JPH0415174B2 - - Google Patents
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- JPH0415174B2 JPH0415174B2 JP21114287A JP21114287A JPH0415174B2 JP H0415174 B2 JPH0415174 B2 JP H0415174B2 JP 21114287 A JP21114287 A JP 21114287A JP 21114287 A JP21114287 A JP 21114287A JP H0415174 B2 JPH0415174 B2 JP H0415174B2
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は泡ガラス製の断熱タイルの製造方法
に関し、詳しくは粉末原料の加圧成形体を非拘束
の状態で発泡膨張化させることを特徴とする断熱
タイルの製造方法に関する。
に関し、詳しくは粉末原料の加圧成形体を非拘束
の状態で発泡膨張化させることを特徴とする断熱
タイルの製造方法に関する。
(従来の技術)
従来より建物の内側或いは外側に断熱材を張つ
て建物を断熱化することが行なわれており、この
ような断熱材としてプラスチツク発泡体、グラス
ウール、ロツクウール等の他、天然ガラス質鉱物
の主材粉末と発泡剤とを含有する原料坏土を発泡
させて成る泡ガラス等が用いられている。而して
断熱材としての泡ガラスは、型内に原料粉末を入
れて型内で発泡させ、その発泡形体を型から取り
出して所定形状に切断することにより製造するの
が一般的である。
て建物を断熱化することが行なわれており、この
ような断熱材としてプラスチツク発泡体、グラス
ウール、ロツクウール等の他、天然ガラス質鉱物
の主材粉末と発泡剤とを含有する原料坏土を発泡
させて成る泡ガラス等が用いられている。而して
断熱材としての泡ガラスは、型内に原料粉末を入
れて型内で発泡させ、その発泡形体を型から取り
出して所定形状に切断することにより製造するの
が一般的である。
ところでこの泡ガラスを単なる断熱材として用
いる場合にはこのような方法で製造しても何等問
題はないが、化粧材を兼ねた断熱タイルとして用
いる場合には問題がある。泡ガラスにてタイルを
造る場合、表面に化粧層を形成する必要があるこ
とから、このような型成形法を採ることに技術上
の問題があり、またコスト的にも高いものとなる
からである。
いる場合にはこのような方法で製造しても何等問
題はないが、化粧材を兼ねた断熱タイルとして用
いる場合には問題がある。泡ガラスにてタイルを
造る場合、表面に化粧層を形成する必要があるこ
とから、このような型成形法を採ることに技術上
の問題があり、またコスト的にも高いものとなる
からである。
(問題点を解決するための手段)
本発明はこのような問題点を解決するためにな
されたものであり、その要旨は、天然ガラス質鉱
物を主材とし且つ所定量の発泡剤を含有する粉末
状の泡ガラス原料を所定形状に圧縮成形する一
方、平坦な面上に耐火材製の粒状の敷粉を敷きつ
めて該敷粉の上に該圧縮成形体を直接若しくは他
部材を介して載置し、その状態で該成形体を加熱
して発泡膨張させることにより、該成形体より一
定比率大きい所定形状の泡ガラス発泡体を得るこ
とにある。
されたものであり、その要旨は、天然ガラス質鉱
物を主材とし且つ所定量の発泡剤を含有する粉末
状の泡ガラス原料を所定形状に圧縮成形する一
方、平坦な面上に耐火材製の粒状の敷粉を敷きつ
めて該敷粉の上に該圧縮成形体を直接若しくは他
部材を介して載置し、その状態で該成形体を加熱
して発泡膨張させることにより、該成形体より一
定比率大きい所定形状の泡ガラス発泡体を得るこ
とにある。
ここで天然ガラス質鉱物とは抗火石、流紋岩、
真珠岩、黒曜石、シラス、伊勢珪砂等泡ガラス用
の主材として一般に用いられているものであり、
本発明においてはこれらを単独で或いは2種以上
組み合せて使用することができる。
真珠岩、黒曜石、シラス、伊勢珪砂等泡ガラス用
の主材として一般に用いられているものであり、
本発明においてはこれらを単独で或いは2種以上
組み合せて使用することができる。
同様に発泡剤も炭化珪素、カーボン等、通常泡
