
本発明の製造方法は、以上述べたごとく複数の異なる機
能を有する多層多孔質セラミ・ンク板を、接着などによ
らずに、原料を積層したのちに同時に焼成することでう
ろことを最大の特徴とするものであるが、原料の異なる
層を同時に焼成させることで次のような効果を奏しつる
すなわち、従来より多孔質セラミック板に着色をするば
あい、白色系原料を用いる必要があったが、この白色系
原料は原料が限定され人手しにくいという問題がある。
ところが、本発明の製造方法によれば、着色を要する表
面層のみに白色系原料を用いて、それ以外の部分に他の
適宜の原料を用いることができるため、低コストで入手
し易い原料を選択でき、原料の安定供給および製品のコ
ストダウンを図ることが可能となる。
なお本発明の方法に係る多層多孔質セラミック板を、た
とえばステンレスメソンユベルトにセラミックコーティ
ングしたもの、セラミックベルトなどの通気性ベット上
で積層し、焼成発泡させるばあいは、セラミック板の上
下からガスが均一に揮散し、板の上下層共均−に発泡が
行なわれるので品質の安定した製品をうることができる
とともに、生産性を上昇させることができる。
つぎに実施例に基づき本発明の製造方法を説明するが本
発明はかかる実施例に限定されるものではない。
実施例1 馬頭クレー616%(重量%、以下同じ)、王立クレー
20.0%、粉末水ガラス(3号)5.0%、ソーダ灰
3.0%、SiCO,4%からなる無機発泡性造粒原料
層(A+層)と、ガラス粉27,5%、ロー石550%
、硼砂10.0%、硝酸ソーダ2.0%、ソーダ灰5.
0%、カーボン 0.5%、ピグメントM309 2.
0%(外削)からなる無機発泡性造粒原料層(B+層)
とを積層し、900°Cで焼成し、一体成形を行なった
。えられた2層多孔質セラミック板について、24時間
吸水性(JIS A3403 )曲げ強度(JIS A
140g ) 、吸音率(JIS A1409 )を測
定した。結果を第1表に示す。
A1層は発泡率が小さいため強度上優れており、一方、
B1層は発泡率が大きいため吸水性、吸音性に優れてい
る。
実施例2 長野白土63%、ソーダ灰10%、硝酸ソーダ4%、ジ
ルコンフラワー10%、Zn03%、粉末水ガラス10
96からなる無機発泡性造粒原料層(A2層)と、長野
白土63%、ソーダ灰10%、硝酸ソーダ4%、ジルコ
ンフラワー同%、ZnO3%、粉末水ガラス1096、
着色剤M142 (外削)6%からなる無機発泡性造粒
原料層(B、層)とを積層し、900°Cで焼成し、一
体成形を行なった。えられた2層多孔質セラミック板に
ついて、24時間吸水性、曲げ強度を測定した。結果を
第1表に示す。
A2層は緻密な発泡層ため強度上優れており、一方、B
、層はポーラスな着色発泡層ため吸水性、意匠性に優れ
ている。
実施例3 長野白土62%、ソーダ灰15%、硝酸ソーダ5%、ジ
ルコンフラワー10%、ZnO3%、粉末水ガラス5%
、着色剤M142 (外削)3%からなる無機発泡性造
粒原料層(A3層)と、長野白土63%、ソーダ灰10
%、SIC0,4%、ジルコンフラワー10%、ZnO
3%、粉末水ガラス10%からなる無機発泡性造粒原料
層(83層)とを積層し、900℃で焼成し、一体成形
を行なった。
A3層のペレット径は0,5〜1.0mm、 83層の
ベレット径は2.0〜3.0+nmであった。えられた
2層多孔質セラミック板について、24時間吸水性、曲
げ強度を測定した。結果を第1表に示す。
A3層は粒度が小さいために光沢のある平滑な表面を備
えており、一方、83層は粒度が大きいため曲げ強度に
優れている。
[以下余白] [発明の効果] 以上詳説せるごとく、本発明の製造方法によれば、組成
の異なる原料を積層して、これらを同時に焼成するため
、複数の異なる機能を有する多層多孔質セラミック板を
簡易にかつ確実にうろことができる。またセラミック板
に着色を施すばあい、表層部のみに高価な白色系原料を
用い、他の部分に適宜の入手可能な、低コ欠トの原料を
用いることができるため、製品のコストダウンを図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法の概略説明図である。 (図面の主要符号) (1):焼成炉 (2):多孔質セラミック板 (3):ベルトコンベア (4)、(5):ホッパー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 組成の異なる無機発泡性造粒原料を少なくとも2層
    積層し、えられた積層体を同時に焼成して一体化させる
    ことを特徴とする多層多孔質セラミック板の製造方法。 2 発泡率の異なる無機発泡性造粒原料を少なくとも2
    層積層してなる特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 3 少なくとも一方の表層部に連通気孔を生ぜしめる無
    機発泡性造粒原料を用いてなる特許請求の範囲第1項記
    載の製造方法。 4 少なくとも一方の表層部に白色系原料と適宜の顔料
    からなる無機発泡性造粒原料を用い、他の層に適宜の無
    機発泡性造粒原料を用いてなる特許請求の範囲第1項記
    載の製造方法。 5 粒度の異なる無機発泡性造粒原料を少なくとも2層
    積層してなる特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
JP12768586A 1986-06-02 1986-06-02 多層多孔質セラミツク板の製造方法 Granted JPS62282925A (ja)

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