JPS62259845A - 化粧材融着発泡軽量体及びその製法 - Google Patents

化粧材融着発泡軽量体及びその製法

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JPS62259845A
JPS62259845A JP9549386A JP9549386A JPS62259845A JP S62259845 A JPS62259845 A JP S62259845A JP 9549386 A JP9549386 A JP 9549386A JP 9549386 A JP9549386 A JP 9549386A JP S62259845 A JPS62259845 A JP S62259845A
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JP
Japan
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foam
decorative material
inorganic
silicate
decorative
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JP9549386A
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哲也 小出
治幸 水野
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Inax Corp
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Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は無機質の化粧材融着発泡軽量体に関する。詳し
くは、無機系発泡体用材料の発泡化と同時に少なくとも
その一面に無機系化粧材を融着一体化した無機質化粧発
泡軽量体、およびその製法に関する。
[従来の技術1 従来、この種類の無機系化粧発泡体は、無機系発泡軽量
体を先ず製造し、次いで■該発泡体の表面に釉薬等を塗
布して燃焼又は爆射することによって化粧仕上げするか
または■該発泡体の表面に接着剤を用いてタイル等の化
粧材を貼着して化粧仕上げすることによって製造されて
きた。
ところが、上記の化粧発泡体のは焼成が二段階であるほ
かに、釉薬によって発泡体の粗表面を充分に化粧するの
はかなり困難であり、また、下塗材を併用して爆射する
場合には一般に剥離しやすい恐れ等があった。また、上
記の化粧発泡体■の場合、施工の手数を要するほかに、
無機接着剤(例えばセメント)または有機接着剤のいず
れを用いても耐熱接着性に限度がある。
これらの工程を簡略化した方法として、発泡材料として
ウレタン樹脂材料を用いてプラスチック系または無機系
の化粧材の裏面に硬質ウレタン発泡層を発泡付着させた
化粧プレートが開発提案されている(特公昭46−30
138号)、シかしこの製品は、その有機材料に原因し
て高い温度での強度および接着性に当然問題が存在する
。更に、製造の際の有毒性ガスの発生および連続気泡に
よる吸水性の問題もある。
なお、無機系材料の発泡化と同時にタイル等の化粧材を
融着させる本発明の態様に関して該化粧材を熱変性させ
ずに無機系材料を充分に発泡化する焼成条件では、両者
間の充分な強度のある融着一体化が達成不可能と従来考
えられていたようである。
而して、本出願人は、珪酸塩系材料からなる裏面を有す
る化粧材と熔化してガラス質を形成する珪酸塩系発泡体
用材料との組み合せによって、予想外にも、発泡化と同
時に両者間の満足な融着が達成できることを見出し、特
願昭57−216672 (以下、先願と略)を出願し
た。
この先願によれば、熔化ガラス質形成性珪酸塩系発泡体
の少なくとも一表面に、珪酸塩系材料の裏面を有する化
粧材をガラス質融着一体化してなることを特徴とする建
材等として有用な無機質化粧材融着発泡軽量体、 が提供される。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、本発明者が更に検討を重ねたところ、上
記先願においては目地部の強度が低く、タイル等の無機
質化粧材が目地部から割れるおそれの存在することが知
見された。
[問題点を解決するための手段及び作用]本発明は、か
かる目地部の補強をなすために、熔化ガラス質形成性珪
酸塩系の発泡軽量体の少なくとも一表面に、珪酸塩系材
料の裏面を有する複数枚の無機質化粧材を融着一体化し
てなる先願に係る発泡軽量体において、さらに無機質化
粧材同志の間の目地部をガラス材で目地詰めしたもので
ある。
また、本発明は、この発泡軽量体の製法として焼成用の
枠の枠面の少なくとも一面に、珪酸塩系材料の裏面を有
する無機質化粧材を裏面を内側にして配置し、熔化ガラ
ス質形成性珪酸塩系の発泡体用材料を該化粧材の裏面に
接して充填し、該化粧材の熱変性未満の温度そして該発
泡体用材料の熔化発泡温度以上の温度にて焼成して、発
泡化と共に両材料を融着せしめる先願に係る無機質化粧
材融着発泡軽量体の製法において、前記無機質化粧材の
裏面の目地部をガラス板で覆った後、前記発泡用材料を
充填することを特徴とする無機質化粧材融着発泡の製法
