JPH0351379Y2 - - Google Patents

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JPH0351379Y2
JPH0351379Y2 JP6615586U JP6615586U JPH0351379Y2 JP H0351379 Y2 JPH0351379 Y2 JP H0351379Y2 JP 6615586 U JP6615586 U JP 6615586U JP 6615586 U JP6615586 U JP 6615586U JP H0351379 Y2 JPH0351379 Y2 JP H0351379Y2
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wall
block
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wall board
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 産業上の利用分野 本考案は、緑化擁壁を構築するに用いて好適な
コンクリート製緑化擁壁用ブロツクに関する。
従来の技術 従来の緑化擁壁としては、実公昭57−12048号
公報に記載されるごとく箱状のブロツクを階段状
に積み上げ該箱状の空間に腐葉土を充填し草木を
植生するものや、実公昭54−1282号、実公昭57−
12050号公報に記載されるごとく棚板状のブロツ
クを積み重ね該棚板上に腐葉土を充たして草木を
植生するもの等がある。
考案が解決しようとする問題点 しかし、これら箱状ブロツクや棚板状ブロツク
により構築した擁壁は、擁壁正面にブロツクの
コンクリート面が露出して完全に自然の景観とは
成り得ない、ブロツクはただ積み重ねるだけで
一体化されないので強度が弱く軟弱地盤や擁壁の
高さが高い等の場合に適用できない、強度を上
げるため裏込め砕石、裏込めコンクリートを施工
すると草木の根の成長を阻害し、結局小型の草木
しか育たないという問題があつた。
本考案はこのような問題を解消し、コンクリー
ト面の露出しない完全な自然の景観を実現し、各
ブロツクを一体化して強度に優れ、植物の根の成
長を阻害しない理想的な緑化擁壁を構築すること
ができるブロツクを提供するためになされたもの
である。
考案の構成 問題点を解決するための手段 本考案は、四角形状の壁面板と、壁面板の下端
から前方に突出する棚板と、壁面板左右両端のや
や内側背面から後方に向かつて立設した2枚の控
板を一体形成して成り、壁面板の左右控板の内側
部分に複数の孔を貫設したことを特徴とする緑化
擁壁用ブロツクである。
作 用 本考案ブロツクは、第4,5図に示すごとく、
壁面板2が法面を構成するごとく基礎13上に積
み重ね、左右隣合つたブロツク1,1の控板4,
4の間に鉄筋11を配筋しコンクリートを打設し
て柱体10を形成して全体を一体化することによ
り、極めて強度の高い擁壁とすることができる。
控板4は、第2図に示すごとく、左右外方にやや
広がる角度αをもつて立設すれば、柱体10は略
台形断面となり、ブロツク1の背後から土圧が作
用してもブロツク1は柱体10から前方に抜け出
すことがない。壁面板2により形成される法面表
面には全面にわたつて腐葉土固形体12を配置す
ることにより法面にはブロツクのコンクリート面
は一切表われず、全く自然な景観となる。腐葉土
固形体は土、養分、繊維質および接着剤等を圧縮
固形化したものである。棚板3は腐葉土固形体が
ずり落ちるのを防ぎこれを安定的に支持する。腐
葉土固形体には草木が植生され、草木の根は発育
するにつれて壁面板に貫設された孔5から背面の
土壌sの中に伸びることができる。また、孔5は
水抜孔としても作用する。
実施例 第1図は本考案の1実施例たるブロツク1の斜
視図、第2図は上面図、第3図は側面図、第4図
はブロツク1を用いた擁壁の水平方向略断面図、
第5図は垂直方向略断面図である。
ブロツク1は、第1図等に示すごとく、四角形
状の壁面板2と、壁面板2の下端から前方に突出
する棚板3と、壁面板左右両端のやや内側背面か
ら後方に向かつて左右外方にやや広がる角度αを
持つて立設した2枚の控板4を一体形成して成
る。
壁面板2の左右の控板4の内側部分には、5cm
×30cmの大きさの6個の長円形孔5が貫設されて
いる。孔の形状は円形、楕円形、4辺形等任意で
あり、大きさは背面の土砂が流出しない程度、通
常は5cm〜10cm程度が好適であり、数は強度的に
許容される範囲で多いほど良い。
棚板3の突出幅は、配置する腐葉土固形体の大
きさ等により設計される。本実施例の場合は13cm
である。
控板の位置および長さは、第4図に示すごとく
形成される柱体10の必要断面により決定され
る。控板4の外方に広がる角度αは約5°である。
控板4の外側には柱体10とより一体化されるよ
うに縦溝8が形成され、上下には積み重ねた場合
相互に係合して位置決めを容易にする突起6およ
び切欠き7が設けられている。なお、9は壁面板
2および控板4に生ずる曲げ応力に対する補強リ
ブである。
ブロツク1は、第4,5図に示すごとく基礎1
3上に積み重ねられ、鉄筋11を配筋しコンクリ
ートを打設して形成される柱体10により一体化
される。壁面板2により形成される法面表面には
全面にわたつて腐葉土固形体12を配置する。腐
葉土固形体12は腐葉土、サトウキビのしぼりか
すおよび接着剤等を約20cm×10cm×20cmの大きさ
に圧縮固形化したものである。腐葉土固形体で覆
われた法面には全面に草木が植生される。
考案の効果 本考案ブロツクにより構築される緑化擁壁は、
法面にブロツクのコンクリート面が一切表われ
ず、法面全面に植生が可能で、自然な景観を得る
ことができる。植生される草木は腐葉土固形体に
含まれる養分で良く成長し、長く伸びた根は壁面
板の孔から背面の土壌に至るから草木の育成にも
優れたものとなり大型の草木の植生も可能であ
る。また、各ブロツクは柱体により一体化される
ことにより十分な強度が得られ、軟弱地盤や大規
模の法面にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例たるブロツク1の斜
視図、第2図は上面図、第3図は側面図、第4図
はブロツク1を用いた擁壁の水平方向略断面図、
第5図は垂直方向略断面図である。 1……緑化擁壁用ブロツク、2……壁面板、3
……棚板、4……控板、5……孔、6……突起、
7……切欠き、8……縦溝、9……補強リブ、1
0……柱体、11……鉄筋、12……腐葉土固形
体、13……基礎、s……土砂。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 四角形状の壁面板と、壁面板の下端から前方
    に突出する棚板と、壁面板左右両端のやや内側
    背面から後方に向かつて立設した2枚の控板を
    一体形成して成り、壁面板の左右控板の内側部
    分に複数の孔を貫設したことを特徴とする緑化
    擁壁用ブロツク (2) 控板を左右外方にやや広がる角度をもつて傾
    斜させた実用新案登録請求の範囲第1項の緑化
    擁壁用ブロツク。
JP6615586U 1986-05-02 1986-05-02 Expired JPH0351379Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6615586U JPH0351379Y2 (ja) 1986-05-02 1986-05-02

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JP6615586U JPH0351379Y2 (ja) 1986-05-02 1986-05-02

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Publication Number Publication Date
JPS62181649U JPS62181649U (ja) 1987-11-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0663242B2 (ja) * 1986-05-06 1994-08-22 日本セメント株式会社 擁壁の構築方法

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JPS62181649U (ja) 1987-11-18

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