JP2964391B2 - 多自然型積みブロック - Google Patents
多自然型積みブロックInfo
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- JP2964391B2 JP2964391B2 JP15890296A JP15890296A JP2964391B2 JP 2964391 B2 JP2964391 B2 JP 2964391B2 JP 15890296 A JP15890296 A JP 15890296A JP 15890296 A JP15890296 A JP 15890296A JP 2964391 B2 JP2964391 B2 JP 2964391B2
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- Japan
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- plate
- building block
- front plate
- type building
- natural type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【０００１】
【発明に属する分野】本発明は、例えば、河川、道路等
の法面に積み上げて使用するブロックであって、内部に
土砂や植生基盤材、石材等を充填し、植生緑化空間、生
物棲息空間を造成して自然環境とすることを特徴とした
多自然型積みブロックに関するものである。
の法面に積み上げて使用するブロックであって、内部に
土砂や植生基盤材、石材等を充填し、植生緑化空間、生
物棲息空間を造成して自然環境とすることを特徴とした
多自然型積みブロックに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のコンクリートブロックによる擁壁
工事は、災害対策に非常に効果的に施工され、法面ばか
りか河床までも堅牢なコンクリートブロックで固めてし
まうこともあつた。そのような工法では、その地域にお
ける生態系や自然環境を破壊をもたらすばかりか、景観
上も好ましいとは言えなかった。
工事は、災害対策に非常に効果的に施工され、法面ばか
りか河床までも堅牢なコンクリートブロックで固めてし
まうこともあつた。そのような工法では、その地域にお
ける生態系や自然環境を破壊をもたらすばかりか、景観
上も好ましいとは言えなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
な現状から、生態系、自然環境を保持するために植生緑
化空間、生物の生息空間を造成し、植物の生育、生物の
生息を図り、自然環境を維持するブロックを提供しよう
とするものである。
な現状から、生態系、自然環境を保持するために植生緑
化空間、生物の生息空間を造成し、植物の生育、生物の
生息を図り、自然環境を維持するブロックを提供しよう
とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するために提案されたものであって、その構成は、
前面板と背面板とを傾斜状に対設し、両板間を側面板で
連結して、側面から見て高さの大きな平行四辺形の箱状
に形成し、前面板には数個の貫通孔を穿設し、前面板、
背面板の上面には、両側から４分の１の位置に隙間形成
用の突起を形成し、左右の側面板の上面には支持突状を
形成し、内部空間の底部中央部には受皿板を形成し、そ
の下面には、支持突条の高さと同一深さの凹溝を形成
し、背面板の一側には切欠き凹溝を形成し、その他側に
は突条部を形成し、背面板の下方には控え壁を形成した
ものである。
解決するために提案されたものであって、その構成は、
前面板と背面板とを傾斜状に対設し、両板間を側面板で
連結して、側面から見て高さの大きな平行四辺形の箱状
に形成し、前面板には数個の貫通孔を穿設し、前面板、
背面板の上面には、両側から４分の１の位置に隙間形成
用の突起を形成し、左右の側面板の上面には支持突状を
形成し、内部空間の底部中央部には受皿板を形成し、そ
の下面には、支持突条の高さと同一深さの凹溝を形成
し、背面板の一側には切欠き凹溝を形成し、その他側に
は突条部を形成し、背面板の下方には控え壁を形成した
ものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明を図面について詳細に説明
する。１は前面板であり、２は、背面板であって傾斜状
に対設している。３は側面板で、前面板１と背面板２を
連結していて、側面から見ると菱形の箱状をしている。
４は、前面板１に数個設けられた貫通孔であり、内部に
連通している。５は、前面板１、背面板２の上面に形成
された隙間形成用の突起で、両側から４分の１の位置に
設けられている。６は、両側面板３の上面に形成した支
持突条である。７は、内部空間の底部中央部に形成した
受皿板で、下面には支持突条６の高さと同一深さの凹溝
８を形成している。９は、背面板２の一側の角部に形成
した切欠き凹溝であり、１０は、背面板２の他側に形成
した突条部である。１１は背面板２の中央下方に形成し
た控え壁である。１２は両側面板３に設けた凹部であ
る。１３はコンクリート基礎、１４は裏込め材、１５は
胴込め材、１６は水生植物である。
する。１は前面板であり、２は、背面板であって傾斜状
に対設している。３は側面板で、前面板１と背面板２を
連結していて、側面から見ると菱形の箱状をしている。
４は、前面板１に数個設けられた貫通孔であり、内部に
連通している。５は、前面板１、背面板２の上面に形成
された隙間形成用の突起で、両側から４分の１の位置に
設けられている。６は、両側面板３の上面に形成した支
持突条である。７は、内部空間の底部中央部に形成した
受皿板で、下面には支持突条６の高さと同一深さの凹溝
８を形成している。９は、背面板２の一側の角部に形成
した切欠き凹溝であり、１０は、背面板２の他側に形成
した突条部である。１１は背面板２の中央下方に形成し
た控え壁である。１２は両側面板３に設けた凹部であ
る。１３はコンクリート基礎、１４は裏込め材、１５は
胴込め材、１６は水生植物である。
【０００６】本発明は前記のような構造であるので、コ
ンクリート基礎１３上に、多数のブロックの端部を突き
合わせて積上げて第１段目を積上げ、次いで第２段目の
ブロックは、第１段目のブロック２個に跨って載置し、
背面板２の一側の角部に形成した切欠き凹溝９に、隣接
ブロックの背面板２の他側に形成した突条部１０を嵌合
するようにして順次積上げ、裏込め材１４、胴込め材１
５を充填して施工するものである。そのようにして積上
げると、上下のブロック間には、突起５、支持突条６に
よつて隙間が形成される。そしてブロックの内部の空間
に砕石、栗石を充填したり、土砂を充填して水生植物１
６を植生して施工するものである。また、必要によって
空間内部に植生基盤材を充填して緑化を促進する。
ンクリート基礎１３上に、多数のブロックの端部を突き
合わせて積上げて第１段目を積上げ、次いで第２段目の
ブロックは、第１段目のブロック２個に跨って載置し、
背面板２の一側の角部に形成した切欠き凹溝９に、隣接
ブロックの背面板２の他側に形成した突条部１０を嵌合
するようにして順次積上げ、裏込め材１４、胴込め材１
５を充填して施工するものである。そのようにして積上
げると、上下のブロック間には、突起５、支持突条６に
よつて隙間が形成される。そしてブロックの内部の空間
に砕石、栗石を充填したり、土砂を充填して水生植物１
６を植生して施工するものである。また、必要によって
空間内部に植生基盤材を充填して緑化を促進する。
【０００７】
【発明の効果】本発明は、前記のように施工することに
より、組積が容易に迅速にでき強固な壁体を構成で整然
と積み上げることができるし、ブロックの上下間には隙
間形成用の突起５により自ずと隙間が形成され、その隙
間と貫通孔４よりは、植生した水生植物１６は生育して
コンクリート表面を覆い自然の景観を創出することがで
きるし、水中に没する隙間や貫通孔４よりは水生生物１
６が出入りし棲息場所となり、繁殖効果も良好で自然環
境をかもし出す効果を奏するものである。
より、組積が容易に迅速にでき強固な壁体を構成で整然
と積み上げることができるし、ブロックの上下間には隙
間形成用の突起５により自ずと隙間が形成され、その隙
間と貫通孔４よりは、植生した水生植物１６は生育して
コンクリート表面を覆い自然の景観を創出することがで
きるし、水中に没する隙間や貫通孔４よりは水生生物１
６が出入りし棲息場所となり、繁殖効果も良好で自然環
境をかもし出す効果を奏するものである。
【０００８】なお、側面に凹部１２を構成しておくこと
により、該部を必要により破壊して隣接ブロック間を連
通するようにすれば、魚類その他の生物が往来し良好な
棲息場所となり、繁殖効果も良好となるものである。
により、該部を必要により破壊して隣接ブロック間を連
通するようにすれば、魚類その他の生物が往来し良好な
棲息場所となり、繁殖効果も良好となるものである。
【図１】本発明のブロックの斜視図
【図２】その正面図
【図３】その平面図
【図４】その底面図
【図５】その側面図
【図６】図５のＣーＣ断面図
【図７】図２のＡーＡ断面図
【図８】図３のＢーＢ断面図
【図９】本発明ブロックを積み上げた状態の正面図
【図１０】図９のＤーＤ断面図である。
１ 前面板 ２ 背面板 ３ 側面板 ４ 貫通孔 ５ 隙間形成用の突起 ６ 支持突条 ７ 受皿板 ８ 凹溝 ９ 切欠き凹溝 １０ 突条部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−102610（ＪＰ，Ａ) 特開 昭54−156327（ＪＰ，Ａ) 実開 昭60−50250（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E02B 3/04 - 3/14 E02D 17/20 E02D 29/02
Claims (1)
- 【請求項１】 前面板と背面板とを傾斜状に対設し、両
板間を側面板で連結して、側面から見て高さの大きな平
行四辺形の箱状に形成し、前面板には数個の貫通孔を穿
設し、前面板、背面板の上面には、両側から４分の１の
位置に隙間形成用の突起を形成し、左右上面には支持突
状を形成し、内部空間の底部中央部には受皿板を形成
し、その下面には、支持突条の高さと同一深さの凹溝を
形成し、背面板の一側には切欠き凹溝を形成し、その他
側には突条部を形成し、背面板の下方には控え壁を形成
したことを特徴とした多自然型積みブロック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15890296A JP2964391B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 多自然型積みブロック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15890296A JP2964391B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 多自然型積みブロック |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09316850A JPH09316850A (ja) | 1997-12-09 |
| JP2964391B2 true JP2964391B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=15681867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15890296A Expired - Fee Related JP2964391B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 多自然型積みブロック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2964391B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006214137A (ja) * | 2005-02-03 | 2006-08-17 | Kyowa Concrete Industry Co Ltd | 護岸ブロック |
| CN103061311B (zh) * | 2013-02-03 | 2015-03-04 | 中国科学院南京地理与湖泊研究所 | 一种城市河道硬质化驳岸的美化和生态修复装置及方法 |
| CN111794270B (zh) * | 2020-07-28 | 2023-08-08 | 中国铁路设计集团有限公司 | 一种内部充填式预制拼装格构箱型挡土墙 |
-
1996
- 1996-05-30 JP JP15890296A patent/JP2964391B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09316850A (ja) | 1997-12-09 |
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