JPS62241549A - 核置換サリチル酸亜鉛塩の水性媒体分散方法 - Google Patents

核置換サリチル酸亜鉛塩の水性媒体分散方法

Info

Publication number
JPS62241549A
JPS62241549A JP61084261A JP8426186A JPS62241549A JP S62241549 A JPS62241549 A JP S62241549A JP 61084261 A JP61084261 A JP 61084261A JP 8426186 A JP8426186 A JP 8426186A JP S62241549 A JPS62241549 A JP S62241549A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
water
grams
acrylate
polymer compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61084261A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH074522B2 (ja
Inventor
Toranosuke Saito
斉藤 寅之助
Shoichi Murata
祥一 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanko Kaihatsu Kagaku Kenkyusho KK
Original Assignee
Sanko Kaihatsu Kagaku Kenkyusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanko Kaihatsu Kagaku Kenkyusho KK filed Critical Sanko Kaihatsu Kagaku Kenkyusho KK
Priority to JP61084261A priority Critical patent/JPH074522B2/ja
Publication of JPS62241549A publication Critical patent/JPS62241549A/ja
Publication of JPH074522B2 publication Critical patent/JPH074522B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
    • B41M5/132Chemical colour-forming components; Additives or binders therefor
    • B41M5/155Colour-developing components, e.g. acidic compounds; Additives or binders therefor; Layers containing such colour-developing components, additives or binders

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Colloid Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Color Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は有機酸の多価金属塩の分散方法に関する。
〔従来の技術〕
有機酸の多価金属塩は一般にアニオン界面活性剤を不溶
化する傾向があって安定な分散液を得る事は困難であっ
た。特に感圧記録紙の呈色剤として広く使用されている
有機酸の多価金属塩は非結晶性で多価金属イオンを含有
しているので、アニオン界面活性剤を不溶化する傾向が
大きく、分散は困難である。一方、カチオン界面活性剤
やポリエチレングリコール系の非イオン界面活性剤は呈
色剤の実質中に溶解されて分散作用を失うばかりでなく
、呈色剤の呈色機能に対して減感性があるので、全く使
用する事ができない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
既に説明した通シ、有機酸の多価金属塩を安定に水に分
散させる事はむずかしい。有機酸の多価金属塩の水分散
スラリーには二つの問題点がある。
第一には、流動性のあるスラリーが長期間の保存や、や
や高い温度にさらされたときに流動性を失ったり、凝固
し几りして、再分散不能に陥いる不安定さであシ、第二
には、それらの分散液が低い濃度であるにもかかわらず
チキントロピックであって、極めて高い粘性を有する事
である。本発明の目的はこれら分散の困難な有機酸の金
属塩の安定にして高一度低粘度の水分散系を実現しうる
分散方法を提供する事である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に従って、(1)一般式[D Rl +CH2−C+ 」 X+ CH2−CHOH) n         ・・
・〔I〕(一般式〔■〕で、R1は水素原子又はメチル
基、R2は水素原子、メチル基又はヒドロキシメチル基
、Xは一〇−1−NH2、−洲一又は−N=で表わされ
る結合基そしてnは0.1又は2を示す。)で表わされ
る構成単位と一般式(If)+CH−C+ R5°°[I[:1 (一般式[11)でR3、R4及びR5は疎水性基を示
し、あるいは互に二つが連結してイミド環を形成しても
よい6 ) で表わされる構成単位とを主構成単位とする水溶性ない
しは水分散性高分子化合物を分散媒中に含有させる事を
特徴とする有機酸の多価金属塩の分散方法が提供される
一般式〔I〕で表わされる構成単位は親水性単量体から
由来するもので、かかる親水性単量体としでは具体的に
は、2−ヒドロキシエfルアクリレート、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート、2−ヒドロキシゾロぎルアク
リレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、ア
クリルアミド、メタクリルアミド、N−(2−ヒドロキ
シエチル)アクリルアミド、N−(2−ヒドロキシエチ
ル)メタクリルアミド、N−(2−ヒドロキシプロピル
)アクリルアミド、N −(2,3−ジヒドロキシゾロ
ビル)アクリルアミド、N−(2−ヒドロキシプロピル
)メタクリルアミド、N −(2,3−ジヒドロキシゾ
ロビル)メタクリルアミド、N、N −ジ(2−ヒドロ
キシエチル)アクリルアミド、N。
N−ジ(2−ヒドロキシエチル)メタクリルアミド、N
、N−ジ(2−ヒドロキシプロピル)アクリルアミド又
はN、N−ジ(2−ヒドロキシプロピル)メタクリルア
ミドなどが挙げられる。
一方、一般式[n)で表わされる構成単位は疎水性単量
体から由来するもので、その疎水性はR3゜R4及びR
5で示される疎水性基に原因している。
疎水性基とは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、シ
クロアルキル基、了り−ル基、ピリジル基、ビニル基、
シアノ基、モルホリノ基、テトラヒドロフルフリル基又
はこれらの原子あるいは原子団を含有する有機基を言い
、互に二つが連結してイミド環を形成しても工い。そし
て、疎水性基を具体的に例示すれば、R3は水素原子、
メチル基、フェニル基、アルコキシカルブニル基、シク
ロアルコキシカルボニル基、アラールキルオキシカルボ
ニル基、アルコキシアルコキシカル?ニル基、アリーロ
キシアルコキシカルボニル基又はアルキルカルバモイル
基などを示し、R4は水素原子、メチル基、アルコキシ
カル?ニルメチル基、シクロアルコキシカルボニルメチ
ル基、アラールキルオキシカルビニルメチル基、アルコ
キシアルコキシカルボニルメチル基、アリーロキシアル
コキシカルブニルメチル基又ハアルキルカルバモイルメ
チル基などを示し、そしてR5は水素原子、ノ・ロダン
原子、アルキル基、ビニル基、アリール基、ピリジル基
、アルキルアリール基、アルコキシル基、71ノーロキ
シアルコキシル基、アルキルカルボニル基、アリールカ
ルボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニ
ル基、アルコキシメチル基。
アルキルカルボキシメチル基、アリールカルブキシメチ
ル基、アルコキシカルボニル基、シアノアルコキシカル
?ニル基、シクロアルコキシカルボニル基、アラールキ
ルオキシカルボニル基、アリーロキシカルブニル基、ア
ルコキシアルコキシ力/L’yj?=A4、アリーロキ
シアルコキシカルボニル基、アルコキシ(ポリ(アルキ
レンオキシ))カルがニル基、アリーロキシ(ポリ(ア
ルキレンオキシ))カルボニル基、テトラヒドロフルフ
リルオキシカルがニル基、アルコキシ(ヒドロキシアル
コキシ)カルボニル基、アリーロキシ(ヒドロキシアル
コキシ)カルボニル基、アルキルアリーロキシ(ヒドロ
キシアルコキシ)カルボニル基、N、N−ジアルキルア
ミノアルコキシカルブニル基。
モルホリノアルコキシカルボニル基、アルキルカルバモ
イル基、アラールキルカルバモイル基、アリールカルバ
モイル基、アルコキシアルキルカルバモイル基、アリー
ロキシアルキルカルバモイル基、アルコキシ(ヒドロキ
シアルキル)カルバモイル基、アルキルカルボキシル基
、アリールカルボキシル基又はシアノ基などを示す。R
3及びR5が連結し友ときは、N−アルキルマレインイ
ミド残基、N−アリールマレインイミド残基、N −(
アルキルアリール)マレインイミドKLN −(アルコ
キシアルキル)マレインイミド残基又はN−(ア11−
ロキシアルキル)マレインイミド残基なトラ示し、R4
及びR5が連結し友ときは、N−アルキルイタコンイミ
ド残基、N−アリールイタコンイミド残基、N−(アル
キルアリール)イタコンイミド残基、N−(アルコキシ
アルキル)イタコンイミド残基又はN−(アリロキシア
ルキル)イタコンイミド残基などを示す。
本発明に使用される疎水性単量体はいずれも親水性単量
体と共重合させる事が可能であって、その具体的な例と
しては、エチレン、塩化ビニル、臭化ビニル、プロピレ
ン、1−ブテン、1−オクテン、ブタジェン、スチレン
、ビニルピリジン、ビニルトルエン、ビニルメチルエー
テル、ビニルブチルエーテル、ビニルオクチルエーテル
、ビニルフェノキシエチルエーテル、ビニルメチルケト
ン、ビニルブチルケトン、ビニルフェニルケトン、ビニ
ルエチルスルホン、ビニルフェニルスルホン。
アリルブチルエーテル、アリルオクチルエーテル。
アリルアセテート、アリルオクタノエート、アリルベン
ゾエート、メチルアクリレート、エチルアクリレート、
インプロピルアクリレート、ブチルアクリレート、イン
ブチルアクリレート、オクチルアクリレート、2−エチ
ルへキシルアクリレート、イソデシルアクリレート、ト
リデシルアクリレート、ステアリルアクリレート、2−
シアンエチルアクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、アビエチルアクリレート、ベンジルアクリレート、
フェニルアクリレート、1−ナフチルアクリレート、2
−−)−7チルアクリレート、2−フェニルフェニルア
クリレート、4−ターシャリブチルフェニルアクリレー
ト、4−ターシャリオクチルフェニルアクリレート、4
−ノニルフェニルアクリレート、4−クミルフェニルア
クリレート、2−メトキシエチルアクリレート、2−エ
トキシエチルアクリレート、2−ブトキシエチルアクリ
レート。
2−フェノキシエチルアクリレート、2−(2−フェニ
ルフェノキシ)エチルアクリレート、2−(4−ターシ
ャリブチルフェノキシ)エチルアクリレート、2−(α
−メチルベンジルフェノキシ)エチルアクリレート、ジ
エチレングリコールモノメチルエーテルアクリレート、
ジエチレングリコールモノエチルエーテルアクリレート
、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアクリレー
ト、ジエチレングリコールモノフェニルエーテルアクI
ll/−1、ホlJエチレングリコールモノオクチルエ
ーテルアクリレート、ポリエチレングリコールモノフェ
ニルエーテルアクリレート、ポリエチレングリコールモ
ノ(2−フェニルフェニル)エーテルアクリレート、テ
トラヒドロフルフリルアクリレート、3−ブトキシ−2
−ヒドロキシプロピルアクリレート、3−オクトキシ−
2−ヒドロキシプロピルアクリレート、3−7エノキシ
ー2−ヒドロキシデロビルアクリレート、1.3−ジフ
ェノキシプロピル−2−アクリレート、3− (2−フ
ェニルフェノキシ)−2−ヒドロキシプロピルアクリレ
ート、2− (N、N−ツメチルアミン)エチルアクリ
レート、2− (N、N−ジエチルアミノ)エチルアク
リレート、2− (N、N−ジプチルアミノ)エチルア
クリレート、2−モルホリノエチルアクリレート、N−
メチルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N
、N−ノエチルアクリルアミド、N−ブチルアクリルア
ミド、N、N−ジプチルアクリルアミド、N−シクロヘ
キシルアクリルアミド、アクリルモルホリド、N−ベン
ジルアクリルアミド、アクリルアニリド、N−(3−メ
トキシゾロピル)アクリルアミド、N−(3−ブトキシ
プロピル)アクリルアミド、N−(3−オクトキシプロ
ピル)アクリルアミド、N−(3−シクロヘキシルプロ
ピル)アクリルアミド、N−(3−ブトキシ−2−ヒド
ロキシプロピル)アクリルアミド、N−(3−フェノキ
シ−2−ヒドロキシプロピル)アクリルアミド、N−(
3−モルホリノプロピル)アクリルアミド、ビニルアセ
テート、ビニルベンゾエート、アクリロ、ニトリル、イ
ソブチレン、インペンテン、イソオクテン、イソプレン
、α−メチルスチレン、メチルメタノ1ル−ト、エチル
メタクリレート、オクチルメタクリレート、2−エチル
へキシルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、
シクロヘキシルメタクリレート、アビエチルメタクリレ
ート、ベンジルメタクリレート、2−ブトキシエチルメ
タクリレート、2−オクトキシエチルメタクリレート、
2−フェノキシエチルメタクリレート、 2− (2−
7エニルフエノキシ)エチルメタクリレート、ジエチレ
ングリコールモツプチルエーテルメタクリレート、ジエ
チレングリコールモノフェニルエーテルメタクリレート
、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、3−ブトキ
シ−2−ヒげロキシデロビルメタクリレート、3−オク
トキシ−2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、3−
フェノキシ−2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、
3−(2−7エニルフエノキシ)−2−ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート、2−(N、N−ツメチルアミノ)
エチルメタクリレート、2− (N、N −ジエチルア
ミノ)エチルメタクリレート、2−(N、N−ジブチル
アミノ)エチルメタクリレート、2−モルホリノエチル
メタクリレート、N−メチルメタクリルアミド、N−ブ
チルメタクリルアミド、N。
N−ジブチルメタクリルアミド、N−ベンジルメタクリ
ルアミド、メタクリルモルホリド、メタクリルアニリド
、N−(3−オクトキシプロピル)メタクリルアミド、
N−(3−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピル)メタ
クリルアミド、メタクリルニリド、ジメチルイタコネー
ト、ジエチルイタコネート、ジプチルイタコネート、ジ
オクチルイタコネート、シペンジルイタコネ−)、ジ(
2−エトキシエチル)イタコネート、ジ(2−ブトキシ
エチル)イタコネート、ジ(2−フェノキシエチル)イ
タコネート、N 、N 、N’、N’−テトラエチルイ
タコン酸ジアミド、N、N、N−N′−テトラブチルイ
タコン酸ジアミド、メチルクロトネート、エチルクロト
ネート、ブチルクロトネート、2−ブトキシエチルクロ
トネート、2−フェノキシエチルクロトネート、メチル
シンナメート、エチルシンナメート、ブチルシンナメー