ガラス用として用いられているものの使用が可能
であり、その添加量も所望とする嵩比重、断熱性
能その他の要求特性に応じて任意に選択可能であ
る。
ガラス用として用いられているものの使用が可能
であり、その添加量も所望とする嵩比重、断熱性
能その他の要求特性に応じて任意に選択可能であ
る。
一方敷粉としてはアルミナ、ムライト、コージ
ライト等の耐火材を用い得る。またその粒径は断
熱タイルの大きさに応じて適宜選択可能である
が、一般には1mmφ〜5mmφ程度のものが適当で
ある。而してこの敷粉は、各粒自体が1つの塊状
であるものの他、微細な小粒子が凝集した形態の
ものの使用が可能である。尚ここで凝集体とは、
小粒子が表面エネルギーによつて集合したものの
他、有機、無機バインダにて適当に粘結された形
態のものも含まれる。但し小粒子が焼結して1つ
の粒となつたようなものは凝集体には含まれな
い。
ライト等の耐火材を用い得る。またその粒径は断
熱タイルの大きさに応じて適宜選択可能である
が、一般には1mmφ〜5mmφ程度のものが適当で
ある。而してこの敷粉は、各粒自体が1つの塊状
であるものの他、微細な小粒子が凝集した形態の
ものの使用が可能である。尚ここで凝集体とは、
小粒子が表面エネルギーによつて集合したものの
他、有機、無機バインダにて適当に粘結された形
態のものも含まれる。但し小粒子が焼結して1つ
の粒となつたようなものは凝集体には含まれな
い。
(作用)
本発明は泡ガラス原料の加圧成形体を非拘束の
状態で発泡・膨張させて最終形状に成形するもの
である。
状態で発泡・膨張させて最終形状に成形するもの
である。
泡ガラス原料の成形体が膨張する際には、その
被支持面(裏面)において支持体との間に摺動抵
抗が生ずるが、本発明においては成形体裏面と支
持面との間に敷粉と介在させ、その敷粉のころが
り作用で成形体の膨張時の案内を行なわせるよう
にしたものである。而してこの敷粉により成形体
裏面と支持面との間の摺動抵抗は極めて小さくな
り、従つて成形体を非拘束の状態でそのまま膨張
させても最終的に所望の形状・寸法に成形できる
のである。
被支持面(裏面)において支持体との間に摺動抵
抗が生ずるが、本発明においては成形体裏面と支
持面との間に敷粉と介在させ、その敷粉のころが
り作用で成形体の膨張時の案内を行なわせるよう
にしたものである。而してこの敷粉により成形体
裏面と支持面との間の摺動抵抗は極めて小さくな
り、従つて成形体を非拘束の状態でそのまま膨張
させても最終的に所望の形状・寸法に成形できる
のである。
このように本発明は成形体を最終製品形状にま
で発泡・膨張させ得るために、発泡体を所定の寸
法に切断する必要がない(但し裏面を仕上げのた
めに切断することは任意である)し、また型を用
いないことから、成形体表面に釉薬を施しておく
などして発泡体表面に奇麗な釉層その他の化粧層
を容易に形成することができ、且つかかる施釉断
熱タイルを安価に製造できる。
で発泡・膨張させ得るために、発泡体を所定の寸
法に切断する必要がない(但し裏面を仕上げのた
めに切断することは任意である)し、また型を用
いないことから、成形体表面に釉薬を施しておく
などして発泡体表面に奇麗な釉層その他の化粧層
を容易に形成することができ、且つかかる施釉断
熱タイルを安価に製造できる。
更に本発明の敷粉は付着防止材としても作用す
るから、発泡体を支持面に付着させず容易にこれ
から剥がすことができる。
るから、発泡体を支持面に付着させず容易にこれ
から剥がすことができる。
(実施例)
次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説
明する。
明する。
第2図において、10は本発明に従つて製造さ
れた泡ガラス製断熱タイルの一例であり、泡ガラ
ス素地12の表面に化粧層としての釉層14を備
えた形態を成している。
れた泡ガラス製断熱タイルの一例であり、泡ガラ
ス素地12の表面に化粧層としての釉層14を備
えた形態を成している。
この断熱タイル10の製造方法が第1図及び第
3図に示されている。第3図において、16は抗
火石その他前述した天然ガラス質鉱物の1種若し
くは2種以上の粉末を主材としてこれにSiC(発
泡剤)を添加して成る原料坏土の加圧成形体であ
つて、120mm×120mm×40mmの大きさの矩形体を成