を提供するものである。
なお、本発明では、この製造方法において、ガラス板の
板面の一方又は双方にフリットを介在させることにより
、一層好適な製造を行なうことができる。
かかる本発明によれば、目地部がガラスで充填されてお
り、従って目地部強度も高く、表面美感にも極めて優れ
た化粧材融着発泡軽量体が提供される。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
本発明の化粧材融着発泡軽量体は、第1.2図に示すよ
うに、焼成用の枠(例えば匣鉢)1の枠面の少なくとも
一面(すなわち−面ないし複数面)に複数の無機質化粧
材2の裏面を上側にして配置し、この無機質化粧材の目
地部2aを覆うようにガラス板3(3a、3b)を配設
する。なお、本実施例では、短いガラス板3aと、長尺
のガラス板3bとを用いて目地部2aを覆っているが1
本発明では、要するに目地部に蓋をするようにガラス板
が配設されていれば良く、図示以外の形状及び/又は配
列によってガラス板の配材を行なっても良い。また1図
の例では、ガラス板3a、3bの間に若干の隙間がおい
ているが、実際の製造時には、この隙間は極めて小さく
なるようにするのが好ましい。
ガラス板3の配材が終わった後、第3図に示す如く、こ
れら無機質化粧材2及びガラス板3を覆うように、上記
の発泡軽量体の発泡体用材料4を充填し、この系を該化
粧材の熱変性未満の温度。
ガラス板の熱変形温度以上、そして該発泡体用材料の熔
化発泡温度以上にて焼成して該材料を熔化発泡せしめる
と同時に両者を融着し、かつ目地部2aのガラス板によ
る目地詰めを行なう、その後、枠lを脱型することによ
り、本発明の軽量体が得られる。
第4図は、得られた軽量体5の斜視図、第5図は平面図
、第6図は断面図(第5図のVT−VI線断面図)であ
る0図示の如く、ガラス板3は、加熱時に得た活流動性
により目地部2aに入り込み。
目地詰めをなしている。また、発泡用材料4が焼成され
てなる発泡体5はガラス板3及び無機質化粧材2の裏面
に熱融着している。なお、第5図の斜線部は板ガラス3
の部分を示す。
この製法において、該化粧材の少なくとも裏面および該
発泡体用材料は珪酸塩系材料であり、焼成によって該発
泡体用材料が熔化して両者の接触面を濡らし5両者が珪
酸塩系の同化をするため。
熔化した該材料が冷却するに従って固化して両者間に強
固な融着が達成される。なお、上記の製法において、一
般にその必要はないが該化粧材と該発泡体用材料との接
触界面に1発泡剤を含有しな、い該発泡体用材料と実質
的に同じガラス質形成性材料または融着性の大きいガラ
ス系材料を少量存在させると、両者間の融着性が更に増
強される。
なお、本発明では、ガラス板3の上面と下面の一方又は
双方にフリットを介在させておくと、ガラス板3と無機
質化粧材2、発泡体5との接合性が高められる。
本発明において、ガラス板としては、通常の窓ガラス組
成のガラスを好適に用いることができるが、その他の組
成のものであっても良い、フリットとしては、このガラ
ス板よりも低い温度で軟化するものを用いる。
また、本発明において、前記のガラス質形成性珪酸塩系
発泡体用材料は、熔化してガラス質を形成する珪酸塩系
材料の粉末および加熱焼成時に気体を放出する有効量の
粉末状発泡剤を含む粉状ないし粒状の珪酸塩系材料であ
る。
該ガラス質形成性珪酸塩としては、抗火石(学名:波璃
雲母石英粗面岩)、火山灰(例えばシラス)、ガラス系
廃物材料、膨張頁岩、真珠岩、スラグおよびこれらの混
合物が例示される。該発泡剤には1例えば、炭化珪素、
窒化珪素、炭素、水ガラス、石こう、炭酸塩等、および
これらの混合物が含まれる。該発泡剤は、希望する断熱
性能、嵩比重等の要求性能また発泡成分によって変化す
るが1本発明では重量%にて該発泡体用材料の約0.1
〜約2%、好ましくは約0.3〜約1.5%そして典型
的には約0.5〜約1%前後が使用できる。
上記の発泡材は珪酸基材料および発泡体の物性等の観点
から当業者が容易に選定し得る6例えば、抗火石および
/または火山灰を主成分とする材料では、独立気泡の形
成並びに焼結性、熔融粘度、気体発生量等の制御の観点
から炭化珪素が好ましい。
該珪酸塩系発泡体用材料には、前記のガラス質形成性珪
酸塩材料および発泡剤のほかに、発泡状態を制御:A節
するために、該材料の約40%重量未満の量の泥岩(頁
岩、粘土岩、シルト岩等)そして代表的には頁岩、カオ
リン、珪砂等が有利に使用できる。
該化粧材は、少なくもその裏面が珪酸塩系材料である無
機系化粧材から選ばれ、代表的には施釉セラミックタイ
ルおよび石材等が例示される。施釉タイルの場合は釉薬
が高温度熔融性のものが好ましい。
前記の発泡融着の焼成条件は、材料に応じて変化し得る
が、一般的に約800”C!〜約1300″Cの焼成温
度そして約0.5時間以上(例えば約1〜約8詩間)の
焼成時H31の範囲である。すなわち、上記の焼成条件
は、使用材料のはかに、所望の発泡性(気泡形、断熱性
等)によっても変化し得るが、例えば約り00℃〜約1
200℃で約2時間以上の典型的な条件を基準として当
業者が容易に設定できる。
前記のように匣鉢等の枠内に化粧材を配置し発泡体用材
料を充填する態様は、水平型の枠の底面に化粧材を裏面
を上にして並べ、その上にガラス板を配列した後、該発
泡体用材料を充填しく必要に応じて充填した材料の上に
更にガラス板を配列すると共に化粧材を裏面を下にして
配置して)、そして適当な重さの蓋をして焼成するのが
普通である。また、縦型の枠を採用し、その−側面また
は両側面に化粧材を同様に貼付し1発泡体用材料を充填
しそして蓋をして焼成することも当然可能である。(但
し、この場合にはガラス板が動かないように、接着剤等
で仮止めをしておく必要がある。) また、本発明においては、該枠の化粧材を配置する面に
アルミナ等の耐火性粉末を散布し若しくは付着させて、
溶着および一時的な過熱等を防止するのが好ましい。な
お、枠の上下両面または両側面に化粧材を配置する態様
によって、発泡体の両面に融着した化粧材を有する製品
が得られる。
これはそれ自体で有用であるが、該化粧材の面に平行に
該発泡体を切断して、片面に化粧材が融着した発泡体を
得ることもできる。
なお、本発明においては、上記の如くガラス板を用いて
いるが、この代わりに、ガラス板と同程度の耐高温性、
熱変形特性を有する無機質板や金属をも用い得るが、タ
イル等の無機質化粧材との接着性や経済性の点からガラ
ス板が好適である。
以下に本発明の代表的な実施例を例示して、本発明を更
に説明する。しかし本発明はこれらの例に限定されるも
のではなく、本発明の技術思想内の変形および修正は当
然可能であることが理解される。
実施例1 第1〜3図に示す如く、発泡体用材料として、造粒した
粉状抗火石100重量部、炭化珪素粉末1重量部および
頁岩粉末10重?部からなる均質混合粉末を使用した。
内部寸法が300×300mmの匣鉢の底面にアルミナ
粉末を散布し、loOX100X6mmの施釉セラミッ
クタイル(合計重量600グラム)をタイルの裏面を上
向きにして配置し、その上に上記の混合粉末を30mm
の厚さに充填した。なお、タイルの目地部を幅20mm
のガラス板で覆った。なお、ガラス板にはフリットを塗
布しである。
これを800℃にて30分焼成し、そして放置して冷却
した。このようにして、化粧タイルと融着一体化された
約300X300X50mmの発泡軽量体が、発泡およ
び融着を同時に達成して得られた。
この軽量体の目地部は、第4〜6図の如く、ガラス板で
目地詰めされていた。
また、得られた発泡体は実質的に非吸水性であり、実質
的に独立気泡から構成されていた。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係る製法を説明する平面図、第2図及
び第3図は同断面図である。第4図は実施例に係°る軽
量発泡体の斜視図、第5図は同平面図、第6図は同断面
図である。 l・・・枠、       2・・・無機質化粧材、3
.3a、3b・・・ガラス板、 4・・・発泡材料、     5・・・発泡体。 特許出願人  株式会社イナックス 代表取締役   伊 奈 輝 三 代理人   弁理士  重 野   剛第1図 第2図 手続ネ「1j正書(特許法第11条の2第1@の規定に
よる手続補止) 昭和62年5月29日

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熔化ガラス質形成性珪酸塩系の発泡軽量体の少な
    くとも一表面に、珪酸塩系材料の裏面を有する複数枚の
    無機質化粧材を融着一体化してなる発泡軽量体において
    、無機質化粧材同志の間の目地部をガラス材で目地詰め
    したことを特徴とする無機質化粧材融着発泡軽量体。
  2. (2)焼成用の枠の枠面の少なくとも一面に、珪酸塩系
    材料の裏面を有する無機系化粧材を裏面を内側にして配
    置し、熔化ガラス質形成性珪酸塩系の発泡用材料を該化
    粧材の裏面に接して充填し、該化粧材の熱変性未満の温
    度そして該発泡体用材料の熔化発泡温度以上の温度にて
    焼成して、発泡化と共に両材料を融着せしめる無機質化
    粧材融着発泡軽量体の製法において、前記無機質化粧材
    の裏面の目地部をガラス板で覆った後、前記発泡用材料
    を充填することを特徴とする無機質化粧材融着発泡の製
    法。
  3. (3)ガラス板の板面の少なくとも一方にフリットを介
    在させることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載
    の製法。
JP9549386A 1986-04-24 1986-04-24 化粧材融着発泡軽量体及びその製法 Pending JPS62259845A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5528859A (en) * 1978-08-23 1980-02-29 Ricoh Co Ltd Image recording method
JPS60129252A (ja) * 1983-12-16 1985-07-10 株式会社イナックス 焼成水和セメント成形体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5528859A (en) * 1978-08-23 1980-02-29 Ricoh Co Ltd Image recording method
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