ト、ジエチルマレート、ジエチルフマレート、ジブチル
マレート、シフチルフマレート、ジオクチルマレート、
ソオクチルフマレート、ジベンジルマレート、ジベンジ
ルフマレート、ジ(2−ブトキシエチル)マレート。
ジ(2−フェノキシエチル)マレート、 N、N’−ジ
ブチルフマルジアミド、N 、N 、N’、N’−テト
ラエチルマレインジアミr、ジエチルシトラコネート、
ジブチルシトラコネート%N−エチルマレインイミド、
N−ブチルマレインイミド、N−オクチルマレインイミ
ド、N−シクロヘキシルマレインイミド、N−フェニル
マレインイミド、N−ペンノルマレインイミド、N−(
3−ブトキシゾロビル)マレインイミド、N−(3−オ
クトキシプロピル)マレインイミド、N−(3−(2−
フェノキシエトキシ)プロピル)マレインイミド、N−
エチルイタコンイミド、N−ブチルイタコンイミド、 
N−オクチルイタコンイミド、N−フェニルイタコンイ
ミド、N−(3−ブトキシゾロビル)イタコンイミド、
N−(3−オクトキシプロピル)イタコンイミド又1d
:N−(3−(2−フェノキシエトキシ)プロピル)イ
タコンイミドなどが挙げられる。
そして更に、本発明の思想を理解すれは、よシ多種類の
疎水性単量体を創造もしく−は選出する事は容易である
これら疎水性単量体は一種又はそれ以上で親水性単量体
と共重合されて、分子量1.000ないし1.000,
000の水溶性ないしは水分散性高分子化合物を与える
本発明の水溶性ないしは水分散性高分子化合物を得るた
めの共重合反応を車−の溶媒中で行うのは困難である。
友とえはメタノールやエタノールのように親水性単量体
も疎水性li体をも共に溶解しうる有機溶媒中で共重合
反応を行っても、おおか友が、重合反応開始直後から重
合体を析出しはじめ、やがては液の流動性がなくなり、
かきまぜる事もできなくなってしまう。一方、水の中で
共重合反応を行わせようとすると、疎水性単量体が水に
溶解しに<<、共重合系が不均一になって、水溶性のよ
い均一な共重合体は得られない。
そこで、共重合反応を円滑且つ均一に進行させるには水
に、水溶性の有機溶剤や界面活性剤などの可溶化剤を加
え、その中で共重合反応を行わせるのがよい。この目的
に使用される水可溶性の有機溶剤としては、メタノール
、エタノール、イソゾロ/? /−ル、ターシャリブタ
ノール、エチレングリコ−〃モノメチルエーテル、エチ
レングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコー
ルモノイソプロビルエーテル、エチレングリコールモツ
プチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル
、ジエチレングリコールジメチルエーテル、3−メトキ
シブタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセトニト
リル、ジメチルスルホキサイド、アセトン又はメチルエ
チルケトンなどが挙げられる。
これらの有機溶剤の選択及び水との混合割合は、使用す
る各単量体の性質1重合反応の濃度又は重合反応の温度
などの諸条件を考慮しながら、−々実験的に求めるのが
望ましい。
又、有機溶剤だけでは均一にならない共重合系には可溶
化剤として界面活性剤を使用して反応系を均一にする事
ができる。
共1合反応の終了した溶液はそのままでも本発明の目的
に供せられるが、必要ならば有機溶剤だけを、更に必要
ならばすべての溶媒を除去する事もできる。有機溶剤だ
けを除去するとしたら、メタノール、エタノール、イン
ゾロパノール、エチレングリコールジメチルエーテル、
テトラヒドロフラン、アセトン又はメチルエチルケトン
のような水よシ沸点の低い有機溶剤を使用すると便利で
ある。
水溶性ないしは水分散性高分子化合物が本発明の目的に
適合するかどうかを決める重要な因子は、親水性単量と
疎水性単量体の種類と共重合比から決定される親水性と
疎水性のバランス及び高分子化合物の分子量の大きさが
その主たるものであろう。本発明に於ける高分子化合物
の作用は一種の界面活性剤であって、親水性と疎水性の
バランスの仕方がその特性を決める最も重要な要素であ
る事は他の界面活性剤の場合と同様である。
故に、本発明の目的に適合し友高分子化合物を得るには
、親水性単量体と疎水性単一:体の組み合わせ方に充分
の配慮がなされなければならない。
そして、−概に疎水性単拐”体とは言っても、実はその
分子構造の違いから、単量体の疎水性の太きさもまちま
ちに違っている。そのうち比較的に疎水性の小さな止金
体の代表例としては、メチルアクリレート、エチルアク
リレート、2−メトキシエチルアクリレート、2−エト
キシエチルアクリレ−)、2−(N、N−ジエチルアミ
ノ)エチルアクリレート、N−エチルアクリルアミド、
N、N −ジエチルアクリルアミド、ビニルアセテート
、アクリロニトリル、メチルメタクリレート、2−(N
Nジメチルアミノ)エチルメタクリレート、N−メチル
メタクリルアミド、メタクリレートリル。
ジメチルイタコネート、ジエチルイタコネート、ジエチ
ルマレート、ジエチルフマレート、N、N’−ジエチル
フマルノアミド、N−エチルマレインイミド又はN−エ
チルイタコンイミドなどであって、疎水性の小さなこれ
らの単量体は親水性単量体に対して比較的多量に共重合
されてようやく、親水性と疎水性の良いバランスが得ら
れる。
比較的に疎水性の大きなjti体の代表例とじてハ、ス
チレン、ビニルトルエン、アリルベンゾエート、オクチ
ルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ベンジ
ルアクリレート、2−フェノキシエチルアクリレート、
2−(4−ターシャリブチルフェノキシ)エチルアクリ
レ−)、N、N−ジブチルアクリルアミド、α−メチル
スチレン、オクチルメタクリレート、シクロヘキシルメ
タクリレート、2−フェノキシエチルメタクリレート、
ジブチルイタコネート、ジベンジルイタコネート、ジ(
2−フェノキシエチル)イタコネート、ジブチルマレー
ト、ジ(2−フェノキシエチル)マレ−I’、N−フェ
ニルマレインイミド又はN−フェニルイタコンイミドな
どが埜げられる。これらの止金体は比較的少量で、共重
合体は親水性と疎水性の良いバランスが得られる。
更に、極端に疎水性の大きな単量体の代表例としては、
ステアリルアクリレート、アビエチルアクリレ−)、2
−(2−フェニルフェノキシ)エチルアクリレート、2
−(4−ターシャリオクチルフェノキシ)エチルアクリ
レート、ステアリルアクリレ−ト、2−(2−フェニル
フェノキシ)エチルメタクリレート、ジオクチルイタコ
ネート又はジオクチルマレートなどが挙げられ、これら
の単量体は非常に少量でも親水性単量体と共重合すれば
、優れた分散作用がみられる。
疎水性単量体は親水性単量体と任意の比率で共重合しう
るものの1本発明の目的への適合性のある高分子化合物
を得るには、比較的に疎水性の小さな単量体では50な
いし7モルパーセント、比較的に疎水性の大きな単量体
では20ないし3モルパーセントそして極端に疎水性の
大きな単1体では8ないし0.2モル/J−セントの割
合で親水性単量体と共重合させるのが好ましい。しかじ
なか、ら、各疎水性単量体を二つ以上同時に使用すると
良い結果の得られる事も多く、共貞合組成を決定する事
は更に複雑であって、−々実験的にその組成を決定すべ
きであろう。
高分子化合物の分子量の太きさも、本発明の目的への適
合性から重要な要素である。分子if、000ないし1
,000,000の水溶性ないしは、水分散性高分子化
合が本発明の目的には好ましい。目的に合致する高分子
化合物を得るのに、共重合反応は望ましい分子量になる
ように調節されなければならない。分子量の調節は、重
合反応の溶媒の選択、反応の濃度1反応の温度、重合開
始剤の選択と使用量及び重合調節剤の選択と使用量など
の条件によって広い範囲でその目的を達する事ができる
そしてもし、更に大きな分子量が望ましければ重合体が
rル化しない範囲内で多官能性単量体を使用しうる。
1合開始剤としては過酸化水素、過酸化す) 11ウム
、過硫酸カリ又は過硫酸アンモニウムなどのような無機
系の水溶性過酸化物、ベンゾイルパーオキサイド、ラウ
ロイルパーオキサイド、キュメンハイドロノセーオキサ
イド、ジターシャリブチルパーオキサイド又はジクミル
ノや一オキサイドなどのような有機溶剤可溶性の過酸化
物、アソビスイソブチロニトリル、アソビスイソパレロ
ニトリル、アソビスシクロヘキサン力ルポニトリル又ハ
2.2′−アゾビス−(4−メトキシ−2,4−ジメチ
ルパレロニトリル)などのようなアゾ系の重合開始剤あ
るいは過酸化水素と硫酸第一鉄又は過酸化物とアスコル
ビン酸の組み合わせなどの工うなレドンクス系の重合開
始剤がすべて使用しうる。重合調節剤としてはイソゾロ
パノールやセカンダリブタノールなどの第二級アルコー
ル類、ターシャリブチルメルカプタンやラウリルメルカ
プタンなどの有機硫黄化合物又は四塩化炭素のような有
機ノ・ロダン化物が使用されるが、本発明の目的にはイ
ンプロパツールが最も好ましい。これら1合刊4節剤を
使用すると高分子化合物の分子量を低下させる事が容易
であって1.0.00ないし100,000程度の分子
量を有する高分子化合物が得られる。
又、多官能性単量体としてはジビニルベンゼン、プ4ジ
エン、イソプレン、メチレンビスアクリルアミド、エチ
レンジアクリレート、エチレンジメタクリレート又はト
リメチロールプロパントリメタクリレートなどが使用さ
れる。多官能性単墓体は高分子化合物の分子量を上昇さ
せる働きを有するが、多く使用すると高分子化合物が網
状化してグル化に到る。注意して使用量を限定すれば1
00.000ないし1,000,000程度の分子量を
有する高分子化合物が得られる。
一般に、親水性単量体特にアクリルアミドの重合体又は
共重合体は凝集沈降剤、紙力増強剤、接着剤、土壌改良
剤もしくは土質改良剤として知られている。しかるに本
発明が明らかにするように、親水性単量体に適切な割合
で疎水性単量体を共重合すれは有機化合物、特に従来分
散の困難とされていた有機酸の多価金属塩に対して優れ
た分散作用を現わすようになる事は驚くべきである。ア
クリル系重合体からなる従来の高分子量界面活性剤には
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、
スルホエチルメタクリレート又は2−アクリルアミド−
2−メチルデロノぐンスルホン酸などのアルカリ金属塩
、アンモニウム塩又はアミン塩、即ち電解質単鎗体が重
合もしくは共重合されて、アニオン性の界面活性剤とし
て機能する事が知られている。しかし、これらのアニオ
ン性の高分子量界面活性剤は本発明が特に問題とする有
機酸の多価金属塩によりて凝固させられる傾向が大きく
て、それらを長期間安定に分散させるのには適していな
い。
これに対して、本発明の高分子化合物は実際的には非イ
オン性界面活性剤として位置づけされ。
イオン性化合物による凝固のおそれが全くなく、長期間
に亘って安定な分散作用を維持し続けられる。そこでも
し必要があって、電解質重蓋体を共重合させるならば最
小量即ち3モル/母御セント以下、よシ好ましくは1モ
ルパーセント以下ニソの使用量をおさえるべきである。
水浴性ないしは水分散性高分子化合物による起泡は一般
に極めて安定であって、それが利点となる事もあるが、
問題となる事も多い。そのとき消泡剤を使用したり、比
較的に低分子量の高分子化合物を選択したりする事も好
ましいが、高分子化合物をはじめから低起泡性になるよ
うに設計する事は更に好ましい。起泡性は使用される単
量体の末端メチル基と密接な関係があって、末端メチル
基を有しない単量体から得られた重合体の起泡性は小さ
じ0起泡性を小さくするのに適した単量体としては、2
−ヒドロキシエチルアクリレート、アクリルアミド、N
−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミド、N−(2
,3−ジヒドロキシゾロビル)アクリルアミド、N、N
−ジ(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミド、 N、
N−ジ(2,3−ジヒドロキシゾロビル)アクリルアミ
ド、エチレン、塩化ビニル、臭化ビニル、スチレン、ビ
ニルピリジン、ビニルフェノキシエチルエーテル、ビニ
ルフェニルケトン、ビニルフェニルスルホン、了りルベ
ンゾエート、シクロヘキシルアクリレート、ベンジルア
クリレート、フェニルアクリレート、1−ナフチルアク
リレート、2−ナフチルアクリレート、2−フェノキシ
エチルアクリレート、2−(2−7エニルフエノキシ)
エチルアクリレート、ジエチレングリコールモノフェニ
ルエーテルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアク
リレート、3−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピルア
クリレート、3−(2−フェニルフェノキシ)−2−ヒ
ドロキシプロピルアクリレート、2−モルホリノエチル
アクリレート、N−ベンジルアクリルアミド、アクリル
アニリド、アクリルモルホリド、N−(3−フェノキシ
−2−ヒドロキシプロピル)アクリルアミド、N−(3
−モルホリノプロピル)アクリルアミド、ビニルベンゾ
エート、アクリロニトリル、ジベンジルイタコネート、
ジ(2−フェノキシエチル)イタコネート、ジベンジル
マレート、ジ(2−フェノキシエチル)マレート、N−
シクロヘキシルマレインイミド、N−7エニルマレイン
イミド、N−ベンジルマレインイミド、N−シクロヘキ
シルイタコンイミド、N−フェニルイタコンイミド又は
N−ベンジルイタコンイミドなどが挙げられる。
有機酸の多価金属塩の水分散系での利用は多岐にま友が
っている。有機酸とは、一般に1水酸化ナトリウムと水
溶性の塩を形成しうる有機化合物」と定義されてはいる
が、本発明では、たとえは置換フェノールのホルムアル
デヒド縮重合体などのように、高分子量なるが故に水可
溶性のナトリウム塩が得られないような、弱酸性の有機
化合物に迄その定義が拡げられる。又、多価金属とは、
本発明ではアルカリ金属以外の陽イオンとなる金属のす
べてを指しているが、特に有機酸と塩を形成して水溶性
となるような金属を意味する。有機酸の多価金属塩はそ
の分散の対策上、結晶性の塩と非結晶性の塩とに分けて
考えるのが好ましい。結晶性の塩の水系での分散物は粒
子がストラフチャーを形成しやすいため、ひどくチキン
トロピックであって、低濃度でも流動しにくい程高い粘
性をもっている。一方、非結晶性の塩の水系での分散物
も高い粘性を示すが、これはそれだけではなく、分散は
不安定であって経時的に凝固して再分散が不可能になシ
やすい。そしてこの凝固作用は分散系を加熱する事によ
って促進される。
農業用の殺菌剤として知られている。マンネブ又はノネ
プは結晶性の塩であって、通常の剤形は水利剤である。
水分散液は時間とともに凝集沈降して、噴霧性に劣るが
本発明の高分子化合物の使用により改善される。本発明
の高分子化合物の中で最も分子量の小さな水浴液にマン
ネブ又はソネブを湿潤させ、サンドグラインダーのよう
な強力な粉砕分散機にかける。得られるスラリーを噴霧
乾燥器で乾燥すると水利剤が得られる。水利速度を早め
るために予め塩類、他の界面活性剤又は保湿剤などを加
えておく事もできる。水利剤は使用時に水と混合すると
容易に安定な水分散液が得られる。
ステアリン酸カルシウム又はステアリン酸亜鉛などの水
分散液はゴム工場でよく利用されている。
カレンダ】1ングされたゴムシートや押出されたばかり
のゴムチューブなどはその表面が非常に粘着性であって
、加硫が完了する迄は4F’Jらかの粘着防止手段を講
じなけれは、その表面がくっつき合って、折角のものが
台なしになってしまう。かつてはダスティングと称して
タルク、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ステアリ
ン酸カルシウム又はステアリン酸亜鉛などの粉末をゴム
の表面にまぶして粘着し合うのを防止していた。しかし
、これは粉っほくて、環境を汚すばかシではなく、第一
不衛生なので、最近では界面活性剤の水溶液にそれらの
粉末を分散させて、その中をシート又はチーープをくぐ
らせ粘着防止処理が行われている。
しかし、従来は粉末の分散状態があまシ良くなかったの
で液は之えずかきまぜておかなければならなかったし、
余分につい念液を拭き取ったシして乾燥を早めなければ
ならなかった。
しかるに、本発明の分散方法を採用すれは、上記の粉末
は細かく分散されるし、従来、気泡部分には粉末が含ま
れにくかったが、気泡部分にも粉末が充分に分散される
。適度の起泡性を有する高分子化合物を選んで容器の底
から空気を吹き込めば泡立ち、シートやチューブはこの
泡の中を通すだけでよく、熱をもったシートやチューブ
は必要以上に冷却されたり、余分な液んが付着したシし
ないので、処理後ただちに乾燥し、巻き取ったり重ねた
りする事ができる。
水性のエマルジョンからなる塗料に乾性油の乳化液を加
えて、塗膜の耐久性を向上させる事が実際に行われてい
る。そして乾性油の乾G51早めるドライヤーとして酢
酸コバルトやナフテン酸コパルトなどが同時に加えられ
る。しかしそれらをその1ま塗料に添加するとエマルジ
ョンは不安定となりやがては全体が凝固してしまう。こ
れを防止するのに、従来はオルソフェナントロリンのよ
うな高価なキレータ−が−緒に添加されていた。しかし
、本発明の方法で分散されたナフテン酸コノ々ルトは、
キレータ−を添加しなくても、予めエマルジョンを本発
明にかかる高分子化合物で安定化しておくたけで、それ
らを混合してもエマルジョンの凝固を起こすような事は
ない。
ノーカーボン紙と呼ばれる感圧記録紙用の呈色剤として
有機酸の多価金属塩が広く用いられている。その一つは
、主にパラ置換され九フェノールのアルデヒド描重合体
の多価金属塩か縮1合体と多価全屈化合物の複合体から
成っており、他の一つは核置換されたサリチル酸の多価
金り塩からなっている。そしてこれらの有機酸の多価金
属塩はその使用目的から主として非結晶性である事が好
ましい。これら非結晶性塩の水分散系のスラ+J−は既
に説明したように、低濃度で高い稠度を有するという欠
点だけではなく、不安定で凝固してしまうので、スラリ
ーとして輸送したり貯蔵したシする事はできなかった。
しかも、高繭度の塗料組成物が得られなかったので、い
きおい低C度の糺成物をより多く紙にコートする必要が
生じ、その乾燥のためには乾燥ゾーンをより長く取ると
か、コーターのスピードをより遅くするとかの手段が必
要であった。
しかるに本発明の分散方法を採用すればスラリーはより
低い稠度になるので、呈色剤の餉度の茜い塗料組成物が
得られ経済的である。それはかりか、従来60℃以上に
加熱すると殆どまたたく間に凝固して一つの塊となって
し1ったスラリーが、90℃以上に加熱しても安定であ
るので呈色剤をスラリーとして輸送したシ貯蔵したシし
ても全く問題がない。呈色剤としての有機酸の多価金属
塩をスラリー化する方法には種々の方法が考えられるが
、そのうちの効率のよい一例を示す。呈色剤を本発明に
かかる高分子化合物のうちの比較的に分子量の小さなも
のの水溶液に湿だ〜させる。分子量の小さなものを選ぶ
理由は1強力な粉砕分散メディアの中を通過させるとき
機械的な抵抗による動力の浪費と不必要な発熱を小さく
するためである。つぎに粉砕メディアを通すのに都合の
よい程度迄予備粉砕する。スラリー化するにはサンドグ
ラインダーのような湿式の強力な微粉砕機がよい。
サンドグライダ−は発熱する粉砕メディアを冷却できる
構造になっているので0℃の水をジャケントに通して冷
却する。分散液も予め0℃ないし10℃程度に冷却して
おいてサンドグラインダーを通せば粉砕分散が効率的で
ある。サンドグラインダーを通して得られるスラリーは
所望の粒径に従ってもう一度直列的にサンドグラインダ
ーを通すこともできる。粉砕分散の終ったスラリーには
比較的に分子量の大きな高分子化合物を更に追加してス
ラリーをより安定化することもできる。このようにして
得られたスラリーを70℃程肌に加熱するとスラリー微
粒子はすべてが眞球状となり更によい流動性が得られる
。これらの球の直径は顕微鏡で観察すると、粉砕条件に
工って0.3ないし2.0ミクロンで、それぞれの条件
では粒径がよく揃っている。熱処理した球状のスラリー
微粒子は沈降速度はおそいものの長期間静置すると極め
て小さい沈降容積に迄沈降してしまい再分散にやや労力
を要するので、沈降容8i”k大きくするために無水珪
酸などの超微粒子を少量加えておくと再分散は極めて容
易になる。このようにして得られるスラリーの濃度は重
量比で25ないし5 Q /?−セント程度が最も取り
扱いやすく、良い流動性がある。又、全過程で分散剤と
して使用される高分子化合物は呈色剤100に対してお
工そ1ないし15重量部である。そして、これら分散剤
は紙の上に塗布、乾燥された後には優れた接着剤として
&能するので、この場合には、これも本発明の利点の一
つと言う事ができよう。
本発明方法の適用するのに好ましい多価金属塩を構成す
る置換サリチル酸のうちの多くはサリチル酸核の3位又
は(及び)5位が置換されている。
置換基としては、ヒドロキシル基、アルキル基、シクロ
アルキル基、アリール基、アラールキル基、アルキルア
ラールキル基又はアシル基などがあり。
具体的にはヒドロキシル基、メチル基、エチル基、イソ
プロピル基、セカンダリブチル基、ターンヤリブチル基
、ターシャリアミル基、ターシャリオクチル基、ノニル
基、アリル基、シクロヘキシル基、フェニル基、ベンジ
ル基、α−メチルベンジル基、α、α−ツメチルベンジ
ルi、1−)ルイルエチル基、アセチル基、プロピオニ
ル基、ラウロイル基、バルミトイル基、ステアロイル基
又はベンゾイル基などが挙げられる。又置換基のうち少
くとも一つがターシャリブチル基、ターシャリアミル基
、ターシャリオクチル基、ノニル基、シクロヘキシル基
、フェニル基、ベンジル基、α−メチルベンジル基、α
、α−ジメチルベンジル基又は1−トルイルエチル基で
ある事はより好ましい。
そして置換基の少くとも一つがターシャリオクチル基、
α−メチルベンジル基、α、α−ツメチルベンジル基又
は1−トルイルエチル基である事が最も好ましい。
多価金属として好ましいものはマグネシウム、アルミニ
ウム、カルシウム、コバルト、ニッケル、亜鉛又はヌト
ロンチウムであり、コバルト、ニッケル又は亜鉛は最も
好ましい。
以上説明した通り、本発明方法の応用節凹は広範に亘っ
ている。本発明を更に明確にするために、以下具体的な
実施例を挙けて説明する。
実施例1 (水溶性ないしは水分散性高分子化合物の合by:、>
゛実施例1−1 かきまぜ機、温度計、還流冷却器及び滴下ロートのつい
友内容積10,000 ミI+ 17ツトルの硬質ガラ
ス製函つロフラスコにアクリルアミド396グラム(6
x0.93モル)、2−エチルへキシルアクリレート7
7グラム(6X0.07モル)、エタノール2,700
グラム及び水3.300グラムを仕込む。かきまぜなが
らフラスコを加熱して、還流冷却器かあエタノールがわ
ずかづつ還流するようにする。このときの内容物の温度
は約87℃である。ここで滴下ロートからアンビスイソ
ブチロニトリルの2パーセントエタノール溶液50グラ
ムを一度に滴下する。約30分以内に重合かはじまシ、
還流冷却器からの還流量がすこし増える。それから約7
時間この状態に保てば、重合反応の転化率が97パーセ
ン14こえる。そこでフラスコに更に2.000グラム
の水を加え、還流冷却器を蒸留器と取り替えて、使用し
たエタノールの殆どを追い出してしまう。残りの溶液は
透明で粘稠である。25℃での粘度は約6,000セン
チポイズであり、平均分子量は約50,000である。
これは水溶性高分子化合物の中程度の分子量の例である
実施例1−2 かきまぜ機、温度計、還流冷却器及びガス吹き込み口の
ついた内容積1o、oo o ミIJ IIノトルの硬
質ガラス裂四つロフラスコにアクリルアミド396グラ
ム(6X0.93モル)、2−エチルへキシルアクリレ
ート77グラム(6X0.07モル)、メタノール3,
000グラム及び水3,000グラムを仕込む。ガス吹
き込み口から窒素を吹き込んで空気と置換する。置換が
終っても窒素はゆっくり吹き込み、かきまぜながらフラ
スコを加熱して内容物の温度を50℃にする。ここで還
流冷却器の頂部からアゾビスイソブチロニトリルの1パ
ーセントメタノール溶液30グラムを一度にフラスコに
添加する。30分以内に重合が始ま91発熱する傾向が
みられるのでフラスコを少し冷やして内容物の温度を一
定に保つ。これから約12時間後に重合反応の転化率が
9779−セントを超える。そこでフラスコに更に2,
000グラムの水を加え、還流冷却器を蒸留器と取り替
えて使用したメタノールを追い出してしまう。残シの溶
液は透明で極端に粘度が高く、25℃での粘度は10,
000センチポイズを超えていて、平均分子量は200
,000を超える。これは水溶性高分子化合物の比較的
に分子量の大きい例である。
実施例1−3 かきまぜ機、温度計、還流冷却器及び滴下ロートのつい
て内容8t10,000 ミ131Jツトルの硬質ガラ
ス製の四つロフラスコにアクリルアミド396グラム(
6XO093モル)、2−エチルへキシルアクリレート
77グラム(6X0.07モル)、イソデロAノール1
00グラム、エタノール3,000グラム、及び水2,
000グラムを仕込む。かきまぜながらフラスコを加熱
して還流冷却器からエタノールがわずかずつ還流するよ
うにする。このときの内容物の温度は約86℃である。
滴下ロートから過硫酸アンモニウム2パーセント水溶液
50グラムを一度に滴下する。約10分以内に重合が始
まり、還流冷却器からの還流量が増える。それから約6
時間この状態に保てば重合反応の転化率が98/4′−
セントを超える。フラスコに2,000グラムの水を加
え還流冷却器を蒸溜器と取9替えて、使用したエタノー
ルとイソゾロ/4’ノールヲ追い出してしまう。残シの
液は透明で粘稠である25℃での粘度は約1,500セ
ンチポイズであり、平均分子量は約4.000である。
これは水溶性高分子化合物の比較的に分子量の小さな例
である。
実施例1−4 実施例1−1と同じフラスコにアクリルアミド383グ
ラム(6X0.9モル)、2−フェノキシエチルアクリ
レート115グラム(6X 0.1モル)、エタノール
3,000グラム及び水3,000グラムを仕込む。以
下実施例1−1と同様にして水浴性高分子化合物の水溶
液が得られる。
実施例1−5 実施例1−2と同じフラスコにアクリルアミド392ダ
ラム(6X0.92モル)、2−フェノキシエチルアク
リレート92グラム(6X0.08モル)、メタノール
2,700グラム及び水3,300グラムを仕込む。以
下実施例1−2と同様にして水溶性高分子化合物の水溶
液が得られる。
実施例1−6 実施例1−3と同じフラスコにアクリルアミド375グ
ラム(6X0.88モル)、2−フェノキシエチルアク
リレート138グラム(6XO,12モル)、インデロ
ノ卆ノール100グラム、エタノール3,000グラム
及び水2,000グラムを仕込む。以下実施例1−3と
同様にして、ごくわずかに濁りのある水分散性高分子化
合物の水分散液が得られる。
実施例1−7 実施例1−1と同じフラスコにアクリルアミド332グ
ラム(6X0.78モル)、2−フェノキシエチルアク
リレート138グラム(6X0.12モル)、アクリロ
ニトリル32グラム(6X0.1モル)、エタノール3
,000グラム及び水3,000グラムを仕込む。以下
実施例1−1と同様にしてわずかに白濁した水分散性高
分子化合物の水分散液が得られる。
実施例1−8 実施例1−1と同じフラスコにアクリルアミド349グ
ラム(6X0.82モル)、2−(2−フェニルフェノ
キシ)エチルアクリレート96グラム(6X0.06モ
ル)、アクリロニトリル3゛8グラム(6X0.12モ
ル)、zり/−ル3,000グラム及び水3,000グ
ラムを仕込む。以下実施例1−1と同様にしてやや白濁
した水分散性高分子化合物の水分散液が得られる。
実施例1−9 実施例1−1と同じフラスコにアクリルアミド256グ
ラム(6X0.6モル)、N−エチルアクリルアミド1
78.2グラム(6X0.3モル)、アクリロニトリル
32グラム(6X0.1モル)エタノール2,500グ
ラム及び水3,500グラムを仕込む。以下実施例1−
1と同様にして透明な水溶性高分子化合物の水溶液が得
られる。
実施例1−10 実施例1−1と同じフラスコにアクリルアミド277グ
ラA(6X0.65%#)、メタクリルアミド143グ
ラム(6X 0.28モル、2−エチルへキシルアクリ
レート77グラム(6XQ、97モル)、エタノール2
,700グラム及び水3,300グラムを仕込む。以下
実施例1−1と同様にして透明な水溶性高分子化合物水
溶液が得られる。
実施例1−11 実施例1−2と同じフラスコにアクリルアミド424グ
ラム、(6X0.995モル)、ステアリルアクリレー
ト9.7グラム(6X0.005モル)、イソプロパツ
ール30グラム、ラウリル硫酸ナトリウム10グラム及
び水6,000グラムを仕込む。
ガス吹き込み口から窒素を吹き込んで空気と置換する。
更に窒素ガスをゆっくり吹き込む。はげしくかきまぜな
がらフラスコを加熱して内容物の温度が50℃になるよ
うにする。ステアリルアクリレートは乳化されて液が濁
る。還流冷却器の頂部から過硫酸カリ2−4′−セント
水溶液30グラムを一度にフラスコに添加する。10分
以内に重合が始まり発熱する。冷却しながら内容物の温
度が50℃になるようにして反応を続けると濁シは次第
に9すくなる。8時間後重合反応の転化率が97パーセ
ントを超える。微かな濁りのある水分散性高分子化合物
の水分散液が得られる。
実施例1−12 実施例1−1と同シフラスコにN−(2−ヒドロキシエ
チル)アクリルアミド500グラム(5X0,87モル
)、2−フェノキシエチルアクリレ−)125グラム(
5X0.13モル)、エタノール2,700グラム及び
水3,300グラムを仕込む。
以下実施例1−1と同様にして透明な水溶性高分子化合
物の水溶液が得られる。
実施例1−13 実施例1−1と同じフラスコにN、N−ノ(2−ヒドロ
キシエチル)アクリルアミド405グラム(3X0.8
5モル)、2−フェノキシエチルアクリレート86グラ
ム(3X0.15モル)、エタノール3,000グラム
及び水3,000グラムを仕込む。以下実施例1−1と
同様にして透明な水浴性高分子化合物の水溶液が得られ
る。
実施例1−14 実施例1−1と同じフラスコにN −(2,3−ジヒド
ロキシゾロビル)アクリルアミド37Qグラム(3X0
.85モル)、2−フェノキシエチルアクリレート86
グラム(3X0.15モル)、xpノール3,000グ
ラム及び水3. OOOグラムを仕込む。以下実施例1
−1と同様にして透明な水溶性高分子化合物の水溶液が
得られる。
実施例1−15 ’A施例1−3と同シフラスコに2−ヒドロキシエチル
メタクリレート163グラム(5X 0.25モル)、
アクリルアミド224グラム(5X0.63モル)、2
−フェノキシエチルアクリレート115ダラム(5X0
.12モル)、イソデロノぐノール100グラム、エタ
ノール3.000グラム及び水2、000グラムを仕込
む。以下実施例1−3と同様にしてやや白濁し几水分散
性高分子化合物の水分散液が得られる。
実施例1−16 実施例1−1と同じフラスコにアク11ルアミド370
グラム(6X0.869モル)、2−フェノキシエチル
アクリレート150グラム(6X0.13モル)、アク
リル酸ナトリウム0.56クラム(6X 0.001モ
ル)、エタノール3,000グラム及び水3,000グ
ラムを仕込む。以下実施例1−1と同様にして透明な水
溶性高分子化合物の水溶液が得られる。
実施例2 冷却用ジャケットのついた内容&21.000 ミ+)
リットルのサンドグラインダー用のステンレススチール
製ポットにジネブ粉末100グラム、実施例1−16で
得うれた水溶液100グラム、ジスチレン化フェノール
のエチレンオキサイド4oモル付加物30グラム及び水
150グラムを仕込む。
これにガラスピーズを容積で計って3ooミリリツトル
とローターを入れ、ジャケットに冷却水を通しながら毎
分2,000回で20分間ローターを回転させる。20
メツシの金網でスラリーとガラスピーズとを分離する。
得られたスラリーを直空エバIレータ−で乾燥して粉砕
する。粉末20グラム’i2,000ミリリツトルの水
に混合分散し、噴霧器で散布する。分散液は凝集する事
がなく安定で噴霧性がよい。
実施例3 内容積5,000ミリリツトルのステンレススチール裂
のビーカーに水3,000ミリリットル、ステアリン酸
亜鉛300グラム、沈降性炭酸カルシウム300グラム
、実施例1−2で得られ友高分子化合物水溶液150グ
ラム及び実施例1−11で得られた高分子化合物分散液
200グラムを仕込み、ホモミキサー(%殊機化工業社
製)で20分間粉砕分散させる。この分散液は流動性が
あって長期間保存しても安定である。又、この分散液と
水15,000ミリリットルを巾70センチメートルの
箱形の容器に入れて、その底から空気を吹き込んで液を
泡立たせる。カレンダリングされた厚さ1.5ミリメー
トル、巾40センチメートルのゴムシートが連続的に泡
の中をくぐシ抜けるようにする。又、ゴムシートに余分
の泡が持ち去られるのを防ぐために、柔かなフェルトで
シートラ挿んで泡を箱の中に戻すようにする。この処理
が終れは、ゴムシートの表面はただちに乾燥するので、
所望の寸法に裁断したシ重ね合わせ友りする事ができる
実施例4 実施例4−1 (ナフテン酸コバルトの分散) 内容積2,000ミリリツトルのステンレススチール製
ビーカーに水900グラム、ナフテン酸コバル)400
グラム、実施例1−1で得られ友高分子化合物水溶液1
50グラム及び実施例1−7で得られt高分子化合物分
散液100グラムを仕込み、内容物の温度を70℃にし
てからホモミキサーで20分間分散させる。冷却して保
存しても分散液は流動性を失う事なく長期間安定である
実施例4−2 (乾性油の乳化分散) 内容19に2.oooミリリットルのステンレススチー
ル製ビーカーに水800グラム、脱水ひまし油400グ
ラム、実施例1−3で得られた高分子化合物水溶液12
0グラム及びラウリル硫酸す) IJウム3グラムを仕
込み、ホモミキサーで30分間乳化分散させる。この乳
化分散液は長期間保存しても安定である。
実施例4−3 (樹脂エマルジョンの安定化) メチルメタクリレート及びブチルメタクリレートを主成
分として共1合した乳化1合体で40パーセントの樹脂
成分を含有するエマルジョン2,000グラムに実施例
1−1で得られた高分子化合物水溶液120グラムを加
えて良く混合する。これで多価金属イオンに対してエマ
ルジョンが安定化され凝固する事はない。
実施例4−4 (塗料の調製) 実施例4−3で得られた安定化されたエマルジョン2,
000グラム、実施例4−2で得られ友乾性油の乳化分
散液800グラム及び実施例4−1で得られたナフテン
酸コバルトの分散i50グラムを混合する。得られた塗
料組成物は安定であって保存中にrル化する事がない。
又、これは塗膜形成性に優れた塗膜の耐久性がよい。更
に所望の顔料を加えて着色する事もできて、塗料組成物
は安定である。
実施例5 バラフェニルフェノール−ホルムアルデヒド縮重合体(
ノブラック型、平均重合度3.5)500グラムe70
0グラムのエタノールに溶解する。
これに30パーセント水酸化す) IJウム水溶液12
0ダラムを加えて良く混合する。別に用意した内容fi
lo、000ミリリットルのステンレススチール製ビー
カーに1.8パーセント硫酸亜鉛水溶液5.000グラ
ムを仕込み、はげしくかきまぜながら上記エタノール溶
液を添加する。これを静置すると樹脂状物が沈でんする
ので上澄み液を捨てて、熱湯2.000ミリリツトルを
加え、強い力でかきまぜる。静置すると再び樹脂状物の
沈でんを生ずる。上澄みを捨てて冷却すると樹脂状物は
固化する。これを約100メツシに粉砕する。内容積1
、000ミリリツトルのサンドグラインダー用のポット
に上記粉砕物100グラム、水200グラム及び実施例
1−6で得られ友高分子化合物水分散液20グラムを仕
込む。これにガラスピーズ300ミリリツトルとロータ
ー金入れ、ポットを冷却しながら毎分2.000回で2
0分間ローターを回転させる。ついで実施例1−5で得
られた高分子化合物水溶液30グラムを加え毎分1.0
00回で5分間ローターを回転させる。30メツシの金
網でスラリーとガラスピーズとを分ける。このスラリー
は長期間保存しても安定である。
実施例6 バラターシヤリククチルフエノールーホルムアルデヒド
縮重合体(ノブラック型、平均重合度4.8)500グ
ラムと3.5−ジターシャリブチルサリチル酸亜鉛15
0グラムを170℃の押出機で混合する。混合物を10
0メツシ程度に粉砕する。内容積1,000ミリリツト
ルのサンドグラインダー用のポットに上記粉末100グ
ラム、水200グラム及び実施例】−10で得られた高
分子化合物水浴液20グラムを仕込む。これにガラスピ
ーズ300ミリリツトルとローター金入れ。
ポットを冷却しながら毎分2.000回で20分間ロー
ターを回転させる。ついで実施例1−4で得られた高分
子化合物水溶液30グラムを加え毎分1、000回で5
分間ローターを回転させる。30メツシの金網でスラリ
ーとガラスピーズとを分ける。このスラリーは流動性が
よく長期間保存しても変化がない。
実施例7 内容積1.000ミリリツトルのサンドグラインダー用
のポットに3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル
酸亜鉛の100メツシ粉末100グラム、水200グラ
ム及び実施例1−6で得られた高分子化合物水溶液30
グラムを仕込む。これにガラスピーズ300ミリリツト
ルとローター金入れ、ポットを冷却しながら毎分2.3
00回転で20分間ローターを回転させる。ついで30
分間休止し、更に毎分2,300回転で10分間ロータ
ーを回転させる。実施例1−16で得られた高分子化合
物水溶液20グラムを加えて毎分800回転で5分間ロ
ーターを回転させる。30メツシの金網でスラリーとガ
ラスピーズとを分け、スラリーヲ70℃に5分間加熱す
る。鵡微鏡による観察で、スラリー粒子はすべてが球状
であって、その径がおよそ0.8ミクロンである事が確
認される。このスラリーは流動性がよく長期間保存して
も変化しない。
実施例8 内容積1.oooミリリットルのサンドグラインダー用
のポットに3.5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル
酸亜鉛とその塩基性塩との等重量混合物の粉末100グ
ラム、水200グラム及び実施例1−8で得られた高分
子化合物水分散液20グラムを仕込む。これにガラスピ
ーズ300ミリリツトルとローターを入れ、ポットを冷
却しながら毎分2.000回で30分ローターを回転さ
せる。ついで実施例1−9で得られた高分子化合物水溶
液30グラムを加え毎分800回転で5分間ローターを
回転させる。30メツシの金網でスラリーがらガラスピ
ーズを除去する。スラリーを75℃に5分間加熱して、
冷却してからこのスラIJ−Zo。
グラムに無水珪酸の8パ一セント水分散ペースト6グラ
ムを加えよくかきまぜる。顕微鏡による観察で、粒子径
の良く揃った約1ミクロンの球形をし几微粒子が確認さ
れる。このスラリーは流動性がよく安定であって、沈降
物の再分散も容易である。
実施例9 内容積1.000ミリリツトルのサンドグラインダー用
のポットに3−(α−メチルベンジル)−5−(α、α
−ジメチルベンジル)サリチル酸亜鉛100グラム、水
200グラム及び実施例1−12で得られた高分子化合
物水溶液30グラムを仕込む。これにガラスピーズ30
0ミリリツトルとローターを入れ、ポットを冷却しなが
ら毎分2.000回テ30 分子tlJローターを回転
させる。ついで、実施例1−13で得られた高分子化合
物水溶液30グラムを加え毎分800回で5分間ロータ
ーを回転させる。30メツシの金網でスラリーがらガラ
スピーズを除去する。このスラリーは安定で流動性がよ
い。
実施例10 内容積1.000ミリリツトルのサンドグラインダー用
のポットに3,5−ジ(α−メチル(3又は4−メチル
ベンジル))サリチル酸亜鉛100グラム、水200グ
ラム及び実施例1−15で得られた高分子化合物の水分
散液30グラムを仕込む。
これにガラスピーズ300ミリリツトルとローターを入
れ、ポットを冷却しらがら毎分2.000回で30分間
ローター全回転させる。ついで実施例1−14で得られ
た高分子化合物20グラムを加え、毎分800回で5分
間ローターを回転させる。
30メツシの金網でスラリーからガラスピーズを除去す
る。得られたスラリーは流動性がよく安定である。
以上実施例5ないし実施例10で得られるスラリーはい
ずれも感圧記録紙用の呈色剤として使用される。これら
のスラリーに更に接着剤や無機性の体質顔料などが加え
られてから、紙の上に1平方メートル当シ呈色剤が0.
5ないし1.5グラムになるように均一に塗布されて、
感圧記録紙のフロント面が形成せられる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式〔 I 〕 ・・・〔 I 〕 (一般式〔 I 〕で、R_1は水素原子又はメチル基、
    R_2は水素原子、メチル基又はヒドロキシメチル基、
    Xは−O−、−NH_2、−NH−又は−N=で表わさ
    れる結合基そしてnは0、1又は2を示す。)で表わさ
    れる構成単位と一般式〔II〕 ・・・〔II〕 (一般式〔II〕でR_3、R_4及びR_5は疎水性基
    を示し、あるいは互に二つが連結してイミド環を形成し
    てもよい。) で表わされる構成単位とを主構成単位とする水溶性ない
    しは水分散性高分子化合物を分散媒中に含有させる事を
    特徴とする有機酸の多価金属塩の分散方法。
  2. (2)水溶性ないしは水分散性高分子化合物の主構成単
    位である一般式〔 I 〕が50ないし99.8モルパー
    セント及び一般式〔II〕が50ないし0.2モルパーセ
    ントの範囲からなる特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)前記の有機酸の多価金属塩が高級脂肪酸塩である
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
  4. (4)前記の有機酸の多価金属塩がナフテン酸塩である
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
  5. (5)前記の有機酸の多価金属塩が置換又は非置換フェ
    ノール−アルデヒド縮重合体の塩である特許請求の範囲
    第1項記載の方法。
  6. (6)前記の有機酸の多価金属塩が置換サリチル酸塩で
    ある特許請求の範囲第1項記載の方法。
  7. (7)前記の置換サリチル酸塩がヒドロキシル基、アル
    キル基、シクロアルキル基、アリール基、アラールキル
    基、アルキルアラールキル基又はアシル基で置換された
    サリチル酸の中性塩又は(及び)塩基性塩である特許請
    求の範囲第6項記載の方法。
JP61084261A 1986-04-14 1986-04-14 核置換サリチル酸亜鉛塩の水性媒体分散方法 Expired - Fee Related JPH074522B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61084261A JPH074522B2 (ja) 1986-04-14 1986-04-14 核置換サリチル酸亜鉛塩の水性媒体分散方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61084261A JPH074522B2 (ja) 1986-04-14 1986-04-14 核置換サリチル酸亜鉛塩の水性媒体分散方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62241549A true JPS62241549A (ja) 1987-10-22
JPH074522B2 JPH074522B2 (ja) 1995-01-25

Family

ID=13825510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61084261A Expired - Fee Related JPH074522B2 (ja) 1986-04-14 1986-04-14 核置換サリチル酸亜鉛塩の水性媒体分散方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH074522B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006130763A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Arakawa Chem Ind Co Ltd 感圧記録体用顕色剤水分散液および感圧記録体シート
JP2009114280A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Canon Finetech Inc 顔料分散液、インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置
JP2009126992A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Canon Finetech Inc 顔料分散液、インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置
JP2009155362A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Canon Finetech Inc 顔料分散液、インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置
JP2009155361A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Canon Finetech Inc 顔料分散液、インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置
JP2010018663A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Canon Finetech Inc 顔料分散液、インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置
JP2010031244A (ja) * 2008-06-27 2010-02-12 Canon Finetech Inc 顔料分散液、インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53766A (en) * 1976-06-24 1978-01-06 Itouki Oorusuchiiru Kk Double sliding door
JPS54135526A (en) * 1978-04-12 1979-10-20 Kansai Paint Co Ltd Screen processing photosensitive resin composition
JPS5740191A (en) * 1980-08-20 1982-03-05 Babcock Hitachi Kk Differ material joint part
JPS5895545A (ja) * 1981-11-30 1983-06-07 Kanzaki Paper Mfg Co Ltd 分散剤
JPS6081252A (ja) * 1983-10-08 1985-05-09 Kansai Paint Co Ltd 水性顔料分散液

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53766A (en) * 1976-06-24 1978-01-06 Itouki Oorusuchiiru Kk Double sliding door
JPS54135526A (en) * 1978-04-12 1979-10-20 Kansai Paint Co Ltd Screen processing photosensitive resin composition
JPS5740191A (en) * 1980-08-20 1982-03-05 Babcock Hitachi Kk Differ material joint part
JPS5895545A (ja) * 1981-11-30 1983-06-07 Kanzaki Paper Mfg Co Ltd 分散剤
JPS6081252A (ja) * 1983-10-08 1985-05-09 Kansai Paint Co Ltd 水性顔料分散液

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006130763A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Arakawa Chem Ind Co Ltd 感圧記録体用顕色剤水分散液および感圧記録体シート
JP4577492B2 (ja) * 2004-11-05 2010-11-10 荒川化学工業株式会社 感圧記録体用顕色剤水分散液および感圧記録体シート
JP2009114280A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Canon Finetech Inc 顔料分散液、インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置
JP2009126992A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Canon Finetech Inc 顔料分散液、インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置
JP2009155362A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Canon Finetech Inc 顔料分散液、インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置
JP2009155361A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Canon Finetech Inc 顔料分散液、インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置
JP2010031244A (ja) * 2008-06-27 2010-02-12 Canon Finetech Inc 顔料分散液、インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置
JP2010018663A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Canon Finetech Inc 顔料分散液、インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH074522B2 (ja) 1995-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5534585A (en) Polymer-modified particulate titanium dioxide
JPS6128703B2 (ja)
JPS598748A (ja) 有機固体粒子の水性媒体中の分散体
CN101720335A (zh) 复合材料颗粒及其制备方法
JP3643003B2 (ja) 分散剤組成物
JPH0338282B2 (ja)
JPS642634B2 (ja)
NL8503327A (nl) In water oplosbaar dispergeermiddel voor pigmentmaterialen op waterbasis.
JP5172458B2 (ja) 制振材用エマルション組成物
JPH0425282B2 (ja)
JPS62241549A (ja) 核置換サリチル酸亜鉛塩の水性媒体分散方法
JP4527878B2 (ja) デンプン分解/グラフト重合組成物、重合方法及びその使用
US20030209695A1 (en) Dispersant composition
JP5685001B2 (ja) 制振材用エマルション及び制振材配合物
JP4201626B2 (ja) 加熱乾燥用塗料組成物
JPS6128434A (ja) 分散安定剤とその使用
JP4457447B2 (ja) 顔料分散剤
JPS6321525B2 (ja)
JP2009270064A (ja) 制振材用エマルション組成物
JP7153728B2 (ja) 制振材用樹脂組成物
JPS6220502A (ja) 水溶性重合体分散液の製法
JP5828655B2 (ja) 塗料用樹脂組成物
JP4282145B2 (ja) 樹脂粒子の分散安定化方法
JPS60255827A (ja) 微小樹脂粒子およびその製法
JP2010275546A (ja) 制振材用エマルション及び制振材組成物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees