JPH08105068A - 可逆性を有したコンクリートブロック - Google Patents

可逆性を有したコンクリートブロック

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JPH08105068A
JPH08105068A JP25027794A JP25027794A JPH08105068A JP H08105068 A JPH08105068 A JP H08105068A JP 25027794 A JP25027794 A JP 25027794A JP 25027794 A JP25027794 A JP 25027794A JP H08105068 A JPH08105068 A JP H08105068A
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JP
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block
face
blocks
vertical direction
concrete block
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JP25027794A
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Toshihide Ozaki
敏秀 尾▲崎▼
Yasuo Shimizu
保雄 清水
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IBIKAWA CONCRETE KOGYO KK
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IBIKAWA CONCRETE KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブロックの形状に積み方向の可逆性(リバー
シブル)を持たせ、更に面の形態や紋様、ズレ止めや中
空部の位置と形態を工夫し、完成時の壁体の外表面に多
彩な機能と景観の面白さを持たせる。 【構成】 前面から背面(後面)にかけての胴体部の外
輪郭が略方形直柱状であって、前面と背面の両面を化粧
面とし、ズレ止めの配置形態に、天地方向で接するブロ
ック同士の前後方向の位置関係に選択性を持たせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、盛土や切土部の擁壁
や、河川の護岸づくりをするためのコンクリートブロッ
クに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に類似のものとしては、前面と背
面及び上面と底面が平行なナウロックがある。これの本
発明との相違点の大筋は、側面と側面が背面方向に絞っ
ている。そして、背面を外表面に出して積むことを前提
に設計されていないので、前面だけが化粧面となってい
ることと、ブロック同士の噛み合わせの構造(ズレ止
め)が可逆性を前提に設計されていないので、天地前後
を入れ替えて積み方向を混合して配列できないようにな
っている。また、前面から背面にかけての胴体部の外輪
郭が略方形直柱状であるグリーンベールがある。これに
ついても上記同様で、前面だけが化粧面となっているこ
とと、天地前後を入れ替えて混合して配列できない。な
お化粧面とは、完成壁体の外表面とすることを前提につ
くられた面であって、角の面取りだけしたのもあるし、
模様の有無や肌の形質を言うものではない。
【0003】建築の壁とか塀に用いる空洞ブロックは、
方形直柱で前面と背面が直立であるが、サイズも長手方
向で最大40センチメートル、厚さは15センチメート
ルと小さく方形直柱体と言うより板状であり、ズレ止め
も持たないし材質も発砲コンクリートであるため、護岸
や擁壁の重土圧に対抗することはできない。また天地方
向で接するブロック同士の前後方向の位置関係を変化さ
せることはできない。従って本発明とは構造の趣きと使
用形態がまったく異なる。その他概形状のみが方形直柱
体であるものとしては、レンガ、舗装に用いるピンコ
ロ、インターロッキングブロック、側溝、集水桝、ボッ
クスカルバート等多数あるが、それらは各々の目的と趣
旨に合った構造的形状と材質をしているし、使用形態も