し、表面に釉薬が施されている。
3図に示されている。第3図において、16は抗
火石その他前述した天然ガラス質鉱物の1種若し
くは2種以上の粉末を主材としてこれにSiC(発
泡剤)を添加して成る原料坏土の加圧成形体であ
つて、120mm×120mm×40mmの大きさの矩形体を成
し、表面に釉薬が施されている。
18は平板状の支持板であつて表面が平坦且つ
平滑な面とされており、成形体16はこの支持板
18の上に載置された状態で加熱焼成される。即
ち第1図に示す支持板18の上に耐火材の敷粉2
0を敷きつめてその上に成形体16を載置し、こ
れらを焼成炉内に搬入して加熱すると、成形体1
6中の発泡剤が発泡して成形体16が膨張する。
平滑な面とされており、成形体16はこの支持板
18の上に載置された状態で加熱焼成される。即
ち第1図に示す支持板18の上に耐火材の敷粉2
0を敷きつめてその上に成形体16を載置し、こ
れらを焼成炉内に搬入して加熱すると、成形体1
6中の発泡剤が発泡して成形体16が膨張する。
ここで敷粉20は第4図及び第6図に示すよう
にアルミナ製の小粒子(平均粒径10μm程度)2
1の凝集体であつて、1粒の大きさは1〜5mmφ
程度である。このアルミナ凝集体は化学工場での
脱臭用等として市販されており、これをそのまま
或いは脱臭のために既に使用されたものを用い得
る。
にアルミナ製の小粒子(平均粒径10μm程度)2
1の凝集体であつて、1粒の大きさは1〜5mmφ
程度である。このアルミナ凝集体は化学工場での
脱臭用等として市販されており、これをそのまま
或いは脱臭のために既に使用されたものを用い得
る。
さて支持板18の上に耐火材の敷粉20を敷き
つめてその上に成形体16を載せ、これを加熱・
発泡化させると、成形体18は敷粉20のころが
り案内作用で裏面を支持板18表面に対して円滑
に滑らせつつ膨張して所定形状・大きさの発泡体
(断熱タイル)10となる。而して成形体16は
敷粉の案内作用で膨張の過程で変形を起さず、最
終的に所望形状・寸法の発泡体となる。
つめてその上に成形体16を載せ、これを加熱・
発泡化させると、成形体18は敷粉20のころが
り案内作用で裏面を支持板18表面に対して円滑
に滑らせつつ膨張して所定形状・大きさの発泡体
(断熱タイル)10となる。而して成形体16は
敷粉の案内作用で膨張の過程で変形を起さず、最
終的に所望形状・寸法の発泡体となる。
尚、上記敷粉20は最終的に断熱タイル10の
裏面に付着した状態となり、従つてこの敷粉20
が1つの塊状のものであると、断熱タイル10を
積み重ねたとき敷粉20によつてタイル10の表
面が傷つけられる恐れがある。ところが、本例に
おいては敷粉20として各粒が小粒子21の凝集
体から成るものが用いられているため、こうした
不具合は生じない。何故なら第4図、第6図に示
すようにタイル10の裏面に付着した敷粉20
は、タイル10を積み重ねると第5図、第7図に
示すように容易に小粒子21に砕けてタイル10
の裏面から脱落するからである。またこの敷粉2
0は各小粒子21に砕け易いことから、エアーを
吹き付けるなどしてタイル10の裏面から容易に
除去することができる。尚、この敷粉20として
上述したように脱臭のために既に使用したものを
用いると、脱臭時に吸収した有機物質がバインダ
となつて当初比較的強い凝集力を保ち、成形体1
6膨張時に円滑にころがり作用を果たす一方、加
熱後は有機物質の分解・輝散等によつて砕け易く
なり、タイル10の裏面から脱落し易くなる他、
材料自体も安価に入手可能であるなどの利点があ
る。
裏面に付着した状態となり、従つてこの敷粉20
が1つの塊状のものであると、断熱タイル10を
積み重ねたとき敷粉20によつてタイル10の表
面が傷つけられる恐れがある。ところが、本例に
おいては敷粉20として各粒が小粒子21の凝集
体から成るものが用いられているため、こうした
不具合は生じない。何故なら第4図、第6図に示
すようにタイル10の裏面に付着した敷粉20
は、タイル10を積み重ねると第5図、第7図に
示すように容易に小粒子21に砕けてタイル10
の裏面から脱落するからである。またこの敷粉2
0は各小粒子21に砕け易いことから、エアーを
吹き付けるなどしてタイル10の裏面から容易に
除去することができる。尚、この敷粉20として
