JPH0336817Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、セパレート型空気調和機の室内側熱
交換器のリードパイプ折れ防止のための固定装置
に関するものである。

従来の技術 従来、この種の空気調和機では、室内側熱交換
器３の冷媒出入口のリードパイプは配管接続作業
の際の折れを防止する目的で第３図に示すように
本体外箱１０に金具１１などで直接固定される
か、または特別に設けた金具で固定されるもので
あつた。

考案が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、組立作業
の際、熱交換器３を本体外箱１０内に配設固定す
るのにリードパイプ５，６が邪魔になつたり、ま
た配設固定した後、リードパイプ５，６を本体外
箱に固定するため、組立作業に手間がかかり困難
であるという問題を有していた。

本考案は、上記従来の問題点を解消し、組立作
業を容易にしようとするものである。

問題点を解決するための手段 本考案は上記問題を解決するために、熱交換器
端板につば部を設け、熱交換器の冷媒出入口のリ
ードパイプを上記つば部に固定したものである。

作 用 この技術的手段による作用は、上記構成によつ
て熱交換器を本体に配設固定する際、リードパイ
プが邪魔にならず、また配設固定するだけでリー
ドパイプも固定されているということになる。

実施例 以下、本考案の一実施例を添付図面の第１図及
び第２図を参照しながら説明する。

同図において、１は本体外箱で、この内部に水
受皿２、熱交換器３が固定されている。４は接続
配管用孔である。５は前記熱交換器の冷媒入口側
のリードパイプ、６は冷媒出口側のリードパイプ
である。この２本のリードパイプ５，６は前記熱
交換器の端板３ａに設けられたつば部３a′に樹脂
バンド７を介してネジ８で固定されている。９は
断熱材である。

上記構成により本体外箱１内に固定された水受
皿２の上に熱交換器３を配設固定する際に、リー
ドパイプ５，６が熱交換器３自体に固定されてい
るため、他の部品等に邪魔されずにスムーズに配
設固定でき、本体外箱にリードパイプを固定する
必要がなくなるため組立が容易になる。

考案の効果 以上のように、本考案は、熱交換器端板につば
部を設け、熱交換器より出るリードパイプを前記
つば部に固定することで、本体外箱に熱交換器を
固定した後のリードパイプの固定が不要になり、
組立も他の部品に邪魔されずスムーズに行える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における空気調和機
の正面図、第２図はＡ部を後方より見た時の拡大
斜視図、第３図は従来例を示す空気調和機の正面
図である。 １……本体外箱、３……熱交換器、５……冷媒
入口側リードパイプ、６……冷媒出口側リードパ
イプ、７……樹脂バンド。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 前面グリル、熱交換器、水受皿を有し、前記熱
   交換器の冷媒出入口のリードパイプを前記熱交換
   器端板に設けたつば部に固定した空気調和機の配
   管固定装置。