専用的で自ずと限定されるものである。従ってこれらは
本願と同様の作用をするものではなく、請求項には該当
しない。
【0004】また前後方向の外輪郭が方形直柱であるも
のとして、港湾の消波ブロックがあり、主なものとして
イグルー、クロスホロー、ダイヤーがあるが、これらの
ものは次の点において本願とは異なる。(イ)ブロック
の噛み合わせ構造が可逆性を前提に設計されていないの
で、通常の積み方以外では整合しない。積み方向を逆に
して、噛み合わせ構造の凸が妨げにならないように凸を
避けて積むことは可能であるが、この場合は、ブロック
同士の前後方向の位置関係に無理が生じて、実質、壁体
としての外観や構造的形態を持たなくなる。一定した限
られた積み方をした場合のみ護岸として機能するもので
ある。(ロ)消波を目的としたブロックなので、内部構
造的な形状は海水の透過がしやすいように空隙部を多く
有し、配列した集合体としての前面は蜂の巣状であり、
擁壁として背後の土砂を擁する形態でない。また空隙部
は、胴込めコンクリートや中詰め土砂に対応しにくい形
態である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第一義には、ブロック
の形状に積み方向の可逆性(リバーシブル)を持たせ、
1型式のブロックの天地を引っ繰り返したり前後を入れ
替えるなどして、ブロックの積み方向を混合状態で配列
可能とすることである。更に、面の形態や紋様、ズレ止
めや中空部の位置と形態を工夫し、完成時の壁体の外表
面に多彩な機能と景観の面白さを持たせることを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1については、前
面から背面(後面)にかけての胴体部の外輪郭が略方形
直柱状であって、前面と背面は両方が勾配を持つか直
立、又は一方が直立で他方に勾配を持たせ、両面を化粧
面とし、天地や前後左右の積み方向を混合して配列可能
とする。
【0007】請求項2については、請求項1に記載のブ
ロックの上面または底面或いはその両方に、1乃至複数
のズレ止めを前後方向に設けたものであって、ズレ止め
の配置形態に、天地方向で接するブロック同士の前後方
向の位置関係に選択性を持たせる。
【0008】請求項3については、ブロックの縦・横・
高さの比を2:2:1か2:1:1か1:1:1で構成
した方形体とし、6面前部を化粧面とし、天地や前後左
右の積み方向を混合して、6面の何れでもを外表面とし
て配列可能とする。このため6面の形態や紋用に変化を
付けて置き使い分けると良い。
【0009】請求項4については、請求項1か2か3に
記載のブロックに中空部を設ける。中空部の方向は、天
地、前後、側面から側面の3方何れでも良い。また「中
空」の意味は、開通したものでも、半開通としておき必
要なときにノックアウト(薄い肉厚部を叩きこわす)で
開通する方式としたもの、どちらでも良い。
【0010】請求項5については、請求項1か2か3に
記載のブロックにおいて、天地方向に設けた中空部を前
面側と背面側に分割するか、背面側には天地方向の中空
部を、前面側には前面から背面方向の中空部を設け、両
者が不連通または連通とする。
【0011】
【作用】最初に本発明の特徴の要点を説明する。各請求
項に共通なこととして、前面から背面にかけた胴体部の
外輪郭が方形直柱である。このため、積まれたブロック
が占める空間領域も方形直柱である。従って、天地方
向、前後方向を入れ替えても、それを取り囲むブロック
の面とピッタリ整合して配列できる。本発明はこのこと
を基本原理として成り立っている。なお図11の上面と
背面が階段状のものは、前面から背面にかけてが略方形
直柱であり、階段はズレ止めの一種であり作用的には上
記方形直柱と同等である。なお本願の説明文中で「上
面」とあるのは、底面の反対にある面をいうのであっ
て、方向を示す意味ではない。
【0012】上面と背面にズレ止めを設けたのは、2つ
の目的と作用がある。1つは土圧に対する安定上のもの
で、ブロックがズレて移動しないようにするため。なお
従来型ブロックはこの点だけを目的としている。したが
って、土圧の小さいときとか中空部に胴込めコンクリー
トを詰める場合などは無くても良い。2つは天地方向で
接するブロック同士の、図面で左右方向の位置関係を変
化選択できるようにするためである。なお、ズレ止めの