上述したように脱臭のために既に使用したものを
用いると、脱臭時に吸収した有機物質がバインダ
となつて当初比較的強い凝集力を保ち、成形体1
6膨張時に円滑にころがり作用を果たす一方、加
熱後は有機物質の分解・輝散等によつて砕け易く
なり、タイル10の裏面から脱落し易くなる他、
材料自体も安価に入手可能であるなどの利点があ
る。
次に第8図乃至第11図は本発明の他の実施例
を示したものである。この実施例は成形体16の
裏面に耐火材製の小片22を台座として介在させ
たものであり、成形体16はこれら台座22及び
敷粉20を介して支持板18上に支持される。
尚、ここで敷粉20は前記実施例のように小粒子
の凝集体であつても良いし、小粒子を焼結して成
る1つの塊状(1〜5mmφ)のものであつても良
い。このようにすると、成形体16の発泡時にそ
の裏面がより円滑に移動できて、発泡体(断熱タ
イル)10の寸法・形状の精度がより高まる利点
が生ずる。尚断熱タイル10裏面の台座22は、
寸法出し(厚み出し)のために断熱タイル10の
裏面を切断すると自動的に取り除かれるし、或い
はまた台座22の上にも敷粉を介在させておく
と、これが離型材となつて台座22を断熱タイル
10から容易に剥がすことができる。而してこの
場合断熱タイル10裏面には台座を剥がした跡に
凹凸が生じるが、これら凹凸はそのままタイルに
おける裏足の代用となる。
を示したものである。この実施例は成形体16の
裏面に耐火材製の小片22を台座として介在させ
たものであり、成形体16はこれら台座22及び
敷粉20を介して支持板18上に支持される。
尚、ここで敷粉20は前記実施例のように小粒子
の凝集体であつても良いし、小粒子を焼結して成
る1つの塊状(1〜5mmφ)のものであつても良
い。このようにすると、成形体16の発泡時にそ
の裏面がより円滑に移動できて、発泡体(断熱タ
イル)10の寸法・形状の精度がより高まる利点
が生ずる。尚断熱タイル10裏面の台座22は、
寸法出し(厚み出し)のために断熱タイル10の
裏面を切断すると自動的に取り除かれるし、或い
はまた台座22の上にも敷粉を介在させておく
と、これが離型材となつて台座22を断熱タイル
10から容易に剥がすことができる。而してこの
場合断熱タイル10裏面には台座を剥がした跡に
凹凸が生じるが、これら凹凸はそのままタイルに
おける裏足の代用となる。
以上本発明の実施例を詳述したが、本発明はそ
の趣旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識
に基づき様々な変更を加えた態様において実施す
ることが可能である。
の趣旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識
に基づき様々な変更を加えた態様において実施す
ることが可能である。
(発明の効果)
このように、本発明は泡ガラスの粉末原料の加
圧成形体を発泡させる際、その裏面と支持面との
間に耐火材製の粒状の敷粉を介在させ、その敷粉
のころがり案内作用で成形体を円滑に膨張させる
ようにしたものである。
圧成形体を発泡させる際、その裏面と支持面との
間に耐火材製の粒状の敷粉を介在させ、その敷粉
のころがり案内作用で成形体を円滑に膨張させる
ようにしたものである。
これにより、成形型を用いなくても求める形
状・寸法の発泡体が容易に得られるようになり、
表面化粧層を有する断熱タイルを安価に製造でき
るようになる等の優れた効果が生ずる。
状・寸法の発泡体が容易に得られるようになり、
表面化粧層を有する断熱タイルを安価に製造でき
るようになる等の優れた効果が生ずる。
第1図は本発明の一実施例である断熱タイル製
造方法の一実施状態を示す図であり、第2図は同
方法にて得られる断熱タイルの一部切欠斜視図で
ある。第3図は第1図の状態を斜視的に示す図で
あり、第4図、第5図、第6図及び第7図は夫々
第1図の敷粉の作用を説明するための説明図であ
る。第8図、第9図、第10図及び第11図は本
発明の他の実施例を説明するために示した図であ
つて、第8図は支持板の上に敷粉及び台座を介在
させた状態で成形体を載せた状態の側面図、第9
図は第8図の成形体の裏面図(台座付き)、第1
0図及び第11図は夫々成形体を発泡させた後の
