JPS6223878Y2 - - Google Patents

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JPS6223878Y2
JPS6223878Y2 JP4626083U JP4626083U JPS6223878Y2 JP S6223878 Y2 JPS6223878 Y2 JP S6223878Y2 JP 4626083 U JP4626083 U JP 4626083U JP 4626083 U JP4626083 U JP 4626083U JP S6223878 Y2 JPS6223878 Y2 JP S6223878Y2
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JP
Japan
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vegetation
plate part
vertical plate
horizontal plate
shaped
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JP4626083U
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JPS59151952U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、緑化することが必要乃至は好ましい
傾斜地について、土留をも兼ねつつ緑化を実現す
ることができる植生ブロツクに関するものであ
る。
傾斜角度の小さな傾斜地では、平地とそれ程異
なることなく所望の植物類を植生させて緑化を図
ることは容易である。しかしある程度傾斜角度が
大きくなると、可能な植物の種類も限定され、緑
化が困難になり、あるいは不可能となる。
公園や宅地の造成あるいは道路の建設等で新た
に生じた斜面であつては、通常土留の必要があ
り、土留ブロツクが積まれるなど、土留工事が施
工されると緑化はほとんど不可能になる。
本考案は、このような傾斜地緑化の問題点を解
決し、傾斜地に於て、土留及び緑化の双方を同時
に実現することを目的としてなしたものである。
しかして本考案の構成の要旨とするところは、
L形板状部材の縦板部の上端、横板部の端部及び
縦板部と横板部との接続角部の外側に、多数のL
形板状部材を高さ方向及び横方向に連設した場合
に、上下左右に隣接配置されるL形板状部材のそ
れらと相互に係合することができるように、各々
係合部を設け、かつ上記縦板部及び横板部の前端
付近内側に植生ケースを保持する保持部を構成し
た植生ブロツクである。
以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明
する。
この植生ブロツクは、第1図、第2図及び第5
図に示したように縦板部1とこれに直角に接続す
る横板部2とで構成されるL形板状部材3を基本
として成立し、全体はコンクリートで一体に成形
する。このL形板状部材3は、特に第1図によつ
て明らかなように、正面から見てL字状に構成さ
れているが、これと左右対称形に構成することも
全く同一の意義を有するものである。なおそのよ
うな第1図と左右対称形の例は、この実施例につ
いて理解されれば、自明のこととなるのでその説
明は省略する。
縦板部1の上端には、三個の係合突部4a,4
a,4aを立設する。これらの係合突部4a,4
a,4aは、各々の縦幅と相互の間隔とを略同一
とし、特に第2図及び第5図によつてよく予解さ
れるように、縦板部1の上端後部より上端前部に
向かつて順次係合突部4a、間隔、係合突部4
a、間隔、……のように設ける。上記間隔は、
各々後述する横板部2の係合突端部5a,5a,
5aと係合する係合スペース4b,4b,4bを
構成するものである。係合突部4a,4a,4a
の高さは、横板部2の厚さと同一、即ち係合突端
部5a,5a,5aの高さと同一にし、かつ途中
より右方に向かつて下向傾斜させ、後で述べるケ
ースストツパ6aの右端まで伸びて縦板部1の上
端と同一高さになるようにする。
一方横板部2の右端に設ける係合突端部5a,
5a,5aはその高さ、横幅、縦幅及び傾斜部の
角度を前記係合突部4a,4a,4aと同一と
し、かつ配置は特に第2図によつてよく分かるよ
うに、横板部2の右端前部より右端後部に向かつ
て順次係合突端部5a、間隔、係合突端部5a、
間隔、……となるようにする。即ち係合突端部5
a,5a,5aは、前記係合スペース4b,4
b,4bと対応させるものである。なお上記係合
突端部5a,5a,5aの間隔は、前記係合突部
4a,4a,4aに対応する係合スペース5b,
5b,5bを構成するものである。
なお上記係合突部4a,4a,4aと係合スペ
ース4b,4b,4bの位置関係は、これを逆に
しても差支えない。勿論このときは係合突端部5
a,5a,5aと係合スペース5b,5b,5b
の位置関係も同時に逆にする必要がある。
他方上記縦板部1と横板部2との接続角部の外
側には、係合切欠部7を形成する。この係合切欠
部7は、二個の他のL形板状部材3の係合突部4
a,4a,4aと係合突端部5a,5a,5aと
が噛み合つた状態で、これに係合することができ
るように対応切欠形状に形成したものである。
また縦板部1と横板部2の前端付近内側には、
第2図乃至第6図に示したように、植生ケース9
の左端及び下端を嵌合することのできる嵌合溝8
を形成する。更に縦板部1の上端右側及び左側
と、下端右側と左側に、特に第1図及び第5図で
良く分かるように、各々ケースストツパ6a,6
b,6c,6dを形成する。各ケースストツパ6
a,6b,6c,6dは嵌合溝8に嵌合した植生
ケース9が後方に移動するのを防止するためのも
のであるから、その前端は、嵌合溝8の後端に接
し、または後端相当位置にとどまり、後端は、縦
板部1の後端まで伸びている。
縦板部1及び横板部2には、以上の構成の他、
各々に連通穴10a,10bをあけておく。
なお上記植生ケース9は、グリーンブロツク
(登録商標)の名称で販売されている植生部材と
同等部材である。これは、基本的に、小さく区分
され、正面が開口した多数の植生室を配列してな
る箱状部材であり、かつ各植生室壁及び箱壁には
多数の隙間があけてあるものである。これは植生
ケース9として嵌合溝8に嵌合保持されるように
大きさ等を決定すれば良い。
この実施例では、以上のように植生ブロツクを
構成したものであるから、土留とともに緑化を必