凹凸それぞれの形状、数、配置関係を調整すると、微妙
にして無数の変化がでる。なお請求項1ではズレ止めの
有無、形態について特定していないが、設ける場合はズ
レて移動しないことを主目的としたものとし、形態はブ
ロックの可逆性を阻害しないものとする必要がある。例
えば凹と凹を向い合わせ、その空間に物を詰めるなどで
ある。また、ズレ止めの作用する方向は土圧が働く方向
であって、図面で左右方向である。
【0013】請求項では前面と背面の形態を特定してい
ないが、以下の説明では本発明の趣旨を最も良く発揮す
る一例として、前面を上面と側面に対して垂直とし、背
面は上面に対しては勾配を持ち側面に対しては垂直とし
た形状にて説明する。この、前面と背面の異なる形態
は、完成時の壁体の外観に変化を持たせることができ多
彩な機能と面白みを生じさせる。配列の組合せによって
壁面が階段状になったり、法面状になったり、直立状に
もなる。なお本発明は天地前後に可逆性を持った特殊な
ブロックである。このため、説明の便宜上前面と背面の
位置を特定したが、背面を前面としても良いし、上面を
底面としても良い。
【0014】前面と背面の両方を化粧面としたのは、本
発明の主目的である前面と背面の両方を外表面として利
用できるようにするためである。また両者の模様を違え
ておくと、使用現場の環境事情に応じて2種類の模様が
使い分けできるし、混合することもできる。
【0015】中空部を設けたのは、機能的な面と景観的
な面からいくつかの目的を持つ。1つはブロック1個の
重量と容積を、目的に照らし適当なものとすること。2
つは土圧に対応して壁体の重量を増す必要があるとき
に、胴込めコンクリートや土砂を積める。3つは水制
(開口部が水流の抵抗となって勢いを抑える)と魚巣と
して利用する。4つは植栽部として利用する。5つは天
端に用いるブロックにおいて、ガードレール等の支柱を
建て込むなどに利用する。6つは単に面の形態の1つと
して見せる。なお中空部は、貫通したもの、片側だけ開
通しておいてノックアウトで貫くようにしたものどちら
でも良い。
【0016】次に図を追って説明する。図1、2参照。
図2の上から1段目と2段目は上面同士を向い合わせて
積まれているが、1段目の、上面と背面が交差する角が
2段目のズレ止めに当たってブロックを安定させてい
る。2段目から4段目は、上面を上にして前面を外側に
して積んでいるが、前面と底面の交差する角がズレ止め
に当たってブロックを安定させている。ズレ止めが作用
する相手は、底面と前面の交差する角であったり、底面
と背面の交差する角であったりして、複数が可能とな
り、天地方向で接するブロック同士の位置関係に変化を
持たせる。壁面全体として下方は階段状を、上方は法面
を持った面白みのある外観をつくっている。なお、この
場合のズレ止めは階段の役割もする作用がある。また最
上段のブロックの中空部は植栽に利用できる作用をす
る。
【0017】図2、4、5、6、7、9、10、12を
上下逆さまにして見るとよい。前面と背面の両使用の本
発明の特長(徴)が理解しやすい。同一型式のブロック
でありながら、積み方によってガラっと変化のある外観
を呈する。
【0018】図3、4参照。図3においてズレ止めの位
置を、上面と底面の背面側の端から「a」としたのは特
別の意味を持つ。図4の上から1段目と2段目参照。1
段目の底面の凹と2段目の上面の凸を咬合させて積んだ
ときに、背面が連続した法面になり、前面は階段状にな
る。上から3段目と4段目は底面と上面を向い合わせて
積んでいるが、3段目のブロックの前面と底面の交差す
る角が4段目のブロックの上面の凸に当たって安定して
いる。つまりズレ止めは、必ずしも凹凸を咬合させなく
ても安定した積み方ができる作用がある。なおズレ止め
の位置は、前面側で「a」としてもよい。この場合はズ
レ止めの作用位置が異なるので少し違った積み方ができ
るが、上記とほぼ同等である。
【0019】図5参照。背面と底面の交差する角を、他
のブロックの上面の凸に当てて積み、ズレ止めが作用し
ている。凹と凸は、安定だけを目的とした咬合だけでな
く、天地方向で接するブロック同士の、図面で左右方向
の位置関係の選択を可能とする作用があることを示して
いる。
【0020】図6参照。図3のブロックのズレ止めの凹
凸を、逆に位置したものを用いて積んだものである。凹
凸の位置関係を入れ替えても作用は同等であるが微妙な