裏面図(台座付き)及び要部側面図である。 10:泡ガラス製断熱タイル、16:成形体、
18:支持板、20:敷粉、21:小粒子、2
2:台座。
造方法の一実施状態を示す図であり、第2図は同
方法にて得られる断熱タイルの一部切欠斜視図で
ある。第3図は第1図の状態を斜視的に示す図で
あり、第4図、第5図、第6図及び第7図は夫々
第1図の敷粉の作用を説明するための説明図であ
る。第8図、第9図、第10図及び第11図は本
発明の他の実施例を説明するために示した図であ
つて、第8図は支持板の上に敷粉及び台座を介在
させた状態で成形体を載せた状態の側面図、第9
図は第8図の成形体の裏面図(台座付き)、第1
0図及び第11図は夫々成形体を発泡させた後の
裏面図(台座付き)及び要部側面図である。 10:泡ガラス製断熱タイル、16:成形体、
18:支持板、20:敷粉、21:小粒子、2
2:台座。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 天然ガラス質鉱物を主材とし且つ所定量の発
泡剤を含有する粉末状の泡ガラス原料を所定形状
に圧縮成形する一方、平坦な面上に耐火材製の粒
状の敷粉を敷きつめて該敷粉の上に該圧縮成形体
を直接若しくは他部材を介して載置し、その状態
で該成形体を加熱して発泡膨張させることによ
り、該成形体より一定比率大きい所定形状の泡ガ
ラス発泡体を得ることを特徴とする泡ガラス製断
熱タイルの製造方法。 2 前記敷粉として各粒が微細な粒子の凝集体か
ら成るものを用いることを特徴とする特許請求の
範囲第1項に記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21114287A JPS6452626A (en) | 1987-08-25 | 1987-08-25 | Production of heat insulating tile of foam glass |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21114287A JPS6452626A (en) | 1987-08-25 | 1987-08-25 | Production of heat insulating tile of foam glass |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6452626A JPS6452626A (en) | 1989-02-28 |
JPH0415174B2 true JPH0415174B2 (ja) | 1992-03-17 |
Family
ID=16601077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21114287A Granted JPS6452626A (en) | 1987-08-25 | 1987-08-25 | Production of heat insulating tile of foam glass |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6452626A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007109646A2 (en) | 2006-03-21 | 2007-09-27 | World Minerals, Inc. | High strength foam glass |
WO2012012259A1 (en) | 2010-07-19 | 2012-01-26 | World Minerals, Inc. | Foam glass having a low coefficient of thermal expansion and related methods |
-
1987
- 1987-08-25 JP JP21114287A patent/JPS6452626A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6452626A (en) | 1989-02-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |