JPS6224185Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、分離型空気調和機における室内側ユ
ニツトの据付装置に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来第１図〜第３図に示すように室内側ユニツ
ト１の据付けには、据付板４を壁面１１に取付け
壁穴２をあけ室内側ユニツト１の背面引掛部３を
据付板４の絞り部１２に引掛け、取付けられてい
る。なお、背面引掛部３とシボリ部１２は、第３
の破線で示すようにがたつき防止のためにほぼ同
一寸法に形成されている。低圧側冷媒配管６およ
び高圧側冷帯配管５は、カツプリングなどの連結
具７，８を用いて配管パイプ９に配管接続されて
いる。また低圧側冷媒配管６，高圧側冷媒配管５
は室内側ユニツト１より、ある程度の寸法をもつ
て、断熱パイプ１０に被覆され、接続されてい
る。

なお、一般に配管引廻し方向は、右方向Ａ，左
方向Ｂ，後方向Ｃのいずれでも可能となるよう構
成されている。

ところで、家屋構造などによつては右方向Ａ，
左方向Ｂの引廻しが数多くあり、特に左方向Ｂの
配管接続時においては、断熱パイプ１０を室内側
ユニツト１の下に取出し、配管パイプ９を壁穴２
より室内に導き配管接続を行なうため、配管接続
後に、配管パイプ９の壁穴２より室内側への導き
寸法が大きくなり、室内側ユニツト１が壁面１１
から浮き上る問題があつた。

考案の目的 本考案は、上記従来の欠点を解消するもので、
配管接続後の室内側ユニツトの壁面からの浮き上
りを防止するとともに据付工事の時間の短縮化を
はかる事を目的とするものである。

考案の構成 この目的を達成するために本考案は、室内側ユ
ニツトの壁面からの浮き上り防止および配管接続
後の配管パイプの整形作業の簡素化をはかること
から据付板における室内側ユニツトの取付部の絞
り部を２段に設けたものである。

実施例の説明 以下、本考案の一実施例について添付図面を参
考に説明する。

同図において、据付板４を壁面１１に取付け、
壁穴２をあける点は従来と同じである。そして据
付板４の絞り部１２および１３は２倍に形成され
配管接続前においては、仮に室内側ユニツト１を
絞り部１２に引掛ける。そして低圧側冷媒配管６
および高圧側冷媒配管５を接続した後絞り部１３
に移動し、室内側ユニツト１を据付ける。

考案の効果 以上の如く本考案は、室内側ユニツトの据付時
据付板に２段の絞りを設けているため、室内側ユ
ニツトの壁面からの浮き上りが防止でき、また、
配管パイプ，断熱パイプの配管接続後の整形を行
なう必要がなく、据付工事の時間の短縮化がはか
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は分離型空気調和機の室内側ユニツトの
正面図、第２図は同室内側ユニツトの背面斜視
図、第３図は本考案の据付板を示す第２図Ｄ部の
拡大断面図である。 １……室内側ユニツト、３……引掛部、４……
据付板、９……配管パイプ、１０……断熱パイ
プ、１２，１３……絞り部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 室内側ユニツトと室外側ユニツトを、前記室内
   側ユニツトに設けられた低圧側冷媒配管および高
   圧側冷媒配管を介して接続し、さらに前記室内側
   ユニツトを据付け支持する据付板の引掛部に２段
   にわたつて絞り込みを設けた分離型空気調和機の
   据付装置。