違いが生じる。ブロックの個々は法面を呈しながら、壁
面全体としては階段状として配列可能となる。
【0021】図7参照。ズレ止めの凹凸の配置関係を最
下段のブロックに表示のとおりとした。即ち、上面には
1個の凸と2個の凹を、底面には凸と凹を1個ずつ設け
ている。これは特別の意味を持つ。凸と咬合する相手の
凹が複数あるので、ブロック相互の方向は同じであって
も、1個の凸をどの凹と咬合させるかによって壁面の外
景観は変わる。天地方向で接するブロック同士の、図面
で左右方向の位置関係の選択性を更に高めたものであ
る。
【0022】図8、9参照。これも図7と同等の作用が
ある。底面の1個の凸に対し上面の複数の凹が、ブロッ
ク相互の位置関係に選択の余地を生じさせている。なお
図8において、背面側の破線は、前面と背面が直立で平
行な状態である。前面が直立で背面が勾配を持つブロッ
クは、前面と背面の違いを形態と紋様の2つで出すのに
対し、この場合は前面と背面の違いは化粧面だけに表す
こととなる。現場によって使い分けたり混合したりする
ことができる。
【0023】図10参照。ズレ止めの形態を、凹と凸が
一定間隔で交互に連続する略波形としたものである。凹
と凸の形状は咬合する関係にある。これも図4、7、9
と同等の作用があるが更に3つの大きな特徴がある。1
つは、天地方向で接するブロック同士の、図面で左右方
向の位置関係の選択性を更に高めたもので、凹凸のピッ
チを小さくすれば水平方向の位置関係も細かく選択でき
る。2つは向い合うブロックの面が、同種で前後の方向
が同方向、同種異方向、異種同方向、異種異方向の何れ
であっても凹凸が咬合し面が整合すること。これは、面
前体として平面の性質を持っており、図3の凸のように
出っ張らないためである。3つは、1個の凸としては土
圧に対する抵抗力が小さいが、複数あるので全体として
大きな抵抗力が得られる。このため、1個当たりの凹凸
の深さや高さは小さく抑えることができ、面全体観とし
て凹凸が目立たなくなり平面観が得られる。また凹凸の
形状は鋸の刃状他でも良い。
【0024】図11、12参照。これも図10の略波形
のズレ止めと同等の作用がある。上面と底面の階段は踏
面幅と蹴上げの構成を同じにしているので、上面と上面
を向い合わせても上面と底面を向い合わせても整合す
る。また、図面で左右方向の位置関係を変えても整合す
る。なお、上から2段目のブロックの前面側に、破線の
ように上面を下にしたブロックの前面を接して配列する
と、上側が連続した階段状になる。階段ブロックとして
も使えることを示す。
【0025】図13参照。2つに分割した天地方向の中
空部は一方を胴込めコンクリートに、他方を植栽に利用
するなどして使い分けることができる。ブロックの前面
側が壁体の背面であるとして説明すると、前面に設けた
ノックアウト部は、中空部と壁体背後の裏土を連通させ
たいときに叩き壊して開口するもので、前面側の中空部
に土砂を詰め植栽をするときなどに利用する。これは中
空部の土砂と壁体背後の裏土とを連通させ、植物の成長
に必要な水分を確保するためである。
【0026】図14参照。ブロックの背面側には天地方
向の中空部を設け、前面側には前面から背面方向に中空
としている。河川護岸にあっては、背面側の中空部には
胴込めコンクリートを詰め、前面側の中空部は魚巣とし
て利用できる。なお、胴込めコンクリートを必要としな
い場合は、2つの中空部を連通させると魚巣の容量が広
がる。また前面の開口部は水制作用もする。
【0027】図15、16参照。縦・横・高さの比を2
・2・1にしているので、高さの2つ分は縦や横の1つ
分と同じ占有域となる。このことを利用して、配列の外
表面に6面のうちの何れでもを混合して積むことができ
る。半端な目地をつくること無く整列する。請求項1の
ブロックは、前面と背面を外表面として配列できるのに
対し、本ブロックは全ての面を外表面として配列でき
る。なお縦・横・高さの比が2:1:1か1:1:1の
ものについても上記と同等である。
【0028】請求項に記した「面」について説明する。
これは凹凸も開口部もない一枚の板のような面を言うの
ではない。凹みや開口部はあっても良いが、面全体の概
形とか外輪郭が一枚の面となるものである。そしてこの
面が他のブロックの面と接したときに、ガタつきの無い
ように整合することである。従って、「面全体の概形を
一枚の面」とする面から外にはみ出すものは良くない。
隣合ったブロックの面とぴったりと合わないので隙間が
でき、配列が整然とならないので本発明の目的を果たさ
ない。但し本発明のズレ止めは、上記の面から凸状には
み出しているが、この点を考慮して可逆性を阻害しない
配置形態としている。
【0029】請求項に記した「方形直柱」について説明
する。これも前記の「面」と同等の考えである。4つの
辺が切れ目や折り目のない直線で結ばれたものを言うも
のではないし、4つの面が凹凸も開口部もない一枚の板
のような面を言うのではない。外輪郭線で囲まれた概形
が方形直柱であることを言う。従って前記同様に「外輪
郭としての辺」から、方形の内部側に凹むのは良いが外
部側にはみ出るのは良くない。隣合ったブロックの辺と
ぴったりと合わない。
【0030】
【実施例】図1は、「前面から背面にかけた胴体部の外
輪郭が方形直柱の6面体」を基本型としたブロックに、
上面の前面寄りの端にズレ止め、前面を直立とし背面に
は勾配を設けて両面を化粧面、天地方向に中空部の機能
と形態を付加したものである。図2は図1のブロックを
用いて積み上げたものである。上から2段目3段目のよ
うに上面と底面を向い合わせて積んだ場合は、前面と底
面が交差する角がズレ止めに当たって安定している。1
段目と2段目の場合は上面同士を向い合わせて積んでい
るが、この場合は上面と背面が交差する角が相手のズレ
止めに当たって安定している。最上段のブロックの中空
部には植物を植えて景観づくりをしている。ズレ止め部
は壁面全体を階段状とする作用を持っているので、用あ
って登り下りする人や誤って転落した人が掴まって登る
のに役立つ。本図では壁体の外表面の全体観が階段状で
あるが、本図を上下逆様にしてみると外表面の全体観が
斜面となる。ここに本発明の大きな特長がある。一型式
のブロックだけを用いて積んでも、使い方によっては機
能も外観も多彩に大きく変化する。なお図1において中
空部を2分割しているのは、ブロック単体の頑丈さを確
保するためである。また、側面に開けた穴は中空部に詰
めたコンクリートや土砂が、隣合うブロックの中空部と
連通するようにしたものである。
【0031】図3も基本型に図1同様の機能と形態を付
加したものである。この場合のズレ止めは上面と底面に
凸と凹を一対設けている。ズレ止めの位置は上面及び底
面が背面と交差する角から、「a」だけ前面寄りとして
いる。「a」は背面の勾配に対して水平に広がった距離
である。この位置には特別の意味がある。
【0032】図4参照。上から1段目段目と2段目は凹
と凸を咬合させて積んでいるが、3段目と4段目は咬合
させないでもズレ止めが作用し安定する状態を示してい
る。前面と底面の交差する角が4段目の上面に設けた凸
に当たって止まっている。なお、4段目と5段目のよう
に積む場合は、5段目の上面の凸が邪魔になって面がピ
ッタリ合わない。このようなときには凸を壊して積むこ
ともできることを示す。図2同様に上下逆さまにすると
斜面が外表面となる。
【0033】図5も、図3のブロックを用いて積んだも
のであるが、本例は凸と凹のズレ止めを咬合させない
で、底面と背面の交差する角を上面の凸に当てて作用さ
せている。この積み方をすると、前面側は直線の直立壁
面を、背面側は鋸の刃状の直立壁面となり、全体観とし
て直立の壁体も積むことができることを示す。本発明の
多彩性を示す一例である。なお図3のブロックにおい
て、ズレ止めを前面側の方に寄せた「a」の位置として
も良い。少しの違いはあるが同等の作用があ。
【0034】図6は、図3のブロックのズレ止めの凹凸
を逆に位置したものを用いて積んだものである。壁面全
体としての勾配をブロックの背面が持つ勾配より緩く積
むことが可能となる。多彩性の一つである。また、破線
の様に積むと図4の上下逆にしたものと同等になる。
【0035】図7参照。図6のブロックのズレ止めに改
良を加えたものである。凹凸の位置関係は最下段のブロ
ックに図示の通りである。この位置関係は、積み上げら
れたブロック同士の図面で左右方向の位置関係に選択性
を持たせることができる。上から2段目と3段目におい
て説明する。本図では2段目のブロックの上面の凸を3
段目の前面と底面の交差する角に当てて作用させている
が、この凸を3段目のブロックの底面の凹と咬合させる
こともできる。そしてこの場合は前面同士が一直線に並
んで直立となる。3段目と4段目で説明する。本図では