要乃至は好ましいとされる斜面に、次のように構
築して使用することができる。
多数の植生ブロツクを、正面から見た場合、第
9図に示したように構築する。左上の植生ブロツ
クの横板部2の係合突端部5a,5a,5aと右
下の植生ブロツクの縦板部1の係合突部4a,4
a,4aとを噛み合わせるとともに、前者の右側
で後者の上方に位置する植生ブロツクの係合切欠
部7に、上記噛み合い部を係合せしめるものであ
る。そのようにして結合を図りつつ多数の植生ブ
ロツクを高さ方向及び横方向に必要なだけ組み上
げることができる。前記植生ケース9は、第5図
に示したようにして植生ブロツクの嵌合溝8に嵌
合保持させることができる。施工に際しては、予
め植生ケース9には所望の植物、たとえば芝類、
つた類等を植生させておき、前記の植生ブロツク
の積み上げ構築の際に、嵌合溝8に嵌合させる。
第8図は、斜面に沿つて構築した一例を示して
いる。この図で分かるように、植生ブロツクは、
斜面の傾斜角に応じて後方へ傾斜した状態で設置
するものである。この図では分かり易くするため
に、植生ケース9,9,……の背後に何も描いて
いないが、このように組み上げ構築しつつ、植生
ケース9,9,……の背後には適当な土壌等を充
填するものである。なおこの植生ブロツクによる
構築斜面の正面から見た場合の右端については、
工事現場に於てコンクリートを打設して適当に処
理する。また上端については、第7図に示したよ
うなコンクリート製の押え部材11を用いて、第
4図、第6図及び第8図に示したように、上方よ
り植生ケース9を押えるようにする。
第10図は他の構築例を略示したものである。
何段か積んだところで、その上の植生ブロツクを
後方へ少しずらしてセツトし、後方へずらしてセ
ツトした植生ブロツクの下方の植生ブロツクの上
部に適当な植物、たとえば潅木類12,12,…
…を植生させることができるものである。
第11図は更に他の構築例を示したものであ
る。これは植生ブロツクを傾斜させないで積み上
げ、二段ごとに上の植生ブロツクを後方へずらし
て設置したものである。後方へずらした植生ブロ
ツクの直下の植生ブロツクの上部には、第10図
の例と同様に潅木類12,12,……などの植物
を植生させることができる。
したがつて以上の植生ブロツクによれば、傾斜
の急な傾斜面にも容易に構築でき、斜面のほとん
ど全体が緑化できるものである。そして構築され
る緑化壁は土留を兼ねることができるものであ
る。
即ち植生ブロツクはコンクリート製で相当の重
量があること、積み上げ構築するときに内部に土
壌等を充填するので構造が安定すること、正面の
植生ケース9,9,……には透水性があるため背
後の斜面の水が容易に流出し、この緑化壁に圧力
を加えないこと及び上下左右の植生ブロツク間で
も同様に連通穴10a,10a,……10b,1
0b,……等により土壌が連続して透水性がある
こと等が土留の効果をもたらすものである。また
同時に植物の植生が可能になつているものでもあ
る。
したがつて本考案によれば充分所期の目的を達
成できるものであり、緑化の望まれるあらゆる斜
面に、土留しつつほぼ完全に緑化を実現すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
はその正面図、第2図は平面図、第3図は第1図
のA−A線断面図、第4図は第6図の一部切欠B
−B線断面図、第5図は植生ケースを嵌合する状
態を示した斜視図、第6図は植生ケースを嵌合し
押え部材で上方より押えた状態の右側面図、第7
図は押え部材の斜視図、第8図は多数の植生ブロ
ツクで緑化壁を構築した一例を示す概略側面説明
図、第9図は植生ブロツクの組み上げ方を示した
正面図、第10図は斜面に植生ブロツクによる緑
化壁を構築した他の例を示す概略側面説明図、第
11図は植生ブロツクによる緑化壁の更に他の構
築例を示した概略側面説明図である。 1……縦板部、2……横板部、3……L形板状
部材、4a……係合突部、4b,5b……係合ス
ペース、5a……係合突端部、6a,6b,6
c,6d……ケースストツパ、7……係合切欠
部、8……嵌合溝、9……植生ケース、10a,
10b……連通穴、11……押え部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. L形板状部材の縦板部の上端、横板部の端部及
    び縦板部と横板部との接続角部の外側に、多数の
    L形板状部材を高さ方向及び横方向に連設した場
    合に、上下左右に隣接配置されるL形板状部材の
    それらと相互に係合することができるように、各
    各係合部を設け、かつ上記縦板部及び横板部の前
    端付近内側に植生ケースを保持する保持部を構成
    したことを特徴とする植生ブロツク。
JP4626083U 1983-03-29 1983-03-29 植生ブロツク Granted JPS59151952U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4626083U JPS59151952U (ja) 1983-03-29 1983-03-29 植生ブロツク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4626083U JPS59151952U (ja) 1983-03-29 1983-03-29 植生ブロツク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59151952U JPS59151952U (ja) 1984-10-11
JPS6223878Y2 true JPS6223878Y2 (ja) 1987-06-18

Family

ID=30176811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4626083U Granted JPS59151952U (ja) 1983-03-29 1983-03-29 植生ブロツク

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JP (1) JPS59151952U (ja)

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JPS59151952U (ja) 1984-10-11

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