凹と凸を咬合させていないが、壁体の設計の目的に合わ
せて3段目の上面の凸を4段目の上面の凹2つの何れと
でも咬合させることができる。4段目と5段目の関係に
おいても同様で、4段目のブロックを左に移動して背面
側の凹と咬合させることもできる。つまり、天地方向で
向い合うブロック同士の、図面で左右方向の位置関係に
選択の余地を生じさせている。
【0036】図8参照。底面に1個の凸と上面に3個の
凹を設けてたものである。破線は上面に対して垂直な背
面とした場合を示す。
【0037】図9参照。図8のブロックを積んだもので
ある。底面の1個の凸を上面の3個の凹それぞれと咬合
させて積めることを示している。また左右を入れ替えて
積むこともできる。天地方向で向い合うブロック同士
の、図面で左右方向の位置関係に選択の余地を持たせ、
壁体の目的に応じて多彩な積み方ができる。
【0038】図10参照。ブロックの上面と底面に略波
形のズレ止めを設けたものである。天地方向で接する面
同士が、同種で前後の方向が同方向、同種異方向、異種
同方向、異種異方向であっても咬合して安定する。また
天地方向で向い合うブロック同士の、図面で左右方向の
位置関係の選択の自由度が高い。凹凸のピッチは必要に
応じて増減させると良い。このことは、壁体の外観に更
に多彩な立体的変化を付けることができる。
【0039】図11参照。上面と底面を階段状としたも
のである。図12参照。上から1段目と2段目は上面同
士を向い合わせているが、階段部が咬合してズレ止めの
働きをしている。4段目と5段目は底面同士を向い合わ
せているが、階段部が咬合して安定している。2段目は
3段目に対して階段部2つだけを咬合させている。3段
目のブロックが天地方向に中空とすると、前面側を植栽
に利用することができる。また2段目のブロックの、図
面で左と右の破線のように配列すると緩傾斜の階段にも
なる。階段ブロックとしても利用できることを示す。な
お目的に応じて階段の高さと踏面の幅を調整すると良
い。
【0040】図13参照。天地方向に設けた中空部を前
面側と背面側に分割したものである。本発明のブロック
は、前面から背面方向には方形の直柱であるので、取り
巻くブロックとの面のすべてが隙間無く整合する。この
ため、胴込めコンクリートを施工してもしなくても安定
するが、土圧の大きさに応じて壁体の重量を増す必要が
あるときは中空部に胴込めコンクリートを詰める。この
場合、2つに分割した一方に胴込めコンクリートを、他
方に土砂を詰めて植栽したりすることができる。本図に
おいてブロックの前面を壁体の裏側とすると、背面側の
中空部には胴込めコンクリートを詰め、前面側には土砂
を詰めて植栽する。また土圧の大きさに応じて、一方だ
け或いは両方に胴込めコンクリートを詰める選択が可能
となる。前面に設けたノックアウト部は、中空部に植栽
をする場合において中空部内の土砂の水分を満足させる
ために、壁体の背後の土と連通させるときに叩き壊して
開口する。
【0041】図14参照。図13同様に2つの中空部を
持たせたものであるが、背面側は天地方向に、前面側は
前面から背面の方向に設けている。利用方法は図13と
同等であるが、本図は天地方向の中空部に胴込めコンク
リートを詰めることとし、前面から背面の方向のものは
「魚巣ブロック」の機能を持たせる。このブロックを常
時水深がある河川護岸として利用すると、魚や水辺生物
の生息環境づくりとして効果する。また水制作用もあ
る。2つの中空部を連通させて両方を魚巣としても良い
し、2つの中空部の位置を図面で左右の方向で入れ替え
ても良い。
【0042】図15参照。縦・横・高さの比を2・2・
1にしたものである。側面から側面の方向を中空にして
いる。ズレ止めは、面に穴を開けておいてピンを差し込
む形態とした。面に凸部を設けて可逆性を阻害しないた
めである。
【0043】図16参照。図15のブロックを用いて配
列した河川護岸のモデル図である。高さの2つ分は縦や
横の1つ分と同じ占有域となるので、配列の外表面に6
面のうちの何れでもを混合して積んでも、半端な目地を
つくること無く整列することを表している。中空部は単
なる面の形態の1つとして見せる他、植栽と魚巣と水制
に利用している。
【0044】「直柱」について説明する。前述の通り本
発明の基本は断面が均一な方形直柱の形状にある。この
ことが天地や前後方向の可逆性を可能としているが、可
逆性を可能とする直柱の断面は方形に限らない。台形、
平行四辺形、正六角形、「く」の字などとしても同等の
作用と効果が得られる。従ってこれらの形状としても良
いが、本願では最も使い勝手が良く、作用と効果の大き
い「方形直柱」としたものである。
【0045】
【発明の効果】請求項1のブロックが生む様々な効果の
基本は、全面から背面にかけての胴体部が方形直柱体で
あることと、ズレ止めの配置関係にある。そしてこの基
本機能に、中空部、前面と背面の形態等の付加機能が相
乗して多くの効果が生じ、機能的にも景観的にも変化に
富んだ面白みのある壁体ができる。次に各形態や機能が
生む効果を説明する。
【0046】(イ)前面から背面にかけた胴体部の外輪
郭が方形直柱である。このため、積まれたブロックが占
める空間領域も方形直柱である。従って、天地や前後左
右の積み方向を入れ替えても面と面がピッタリ整合して
配列できる可逆性を持つ。この結果、完成の壁体の外観
は、紋様も形状も異なるブロックを混合することがで
き、立体的で多彩な面白みのある景観をデザインでき
る。
【0047】(ロ)前面と背面の一方が直立で他方が勾
配を持つブロックを用いると、それぞれの特長を活かし
た壁面外観が得られる。大別すると階段状、斜面、直立
である。そしてこの3つの組合せでなる壁面である。
【0048】(ハ)壁体の外表面の一部または全部を階
段状にして積むと、誤って転落した人や用あって護岸を
登り下りする人が手や足を掛けることができる。このた
め、単にデザイン上のメリットだけでなく、管理上の安
全と利便の面からも有益である。
【0049】(ニ)前面と背面を異なる化粧面としたブ
ロックを用いると、それを使い分けることにより、それ
ぞれの特長を活かした壁面外観が得られる。
【0050】(ホ)ブロックの一つ一つが、それを取り
囲む他のブロックの4面と密接するので、胴込めコンク
リートや土砂の胴込めが無くても安定する。
【0051】(ヘ)従来型ブロックのズレ止めは、土圧
に対抗することだけを目的としているが、本発明のズレ
止めは、天地方向で接するブロックの同士の、図面で左
右方向の位置関係を変化選択できる作用がある。また図
2のように上面の端に設けたズレ止めは階段の役もす
る。
【0052】(ト)特に図7の略波形のズレ止めにあっ
ては、3つの大きな効果がある。1つは、天地方向で接
するブロック同士の、図面で左右方向の位置関係の選択
性を高めたもので、凹凸のピッチを小さくすれば水平方
向の位置関係も細かく選択できる。2つは、天地方向で
接する面同士が、同種で前後の方向が同方向、同種異方
向、異種同方向、異種異方向であっても咬合して安定し
て整合すること。3つは、1個の凸としては土圧に対す
る抵抗力が小さいが、複数あるので全体として大きな抵
抗力が得られる。このため、凹凸の深さや高さを小さく
抑えることができ、面全体観として凹凸が目立たず平面
状とすることができる。
【0053】(チ)天地方向の中空部については、胴込
めコンクリートや土砂を詰めるほか、図4の上から2、
3、5段目のように壁体の外表面に顔をだした中空部に
植物を植えることができる。また、天端のブロックにあ
ってはガードレールやフェンス等の基礎としても利用で
きる。
【0054】(リ)前面から背面にかけての水平方向の
中空部については、「魚巣ブロック」の機能を持つ。常
時水深がある河川護岸に利用すると、魚や水辺生物の生
息場所として効果し、生態系保護の環境づくりの一助と
なる。また水制作用もある。
【0055】(ヌ)天地方向と、前面から背面にかけて
の水平方向の両方の中空部を持つブロックについては、
一方を胴込めコンクリートや土砂を詰めることに、他方
を魚巣ブロックと水制機能を持たせる等の使い分けがで
きる。
【0056】(ル)その他図1のようなブロックにあっ
ては、中空部がボックス状であるのでプランター、花壇
としても利用できる。プランターの場合、底無しである
と地中から水分を吸い上げるので水枯れに強い。
【0057】(オ)胴込めコンクリート、目地モルタル
を必要としないので施工性に優れ、解体があった場合
は、他の工事現場で再度配列したり、海中に沈めて魚巣
ブロックとして用いるなどの活用が図れる。従って、建
設廃棄物の減少とコンクリート資源節約の一助となる。
【0058】また請求項1のブロックは、前面と背面が
可逆性を持つのに対し、請求項3のブロックについて
は、縦、横、高さの3方向に可逆性を持つ。この特長
に、中空部や面それぞれに設けた紋用や形態の特徴が相
乗して、次の通り多彩な機能と景観の面白さを演出する
ことができる。
【0059】(ワ) 四角柱を基本形としているので、
階段ブロック、法面ブロック、宅地擁壁、ベンチ、プラ
ンター等多方面に活用できる。
【0060】(カ) 中空部は面の形態の1つとして見
せるだけでなく、胴込めコンクリートを打設して壁体の
重量を増やしたり、植栽、ガードレール柱、カーブミラ
ー柱の基礎等にも利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ズレ止めを1個だけ持ったブロックの斜視図で
ある。
【図2】図1のブロックを用いた擁壁の断面斜視図であ
る。
【図3】一対の凹凸のズレ止めを持ったブロックの斜視
図である。
【図4】図3のブロックを用いた擁壁の断面斜視図であ
る。
【図5】図3のブロックを直立に積んだ場合の擁壁の断
面図である。
【図6】図3のブロックのズレ止めの凹凸を、逆に配置
したブロックを用いた擁壁の断面図である。
【図7】ズレ止めの凹凸を複数としたブロックを用いた
擁壁の断面斜視図である。
【図8】底面に1個の凸と、上面に複数の凹のズレ止め
を設けたブロックの斜視図である。
【図9】図8のブロックを用いた擁壁の断面斜視図であ
る。
【図10】波形のズレ止めを設けたブロックを用いた擁
壁の断面図である。
【図11】上面と底面を階段状としたブロックの斜視図
である。
【図12】図11のブロックを用いた擁壁の断面図であ
る。
【図13】天地方向の中空部を2分割したブロックの斜
視図である。
【図14】天地方向と前後方向の2つの中空部を持った
ブロックの斜視図である。
【図15】縦、横、高さの比を2:2:1としたブロッ
クの斜視図である。
【図16】図15のブロックを用いて積んだ河川護岸の
斜視図である。
【符号の説明】
1 上面 2 底面 3 前面 4 背面 5 側面 6 ズレ止めA 7 ズレ止めB 8 ズレ止め波形 9 中空部 10 ブロックA 11 ブロックB 12 ブロックC 13 ブロックD 14 ブロックE 15 ブロックF 16 ブロックG 17 ブロックH 18 ブロックI 19 ブロックJ 20 ノックアウト部 21 ズレ止めピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面から背面(後面)にかけての胴体部
    の外輪郭が略方形直柱状でなるコンクリートブロックで
    あって、前面と背面は両方が勾配を持つか直立、又は一
    方が直立で他方に勾配を持たせ、両面を化粧面とし、天
    地や前後左右の積み方向を混合して配列可能としたこと
    を特徴とする、擁壁や河川護岸に用いるコンクリートブ
    ロック。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のブロックの上面または
    底面或いはその両方に、1乃至複数のズレ止めを前後方
    向に設けたものであって、ズレ止めの配置形態が、天地
    方向で接するブロック同士の前後方向の位置関係に選択
    性を持たせていることを特徴とする、擁壁や河川護岸に
    用いるコンクリートブロック。
  3. 【請求項3】 ブロックの縦・横・高さの比が、2:
    2:1か2:1:1か1:1:1で構成された方形体で
    あって、6面全部を化粧面とし、天地や前後左右の積み
    方向を混合して、6面の何れでもを外表面として配列可
    能としたことを特徴とする、擁壁や河川護岸に用いるコ
    ンクリートブロック。
  4. 【請求項4】 請求項1か2か3に記載のブロックにお
    いて、胴体に中空部を設けたことを特徴とする、擁壁や
    河川護岸に用いるコンクリートブロック。
  5. 【請求項5】 請求項1か2か3に記載のブロックにお
    いて、天地方向に設けた中空部を前面側と背面側に分割
    するか、背面側には天地方向の中空部を、前面側には前
    面から背面方向の中空部を設け、両者が不連通または連
    通していることを特徴とする、擁壁や河川護岸に用いる
    コンクリートブロック。
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